JPS63241278A - 屋根雪除雪装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、屋根に積った雪を降ろす屋根雪除雪方法及び
その除雪装置に関する。

［従来の技術］ 従来、冬期の豪雪地帯における屋根の雪処理としては、
人力処理によるものが圧倒的に多く、人が屋根の上に乗
り、シャベル等を使用して雪降ろしをしていた。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、このような従来の人力による屋根雪処理
にあっては、人が屋根の上に乗ってシャベル等で雪降ろ
しをしていたため、雪の取量が大きいことがら作業者に
重労働を強いることになり、特に人口の都市集中化によ
る労力不足や高齢化とともに安全対策の面等から適切な
屋根雪処理が難しかった。

また、一部には、屋根トに配管やヒータを配設し、配管
から温水や温風を吹き出して雪を溶かし、或は加熱した
ヒータで雪を溶かす装置が試作されているが、熱のロス
が多くてコスト高となるばかりでなく、雪の空洞化現象
が起こるという問題点があった。

さらに、屋根に沿ってワイパを走行させて雪を掻き落と
す装δも試作されているが、この場合には、掻き落とし
た雪が建物の周囲に堆桔するため、建物の周囲に広いス
ペースが必要とされるという問題点があった。

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、屋
根上に積った雪をブロック状に切り出し、その積雪ブロ
ックを所定位置に搬送して地上に落ドさせることにより
、上記問題点を解決することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ 上記［１的を達成するため、本出願は、屋根上の積雪を
ブロック状に切り出し、その積雪ブロックを屋根の延長
Ｅの所定位置に搬送し、その所定位置にて地−Ｌに落下
させることを特徴とする屋根雪除雪方法を特定発明とし
て提供するとともに、屋根の軒の近傍及び棟又は他の軒
の近傍において圧いに平行に設けた２本の固定レールと
、再固定レールに案内されて屋根上を固定レール方向に
走行する走行けたと、前記固定レールに直交させて前記
走行けたに互いに平行に設けた２本の移動レールと、両
移動レールに案内されて前記走行けた上を移動レール方
向に走行するトロリと、このトロリに設けられ仕つ前記
固定レール方向に突出して屋根上の積雪の底面を切る平
面刃と、この平面刃上に降ｒして前記積雪の側面を切る
筒刃とを備えたことを生、シ徴とする屋根雪除雪装置を
併合発明として提供する。

［作用］ 而して、本出願に係る特定発明では、屋根雪をブロック
状に切り出し且つ所定位置まで搬送し、落丁して除雪す
る。また、併合発１１１では、屋根上に設置した固定レ
ール上を走行けたが移動するとともに、走行けたに設け
た移動レール上をトロリか移動し、任意の位置において
トロリに設置した平面刃及び筒刃で屋根上の積雪をブロ
ック状に切り出し、走行けた及びトロリの走行により所
定位置に搬送し、屋根上から落下して除雪する。

［実施例］ 次に１本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図乃至第６図は、本発明の一実施例を示すもので、
第１図は要部の外観器視図、第２図は三角屋根の内斜面
に個別に本装置を設置した状態を示す正面図、第３図は
同側面図、第４図は同平面図、第５図は第１図のＶ−Ｖ
線断面図、第６図は使用状態を示す説明ＩＡである。

まず、構成を説′明すると、図中１は、三角形をなす屋
根２における棟２ａの若干下側で当該屋根とに設けた上
固定レール、３は、同屋根２における軒２ｂの外側に設
けた下固定レールである。再固定レール１．３は、断面
形状が四角形の箱型をなしていて、棟方向に延在させて
互いに平行に配置している。

さらに、再固定レール１．３間には、それらの下側に複
数本の補強ビーム４．４を掛は渡し、それらの補強ビー
ム４，４により下固定レール３を屋根２上に支持してい
る。そして、再固定レール１．３の一端を屋根２から大
きく張り出すことにより、その張出部分に雪を落下させ
るための落ド位置Ａを設定している。５は１両固定し−
ルｌ。

３の張出部分を下方から支持する支柱であり、６は、屋
根２と上下固定レール１．３又は補強ビーム４との間に
介在した間材である。

７は、上下固定レール１．３に案内されて屋根２ヒを当
該固定レールが延びる方向Ｘ（固定レール方向）に走行
する走行けたである。この走行けた７は、四角の枠形を
なす）１５体８と、この枠体８を固定レール方向Ｘに走
行させるけた駆動機構９とから構成している。

枠体８は、その四隅において固定レール方向Ｘに回転自
在に支持した４個のＬ部車輪ｌＯ及び４個の側部車輪１
１を有し、各上部車輪ｌＯが両固定レール１，３上に載
置されるとともに、各側部車輪１１を側方から両固定レ
ール１，３に接触させることにより、両固定レール１．
３からの走行けた７の脱落を防止している。

また、けた駆動機構９は、ト下固定レールｌ。

３内を夫々貫通して両端を枠体８に夫々固定した無端状
のけた用チェーン１２と、このけた用チェーン１２を走
行自在に支持する上下各２個の走行スプロケッ）１３と
、上下の走行スプロケット１３．１３及び駆動スプロケ
ット１３ａを取付けた駆動軸１３ｂと、駆動スプロケッ
）１４ａを有する電動機１４と、両駆動スプロケッ）１
３ａ、１４ａに掛は渡したチェーン１４ｂとを有し、電
動ｆｉ１４、上走行スプロケット１３及び駆動スプロケ
ット１３ａ、１４ａは家屋の雪割１５の内側に設置して
いる。

また、１６は、走行けた７の上を屋根２の傾斜方向に移
動するトロリであり、前記枠体８の、七ドの固定レール
１．３と直交する方向に延びる二辺が移動レール１７．
１Ｂをなしていて、互いに上行をなす左右移動レール１
７．１８に案内されてトロリ１６が屋根２１を当該移動
レールが延びる方向Ｙ（移動レール方向）に走行する。

このトロリ１６は、四角の枠形をなす枠体１９と、この
枠体１９を移動レール方向Ｙに走行させるトロリ駆動機
構２０とから構成している。

枠体１９は、その四隅において移動レール方向Ｙに回転
自在に支持した４個の上部車輪２１及び４個の側部車輪
２２を有し、各を部車輪２１が両移動レール１７．１８
上に載置されるとともに。

各側部車輪２２を側方から両移動レール１７，１８に接
触させることにより、両移動レール１７゜１８からのト
ロリ１６の脱落を防止している。また、トロリ駆動機構
２０は、両端を枠体１９に夫々固定した無端状のトロリ
用チェーン２３と、このトロリ用チェーン２３を支持す
る複数個のスプロケット２４と、このスプロケット２４
を介してトロリ用チェーン２３に動力を伝達する電動機
２５とを有し、電動ａ２５及びスプロケット２４は枠体
１９上に設置している。

さらに、枠体１９のｆ側には、屋根２の傾斜面と略平行
に配置した平面刃２７を、固定レール方向Ｘの一方に突
出するよう進退可能に設けている。２８は、平面刃２７
を進退させるための進退機構であり、この進退機構２８
は、電動ａ２９と、この電動機２９により減速駆動され
る減速機３０と、この減速機３０を介して回転駆動され
且つ一端を平面刃２７に固定したネジ軸３１とからなり
、電動ａ２９及び減速機３０は枠体１９上に固定してい
る。

また、枠体１９の、平面刃２７の突出する側には、Ｆ方
に突出した門型の案内フレーム３２を一体に設けている
。案内フレーム３２には、突出した状態の平面刃２７と
重なり合うように、四角の箱形をなす精力３３を上下方
向Ｚへ移動可能に支持している。３４は、精力３３を昇
降させるための昇降機構であり、この昇降機構３４は、
電動機３５と、この電動機３５により減速駆動される減
速機３６と、この減速機３６を介して回転駆動され１つ
一端な精力３３に固定したネジ軸３７とからなり、電動
ａ３５及び減速機３６は案内フレーム３２に固定してい
る。

Ｅ記走行けた７のけた駆動機構９、トロリ１６のトロリ
駆動機構２０、平面刃２７の進退機構２８及び精力３３
の昇降機構３４は、図示しない制御装置により自動制御
可能に構成する。

即ち、制御装置は、例えば入出力装置、演算処理装ご、
記憶装置等を有するマイクロコンピュータと、マルチカ
ウンタ等を備えて構成し、ｐめマイクロコンピュータに
所定の動作手順を記憶させるようにする。そして、走行
けた７やトロリ１６等の位置を検出するための、例えば
エンコーダ等からなる位置検出器を設け、その位置検出
信号に基づく制御装置の指令により、上記装置に所定の
動作をさせる。

なお、本装置は、雪の降らない季節には取り外しておき
、桔雪１ｊｔの多い時期に設置して、必要に応じて作動
させて除雪するようにする。

また、図中３８は、所定位置に落とされた雪を溶かすた
めの乎板状をなすヒータ、３９は、下固定レール３のカ
バーである。

次に、本実施例の動作について説明する。

屋根に積った雪を降ろすため、制御装置を作動させて本
装置を駆動すると、まず、けた駆動機構９の駆動により
走行けた７がＬ下固定レールｌ。

３に案内されて屋根２上を同定レール方向Ｘに移動する
とともに、トロリ駆動機構２０の駆動によりトロリ１６
が左右移動レール１７．１８に案内されて移動レール方
向Ｙに移動する。

このようにして１本装置が所定位置に到達すると、続い
て、進退機構２８の駆動によりｆ面刃２７が固定レール
方向Ｘに突出し、屋根に積った積雪４０の−・部の底面
を切るとともに、昇降機構３４の駆動により筒刃３３が
下降して平面刃２７上の積雪４０ａの側面を切り取る。

しかる後、本装置は、雪を落下させるためにｈ（根２か
らはみ出して設けた所定の落下位置Ａまで固定レール方
向Ｘに走行し、この落下位Ｉ　Ａに達すると、平面刃２
７を後退させて筒刃３３との間に切取り保持した雪４０
ａを、建物周囲の任意スペースに設定した所定位置に落
下させる。

かかる動作が制御装置の指令により繰り返され、これを
繰り返すことにより、屋根２の積雪４０を自動的に雪降
ろしすることができる。

そして、例えば落とされた雪をヒータ３８で加熱して融
解し、或は流雪溝やトラックの荷台に落下させること等
により、落下スペースが狭い場合であっても屋根雪処理
を効率良く実行することができる。

特に、けた駆動機構９及びトロリ駆動機構２０を、共に
電動ｆｉ！４．２５の動力で駆動されるチェーン伝動機
構により夫々走行可能に構成したため、走行けた７及び
トロリ１６を雪の積ったレール上を確実に走行させるこ
とができる。また、平面刃２７及び筒刃３３を、共に電
動機２９．３５の動力で駆動される減速機３０．３６及
びネジ軸３１．３７を介して夫々移動可能に構成したた
め、積雪量が多い場合にも６刃２７　、３３を確実に作
動して雪切りすることができる。

なお、上記実施例では、三角屋根の家屋に適用した例に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば上面が平らな平屋根の家屋にも適用するこ
とができる。その場合、２本の固定レールは、一つの軒
の近傍と、これに向かい合う他の一つの軒の近傍とに設
けるようにする。

また、上記実施例においては、本装置を自動制御する例
について説明したが、本装置の作動を見ながら遠隔操作
する構成としてもよいことは勿論である。さらに、屋根
上の積雪量を検出するセンサを設け、そのセンサの検出
結果に基づき、本装置を始動から落雪処理を経て所定位
置に戻すまでの全行程を自動化する構成とすることもで
きる。

［発明の効果］ 以上説明してきたように、本出願に係る特定光Ｉｌｌに
よれば、屋根雪をブロック状にＩ）Ｊり出し所定位置に
搬送して落ｒさせるため、降ろした雪がげ物の周囲に堆
積するという問題がなく、屋根雪処理を迅速且つ効率良
く実行することができるという効果が得られる。

また、同じく併合発明によれば、２本の固定レール」二
を走行する走行けたと、２本の移動レール−ヒを走行す
るトロリと、積雪の底面を切る平面刃と、その積雪の側
面を切る筒刃とを備えて屋根雪落雪装置を構成したため
、屋根に積った雪を自動的に所定位置に落下させること
ができ、従来人が屋根に登って行なっていた雪降ろし作
業を廃止することができる。しかも、雪を所定位置に搬
送して落下させるため、建物周囲に大きなスペースを確
保することができない場合であっても、屋根雪処理を確
実且つ迅速に行なうことができるという効果が得られる
。

さらに、レールのみ常設し、本装置は必要に応じてセッ
トして稼動させることができるため、設Ｕｉｈ費、運転
費が経済的であるとともに、早目に屋根雪の除雪処理を
行なうことにより建物の耐雪強度を軽減することができ
るという効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は要部を拡大して示す外観創視図、第２図は正面図
、第３図は側面図、第４図はモ面図、第５図は第１図の
Ｖ−Ｖ線断面図、第６図は使用状態を示す説明図である
。 ｌ：上固定レール　　　２：屋根 ２ａ：棟　　　　　　２ｂ二軒

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）屋根上の積雪をブロック状に切り出し、その積雪
   ブロックを屋根の延長上の所定位置に搬送し、その所定
   位置にて地上に落下させることを特徴とする屋根雪除雪
   方法。
2. （２）屋根の軒の近傍及び棟又は他の軒の近傍において
   互いに平行に設けた２本の固定レールと、両固定レール
   に案内されて屋根上を固定レール方向に走行する走行け
   たと、前記固定レールに直交させて前記走行けたに互い
   に平行に設けた２本の移動レールと、両移動レールに案
   内されて前記走行けた上を移動レール方向に走行するト
   ロリと、このトロリに設けられ且つ前記固定レール方向
   に突出して屋根上の積雪の底面を切る平面刃と、この平
   面刃上に降下して前記積雪の側面を切る箱刃とを備えた
   ことを特徴とする屋根雪除雪装置。
3. （３）前記走行けた及び前記トロリは、電動機の動力で
   駆動されるチェーン伝動機構により夫々走行可能に構成
   したことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の屋根
   雪除雪装置。
4. （４）前記平面刃及び前記箱刃は、電動機の動力で駆動
   される減速機及びネジ軸を介して夫々移動可能に構成し
   たことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の屋根雪
   除雪装置。