JPS63251654A

JPS63251654A - チエ−ン式伝動装置

Info

Publication number: JPS63251654A
Application number: JP8338287A
Authority: JP
Inventors: Kiyoharu Suzuki; 鈴木　清晴
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1987-04-03
Filing date: 1987-04-03
Publication date: 1988-10-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、例えば自動二輪車においてエンジン側から
後輪側に動力伝達するためのチェーン式伝動装置に関す
る。

（従来の技術）上記チェーン式伝動装置は、一般に、エンジン側の駆動
スプロケットと後輪側の従動スプロケットにローラチェ
ンを巻き掛けて構成されている。

この場合、上記各スプロケットとローラチェンとは金属
接触しており、しかも、ローラチェンがスプロケットの
歯に噛み合おうとする際には、これら両者が衝撃的に接
触するため、騒音が生じるという不都合がある。

そこで、上記騒音を低減させるために、従来、第５図で
示すようなものがある。これを図により説明すると、３
１はスプロケットで、このスズロケット３１にローラチ
ェン３２が巻き掛けられ、このローラチェン３２は多数
のリンクプレート３４と、これらリンクプレート３４を
連結するピン３５とを有している。また、上記スプロケ
ット３１の両側にはこのスプロケット３１と同軸上に位
置する環状の弾性体３６が取り付けられる。そして、上
記リンクプレート３４の幅方向一端面が弾性体３６の外
周面に圧接している。

そして、スプロケット３１の歯にローラチェン３２が噛
み合おうとしてローラチェン３２がスズロケット３１に
衝撃的に接触しようとするときには、上記ローラチェン
３２が弾性体３６に圧接し、この弾性体３６が上記衝撃
を緩衝して騒音の発生を抑制している。

また、上記従来のローラチェン３２を構成するリンクプ
レート３４は側面視でまゆ形状をなしており、即ち、そ
の幅寸法がその長手方向中途部で小さくなるようにしで
ある。これは、ビン３５を貫通させるビン孔を設けたリ
ンクプレート３４の端部やこのリンクプレート３４の長
手方向中途部などリンクプレート３４の各部における断
面積をほぼ均等にして強度バランスをとり、かつ、この
リンクプレート３４の重量が無用に大きくならないよう
にするためである。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、上記したようにリンクプレート３４をまゆ形
状にすると、このリンクプレート３４はその幅方向端面
に凹面３４ａと凸面３４ｂとを有することになるが、こ
のため、次のような不都合がある。

即ち、上記リンクプレート３４が弾性体３６の外周面に
圧接しようとするとき、その凹面３４ａは弾性体３６の
外周面に十分には圧接しないこととなり、騒音の発生の
抑制が不十分となるおそれがある。また、その一方、リ
ンクプレート３４の凸面３４ｂは弾性体３６に確実に圧
接する。しかし、この圧接部における弾性体３６には応
力が集中して弾性変形量が大きくなるため、この弾性体
３６が早期に損傷するという寿命上の不都合を生じる。

そこで、上記リンクプレート３４を長円形状とし、即ち
、このリンクプレート３４の幅方向端面がその長手方向
に直線的に延びるようにし、これによってこのリンクプ
レート３４の端面を弾性体３６の外周面に全体的に圧接
させることが考えられる。これによれば、上記した騒音
の発生を効果的に抑制でき、かつ１弾性体３６の寿命の
低減を防止できる。しかし、このようにするとリンクプ
レート３４が前記したまゆ形のものより大形となり、よ
って、ローラチェン３２の全体的な重量が増大するとい
う新たな不都合を生じる結果となる。

（発明の目的）この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、スプロケットとこれに巻き掛けたローラチェンとの
間に生じる騒音を効果的に抑制すると共に、この騒音抑
制のために設けた弾性体の寿命が早期に低下することを
防止し、更に、ローラチェンの重量の無用な増大を防止
することを目的とする。

（発明の構成）上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は１弾性体の外周面に圧接するローラリンクプレートを
ほぼ長円形状に形成する一方、ビンリンクプレートの幅
寸法がその長手方向中途部で小さくなるように形成した
点にある。

（実施例）以下、この発明の実施例を第１図から第４図により説明
する。

第２図において、１は自動二輪車で、その車体フレーム
２の前部はフロントフォーク３を操向自在に支承１てお
り、このフロントフォーク３には前輪４やハンドル５が
支持されている。一方、上記車体フレーム２の後部はリ
ヤアーム７を上下揺動自在に枢支しており、このリヤア
ーム７の揺動端に後輪８が支持されている。

また、上記車体フレーム２はエンジン９を支持し、この
エンジン９で駆動される駆動スプロケット１１と、上記
後輪８と共に回転する従動スプロケット１２にローラチ
ェン１３が巻き掛けられている。そして、エンジン９の
作動によりこの動力が上記各スプロケット１１．１２と
ローラチェン゛１３とにより後輪８に伝達され自動二輪
車１の走行が可能となる。

その他、１４は燃料タンク、１５はシートである。

第１図、第３図および第４図により上記駆動スプロケッ
ト１１とこれに巻き掛けられるローラチェン１３につき
説明する。

上記駆動スプロケット１１の両側にはこの駆動スプロケ
ット１１と同軸上に位置するゴム製の環状弾性体１７．
１７が設けられる。これら弾性体１７．１７はその一部
が駆動スプロケット１１に形成された貫通孔１８を通し
て互いに一体化され、これによって、この駆動スプロケ
ット１１の両側面に取り付けられている。

一方、上記ローラチェン１３は駆動スプロケット１１の
歯を挟む左右一対のローラリンクプレート１９．１９を
有し、この両ローラリンクプレー）１９，１９の各両端
同士はローラ２０を回転自在に支承する円筒形のローラ
軸２０ａで互いに連結されている。また、上記各ローラ
リンクプレート１９の外側に位置する左右一対のビンリ
ンクブレー）２１．２１が設けられ、これら両ピンリン
クプレート２１．２１の各両端同士は上記ローラ軸２０
ａを貫通するビン２２で互いに連結され、かつ、これに
よって上記ローラリンクプレート１９とビンリンクプレ
ート２１とが互いに連結されている。また、２３は０リ
ングである。

上記の場合、ローラリンクプレート１９は側面視で長円
形状をなしている。即ち、このローラリンクプレート１
９の幅方向の各端面１９ａはその長手方向にほぼ直線的
に延び、かつ、幅寸法はその長手力向各位置でほぼ均一
となっている。そして、このローラリンクプレート１９
の一方の端面１９ａがこれに対応する弾性体１７の外周
面に弾性的に当接する。この場合、上記ローラリンクプ
レート１９の端面１９ａはほぼ直線的であるため、この
端面１９ａはその長手方向に沿ってほぼ均一に弾性体１
７の外周面に当接する。

また、上記ローラリンクプレート１９は弾性体１７の外
周面に圧接するため、この弾性体１７から負荷を受ける
ことになるが、このローラリンクプレート１９の幅寸法
はその長手力向各位置でほぼ均一であり、即ち、その長
手方向中途部の幅寸法を十分に確保できるため、このロ
ーラリンクプレート１９は上記弾性体１７からの負荷に
対し十分の強度を保持することとなる。

一方、上記ピンリンクプレート２１は側面視でまゆ形状
をなし、これは前記従来例で示した形状をなしている。

（発明の効果）この発明によれば、弾性体に圧接するローラリンクプレ
ートをほぼ長円形状としたため、ローラリンクプレート
の幅方向端面はその長手方向にほぼ直線的に延びており
、このため、ローラチェンがこのスプロケットの歯に噛
み合おうとしてこれら両者が衝撃的に接触しようとする
ときには、弾性体に対しこのローラチェンのローラリン
クプレートがこのローラリンクプレートの長手方向の全
体で弾性体に接触する。よって、第１に、上記両者の接
触による騒音の発生が効果的に抑制される。また、第２
に、弾性体へのローラリンクプレートの圧接部には応力
集中が生じないため、この弾性体の寿命が早期に低下す
ることは防止される。

しかも、上記ローラリンクプレートは弾性体の外周面に
圧接してこの弾性体から負荷を受けることになるが、こ
のローラリンクプレートの幅寸法はその長手力向各位置
でほぼ均一で、その長手方向中途部の幅寸法を十分に確
保できるため、このローラリンクプレートは上記弾性体
からの負荷に対し十分の強度を保持することとなる。ま
た、この発明では、弾性体に圧接しないピンリンクプレ
ートの幅寸法はその長手方向中途部で小さくなるように
したため、このピンリンクプレートは所定の強度を保っ
たままで、できるだけ軽量となるよう形成されている。

即ち、上記ローラチェンにおけるローラリンクプレート
とピンリンクプレートとはそれぞれに合理的な強度が確
保されており、その上でローラチェン全体としての重量
が無用に増大することが防止されている。

【図面の簡単な説明】

第１図から第４図はこの発明の実施例を示し、第１図は
駆動スプロケットにローラチェンを巻き掛けた状態の側
面図、第２図は自動二輪車の全体側面図、第３図は第１
図の■−］線矢視断面図。第４図はローラチェンの部分平面部分断面図、第５図は
従来例を示し第１図に相当する図である。１１・・駆動スプロケット（スプロケット）、１３・Φ
ローラチェン、１７・・弾性体、１９φφローラリンク
プレート、１９ａ＊＊一端面、２１ψ・ピンリンクプレ
ート。特　許　出　願　人　　ヤマハ発動機株式会社第５図３ぢ

Claims

【特許請求の範囲】

１、スプロケットの両側にこのスプロケットと同軸上に
位置する環状の弾性体を取り付け、同上スプロケットに
ローラチェンを巻き掛け、このローラチェンをスプロケ
ットの歯を挟む一対のローラリンクプレートと、この各
ローラリンクプレートの外側に位置する一対のピンリン
クプレートとを交互に連結した構成とし、上記ローラリ
ンクプレートの幅方向一端面を上記弾性体の外周面に圧
接させたチェーン式伝動装置において、上記ローラリン
クプレートをほぼ長円形状に形成する一方、ピンリンク
プレートの幅寸法がその長手方向中途部で小さくなるよ
うに形成したことを特徴とするチェーン式伝動装置。