JPH0318988A

JPH0318988A - 硬貨金種判別分類装置

Info

Publication number: JPH0318988A
Application number: JP1152868A
Authority: JP
Inventors: Osamu Miyazaki; 修宮崎; Kazuhiro Uehara; 和博上原
Original assignee: Laurel Bank Machine Co Ltd
Current assignee: Laurel Bank Machine Co Ltd
Priority date: 1989-06-15
Filing date: 1989-06-15
Publication date: 1991-01-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、硬貨金種判別分類装置に関するものであり、
さらに詳細には、小型化が可能な硬貨金種判別分類装置
に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、硬貨金種判別分類装置としては、硬貨供給部から
、硬貨をＬ字状に搬送しつつ、硬貨の金種を判別して、
硬貨を金種別に収容するものが知られている。

例えば特開昭５８−１６３０８９号公報は、第１図に示
されるような硬貨金種判別分類装置を提案している。

第１図において、回転自在の円盤ｌを備えた硬貨供給部
Ａには多数枚の硬貨Ｓが供給され、円盤１が回転するこ
とにより円盤ｌ上に供給された硬貨Ｓは遠心力を受けて
硬貨搬送路２に送り出される。硬貨搬送路２上には矢印
Ｘの方向に進行する硬貨搬送ベルト３が硬貨搬送路２に
沿って設けられており、硬貨搬送路２に送り出された硬
貨Ｓは硬貨搬送ベルト３と硬貨搬送路２との間に挟持さ
れて搬送される。硬貨搬送路２の両側には硬貨案内レー
ル４ａ、４ｂが設けられており、硬貨Ｓが外部に飛び出
すことを防止している。また、硬貨搬送路２両側には硬
貨Ｓの金種を判別する金種判別手段８が設けられており
、硬貨Ｓが硬貨搬送路２上を搬送されている間に、硬貨
Ｓの外径、材質等を検出して硬貨Ｓの金種が判別される
。金種判別が終了した硬貨Ｓは硬貨曲折搬送機構５によ
りその進行方向をほぼ直角に変えられ、さらに硬貨搬送
路２上を搬送される。硬貨搬送路２に続いて、第二硬貨
搬送ベルト６と金種別硬貨収容孔７ａ、７ｂ、７ｃ、７
ｄ、７ｅ、７ｆからなる金種別硬貨収容手段９が設けら
れており、硬貨搬送ベルト３と硬貨搬送路２との間に挟
持されて搬送されてきた硬貨Ｓは、そのまま第二硬貨搬
送ベルト６に受は取られて搬送され、金種別に各収容孔
７ａ〜７ｆに収容され、さらに、例えば硬貨包装機構等
に送られる。なお、硬貨搬送ベルト３および第二硬貨搬
送ベルト６はモーターＩＯにより駆動されるようになっ
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

このように、従来の硬貨金種判別分類装置においては、
硬貨供給部が、金種判別手段を備えた硬貨搬送路と直線
状に配置され、さらに、硬貨搬送路の端部から直角に延
びるように、金種別硬貨収容手段が配置され、全体とし
てほぼＬ字形の配置となっているが、硬貨供給部は、多
数の硬貨が同時に供給されるものであるため、大きなス
ペースを占め、また、金種別硬貨収容手段は、収容すべ
きすべての金種の硬貨、たとえば、１円、５円、１０円
、５０円、１００円、５００円の６金種の硬貨を収容す
る収容部を一列に並置して構成されているので、その長
さが長くならざるを得す、したがって、従来のＬ字形配
置の硬貨金種判別分類装置においては、装置全体の大き
さが大きくなり、そのため、かかる硬貨金種判別分類装
置を組み込んだ硬貨包装機、硬貨計算機等の硬貨処理機
の小型化を妨げる要因となっていた。

したがって、本発明は、小型化が可能な硬貨金種判別分
類装置を提供することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のかかる目的を達成するため、本発明に係る硬貨
金種判別分類装置は、金種判別手段と金種別硬貨収容手
段とを硬貨供給部を間に挟んで並置し、硬貨搬送路をほ
ぼＵ字形に形成することを特徴とする。

また、本発明の好ましい実施態様においては、ほぼＵ字
形に形成された硬貨搬送路の曲折部に、それぞれ、硬貨
曲折搬送機構が設けられるとともに、可動硬貨搬送ベル
トが１本のベルトから構成されている。

本発明の別の好ましい実施態様においては、可動硬貨搬
送ベルトが一個所において動力源から動力を受けて駆動
されるように構成されている。

本発明のさらに他の好ましい実施態様においては、硬貨
搬送手段には、ほぼＵ字形に形成された硬貨搬送路を覆
う一体成形された開閉自在のカバーが設けられている。

Ｃ発明の作用〕本発明によれば、金種判別手段と金種別硬貨収容手段と
を硬貨供給部を間に挾んで並置し、硬貨搬送路がほぼＵ
字形に形成されているため、硬貨金種判別分類装置を大
幅に小型化することが可能になる。

〔実施例〕

以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例につき、詳
細に説明を加える。

第２図は、本発明の実施例に係る硬貨金種判別分類装置
の略平面図である。

第２図において、硬貨金種判別分類装置は、硬貨供給部
Ａと、金種判別部Ｂと、金種別硬貨収容部Ｃおよび硬貨
搬送機構りとから構成さている。

硬貨供給部Ａの円盤２１上に供給された硬貨は、円盤２
１の回転によって生ずる遠心力により、１枚づつ、硬貨
搬送路２２ａに送り出される。硬貨搬送路２２ａ上には
、硬貨搬送ヘルド２３か駆動されており、硬貨は硬貨搬
送ベルト２３と硬貨搬送路２２ａとの間に挟持されて硬
貨搬送路２２ａ上を搬送される。硬貨搬送路２２ａに沿
って金種判別手段２４が設けられており、硬貨の外径、
材質その他の属性に基づき硬貨の金種を判別する。

硬貨は硬貨曲折搬送機構２５を経て、その搬送方向が直
角に曲げられ、硬貨搬送路２２ｂに送られる。硬貨搬送
路２２ｂには硬貨選別ゲート２６が設けられており、硬
貨選別ゲート２６は金種判別手段２４から送られてくる
判別信号に応じて開閉し、通常は閉じている。所望の金
種の硬貨以外の硬貨が搬送されてきたときには、ゲート
２６は開き、硬貨を落下させ、所望の金種の硬貨が搬送
されてきたときには、ゲート２６は閉じた状態を保ち、
硬貨をそのまま通過させる。ゲート２６を通過した硬貨
は、硬貨曲折搬送機構２５を経て、再びその搬送方向が
直角に曲げられ、金種別硬貨収容部Ｃに送られる。硬貨
はその金種に応じて、それぞれ、金種別硬貨収容孔２７
ａ、２７ｂ、２７Ｃ１２７ｄ、２７ｅ、２７ｆまで、第
二硬貨搬送ベルト２８ａ、２８ｂ、２８ｃにより搬送さ
れ、各収容孔２７ａ、２７ｂ、２７ｃ、２７ｄ、２７ｅ
、２７ｆに収容される。なお、硬貨搬送路２２ａ、２２
ｂ、２２ｃに沿って、硬貨案内レール２９ａ、２９ｂ、
２９ｃ、２９ｄ、２９ｅが設けられており、硬貨が硬貨
搬送路から外部に飛び出すことを防止している。硬貨搬
送ベルト２３は、ローラ３０のみを介して、図示しない
モータより動力を受けて駆動されている。

第２図において、１点鎖線で示すように、硬貨搬送路２
２ａ、２２ｂ、２２ｃ上には騒音や粉塵飛散防止のため
のＵ字形カバー３１が設けられており、金種判別部Ａ、
硬貨曲折搬送機構２５、その他を覆っている。このＵ字
形カバー３１は固定軸３２ａ、３２ｂに、その端部を揺
動可能に支持されており、固定軸３２ａ、３２ｂを中心
として開閉自在であり、Ｕ字形カバー３１を開くことに
よって、Ｕ字形搬送路を形成している硬貨搬送路２２ａ
、２２ｂ、２２ｃを一括して開放することができるよう
になっている。したがって、硬貨が詰まったりして、硬
貨曲折搬送機構２５の硬貨搬送ベルト２３が外れた場合
にも、このＵ字形カバー３１を開くことにより、硬貨曲
折搬送機構２５を含むＵ字形搬送路のみを開放して、硬
貨搬送ベルト２３を容易に巻回し直すことができる。

第３図は、硬貨曲折搬送機構２５の断面図であり、第４
図は、その平面図である。

第３図において、硬貨曲折搬送機構２５は第一プーリ片
１１ａと第二プーリ片１１ｂとを中心軸１１ｃを介して
一体成形した回転自在のプーリ１１を備え、第一プーリ
片１１ａに形成された凹部ｌｉｄに、硬貨搬送ベルト２
３が巻回されている。

第二プーリ片１１ｂは硬貨搬送路２２ａと硬貨搬送路２
２ｂとの間に形成された凹部１３に埋設され、第二プー
リ片１１ｂの上面１１ｅは硬貨搬送路２２ａと同一平面
上に位置している。また、第二プーリ片１１ｂの半径か
らプーリ１１の中心軸ｌｌｃの半径を差し引いた長さａ
は最小直径硬貨の直径よりも短くなるように形成されて
いる。これに伴って、第４図に示すように、硬貨搬送路
２２ａは第二プーリ片１１ｂの外周縁より外側を迂回す
るように延びて硬貨搬送路２２ｂと連絡している。第二
プーリ片１１ｂと同心に円弧状に設けられた硬貨案内レ
ール２９ａと、第二プーリ片ｌｉｂ外周縁との間の長さ
ｂは最小直径硬貨の直径よりも短く、二つの長さの和（
ａ＋ｂ）は最大直径硬貨の直径よりも長くなるように形
成されている。硬貨搬送ベルト２３は第二プーリ片１１
ｂの外周縁と硬貨搬送路２２ａ、２２ｂとの境界上を覆
うように巻回されている。

第４図に示すように、硬貨は、硬貨搬送ベルト２３と硬
貨搬送路２２ａとの間に挟持された状態でＹ方向に搬送
されてくる。最小直径硬貨の直径をｄとすれば、最小直
径硬貨１７ａが硬貨案内レール２９ａに沿って搬送され
てきた場合には、ｄ〉ｂであるから、その一部は硬貨搬
送路２２ａ上に跨がり、他の部分が第二プーリ片１１ｂ
に乗り移ることになる。また、最小直径硬貨１７ｂが硬
貨案内レール２９ｂに沿って、搬送されてきた場合にも
、ｄ＞ａであるから、硬貨の一部が硬貨搬送路２２ａ上
に跨がり、他の部分が第二プーリ片１１ｂに乗り移るこ
とになる。したかって、いかなる直径の硬貨が硬貨搬送
路上のいかなる位置を搬送されてきても、硬貨は常に硬
貨搬送路２２ａと第二プーリ片１１ｂとに跨がった状態
で搬送されることになる。また、硬貨搬送ベルトは硬貨
搬送路２２ａと第二プーリ片１１ｂとの境界上に巻回さ
れているので、硬貨は、常に硬貨搬送ベルト２３により
挟持されている。

硬貨は、この状態のまま、硬貨搬送ベルト２３に挟持さ
れて第二プーリ片１１ｂとともに回転し、進路をほぼ直
角に曲げられる。このとき、第二プーリ片１１ｂ上に乗
り移っていた硬貨の一部は、硬貨搬送ベルト２３の駆動
力を受けて、第二プーリ片上面１１ｅから硬貨搬送路２
２ｂに乗り移り、硬貨はＺ方向へ搬送される。

このように、硬貨曲折搬送機構２５の部分で、硬貨は、
その一部が硬貨搬送路に跨がったまま、他の部分のみが
、第二プーリ片１１ｂに乗り移るので、乗り移りを円滑
に行なうことができる。

本実施例によれば、金種判別部Ｂと金種別硬貨収容部Ｃ
とを硬貨供給部Ａを間に挟んで並置し、硬貨搬送路２２
ａ、２２ｂ、２２ｃをほぼＵ字形に形成しているため、
第２図における上下方向の長さを大幅に減少させること
ができ、したがって、硬貨金種判別分類装置の小型化が
可能になる。

また、２つの硬貨曲折搬送機構２５を有するＵ字形硬貨
搬送路を、−本の硬貨搬送ベルト２３により形成してい
るので、硬貨搬送ベルトは一個所において動力源から動
力を受けて駆動されていれば足り、構造を簡易化するこ
とが可能になる。

さらには、Ｕ字形の硬貨搬送路を覆い、硬貨搬送路２２
ａ、２２ｂ、２２ｃを一括して解放可能なＵ字形カバー
３１を設けているため、硬貨が詰まったりして、硬貨曲
折搬送機構２５の硬貨搬送ベルト２３が外れた場合にも
、このＵ字形カッ＜−３１を開（ことにより、硬貨曲折
搬送機構２５を含むＵ字形搬送路のみを開放して、硬貨
搬送ベルト２３を容易に巻回し直すことができ、硬貨金
種判別分類装置の保守もきわめて簡易化することができ
る。

〔発明の効果〕

本発明に係る硬貨金種判別分類装置においては、硬貨搬
送路がほぼＵ字形になるように金種判別部と金種別硬貨
収容部とを配置したので、従来の硬貨金種判別分類装置
と比べて装置全体を大幅に小型化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の硬貨金種判別分類装置を示す概略的な斜
視図、第２図は本発明に係る硬貨金種判別分類装置の平
面図、第３図は硬貨曲折搬送機構の断面図、第４図は硬
貨曲折搬送機構の平面図である。〔符号の説明〕 ■・・・円盤　　　　　　　　　　２・・硬貨搬送路３
・・・硬貨搬送ベルト４ａ、４ｂ・・・硬貨案内レール５・・・硬貨曲折搬送機構６・第二硬貨搬送ベルト７ａ〜７［・・・金種別硬貨収容孔８・・・金種判別手段　　９・・・金種別硬貨収容手段
ｌＯ・・・モーター　　　　　　　１１・・・プーリ１
１ａ・・・第一プーリ片　　１１ｂ・・第二プーリ片１
１ｃ・・・中心軸　　　　　ｌｉｄ・・・凹部１１ｅ・
・・第二プーリ片上面　　　　１３・・・凹部１７ａ、
１７ｂ・・・最小直径硬貨　　２１・・・円盤２２ａ、
２２ｂ、２２ｃｍ−−硬貨搬送路２３・・・硬貨搬送ベ
ルト　　　２４・・・金種判別手段２５・・・硬貨曲折
搬送機構　２６・・・硬貨選別ゲート２７ａ〜２７ｆ・
・・金種別硬貨収容孔２８ａ〜２８ｃ・・・第二硬貨搬
送ベルト２９ａ〜２９ｅ・・・硬貨案内レール３０・・・ローラー　　　　　　３１・・・Ｕ字形力／
＜　−３２ａ、３２ｂ・・・固定軸Ａ・・・硬貨供給部　　　　　　　Ｂ・・・金種判別部
Ｃ・・・金種別硬貨収容部　　　　Ｄ・・・硬貨搬送機
構Ｓ・・・硬貨第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）硬貨供給部と、該硬貨供給部から搬送されてくる
硬貨の金種を判別する金種判別手段と、該金種判別手段
により各金種ごとに判別された硬貨を各金種ごとに収容
する金種別硬貨収容手段と、硬貨搬送路および該硬貨搬
送路との間に硬貨を挟持する可動硬貨搬送ベルトを備え
前記金種判別手段から前記金種別硬貨収容手段へ硬貨を
搬送する硬貨搬送手段とからなる硬貨金種判別分類装置
において、前記金種判別手段と前記金種別硬貨収容手段とを前記硬
貨供給部を間に挟んで並置し、前記硬貨搬送路をほぼＵ
字形に形成したことを特徴とする硬貨金種判別分類装置
。
（２）前記ほぼＵ字形に形成された硬貨搬送路の曲折部
に、それぞれ、硬貨曲折搬送機構を設け、前記可動硬貨
搬送ベルトが１本のベルトからなることを特徴とする請
求項（１）に記載の硬貨金種判別分類装置。
（３）前記可動硬貨搬送ベルトが一個所において動力源
から動力を受けて駆動されることを特徴とする請求項（
２）記載の硬貨金種判別分類装置。
（４）前記硬貨搬送手段には、前記ほぼＵ字形に形成さ
れた硬貨搬送路を覆う一体成形された開閉自在のカバー
が設けられていることを特徴とする請求項（１）ないし
（３）の何れかに記載の硬貨金種判別分類装置。