JPS632525A - 立体状金網の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な立体状金網の製造方法及びその製造装置
に関する。

さらに詳しくは、「上下対称的な２枚の平網を間欠送り
し、各間欠送り毎に、上下方向から平網へと継線を供給
してこの継線の一端部？前記平網に溶接し、継線の他端
部を切断し、次いで前記継線の他端部を押すことによっ
て前記一端部を２枚の平網の最初の位置から上下方向に
離れる方向へと移動せしめ、前記平網と前記他端部との
溶接を繰り返すことを特徴とする立体状金網の製造方法
」及び「上下対称的な２枚の平網を間欠送り手段によっ
て間欠送りをなし、各間欠送り毎に、上下一対の継線供
給手段によって上下方向から平網へと継線を供給し、こ
の継線の一端部と前記平網の継線とを第１溶接手段によ
って溶接し、継線の他端部を切断し、次いで上下一対の
押圧手段で前記継線の他端部を押しつけて、前記一端部
を２枚の平網の最初の位置から上下方向へと離れる方向
へと移動せしめ、前記平網の継線と前記他端部とを第２
溶接手段によって溶接することを繰り返して製造するこ
とを特徴とする立体状金網の製造装置」に関する。

本発明の目的は、立体状金網の製造作業を機械化し能率
よく行い得るようにするにある。

本発明の他の目的は、上下対称的な２枚の平網を使用す
る立体状金網の製造方法を開発することにある。

立体状の金網の製造方法の先行技術は、特公昭５２−３
２０８号、同５３−１９９８４号、同５３−３２７７６
号、同５３−３２７７６号、同６３−３２７７７号及び
特開昭６２−８４８１６号に開示されている。これらの
実施例では、第５図に示すように、平行に梯状部材（２
０）、（２１）、（２２）、（２３）を多数列並べ、上
下に複数の横方向線（２了）で平行に離間された関係に
固定する。各梯状部材は上下の縦方向線（２４）、（２
５）及び連結用支柱（２６）からなり、連結用支柱（２
６）はその対向端が縦方向線（２４）、（２５）に固定
されている。この実施例は、平行に梯状部材（２ｏ）、
（２１）、（２２）、（２３）を多数列並べる作業に非
常に手間がかかる欠点がある本発明はこれらの欠点を解
消した新規の製造方法を開発することを目標とする。

ヌ、前記実施例に於いて、プラスチック（ウレタン）・
フオーム材料体（２８）を有しているが、このプラスチ
ック・フオーム材料体に代えてＡＬＣ（軽量発泡コンク
リート）、グラスウール板、ロックウール板、パーライ
ト保温板、けい酸カルシウム保温板、ひる石保温板、多
泡ガラス粒結合板等でもよく、これらの断熱性能や吸音
性能に優れた部材を挿入する必要がある。

尚、多孔体又１−ｔ（及び）多空隙体であることで共通
しているので、この「多孔体又は（及び）多空隙体」の
ことを、本明細書に於いては、全て、単に多孔体と記載
する。このような多孔体を形成するためには、第６図（
米国特許３３０６９９１号明細書ＦＩＧ、１１）に示す
ように、サンド・ホ、、パー（１０３）の砂ヲベルト・
コンベア（７３）のベル）（１０１）の上に落として砂
層（１０４）を形成し、この砂層（１０４）の上に液体
フオーム・デイスペンサー（１０５）に収容されている
発泡用合成樹脂混合液を落下せしめ、適当な厚さの発泡
合成樹脂材料層（１０ら）を形成する０この実施例の欠
点は、多量の乾いた砂を使用するので、工場全体が砂塵
に塗れてしまい、非健康的で前近代的な工場になってし
まうことと、ポリウレタン樹脂の様な特定の合成樹脂材
料の場合しか採用できず、建築材料として好ましい不燃
の多孔体の材料の場合には採用できない〔採用できない
理由は砂層（下面）の反対側（上面側）の間隔の形成が
困難なためである〕。本発明はこの欠点を解消した新規
の製造方法を開発するにある。

本発明のさらに他の目的は、以下図面と共に詳説する本
発明の立体状金網の製造方法及び立体状金網の製造装置
の実施例の記述から明らかになるであろう。

第１〜４図に於いて、（１）は上側の金網（平網）、（
２）は下側の金網（平網）　、（３）は継線（本実施例
に記載実施例では、斜に傾斜した継線であるが、第６図
に示す先行技術の様に、垂直方向の継線（９０）であっ
てもよい）、（４）は多孔体、（５）は平網（１）、（
２）の各継線、（６）はセント台、（７）は立体状の金
網（完成品Ｌ（８）は横線、（１１）は製造の主ライン
（１０）へと素材のセット〔平網（１）、多孔体（４）
及び平網（２）を位置合せをして揃えたもの〕（１９）
を引き込むための引込手段、（１２）、（１３）は間欠
送り手段（ピンチ送り手段）、（１４）、（１６）は継
線供給手段継線を供給し、この継線の他端部（３ｂ）を
切断する）（トラス筋フィード）であり、（１４）はそ
の上側、（１５）はその下側、（１６）は第１溶接手段
、（１７）は上下一対の押圧手段（定寸クランプ）、（
１８）は第２溶接手段である。尚、第２図に於いて、金
網（１）、（２）の継線（３）、継線（６）や横線（８
）の線径は拡大して現わしている。

平網を製造するに当たっては、複数本の継線を左右平行
のもとに配し、これに直交するごとく横線を順次供給し
て両者の交点を多極溶接機により固定するのが一般的で
ある。この−般的な製造方法又は特開昭６０−１６２５
４２号公報に記載の方法・装置（２枚の平網の製造方法
及びその装置）によって平網を製造しておく。

このようにして製造された上下対称的な２枚の平網（１
）（上側）　、（２）　（下側）を間欠送り手段（ピン
チ送り手段）（１２）、（１３）によって間欠送りをな
し、各間欠送り毎に、上下一対の継線供給手段（１４）
（上側）、（１５）（下側）によって上下方向から平網
（１）　、　（２）へと継線（（ロ）を保給し、この継
線（３）の一端部（３ａ）と前記平網（１）。

（２）の継線とを第１溶接手段（１６）ｌ：下方へと移
動出来る下部電極部（１６ａ）と上方へと移動出来る下
部電極部（１６ｂ　）とからなる〕によって溶接する。

そして継線供給手段（１４）、（ｊ５）によってその継
線（３）の他端部（３ｂ）を切断する。

二枚の平網（１）、（２）間に多孔体（４）を配置して
いるが、用途によっては多孔体（４）を無くしても良い
〇多孔体４が無い場合は、２枚の平網（１）、（２）の
間に適当な案内手段となる治具を配置すればよい０ その場合も、溶接は第１溶接手段（１６）と第２溶接手
段（１８）とによる２段階に分けるのが好ましい。その
理由は、多孔体４がある場合でもない場合でも同じ製造
装置で製造出来ることと、加えて１段階で溶接しようと
する場合、溶接電極を設けるだめの上下左右の寸法的余
裕がないのに対して、２段階に分けると前記寸法的余裕
を確保できる利点がある為である。次いで、上下一対の
押圧手段（定寸クランプ）（１７）Ｃ上側（１了ａ）と
下側（１７ｂ）とからなる〕によって前記継線（３）の
他端部（３ｂ）を上下方向から２枚の平網（１）、（２
）へと押しつけることによって前記一端部（３ａ）を２
枚の平網の最初の位鐙から上下方向へと離れる方向へと
移動せしめ、前記平網０）、（２）と前記他端部（３ｂ
）とを第２溶接手段（１８）によって〔下方へと移動出
来る上部電極部（１８２Ｌ　）と上方へと移動出来る下
部電極部（１８ｂ　）とからなる〕溶接することを繰り
返して前記多孔体４の各上下面（４４）（上面）、（４
ｂ）（下面）から少し離れてそれぞれ平行な平網（１）
、（２）が配置された立体状金網（７）（完成品）を製
造する。

このように、図面を参照して詳説した本発明の立体状金
網の製造方法を採用した立体状金鋼の製造装置の一実施
例の前述の記載から明らかなように、本発明の立体状金
網の製造方法及びその製造装置は、 ■　「上下対称的な２枚の平網を使用する」ので、新規
の技術開発や新規の投資を必要とせずに、従来の設備や
従来の設備を改良した新規の設備によって多孔体を有す
る立体状金網の材料となる平網を供給可能であり、 ■　機械化出来る「間欠送り」を採用しているので、コ
ンベアやトランス・ファの様な大量生産・自動化生産可
能な主ライン（１ｏ）を構成可能となり、 ■　「継線を供給し、継線の他端部を切断する」ので本
発明の継線〔従来の連結用支柱（２６）に相当する〕で
は材料を継線供給手段（１４）、（１５）によって供給
・切断すればよく、この供給・切断時に材料ロスを生じ
ない〔切断後、供給側は次の継線（３）の−端側（３Ｌ
）となる〕利点があり、 ■　「各間欠送り毎に、上下方向から平網へと継線を供
給してこの継線の一端部を前記平網に溶接し、継線の他
端部を切断し、次いで前記継線の他端部を押すことによ
って前記一端部を２枚の平網の最初の位置から上下方向
に離れる方向へと移動せしめ、前記平網と前記他端部と
の溶接を繰り返すことを特徴とする」ので、 〔４ム〕任意の厚さの立体状金網（所定の寸法に設定さ
れた二枚の平行な平網の間かくを継線の長さで任意に調
節出来る）を形成可能であり、又 〔４Ｂ〕第１溶接手段と第２溶接手段と溶接を２段階に
分けられる為、溶接電穫の設計に於て寸法的余裕を確保
出来るので、小さな網目の立体状金網の製造も可能であ
り、しかも多孔体４．がある場合でも無い場合でも、ど
ちらでも同じ製造装置によって製造出来るし、 〔４Ｃ〕間欠送り手段、継線供給手段、第１溶接手段、
第２溶接手段や押圧手段等を使用した機械化された製造
装置によって、能率よく、しかも各種の品質管理技術を
駆使することによって所定の精度を維持しつつ製造出来
る等、 極めて有益な発明である。

尚、好ましい実施態様として「前記平網間に多孔体を配
置した立体状の金網の製造方法及びその製造装置」が考
えられ、こうすることによって、断熱性能や吸音性能が
よく、しかも軽量で輸送や施工のしやすい建築用材料を
供給可能である。しかも、 ＣＡ〕第６図に示す従来例のように、砂層（１０４）を
形成する必要がなく、砂塵のない清潔な環境の工場で生
産可能であり、また、 ＣＢ＋第６図に示す従来例のような発泡合成樹脂材料に
特定されるものでなく、セット台（６）や主ライン（１
０）で直ちに硬化出来る材料、若しくは、予め板状に成
形されている如何なる材料（不燃多孔体や可燃性多孔体
）材料でもよい〕も使用可能である。

さらに、好ましい実施態様として「前記平網の一方を鉄
板に固定したことを特徴とする立体状の金網の製造方法
」が考えられ、こうすることによって、柱、天井等のモ
ジュール建築パネルの用途の他に、特に床スラブ用に極
めて都合がよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の立体状金網の製造方法を採用した立体
状の金網の製造装置の一実施例を示す平面図、第２図は
第１図の実施例の断面を含む側面図、第３図は第２図の
第１溶接手段（１６）による溶接後の立体状金網（未完
成品）を示す断面を含む拡大側面図、第４図は第２図の
第２溶接手段（１８）による溶接後の立体状金網（完成
品）　ｌ’７）を示す断面を含む拡大側面図、第５図は
先行技術の実施例（特開昭５２−８４８１６号公報ＦＩ
Ｇ、１　）の立体状の金網の斜視図、第６図は先行技術
の実施例（米国特許第３３０５９９１号明細書の第１１
図）を示す断面を含む側面図である。 （図面の主要符号） （１）、（２）・・・・・・平網、（３）・・・・・・
継線、（３＆）・・・・・・継線（３）の一端部、（３
ｂ）・・・・・・継線（３）の他端部、（５）・・・・
・・継線、（７）・・・・・立体状溶接金網、（１２）
、（１３）・・・・・・間欠送り手段、（１４）、（１
５）・・・・・・（上下一対の）継線供給手段、（１６
）・・・・・・　第１溶接手段、（１７）・・・・・（
上下一対）の押圧手段、（１８）・・・・・・第２溶接
手段。 特許出願人　　東洋技研工業株式会社 第３回 第５２

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）上下対称的な２枚の平網を間欠送りし、各間欠送
   り毎に、上下方向から平網へと継線を供給してこの継線
   の一端部を前記平網に溶接し、継線の他端部を切断し、
   次いで前記継線の他端部を押すことによって前記一端部
   を２枚の平網の最初の位置から上下方向に離れる方向へ
   と移動せしめ、前記平網と前記他端部との溶接を繰り返
   すことを特徴とする立体状金網の製造方法。
2. （２）前記平網間に多孔体を配置したことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の立体状金網の製造方法。
3. （３）前記平網の一方を鉄板に固定したことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項又は第２項記載の立体状金網の
   製造方法。
4. （４）上下対称的な２枚の平網を間欠送り手段によって
   間欠送りをなし、各間欠送り毎に、上下一対の継線供給
   手段によって上下方向から平網へと継線を供給し、この
   継線の一端部と前記平網の継線とを第１溶接手段によつ
   て溶接し、継線の他端部を切断し次いで上下一対の押圧
   手段で前記継線の他端部を押しつけて、前記一端部を２
   枚の平網の最初の位置から上下方向へと離れる方向へと
   移動せしめ、前記平網の継線と前記他端部とを第２溶接
   手段によって溶接することを繰り返して製造することを
   特徴とする立体状金網の製造装置。
5. （５）前記平網間に多孔体を配置したことを特徴とする
   特許請求の範囲第４項記載の立体状金網の製造装置。