JPS6324297Y2 - - Google Patents

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JPS6324297Y2
JPS6324297Y2 JP5979284U JP5979284U JPS6324297Y2 JP S6324297 Y2 JPS6324297 Y2 JP S6324297Y2 JP 5979284 U JP5979284 U JP 5979284U JP 5979284 U JP5979284 U JP 5979284U JP S6324297 Y2 JPS6324297 Y2 JP S6324297Y2
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JP
Japan
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segment
seal
liquid gasket
hole
shaft
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JP5979284U
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English (en)
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JPS60172057U (ja
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Publication date
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Priority to EP19850100724 priority patent/EP0173788B1/en
Priority to DE8585100724T priority patent/DE3577595D1/de
Priority to KR858500432A priority patent/KR910010157B1/ko
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はセグメントシールに関し、粉体やガ
ス或いはミスト等の軸封に利用するものである。
〈従来の技術〉 セグメントシールは、自己潤滑性を有するカー
ボン、4フツ化エチレン樹脂、銅合金等のリング
を円周方向に複数個に分割したセグメントから構
成されるセグメントリングにより軸封を行うもの
である。第4図にこのセグメントシールの構成を
示す。図中Xが大気側、Yが機内側である。1は
ケーシングであり、その中央に内周側に突出する
隔壁10を設けてあり、2つのシール室2a,2
bを構成している。シール室は2以上複数室設け
る場合もあるし、また単数室とする場合もある。
各室2においてセグメントリング4が軸3に嵌挿
されている。セグメントリングは円周方向に分割
された複数セグメントから成り、スプリング40
によりまとめられ、内周方向に押圧されている。
図示する例では各室2にセグメントリング4を一
対ずつ設けているが、単数の場合も、より多数の
場合もある。また図示は省略するが、隔壁10に
複数の孔を設け、ここに挿装されたマルチスプリ
ングによりセグメントリングをケーシングに押圧
する構造のものもある。
このセグメントリング4どうし及びケーシング
1との間に夫々静止シール面41が形成され、ま
た軸3との間には微小摺動隙間が形成されるよう
になつている。
このようなシール室2にシールエア孔11から
機内圧より高圧のエアー又はガスをパージするこ
とにより機内側の粉体、ガス、ダスト、スチーム
等のシールを行う構成となつている。なお以下の
説明では簡単のためエアー又はエア孔とするが、
この場合パージガス又はパージガス孔も当然含む
ものとする。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記した従来のセグメントシールにおいて、被
シール体である気体や粉体が漏洩する問題があ
る。
この漏洩の原因としては、パージエア圧の低下
や停止、機内圧の上昇、セグメントリングの欠損
や異常摩耗或いは組込不良やボルト締め付け不良
等がある。
このような原因で漏洩が生じた場合、機器を停
止できれば良いが、機器停止ができない場合には
漏洩を防止する手段がなく、被シール体が危険物
である場合には汚染や災害等を引起す危険があ
り、セグメントシールのシール機能に対し信頼性
が欠ける問題があつた。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記したような漏洩、特に急な漏洩が
生じた場合に、これを防止すべく直ちに構成する
ことができる漏洩防止用のセグメントシール構造
を提供しようとするものである。
本考案は、シール室とセグメントリングを備え
たセグメントシールにおいて、該シール室内に液
状ガスを充填したことを基本的な特徴とするもの
である。
充填された液状ガスケツトはシール室を満し、
セグメントリングの分割切片間の隙間やセグメン
トリングどうし間のシール面やセグメントリング
とケーシングとの間のシール面に浸透し、これら
の隙間を充填する。また軸とセグメントリングの
内周との微小隙間にも液状ガスケツトは浸透する
が、軸の回転による摩擦熱により薄いフイルム状
となつてセグメントリングの内周面に粘着固定化
する。粘着したフイルムはセグメントリング内周
面を保護すると共に、セグメントリング内周面と
軸との微小隙間を更に微小としてプツシング効果
を生じさせる。
そのため軸回転を阻害することがなく大量漏洩
を防止できる。
液状ガスケツトの注入は、既存のシールエア孔
から行つても良いが、この孔にはエア供給管が接
続されているから緊急時には適当ではない。ケー
シングに液状ガスケツト注入用の孔を設けておく
のが好ましい。この液状ガスケツト注入用孔は、
液状ガスケツト注入前には蓋等により塞いでお
く。
以上のような構成においては、シール室全体が
液状ガスケツトで埋まるから、隙間はセグメント
リングと軸との間の微小隙間だけとなる。そのた
め漏洩が抑制される。
ここで液状ガスケツトとは、液状パツキン或い
はシーラントとも呼ばれるもので、本来締め付け
部に使用することによりシール効果を発揮するも
のであるが、本考案では締付け部に使用するので
はなくシール室の充填用に使用したわけである。
このような使用法は従来行われたことがなかつた
ものであり、セグメントシールに使用すると極め
て効果的に漏洩防止し得ることが本考案者らによ
り初めて明らかにされたものである。
液状ガスケツトには、その性質上不乾性粘着
型、半乾性粘弾型、乾性硬着型、乾性剥離型のも
のがあるが、乾性硬着型のものは本考案には不向
きである。
〈実施例〉 本考案の実施例を第1図に基づいて説明する。
図中第4図と同一のものには同一の番号を付して
ある。
シール室2内には液状ガスケツト5が充填され
ている。この液状ガスケツト5はセグメントリン
グの分割された切片間の隙間やセグメントリング
4,4間のシール面41及びケーシングとのシー
ル面41間にも浸透しシールする。またケーシン
グと軸3との間及びセグメントリング4内周と軸
3との間にも浸透するが、ここに浸透したものは
軸3の回転による摩擦熱により薄いフイルム状と
なつてセグメントリングの内周面に粘着固定化す
る。このセグメントリング内周に固定化したフイ
ルムは、内周面を保護すると共に、軸とのクリア
ランスを更に小さくし、ブツシング効果を生じさ
せる。
液状ガスケツト5の注入はシールエア孔11か
ら行つても良いが、この実施例では液状ガスケツ
ト注入孔6を別途形成し、ここから注入するよう
にしてある。この孔6は、ケーシング1外周側か
ら隔壁10の内周側にかけて半径方向に形成され
ている。この孔6は単数でも複数でも良く、また
隔壁10に限らずどこに設けても良い。孔6には
蓋体60が設けられており、液状ガスケツト5注
入前は孔6を塞いでおくようになつている。蓋体
60はこの実施例では孔6内周に形成したメネジ
にねじ込むようにオネジ体になつている。注入前
にはこの蓋体60で孔6を塞いでおき、漏洩が発
生したらこの蓋体60を取り外して液状ガスケツ
トを注入する。
この蓋体60の構成は種々のものが可能であ
り、第2図と第3図に他の実施例を示す。
第2図では注入孔6の上端を若干径大とし、こ
こに合成樹脂のキヤツプ61を固着してある。液
状ガスケツト注入の際には、カートリツジガン等
を用いてキヤツプ61を突き破り液状ガスケツト
を注入充填するように構成している。
第3図の実施例では、逆止弁構造(グリスニツ
プル)の蓋体62を孔6にねじ込んである。この
蓋体62は、内部にバネ63とボール64が設け
られており、通常はバネ63によりボール64を
開口65に押圧することにより孔6を塞いでい
る。液状ガスケツト注入時は、注入用ニードルを
差込むか、高圧をかけてボールを押し下げて注入
する。この逆止弁構造の蓋体62に常時液状ガス
ケツト源を接続しておき、漏洩発生時にここから
直ちに注入充填するように構成することも可能で
ある。
以上の構成において、シール室2とセグメント
リング4全体が一体化して一つのブツシユを形成
すると共にセグメントリング4内周面にフイルム
が形成されて軸3との間に微少隙間を形成するだ
けとなるため機内Y側からの漏洩が抑制される。
次にこのようなセグメントシール構造の構成方
法を説明する。
まず最初は液状ガスケツト5を注入せずに従来
のセグメントシールと同様に使用する。漏洩が生
じたら、液状ガスケツト注入孔6の蓋体60を取
外してここから液状パツキン5を注入する。注入
孔6を設けない場合にはシールエア孔11から注
入しても良い。このように本考案の構造は極めて
簡単にかつ迅速に構成でき、機器を停止すること
なく確実に漏洩を防止することができる。
機器を停止できる状態になつたら、シールを分
解して溶剤等にて洗浄し液状ガスケツトを取除け
ば再び従来のセグメントシールとして使用するこ
とも可能である。
なお、上記のように漏洩時にのみ本考案構造と
するのではなく、最初からこの構造を採用しても
良い。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案のセグメントシール
構造によれば漏洩を確実に防止することができ
る。また構造の構成が簡単かつ迅速に行え、しか
も機器を停止する必要がない等の効果があり、セ
グメントシールの信頼性を著しく向上できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図と第3図は蓋体の他の実施例を示す断面図、第
4図は従来例を示す断面図である。 1……ケーシング、2……シール室、3……
軸、4……セグメントリング、5……液状ガスケ
ツト、6……液状ガスケツト注入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シール室と該シール室内において回転軸に嵌装
    されたセグメントリングとを有するセグメントシ
    ール構造において、シール室内に液状ガスケツト
    を充填したことを特徴とするセグメントシール構
    造。
JP1984059792U 1984-04-25 1984-04-25 セグメントシ−ル構造 Granted JPS60172057U (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984059792U JPS60172057U (ja) 1984-04-25 1984-04-25 セグメントシ−ル構造
EP19850100724 EP0173788B1 (en) 1984-04-25 1985-01-24 Powder sealing device
DE8585100724T DE3577595D1 (de) 1984-04-25 1985-01-24 Dichtungsvorrichtung fuer pulver.
KR858500432A KR910010157B1 (en) 1984-04-25 1985-01-24 Powder sealing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984059792U JPS60172057U (ja) 1984-04-25 1984-04-25 セグメントシ−ル構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60172057U JPS60172057U (ja) 1985-11-14
JPS6324297Y2 true JPS6324297Y2 (ja) 1988-07-04

Family

ID=30586537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984059792U Granted JPS60172057U (ja) 1984-04-25 1984-04-25 セグメントシ−ル構造

Country Status (1)

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JP (1) JPS60172057U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60172057U (ja) 1985-11-14

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