JPS63254541A - デ−タセツト制御情報更新処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 複数のジョブで共用されるデータセントの更新に伴う、
制御情報更新処理方式である。

データセットを更新するジョブは、制御情報の写しとそ
の退避情報をとって、データセット更新処理を行い、そ
れに伴う制御情報更新は写しの上に行う。その後写しと
退避情報を比較して、異なっている情報単位のみについ
て、写しの内容で制御情報を更新する。

この方式により、共用データセットの処理を複数のジョ
ブで並行することが可能になる。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、計算機における複数のジョブで共用されるデ
ータセットの更新に際し、そのデータセットに付属する
制御情報を更新するための処理方式に関する。

〔従来の技術〕

計算機において、いわゆるアドレス順アクセスやキー順
アクセスを許し、データブロックの追加による更新の可
能なデータセットの一形式は公知である。

このような各データセントは、例えば所定長のデータブ
ロックからなり、各データブロックはデータセット内の
相対ブロックアドレスによって特定するように管理され
、データセットの更新処理等に必要な所定形式の制御情
報を付属させる。

この制御情報は、次に追加されるデータブロックの相対
ブロックアドレスを示す項、最大のキー値のキーを持つ
データブロックの相対ブロックアドレスを示す項等から
なり、データブロックの追加によるデータセット構成の
変更が行われた場合等には、その変更に伴って所要の項
を更新する必要がある。

仮想記憶方式で、いわゆる多重ジョブ処理の可能な計算
機では、例えば公知のように各ジョブごとに個別の仮想
空間を割り当ててジョブの実行を管理するが、その場合
に第３図に示すように、ジョブへの仮想空間１とジョブ
Ｂの仮想空間２との一部を全ジョブに共通の共通空間３
にして、管理プログラム及びシステム管理に関する情報
を保持する領域とし、その他の領域を各ジョブにローカ
ルなジョブ空間４．５とする。

これらの複数ジョブが、前記のデータセットを共用して
更新処理を行う場合には、前記のような制御情報を、共
通空間３の制御情報格納域６にロードして、データセッ
トの構成に関する最新情報を各ジョブからアクセスでき
るようにする。

あるジョブがデータセントの更新処理を行う場合に、そ
のジョブの更新処理プログラム８は第４図に示す処理の
流れにより、処理ステップ１０で先ずそのジョブの例え
ばジョブ空間４に保持する制御情報の写し７の内容と、
共通空間３の制御情報格納域６の内容とを比較して、写
し７が最新情報かチェックし、一致しなければ処理ステ
ップ１１で最新の制御情報を制御情報格納域６から写し
７に転送して複写する。

その後、処理ステップ１２でデータセントの所要の更新
処理を行うが、ここで更新処理の一環として、データセ
ットの更新結果を制御情報に反映させるように、写し７
を更新する。

このようにして更新処理を終わると、処理ステップ１３
において、再び共通空間３の制御情報格納域６と写し７
を比較し、一致しない場合には処理ステップ１４で、写
し７の全内容を制御情報格納域６へ転送することにより
、制御情報を現更新処理の結果に対応した最新情報にす
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

複数ジョブが１つの共用データセントに関する更新処理
を同時に行う場合であっても、公知のようにいわゆる排
他制御によって、例えば同じデータブロックを対象とす
る処理のような場合を制限すれば、一般に複数のジョブ
によって並行に処理を行うことが可能である。

しかし、前記の制御情報の更新制御によって明らかなよ
うに、複数ジョブが並行して制御情報を更新した場合に
は、１ジヨブにより更新した制御情報が、他のジョブに
よって取り消されて別の更新結果のみが残り、データセ
ットの状態と矛盾した制御情報を生じ得ることが明らか
である。

そのために並行処理を禁止して、複数の更新処↓ 理は時間的に直列に行われるよに制御しなければならな
いので、多重ジョブ環境における計算機の処理効率を低
下させるという問題がある。

ｃ問題点を解決するための手段〕 第１図は、本発明の構成を示すブロック図である。

図は計算機で実行されるジョブの仮想空間を示し、６は
制御情報格納域、７は制ｉｎ情報の写し、２０は写し７
の内容を退避する退避域、２１はデータセットの更新処
理を行い、それに伴う制御情報更新を写し７と退避域２
０を使用して処理する更新処理プログラムである。

〔作　用〕

データセットの更新処理を行うジョブの更新処理プログ
ラム２１は、共通空間の制御情報格納域６から最新の制
御情報の写しを写し７に取り、又写し７の内容を退避域
２０に退避しておく。

その後、データセットの更新処理を行い、且つデータセ
ットの更新に対応する制御情報の更新を写し７の上に実
行する。

更新処理の後、写し７と退避域２０の内容を比較するこ
とによって、制御情報の中の更新された項のみ取り出し
て、その項の内容を共通空間の制御情報格納域６の該当
項へ転送することにより、当該項のみを更新する。

この処理方式により、各ジョブの処理に対応する制御情
報の項のみが更新され、他の項の最新内容を破壊するこ
とが無いので、同じデータセットの更新処理を複数ジョ
ブで並行することが可能になる。

〔実施例〕

第１図における、データセットを更新するジョブの更新
処理プログラム２１は、例えば第２図の処理の流れに示
すように、処理ステップ３０で先ずそのジョブの例えば
ジョブ空間４に保持する制御情報の写し７の内容と、共
通空間３の制御情報格納域６の内容とを比較して、写し
７が最新情報かチェックし、一致しなければ処理ステッ
プ３１で最新の制御情報を制御情報格納域６から写し７
に転送して複写する。

次に処理ステップ３２で、写し７の内容を退避域２０に
複写することにより退避して保存する。

その後、処理ステップ３３で、第４図の従来の処理にお
ける処理ステップ１２と同様の処理により、データセッ
トの所要の更新処理を行い、同時にデータセットの更新
結果を制御情報に反映させるように、写し７を更新する
。

このようにして更新処理を終わると、処理ステップ３４
において、写し７と退避域２０の内容を各項ごとに比較
し、一致しない項を検出すると処理ステップ３５におい
て、その項の写し７の内容を共通空間３の制御情報格納
域６の該当項へ転送することによって制御情報を更新す
る。

以上により、現に実行したデータセット更新処理に対応
する制御情報の項のみが、そのジョブによって更新され
る。

従って、並行して他のジョブが同じデータセットの更新
処理を行う場合に、その処理を異種の処理に制限する排
他制御が行われるものとすれば、制御情報について両ジ
ョブは異なる項のみを更新することになり、従来のよう
に制御情報格納域６で一方のジョブが更新した項を、他
方のジョブが不当に復旧することは無く、制御情報は正
しい内容に維持される。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように本発明によれば、計算機
の複数のジョブで、同一データセットの更新処理を並行
できるので、計算機の処理効率を改善するという著しい
工業的効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示すブロック図、第２図は本発
明の処理の流れ図、 第３図は従来の構成例を示すブロック図、第４図は従来
の処理の流れ図 である。 図において、 ３は共通空間、　　　　　４．５はジョブ空間、６は制
御情報格納域、　７は写し、 ８．２１は更新処理プログラム、 １０〜１４．３０〜３５は処理ステップ、２０は退避域 本発明の構成を示すブロック図 第１図 従来の構成例を示すブロック図 第３図 従来の処理の流れ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 計算機で多重に実行される複数のジョブが、該ジョブに
   よって共用され、所定の複数の項からなる制御情報を有
   するデータセットの更新処理を行うに際し、 該制御情報の写しと該写しの退避情報とを保持する記憶
   手段（７、２０）、 及び、該データセットの更新処理を実行して、該制御情
   報の該更新処理の結果を反映する所定の更新を該写し（
   ７）に対して行い、 該写し（７）と該退避情報（２０）とを比較して、異な
   る該項のみについて、該写し（７）の該項によって該制
   御情報を更新する手段（２１）を有することを特徴とす
   るデータセット制御情報更新処理方式。