JPS6325342Y2 - - Google Patents

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JPS6325342Y2
JPS6325342Y2 JP19183983U JP19183983U JPS6325342Y2 JP S6325342 Y2 JPS6325342 Y2 JP S6325342Y2 JP 19183983 U JP19183983 U JP 19183983U JP 19183983 U JP19183983 U JP 19183983U JP S6325342 Y2 JPS6325342 Y2 JP S6325342Y2
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JP
Japan
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compressor
crankcase heater
temperature
crankcase
capacity
Prior art date
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JP19183983U
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JPS6099473U (ja
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、圧縮機にクランクケースヒータを備
えた空気調和機に係り、詳しくは、空気調和運転
時、室内サーモによる圧縮機の発停に応じて非通
電、通電されるもう一つの大容量のクランクケー
スヒータを設けて潤滑油の油温低下を防止したク
ランクケースヒータを備えた空気調和機に関する
ものである。
(従来技術) 従来、この種クランクケースヒータを備えた空
気調和機としては、例えば、実開昭53−155103号
公開公報により知られているが、これを第4図に
基づいて説明すると、11は運転スイツチ、12
は圧縮機モータ、13はクランクケースヒータ
で、クランクケースヒータ13は圧縮機モータ1
2の運転スイツチ11と並列に接続され、この並
列回路を圧縮機モータ12に直列に接続して、前
記圧縮機モータ12の停止時に前記クランクケー
スヒータ13に通電すべくなしたものである。
斯かるクランクケースヒータは、圧縮機の外周
に巻装されるが、これは圧縮機停止時に、圧縮機
が冷却されて潤滑油の油温が低下し、冷凍サイク
ル中の冷媒ガスが潤滑油中に溶け込み、運転再開
に伴い圧縮機内の圧力低下で溶け込んでいた冷媒
ガスが沸騰蒸発し、このためいわゆるフオーミン
グ状態となつて圧縮機に液冷媒や潤滑油が吸込さ
れ易くなり、それによつて液圧縮を起して圧縮機
の破損を来したり、潤滑油不足を来たすなど悪影
響があるために、圧縮機停止時に前記クランクケ
ースヒータに通電して圧縮機内の潤滑油の油温低
下による冷媒ガスの溶け込みを防止するために設
けられたものである。
ところが、圧縮機が小容量(例えば5以下)
の場合は、従来の容量(例えば20W程度)のクラ
ンクケースヒータで容量不足を来すことなく油温
の低下がなくて前記目的は達成されるが、圧縮機
の容量が大容量(例えば10以上)では、サーモ
により発停を繰返えす場合は、第3図グラフ(圧
縮機発停による油温の変化)の細線に示す如く、
時間経過とともに漸次油温が低下する。これは、
大容量圧縮機では前記従来容量のクランクケース
ヒータでは容量不足で圧縮機停止中に油温を上げ
ることはできず、また、発停を繰返すうちに液バ
ツクにより油温を低下させて了い、油に冷媒ガス
が溶け込み易くなり、このため溶け込み量も多く
なり、運転再開による沸騰蒸発量も多くなり、こ
のとき油から蒸発熱を大量に奪うために漸次油温
が低下して了うのである。このため運転再開時に
液圧縮を起こすという欠陥がある。
(本考案の目的) 本考案は、前記の点に鑑み考案されたもので、
本考案の目的とするところは、大容量圧縮機であ
つても圧縮機停止中に速かに潤滑油の油温を上昇
させて冷媒ガスの溶け込みを防止して液圧縮を防
止するとともに潤滑油の粘度低下を防止して潤滑
性能を保持せんとするものである。
(本考案の構成) 本考案は、前記目的達成のために、本考案の構
成は、圧縮機停止時閉路する第1常閉接点と小容
量の第1クランクケースヒータとよりなる第1ク
ランクケースヒータ回路と、操作スイツチに直列
に、室内サーモによる圧縮機停止時閉路する第2
常閉接点と油温を検出し低温時オンする油温サー
モと大容量の第2クランクケースヒータとを接続
した第2クランクケースヒータ回路とを並列に設
けた制御回路を有するクランクケースヒータを備
えた空気調和機としたことを特徴とし、これによ
り、空気調和運転時には、室内サーモによる圧縮
機の発停に伴ない小容量の第1クランクケースと
大容量の第2クランクケースヒータをオフ・オン
して、圧縮機停止中の油温を速かに上昇させて冷
媒ガスの油への溶け込みを防止するとともに、油
温の上昇し過ぎによる油の粘度低下を防止し、か
つ、空気調和運転停止時には、小容量の第1クラ
ンクケースヒータのみオンして油温の低下を防止
する如くしたことを特徴とする。
(実施例) 以下本考案実施例を添付図面に基づき説明す
る。
第1図は、本考案クランクケースヒータを備え
た空気調和機の電気制御回路の概要図、第2図
は、クランクケースヒータの取付状況を示す図、
第3図は、圧縮機発停による油温変化を示すグラ
フである。
第2図において、1は圧縮機、2はクランクケ
ース、H1は小容量の第1クランクケースヒータ、
H2は大容量の第2クランクケースヒータであり、
第1および第2クランクケースヒータH1および
H2はクランクケース2の外周に巻装され、3は
クランクケース脚4に取付けられた圧縮機1内の
潤滑油の油温を検出する油温サーモである。な
お、油温サーモ3は前記のほか、ターミナルボツ
クスや吐出管フランジなどに取付けても良い。
つぎに、前記第1および第2クランクケースヒ
ータH1およびH2の電気制御回路について説明す
ると、5は第1クランクケースヒータ回路で、電
源に対し、圧縮機1停止時に閉路し、圧縮機1運
転時開路する第1常閉接点c1と小容量の第1クラ
ンクケースヒータH1とを直列に接続してなり、
RSはロータリー式の操作スイツチで、停止、送
風、温調の各ステツプよりなり、6は第2クラン
クケースヒータ回路で、電源に対し、前記操作ス
イツチRSの温調ステツプに直列に、圧縮機1停
止時に閉路し、圧縮機1運転時に開路する第2常
閉接点c2と潤滑油の油温を検知し所定温度より低
温時オンし、高温時オフする油温サーモTh2と大
容量の第2クランクケースヒータH2とを接続し
てなり、7は圧縮機回路で、前記操作スイツチ
RSに対し前記第2クランクケースヒータ回路6
と並列に設けられ、操作スイツチRSの温調ステ
ツプに直列に、冷房暖房運転を切換える冷房切換
スイツチSS1と室温を検知する室内サーモTh1
圧縮機用電磁開閉器Cとを接続してなる。なお、
F0,F1は室外、室内用フアンの電磁開閉器、S
は四方弁で冷房運転時通電され、暖房運転時非通
電となり、H3は暖房運転時圧縮機の常開接点c3
を介し強暖、弱暖を切換える強弱暖切換スイツチ
SS2の強暖側端子に接続された暖房用ヒータであ
る。
本考案空気調和機の電気制御回路の概要は以上
の如きもので、今冷房運転時、操作スイツチRS
を温調にセツトすると、冷房切換スイツチSS1
図示位置で、室内サーモTh1は室温高温時図示位
置から切換わると、圧縮機電磁開閉器Cは励磁さ
れ、圧縮機1は運転を始め冷房運転が行われる。
このとき圧縮機電磁開閉器Cの励磁により、前記
第1および第2のクランクケースヒータ回路5お
よび6の第1および第2常閉接点c1およびc2は開
路するので、第1および第2クランクケースヒー
タH1およびH2には通電されない。
ついで、冷房運転により室温が下がると、前記
室内サーモTh1は低温側に切換わり、圧縮機電磁
開閉器Cは非励磁となり、これによりその前記接
点、第1および第2常閉接点c1およびc2は閉路
し、第1クランクケースヒータH1に通電され、
油温が所定温度より低い場合、油温サーモTh2
図示位置で第2クランクケースヒータH2にも通
電され、圧縮機1内の潤滑油の油温低下を防止す
る。
つぎに、油温が上昇し所定温度に達すると油温
サーモTh2は高温側に切換わり、第1クランクケ
ースヒータH2は非通電となるが第1クランクケ
ースH1は通電のままであり、油温の異常上昇を
防止し油の粘度低下による潤滑性能低下を防止す
る。
また、空気調和運転を停止するときは、操作ス
イツチRSを停止にセツトすれば良く、このとき
圧縮機回路7、第2クランクケースヒータ回路6
とも非通電となるが、圧縮機1停止中は第1クラ
ンクケースヒータ回路5は通電されたままで、第
1クランクケースヒータH1により圧縮機1内の
潤滑油の油温低下を防止するものである。
なお、前記第1クランクケースヒータH1の容
量は従来と同様の小容量(20W程度)であり、前
記第2クランクケースヒータH2の容量は第1ク
ランクケースヒータH1の5〜6倍程度(100W程
度)が良い。
(効果) 本考案例は以上の如きものであり、本考案は、
圧縮機1停止時閉路する第1常閉接点c1と小容量
の第1クランクケースヒータH1とよりなる第1
クランクケースヒータ回路5と、操作スイツチ
RSに直列に、室内サーモTh1による圧縮機1停
止時閉路する第2常閉接点c2と油温を検出し低温
時オンする油温サーモTh2と大容量の第2クラン
クケースヒータH2とを接続した第2クランクケ
ースヒータ回路6とを並列に設けた制御回路を有
するクランクケースヒータを備えた空気調和機と
したことにより、空気調和運転時、室内サーモ
Th1による圧縮機1停止時で油温が低温時は小容
量の第1クランクケースヒータH1とともに大容
量の第2クランクケースヒータH2にも通電され、
大容量圧縮機であつても潤滑油の油温低下を防止
し、冷媒の油への溶け込みを防止し、これによ
り、圧縮機の液圧縮を防止し、また、油温が所定
温度より高温になつたときは前記油温サーモTh2
の作用で第1クランクケースヒータH2は非通電、
第1クランクケースヒータH1は通電されたまま
で潤滑油の粘度の極端な低下をきたすことなく油
温低下を防止する。
さらに、空気調和運転停止時には、第1クラン
クケースヒータH1のみ通電され、圧縮機1運転
停止中の潤滑油の油温低下を防止する。
以上の如く、本考案は特に大容量の圧縮機に好
適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案クランクケースヒータを備えた
空気調和機の電気制御回路の概要図、第2図はク
ランクケースヒータの取付状況を示す図、第3図
は圧縮機発停による油温変化を示すグラフ、第4
図は従来のクランクケースヒータを備えた空気調
和機の電気制御回路の概要図である。 1……圧縮機、5……第1クランクケースヒー
タ回路、6……第2クランクケースヒータ回路、
H1……第1クランクケースヒータ、H2……第2
クランクケースヒータ、c1……第1常閉接点、c2
……第2常閉接点、RS……操作スイツチ、Th1
……室内サーモ、Th2……油温サーモ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮機1停止時閉路する第1常閉接点c1と小容
    量の第1クランクケースヒータH1とよりなる第
    1クランクケースヒータ回路5と、操作スイツチ
    RSに直列に、室内サーモTh1による圧縮機1停
    止時閉路する第2常閉接点c2と油温を検出し低温
    時オンする油温サーモTh2と大容量の第2クラン
    クケースヒータH2とを接続した第2クランクケ
    ースヒータ回路6とを並列に設けた制御回路を有
    するクランクケースヒータを備えた空気調和機。
JP19183983U 1983-12-12 1983-12-12 クランクケ−スヒ−タを備えた空気調和機 Granted JPS6099473U (ja)

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JP19183983U JPS6099473U (ja) 1983-12-12 1983-12-12 クランクケ−スヒ−タを備えた空気調和機

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Publication Number Publication Date
JPS6099473U JPS6099473U (ja) 1985-07-06
JPS6325342Y2 true JPS6325342Y2 (ja) 1988-07-11

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ID=30413013

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JP19183983U Granted JPS6099473U (ja) 1983-12-12 1983-12-12 クランクケ−スヒ−タを備えた空気調和機

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