JPS632547Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS632547Y2 JPS632547Y2 JP1982184593U JP18459382U JPS632547Y2 JP S632547 Y2 JPS632547 Y2 JP S632547Y2 JP 1982184593 U JP1982184593 U JP 1982184593U JP 18459382 U JP18459382 U JP 18459382U JP S632547 Y2 JPS632547 Y2 JP S632547Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- tip
- shaft
- circumferential surface
- outer circumferential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims description 15
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 30
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 8
- 229910000278 bentonite Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000000440 bentonite Substances 0.000 description 3
- SVPXDRXYRYOSEX-UHFFFAOYSA-N bentoquatam Chemical compound O.O=[Si]=O.O=[Al]O[Al]=O SVPXDRXYRYOSEX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 3
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、掘削土の一部を孔壁に押し込んで孔
壁を強化するようにした削孔軸の改良に関する。
壁を強化するようにした削孔軸の改良に関する。
掘削土の一部を孔壁に押し込んで孔壁を強化
し、孔壁の崩壊を防止するようにした削孔軸は、
実開昭56−138993号公報等によつて既に提案され
ている。これは、排土用の螺旋翼を有する回転軸
の先端に、切削刃のない円柱状外周面を有する押
圧胴とその下方に連設された逆円錐状の先端刃体
を連結し、先端刃体で掘削した土壌が押圧胴の円
柱状外周面で孔壁に押圧されるようにしたもので
あり、前記先端刃体の逆円錐状外周面には、掘削
作用と排土作用を司るオーガースクリユー（回転
軸の排土用螺旋翼と同方向の螺旋翼）が設けられ
ていた。
し、孔壁の崩壊を防止するようにした削孔軸は、
実開昭56−138993号公報等によつて既に提案され
ている。これは、排土用の螺旋翼を有する回転軸
の先端に、切削刃のない円柱状外周面を有する押
圧胴とその下方に連設された逆円錐状の先端刃体
を連結し、先端刃体で掘削した土壌が押圧胴の円
柱状外周面で孔壁に押圧されるようにしたもので
あり、前記先端刃体の逆円錐状外周面には、掘削
作用と排土作用を司るオーガースクリユー（回転
軸の排土用螺旋翼と同方向の螺旋翼）が設けられ
ていた。
上記の従来例によれば、押圧胴を持たない旧来
の削孔軸に比べると、孔壁の崩壊が少なく、排土
量も減少するが、先端刃体で掘削された土壌が当
該先端刃体の逆円錐状外周面に設けられたオーガ
ースクリユー（螺旋翼）で上方に押し上げられる
ので、掘削土壌の大部分が押圧胴と孔壁との隙間
を通過してしまい、孔壁強化、排土量減少の両面
で改良の余地があつた。
の削孔軸に比べると、孔壁の崩壊が少なく、排土
量も減少するが、先端刃体で掘削された土壌が当
該先端刃体の逆円錐状外周面に設けられたオーガ
ースクリユー（螺旋翼）で上方に押し上げられる
ので、掘削土壌の大部分が押圧胴と孔壁との隙間
を通過してしまい、孔壁強化、排土量減少の両面
で改良の余地があつた。
本考案は、この点を改良し、掘削土壌を下方へ
押し下げるようにすることにより、掘削土壌によ
る孔壁の強化をより確実なものとすると共に、掘
削土壌の地上への排出量を極端に減少させ得るよ
うにすることを目的としている。
押し下げるようにすることにより、掘削土壌によ
る孔壁の強化をより確実なものとすると共に、掘
削土壌の地上への排出量を極端に減少させ得るよ
うにすることを目的としている。
上記の目的を達成するために、本考案は、周囲
に排土用の螺旋翼を有する回転軸の先端に、先端
側ほど小径となる逆円錐状外周面を有し、当該逆
円錐状外周面に前記螺旋翼と逆方向の螺旋翼を設
けた軸体と、該軸体の先端に設けた切削刃とを備
えた先端刃体を設けて、削孔軸を構成したもので
ある。
に排土用の螺旋翼を有する回転軸の先端に、先端
側ほど小径となる逆円錐状外周面を有し、当該逆
円錐状外周面に前記螺旋翼と逆方向の螺旋翼を設
けた軸体と、該軸体の先端に設けた切削刃とを備
えた先端刃体を設けて、削孔軸を構成したもので
ある。
〔作用〕
上記の構成によれば、削孔軸を回転させつつ下
降させると、先端刃体は、軸体先端の切削刃で地
盤を掘削しつつ下降する。先端刃体の逆円錐状外
周面には、回転軸の排土用螺旋翼と逆方向の螺旋
翼、つまり掘削時の回転によつて回転軸にこれを
持ち上げる方向の推力を生ぜしめる螺旋翼が設け
られているので、切削刃で削り取られた掘削土壌
は、逆円錐外状外周面の螺旋翼によつて、下方へ
押し下げられつつ逆円錐状外周面によつて孔壁へ
と押し付けられることになる。
降させると、先端刃体は、軸体先端の切削刃で地
盤を掘削しつつ下降する。先端刃体の逆円錐状外
周面には、回転軸の排土用螺旋翼と逆方向の螺旋
翼、つまり掘削時の回転によつて回転軸にこれを
持ち上げる方向の推力を生ぜしめる螺旋翼が設け
られているので、切削刃で削り取られた掘削土壌
は、逆円錐外状外周面の螺旋翼によつて、下方へ
押し下げられつつ逆円錐状外周面によつて孔壁へ
と押し付けられることになる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第１図は本考案に係る削孔軸を示す。１は回転
軸であり、その周囲には、排土用の螺旋翼２が全
長にわたつて固着されている。３は回転軸１の先
端に着脱自在にピンで連結した先端刃体である。
前記排土用の螺旋翼２は、回転軸１の掘削時の回
転（正回転）により先端刃体３で掘削された土壌
を上方へ持ち上げるように、つまり回転軸１にこ
れを下降させる方向の推力を生ぜしめるように、
その翼面並びに螺旋方向が設定されている。また
回転軸１及び先端刃体３は共に中空構造とされ、
それらの中空部同士は連通状態にあり、回転軸１
の上端に接続された流路切換え機構を経て供給さ
れたベントナイト液とセメントミルクを先端刃体
３の先端吐出口３ａから任意に吐出できるように
なつている。
軸であり、その周囲には、排土用の螺旋翼２が全
長にわたつて固着されている。３は回転軸１の先
端に着脱自在にピンで連結した先端刃体である。
前記排土用の螺旋翼２は、回転軸１の掘削時の回
転（正回転）により先端刃体３で掘削された土壌
を上方へ持ち上げるように、つまり回転軸１にこ
れを下降させる方向の推力を生ぜしめるように、
その翼面並びに螺旋方向が設定されている。また
回転軸１及び先端刃体３は共に中空構造とされ、
それらの中空部同士は連通状態にあり、回転軸１
の上端に接続された流路切換え機構を経て供給さ
れたベントナイト液とセメントミルクを先端刃体
３の先端吐出口３ａから任意に吐出できるように
なつている。
前記先端刃体３の構成は次の通りである。
即ち、円柱状外周面S1と先端側ほど小径となる
逆円錐状外周面Ｓを有する軸体４の先端に、螺旋
翼７，７付きの切削刃６……を装着し、前記逆円
錐状外周面Ｓには、先端軌跡が前記円柱状外周面
S1よりも小で且つ前記排土用螺旋翼２と逆方向
の、つまり回転軸１の掘削時の回転（正回転）に
より回転軸１を持ち上げる方向の推力を生ぜしめ
るように、翼面並びに螺旋方向を設定した螺旋翼
５……を設けてある。前記螺旋翼７，７の螺旋方
向は、図示の通り、前記排土用螺旋翼２と同方向
である。
逆円錐状外周面Ｓを有する軸体４の先端に、螺旋
翼７，７付きの切削刃６……を装着し、前記逆円
錐状外周面Ｓには、先端軌跡が前記円柱状外周面
S1よりも小で且つ前記排土用螺旋翼２と逆方向
の、つまり回転軸１の掘削時の回転（正回転）に
より回転軸１を持ち上げる方向の推力を生ぜしめ
るように、翼面並びに螺旋方向を設定した螺旋翼
５……を設けてある。前記螺旋翼７，７の螺旋方
向は、図示の通り、前記排土用螺旋翼２と同方向
である。
上記構成よりなる削孔軸の作用は次の通りであ
る。
る。
先ず、図外のアースオーガーマシンにより、回
転軸１を回転させつつ下降させ、掘削を開始す
る。必要があれば、適量のベントナイト液を先端
刃体３の吐出口３ａから吐出させながら掘削を行
う。
転軸１を回転させつつ下降させ、掘削を開始す
る。必要があれば、適量のベントナイト液を先端
刃体３の吐出口３ａから吐出させながら掘削を行
う。
先端刃体３の回転に伴い、切削刃６……と螺旋
翼７，７で削り取られた掘削土壌は、逆円錐状外
周面Ｓの螺旋翼５……によつて、下方へ押し下げ
られつつ逆円錐状外周面Ｓによつて孔壁へと押し
付けられることになる。このように掘削土壌を下
方へ押し下げながら孔壁に押圧するので、大半の
掘削土壌が孔壁内に圧密され、孔壁が確実に強化
される。そして、圧密され切れずに円柱状外周面
S1を経て軸体４の上方に移行した掘削土壌のみが
回転軸１周囲の排土用螺旋翼２によつて地上へと
排出される。
翼７，７で削り取られた掘削土壌は、逆円錐状外
周面Ｓの螺旋翼５……によつて、下方へ押し下げ
られつつ逆円錐状外周面Ｓによつて孔壁へと押し
付けられることになる。このように掘削土壌を下
方へ押し下げながら孔壁に押圧するので、大半の
掘削土壌が孔壁内に圧密され、孔壁が確実に強化
される。そして、圧密され切れずに円柱状外周面
S1を経て軸体４の上方に移行した掘削土壌のみが
回転軸１周囲の排土用螺旋翼２によつて地上へと
排出される。
所定深度まで掘削した時点で、ベントナイト液
をセメントミルクに切り換える。そして掘削完了
後、削孔軸を逆転させつつ抜き出すのである。
をセメントミルクに切り換える。そして掘削完了
後、削孔軸を逆転させつつ抜き出すのである。
尚、軸体４の外周面の全体を逆円錐状外周面Ｓ
に形成してもよいが、図示のように、上端側に円
柱状外周面S1を形成しておくことにより、この円
柱状外周面S1で軸体４の振れが防止され、杭孔の
曲がりが抑制されることになる。前記螺旋翼７，
７は、従前公知である削孔軸の先端部と略同一構
造のものであり、その切削作用軌跡の外径Ｄを前
記円柱状外周面S1の外径よりもやや大にしてある
が、小に構成するもよく、あるいはこれに代え
て、第２図に示すように、矢じり状の切削刃８′
とするもよい。
に形成してもよいが、図示のように、上端側に円
柱状外周面S1を形成しておくことにより、この円
柱状外周面S1で軸体４の振れが防止され、杭孔の
曲がりが抑制されることになる。前記螺旋翼７，
７は、従前公知である削孔軸の先端部と略同一構
造のものであり、その切削作用軌跡の外径Ｄを前
記円柱状外周面S1の外径よりもやや大にしてある
が、小に構成するもよく、あるいはこれに代え
て、第２図に示すように、矢じり状の切削刃８′
とするもよい。
第３図は本考案の別実施例を示す。この実施例
は回転軸１の掘削時の回転方向に対する逃げ角Θ
を有する２個の圧密翼８，８を、前記回転軸１の
軸芯方向から見て、点対称に、かつ、その先端を
排土用螺旋翼２の端縁よりも内方に位置させる状
態で、しかも、回転軸１から先端までの寸法La，
Lbを上方のものほど大にする状態で、適当な回
転軸部分１ａ，１ｂとそねの上下の螺旋翼部分２
ａ……をにわたつて固着し、軸体４の上方にまで
移行した掘削土壌が、逃げ角Θによる分力作用に
よつて再び孔壁に押し付けられるように構成した
点に特徴がある。尚、圧密翼８を１個にしたり、
３個以上にして実施してもよい。
は回転軸１の掘削時の回転方向に対する逃げ角Θ
を有する２個の圧密翼８，８を、前記回転軸１の
軸芯方向から見て、点対称に、かつ、その先端を
排土用螺旋翼２の端縁よりも内方に位置させる状
態で、しかも、回転軸１から先端までの寸法La，
Lbを上方のものほど大にする状態で、適当な回
転軸部分１ａ，１ｂとそねの上下の螺旋翼部分２
ａ……をにわたつて固着し、軸体４の上方にまで
移行した掘削土壌が、逃げ角Θによる分力作用に
よつて再び孔壁に押し付けられるように構成した
点に特徴がある。尚、圧密翼８を１個にしたり、
３個以上にして実施してもよい。
本考案によれば、先端刃体の逆円錐状外周面
に、回転軸の排土用螺旋翼と逆方向の螺旋翼、つ
まり掘削時の回転によつて回転軸にこれを持ち上
げる方向の推力を生ぜしめる螺旋翼が設けられて
いるので、先端刃体の切削刃で削り取られた掘削
土壌は、逆円錐状外周面の螺旋翼によつて、下方
へ押し下げられつつ逆円錐状外周面によつて孔壁
へと押し付けられることになる。
に、回転軸の排土用螺旋翼と逆方向の螺旋翼、つ
まり掘削時の回転によつて回転軸にこれを持ち上
げる方向の推力を生ぜしめる螺旋翼が設けられて
いるので、先端刃体の切削刃で削り取られた掘削
土壌は、逆円錐状外周面の螺旋翼によつて、下方
へ押し下げられつつ逆円錐状外周面によつて孔壁
へと押し付けられることになる。
このように、掘削土壌を下方へ押し下げながら
孔壁に押圧するので、大半の掘削土壌が孔壁内に
圧密されて、孔壁が確実に強化され、掘削土壌の
地上への排出量を激減させることができる。
孔壁に押圧するので、大半の掘削土壌が孔壁内に
圧密されて、孔壁が確実に強化され、掘削土壌の
地上への排出量を激減させることができる。
第１図は本考案の一実施例を示す削孔軸の側面
図、第２図は本考案の別実施例を示す削孔軸の側
面図、第３図は本考案の別実施例を示す削孔軸の
側面図、第４図は第３図の−線断面図であ
る。 １……回転軸、２……排土用螺旋翼、３……先
端刃体、４……軸体、５……螺旋翼、６，８……
切削刃、Ｓ……逆円錐状外周面。
図、第２図は本考案の別実施例を示す削孔軸の側
面図、第３図は本考案の別実施例を示す削孔軸の
側面図、第４図は第３図の−線断面図であ
る。 １……回転軸、２……排土用螺旋翼、３……先
端刃体、４……軸体、５……螺旋翼、６，８……
切削刃、Ｓ……逆円錐状外周面。
Claims (1)
- 周囲に排土用の螺旋翼を有する回転軸の先端
に、先端側ほど小径となる逆円錐状外周面を有
し、当該逆円錐状外周面に前記螺旋翼と逆方向の
螺旋翼を設けた軸体と、該軸体の先端に設けた切
削刃とを備えた先端刃体を設けてなる削孔軸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18459382U JPS5989186U (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | 削孔軸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18459382U JPS5989186U (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | 削孔軸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5989186U JPS5989186U (ja) | 1984-06-16 |
| JPS632547Y2 true JPS632547Y2 (ja) | 1988-01-22 |
Family
ID=30399204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18459382U Granted JPS5989186U (ja) | 1982-12-06 | 1982-12-06 | 削孔軸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5989186U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63289114A (ja) * | 1987-05-21 | 1988-11-25 | Matsuzawa Kiko:Kk | 削孔ケ−シング用のヘッド |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56138993U (ja) * | 1980-03-24 | 1981-10-21 |
-
1982
- 1982-12-06 JP JP18459382U patent/JPS5989186U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5989186U (ja) | 1984-06-16 |
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