JPS63242769A - 車体傾斜装置の異常検知方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車体を傾斜させて曲線区間を走行する車体傾
斜装置の異常検知方法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の車体傾斜袋ｖ１（例えば実開昭５７−２０２３７
６号公報）では、各車体の傾斜角あるいはそれに相当す
る量を検出し、設定値と比較して異常検出を行う構成と
なっていた。一方、短曲線。

連続曲線、特異曲線においては、短曲線のように曲線が
すく゛に終ってしまう場合あるいは出口緩和曲線途中で
次の連続した曲線へ進入する連続曲線。

特異曲線では、振子装置の振れ遅れや振れ残り等を考慮
した傾斜角の設定が必要であった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来の車体傾斜装置の演算装置内の設定値に対する
傾斜角を比較する異常検出では、短曲線。

連続曲線あるいは特異曲線等での傾斜角の振れ遅れや倣
れ残りについて配慮がされておらず、短曲線ではすく０
に曲線が終ったり、連続曲線、特異曲線では出口緩和曲
線内で次の曲線へ進入する場合かあるため、前記傾斜角
の設定値および設定する曲線同位置を見い出すことが困
難であるという問題があった。

本発明の目的とするところは、異常検知において複雑な
演算を必要とせず、簡単に異常検知が行える車体傾斜装
置の異常検知方法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、車体の傾斜状態が一定で連続的に推移する
走行区間走行時に、制御指令値と傾斜角検出結果との差
を設定値と比較することにより。

連成される。

〔作　　　用〕

車両が曲線を良好に走行する時、振子装置の振子は超過
遠心力により外軌側へ動作する。しかし、振子ｇＩＷＲ
の振れが円曲線に達するとすく゛に出口緩和曲線に入る
短曲線や出口緩和曲線内で次の曲線の制御指令により次
の振子動作に入ろうとする連続曲線あるいは特異曲線で
は振子装置の振れ遅れや振れ残りが生じることがあるが
１円曲線付近では傾斜角が定常時に振れた状態であり、
前記制御指令値と前記傾斜角との差が過大であるかどう
かの異常検知が容易となる。

〔実　施　例〕

以下、本発明の一＊施例を第１図、第２図により説明す
る。第１図において、２は台車１上にあってころ、リン
ク等からなる振子装置、３は振子装置２に支持される車
体である。４は振子装置２に併設された流体圧作動機構
、５は走行速度を検出する走行速度検出器である。６は
緩和曲線長。

円曲線長２曲線半径、カント角等の曲線情報を記憶し、
必要に応じて適切なタイミングで曲線情報を出力する曲
線情報出力装置である。７は振子装置！！２の傾斜角を
検出する傾斜角検出器である。８は走行速度検出器５の
出力と曲線情報出力装ｆｉ［６の出力を用いて制御指令
値ｉを演算し、前記傾斜角検出器７の検出結果ｊと前記
制御指令値ｉを比較する異常検知回路を持つ、中央処理
装置、記憶装置からなる演１ｉ装置である。９は演算装
置８０制御指令値ｌと前記傾斜角検出！Ｉ７の検出結果
の値ｊの出力差すなわち制御信号Ｉ＝ｉ−ｊに応じて流
体圧作動機構４に流体を給排する増巾器、流体源および
制御弁からなる制御機器である。

このような構成において、第２図（イ）に円曲線の短い
短曲線が連続した連続曲線でかつ特異曲線（８カーブ）
での前記演算装ｆ１８の制御指令値ｉを示す。第２図（
ロ）には前記傾斜角検出器７の検出結果の値ｊを示すが
振子の振れ遅れ（Ａ部分）や振れ残り（Ｂ部分）が生じ
る。このとき前記演算装置１８の制御指令値ｉと前記傾
斜角検出１１７の検出結果の値ｊとの出力差すなわち制
御信号■；ｉ−ｊは第２図（ハ）となる。該第２図（ハ
）に示すように円曲線部分では前記傾斜角検出！′１７
の検出結果がほぼ目Ｓ値となっているため、制御信号工
が０に近い状態にあり、前記振子装Ｗｔ２が正常に動作
したことがわかる。この制御信号ｌがＯに近い状ｉ＠　
（ａ）および（ｂ）の区間で前記振子装置１２が正常に
動作しているかを判定すれば異常検知が容易に行えるこ
とになる。第２図（ニ）に示したものは、曲線において
超過遠心力と逆方向に振子装置２が作用した場合である
。前記演算装置８の制御指令値ｉ′は（イ）と逆向きで
あり、前記振子装置Ｗ２は超過遠心力の方向と逆方向に
作用しようとするが、超過遠心力の方が大きいため制御
指令値ｉまで達しない。このため、前記傾斜角検出器７
検出結果の値はｊ′となり、制御信号Ｉミｉ′＋＋＋　
ｊｌは（ハ）に示すようにＯ近くにならない。このよう
に前記振子装置２が正常動作しない場合を異常として検
知することによりフェイルセイフ化を図ることができる
。また、直線路においては常に前記傾斜角検出器の検出
結果をフィードバックしているため該検出結果はＯ０付
近に制御される。

第３図に異常検知のフローチャートを示す。先ず異常値
の設定としては、前記振子装置２が正常動作しているこ
とがわかる最小値で良く１〜２°程度を設定する。次に
円曲線付近または直線路のみ１回以上異常判定を行い、
全ての回数とも前記異常値より大きければ前記振子装置
の動作不良として制御指令値をＯとする。異常検知回数
を１回以上とするのは、軌道の不整、駅通辿時のポイン
トによる不整等があるためである。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、異常検知が簡単な
演算によって行える。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による車体傾斜方法の実施例を実行する
制御機構を示す回路図、第２図は短曲線でしかも連続・
特異曲線における制御指令値、傾斜角検出結果の値、制
御信号、逆傾斜指令の距離経過に伴う変化を示すグラフ
、第３図は異常検知の過程を示すフローチャートである
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、台車上に振子装置を介して支持された車体と、前記
   振子装置の振子動作部に設けられた流体圧動機構と、走
   行速度を検出する走行速度検出器と、曲線情報を出力す
   る曲線情報出力装置と、前記走行速度検出器の該検出結
   果および前記曲線情報出力装置の出力する曲線情報を入
   力とし制御目標値を演算する演算装置と、車体の台車に
   対する傾斜角度を検出する傾斜角検出器と、前記流体圧
   作動機構を制御する制御機器とから成る車体傾斜装置に
   おいて、一定の傾斜状態が継続する走行区間走行時に制
   御指令値と前記傾斜角検出器との差を設定値と比較する
   ことを特徴とする車体傾斜装置の異常検知方法。