JPS63251335A - 車両用無段変速機の制御方法 - Google Patents

車両用無段変速機の制御方法

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JPS63251335A
JPS63251335A JP62085349A JP8534987A JPS63251335A JP S63251335 A JPS63251335 A JP S63251335A JP 62085349 A JP62085349 A JP 62085349A JP 8534987 A JP8534987 A JP 8534987A JP S63251335 A JPS63251335 A JP S63251335A
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JP
Japan
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vehicle
acceleration
gear ratio
speed
continuously variable
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JP62085349A
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English (en)
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Koji Hattori
服部 好志
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エンジンに結合された車両用無段変速機(以
下CVTと記す)の変速比制御技術に関する。
「従来の技術」 従来、CV丁の変速比制御では、例えば特開昭59−j
44850号公報に開示されているように、CV下の目
標入力側回転数(目標変速比)をスロットル開度と車速
との関数として設定し、該目標入力側回転数(目標変速
比)と実際の入力側回転数(変速比)とを一致させるこ
とが行なわれている。
このような変速比制御により設定される目標入力側回転
数は、車速およびスロットル開度に応じて燃費、運転性
、および運転感を良好に保つことができるような値に設
定されるものである。
たとえば、第8図のエンジン回転数Neに対する4、0
[Km/h]定常走行時燃費特性図に示すように、ポン
ピングロス等の小さい低エンジン回転数はど車両の燃費
が向上づることを利用して、目標入力側回転数を運転性
が損われない範囲で低くする(変速比を小さくする)こ
とにより、車両の燃費の向上が図られている。
[発明か解決しようとする問題点1 しかしながら、たとえば第9図のマニュアルシフト車の
変速段に対する車両の駆動力特性図に示すように、1速
より4速の方が車両の駆動力か小さく、すなわち変速比
を小さくすると車両の駆動力が小ざくなり、発進加速時
にエンジンの非力感を運転者が感じることがあるという
問題が考えられる。
これは、従来の変速制御では通常走行状態、たとえば車
速が120[Km/h]未満で、かつスロットル開度が
25 [deC]]未満の場合には、運転性を損わない
程度、たとえば車速が20 [Km/hl走行時から多
少加速できる程度で、燃費優先の変速制御が行なわれて
いるため、発進後運転者が40 [Km/hl程度まで
の加速を要求しているのにもかかわらず車速が約20[
Km/h]まで上昇したときには、変速比が小さくなっ
てしまい、以後の加速に必要な駆動力(以下加速力と記
す)に不足感が感じられることによる。
本発明は上記問題点を解決することにより、車両の運転
性、運転窓、および燃費効率を向上させることを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成する手段として、本発明の車両用無段変
速機の制御方法は、第1図に例示すように、 エンジンに結合された車両用無段変速機の目標入力側回
転数(ステップSA)と上記車両用無段変速機の実際の
入力側回転数(ステップSB)とか一致するように、上
記車両用無段変速機の変速比を制御する(ステップSE
)方法において、車両の発進加速時には(ステップSC
)、上記目標入力側回転数を所定値大きくする補正を行
なうこと(ステップSD> を特徴とする。
車両用無段変速1 (CVT)の目標入力側回転数とは
、Cv王の入力側の実際の回転数の制御目標となる回転
数であって、例えばエンジン回転数、又はCVTの入力
プーリの回転数の制御目標になる回転数である。
車両の発進加速時とは、例えば車速がrOJの状態から
走行状態になったとぎであって、車速がrOJてなくな
ったときから所定時間、もしくは車速か上昇している間
、あるいは発進後エンジン負荷が減少されるまでである
目標入力側回転数を所定値大きくする補正とは、例えば
目標入力端回転数が所定率もしくは所定量大きく算出さ
れるようにすること、又は目標入力側回転数を所定率も
しくは所定量大きくすることである。
[作用] 本発明の車両用無段変速機の制御方法は、車両の発進加
速時に(ステップSC)、所定値大きくする補正が行な
われた目標入力側回転数と(ステップSA、SD)、実
際の入力側回転数と(ステップSB>が一致するように
、車両用無段変速機の変速比を制御しくステップSF)
、その後の発進加速時でないとき、すなわち通常の走行
時には、単に目標入力側回転数と(ステップSA)、実
際の入力側回転数と(ステップSS)とが一致するよう
に、車両用無段変速機の変速比を制御する(ステップS
E)。
すなわち、車両の発進加速時には、CVTの変速比が通
常走行時に比べて大きくされ、駆動力が大きくなる。
こうしたCVTの変速比制御は、目標入力側回転数と実
際の入力側回転数とが一致するように行なってもよく、
あるいは例えば目標入力側回転数に代えて目標変速比を
求め、該目標変速比と実際のCVTの変速比とが一致す
るように行なってもよい。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図において、車両のエンジン10は、直結クラッチ
11付のフルードカップリング12を介して無段変速機
14の入力軸16に連結されている。入力軸16には、
油圧シリンダ18によってV溝幅すなわち伝導ベルト2
0の掛り径が変更される可変プーリ22が設けられてい
る。出力軸24には、油圧シリ゛ンダ26によってV溝
幅が変更される可変プーリ28が設けられている。した
がって、入力軸16に伝達された回転力は可変プーリ2
2および28に巻き掛けられた伝導ベルト2Oを介して
出力軸24に伝達されるとともに、後段の副変速機30
に伝達される。副変速機30は、第1サンギア32.第
2サンギア34.リングギア36などから成るラビニョ
ウ型複合遊星歯車装置を備え、高速段用クラッチ38.
低速段用ブレーキ40.後進用ブレーキ42が図示しな
い油圧アクチュエータによって択一的に作動させられる
ことにより、次表1に示すように、副変速機30の変速
比Rfが切り換えられ、あるいは正転、逆転が切り換え
られるようになっている。
表1 ここで表1において、ρ1は7S1/Zr、ρ2はZ 
32/ Z rである。但し、ZSlは第1サンギア3
2の歯数、ZS2は第2サンギア34の歯数、7rはリ
ングギア36の歯数である。ベルト式無段変速機14の
出力@24は副変速は30の入力軸を構成し、また副変
速Bi12内の遊星ギアを支持するキャリア44は出力
軸を構成するので、副変速130の変速比はキャリア4
4の回転数で出力軸24の回転数を除した値となる。上
記キャリア44に伝達された回転力は、中間歯車46.
48および終減速機50を経て、車両の一対の駆動輪5
2にそれぞれ伝達されるようになっている。
可変プーリ22および28の近傍には、それら可変プー
リ22および28の回転数に対応した周波数のパルス信
号SP1およびSP2をコントローラ54へ出力するた
めの入力軸回転数センサ58および出力軸回転数センサ
60が設けられている。中間歯車48の近傍には、中間
歯車48の回転数に対応した周波数のパルス信号SVを
コントローラ54へ出力するための車速センサ61が設
けられている。エンジン10の吸気配管に設けられたス
ロットル弁62は、アクセルペダル63の操作により開
閉され、該スロットル弁62には、スロットルセンサ6
4aおよびアイドルスイッチ64bが6ハナられており
、そのスロットルセンサ64aからはスロットル弁開度
θを表すスロットル信号Sθが、アイドルスイッチ64
bからはアイドルスイッチの状態上シ「オン」 「オフ
」を表すアイドル信@SLLがコントローラ54に供給
される。スロットル弁62の下流には、吸気圧センサ6
4Cが設けられ、この吸気圧センサ64cからは吸気管
圧力Pmを表す吸気圧信号SPMがコントローラ54に
供給される。エンジン10の点火回路には、エンジン回
転数センサ65aが設けられており、そのエンジン回転
数センサ65aからはエンジン回転数Neを表す回転数
信号SNEがコントローラ54に供給される。エンジン
10のつA−タージャケットには、水温センサ65bが
設けられており、その水温センサ65bからエンジン水
温TWを表す水温信号STWがコント−10= ローラ54に供給される。
本実施例においてはシフト切換装置としてシフトレバ−
66が用いられており、そのシフトレバ−66の操作位
置を検出する操作位置センサ6Bからは、シフトレバ−
66のシフト操作位置pshを表す信号SPがコントロ
ーラ54に供給される。
このシフトレバ−66は油圧回路70内のマニュアルバ
ルブと機械的に関連させられており、ニュートラルレン
ジに操作されたときには、高速段用クラッチ38.低速
段用ブレーキ40.後進用ブレーキ42をそれぞれ作動
させるための油圧アクチュエータのいずれにも油圧が供
給されることを阻止するが、後進レンジに操作されたと
きには、後進用ブレーキ42を作動させる油圧アクチュ
エータのみに作動油を供給させる。また、シフトレバ−
66が前進レンジのうちの通常走行(Dニドライブ)レ
ンジに操作された場合には、高速段用クラッチ38を作
動させる油圧アクチュエータのみに作動油が供給される
ことを許容し、高速側ギア段が維持されるようにする。
また、シフトレバ−66か前進レンジのうちの自動変速
レンジ(Sレンジ)またはエンジンブレーキレンジ(L
レンジ)に操作された場合には、高速段用クラッチ38
および低速段用ブレーキ40を作動させるそれぞれの油
圧アクチュエータのいずれかに作動油が供給されること
を許容する。それらの油圧アクチュエータには、油圧回
路70に設けられたシフト用電磁弁72の作動に応答し
て作動するシフl−バルブから、択一的に油圧が供給さ
れるようになっている。
上記油圧回路70は、出力軸24に設(プられた油圧シ
リンダ26に無段変速機14の実際の変速比おにびエン
ジン10の出力トルクに対応して調圧されたライン油圧
を供給し、伝導ベルト20の張力を必要かつ充分に制御
する。また、油圧回路70は、入ツノ軸16に設りられ
た油圧シリンダ18に関して、シフト方向切換弁74の
作動に応答して、作動油を供給しあるいは排出するとと
もに、シフ1ル速度切換弁76の作動に応答して油圧シ
リンダ18への作動油流入速度あるいは油圧シリンダ1
8からの作動油排出速度を変化させ、またロックアツプ
切換弁77の作動に応答して直結クラッチ11への作動
油の方向を切り換える。なあ、油圧ポンプ78はエンジ
ン10などによって駆動されることにより、オイルタン
ク80内の作動油を油圧回路70に圧送するものであっ
て油圧回路70の油圧源として機能する。
上記コントローラ54は、人出力インターフェース82
.中央処理部84.および記憶部86等を備え、記憶部
86に予め記憶されたプログラムおよびデータに従って
、入出力インターフェース82を介して入力された種々
の入力信号を処理し、該処理結果にもとづいて、シフト
用電磁弁72の作動を制御することにより、副変速機3
0のギア段を自動シフトさせ、シフト方向切換弁74お
よびシフト速度切換弁76の作動を制御することにより
、無段変速機14の変速比を最適値に変化させ、ロック
アツプ切換弁77の作動を制御することにより、直結ク
ラッチ11をロックアツプ「オン」もしくはロックアツ
プ「オフ」にする。
次に、第3図のフローチャートにより所定時間(ここで
は3m5ec)毎に実行される本実施例の変速比制御ル
ーチンを説明する。
第3図は、車両のトランスミッション全体の変速比を制
御するための制御ルーチンを示すものであって、先ずス
テップ100が実行されることにより車速■、スロット
ル開度θ、吸気管圧力Pm、入力!11116の回転数
Nin、出力軸24の回転数N0Ut 、エンジン回転
数Ne、シフトレバ−66の操作位置pSh、アイドル
スイッチ64bの状態LL、エンジン水温TWが信=S
V、Sθ、SPM。
SPl、SP2.SNE、SP、SLLおよびSTWに
基づいて読み込まれる。次いで、ステップ110では、
シフトレバ−66の実際の操作位置が通常走行レンジか
あるいは自動変速レンジであるかが判断される。通常走
行レンジであると判断された場合には、ステップ120
が実行されて、予め記憶部86に記憶された第4図に示
す通常走行レンジにおける変速比制御ルーチンが実行さ
れ、無段変速機14の変速比γが最適に制御される。
一方、上記ステップ110において、シフ1へレバー6
6か自動変速レンジに制御されていたと判断された場合
には、ステップ130が実行されることにより、副変速
130のシフト制御が実行される。すなわち、記憶部8
6に予め記憶されたシフトパターンから、車速Vおよび
スロットル開度θに基づいて副変速[30のギア段が決
定され、決定されたギア段が実現されるようにシフト用
電磁弁72に駆動信号を出力する。シフトパターンはた
とえば第5図に示すものであり、データマツプなどの形
態で記憶されている。図において、U12は、車両の走
行性能を考慮して用意されたものであって、低速側ギア
段(第1速)から高速側ギア段(第2速)へのアップシ
フトの判断に用いるアップシフl−線であり、図中D2
1は、適当なヒステリシスを形成するように、またキッ
クダウンによる加速性能を考慮して用意されたものであ
って、高速側ギア段から低速側ギア段へのダウンシフト
の判断に用いるダウンシフト線である。
次いで、ステップ140では、副変速機30の実際のギ
ア段が高速側ギア段であるかまたは低速側ギア段である
かが判断される。高速側ギア段であると判断された場合
には、ステップ150が実行されて、たとえば第4図に
示す通常走行レンジにおりる変速比制御ルーチン(ステ
ップ120)に代えて、詳細を図示しない高速ギア段に
おける変速比制御ルーチンが起動され、無段変速機14
の変速比制御が実行される。
上記ステップ140において副変速は30のギア段が低
速側ギア段であると判断された場合には、ステップ16
0か実行されて、たとえば第4図に詳細を示す通常走行
レンジにおける変速比制御ルーチン(ステップ120)
に代えて、詳細を図示しない低速ギア段における変速比
制御ルーチンが起動され、無段変速機14の変速比制御
が実行される。
次に、第4図の通常走行レンジにおける変速比制御ルー
チンを説明する。該第4図の制御ルーチンでは、まずス
テップ200により、車両か停止しているか否か、すな
わち車速VがrOJか否かが判断される。ここで停止中
であると、判断された場合には、次にステップ210に
よる発進加速時を示ずフラグX5TRTのセットと、ス
テップ220による発進加速時増大回転数N5TRTに
500 [1pm]をセットする処理とが発進にそなえ
予め実行される。
ステップ200により車両が停止状態でないと判断され
たときには、次にステップ230により急発進状態か否
かがエンジン回転数Neが所定値以上(ここでは300
0 [rom]以上)か否かで判断される。なお、ここ
では急発進状態の判断をエンジン回転数により行なって
いるが、これに代えてスロットル開度が例えば25(%
)を越えたか否かで行なってもよい。
ステップ230により急発進でないと判断されたとき、
次にステップ240に処理を移行する。
なお、急発進でない場合には、無段変速機14は、後述
する第6図の基準目標回転数N1nb*データマツプに
したがって燃費効率優先に変速制御される。
ステップ240では、発進後所定時間(ここでは2秒な
いし10秒)か経過したか否かを判断し、所定時間が経
過するまでは、後述ステップ320ないし340による
判断および発進加速時フラグX5TR王のクリアを迂回
して、ステップ250に処理を移行する。これにより発
進後、所定時間が経過するまでは、ステップ240から
ステップ250に処理か移行され、更にこのステップ2
50によって発進加速時フラグX5TRTが「セラi〜
」されていると判断されて、次にステップ260による
発進加速時増大回転数N5TR王以外の他の補正項の計
算が行なわれる。ここで計算される他の補正項とは、後
述する第7図の加速補正ルーチンによって算出される加
速時増大回転数NACC1および図示しないエンジンブ
レーキ制御、フューエルカット制御等による増大もしく
は減少回転数からなる項である。
他の補正項の計算に続いて、ステップ270により基準
目標回転数N1nb*の計算が予め記憶部86に記憶さ
れている第6図の通常走行レンジ用の基準目標回転数N
1nb*データマツプを参照し、第3図のステップ10
0にて読み込んだ車速■i(i =Q−ma×)と吸気
管圧力pmとに基づいて行なわれる。次いで、ステップ
280が実行され、目標回転数Nin*の計算が下記(
1)式により行なわれる。
N in*←N inb *+NS下R丁+他の補正項
     ・・・(1〉 N1nb*・・・基準目標回転数 N5TR丁・・・発進加速時増大回転数他の補正項・・
・加速時増大回転数NACC、エンジンブレーキ制御、
およ びフューエルカット制御等に よる増減回転数 目標回転数Nin本が算出された後は、以後のステップ
290ないし310により実際に無段変速機14の変速
比を変更する制御が行なわれる。すなわち、ステップ2
90により、まず目標回転数Nin*が入力軸16の回
転数Nin以上であるか否かが判断される。次いでNi
n*>Ninであれば、入力111116の回転数Ni
nを高くする場合であると判断して、ステップ300に
より、シフト方向切換弁14およびシフト速度切換弁7
6を制御することにより無段変速機14の変速比γを大
きくする制御(ダウンシフト制御)が実行される。一方
、目標回転数Nin*が入力軸16の回転数Ninより
小さい場合には、ステップ310により、無段変速機1
4の変速比γを小さくする制御(アップシフト制御)が
実行される。
上記ステップ200ないし310が実行されることによ
り、シフトレバ−16が通常走行レンジの場合における
無段変速機14の変速比は、発進時から所定時間、基準
目標回転数N1nb*を500[rl)m]高くした値
に制御される。
発進時から所定時間経過したことがステップ240によ
り判断された場合には、次にエンジン負荷の減少をとら
えて、発進加速時増大回転数N5TRTを漸減する処理
に移行する。すなわち、発進後、所定時間が経過した後
は、エンジン負荷が減少するまで発進加速時増大回転数
N5TRTがそのまま付加され、ステップ320により
吸気管圧力pmが所定値(ここでは−260[mmHc
+1)未満になり、かつステップ330により吸気管圧
力pmの変化率Δpmが所定値(ここでは24[ms]
当り−10[mmHg1>未満になったことからエンジ
ン負荷の減少が判断されたとき、ステップ340により
発進加速時フラグX5TRTがクリアされるため回転数
N S T P Tの漸減が行なわれる。
回転数N5TR王の漸減は、フラグX5TR丁がクリア
されたことをステップ250で判断し、次にステップ3
50によって回転数N3丁RTが[OJになるまで、単
位時間当り所定量減少させることにより行なわれる。
上記ステップ350による回転数N5TPTの漸減が行
なわれた後は、上記回転数N5TPTが漸減される前と
同様にステップ260ないし310の処理が実行される
。すなわち、無段変速機14の変速比は、漸減後の回転
数N5TR王にもとづいて第(1〉式により算出された
目標回転数Nin本に対応した値に、実際に制御される
。したがって、回転数N5TRTがrOJになった後は
、発進加速時の回転数の増大は行なわれない。
上記ステップ200ないし330によって、発進後所定
時間が経過するまで、および経過後でしかもエンジン負
荷の減少がとらえられるまでは、ステップ220にて設
定された発進加速時増大回転数N5TPT (ここでは
500[rpml)が付可された目標回転数1”4in
*により変速比が増加されている。しかし、この間に急
発進状態にされたときには、この急発進状態がステップ
230によりエンジン回転数Neが3000 [rom
]以上になったことから判断され、ステップ240゜3
20.330による発進後所定時間経過およびエンジン
負荷の減少の判断を待たずに、回転数N5TPTの漸減
が行なわれる。したがって、急発進時に、変速比が徒に
大きくされることはない。
以上ステップ200ないし350が実行されることによ
り、発進加速時に目標回転数Nin*が500[rl)
m]高くされ、これにより発進加速時の変速比が大きく
なる。したがって、発進加速時以外は燃費効率を優先さ
せる変速制御が行なわれ、発進加速時は加速力を優先さ
せる変速制御が行なわれる。
次にステップ260にて計算される加速補正ルーチンを
第7図のフローヂャートにもとづいて説明する。この補
正ルーチンが起動されるとまずステップ400によりス
ロットル開度θのなまじ処理が行なわれ、なましスロッ
トル開度θSMか下記(2)式により算出される。
θSMn・・・現処理時のなましスロットル開度θ・・
・第3図のステップ100にて読み込まれたスロットル
開度 03Mn−1・・・前回のなましスロットル開度なまし
スロットル開度θSMの算出に続いてステップ410お
よび420によって、加速中か否かがスロットル開度の
変化率へ〇が所定値(ここでは0.1秒当り5[deC
]])を越えて大きくなり、かつスロットル開度θがな
まじスロットル開度θS M にり所定値(ここでは5
[dec+])を越える大きざであるかにより判断され
る。ステップ410,420により加速中であると判断
された場合には、ステップ430により加速中を示すフ
ラグXACCのセットが行なわれ、更にステップ440
によって加速時増大回転数NACCの算出が下記(3)
式により行なわれる。
NACC←に1−1−に2・(θ−θSM)・・・(3
〉 K1.に2・・・定数 なお、K1.に2の値は、回転数NACCが1000な
いし2000 [rll)mlの間の値が算出されるよ
う予め設定される。
上記ステップ400ないし440により、加速時に、加
速時増大回転数NACCが算出され、該回転数NACC
に対応して、無段変速機14の変速比が実際に大きくな
って、加速力が大きくなる。
ステップ4’10、又は420により、加速中でないと
判断された場合には、更に減速中か否かがステップ45
0,460にて判断される。この減速中か否かの判断に
より、減速中でないと判断された場合、すなわちステッ
プ450および460によってスロットル開度の変化率
へ〇が所定値くここでは0.1秒当り−3[deQ])
以上で、しかも実際のスロットル開度θがなましスロッ
トル開度θSM以上の場合には、加速時増大回転数NΔ
CCの更改を行なう必要のない定常走行状態であること
から、ステップ470によるフラグXACCのクリアお
よび回転数NACCのクリアを行なわずにそのまま本ル
ーチンを一旦終了する。
ステップ450,460により減速中であると判断され
た場合、すなわちスロットル開度の変化率へ〇が所定値
(ここでは0.1秒当り−3[deql )未満の場合
、もしくは実際のスロットル開度θがなましスロットル
開度θSMの比べて小さい場合には、ステップ470に
より加速中フラグXACCのクリアおよび加速時増大回
転数NACCのクリアを行なう。これにより減速時に、
加速時増大回転数NACCがクリアされ、無段変速機1
4の変速比の増大が解除される。
上記ステップ400ないし470の加速補正ルーチンに
より、加速時および該加速状態が減速状態に移行するま
での高出力時の間は、変速比が増大され、車両の加速力
が向上する。上記加速時およびその後の高出力時から減
速状態に移行した場合には、加速力を向上させるための
変速比の増大が解除される。これにより、加速時、高出
力時以外では、変速比が徒に増大されなくなり、燃費効
率が向上する。
以上、本実施例により、発進加速時からエンジン負荷か
減少されるまでの間、変速比が大きくされ、この間の加
速力が向上する。そのうえ、発進加速状態からエンジン
負荷が減少したときには、変速比が漸減され、通常時の
変速制御にスムーズに移行されるので、通常時には変速
比の徒な増大かなくなって燃費効率が向上する。
したがって、本実施例により加速力の増大が必要なとき
には、変速比が増大され、燃費効率優先のときには、変
速比の増大が解除されることから、運転性、運転感およ
び燃費効率がともに向上されるという極めて優れた効果
を奏する。
更に、本実施例では、運転者の要求加速力にもとづいて
、加速時おJ:びその後の高出力状態を判断し、この間
の変速比を大きくすることによって、加速力の向上が図
られていることから、運転者の加速の要求が変速比制御
に反映され、運転性、および運転感が更に向上するとい
う優れた効果を奏する。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、種
々な態様の実施が可能である。
「発明の効果コ 本発明の車両用無段変速機の制御方法は、車両の発進加
速時に変速比を増大させて、加速力を向上させる。これ
により、発進加速時以外では、例えば従来以上の燃費効
率優先の変速比制御を行ない、発進加速時には、運転者
の加速の要求を反映させて加速力を優先させる変速比制
御を行なえることから、車両の運転性、運転感および燃
費効率をともに向上させることができるという極めて優
れだ効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車両用無段変速機の制御方法の基本的
構成を例示するフローチャート、第2図は本発明の一実
施例が適用されるシステムの構成図、第3図は実施例の
変速比制御ルーチンのフローチャー1−1第4図は実施
例の通常走行レンジにおける変速比制御ルーチンのフロ
ーチャート、第5図は実施例の副変速機の変速特性を示
すグラフ、第6図は実施例の無段変速機の変速特性を示
すグラフ、第7図は実施例の加速補正ルーチンのフロー
チャート、第8図は従来例の通常走行時燃費特性のグラ
フ、第9図は従来例の駆動力特性のグラフである。 10・・・エンジン 14・・・無段変速機 54・・・コントローラ 61・・・車速センサ 64a・・・スロットルセンサ 64G・・・吸気圧センサ 第1図 第5図 車速V→ 第6図 r人柄ノ1ノ 吸気管圧力Pm [mm粉→ 第8図 800 7200 7600 2000 [rpm]エ
ンシ゛ン回転数Ne−→ 第9図 中速V [krn/hl→

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  エンジンに結合された車両用無段変速機の目標入力側
    回転数と上記車両用無段変速機の実際の入力側回転数と
    が一致するように、上記車両用無段変速機の変速比を制
    御する方法において、 車両の発進加速時には、 上記目標入力側回転数を所定値大きくする補正を行なう
    こと を特徴とする車両用無段変速機の制御方法。
JP62085349A 1987-04-07 1987-04-07 車両用無段変速機の制御方法 Pending JPS63251335A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010112504A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Toyota Motor Corp 無段変速機の制御装置
JP2012214071A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Honda Motor Co Ltd 車両の変速制御装置

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JP2010112504A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Toyota Motor Corp 無段変速機の制御装置
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