JPH026302Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH026302Y2 JPH026302Y2 JP1985106868U JP10686885U JPH026302Y2 JP H026302 Y2 JPH026302 Y2 JP H026302Y2 JP 1985106868 U JP1985106868 U JP 1985106868U JP 10686885 U JP10686885 U JP 10686885U JP H026302 Y2 JPH026302 Y2 JP H026302Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lip
- rotating shaft
- circumferential surface
- main lip
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 5
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 8
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Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、冷凍機およびエアコン用コンプレツ
サ等、各種機器内に装着されて、密封流体の漏洩
を阻止するリツプシールの改良に関する。
サ等、各種機器内に装着されて、密封流体の漏洩
を阻止するリツプシールの改良に関する。
従来より、たとえばカーエアコン用コンプレツ
サ等に装着されるリツプシールとして第3図に示
すようなものが汎用されている。
サ等に装着されるリツプシールとして第3図に示
すようなものが汎用されている。
すなわち、符号4はハウジング1の軸孔2内周
に、Oリング3を介して気密的に嵌着された金属
ケース、5はパツキン、6は4フツ化エチレン樹
脂を主材料として製せられた主リツプ、7は該主
リツプ6の密封流体A側となる面に添設されたゴ
ム様弾性材製の補助リツプである。主リツプ6お
よび補助リツプ7は、その外径部を前記金属ケー
ス4内周に、前記パツキン5およびリテーナ8,
9によつて保持されており、また、主リツプ6の
内径軸方向部6aの内周面6bおよび補助リツプ
7の先端部7aの内周面7bは、前記ハウジング
1の軸孔2内に遊挿された回転軸10の外周面1
0′に対して密接摺動している。
に、Oリング3を介して気密的に嵌着された金属
ケース、5はパツキン、6は4フツ化エチレン樹
脂を主材料として製せられた主リツプ、7は該主
リツプ6の密封流体A側となる面に添設されたゴ
ム様弾性材製の補助リツプである。主リツプ6お
よび補助リツプ7は、その外径部を前記金属ケー
ス4内周に、前記パツキン5およびリテーナ8,
9によつて保持されており、また、主リツプ6の
内径軸方向部6aの内周面6bおよび補助リツプ
7の先端部7aの内周面7bは、前記ハウジング
1の軸孔2内に遊挿された回転軸10の外周面1
0′に対して密接摺動している。
上記構成において、補助リツプ7は、4フツ化
エチレン樹脂製の主リツプ6の回転軸10に対す
る緊締力の低下等を防止する作用を有している
が、該補助リツプ7の先端部7aの内周面7b
は、主リツプ6の先端部6cの前面部にあつて密
封流体Aをシールするため、該密封流体Aによる
主リツプ6の内周面6bと回転軸10の外周面1
0′との間(摺動部)への液膜の形成が阻害され
ることとなる。シール耐久性にとつて、摺動部に
おける液膜の介在は、該摺動部の潤滑および冷却
等の観点からたいへん重要なものであるが、液膜
の形成が阻害される上記従来のリツプシールで
は、主リツプ6の内周面6bと回転軸10の外周
面10′がドライ状態で摺動し易く、したがつて
摺動発熱や摩耗量が大きく、シール耐久性の早期
低下をもたらす一因となつていた。
エチレン樹脂製の主リツプ6の回転軸10に対す
る緊締力の低下等を防止する作用を有している
が、該補助リツプ7の先端部7aの内周面7b
は、主リツプ6の先端部6cの前面部にあつて密
封流体Aをシールするため、該密封流体Aによる
主リツプ6の内周面6bと回転軸10の外周面1
0′との間(摺動部)への液膜の形成が阻害され
ることとなる。シール耐久性にとつて、摺動部に
おける液膜の介在は、該摺動部の潤滑および冷却
等の観点からたいへん重要なものであるが、液膜
の形成が阻害される上記従来のリツプシールで
は、主リツプ6の内周面6bと回転軸10の外周
面10′がドライ状態で摺動し易く、したがつて
摺動発熱や摩耗量が大きく、シール耐久性の早期
低下をもたらす一因となつていた。
本考案は、上記問題点に鑑み、シール耐久性の
向上を図ることを目的としてなされたもので、4
フツ化エチレン樹脂等を主材料とする主リツプの
密封流体側に、先端部内周面が該主リツプと回転
軸との摺動部の前面部で回転軸と摺接するゴム様
弾性材製の補助リツプを添設してなるリツプシー
ルにおいて、前記補助リツプの先端部内周面に所
要数の溝状部を有する構成としたものである。
向上を図ることを目的としてなされたもので、4
フツ化エチレン樹脂等を主材料とする主リツプの
密封流体側に、先端部内周面が該主リツプと回転
軸との摺動部の前面部で回転軸と摺接するゴム様
弾性材製の補助リツプを添設してなるリツプシー
ルにおいて、前記補助リツプの先端部内周面に所
要数の溝状部を有する構成としたものである。
上記本考案によれば、密封流体が補助リツプの
上記溝状部を経て主リツプの先端部に到達し、該
部より主リツプと回転軸の摺動部に対して潤滑お
よび冷却に必要かつ十分な液膜が補填形成される
作用を有することとなる。
上記溝状部を経て主リツプの先端部に到達し、該
部より主リツプと回転軸の摺動部に対して潤滑お
よび冷却に必要かつ十分な液膜が補填形成される
作用を有することとなる。
次に、本考案リツプシールの具体的な構成を、
第1図および第2図に示す一実施例にもとづいて
説明する。なお、本実施例において第3図に示す
既述従来例と構成が同じ部分には同符号を付し、
説明の重複を避けることとする。
第1図および第2図に示す一実施例にもとづいて
説明する。なお、本実施例において第3図に示す
既述従来例と構成が同じ部分には同符号を付し、
説明の重複を避けることとする。
すなわち、本実施例に係るリツプシールは、カ
ーエアコン用コンプレツサ等の機器に装着される
もので、4フツ化エチレン樹脂材を以つて製せら
れた主リツプ6の密封流体A側にあつて該主リツ
プ6とともに金属ケース4内周に保持されてなる
ゴム様弾性材製の補助リツプ7′の先端部7′aの
内周面7′bを波面状に成形し、装着状態におい
て該内周面7′bと回転軸10の外周面10′との
間に所要数の溝状隙間7′c,7′c…が形成され
るようにしたものである。したがつて密封流体A
は該溝状隙間7′c,7′c…を経て主リツプ6の
先端部6cの前面空間Bに到達して該先端部6c
を潤し、かつ前記前面空間Bから、主リツプ6の
内周面6bと回転軸10の外周面10′の間(摺
動部)に、その潤滑および冷却に必要な液膜が常
に補給形成されるようになる。また、補助リツプ
7′は、従来と同様主リツプ6の密封流体側とな
る面全面を被覆しているため、前記溝状隙間7′
c,7′c…によつて回転軸10に対する緊締力
が損なわれるようなことはない。なお、本実施例
においては補助リツプの先端内周面を波面状とす
ることにより溝状部(隙間)を設けたものとした
が、実用新案登録請求の範囲はこれを限定するも
のではない。
ーエアコン用コンプレツサ等の機器に装着される
もので、4フツ化エチレン樹脂材を以つて製せら
れた主リツプ6の密封流体A側にあつて該主リツ
プ6とともに金属ケース4内周に保持されてなる
ゴム様弾性材製の補助リツプ7′の先端部7′aの
内周面7′bを波面状に成形し、装着状態におい
て該内周面7′bと回転軸10の外周面10′との
間に所要数の溝状隙間7′c,7′c…が形成され
るようにしたものである。したがつて密封流体A
は該溝状隙間7′c,7′c…を経て主リツプ6の
先端部6cの前面空間Bに到達して該先端部6c
を潤し、かつ前記前面空間Bから、主リツプ6の
内周面6bと回転軸10の外周面10′の間(摺
動部)に、その潤滑および冷却に必要な液膜が常
に補給形成されるようになる。また、補助リツプ
7′は、従来と同様主リツプ6の密封流体側とな
る面全面を被覆しているため、前記溝状隙間7′
c,7′c…によつて回転軸10に対する緊締力
が損なわれるようなことはない。なお、本実施例
においては補助リツプの先端内周面を波面状とす
ることにより溝状部(隙間)を設けたものとした
が、実用新案登録請求の範囲はこれを限定するも
のではない。
本考案は、以上説明したとおり、主リツプの摺
動部前面における補助リツプの摺動面に所要数の
溝状部を形成したことにより、前記主リツプの摺
動部に適切な液膜を供給せしめ、よつて該主リツ
プの摺動発熱および摩耗を抑制してシール耐久性
を向上せしめることができ、その実用的価値はき
わめて大きい。
動部前面における補助リツプの摺動面に所要数の
溝状部を形成したことにより、前記主リツプの摺
動部に適切な液膜を供給せしめ、よつて該主リツ
プの摺動発熱および摩耗を抑制してシール耐久性
を向上せしめることができ、その実用的価値はき
わめて大きい。
第1図は本考案リツプシールの一実施例を示す
装着状態の半裁側断面図、第2図は同半裁正面
図、第3図は従来のリツプシールの一例を示す装
着状態の半裁断面図である。 3……Oリング、4……金属ケース、5……パ
ツキン、6……主リツプ、7′……補助リツプ、
7′a……先端部、7′b……内周面、7′c……
溝状隙間、8,9……リテーナ、10……回転
軸、A……密封流体。
装着状態の半裁側断面図、第2図は同半裁正面
図、第3図は従来のリツプシールの一例を示す装
着状態の半裁断面図である。 3……Oリング、4……金属ケース、5……パ
ツキン、6……主リツプ、7′……補助リツプ、
7′a……先端部、7′b……内周面、7′c……
溝状隙間、8,9……リテーナ、10……回転
軸、A……密封流体。
Claims (1)
- 4フツ化エチレン樹脂等を主材料とする主リツ
プの密封流体側に、先端部内周面が該主リツプと
回転軸の摺動部の前面部で回転軸と摺接するゴム
様弾性材製の補助リツプを添設してなるリツプシ
ールにおいて、前記補助リツプの先端部内周面に
所要数の溝状部を形成したことを特徴とするリツ
プシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985106868U JPH026302Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985106868U JPH026302Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6215654U JPS6215654U (ja) | 1987-01-30 |
JPH026302Y2 true JPH026302Y2 (ja) | 1990-02-15 |
Family
ID=30982619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985106868U Expired JPH026302Y2 (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH026302Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4648514B2 (ja) * | 2000-05-02 | 2011-03-09 | イーグル工業株式会社 | リップ型シール |
-
1985
- 1985-07-15 JP JP1985106868U patent/JPH026302Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6215654U (ja) | 1987-01-30 |
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