JPS632423B2 - - Google Patents

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JPS632423B2
JPS632423B2 JP335681A JP335681A JPS632423B2 JP S632423 B2 JPS632423 B2 JP S632423B2 JP 335681 A JP335681 A JP 335681A JP 335681 A JP335681 A JP 335681A JP S632423 B2 JPS632423 B2 JP S632423B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
solution
cockroaches
compound
formula
Prior art date
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Expired
Application number
JP335681A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57116025A (en
Inventor
Yasuhiro Morisawa
Seiji Konishi
Mitsuru Kataoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP335681A priority Critical patent/JPS57116025A/ja
Publication of JPS57116025A publication Critical patent/JPS57116025A/ja
Publication of JPS632423B2 publication Critical patent/JPS632423B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は式 (式中、Xは塩素原子または臭素原子を示す) を有する化合物およびそれを有効成分とする忌避
剤に関する。 ケミカル・フアーマシユーテイカル・ブリテン
(Chem.Pharm.Bull.)1966年、14巻、1122頁には
トリヨードアクリルアルデヒドの製造法のみが記
載されている。 近年、一般家庭および鉄筋コンクリート建築物
の暖房設備の普及などにより、ゴキブリの分布地
域および生息数が著しく拡大する傾向にあり、
蚊、ハエも熱帯地域のみならず、寒冷地において
もしばしば見られ、人体および動物に有害な影響
を与えている。従つて衛生上の見地からも有効な
防除対策が重要視されている。従来よりゴキブ
リ、ハエ、蚊等の衛生害虫に対しては速効性ある
いは残効性の高い殺虫剤を散布したり、くん煙処
理するなどの方法や、特殊容器により捕獲する方
法などが実用化されているが、これらの方法はい
ずれも充分な防除効果があるとは言えない現状に
ある。 本発明者らは害虫に対する防除方法について鋭
意検討を重ねて来たところ、トリヨードアクリル
アルデヒドはゴキブリ、蚊、ハエ等の衛生害虫に
対する忌避効力は全く認められないにもかゝわら
ず、前記一般式()を有する化合物がこれら害
虫に対してすぐれた忌避効力を有し、とくにゴキ
ブリ、蚊、ハエなどの衛生害虫用忌避剤として有
用であることを見出した。 本発明による化合物()は次の反応式に示す
ように、トリハロアリルアルコールを酸化するこ
とにより製造することができる。 (式中、Xは前述したものと同意義を示す) なお、トリハロアリルアルコール()はプロ
パルギルアルコールをアルカリの存在下塩素また
は臭素と反応させてモノハロプロパルギルアルコ
ールとした後、沃素と反応させて得られる。 この発明のトリハロアクリルアルデヒドの製法
を実施例を示して更に詳細に説明する。 実施例1 2−ブロモ−1,2−ジヨードアクリ
ルアルデヒド プロパルギルアルコール5.6gを水100mlに溶解
した溶液に、臭素16gおよび85%水酸化カリウム
7.2gを水20mlに溶解した溶液を徐々に滴下した。
滴下終了後3時間撹拌し、次いでこの溶液に沃素
25.4gおよび上記アルカリ溶液20mlを徐々に加え
た後、更に室温で3時間撹拌した。撹拌終了後、
酢酸エチルを加えて抽出を行ない、抽出液を水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下に溶媒
を留去し、得られた結晶を酢酸エチル−n−ヘキ
サンより再結晶して融点125−126℃を有する3−
ブロモ−2,3−ジヨードアリルアルコール22g
を得た。 ピリジン4.8gおよびメチレンクロリド50mlの
混液に冷却下、無水クロム酸3gを加え、室温で
30分撹拌した。この溶液に上記アルコール2.0g
のピリジン溶液1mlを加え、2時間撹拌した。析
出結晶は酢酸エチルによる傾斜洗滌を行い、液
と洗滌液は稀塩酸、重炭酸ソーダ水溶液、次いで
水で洗滌後乾燥した。溶媒を留去後、得られた油
状物をシリカゲル・カラムクロマトグラフイー
(溶出剤;n−ヘキサン:酢酸エチル=97:3)
に付し、精製すると融点84−85℃を示す目的化合
物0.8gが得られた。 赤外吸収スペクトル(Nujol)cm-1:1680 実施例2 2−クロロ−1,2−ジヨードアクリ
ルアルデヒド 上記実施例1の方法に準じて、目的化合物が製
造された。融点67−68℃。 前記一般式()の化合物は、担体および必要
に応じて他の補助剤と混合して、害虫忌避剤とし
て通常用いられる製剤形態、例えば油溶性剤、乳
剤、ペースト剤、粉剤、固形剤、カプセル剤、水
和剤、エアゾール剤、燻煙剤、塗料等に調製され
て使用される他に、蚊等に達しては、クリーム
剤、ローシヨン剤、QBエアゾール剤等としても
使用される。 適当な担体としてはクレー、タルク、ベントナ
イト、カオリン、無水硅酸、炭酸カルシウム、木
粉等の不活性固体担体;ケロシン、リグロイン、
キシレン、メチルナフタリン、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド等の液体担体;窒素
ガス、ジメチルエーテル、フロンガス、塩化ビニ
ル単量体等の気体担体があげられる。製剤の性状
を改善し、害虫忌避効果を高めるために適宜使用
される補助剤としては、例えば陰イオン性、陽イ
オン性、非イオン性の界面活性剤やメチルセルロ
ース、酢酸ビニル樹脂、アルギン酸ソーダ等の
種々の高分子化合物等があげられる。 勿論、本発明の化合物にパラジクロルベンゼ
ン、クロルデン等の有機塩素系化合物;ホキシ
ム、ザーテル、ダイアジノン、スミチオン等の有
機燐系化合物;バイゴン、セビン等のカーバメー
ト系化合物;パーメスリン、フエンバレレート等
のピレスロイド系化合物;ナフタリン、樟脳等の
殺虫剤;共力剤、ジエチルトルアミド、タブトレ
ツクス、レツパー111、レツパー333、R−874、
R1207等の他の害虫忌避剤;有機ヨード系化合物
等の防菌防カビ剤;香料および不(難)揮発性担
体等と併用することができる。 実際の使用に際しては、本発明の化合物の含量
は製剤の形態あるいは使用目的に従い広い範囲に
亘つて変化させ得るが、一般には0.01〜95%、好
ましくは0.5〜70重量%の範囲が適当である。 また、実際の処理方法としては、ゴキブリやハ
エ、蚊等の害虫の棲息場所、潜伏場所または通路
などに直接噴霧、塗布又は燻煙したり、本発明化
合物を含有させた紙片、布片、マイクロカプセ
ル、錠剤、棒状の成形体を設置したり、テープの
貼り付け等の方法を用いることができ、また、害
虫の居住を避けたい区域全体に処理することもで
きる。さらに又、蚊に対してはローシヨン剤、ク
リーム剤、QBエアゾール剤として人体や動物の
皮膚への適用や、衣料、タオルおよび包装材料等
に対して薬剤処理を行うこともできる。 次に本発明の化合物の効力を試験例によつて説
明する。 試験例1 クロゴキブリに対する忌避効力試験 美濃表紙製のシエルター(9×5×1cm3)の内
部底面(9×5cm2)に、本発明の化合物の
2.0W/V%アセトン溶液を0.5ml均一に塗布し、
風乾させた後に20×20×高さ30cm3のガラス容器の
中央部に設置し、更に容器内にクロゴキブリの大
型幼虫を5頭投入し、投入後24時間にわたるクロ
ゴキブリの挙動から忌避効果を調べた。その結果
を第1表に示す。 なお、忌避効力を表わす表示は次のとおりとし
た。 +:シエルター内にクロゴキブリが全く潜入し
ない。 ±:シエルター内にクロゴキブリが1時的に潜
入した痕跡が認められる。 −:シエルター内に常時1頭以上のクロゴキブ
リが潜入した。
【表】 試験例2 チヤバネゴキブリに対する忌避効力試
験 美濃表紙製のシエルター(6×3×0.8cm3)の
内側面に本発明の化合物の2.0W/V%アセトン
溶液0.5mlを均一に塗布し風乾させた後、45×20
×30cm3のガラス容器内に設置し(処理シエルター
6個および無処理シエルター6個)、チヤバネゴ
キブリ成虫(雌雄混合)約200頭を投入して24時
間にわたるチヤバネゴキブリの挙動から忌避効力
を調べた。その結果を第2表に示す。 なお、忌避効力を表わす表示は次のとおりとし
た。 +:シエルター内にチヤバネゴキブリが全く潜
入しない。 ±:シエルター内にチヤバネゴキブリが1時的
に潜入した痕跡が認められる。 −:シエルター内に常時チヤバネゴキブリが潜
入した。
【表】 次に本発明の害虫忌避剤の若干の製剤例をあげ
るが、配合量、補助剤の種類等は大幅に変えうる
ものであることは言うまでもない。(文中、単に
部とあるのは全て重量部をあらわす。) 製剤例1 乳剤 2−ブロモ−1,2−ジヨードアクリルアルデ
ヒド10部をジメチルホルムアミド40部に溶解さ
せ、キシレン50部およびポリオキシエチレンノニ
ルフエニルエーテル10部を加えて十分に混合して
乳剤を得た。 製剤例2 油溶性剤 2−クロロ−1,2−ジヨードアクリルアルデ
ヒド2部をジメチルホルムアミド8部に溶解し、
キシレン96部を加え油剤を得た。 製剤例3 粉剤 2−ブロモ−1,2−ジヨードアクリルアルデ
ヒド2部をジメチルホルムアミド2部に溶解し、
クレー68部、タルク30部を加えて均一に混合した
後アセトンを蒸発除去して粉剤を得た。 製剤例4 水和剤 2−クロロ−1,2−ジヨードアクリルアルデ
ヒド40部、クレー56部、ラウリルアルコールスル
ホン酸ソーダ3部およびポリビニルアルコール1
部を混合機中で均一に混合し、ハンマーミルで粉
砕して水和剤を得た。 製剤例5 塗料 2−ブロモ−1,2−ジヨードアクリルアルデ
ヒド10部、パライト粉20部、ビニール樹脂10部、
松脂25部およびキシレン35部を均一に混合して塗
料を得た。 製剤例6 エアゾール 2−クロロ−1,2−ジヨードアクリルアルデ
ヒド2部および香料0.5部を脱臭灯油40部に溶解
してエアゾール容器に充填し、バルブを装着した
後液化石油ガス58部を加圧充填してエアゾールを
得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 (式中、Xは塩素原子または臭素原子を示す。) を有するトリハロアクリルアルデヒド。 2 式 (式中、Xは塩素原子または臭素原子を示す。) を有効成分とする害虫忌避剤。
JP335681A 1981-01-13 1981-01-13 Trihaloacrylaldehyde and vermin repellent Granted JPS57116025A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP335681A JPS57116025A (en) 1981-01-13 1981-01-13 Trihaloacrylaldehyde and vermin repellent

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP335681A JPS57116025A (en) 1981-01-13 1981-01-13 Trihaloacrylaldehyde and vermin repellent

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57116025A JPS57116025A (en) 1982-07-19
JPS632423B2 true JPS632423B2 (ja) 1988-01-19

Family

ID=11555064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP335681A Granted JPS57116025A (en) 1981-01-13 1981-01-13 Trihaloacrylaldehyde and vermin repellent

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JPS57116025A (en) 1982-07-19

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