JPS6324749Y2 - - Google Patents

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JPS6324749Y2
JPS6324749Y2 JP1981179224U JP17922481U JPS6324749Y2 JP S6324749 Y2 JPS6324749 Y2 JP S6324749Y2 JP 1981179224 U JP1981179224 U JP 1981179224U JP 17922481 U JP17922481 U JP 17922481U JP S6324749 Y2 JPS6324749 Y2 JP S6324749Y2
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JP
Japan
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screen
poles
support pin
screen body
pole
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JP1981179224U
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JPS5883513U (ja
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  • Drawing Aids And Blackboards (AREA)
  • Displays For Variable Information Using Movable Means (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野 この考案は、スクリーン、さらに詳しくは建物
の室内装飾のために用いられる木製のスクリーン
に関するものである。 従来の技術 一般に、この種のスクリーンは、湿度および温
度の変化により膨脹あるいは収縮して変形する。
このような木製スクリーンの変形は、たとえば第
4図に示すように、スクリーン本体1の中央部分
で大きく現われる。これはスクリーン本体1に装
飾のための孔3がその中央部分に多くあけられ、
周縁部は強度を得るために孔3はあけられておら
ず、しかも孔3の周縁にはそれぞれ木口断面が露
出しているため、これより水分の吸収および排出
が速やかに行なわれ、したがつて孔3の多い中央
部分が湿度の変化や温度の変化に敏感に反応し、
膨脹あるいは収縮して変形するものである。ここ
で、通常スクリーンに使用される木材は、たも、
かば、にれおよびまつ等であるが、これらの木材
は関係湿度30〜80%のとき、約6〜16%の平衝含
水率(20℃において)を有しており、上限と下限
とでは含水率に10%の差違がある。このような木
材の含水率の差違による膨脹および収縮の寸法変
化は、次表のようになる。
【表】 このように、柾目の木材であつても約11mmの寸
法変化を見込んでおかなければならない。 従来、このような木製スクリーンとしては、た
とえば第5図と第6図に示すように、相互に所定
間隔をあけて垂直状に起立した左右一対のポール
32,32の上下両端部に横枠部材33,33が
それぞれ水平に渡し止められ、スクリーン本体3
1の周縁部がこれらのポール32,32と横枠部
材33,33の内側面にそれぞれ設けられた凹溝
34,34にゆるく嵌め込まれ、各凹溝34の底
面とスクリーン本体31の端面との間に数mmの間
隙35をあけることにより、スクリーン本体31
の膨脹および収縮による変形を吸収できるように
したものが知られている。しかしながら、このよ
うな従来のスクリーンでは、スクリーン本体31
の周縁部の差込み幅が比較的狭いため、スクリー
ン本体31の収縮が大きい場合には、その両側縁
部がポール32より外れるおそれがあつた。また
ポール32,32に取付け後のスクリーン本体3
1に着色を施した場合には、ポール32,32の
凹溝34,34内に嵌め込まれたスクリーン本体
31の着色されていない両側縁部が収縮によつて
外部に露出することになり、非常に体裁が悪いと
いう問題があつた。またスクリーン本体31の膨
脹が大きい場合には、スクリーン本体31はポー
ル32,32と横枠部材33,33とによつてそ
の全周が囲まれているため、歪みやクラツクが生
じ易く、またとくにスクリーン本体31は装飾の
ために細密な加工が施されているため、破損し易
いという問題があつた。このようなわけで、従来
はたとえば600mm程度の比較的狭い幅を有し、し
かも変形の度合が少ない柾目の木材よりなるスク
リーンしかつくることができないという問題があ
つた。 考案の目的 この考案の目的は、上記の問題を解決し、木製
のスクリーン本体の膨脹および収縮による変形を
充分に吸収することができて、スクリーン本体や
ポールに無理な力が作用せず、したがつてスクリ
ーン本体に歪みやクラツクが生じたり、あるいは
破損したりするようなことがなく、スクリーンを
長期間使用することができ、また従来よりもスク
リーンの幅を広くすることができるとともに、膨
脹および収縮による変形の度合の大きい板目の木
材を使用してスクリーンをつくることもできる経
済的に非常に有利なスクリーンを提供しようとす
るにある。 考案の構成 この考案は、上記の目的を達成するために、相
互に所定間隔をあけて垂直状に起立した左右一対
のポール同志の中間に木製のスクリーン本体が配
置され、このスクリーン本体の両側壁またはポー
ルの側壁のうちのいずれか一方に所要長さを有す
る複数の支持ピンが略水平状に固定され、同他方
に所要の深さを有しかつ支持ピンの外径より大き
い内径を有する支持ピン差込み孔がそれぞれ支持
ピンに対応するようにあけられており、各支持ピ
ンが差込み孔に差し込まれることにより、スクリ
ーン本体がポールに支持ピンを介して左右に可動
状態に取り付けられているスクリーンを要旨とし
ている。 実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。 第1図〜第3図において、1は木製のスクリー
ン本体で、これは相互に所定間隔をあけて垂直状
に起立した左右一対のポール2,2同志の中間に
配置されている。スクリーン本体1にはその周縁
部を残して多数の装飾用の孔3があけられてい
る。4はこれらのポール2,2の互いに対向する
側壁2a,2aの上下両端寄り部分と中央部分に
それぞれ略水平状に固定された所要長さを有する
合計6本の金属製の支持ピン、5はスクリーン本
体1の両側縁部1a,1aに各支持ピン4に対応
するようにあけられた支持ピン差込み孔で、これ
はスクリーン本体1の側面に開口しかつ所要の深
さを有するとともに、支持ピン4の外径より大き
い内径を有している。そしてスクリーン本体1
は、ポール2,2に固定されたピン4がこれらの
差込み孔5に差し込まれることにより、支持ピン
4を介してポール2,2に左右に可動状態に取り
付けられている。6は各支持ピン4の固定端に設
けられた雄ねじ部、7は各ポール2の側壁2aに
あけられた上下に長いナツト嵌込み用長孔で、こ
れにはナツト8が上下動自在にかつ回転不可能に
嵌め込まれている。9は支持ピン固定板で、これ
はポール2の側壁2aにあけられたナツト嵌込み
用長孔7を被うように側壁2aにビス11で止め
られている。各固定板9には支持ピン4の雄ねじ
部6を挿入するための上下に長いかつ比較的小さ
い長孔10があけられている。なお支持ピン4の
雄ねじ部6側の端部と固定板9との間にはワツシ
ヤ15が介在させられている。12は支持ピン4
の長さの中間部の両側に設けられた一対のスパナ
引掛け用凹部である。13はポール2,2のそれ
ぞれ上下両端部にねじ込まれた高さ調節ボルト、
14はこれの先端に取り付けられた皿型の取付金
具で、これはビスによつて床および天井の所定箇
所に取り付けられている。 上記スクリーンを建物の室内に設置するには、
例えばつぎの2通りの方法がある。 まず第1に、スクリーン本体1と一対のポール
2,2とを支持ピン4を介して連結してからポー
ル2,2の上下両端部を床と天井に固定する方
法。 第2に、一対のポール2,2のうちの一方のポ
ール2に支持ピン4を取り付けてこれを先に垂直
に立て、ポール2の上下両端部を天井と床に固定
したのち、スクリーン本体1の一側縁部を支持ピ
ン4を介して該ポール2に連結し、ついでこの状
態でスクリーン本体1の他側縁部にもう1つのポ
ールを支持ピン4を介して連結するようにしたの
ち、このポール2の上下両端部を床と天井に固定
する方法。 上記2つの方法はいずれを採用してもよいが、
例えばスクリーンの設置作業を行なう場所が広い
場合には前者の方法が好ましく、反対に狭い場合
には後者の方が適している。 ここで、上記第1方法について詳述すると、ま
ず一対のポール2,2の上下両端寄り部分と中央
部分にそれぞれ埋め込まれたナツト8に支持ピン
4の雄ねじ部6をねじ込む。このとき支持ピン4
は仮止めしておき、上下にたとえば5mm程度移動
させることができる。つぎにこれらの支持ピン4
付きポール2,2をスクリーン本体1の左右両側
に配置し、各支持ピン4をスクリーン本体1の対
応する差込み孔5にそれぞれ差し込んだのち、こ
れをスパナにより回転して、各支持ピン4をポー
ル2,2の固定板9にしつかりと締め止める。つ
ぎにこれら一対のポール2,2とスクリーン本体
1とを立て、ポール2,2の上下両端の高さ調節
ボルト13をそれぞれ調節して、まず一方のポー
ル2の上下両端の取付金具14,14を床と天井
にビスにより取付けて、このポール2を固定す
る。そしてつぎに、他方のポール2を同様に床と
天井に固定する。なお、一対のポール2,2とス
クリーン本体1とを立てるさいには、これら3者
を例えば紐などで結合しておくのが望ましい。 また上記第2方法を実施するには、一対のポー
ル2,2の所定箇所に上記の場合と同様に3本の
支持ピン4をそれぞれ仮止め状態に取り付けてお
き、その一方の支持ピン4付きポール2の上下両
端部を床と天井に取付金具14を介して固定し、
この起立状態のポール2にスクリーン本体1の一
側縁部を、支持ピン4が差込み孔5にそれぞれ差
込まれるように押し当てて、スパナにより支持ピ
ン4をポール2に固定し、ついでこの状態でスク
リーン本体1の他側縁部に他方の支持ピン4付き
ポール2を、各支持ピン4が差込み孔5にそれぞ
れ差し込まれるように起立させ、このポール2の
上下両端部を床と天井に取付金具14,14を介
して固定するとともに、スパナにより支持ピン4
をポール2に固定するものである。 なお、上記いずれの方法を実施するさいにも、
他方すなわちあとのポール2を固定するには、ス
クリーン本体1両側の支持ピン4の差込み深さが
すべて等しくなるようにポール2を固定する必要
がある。このためたとえば支持ピン4の差込み深
さを決める目印を各支持ピン4に設けることによ
り、スクリーン本体1とポール2の位置決めを容
易に行なうことができる。また支持ピン4の先端
にゴムまたはスプリング等よりなる位置決め用弾
性体を取り付けておいて、これの先端がスクリー
ン本体1の支持ピン差込み孔5の底部に軽く当た
つたところでポール2を固定するようにしてもよ
い。あるいはまた所定の長さを有する紙筒(図示
略)を各支持ピン4に嵌め被せておいて、スクリ
ーン本体1とポール2,2との間に、この紙筒が
露われるようにポール2を固定したのち、紙筒を
取り去るようにしてもよい。 またスパナ引掛け用凹部12,12は、体裁を
良くするため、スクリーン本体1が一対のポール
2,2に取り付けられた通常の状態では差込み孔
5の内部に位置するようにするのが望ましく、各
支持ピン4をポール2に固定するさいには、強制
的にポール2とスクリーン本体1との間の間隙を
開くようにしてポール2側の支持ピン4の大部分
を露出させて、スパナにより支持ピン4の締め付
け作業を行なえばよい。 上記において、湿度および温度の変化によりス
クリーン本体1が膨脹あるいは収縮した場合に
は、ポール2,2に取り付けられた支持ピン4が
スクリーン本体1の差込み孔5の内部を摺動する
だけであり、したがつてスクリーン本体1やポー
ル2,2に無理な力が全く作用しない。なお、各
支持ピン4はスクリーン本体1の膨脹および収縮
による変形を充分に吸収し得る長さを有してお
り、スクリーン本体1はポール2,2より外れる
ことがない。 なお、上記実施例においては、支持ピン4がポ
ール2側に固定され、これの差込み孔5がスクリ
ーン本体1側に設けられているが、これらの配置
は相対的なものであるから、逆に支持ピン4がス
クリーン本体1側に固定され、差込み孔5がポー
ル2側に設けられていても勿論よい。また支持ピ
ン4の取付け数は任意であるが、通常スクリーン
本体1の両側縁部1a,1aを複数本ずつの支持
ピン4によつて支持するのが望ましい。 考案の効果 この考案によるスクリーンは、上述のように、
相互に所定間隔をあけて垂直状に起立した左右一
対のポール2,2同志の中間に木製のスクリーン
本体1が配置され、このスクリーン本体1の両側
壁1a,1aまたはポール2,2の側壁2a,2
aのうちのいずれか一方に所要長さを有する複数
の支持ピン4が略水平状に固定され、同他方に所
要の深さを有しかつ支持ピン4の外径より大きい
内径を有する支持ピン差込み孔5をそれぞれ支持
ピン4に対応するようにあけられており、各支持
ピン4が差込み孔5に差し込まれることにより、
スクリーン本体1がポール2,2に支持ピン4,
4を介して左右に可動状態に取り付けられている
もので、木製のスクリーン本体1の膨脹および収
縮による変形を充分に吸収することができて、ス
クリーン本体1やポール2,2に無理な力が作用
せず、したがつてスクリーン本体1に歪みやクラ
ツクが生じたり、あるいは破損したりするような
ことがなく、スクリーンを長期間使用することが
でき、また従来よりもスクリーンの幅を広くする
ことができるとともに、膨脹および収縮による変
形の度合の大きい板目の木材を使用してスクリー
ンをつくることができ、経済的に非常に有利であ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案の実施例を示すもの
で、第1図は概略正面図、第2図はスクリーン本
体とポールの支持ピン取付け部分の拡大断面図、
第3図は支持ピン取付け部分の分解斜視図であ
る。第4図はスクリーン本体の膨脹および収縮を
説明するための概略正面図、第5図は従来のスク
リーンの正面図、第6図は第5図−線に沿う
拡大断面図である。 1……スクリーン本体、1a……側壁、2……
ポール、2a……側壁、3……装飾用孔、4……
支持ピン、5……支持ピン差込み孔、6……雄ね
じ部、7……長孔、8……ナツト、9……支持ピ
ン固定板、10……長孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相互に所定間隔をあけて垂直状に起立した左右
    一対のポール2,2同志の中間に木製のスクリー
    ン本体1が配置され、このスクリーン本体1の両
    側壁1a,1aまたはポール2,2の側壁2a,
    2aのうちのいずれか一方に所要長さを有する複
    数の支持ピン4が略水平状に固定され、同他方に
    所要の深さを有しかつ支持ピン4の外径より大き
    い内径を有する支持ピン差込み孔5がそれぞれ支
    持ピン4に対応するようにあけられており、各支
    持ピン4が差込み孔5に差し込まれることによ
    り、スクリーン本体1がポール2,2に支持ピン
    4,4を介して左右に可動状態に取り付けられて
    いるスクリーン。
JP17922481U 1981-11-30 1981-11-30 スクリ−ン Granted JPS5883513U (ja)

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JP17922481U JPS5883513U (ja) 1981-11-30 1981-11-30 スクリ−ン

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JP17922481U JPS5883513U (ja) 1981-11-30 1981-11-30 スクリ−ン

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Publication Number Publication Date
JPS5883513U JPS5883513U (ja) 1983-06-06
JPS6324749Y2 true JPS6324749Y2 (ja) 1988-07-06

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