JPS63249598A - 検出基準値較正可能な布縁倣い縫ミシン - Google Patents

検出基準値較正可能な布縁倣い縫ミシン

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JPS63249598A
JPS63249598A JP8525387A JP8525387A JPS63249598A JP S63249598 A JPS63249598 A JP S63249598A JP 8525387 A JP8525387 A JP 8525387A JP 8525387 A JP8525387 A JP 8525387A JP S63249598 A JPS63249598 A JP S63249598A
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JP
Japan
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cloth
needle
detector
sewing machine
reference value
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JP8525387A
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堀江 不二夫
隆文 田中
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童栗よ旦枡朋光団 本発明は、布縁倣い縫ミシンに関するものであり、特に
、加工布の布端位置を検出する布検出器の検出基準値を
較正する技術に関するものである。
従来■吸血 布縁倣い縫ミシンは特開昭縫−257675号公報によ
って知られている。これは、縫針の上下動に調時して加
工布を所定移送方向に移送する布送り装置と、縫針がミ
シンベッド上方に位置する間の少なくとも一時期に所定
移送方向と交差する横方向において縫針と所定相対的位
置関係を有し、所定移送方向に延びる加工布の布端を検
出する布検出器と、その布検出器と加工布の布端との横
方向における相対的位置を変化させるために駆動される
制?illモータと、布検出器が加工布の布端を検出し
て検出基準値の検出信号を発生するように制御モータの
駆動を制御する倣い制御手段とを備え、加工布の布端に
沿って連続した縫目を形成する倣い縫を実行するもので
ある。
また、布検出器としては、例えば、加工布の上下に発光
部と受光部とを配置し、発光部から加工布に遮られるこ
となく受光部に到達する光の量に応じた検出信号を出力
する透過型のものや、加工布の上方に発光部と受光部と
を、下方に反射部を配置し、反射部から加工布に遮られ
ることなく受光部に到達する反射光の量に応じた検出信
号を出力する反射型のものが知られている。いずれの型
式の布検出器においても、検出信号が予め定められた検
出基準値に達した状態が、布端位置の検出状態とされる
売口が解ンしようとする問題壱   。
しかしながら、布検出器は、発光部、受光部。
反射部等の布検出器の関連部品の特性、精度のばらつき
や、それら関連部品の取付誤差によって検出信号のレベ
ルが変動することを避は得ない。そればかりか、検出信
号のレベルは、加工布の種類。
厚さや気温等の外部要因によって変化し、経時的にも変
化する。つまり、布検出器から出力される検出信号のレ
ベルがシフトして、布検出器が布端位置に位置するにも
かかわらず、そのときの検出信号が上記検出基準値に一
致しない場合があり得るのである。この場合、布端位置
を正確に検出することが不可能となって倣い縫が良好に
行い得ない。
刑長り暮J棺夾を擾J9藁引〔役 本発明は、以上の問題を解決すべく、第1図に示すよう
に、前述の布送り装置、布検出器、制’<nモータおよ
び倣い制御手段を含むミシンにおいて、布検出器から異
なる値の検出信号を得るために倣い縫の実行前に制御モ
ータの駆動を制御する走査手段と、その走査手段の動作
により得られた検出信号の平均値を演算し、その平均値
を前記検出基準値として設定する基準値較正手段とを設
けたものである。制御モータは布検出器を縫針と共に横
方向に移動させるものであっても、布検出器のみを移動
させるものであってもよい。
また、走査手段の動作により得られた検出信号の最大値
と最小値との差が所定値以下の時に異常信号を発生する
信号発生手段を設けることも、走査手段を、加工布を押
圧する布押え装置が加工布押圧位置へ変位操作されたこ
とに応答して動作するものとすることもできる。
庄朋 上記のように構成されたミシンにおいては、走査手段が
制御モータを制御することによって布検出器と加工布と
の横方向相対位置を変動させ、基準値較正手段が、布検
出器が布端より内側にあって加工布に対向するときの最
小値と、布端より外側にあって加工布に対向しないとき
の最大値との平均値を演算し、これが検出基準値として
設定される。布検出器が布端位置に位置する状態では、
布検出器の検出領域に加工布の部分と加工布でない部分
とが布端を境に等しい面積で存在するからである。そし
て、倣い制御手段が制御モータを制御することによって
布検出器の横方向位置を変動させ、検出信号が検出基準
値と等しくなるようにする。このようにして、布検出器
が布端位置に位置決めされれば、縫針と布検出器との横
方向相対位置は、縫針がミシンベッド上方に位置する間
の少なくとも一時期に所定のものとなっているから、布
縁倣い縫が可能となる。布検出器と縫針との相対位置が
上記一時期において常に一定とされ、その一時期の経過
後は縫針がそれの横方向位置を変更することなく下降さ
せられる場合には、布端からの距離が一定の位置に直線
縫目が形成されるのであり、上記一時期の経過後に布検
出器に対する縫針の位置が縫目情f’!4こ従って縫針
の一往復毎に変えられる場合には、布端から一定の距離
の位置に延びる線に沿った模様縫目が形成されるのであ
る。また、縫針と布検出器とが上記一時期に縫目情報に
従って所定の相対位置に設定される場合にも模様縫目に
よる布縁倣い縫が行われる。なお、この場合、上記一時
期の終了までには布検出器が布端位置に位置決めされる
ことが必要である。また、上記一時期の経過後は縫針の
横方向位置が変わらないようにすれば、布検出器を次の
布端位置の検出のために横方向に移動させることができ
る。
力果 このように、本発明に従えば、検出信号のレベルが布検
出器の前記関連部品の特性、精度、相対位置精度あるい
は加工布の透過率や反射率等の性質によってシフトして
も、倣い縫の実行前に、検出信号のレベルの最大値と最
小値とが把握され、それらの値の平均値が検出基準値と
して設定されるから、布端位置が常に適正に検出可能と
なって、倣い縫が良好に実行される。布検出器の特性が
気温等の外部要因によって変動しても、また、経時的に
変動しても、−向に差支えない。
それと共に、上記関連部品の部品精度あるいは取付精度
を低下させることも可能となり、製造・組立に際して作
業が単純化するとともに、製品不良率が低減する効果も
得られる。
また、布検出器の検出信号の最大値と最小値との差を監
視し、その差が所定値以下の時に異常信号を発生させる
信号発生手段を設ければ、倣い縫の実行前に、例えば、
加工布がミシンベッド上に準備されていない場合や、光
の透過率9反射率等の性質が検出可能な条件を満足せず
、加工布が布検出器にとって不適当なものである場合を
知ることができ、不良な倣い縫が実行される前に対処す
ることが可能となる。
さらに、走査手段を、加工布を押圧するための布押え装
置が加工布押圧位置へ変位操作されたことに応答して動
作するものとすれば、作業者が特に意識しなくても検出
基準値の較正が自動的に実行されてミシンの操作性が向
上する効果が得られる。
爽旌闘 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
本実施例のミシンは、第2図に示すように、上面が平ら
なミシンベッド10(以下、ベッド10という)と、そ
のベッド10の右端から立ち上がった脚柱部12と、そ
の脚柱部12の上端から片持ち状にかつベッド10にほ
ぼ平行に延びる了−ム14と、そのアーム14の先端に
設けられた頭部16とから成るミシン機枠18を備えて
いる。
頭部16にはミシンの起動、停止を制御するメインスイ
ッチ20が設けられ、アーム14にはこのミシンによっ
て形成可能な複数種類の縫目模様を表す形象が表示され
た表示板22と、縫目模様を選択するために操作される
模様選択スイッチ24とが設けられている。また、脚柱
部12には布端から一定の距離を隅でて縫目線を形成す
る倣い縫を行うための倣い縫スイッチ26と、針揺動調
節操作部材30および送り量調節操作部材32と、警告
灯33および針上げ指示灯34とが設けられている。
第3図は頭部16のカバーを外した状態を示しており、
頭部16に固定の突起35には、揺動支持枠としての針
棒台36が軸38によって垂直面内において揺動可能に
取り付けられている。この針棒台36に針棒40が上下
方向に摺動可能に取り付けられており、その下端に縫針
42が固定されている。針棒40は針棒上き44等を介
して図示しないミシンモータに接続されており、ミシン
モータの駆動によって針棒40および縫針42が上下往
復運動をさせられるようになっている。また、針棒台3
Hこ、はZ連杆46等を介して図示しない針揺動制御モ
ータが接続されており、この針揺動制御モータの駆動に
よって針棒台36が揺動させられることにより、縫針4
2の横方向の位置が左端位置と右端位置との間の一定の
範囲内において変更されるようになっている。
上記針棒台36には布検出器54が縫針42の中心線よ
りオペレータ側に取り付けられ、針棒台36と一体的に
揺動するようになっている。布検出器54は、赤外線を
放射する発光部56と、その赤外線の反射して来たもの
を受光する受光部58とを備えている。また、受光部5
8の近傍には、赤外線の通過は許容するが他の波長の光
は遮断する光学フィルタ60が設けられている。
前記ベッド10の上面には開口が形成されており、この
開口が針板66によって塞がれている。
この針板66には複数のスロットが形成され、このスロ
ットから送り歯68が上方へ突出可能とされている。こ
の送り歯68は図示しない送り制御モータによって送り
運動を与えられ、図示を省略する布押さえ足と共同して
加工布70を前後方向に送るものである。針板66には
更に左右方向に長い針孔72が形成されているが、この
針孔72に近接しかつこれと平行に反射面74が形成さ
れている。この反射面74は、前記布検出器54の発光
部56から放射された赤外線を受光部58に向かって反
射するものである。布検出器54は縫針42の中心線と
針板66の上面との交点(以下、針落下点という)より
一定小距離右斜め前方(オペレータ側)の点を中心とす
る検出領域SAからの反射光量の変動を検出する能力を
有している。
検出領域の多くが加工布70によって覆われれば、受光
部58の受光量が減少するわけであり、受光部58は検
出領域の加工布70によって覆われない部分の面積の変
動に対応した検出信号を出力するようになっている。ま
た、布検出器54は針棒台36に立設された軸76の回
りに回転可能とされて、針落下点と検出領域との横方向
距離が調節可能となっている。なお、その横方向距離は
布検出器54に形成された指針部78と針棒台36に表
示された目盛79とによって読み取られるようになって
いる。
第4図に本ミシンの制御装置を示す。この制御装置は一
部を除きディスクリート回路として示されているが、主
要部をマイクロコンピュータで構成することも可能であ
る。前記模様選択スイッチ24が図の左上に示されてい
る。この模様選択スイッチ24には模様選択カウンタ8
0が接続されており、模様選択スイッチ24の操作回数
をカウントし、そのカウント内容を縫目データ発生装置
82に供給する。また、図示はしないが、このカウント
内容に応じて、前記表示板22に配設されている複数の
発光ダイオードが発光させられ、選択された縫目模様が
示されるようになっている。
4由=                  /縫目ブ
ーツ発生装置82は形成可能な縫目模様の各々に対応し
た縫目データを記憶しており、それらの縫目データ中か
ら模様選択カウンタ80のカウント内容に対応した縫目
データを選択して送り演算装置84と針揺動演算装置8
6とに供給するようになっている。すなわち、縫目デー
タ発生装置82には前記針棒40が1往復上下運動する
毎に1個のパルス信号を発生するタイミングパルス発生
器88が接続されており、このタイミングパルスが供給
される毎に縫目データ発生装置82は縫目データ中の送
りデータおよび針揺動データをそれぞれ送り演算装置8
4および針揺動演算装置86に供給するのである。
上記送り演算装置84には送り量調節装置89が、また
、針揺動演算装置86には針揺動調節装置90がそれぞ
れ接続されている。送り量調節装置89は、前記送り量
調節操作部材32の操作に応して変化する送り調節デー
タを送り演算装置84に供給する。送り演算装置84は
、この送り調節データと前記縫目データ発生装置82か
ら供給される送りデータとの掛算を行って、縫目データ
発生装置82から供給された送りデータに送り量調節操
作部材32の操作位置に対応した変更を加えた上で、送
り駆動制御回路92に供給する。針揺動演算装置86も
同様にして縫目データ発生装置82から供給される針揺
動データに針揺動調節操作部材30の位置に対応した変
更を加えた上、マルチプレクサ94を径て針揺動制御回
路96に供給する。その結果、送り駆動制御回路92が
送り制御モータ98を、また、針揺動制御回路96が針
揺動制御(lモータ100をそれぞれ制御し、縫針42
の揺動および送り歯68による布送り量が適宜制御され
て、模様選択スイッチ24の操作によって選択された縫
目模様が形成されることとなる。
前記倣い縫スイッチ26は模様選択カウンタ80および
マルチプレクサ94に接続されており、このスイッチ2
6がオン状態とされることにより模様選)尺カウンタ8
0がリセ・ノドされて縫目データ発生装置82からは直
線縫いの縫目データが出力されるとともに、マルチプレ
クサ94は針揺動演算装置86の出力信号ではな(倣い
縫制御装置110の出力信号(走査制御信号あるいは針
位置制御信号)を針揺動制御回路96に供給する状態に
切り換えられる。
倣い縫制御装置110は前記布検出器54.ミシンモー
タが停止しているときにミシン停止信号を出力するミシ
ン停止信号発生装置112および縫針42がべ・ノドl
Oよりも上方に位置するときに針上信号を出力する針上
信号発生装置114を備えている。これら布検出器54
.ミシン停止信号発生装置112および針上信号発生装
置114のそれぞれの出力信号は、基準値較正装置11
6に供給されるようになっており、また、基準値較正装
置116にはトリガパルス発生器118が接続されて、
倣い縫スインチ26のオン信号の立上がり時にトリガパ
ルスが供給されるようになっている。基準値較正装置1
16は、第5図に示すように、CPU120.RAM1
22およびROM124を含むマイクロコンピュータか
ら成っており、ROM124には第6図のフローチャー
トで表される基準値較正用プログラムが記憶されている
。すなわち、基準値較正装置116には入力ボート12
6を介してミシン停止信号発生装置112、布検出器5
4.トリガパルス発生器118および針上信号発生装置
114が接続され、出力ポート128を介して比較器1
30.前記警告灯33、前記針上げ指示灯34および倣
い縫用マルチプレクサ132が接続されているのである
基準値較正装置116の作動は後に詳述するが、これに
よって較正された検出基準値は上記比較器130に供給
され、比較器130において、その検出基準値と、A/
D変換器134によってデジタル信号化された布検出器
54の検出信号との差に対応した大きさの信号が加算器
136に供給される。この加算器136は前記タイミン
グパルス発生器88から発せられるタイミングパルスが
オア回路138を経て供給される毎に比較器130とラ
ッチ140とからのデジタル信号を加算するようになっ
ている。また、同じタイミングパルスがモノマルチハイ
ブレーク142により遅延されてラッチ140に供給さ
れ、ラッチ140はこの遅延されたタイミングパルスに
応じて加算器136の内容を上記針位置制御信号として
保持するようになっている。
なお、タイミングパルス発生器88がタイミングパルス
を発するのは、ミシンモータが回転して針棒40が上下
往復運動している場合のみであるため、ミシンが停止し
ている状態においてもタイミングパルスに類似のクロッ
クパルスが加算器136およびラッチ140に供給され
るように、クロ、クバルス発生器144が設けられてい
る。ただし、クロックパルス発生器144から出力され
たクロ・7クパルスは、針上信号発生装置114からの
針上信号およびミシン停止信号発生装置112からのミ
シン停止信号が人力されている状態においてのみアンド
回路146およびオア回路138を経て加算器136お
よびラッチ140に供給されるようになっている。
上記のように構成されたミシンによって倣い縫を行う場
合には、オペレータはまず布検出器54を回転操作して
指針部78を所望の目盛位置に合わせる。次に、加工布
70を縫目形成希望位置が針孔72のほぼ中央となるよ
うに予めセットする。
そして、倣い縫スイッチ26を操作すれば模様選択カウ
ンタ80がリセットされ、それまでいかなる縫目模様が
選択されていた場合でも直線縫いが選択された状態とな
る。また、マルチプレクサ94が倣い縫用マルチプレク
サ132の出力信号を針揺動制御回路96に供給する状
態に切り換えられるとともに、倣い縫用マルチプレクサ
132が基準値較正装置116の走査制御信号をマルチ
プレクサ94に供給する状態に切り換えられる。その結
果、走査制御信号がマルチプレクサ94を経て針揺動制
御回路96に供給され、針揺動制御回路96はこの走査
制御信号に基づく方向および量だけ針揺動制御モータ1
00を駆動する。すなわち、針棒台36は走査制御信号
に基づいて揺動させられる状態となるのであり、その揺
動によって、布検出器54は針棒台36との相対回転位
置に応じて定められる左端検出位置りから右端検出位置
Rまでの間を1ピツチづつ揺動させられることとなるの
である。
この状態において、布検出器54は検出領域の加工布7
0に覆われていない部分の面積に対応する検出信号を出
力するから、その検出領域全域に加工布70が位置する
ときの最小値と、その検出領域全域に反射面74が位置
するときの最大値とが検出されるとともに、それら最大
値と最小値との平均値が検出基準値として設定される。
したがって、検出信号のレヘルが第7図(a)の正規状
態から図の(b)および(C)で示すグラフのようにシ
フトすれば、それに応じて検出基準値が較正されること
となるのである。
この検出基準値の設定は第6図のフローチャートで表さ
れるプログラムの実行によって行われる。
電源投入と同時にステップ31(以下、単にSlで表す
。他のステップについても同じとする。)において倣い
縫の実行が指示されるのを待つ状態となる。倣い縫スイ
ッチ26が操作されてオン信号が出され、トリガパルス
が発生したならば、Slの判定結果がYESとなり、さ
らに、S2において縫針42が上昇位置にあるか否かが
判定され、そうでなければS3において針上げ指示灯3
4が点燈させられて、オペレータに針上げの操作が促さ
れる。縫針42が上昇位置にあり、針上信号発生装置1
14から針上信号が出されていれば、判定結果がYES
となり、S4が実行される。
S4においては、倣い縫用マルチプレクサ132のボー
トがPaからpbに切り換えられる。基準値較正装置1
16の一出力信号である走査制御信号が前記マルチプレ
クサ94に供給される状態に切り換えられるのである。
そして、S5において、倣い縫用マルチプレクサ132
に走査制御信号により針棒台36が左端に位置させられ
、このときの布検出器54の検出信号が86においてR
AM122の第一レジスタおよび第二レジスタに記憶さ
れる。
S7においては、倣い縫用マルチプレクサ132に走査
制御信号として針棒台36を右に1ピツチ(本実施例に
おいては、左端位置と右端位置との間が14ピンチに分
割されている。)移動させることを指示する信号が供給
され、布検出器54と加工布70との横方向相対位置が
変動させられて、S8においてそのときの布検出器54
の検出信号がRAM122のアキュムレータ(以下、A
CCという)に記憶される。S9においては、ACCO
値が第一レジスタの値より小さいか否かが判定され、そ
うである場合には、SIOにおいて第一レジスタの値が
ACCの値に置き換えられるが、そうでない場合には、
その置き換えが行われない。そして、SllにおいてA
CCの値が第二レジスタの値より大きいか否かが判定さ
れ、判定結果がYESの場合にはS12において第二レ
ジスタの値がACCの値に置き換えられるが、判定結果
がNoの場合には、その置き換えが行われない。以上の
37から312までのステップは、縫針42が右端に位
置し、313における判定結果がYESとなるまで繰り
返され、最終的に第一レジスタに検出信号の最小値が、
第二レジスタに最大値が記憶されることとなる。
S14においては、第二レジスタの値から第一レジスタ
の値が差し引かれ、S15においてその差が1ボルトよ
り大きいか否かが判定される。判定結果がNOの場合は
、加工布70がへラド10上に載置されていないか、あ
るいは加工布70の光の反射率が異常に高く、布検出器
54にとって不適当であるなどの場合であり、S16に
おいて前記警告灯33が点燈されることにより、オペレ
ータに倣い縫の実行が良好に行い得ないことが警告され
る。一方、差が1ボルトより大きく、判定結果がYES
の場合には、S17において第一レジスタの値(最小値
)と第二レジスタの値(最大値)との平均値が演算され
、S18においてその平均値が検出基準値として基準値
メモリに記憶される。
519においては、倣い縫用マルチプレクサ132のポ
ートがPbからpaへ切り換えられて、走査制t:fl
l 13号の代わりに針位置制御信号が前記マルチプレ
クサ94に供給される状態とされる。
この状態においてはミシンはまだ起動されておらず、縫
針42は上昇位置にあるため、クロックパルス発生器1
44からのクロックパルスがアンド回路146およびオ
ア回路138を経て加算器136に供給される。このク
ロックパルスを受けた加算器136は、比較器130か
らの誤差信号とランチ140からのデジタル信号との加
算を行う。この加算結果が一定微小時間後にラッチ14
0に保持される。
ランチ140に保持されたデジタル信号は針位置制御信
号としてマルチプレクサ94を経て針揺動制御回路96
に供給され、針棒台36が揺動させられて、それに取り
付けられている布検出器54の位置が、その布検出器5
4からの検出信号が検出基準値と等しくなるように変更
される。1個のクロックパルスが加算器136に供給さ
れてから次のクロックパルスが加算器136に加えられ
るまでの間に、検出信号が検出基準値と一致するまで針
棒台36が揺動させられ得るように、クロックパルスの
周期が定められているのである。
上記のように検出信号が検出基準値と等しくなる結果、
比較器130から加算器136に供給されるデジタル信
号も零となる。そのため次のクロックパルスに応じて加
算器136が加算を行っても、その結果はラッチ140
に保持されているデジタル信号と変わらず、一定短時間
後にそれまでと同じデジタル信号がラッチ140に保持
されることとなる。結局、マルチプレクサ94を経て針
揺動制御回路96に供給される針位置制御信号も変わら
ず、針揺動制御モータ100および針棒台36が静止状
態に保たれる。
上記のようにして針棒台36の位置が変えられれば当然
縫針42の横方向位置も変えられ、その縫針42の落下
点の位置は加工布のほぼ縫目形成希望位置となる。この
位置を変更する場合にはオペレータは再び布検出器54
を回転操作して針棒台36に対する相対回転位置を変更
することにより、縫針42の落下点の位置を変える。こ
の位置が所望の位置となったとき、メインスイッチ20
を操作してミシンを起動させれば所望の位置に縫目線が
形成されることとなる。この際形成される縫目の大きさ
は縫目データ発生装置82から供給される送りデータと
送り量調節装置89から供給される送り調節データとに
よって決まることは通常の縫製作業におけると同様であ
る。
縫目線の形成に伴って加工布70が送られ、この過程に
おいてオペレータは布端の位置をほぼ一定に保つのであ
るが、これがある程度は変動することを避は得ない。こ
のように布端位置が変動した場合には、布検出器54か
らの検出信号が検出基準値と一致しなくなるため比較器
130からの誤差信号が零ではなくなり、これが加算器
136に供給される。ミシンの作動中においてはタイミ
ングパルス発生器88からのタイミングパルスがオア回
路138を経て加算器136に供給されるため、このタ
イミングパルスの入力に応じて加算器136がラッチ1
40からのデジタル信号と比較器130からの誤差信号
とを加算する。以後はミシンの停止状態において説明し
たのと同様の作動が行われて、布検出器54からの検出
信号が検出基準値と一敗するように針棒台36および縫
針42の位置が変えられる。このように加工布70の布
端の位置が変動した場合には縫針42の位置がそれに追
従するように自動的に変更されるため、縫目線は常に布
端からほぼ一定の距離の位置に形成されることとなり、
縫目線の形成位置、すなわち縫代がほぼ一定に保たれる
のである。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
比較器130.加算器136.ラッチ140、倣い縫用
マルチプレクサ132.マルチプレクサ94.針揺動制
御回路96等が倣い制御手段を構成しており、また、基
準値較正装置116の31〜S13を実行する部分、倣
い縫用マルチプレクサ132.マルチプレクサ94.針
揺動制御回路96が走査手段を構成しており、さらに、
基準値較正装置116のS17および318を実行する
部分が基準値較正手段として機能するようになっている
。また、基準値較正装置116のS14〜S16を実行
する部分が異常信号としての光を発する警告灯33と共
同して信号発生手段を構成している。
以上詳記した実施例においては布検出器54と針棒台3
6とが共通の針揺動制御モータ100によって駆動され
るようになっているが、布検出器54を針棒台36とは
別個に移動可能、かつ専用の制御モータによって駆動さ
れるものとすることも可能である。このようにすれば、
縫針42がベッド10の下方に位置するときでも布検出
器54が移動可能となって、最大値、最小値を検出した
り、布端位置を検出するための移動を行い得る時間が延
長されて、それらの検出が容易に行い得ることとなる。
なお、この場合、布端位置の変動に追従するための縫針
42の位置変更は、縫針42がヘソl” l O上方に
位置する間の一時期までには行われ、その一時間の間は
縫針42と布検出器54との横方向相対位置が一定に保
たれ、この時期の経過後は縫針42の位置変更が禁止さ
れる。なお、倣い4時の縫代の変更が不要な場合には布
検出器54と針棒台36とを固定してもよい。
また、上記実施例においては倣い縫スイ、チ26の操作
に基づいて検出基準値の設定を行うようになっているが
、それとは別の特定のスイッチの操作に基づいて行うこ
とも、オペレータが前記布押え足を下降させる操作を検
出するスイッチからの信号に応答して行うようにするこ
ともできる。
また、上記実施例においては倣い縫が行われる場合には
自動的に直線縫が選択されるようになっているが、これ
は倣い縫には一般に直線縫が使用されるためであって、
任意の縫目模様で倣い縫を行い得るようにすることも可
能である。
また、上記実施例においては倣い縫の異常状態を警告灯
33あるいは針上げ指示灯34を点燈させることによっ
てオペレータに指示するようになっているが、ブザーあ
るいはディスプレイによって指示することも可能である
また、上記実施例においては基準値較正装置116がマ
イクロコンピュータによって構成されているが、ディス
クリート回路によって構成することも可能である。
その他、布検出器54や倣い縫制御装置110の構成を
変更し、あるいは針棒台36をほぼ垂直な軸線のまわり
の揺動運動によって縫針42の横方向位置を変えるもの
とし、あるいはジグザグミシン全体の構成を変更するな
ど、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した
態様で本発明を実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概念的に示すブロック図である
。第2図は本発明の一実施例である布縁倣い縫ミシンの
外観を概略的に示す斜視図である。 第3図は同ミシンの頭部をそのカバーを外した状態で示
す斜視図である。第4図は同ミシンの制御回路を示すブ
ロック図である。第5図は同ミシンの基準値較正装置を
示すブロック図であり、第6図はその基準値較正装置の
プログラムメモリに記憶された制御プログラムを示すフ
ローチャートである。第7図は同ミシンに使用される布
検出器の検出信号と検出基準値との関係を示すグラフで
ある。 10:ベッド     18:ミシン機枠36;針棒台
     40:針棒 42:縫針      54:布検出器70:加工布 100:針揺動制御モータ 110:倣い縫制御装置 116:基準値較正装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)縫針の上下動に調時して加工布を所定移送方向に
    移送する布送り装置と、 前記縫針がミシンベッド上方に位置する間の少なくとも
    一時期に前記所定移送方向と交差する横方向において縫
    針と所定相対的位置関係を有し、前記所定移送方向に延
    びる加工布の布端を検出する布検出器と、 その布検出器と加工布の布端との前記横方向における相
    対的位置を変化させるために駆動される制御モータと、 前記布検出器が加工布の布端を検出して検出基準値の検
    出信号を発生するように前記制御モータの駆動を制御す
    る倣い制御手段とを備え、加工布の布端に沿って連続し
    た縫目を形成する倣い縫を実行するミシンにおいて、 前記布検出器から異なる値の検出信号を得るために前記
    倣い縫の実行前に前記制御モータの駆動を制御する走査
    手段と、その走査手段の動作により得られた前記検出信
    号の平均値を演算し、その平均値を前記検出基準値とし
    て設定する基準値較正手段とを含むことを特徴とする検
    出基準値較正可能な布縁倣い縫ミシン。
  2. (2)前記走査手段の動作により得られた検出信号の最
    大値と最小値との差が所定値以下の時に異常信号を発生
    する信号発生手段を更に含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の検出基準値較正可能な布縁倣い縫ミ
    シン。
  3. (3)前記走査手段は、加工布を押圧する布押え装置が
    加工布押圧位置へ変位操作されたことに応答して動作す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の検出基
    準値較正可能な布縁倣い縫ミシン。
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