JPS6129831Y2 - - Google Patents

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JPS6129831Y2
JPS6129831Y2 JP17027980U JP17027980U JPS6129831Y2 JP S6129831 Y2 JPS6129831 Y2 JP S6129831Y2 JP 17027980 U JP17027980 U JP 17027980U JP 17027980 U JP17027980 U JP 17027980U JP S6129831 Y2 JPS6129831 Y2 JP S6129831Y2
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JP
Japan
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earth
cutter
excavated
head cutter
angle
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JP17027980U
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JPS5796278U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、リバースサーキユレーシヨンドリル
工法またはアースオーガ工法等において使用され
る竪穴掘削用ビツトに関する。
第1図及び第2図は竪穴掘削用ビツトの一つで
ある三翼ビツトの従来例を示し、1は掘削回転軸
を兼ねた排土管で、その下端には土砂吸込口1a
が設けられている。2は排土管1に放射状に設け
られた三枚の翼で、各翼2は夫々120度ずつ角位
相を異にし、かつ上反角とすくい角とをもつて排
土管1の下部に固着されている。そして各翼2の
下面には複数個の切削カツタ3が固着されてい
る。4は排土管1の下端に固着されたヘツドカツ
タで、その下部の回転掘削方向側前面には切削刃
4aが設けられていると共に、中央には掘削土砂
の塊を排土管1の主の土砂吸込口1aへ円滑に導
くための通過孔4bが形成されている。また、ヘ
ツドカツタ4は回転掘削方向に対して略直立して
取付けられており、切削刃4aのすくい角は0〜
5程度である。
前記の三翼ビツトは、排土管1及び翼2の回転
により、第3図及び第4図に示す如く翼2下方の
地盤は各翼2の切削カツタ3にて掘削され、かつ
排土管1直下の地盤はヘツドカツタ4にて掘削さ
れる。そして掘削土砂は水と共に排土管1の吸込
口1aから直接管1内に吸込まれ、また一部の掘
削土砂はヘツドカツタ4の通過孔4bを通過して
排土管1内に吸込まれていく。
尚、第3図において、Bは翼2に付着した土砂
を示す。
しかるに、従来の三翼ビツトにおいては、掘削
する地盤の粘性度が高くなるに従いヘツドカツタ
4にて掘削された土砂Aが該ヘツドカツタ4の刃
先からヘツドカツタ本体前面に圧密付着し掘削の
回転が進むにつれてその土量が増してゆく。そし
て、この土砂は掘削下降(掘進するためビツト全
体を下方へ降す)する回転初期時にはヘツドカツ
タ本体前面の前方側にたまり、徐々に上方(排土
管1の吸込口1a側)へ移動し、最悪の時には第
5図に示す如くヘツドカツタ4の刃先から排土管
1の吸込口1aまでに亘つてたまり、該吸込口1
aを閉塞してしまう。このような状態は吸込口1
aでの大きな吸込抵抗となり、掘削土砂の吸込能
率を低下させ、掘削、排土を連続して行う掘進能
率の極度の低下を招く。また吸込口1aの閉塞状
態によつては掘削土砂の吸込みが不可能となり、
一時掘削作業を中断してビツト全体を掘削穴底か
ら引き上げて詰つた土砂を取り除かなければなら
なくなる。
本考案は、前述した従来技術に鑑み、ヘツドカ
ツタにて掘削された土砂の全部が該ヘツドカツタ
の前面にたまらないようにして、排土管の吸込口
での吸込抵抗の増加の防止及び吸込口の閉塞の防
止を行える竪穴掘削用ビツトを提供することを目
的とするものである。
この目的を達成するために、本考案は、下端に
土砂吸込口を有する回転可能な排土管と、排土管
の下部に上反角とすくい角とをもつて放射状に固
設された複数の翼と、各翼に取付けられた複数個
の切削カツタと、前記排土管の下端に固設され、
かつ中央部に土砂通過孔を有するヘツドカツタと
を備えた竪穴掘削用ビツトにおいて、前記ヘツド
カツタの両側部に、適宜のすくい角をもつ刃先を
有し、かつ該刃先の上部に掘削土砂の移動案内面
を有した補助カツタを固設し、該補助カツタは、
その掘削土砂移動案内面がヘツドカツタ本体の掘
削方向前面に対して15度ないし75度の角度をなし
て取付けられていることを特徴とするものであ
る。
以下、本考案の詳細を図面に従つて説明する。
第6図は本考案による三翼ビツトの正面図、第7
図は第6図の−矢視図、第8図は第6図にお
ける補助カツタの取付状態並びに掘削状態の説明
図である。図において、第1図及び第2図同一符
号のものは同じもの、もしくは相当するもの表わ
している。ヘツドカツタ4の本体両側部には、補
助カツタ5が固設されている。該補助カツタ5
は、適宜のすくい角αをもつ刃先5aと、刃先5
aの上部に適宜長さβの掘削土砂移動案内面5b
とを有している。そして補助カツタ5は、その掘
削土砂移動案内面5bがヘツドカツタ4の本体の
掘削方向前面に対して15度ないし75度の範囲の角
度δをなして取付けられている。
尚、図中γはヘツドカツタ4の掘削逃げ角、
γ′は補助カツタ5の掘削逃げ角を示す。
しかるに、本考案による三翼ビツトでは、掘削
回転時、第8図、第9図に示す如く補助カツタ5
で掘削された土砂は該補助カツタ5の案内面5b
の角度δに沿つて矢印Cの流れでDの如く補助カ
ツタ5の後方へ移動する。また掘削時はヘツドカ
ツタ4により掘削された土砂と補助カツタ5によ
り掘削された土砂とが移動途中で互に付着結合し
合い、補助カツタ5で掘削された土砂の移動方向
Cへ移動する。即ち、ヘツドカツタ4で掘削され
た土砂の一部が補助カツタ5で掘削された土砂へ
引き寄せられる。従つて、第9図の如くヘツドカ
ツタ4の前面にたまる土砂A′の量が少なくなつ
て、排土管1の吸込口1a側へ盛り上がることは
ないので、該吸込口1aでの吸込抵抗の増加が防
止されることは勿論の他、土砂による吸込口1a
の閉塞が防止される。
尚、前記実施例では三翼ビツトについて示した
が、四翼ビツトにおいても前述と同様な作用、効
果を達成できる。
以上説明したように、本考案によれば、ヘツド
カツタで掘削された土砂の全部が該ヘツドカツタ
の前面にたまることがないので、排土管の吸込口
での吸込抵抗の増加を防止できると共に、該吸込
口の閉塞を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の三翼ビツトの正面図、第2図は
第1図の−矢視図、第3図は掘削状態を示す
正面図、第4図は第3図の−矢視図、第5図
はヘツドカツタ前面の土砂が排土管の吸込口まで
盛り上つた状態の説明図、第6図は本考案による
三翼ビツトの正面図、第7図は第6図の−矢
視図、第8図は第6図における補助カツタの取付
状態並びに掘削状態の説明図、第9図は掘削時態
における排土管の吸込口付近の土砂の状態を示す
説明図である。 1……排土管、1a……吸込口、2……翼、3
……切削カツタ、4……ヘツドカツタ、5……補
助カツタ、5a……刃先、5b……掘削土砂の移
動案内面、α……刃先のすくい角、δ……移動案
内面のヘツドカツタに対する角度。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端に土砂吸込口を有する回転可能な排土管
    と、排土管の下部に上反角とすくい角とをもつて
    放射状に固設された複数の翼と、各翼に取付けら
    れた複数個の切削カツタと、前記排土管の下端に
    固設され、かつ中央部に土砂通過孔を有するヘツ
    ドカツタとを備えた竪穴掘削用ビツトにおいて、
    前記ヘツドカツタの両側部に、適宜のすくい角を
    もつ刃先を有し、かつ該刃先の上部に掘削土砂の
    移動案内面を有した補助カツタを固設し、該補助
    カツタは、その掘削土砂移動案内面がヘツドカツ
    タ本体の掘削方向前面に対して15度ないし75度の
    角度をなして取付けられていることを特徴とする
    竪穴掘削用ビツト。
JP17027980U 1980-11-29 1980-11-29 Expired JPS6129831Y2 (ja)

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JPS5796278U JPS5796278U (ja) 1982-06-14
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JP6868924B1 (ja) * 2020-10-13 2021-05-12 金属工具株式会社 多方向オーガービット

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