JPS63250009A - 音響・画像機器用導体の製造方法 - Google Patents

音響・画像機器用導体の製造方法

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JPS63250009A
JPS63250009A JP8366087A JP8366087A JPS63250009A JP S63250009 A JPS63250009 A JP S63250009A JP 8366087 A JP8366087 A JP 8366087A JP 8366087 A JP8366087 A JP 8366087A JP S63250009 A JPS63250009 A JP S63250009A
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JP
Japan
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conductor
audio
wire
thin
manufacturing
Prior art date
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Pending
Application number
JP8366087A
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English (en)
Inventor
由弘 中井
澤田 和夫
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 E産業上の利用分野コ この発明は、画像表示機器や音響機器など、高周波信号
伝達回路が必要な機器の配線に用いられる導体に関する
ものである。
[従来の技術] これらの電子機器においては、信号が正確に、位相差を
生じることなく伝達されないと、画像や音響に悪影響を
及ぼす。すなわち、像がぼやけたり、音が鮮明でなかっ
たりする。
従来音響・画像機器用導体としては、タフピッチ銅や無
酸素銅を冷間加工後焼鈍軟化して再結晶させた軟銅線、
冷間加工したままの硬銅線、またはこれらに錫等のめっ
きを施した線などを導体として用いてきた。
また、音響・画像機器用電線には、しなやかさが要求さ
れる。そのため、これらの電線用の導体としては、しな
やかさを持たせるために、従来、たとえば直径が0.3
2mm以下の細線を複数本集合して撚線にしたり、たと
えばその厚さが0゜2mm以下の薄肉テープ状の材料を
使用してきた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、これらの細線や薄肉テープは、従来、大
きな断面積の形状のものに鋳造後、ダイス引き加工や圧
延ロール加工の強加工を経て作られている。そのため、
これらの加工によって得られた細線や薄肉テープの結晶
組織内には加工歪みが発生したり、あるいは転位、原子
空孔などの結晶欠陥を多数存在させる。
これらの結晶欠陥や歪みを除去するために、細線や薄肉
テープは、ダイス引き加工や圧延ロール加工の途中段階
において、あるいは加工後に、焼鈍されている。しかし
、この焼鈍によって、細線や薄肉テープの結晶組織が再
結晶し、結晶粒が粒状に多数生じるようになる。そのた
め、導体の長手方向に電流が流れる際、その電流が横切
るであろう結晶粒界の数が多くなる。このような結晶粒
界は、特に、高周波信号にとって位相差発生等の原因と
して大きく作用し、音質や画質に対して悪影響を及ぼす
この発明は、上述の問題点を解消するためになされたも
のであり、その目的は、信号伝達特性に優れた音響・画
像機器用導体を製造するための方法を提供することであ
る。
[問題点を解決するための手段] この発明に従った音響・画像機器用導体の製造方法では
、まず、音響・画像機器用導体となるべき溶融金属を急
冷凝固讐ることによって細線または薄肉テープを作る。
そあ後、前記細線または薄肉テープに対して、減面率9
0%最□下の冷間加工を行なう。
[発明の作用効果] この発明では、音響・画像機器用導体となるべき溶融金
属を急冷凝固することによっ□そ細線または薄肉テープ
を作り、その後この細線または薄肉テープに対して減面
率90%以下め冷間加工を行なう。冷間加工の減面率が
90%以下であるめで、得られる導体中には、音質や画
質に対して悪影響を及ぼす転位等の結晶格子欠陥や格子
の歪みが少ない。また、細線や薄肉テープに中間焼鈍を
施すことなく、90%以下の減面率で所望のサイズの導
体としているので、結晶組織が再結晶することもなく、
電流が横切るであろう結晶粒界の数も少ない。
= 5− こうして、この発明の方法によって得られた導体を音響
・画像機器用電線に用いれば、信号を位相差なく正確に
伝達することができ、音響・画像機器の音質や画質を向
上させる。
音響・画像機器用導体としての用途から、細線または薄
肉テープとなるべき溶融金属の材質は、導電率の良いも
のが選ばれる。たとえば、そのような溶融金属は、Cu
を主体とする金属、AfLを主体とする金属、またはA
gを主体とする金属である。  ゛ また、導体としてのしなやかさを有するために、細線は
、好ましくは、その直径が0.5mm以下とされる。同
様に、薄肉テープは、好ましくは、その厚さが0.5m
m以下とされる。
細線は、たとえば、細孔から噴出した溶融金属を流動す
る冷媒中で急冷凝固することによって作られる。また、
薄肉テープは、たとえば、細孔から噴出した溶融金属を
冷却用ロール表面で急冷凝固することによって作られる
なお、この発明の方法によって得られた導体は音響・画
像機器用電線として用いられるが、そのような電線の形
態としては、単線にフッ素樹脂などの絶縁被覆を施した
もの、および導体素線を複数本集合して撚線にし、この
撚線」二に絶縁被覆を施したものの両者を含む。
[実施例] (1) 実施例1 高純度アルミニウムをいわゆる「回転液中紡糸法」によ
って急冷凝固し、直径0.45mm、0゜41mm、o
、30mmの細線を製造した。つまり、高純度アルミニ
ウムをノズル中で溶解し、ノズル上方からガス圧を加え
てノズル先端の細孔から溶融アルミニウムを噴出させた
。噴出した溶融アルミニウムは、回転しているドラム内
壁」二に形成された冷却液槽中に導入され、ここで急冷
凝固した。その後、これらの細線を、それぞれ直径0゜
18mmになるまで冷間伸線加工した。減面率は、それ
ぞれ、84%、81%、64%である。こうして得られ
た導体を、それぞれ試料A1試料B1試料Cとする。
比較のために、高純度アルミニウムを直径8mmの棒状
に鋳造し、これを圧延、伸線等の工程を経て直径0.1
8mmの細線に仕上げた。減面率は、99.95%であ
る。こうして得られた導体を試料りとする。
さらに、比較のために、直径8mmの鋳造材を直径0.
5mmになるまで伸線加工した。減面率は、99.6%
である。その後、この線に200’CX1hrの熱処理
を施し再結晶させた。さらにその後、この直径0.5m
mの線を直径0.18mmになるまで伸線加工した。減
面率は、87%である。こうして得られた導体を、試料
Eとする。
」−記5つの試料を、それぞれ54本撚り合わせた後、
その上にフッ素樹脂(具体的には、ポリ四フッ化エチレ
ン)を被覆して第1図に示すような電線とした。第1図
において、1は導体素線であり、2はフッ素樹脂である
この5種類の試料を高品質ビデオの配線電線、スピーカ
コードとして用いて比較評価した。この評価は、100
人の試聴者に対して以下の4項目= 8− のすべてに関して優れていると回答した人の数で示した
評価項目:■音のバランス■透明感■鮮明度■豊かさ 評価結果は、以下のとおりである。
試料A(本発明例)=93人 試料B(本発明例):93人 試料C(本発明例)=95人 試料D(比較例):34人 試料E(比較例):39人 」−記結果から明らかなように、本発明例の電線は、音
響や画像特性において優れていることが認められる。
(2) 実施例2 無酸素銅を原料としてロール急冷法によって幅3mm、
厚さ0.4mmのテープを作製した。これを幅3mm、
厚さ0.1mmになるまで圧延し、第2図に示すような
被覆を施して電線とした。第2図において、3はテープ
状導体であり、4はポリエチレン被覆である。こうして
得られた電線を、試料Fとする。
比較のため、無酸素銅を原料として、ディップフォーミ
ング法で直径6.2mmの線材を作り、この線材を圧延
することによって幅3mm、厚さQ、1mmmのテープ
を作製し、第2図に示すような被覆を施して電線とした
。こうして得られた電線を、試料Gとする。
上記試料Fおよび試料Gを高品質ビデオの配線電線、ス
ピーカコードとして用いて、比較評価した。この評価は
、100人の試聴者に対して以下の4項目のすべてに関
して優れていると回答した人の数で示した。
評価項目:■音のバランス■透明感■鮮明度■豊かさ 評価結果は、以下のとおりである。
試料F(本発明例)=96人 試料G(比較例);32人 上記結果から明らかなように、本発明例の電線は、音響
・画像特性において優れていることが認められる。
= 10−
【図面の簡単な説明】
第1図は、音響・画像機器用電線の一形態を示す断面図
である。第2図は、音響・画像機器用電線の他の形態を
示す断面図である。 図において、1は導体素線、2はフ・ソ素樹脂被覆、3
はテープ状導体、はポリエチレン被覆を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)音響・画像機器用導体となるべき溶融金属を急冷
    凝固することによって細線または薄肉テープを作り、そ
    の後前記細線または薄肉テープに対して減面率90%以
    下の冷間加工を行なう、音響・画像機器用導体の製造方
    法。
  2. (2)前記溶融金属は、Cuを主体とする金属である、
    特許請求の範囲第1項に記載の音響・画像機器用導体の
    製造方法。
  3. (3)前記溶融金属は、Alを主体とする金属である、
    特許請求の範囲第1項に記載の音響・画像機器用導体の
    製造方法。
  4. (4)前記溶融金属は、Agを主体とする金属である、
    特許請求の範囲第1項に記載の音響・画像機器用導体の
    製造方法。
  5. (5)前記細線は、その直径が0.5mm以下である、
    特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の
    音響・画像機器用導体の製造方法。
  6. (6)前記細線は、細孔から噴出した溶融金属を流動す
    る冷媒中で急冷凝固することによって作られる、特許請
    求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記載の音響・
    画像機器用導体の製造方法。
  7. (7)前記薄肉テープは、その厚さが0.5mm以下で
    ある、特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに
    記載の音響・画像機器用導体の製造方法。
  8. (8)前記薄肉テープは、細孔から噴出した溶融金属を
    冷却用ロール表面で急冷凝固することによって作られる
    、特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか、また
    は第7項に記載の音響・画像機器用導体の製造方法。
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