JPS63249287A - 硬貨選別通路装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、ｖＪ貨選別通路装置に関し、特に、硬貨通路
底面上に硬貨径の小から人の順に選別溝孔が配列形成さ
れ、Ｖ！！貨を搬送ベルト手段で硬貨通路底面上を搬送
することにより硬貨径に応じた選別溝孔へ排出してなる
硬貨選別通路装置に関する。

（従来の技術） この種の硬貨選別通路装置としては、特開昭５７−４３
２８６号公報に示されるものがある。

この硬貨選別通路装置の搬送ベルト手段は、硬貨通路底
面上の選別溝孔毎に対応した搬送ベルトをそれぞれ有し
、その各搬送ベルトを通路幅方向・−側の各選別溝孔の
形成球準となる選別基準レールに対して傾斜状態で臨ま
せており、そして、硬貨通路内に送り込まれる硬貨を、
各搬送ベルトの傾斜によって選別Ｉｔ　ｔ￥レールに沿
わせながら硬貨通路内を搬送し、硬貨径に応じた各選別
洞孔へ排出するようになっている。

（発明が解決しようとする問題点） 上述のような従来の装置は、多数の搬送ベルトによって
選別基準レールに硬貨を沿わせながら搬送する構造であ
るので、各搬送ベルトを支持する支持機構をそれぞれ設
ける必要があり、部品点数が非常に多く、組立が複雑で
コストが高くなる。

また、各搬送ベルトの選別基準レールに対する傾斜角度
を正確に設定する必要がある。すなわら、傾斜角度が大
きいと、硬貨が選別基準レールに勢いよく当たるために
はね返り竹田が働いて選別基準レールから離れ、落下選
別されるべき選別溝孔上を通過して２４選別を生じるこ
とがあり、また、傾斜角度が小さいと、硬貨を選別基準
レールへ１−分に寄せられず、選別基準レールに接触す
るまでに落下選別されるべき選別溝孔上を通過して誤選
別を生じることになる。

また、各搬送ベルト間の回転速度のずれや、搬送する硬
貨同士の間隔をあけるために後流側の搬送ベルトの周速
を速く設定することによって、搬送ベルトと硬貨との間
に摩擦が住じ、搬送ベルトの摩耗が激しい。

本発明は上述のような問題点に鑑みなされたもので、構
造が簡単でコストが安く、しかも、硬ａを選別基型レー
ルに確実に沿わせて１確な選別を行なえる硬ｎ選別通路
５Ａ置を提供することを目的とするものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は、硬貨通路２２ａの底面上に硬貨径の小から人
の順に選別溝孔９３が配列形成され、硬貨を搬送ベルト
１段９５ｒ：硬貨通路２２ａ上を搬送することにより硬
貨径に応じた選別溝孔９３へ排出してなるＶｆ！貨選別
通路装置において、直線状の選別基準側面９２ａを右し
てこの選別基準側面９２ａを基準にして前記各選別溝孔
９３が形成される選別基準レールであって、第１番目の
選別消孔９３の基準レールとなる選別基準側面部位より
も上流域には通路幅方向外側に位置して硬貨を選別基準
側面９２ａへ誘導する硬貨誘導側面９４が形成されてな
る選別基準レール９２を設け、また、少なくとも前記硬
貨誘導側面９４が位置される硬貨通路域から各選別溝孔
９３が形成される硬貨通路域の全域に渡って少なくとも
１本の丸ベルト９７を硬貨通路方向に張設し、そして、
前記選別基準側面９２ａの側部よりも上流の硬へ通路２
２ａ上に位置され、搬送されてくる硬貨を硬貨誘導側面
９４に沿わせて搬送すべく丸へルト９７の硬貨通路２２
ａ上のベルト部位の通路幅方向の移動を規制する入口部
溝付プーリ３６を設けると共に、前記選別基準側面９２
ａの側部の各選別溝孔９３が形成される硬貨通路域上に
沿って複数位置され、前記丸ベルト９７の各選別溝孔９
３が形成される硬貨通路域上のベルト部位の通路幅方向
の移動を規制する複数の通路部溝ｆｉＪプーリ９９を設
け、かつ、前記丸ベル１〜９７の入口部溝付プーリ３６
と第１番目の通路部溝付プーリ９９との間に位置するベ
ルト部位の通路幅方向の移動を許容しかつそのベルト部
位を硬貨上面に対し押えイ・１けるガイドローラ９８を
設けたものである。

（作用） 本発明の硬貨選別通路装置は、丸ベルト９７の入口部溝
付プーリ３６によって通路幅り向の移動が規制されるベ
ルト部位で、搬送されてくる硬貨を硬貨誘導側面９４に
沿わせ′Ｃ搬送させることにより、硬貨を硬貨通路２２
ａ内りに移行させて選別基準側面９２ａへ誘導する。こ
の硬貨の硬貨通路２２ａ内方への移行によって、丸ベル
ト９１の入口部溝付プーリ３６と第１番目の通路部溝付
プーリ９９との間でがつガイドローラ９８によって通路
幅方向への移動を許容されたベルト部位が選別基準側面
９２ａがら離反する方向に彎曲状に変位し、この丸ベル
ト９１の変位の復元力によって選別基準側面９２ａに誘
導された硬貨をその選別基準側面９２ａに押えず・１け
る。

そして、硬貨を選別Ｖ、準側面９２ａに押え付けた状態
で搬送して第１番目の通路部溝付プーリ９９下部のベル
ト部位に進入することによって、それ以降は硬貨通路２
２ａの複数の通路部溝付プーリ９９によって通路幅方向
の移動を規制されたベルト部位で、硬貨を選別基準側面
９２ａに沿って搬送する。その搬送途中で対応する選別
溝孔９３へ硬貨を排出して選別する。

（実施例） 以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照して説明す
る。

第１図ないし第３図のように、循環式硬貨入出金機は、
入金硬貨を出金硬貨に利用してなるもので、機体１の上
部に装着される図示しない上部カバーに入金硬貨を受入
れる投入口を右し、また、機体１の前面下部に出金硬貨
等（入金返却ｒａａや回収硬貨等も含む）を放出する後
述する放出口１２５を有している。

２は硬貨受入繰出部で、機体１の前側上部中央域でかつ
前記」一部カバーの投入口の１・部に配設され、投入口
を通じて投入される入金硬貨をＩ／Ｉｉ貨貯留部３内に
一括して受入れるようになっている。

そして、この硬貨受入繰出部２の硬貨貯留部３は、底部
をコンベア４によって構成されるとともに、側部を硬貨
貯留枠５によって構成され、上部が投入口に連通ずる開
口として構成されている。

前記コンベア４は、第７図に図示するモータＭ１によっ
て正転駆動される一対のローラ６ａ、　６ｂに繰出ベル
ト７が架設されてなり、繰出方向（第１図および第２図
右方）が上りに位置する傾斜姿勢に配設されている。

前記硬貨貯留枠５は、ベルト幅方向の内向側を、上方へ
略垂直に立上げられた側壁部８ａ、　８ｂ。

８Ｃと、上方に向かうにしたがってベルト幅方向に広が
り状態で傾斜する傾斜壁部９ａ、　９ｂとが交互に組合
わされて構成され、その側壁部８ａ、　８層間の幅（繰
出ベルト７のベルト幅に相当）は処即対粂硬貨の直径よ
り大でかつ直径の２倍より小に形成されている。また、
繰出方向と反対側の内側を、前記側壁部８ａ、　８ｂお
よび傾斜壁部９ａと接続しベルト幅１ノ向に非対称形状
に形成されたガイド側壁部１０と、上方へ略垂直に立上
げられた側壁部１１とで構成されている。なお、ガイド
側壁部１０に：は、後述する入金硬貨収納部６１から補
給される硬貨を硬貨貯留部３内に受入れるための通口１
２が間口されているが、この通口１２は硬貨貯留部３の
方向に向がって下がる傾斜状に形成されており、入金硬
貨収納部６１からの硬貨を硬貨貯留部３に導くとともに
、硬貨貯留部３から入金ｌ１ｉ２＋貨収納部６１へは１
ｉｉＩ！貨が行かないようにしている。

また、前記コンベア４の繰出方向の上部に逆転ローラ１
３が配設され、この逆転ローラ１３は、コンベア４の上
面との間に硬ｖｉ１枚のみが通過可能な間隔をあけ、コ
ンベア４を正転駆動する同一のモータＭ１によって逆転
駆動され、コンベア４によって繰出される硬貨を硬貨厚
み方向に１層にして、コンベア４の上面に接する硬貨の
みの通過を許容する。

また、前記−コンベア４の繰出側において、ベルト幅方
向の一側の硬ｔｉ　２　Ｗ壁部１４がコンベア４上に突
出して、伯側の側壁部１５との間隔を処理対９硬貨最大
径硬貨が通過できる稈度に構成している。

２１は入金硬貨識別分岐通路部で、機体１の右側上部域
に配設され、前記硬貨受入繰出部２がら繰出される硬貨
をｖＪ！貨通路２２内に受入れてその硬貨通路２２内を
搬送するよ°うになっている。ぞして、この硬貨通路２
２は、後述する補給（？ｆ！貨分類通路部９１と共用す
る略し字板状に形成された通路底板２３上に、通路幅方
向を通路側板２４．２５により構成されて形成され、硬
貨通路入口部を硬貨受入繰出部２の硬貨繰出端部に連設
させると共に硬貨通路終端部を補給硬貨分類通路部９１
に連設させ、かつ、硬貨通路入口部に機体１の前側から
右側に沿って略直角に曲がる」−す一部２６が形成され
Ｃいると共に、硬貨通路終端部に機体１の右側から後側
に沿って略直角に曲がるコーナ一部２７が形成されてい
る。

また、前記硬貨通路２２の上部には、硬貨通路２２内に
受入れた硬貨を搬送するための搬送ベルト手段２８が設
けられ、この搬送ベル］一手段２８は、第１および第２
の丸ベルト２９．３０を備えている。この第１の丸ベル
ト２９は、硬貨受入繰出部２のコンベア４の硬貨繰出端
部の上方に軸架したプーリ３１と、」−ナ一部２６に水
平方向に回転自在に軸架しベルト架設方向を硬貨通路２
２に合わせて略直角に変えるプーリ３２と、コーナ一部
２６の直後に回転自在に軸架したプーリ３３との間に張
設され、そして、プーリ３１が第７図に図示するモータ
Ｍ２で回転駆動されて硬貨搬送方向に回転されるように
なっている。なお、プーリ３３はこのプーリ３３の側部
に回転自在に軸架されたプーリ３４の支＠３４ａに対し
て回転自６になっている。また、第２の丸ベルト３０は
、前記プ・−リ３４と、コーナ一部２７に水平方向に回
転自在に軸架しベルト架設り向を硬貨通路２２に合わＶ
て略直角に変えるプーリ３５と、コーナ一部２１の直後
に設けた入口部溝付プーリ３Ｇとに架設され、そして、
入口部溝付プーリ３６が第７図に図示するモータＭ３で
回転駆動されて硬貨搬送方向に回転されるようになって
いる。なお、第１の丸ベル［・２９の回転速ｉＶ１と第
２の丸ベルト３０の回転速度ｖ２との関係はｖｌ　＜ｖ
２にあり、硬貨通路内２２を搬送される硬Ｌ５の間隔を
ありるようになっている。

また、前記硬貨通路２２のプーリ３３．３４の下流位置
に硬貨識別部３ｔが設置）られ、この硬貨識別部３７は
、材質センナ３８を硬貨通路２２の上下面に臨ませてお
り、硬貨通路２２を搬送される硬貨の材質を検知して、
正規ＩＩ！Ｉ！貨か否かや金種を識別するようになって
いる。なお、この材質センサ３８の硬貨通路底面前後位
買において、丸ベルト３０の硬貨通路底面に臨むベルト
部位をプーリ３９．３９が硬貨通路底面方向に押え付け
、硬貨の浮上りを防出するようになっている。

この硬貨識別部３７の下流位置に入金正規硬１−１分岐
ゲー１〜４０が設けられ、この入金正規硬貨分岐ゲート
４０は、硬貨通路２２面に開口する落下孔４１およびこ
の落下孔４１内で通路幅方向に第７図に示すソレノイド
ＳＤ１の励磁によって選択的に開放移動すると共に講励
磁で閉塞移動するシャッター４２を有し、識別部３７で
正規硬貨と判断された入金硬貨はシャッター４２が入金
時の定位置としての開放位置に位置しているので落下孔
４１へ落下され、また、識別部３７で正規硬貨でなく偽
貨等の入金リジェクト硬貨と判断された入金硬貨は、識
別部３７の信号に基づきソレノイドＳＤ１の」励磁によ
りシャッター４２が通路内方に−・時的に閉塞移動して
落下孔４１上を通過させ、Ｔａ負通路２２のさらに下流
に流すようになっている。なお、この落下孔４１の上部
位置において、丸ベルト３０の落下孔４１に臨むベルト
部位をプーリ４３によって落下孔４１方向に押え付け、
正規硬貨を落下孔４１に確実に落し込むようになってい
る。

この入金正規硬貨分岐ゲート４０の下流位置のコーナ一
部２１に入金リジェクト硬貨分岐ゲート４４が設けられ
、この入金リジェクト硬貨分岐グー１−４４は、硬貨通
２８２２面に開口する落下孔４５およびこの落下孔４５
を第７図に示すソレノイドＳＤ２の励磁で揺動閉塞する
と共にジ１励磁で揺動開放するシャッター４６を有し、
識別部３７で入金リジェクト硬貨と判断され入金正規硬
貨分岐ゲート４０で分岐されずに搬送されて来る硬貨は
、シャッター４６が開放位置を入金時の定位置とされて
いるので開放状態の落下孔４５に落下される。

５１は一時保留部で、硬貨通路２２の下方から硬貨受入
繰出部２の後側に渡って隣接配置され、前記入金正規硬
貨分岐ゲート４０の落下孔４１から落下される正規％四
層を一時保留するようになっている。

そして、この一時保留部５１は、落下孔４１の下方に配
設され落下孔４１から落下する硬貨を一時保留部５１に
導くシュート５２を有し、底部を−詩保留硬貨門出用コ
ンベア５３′ｃ構成され、側部を一時保留枠５４で構成
されている。

前記コンベア５３は、第７図に示１モータＭ４によって
正転駆動される一対のローラ５５ａ　、　５５ｂおよび
補助ローラ５５ｃに、表面に硬貨を引掛けるための図示
しない突起を複数有した排出用ベルト５６が架設されて
なり、枯山方向（第１図および第２図左方）が上方に位
置する傾斜姿勢に配設されている。

前記−・時保留枠５４は、前記シー１−ト５２の導出側
に連設され、コンベア５３の両側にコンベア５３の上面
よりも上方に突出して一時保苗部５１の内側壁を構成す
る側板５４ａ　、　５４ａを設け、かつ、コンベア５３
の硬貨初出方向と反対の下部表面に臨ませて一時保留部
５１の内側壁を構成する保留板５４ｂを設け、また、コ
ンベア５３の硬貨排出端部に臨ませて硬貨の飛出しを防
止する硬貨案内板５４ｃが設けられている。

５７は切換部材で、前記コンベア５３の硬貨排出端部に
臨ませて配設したシャッター５８からなり、このシャッ
ター５８は、前記側板５４ａ　、　５４ａ間に第７図に
示すロータリーソレノイドＳ　Ｄ　：＋で選択的に回転
駆動される支軸５８ｉ１によって１工朔可能とし、ソレ
ノイドＳＤコの励磁による下１ノ揺動時に、一時保留部
５１から初出される硬貨をシ・ヤッター５８の上面と硬
貨案内板５４ｃとの間を通じで後述する入金硬貨収納部
６１へ導出し、また、上り揺ＩＪＪ時に、コンベア５３
の硬貨排出端部から下方に向かって略垂直に設けられた
返却用シュート５９へ導出する。

６１は入金硬貨収納部で、機体１の前側の前記硬貨受入
繰出部２および一時保留部５１の左側に配設され、機体
１に設けられた上方に開口する金相収納枠６２内に着脱
自在に収納される金相６３から構成されている。

この金相６３は、第４図および第５図にも示ずように、
内部に収納空間部６４を有し、この収納空間部６４内に
、前記切換部材５７によって導出される硬貨を、金相収
納枠６２の通口６２ａ１金箱６３の受入口６５を通じて
受入れて収納し、また、収納空間部６４内に収納された
硬貨を、補給硬貨供給手段６６によって、金相６３の繰
出口６１、金相収納枠６２の通口６２ｂ、前記硬貨受入
繰出部２の通口１２を通じて硬貨受入繰出部２へ繰出す
構成になっている。

そして、収納空間部６４は、仕切壁部６８によって第１
収納空間部６９および第２収納空間部７０に仕切ってお
り、第１収納空間部６９は前記補給硬貨供給手段６６を
有している。

前記受入口６５から受入れた硬貨は硬貨案内枠７１を通
じて第１収納空間部６９へ導くようになっている。この
硬貨案内枠７１は、第１収納空間部６９方向かつ第２収
納空間部７０１．向に斜めに下がる傾斜面部１２を有し
、この傾斜面部７２で硬貨を第１収納空間部６９へ導く
ようになっており、この傾斜面部７２の第２収納空間部
７０に臨む縁部の上部域すなわち受入口６５に対向する
位置に、受入口６５から飛込む硬貨を第２収納空間部７
０に直接放出させずに第１収納空間部６９ノｊ向に導く
ための′ａ蔽壁部１３が設けられ、また、第１収納空間
部６９に臨む縁部の、Ｌ部域すなわち金相６３の受入口
６５および繰出口６１が形成された側面近傍域に、傾斜
面部７２を滑り落ちる硬貨を第１収納空間部６９の後述
する逆転ローラ８４の位置より）僚の位置のコンベア７
５上へ導くための遮蔽突部７４が設けられＣいる。

また、前記第１収納空間部６９は、底部を補給硬貨供給
手段６６の〕ンベア７５で構成されると共に、側部を収
納枠１６で構成される。そして、コンベア７５は、第７
図に示すモータＭ５によって正転駆動される一対のロー
ラ７７ａ　、　７７ｂに繰出ベルト７８が架設されてな
り、繰出方向（第１図、第２図および第５図ではも方）
が上位に位置する傾斜姿勢に配設されている。一方、収
納枠１Ｇは、ベルト幅方向の山内側を、傾斜姿勢のコン
ベア乃の上面から一定高さに立上げられた側壁部７９ａ
　、　７９ｂ　、側壁部７９ｂから１７７へ向かうにし
たがってベルト幅方向に広がり状態に傾斜する傾斜側壁
８０で構成され、その側壁部７９ａ　、　７９ｂ間の幅
（繰出ベルト・７８のベルト幅に相当）は処理対象硬貨
の直径より大でかつ直径の２倍より小に形成され、また
、繰出り向と反対側の内側を上方に向かうにしたがって
傾斜する傾斜壁部８１で構成され、この傾斜壁部８１と
傾斜側壁部８０とを傾斜側壁部８２が連設している。

なお、収納枠７６の第２収納空間部７０に臨む側壁部７
９ａが第１収納？間部６９と第２収納空間部７０を仕切
る前記仕切壁部６８として構成され、また、この側壁部
７９ａの上部空域および傾斜面部１２の第２収納空間部
７０に臨む縁部下部域の上部空域が、硬與収納逢がいっ
ばいになり第１収納空間部６９に収納できない硬貨を第
２収納空間部７０に収納するための硬貨オーバーフロー
〇８３として構成される。

なお、第１収納空間部６９における硬貨収納可能枚数は
６金種Ｘ５０枚＝３００枚程度に設定し、この程痘の収
納量では前記コンベア７５を駆動するにあたって必要と
する駆動力は小さなもので可能になっており、また、第
２収納空間部７０の硬貨の収納量は５００枚程度に設定
している。

また、コンベア７５の繰出方向の上部に逆転ローラ８４
が配設され、この逆転ローラ８４は、コンベア１５の上
面との間に数枚の硬貨が通過可能な間隔をあけ、］コン
ベア５を正転駆動する同一のモータＭ５によって逆転駆
動され、コンベア７５によって繰出される硬貨を厚み方
向に数枚にするようになっている。そして、この逆転ロ
ーラ８４の一端は前記遮蔽突部７４の側部の側壁部７９
ａの孔部８５内に挿入配置され、他端は側゛壁部７９ｂ
の溝部８６に配置されている。

なお、前記コンベア７５および逆転ローラ８４の駆動に
あたっては、金相６３を機体１の金相収納枠６２に装着
した際に機体１内に配設したモータＭ５に連結して駆動
伝達する構造、あるいは金相６３の内部にモータＭ５を
配設しておき、金相６３を機体１の金相収納枠６２に装
着した際にぞのモータＭ５に給電回路を電気的に接続す
る構造が採られる。

また、前記第２収納空間部７０は、底部を金相６３の底
板で構成され、側部を硬貨案内枠１１の側面、側壁部７
９ａ１金箱６３の側板で構成されている。

そうして、受入口Ｃ５から硬貨は硬貨案内枠７１の傾斜
面部７２によって、第１収納空間部６９へ導かれて」ン
ベア７５上に収納される。また、コンベア１５上の硬ｖ
４邑がある稈変いっばいになると、硬貨がコンベア７５
上の収納済硬貨上に導かれても、仕切壁部６８を乗越え
、硬貨オーバーフロー０８３を通じて第２収納空間部７
０へ収納されたり、あるいは硬貨が傾斜面部７２を滑り
落ちる過程で、コンベア７５上の収納済硬貨によってコ
ンベア７５上には導かれずに第２収納空間部７０に直接
導かれて収納される。

また、前記受入口６５はシｔ？ツタ−８７で間開可能と
し、金相６３の運搬時に受入口６５を閉塞し、金相６３
の機体１への装着時にガイド溝８８に沿って下方に移動
させて受入口６５を開放づる。また、金相６３の上面に
は金相運搬用の取手８９が取付けられている。

９１は補給硬貨分類通路部で、前記入金硬貨識別分岐通
路部２１の終端部に連続して機体１の後側上部域に配設
され、前記入金硬貨収納部６１から硬貨受入繰出部２お
よび入金硬貨識別分岐通路部２１を通じて補給される硬
貨を硬貨通路２２ａ内に受入れてその硬貨通路２２ａ内
を金種別に分類するために搬送する。そして、この補給
硬貨分類通路部９１の硬貨通路２２ａは、前記入金硬貨
識別′分岐通路部２１と共用する略し字板状に形成され
た通路底板２３上に、通路幅方向を前記通路側板２４に
３１設された通路側板２４Ａおよび前記通路側板２５に
連設された選別基準レール９２により構成されて形成さ
れている。そして、選別基型レール９２は通路に臨まぜ
て直線状の選別基準側面９２ａを右し、この選別基準側
面９２ａを基準にして通路底板２３上に、第６図にも示
すように、各金種の硬貨径に応じた選別溝孔９３が硬貨
通路２２ａの上流側から’′Ｆ−流側に渡って小から人
の順に配列形成されている。

また、第１番目の選別消孔９３の基準レールとなる選別
基準側面９２ａ部位の上流域には、硬貨通路２２ａの幅
方向外方に位置し通路側板２５の終端近傍に形成された
側面２５ａ（選別基準側面９２ａに平行な側面）から内
方の選別基準側面９２８　ｋ：向かって傾斜面とし、入
金硬貨識別分岐通路部２１から搬送ベルト手段２８で搬
送されて来る硬αを選別基準側面９２ａ　ｋ：誘導する
硬貨誘導側面９４が形成されている。なお、この硬貨誘
導側面９４は選別基準レール９２の最上流域と前記通路
側板２５の最下流域との連設箇所で選別基準レール９２
の始端部分と通路側板２５の終端部分の両方にわたって
形成されている。

また、通路側板２４の終端域には前記側面２５ａに平行
な側面２４ａが形成されこの側面２４ａは処理対象硬貨
をすべて硬貨誘導側面９４または選別基準側面９２ａに
当接させることを保証するもので側面２４ａと選別基準
側面９２ａの延長線との間隔が処理対栄中の最小径硬貨
径寸法またはそれよりやや小なる寸法とされる。

また、硬貨通路２２ａの上方には搬送ベルト手段９５が
配設され、この搬送ベルト手段９５は、ｖｆ！貨誘導側
面９４の側部に軸架された前記入口部溝付プーリ３６と
最下流の選別肩孔９３よりも下流位置に回転自在に軸架
された溝付プーリ９６との間に張設された２木の丸ベル
ト９７．９７で構成され、丸ベルト３０と同様第７図に
示すモータＭ３で駆動される。

そして、第１番目の選別洞孔９３の上部位置において、
丸ベルト９７．９７の選別溝孔９３に座むベルト部位を
通路幅方向の移動を許容しつつベルト浮上りを）Ｒｆｌ
、ｌＪ　Ｌ、、対応硬貨を選別溝孔９３内へ落し込むガ
イドローラ９８が回転自在に軸架され、また、第２番目
以復の各選別溝孔９３の上部位置において、丸ベルト９
７．９７の各選別溝孔９３に臨むベルト部位を通路幅方
向の移動を規制しつつ選別溝孔９３方向に付勢し、対応
硬貨を各選別溝孔９３内へ落し込む通路部溝付プーリ９
９がそれぞれ回転自在に軸架されており、第１番［］の
選選別溝孔３を通過した硬貨は選別基準側面９２ａとの
接触状態を保ちなから１１ｉ貨通路２２ａ上を移送され
る。なお、この各通路部溝付プーリ９９は、第６図のよ
うに、一端を支点として揺動する支持板１００の先端に
回転自在に軸架され、その支持板１００の先端に連結さ
れたスプリング１０１によって選別溝孔９３方向に揺動
付勢される１゜なお、通路底面２３における通路側板２
４＾の通路幅方向外側の通路底板２３部分には開口部１
０２が形成されている。

１１１は金種別硬貨収納投出部で、前記補給硬貨分類通
路部９１の下部域すなわち機体１の後側下部域に配設さ
れ、各選別溝孔９３の下部に対応して硬貨を重積収納す
る各金種毎の投出筒１１２を有し、各選別溝孔９３から
落下する硬貨を、各選別溝孔９３の下部に設けた図示し
ないシュートを介して各投出筒１１２の上端開口から取
込み水平姿勢で重積収納する。

この各投出筒１１２の下部は投出ガイド板１１３に嵌合
支持され、かつ、各投出筒１１２の下部毎に投出手段１
１４がそれぞれ設けられている。この投出手段１１４は
、各投出筒１１２の下部の前後各位置に回転自在に軸架
されたプーリ１１５　、１１６間に表面に突起１１７を
突設した投出ベルト１１８を架設し、そして、プーリ１
１５あるいはプーリ１１６が各投出筒１１２毎に設けら
れる第７図に示すモータＭ６〜Ｍ１１で回転駆動され、
投出ベルト１１８が１回転する毎に、投出ベルト１１８
の突起１１７が投出筒１１２の後側から内部に進入して
、投出筒１１２内の最下位硬貨を前方へ押出し投出する
。

なお、各投出筒１１２には、硬貨収納状態（筒内硬貨の
満杯または不足）を検知する検知部１１２ａ１〜１１２
ａ６を備えている。

１２１は受皿挿入部で、機体１の前面下部寸なわら前記
硬貨受入繰出部２、入金硬貨収納部６１および一時保留
部５１の下部に受皿１２２を挿入配置可能とする凹部状
に形成され、この受皿挿入部１２１の内側中央域に、挿
入される受皿１２２の挿入端が当接して位置決めする位
置決め面部１２３が設けられている。そして、この受皿
挿入部１２１の上部の機体１内に、前記返却用シュート
５９の下方でかつ前記各投出筒１１２のＦ部前方に沿っ
て出金用シ」−ト１２４が設けられ、返却用シュー［・
５９を通じて返却される硬貨あるいは投出筒１１２かう
投出される硬貨を出金用シュート１２４で受取り、出金
用シュート１２４の下部の放出口１２５を通じて受皿挿
入部１２１内に挿入配置された受皿１２２内へ放出する
。

また、この受皿挿入部１２１内に受皿１２２が挿入され
ているか否かを複数の光センサ１２６によって検知する
よう犀なっている。

また、前記入金リジェクト硬貨分岐ゲート４４の落下孔
４５の下部に連続して、落下孔４５から分岐された硬貨
を機体１の前方へ導くリジェクトシュート１３１が設け
られ、このリジｆクトシュート１３１を通じて機体１の
前面に開口するりジェクト硬貨初出口１３２を備えたり
ジェクト枠１３３内へ入金リジェクト硬貨が排出される
。なＪ３、第７図において、１４０は操作部１４１の指
令操作に基づきソレノイドＳＤ１〜ＳＤ：１、モータＭ
１〜Ｍ１１を制御する制御部であり、この制御部１４０
は材質センサ３８、光センサ１２６、検知部１１２ａ１
〜１１２ａ６、タイマ１４２と接続されている。なお、
操作部１４１はスタート釦、入金処理指定釦、出金処理
指定釦、出金データ入力−１−ＰＸ、内部補給指令釦、
外部補給指令釦、回収処理指定釦、計数処理指定釦、入
金承認用等を含んでいる。

次に、木実店例の作用を説明する。

■　入金取引 テラーは第７図に示す操作部１４１　　（ｌａ休体の前
面にある操作部あるいは入出金機に接続されたテラーズ
マシン等）の入金処理を指定釦を操作し、顧客等から受
取った入金硬貨を投入口へ投入し、スタート釦の操作で
入金処理が開始される。このスタート釦の操作と共にシ
ャッター４２のソレノイドＳＤ１が励磁されてシャッタ
ー４２は開放位置に位置される。なお、シｔノツター４
６のソレノイドＳＤ２は非励磁のままで開放位置に位置
されている。

入金処理の開始により、モータＭ１．Ｍ２　。

Ｍコが回転され入金硬ｔ′Ｊ！別分岐通路部２１の丸ベ
ルト２９．３０が回転駆動されると共に、ｖｆ！貨受入
裸出部２のコンベア４が正転および逆転ローラ１３が逆
転駆動される。そし【、投入口を通じ゛Ｃ硬貨受入繰出
部２の貯留部３内に投入された硬貨は、コンベア４で繰
出されると共に逆転ローラ１３によって１層にされて入
金硬貨識別分岐通路部２１の硬貨通路２２内へ１枚ずつ
連続して繰出される。

硬貨通路２２内に繰出された硬貨は、第１および第２の
丸ベルト２９．３０によって通路底板２３Ｆを搬送され
、そして、第１の丸ベルト２９から第２の丸ベルト３０
へ渡す間に回転の速い第２の丸ベルト３０によって連続
する硬貨の間隔があけられ、識別部３７の材質センサー
３８によっ゛て識別される。

そして、識別部３７で正規硬αと判断さ゛れた硬貨は、
入金正規硬貨分岐ゲー１−４０で硬貨通路２２上から分
岐される。すなわら、シャッター４２は開放位置にあり
、落下孔４１は開放されており、該当の正規硬貨は落下
孔４１から落下させる。そして、落下孔４１から落下さ
れた硬貨は、落下孔４１の下部のシ１−ト５２を通じて
一時保団部５１の−」ンベア５３上に一時保留される。

また、識別部３７で硬貨が偽貨等の不適正硬貨と判断さ
れると、材質センυ３８からの偽貨識別信号に基づきソ
レノイドＳＤ１を非励磁にしてシャッター４２を閉塞し
、そのｌＩ！貨は、入金正規硬貨分岐ゲート４０の落下
孔４１の閉塞状態にあるシャッター４２上を通過して硬
貨通路２２の下流に搬送され、入金リジェクト硬貨分岐
ゲート４４で硬貨通路２２上から分岐される。すなわち
、シャッター４６は開放位置におかれたままで落下孔４
５も開放状態のままであり、該当の入金リジェクト硬貨
を落下孔４５から落下させる。そして、材ｉｔ−ンサ３
８が次に到来する正Ｍ硬貨を識別した時点でその信号に
基づきソレノイドＳＤ１を励磁させてシャッター４２を
開放位置へ移動させその正規硬貨の落下孔４１への落下
に備える。なお、前記落下孔４５から落下された入金リ
ジェクト硬貨は、落下孔４５の下部のりジｆクトシｌ−
ト１３１を通じてリジェクト枠１３３へ排出される。そ
して、テラーがリジェクト枠１３３へ初出された入金リ
ジェクト硬貨をリジェクト硬貨排出口１３２を通じて取
って顧客へ返却する。

そして、投入された入金硬貨の識別が全て完了すると、
その識別結果を機体１の表六部あるいはテラーズマシン
等に表示し、入金金額の確認をとる。

顧客により入金が承諾され、操作部１４１を通じテラー
によって入金承ル８釦操負による金相収納処理が指定さ
れると、ソレノイドＳＤａが励磁されて切換部材５１の
シャッター５８が退団用シュート５９の上面を閉塞しか
つ受°人口６５を開放する位置へ揺動すると共に、モー
タＭ４が回転されて一時保留部５１の一コンベア５３が
回転駆動され、コンベア５３上に一括して一時保留した
硬貨がコンベア５３によって繰出されて切換部材５７を
介して金相６３へ排出される。

金相６３に排出される硬貨は、受入口６５を通じて金相
６３の内部に入り、傾斜面部７２によって第１収納空間
部６９のコンベア７５上へ導かれ゛〔収納されていく。

この入金硬貨の収納途中で、＝１ンベア７５上の硬貨量
がある程度いっばいになると、硬貨がコンベア７５上の
収納済硬貨上に導かれても、仕切壁部６８を乗越え、硬
貨オーバーフロー口８３を通じて第２収納空間部７０へ
収納されるか、あるいは硬貨が傾斜面部７２を滑り落ち
る過程で、コンベア７５上の収納済硬貨によってコンベ
ア７５上には導かれずに第２収納空間部７０に直接導か
れて収納される。

そして、一時保留部５１に保留した全ての硬貨を金相６
３内に収納完了することで入金処理を終了する。

一方、一時保留部５１に入金硬貨を保留後、入金承諾が
なされず、操作部１４１を通じテラーによって入金非承
認釦操作による返却処理が指定されると、ソレノイドＳ
Ｄ３は非励磁のままであるので切換部材５７のシ１１ツ
タ−５８は返却用シュート５９の上面を開放しかつ受入
口６５を閉塞する位置に位置された状態が維持されてお
り、−・方、モータＭ４が回転されて、−・時保留部５
１のコンベア５３が回転駆動され、コンベア５３Ｊ−に
一括して一時保留した硬貨が」ンベア５３によっＵＮＩ
出されて、返却用シュート５９へ排出される。返却用シ
ュート５９に排出された返却硬貨は、出金用シュート１
２４、排出口１２５を通じて受皿挿入部１２１に挿入配
置されている受皿１２２内に放出されて返却される。な
お、この入金硬貨の返却処理は、光セン＋ｊ１２６が受
皿挿入部１２１内に挿入配置された受皿１２２を検知し
ていることを条件に開始される。

そして、一時保留部５１に保留した全ての硬貨を受１１
２２内に放出完了することで入金処理における入金硬貨
の返却処理を終了する。

以上のように、この入金処理は、入金硬貨を受入れてか
ら金相６３への収納あるいは受皿１２２への返却までの
時間が短（、すなわち、受入れた硬貨を識別しその識別
結果による正規硬貨は一括して保留し、その保留硬貨を
一括収納あるいは返却するので、時間がかからず４業能
率がよい。

■　出金取引 テラーは操作部１４１　　（１１１体１の前面にある操
作部あるいは入出金機に接続されたテラーズマシン等）
の出金処理指定釦を操作し、出金データ入力群で出金デ
ータを入力すると共にスタート釦の操作で出金処理が開
始される。なお、この出金処理は、光セン＋Ｊ１２６が
受皿挿入部１２１内に挿入配置された受皿１２２を検知
していることを条件に開始される。

出金処理が開始されると、投出予定の各投出筒１１２に
対応するモータＭ６〜Ｍ１１が回転され出金ｆ−夕に対
応する金種硬貨を収納した各投出筒１１２の投出手段１
１４がそれぞれ動作される。すなわち、金種毎の出金枚
数に応じた回数だけモータＭ６〜Ｍｕおよび対応する投
出ベルト　１１８１〜１１８６が回転駆動され、そして
、その投出ベルト１１８が１回転する毎に、投出ベルト
１１８の突起１１７が投出￥Ａ１１２の後側から内部に
進入して、投出筒１１２内の最下位硬貨を前方へ押出し
投出する。

各投出筒１１２から投出された出金硬貨は、出金用シュ
ート１２４、放出口１２５を通じて受皿挿入部１２１に
挿入配置された受皿１２２内に放出されて出金される。

そして、各投出筒１１２から出金データに対応する全て
の硬貨が投出され、受皿１２２内に出金完了することで
出金処理を終了する。

■　内部補給処理 出金処理により投出筒１１２内の硬貨収納量が少なくな
った場合あるいは無くなった場合、他の処理を行なって
いないことを条件に検知部１１２ａ１〜１１２ａｅを通
じて自動的に内部補給処理が開始されるか、あるいはテ
ラーによる操作部１４１の内部補給指令釦およびスター
ト釦の操ｎで内部補給処理が開始される。

この内部補給処理の開始により、モータＩＶｈ。

Ｍｚ　、Ｍ３　、Ｍ４　、Ｍｓが回転され硬貨・受入繰
出部２のコンベア４および逆転ローラ１３、入金硬貨識
別分岐通路部２１の搬送ベルト手段２８（丸ベル］−２
９、３０）　、補給硬貨分類通路部９１の搬送ベル］−
手段９５（丸ベルト９７．９７）　、一時保留部５１の
−」ンベア５３がそれぞれ回転駆動されると共に、ソレ
ノイドＳＤａが励磁されて切換部材５７のシトツタ−５
８が返却用シュート５９を閉塞し受入口６５を開放する
位置に切換えられ、さらに、金相６３のコンベア？５お
よび逆転［１−ラ８４が回転駆動される。一方、ソレノ
イドＳＤ１の非励磁によりシャッター４２は閉塞位置に
位置されると共にソレノイドＳＤｚの励磁によりシャッ
ター４６もＶＡ塞位置に位置される。

そして、金相６３内の］ンベ７７５上の硬貨が繰出口６
７を通じて＆Ｊ！貨受入繰出部２内へ所定ωずつ繰出さ
れ、この硬貨受入繰出部２、入金硬貨識別分岐通路部２
１を通じて補給硬貨分類通路部９１へ送り込まれる。な
お、金相６３内のコンベア１５上には入金処理毎に入金
硬貨が供給収納されるので、補給硬貨としてはコンベア
７５上の収納硬貨で充分におぎなえる。

この補給硬貨分類通路部９１へ送り込まれる硬貨は、入
口部溝付プーリ３６に架設された丸ベルト３０によって
その周縁が硬貨誘導側面９４に押付けられむがらその硬
貨誘導側面９４に沿って硬貨通路２２ａ内部方向に移Ｗ
ＪＬ／、選別基準側面９２ａｌ、：ｌかれる。このとき
、硬貨の硬貨通路２２ａの内部方向への移動によって、
丸ベルト９７．９７のガイドローラ９８で通路幅方向へ
の移動を許容されかつ幅り向の移動を規制する両名付プ
ーリ３６．９９間のベルト部位が選別基準側面９２ａか
ら離反する方向に彎曲状に変位し、このベルト部位の変
位の弾力（ベルト部位の１曲状の変位状態から直線状態
に復元しようとする復元力）で硬貨を選別基準側面’１
２８に押付けるようになっている。さらに、この選別基
準側面９２ａ　ｋ：押付けられた１Ｉｌｉ貨は、ガイド
［］−テラ８より下流側の通路部溝付プーリ９９が丸ベ
ルト９７゜９７のベルト幅方向の移動を規制するので、
選別基準側面９２ａに接触状態で搬送される。

このように、丸ベルト９７．９７の変争を利用しただけ
のｆｆｌ！甲で安価な構成によって、硬貨を選別基準側
面９２ａに沿って確実に搬送させることができ、そして
、この接触選別基準側面９２ａに沿って搬送される硬貨
は、対応する金種の選別溝孔９３がら確実に落下して正
確に分類され、各金種毎の投出筒１１２内に収納されて
いく。なお、通常の硬貨は硬貨誘導側面９４に接触しえ
る通路幅り面位置上を丸ベルト３０で移動されて硬貨通
路２２ａへ送り込まれる。ところが最小径硬貨の中には
側面２５ａから通路幅方向に大きく離れて丸ベルト３０
で移動される硬貨があり、こうした硬貨も確実に選別基
準側面２５ａに接触させる為に通路側面２４の側面２４
ａが機能する。

そして、この補給動作中にある金種の投出筒１１２が満
杯になると、あるいは最初から満杯の投出筒１１２があ
ると、検知部１１２ａ１〜１１２ａ６と制御部１４０を
通じそれ以後にその投出筒１１２に対応する金種硬貨が
入金硬貨識別分岐通路部２１の識別部３７で識別された
場合には、該当金種硬貨を入金正規硬貨分岐ゲート４０
のシャッター４２を対応するソレノイドＳＤ１の一時的
な励ｖｉ１動作で開放させ落下孔４１から落下させるこ
とにより硬貨通路２２から分岐して、一時保留部５１を
通じて金相６３内に戻す。

そして、硬貨補給処理を開始してから所定時間後にタイ
マ１４２および制御部１４０を通じあるい　　　゛は全
ての投出筒１１２が満杯になると、検知部１１２ａｔ〜
１１．２ａｅおよび制御部１４０を通じ、モータＭ５が
停止されて金相６３のコンベア７５および逆転ローラ８
４の回転駆動が停止され、その後、硬貨受入繰出部２、
硬貨通路２２．２２８上、の補給硬貨が全て投出筒１１
２に収納あるいは金相６３内に戻し終る所定時間が経過
してからモータＭ１．Ｍ２　、Ｍ３　。

Ｍ４が停止されてコンベア４および逆転ベルト１３、搬
送ベルト手段２８．９５、排出用コンベア５３が停止さ
れ、その後ソレノイドｓＤ１　（非励磁状態の時はその
まま）、ＳＤｚ　、ＳＤ３　ＢＭ励磁となり内部補給処
理を終了する。

■　外部補給処理 機体１内に硬貨が収納されていない初期補給の場合、あ
るいは出金処理により投出ｒｆ１１１２内に硬貨が少な
くまたは無くなると共に金相６３内の第１収納空間部６
９にも無くなった頃合（１４定の金種のみが無くなる場
合も含む）には、テラーによって外部から硬貨を補給す
る。

テラーによって操作部１４１の外部補給指令釦の操作が
なされ、補給硬貨（全ての金種について補給を行なう場
合には各金種混在状態、また、特定の金種のみの補給を
行なう場合にはその金種のみでも各金種混在状態でもよ
い）を投入口に投入した後のスタート釦操作で外部補給
処理が開始される。

外部補給処理の開始により、Ｍｌ、Ｍ２　。

Ｍａ　、Ｍａが回転されて入金硬貨識別分岐通路部２１
の搬送ベルト手段２８、補給硬貨分類通路部９１の搬送
ベルト手段９５、一時保留部５１のコンベア５３がそれ
ぞれ回転駆動されると共に、ソレノイドＳＤ３は非励磁
のままに保持され切換部材５７のシャッター５８が返却
用シュート５９を開放し受入口６５を閉塞する位置に切
換えられ、さらに、＆Ｉ貨受入裸出部２のコンベア４お
よび逆転ローラ１３が回転駆動される。一方、ソレノイ
ドＳＤ２が励磁されてシ１フッタ−４６も閉塞位置に位
置される。また、ソレノイドＳＤ１は非励磁のままでシ
ャッター４２は閉塞位置に位置される。

そして、硬貨受入繰出部２内に投入された補給硬貨が１
枚ずつ繰出されて入金硬貨識別分岐通路部２１を通じて
補給硬貨分類通路部９１へ搬送され、前記の内部補給処
１′１時ど同様にして各選別筒孔９３で分類されて投出
筒１１２内に補給収納される。

そして、この補給動作中にある金種の投出筒１１２が満
杯になると、あるいは最初から満杯の投出筒１１２があ
ると、検知部１１２ａｔ〜１１２ａ６　、制御部１４０
を通じそれ以後にその投出筒１１２に対応する金棒硬貨
が入金硬貨識別分岐通路部２１の識別部３７で識別され
た場合には、ソレノイドＳＤ１を−・時的に励磁させ該
当金種硬貨を入金正規硬貨分岐ゲート４０で硬貨通路２
２から分岐して、一時保留部５１および返却用シＪ−ト
５９を通じて受皿挿入部１２１の受皿１２２内に返却す
る。

そして、全ての補給硬貨が投出筒１１２に収納あるいは
受皿１２２に返却され識別部３７で所定時間硬きを検知
しなくなると、各駆動部が停止され、外部補給処理を終
了する。

■　回収処理 機体１内からｖＪ貨を回収する場合、投出筒１１２内の
硬貨については、テラーによる操作部１４１の回収処理
指定釦操作とスタート釦操作によって、モータＭ６〜Ｍ
１１が回転され各投出筒１１２の投出手段１１４が所定
時間駆動されて各投出筒１１２内の全での硬貨を投出し
、受皿挿入部１２１の受皿１２２内に回収する。

一方、金箱６３内の硬貨については、金箱６３を機体１
内から取出して金箱６３ごと回収する。

■　計数処理 この計数処理は、複数金種混在状態硬貨の合語金額や金
種別枚数、半金種硬貨の合一１金額や枚数を確認するた
めのもので、前記一時保貿までの入金処理および返却処
理を連続さゼたものとなっている。

すなわら、操作部１４１の計数処理指定釦の操作、計数
希望硬貨の投入口への投入、スタート釦操作により［−
夕Ｍ１．Ｍ２　、Ｍａが回転され、またソレノイドＳＤ
１は励磁され投入した硬貨を硬貨受入繰出部２から入金
硬貨識別分岐通路部２１に送りて識別部３７で識別し、
正規硬貨は入金正現硬與分岐ゲート４０で分岐して一時
保留部５１および返却用シュート５９を通じて受皿挿入
部１２１の受皿１２２内に放出し、また、入金リジェク
ト硬貨はソレノイドＳＤ＋の−・時的な励磁によりＷＥ
記入金正規硬貨分岐ゲート４０は通過させ入金リジェク
ト硬貨分岐ゲート４４で分岐してリジェクトシュート１
３１を通じてリジェクト枠１３３内へ放出する。

そして、全ての計数硬貨の識別終了後、識別結果を表示
する。

なお、前記の実施例のような機体１内での各機構の配置
によって機体１内部の使用しない空間を少なくし、成体
１を小をにできる。すなわら、硬貨受入繰出部２を機体
１の前側土部中央域に設け、入金硬貨識別分岐通路部２
１を硬貨受入裸出部２の右側から機体１の右側面に沿っ
た上部域の背部方向に設け、入金硬貨収納部６１を硬貨
受入繰出部２の左側の機体１の前側土部かつ左側域に設
け、一時保留部５１を硬貨受入裸出部２の後側の自体１
の中央部域に設け、補給ｖｆ！貨分類通路部９１を入金
硬貨収納部６１および一時保留部５１の後側の機体１の
後側に沿った上部域に設け、金種別硬貨収納投出部１１
１を補給硬貨分類通路部９１の下部域に設け、受皿挿入
部１２１を硬貨受入繰出部２および一時保留部５１等の
下部に設けることで、機体１の内部空間を効率よく使用
でき、小型化できる。

また、入金硬貨識別分岐通路部２１において、入金正規
硬貨分岐ゲート４０を上流側に設け、入金リジェクト硬
貨分岐ゲート４４を下流側に設けたので、入金処理時に
入金正規硬貨分岐ゲート４０は入金正規硬貨を分岐し入
金リジェクト硬貨を通過させるため応答性を必要とする
が、入金リジェクト硬貨分岐ゲート４４は入金リジェク
ト８貨のみの分岐で開放状態を維持すればよいため応答
性を必要とせず、しかも、補給処理時に入金正規硬貨分
岐ゲート４０は硬貨補給が完了した投出筒１１２に対応
する金種のオバーフロー硬貨を分岐するため応答性を必
要とするが、入金リジェクト硬貨分岐ゲート４４は補給
硬貨を通過させるのみで閉塞状態を維持すればよいため
応答性を必要とせず、従って、入金リジェクト硬貨分岐
グーｌ−４４の応答性が必要なくなり、入金リジェクト
硬貨分岐ゲート・４４のシャッター４６を開閉駆動する
駆動源として応答性が悪くても安価なものを用いること
ができると共に、開閉制御が容易にできるようになる。

また、仮に、入金リジェクト硬貨分岐ゲート４４を上流
側に設け、入金正規硬貨分岐ゲート４０を下流側に設け
た前記構造とは逆の場合には、入金処理時に入金リジェ
クト硬貨分岐ゲート４４は入金正規硬貨を通過させ入金
リジエク［・硬貨を分岐するため応答性が必要となり、
かつ、補給処理時に入金正規硬貨分岐ゲート４０はオー
バーフロー硬貨を分岐するため応答性が必要となり、従
って、両ゲート４０．４４とも応答性を必要とするよう
になってしまう。

また、前記補給硬貨分類通路部９１において、前記実施
例では入口部溝付プーリ３６を硬貨誘導側面９４の側部
に設けると共に第１番目の通路部満イ・１プーリ９９を
第２番目の選別溝孔９３の上部に設けたが、入口部溝付
プーリ３６については硬貨誘導側面９４の側部よりもさ
らに上流位置に設けてもよく、要は、硬貨誘導側面９４
の側部と選別基準側面９２ａの入口部の側部の丸ベルト
９７部位が、硬貨誘導側面９４で選別基準側面９２ａへ
誘導される硬貨によって選別基準側面９２ａから離反す
る通路幅方向に彎曲状に変位可能となるように、そのベ
ルト部位の上流位置および下流位置の通路幅方向の移動
を規制し支持する入口部溝付プーリ３６および第１番目
の通路部溝付プーリ９９を配設すればよい。

また、前記実施例では第１ｖ目の選別溝孔９３を硬貨誘
導側面９４に連続した選別基準側面’１２ａの′入口部
に設けていたが、第１番目の溝付プーリ９９の下部位置
あるいは第２番［］の溝付プーリ９９の下部位置を第１
番目の選別溝孔９３とし、ガイドロー・　　　ラ９８の
下部位置あるいは第１番目の満月プーリ９９の下部位置
を通路底板２３面としてもよい。

また、補給硬貨分類通路部９１の搬送ベルト１段９５で
はこの補給硬貨分類通路部９１′ＦＴ用の丸ベルト９７
を用いたが、補給硬貨分類通路部９１内に硬貨を搬送す
る上流に位置した機構の搬送ベルト１段の丸ベルト（前
記実施例では入金硬貨識別分岐通路部２１の搬送ベルト
１段２８のまるベル）−３０）と共用してもよい。

また、前記実施例では、選別溝孔９３を孔形式としたが
溝形式すなわち各選別孔がつながった溝とし、溝幅が次
第に段階的に拡がる選別溝としてもよい。

（発明の効果〕 本発明によれば、硬貨誘導側面で選別す準側面へ誘導さ
れる硬貨が硬貨通路内方へ移行することによって、丸ベ
ルトの入口部溝付プーリと第１番目の通路部溝付プーリ
との間でかつガイドローラによって通路幅方向への移動
を許容されたベルト部位が選別基準側面から離反する方
向に！！曲状に変位し、この丸ベルトの変位の復元力に
よって選別基準側面に誘導された硬貨をその選別基準側
面に押え付け、さらに、硬貨が通路部溝付プーリ下部の
ベルト部位に進入することによって、それ以降は通路幅
方向の移動を規制されたベルト部位で１！貨を選別基準
側面に沿って搬送し、各選別溝孔で選別するので、丸ベ
ルトの変位を利用しただけの筒中で」ストの安い構造に
よって、硬貨を選別基準側面に確実に接触させると共に
その選別基準側面に確実に沿わせて搬送でき、正確な硬
貨選別を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の硬貨選別通路装置の一実施例の構成を
採用した循環式硬貨入出金機の平面図、第２図はその一
部を切り欠いた正面図、第３図はその断面図、第４図は
その金箱の断面図、第５図はその金箱の斜視図、第６図
はその補給硬貨分類通路部の断面図、第７図はその制御
ブロック図である。 ２２ａ　・・硬貨通路、３６・・入口部溝付プーリ、９
２・・選別基準レール、９２ａ　・・選別基準側面、９
３・・選別溝孔、９４・・硬貨誘導側面、９５・・搬送
ベルト１段、９７・・丸ベルト、９８・・ガイドローラ
、９９・・通路部溝付プーリ。 遵［（乳

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）硬貨通路底面上に硬貨径の小から大の順に選別溝
   孔が配列形成され、硬貨を搬送ベルト手段で硬貨通路底
   面上を搬送することにより硬貨径に応じた選別溝孔へ排
   出してなる硬貨選別通路装置において、 直線状の選別基準側面を有してこの選別規準側面を基準
   にして前記各選別溝孔が形成される選別基準レールであ
   って、第１番目の選別溝孔の基準レールとなる選別基準
   側面部位より上流域には通路幅方向外側に位置して硬貨
   を選別基準側面へ誘導する硬貨誘導側面が形成されてな
   る選別基準レールと、 少なくとも前記硬貨誘導側面が位置される硬貨通路域か
   ら各選別溝孔が形成される硬貨通路域の全域に渡って硬
   貨通路方向に張設される少なくとも１本の丸ベルトと、 前記選別基準側面の側部よりも上流の硬貨通路上に位置
   され、搬送されてくる硬貨を硬貨誘導側面に沿わせて搬
   送すべく丸ベルトの硬貨通路上のベルト部位の通路幅方
   向の移動を規制する入口部溝付プーリと、 前記選別基準側面の側部の各選別溝孔が形成される硬貨
   通路域上に沿って複数位置され、前記丸ベルトの各選別
   溝孔が形成される硬貨通路域上のベルト部位の通路幅方
   向の移動を規制する複数の通路部溝付プーリと、 前記丸ベルトの入口部溝付プーリと第１番目の通路部溝
   付プーリとの間に位置するベルト部位の通路幅方向の移
   動を許容しかつそのベルト部位を硬貨上面に対し押え付
   けるガイドローラと、を具備したことを特徴とする硬貨
   選別通路装置。