JPS6324616Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6324616Y2 JPS6324616Y2 JP1980039724U JP3972480U JPS6324616Y2 JP S6324616 Y2 JPS6324616 Y2 JP S6324616Y2 JP 1980039724 U JP1980039724 U JP 1980039724U JP 3972480 U JP3972480 U JP 3972480U JP S6324616 Y2 JPS6324616 Y2 JP S6324616Y2
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- JP
- Japan
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- electron beam
- sample
- rays
- ray
- converging lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims description 28
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はX線分析装置に関し、特に電子線を試
料上に細く収束し、該試料から発生したX線を検
出するようにしたX線分析装置に関する。
料上に細く収束し、該試料から発生したX線を検
出するようにしたX線分析装置に関する。
第1図は従来のX線分析装置の一例を示してお
り、電子線EBは第1の収束レンズ1及び第2の
収束レンズ2によつて試料3上に細く収束され
る。該試料3への電子線照射によつて発生したX
線はX線検出器4によつて検出される。ここで第
2の収束レンズ2内には例えばモリブデンから成
る電子線絞り板5が設けられているが、該絞り板
5への電子線の照射によつて該絞り板からX線が
発生する。該X線の試料3への照射を防止するた
めの各々電子線通過口6及び7が穿たれた例えば
鉛から成る第1及び第2のX線遮蔽板8及び9が
光軸に沿つて配置されている。しかしながら該開
口6及び7を通つて絞り板5から発生したX線が
漏洩して試料3上に到達する。その結果試料3か
らは試料の電子線照射点以外の部分からも漏洩X
線の入射によつて特性X線が発生し、該X線が試
料の電子線照射点から発生したX線と共にX線検
出器に入射するため、試料3の微小部の精密なX
線分析が困難となる。
り、電子線EBは第1の収束レンズ1及び第2の
収束レンズ2によつて試料3上に細く収束され
る。該試料3への電子線照射によつて発生したX
線はX線検出器4によつて検出される。ここで第
2の収束レンズ2内には例えばモリブデンから成
る電子線絞り板5が設けられているが、該絞り板
5への電子線の照射によつて該絞り板からX線が
発生する。該X線の試料3への照射を防止するた
めの各々電子線通過口6及び7が穿たれた例えば
鉛から成る第1及び第2のX線遮蔽板8及び9が
光軸に沿つて配置されている。しかしながら該開
口6及び7を通つて絞り板5から発生したX線が
漏洩して試料3上に到達する。その結果試料3か
らは試料の電子線照射点以外の部分からも漏洩X
線の入射によつて特性X線が発生し、該X線が試
料の電子線照射点から発生したX線と共にX線検
出器に入射するため、試料3の微小部の精密なX
線分析が困難となる。
本考案は上述した従来の欠点に鑑みてなされた
もので、収束レンズと試料との間に電子線を一旦
光軸から外すための第1、第2、第3の電子線偏
向手段を設け、該第1と第2の電子線偏向手段の
各々の近傍に電子線通過開口を有した第1と第2
のX線遮蔽板を配置するようにしており、試料へ
のX線の入射を防止し得、精密な試料のX線分析
が可能なX線分析装置を提供する。
もので、収束レンズと試料との間に電子線を一旦
光軸から外すための第1、第2、第3の電子線偏
向手段を設け、該第1と第2の電子線偏向手段の
各々の近傍に電子線通過開口を有した第1と第2
のX線遮蔽板を配置するようにしており、試料へ
のX線の入射を防止し得、精密な試料のX線分析
が可能なX線分析装置を提供する。
以下第2図に基づき本考案の一実施例を詳述す
る。
る。
第2図において第1図と同一構成要素に対して
は同一番号を附し、その詳細な説明を省略する。
図中第2の収束レンズ5と試料3との間には光軸
に沿つて第1、第2、第3の電子線偏向コイル1
0,11,12が配置されており、第2の収束レ
ンズ5の絞り板2を通過した電子線は第1の偏向
コイル10によつて光軸から外され、第2の偏向
コイル11によつて第1の偏向コイルによる偏向
方向と逆方向に偏向され、第3の偏向コイル12
によつて再び光軸に沿つて進行される。該第1、
第2、第3の偏向コイル10,11,12の夫々
の近傍には、各々電子線通過開口13,14,1
5が設けられた第1、第2、第3のX線遮蔽板1
6,17,18が配置されている。
は同一番号を附し、その詳細な説明を省略する。
図中第2の収束レンズ5と試料3との間には光軸
に沿つて第1、第2、第3の電子線偏向コイル1
0,11,12が配置されており、第2の収束レ
ンズ5の絞り板2を通過した電子線は第1の偏向
コイル10によつて光軸から外され、第2の偏向
コイル11によつて第1の偏向コイルによる偏向
方向と逆方向に偏向され、第3の偏向コイル12
によつて再び光軸に沿つて進行される。該第1、
第2、第3の偏向コイル10,11,12の夫々
の近傍には、各々電子線通過開口13,14,1
5が設けられた第1、第2、第3のX線遮蔽板1
6,17,18が配置されている。
上述した如き構成において、電子線絞り板5へ
の電子線照射によつて発生したX線は第1のX線
遮蔽板16によつて大部分吸収されるが遮蔽板1
6の開口13からX線が漏洩する。該開口13か
らの漏洩X線は光軸から外れた位置に電子線通過
開口14が設けられた第2のX線遮蔽板17によ
つてその大部分が吸収される。該開口14からは
ほとんどX線は漏洩しないが、僅かに漏洩X線が
存在しても、光軸に電子線通過開口15を有した
第3のX線遮蔽板18によつてそのX線は吸収さ
れ試料3への絞り板5から発生したX線の入射を
完全に防止することができる。従つてX線検出器
4には試料3上の電子線照射点から発生したX線
のみが入射し、精密な微小部のX線分析を行い得
る。
の電子線照射によつて発生したX線は第1のX線
遮蔽板16によつて大部分吸収されるが遮蔽板1
6の開口13からX線が漏洩する。該開口13か
らの漏洩X線は光軸から外れた位置に電子線通過
開口14が設けられた第2のX線遮蔽板17によ
つてその大部分が吸収される。該開口14からは
ほとんどX線は漏洩しないが、僅かに漏洩X線が
存在しても、光軸に電子線通過開口15を有した
第3のX線遮蔽板18によつてそのX線は吸収さ
れ試料3への絞り板5から発生したX線の入射を
完全に防止することができる。従つてX線検出器
4には試料3上の電子線照射点から発生したX線
のみが入射し、精密な微小部のX線分析を行い得
る。
以上本考案を詳述したが、本考案は上述した実
施例に限定されることなく幾多の変形が可能であ
る。例えば第3のX線遮蔽板18は必ずしも必要
ではなく、該遮蔽板18は設けなくても、第1及
び第2のX線遮蔽板16及び17によつて所期の
目的を達成することができる。
施例に限定されることなく幾多の変形が可能であ
る。例えば第3のX線遮蔽板18は必ずしも必要
ではなく、該遮蔽板18は設けなくても、第1及
び第2のX線遮蔽板16及び17によつて所期の
目的を達成することができる。
第1図は従来のX線分析装置の一例を示す図、
第2図は本考案の一実施例を示す図である。 1,2:収束レンズ、3:試料、4:X線検出
器、5:電子線絞り板、8,9,16,17,1
8:X線遮蔽板、10,11,12:電子線偏向
コイル。
第2図は本考案の一実施例を示す図である。 1,2:収束レンズ、3:試料、4:X線検出
器、5:電子線絞り板、8,9,16,17,1
8:X線遮蔽板、10,11,12:電子線偏向
コイル。
Claims (1)
- 収束レンズによつて試料上に電子線を細く収束
し該試料から発生したX線を検出するようにした
X線分析装置において、該収束レンズと試料との
間に電子線を一旦光軸から外すための第1、第
2、第3の電子線偏向手段を設け、該第1と第2
の電子線偏向手段の各々の近傍に電子線通過開口
を有した第1と第2のX線遮蔽板を配置して成る
X線分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980039724U JPS6324616Y2 (ja) | 1980-03-26 | 1980-03-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980039724U JPS6324616Y2 (ja) | 1980-03-26 | 1980-03-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56142455U JPS56142455U (ja) | 1981-10-27 |
JPS6324616Y2 true JPS6324616Y2 (ja) | 1988-07-06 |
Family
ID=29635167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980039724U Expired JPS6324616Y2 (ja) | 1980-03-26 | 1980-03-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6324616Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5072081B2 (ja) * | 2007-09-05 | 2012-11-14 | 株式会社リコー | 感光体静電潜像の測定装置、画像形成装置及び感光体静電潜像の測定方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5271354A (en) * | 1975-12-11 | 1977-06-14 | Nippon Electric Co | Electron beam welding machine |
-
1980
- 1980-03-26 JP JP1980039724U patent/JPS6324616Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5271354A (en) * | 1975-12-11 | 1977-06-14 | Nippon Electric Co | Electron beam welding machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56142455U (ja) | 1981-10-27 |
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