JPS63240440A - 自動車用灯具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スラントノーズタイプの自動車に装着したり
トラクタプルヘッドランプの車体カバー　　　′に構成
する装飾用レンズに係り、特に該装飾用レンズを照明可
能に構成してフェンダ−マーカーとして用いることがで
きるようにした自動車用灯具に関するものである。

〔従来の技術〕

近年、自動車の車体デザインのロングノーズ化及びスラ
ントノーズ化が進んでいるが、これ等デザインの自動車
については、車体前端部分及び車幅確認が困難になる問
題が指摘されている。そこで従来から運転席側から視認
可能な前端部車体上に所謂フェンダ−マーカーを装着し
たり、またフロントバンパー或はその近傍にフェンダ−
ポールを設置して該部位置を運転席側から確認する方法
が多用されている。また一方、スラントノーズタイプの
自動車にあっては、ヘッドランプをリトラクタブルに構
成し、該ヘッドランプの不使用時には車体内に回動格納
すると共に、その外側を車体デザインと一体になる車体
カバーで閉塞被蓋しておき、使用時に該車体カバーと共
にヘッドランプを上方に回動起立させるようになってい
る。この車体カバーにはヘッドランプ格納時にサイドク
リアランスランプとデザイン形状的に一体となる非照明
の装飾用のダミーレンズ（以下「装飾用レンズ」という
）が装着されており、その裏面には拡散反射構造が形成
されていることも相まって、外観上は何等かの照明装置
が付設されているように視認されるものとなっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

所で、このようなスラントノーズタイプの車体形状にお
いては、上記のようなフェンダ−マーカーやフェンダ−
ポールの実装に馴染みにくいばかりでなく、特にフェン
ダ−マーカーについては、車体形状上その上部設置位置
について目的的に適切な部位を選びにくいという問題を
存しており、従来から運転席側から視認し得る高さに起
立突出する上記車体カバーをフェンダ−マーカー的に使
用するという手法が用いられていた。また上記装飾用レ
ンズについても形態的に他の灯具と紛られしく、ユーザ
ーにおいてそれが照明付きであるかのような誤解を生ず
るものであり、これを夕方及び夜間時においても視認可
能となるよう、照明可能に構成すべきであるとの要望も
あった。しかし車体カバーの背後にはヘッドランプが装
置されており、該ヘッドランプ収容スペース形成のため
に他の照明装置の設置が困難であ不という問題を併有す
るものであった。

本発明は、上記各部位に鑑みて創案されたものであり、
リトラクタブルヘッドランプの車体カバーに照明機能を
付与すると共に、この照明が該車体カバー〇回動起立時
におけるフェンダ−マーカーとして運転席側から視認し
易い構造にした自動車用灯具を提案することを目的とす
るものである〔問題点を解決するための手段〕 本発明に係る自動車灯具は、リトラクタブルヘッドラン
プの車体カバーに構成した装飾用レンズの裏面側に小型
且つ薄型で、運転席側への光指向性を有する反射構造を
有する照明装置を付設することを要旨とするもので、該
照明装置には、上記車体カバーが車体上方へ回動起立し
た状態で運転席側へ放射光を屈曲反射させる反射構造を
有するインナーレンズを装着するという手段を講じたも
のである。

〔作用〕

而して上記構成によれば、リトラクタブルヘッドランプ
を車体カバーで被蓋した状態で照明装置を点灯させれば
、装飾用レンズを照明輝光して自動車用灯具しての用途
を開き、また該リトラクタブルヘッドランプを回動起立
させ、同時に車体カバーを車体上に上昇させた状態で照
明装置を点灯させれば、運転席側からの視認範囲内に係
止した装飾用レンズにフェンダ−マーカーとしての機能
を併有させ得るものである。

〔実施例〕

以下図面に従って本発明に係る自動車用灯具の実施例を
説明する。

第１図及び第２図は、本発明の第一の実施例を示すもの
であり、図中１は、スラントノーズタイプの自動車のフ
ロント部に構成したりトラクタプルヘッドランプであり
、車体ａの開口部に対して上下自在に回動して起立又は
転倒し得る構造に成り、その上部に該リトラクタブルヘ
ッドランプと共に回動して開口部を閉塞し、該閉塞時に
は車体ａの外表面とデザイン的に一体化する車体カバー
２を具備するものである。３は、この車体カバー２上に
構成した、例えばスモーククリヤの装飾用レンズであり
、裏面に適宜形状の拡散性プリズム３ａを形成すると共
に、該プリズム部の略全面又は部分面を光透過部３ｂと
したものである。この光透過部３ｂめ裏面に照明装置４
を配置する。この照明装置４は、上記光透過部３ｂに対
向するケース５の開口部５ａに略該光透過部３ｂの面積
に匹敵する大きさのインナーレンズ６を嵌着すると共に
、その背後ケース５内に光源となる小型バルブ７を装置
して成り、図示実施例においては上記インナーレンズ６
の表面側に光拡散性を有する反射構造６ａを形成したも
のである。而して、小型バルブ７の非点灯時には装飾用
レンズ３が拡散プリズム３ａの光学的作用により類似レ
ンズとして視認されるものであるが、照明装置４の小型
バルプ７を点灯するとインナーレンズ６からの放射光に
より照明される。したがって、夕方及び夜間時にリトラ
クタブル車体カバー２をヘッドランプと共に車体ａ上方
へ回動起立させると、車体カバー２に構成した上記装飾
用レンズ３が運転席側からの視認高さに係止されるため
フェンダ−マーカーとして使用することが可能となる。

第３図及び第４図は、照明装置に関する第二の実施例を
示すものであり、第一の実施例と異なる部分についての
み説明すると、インナレンズ６の表面側に所定方向、即
ち車体カバー２の回動起立時における運転席側への光指
向性を有する反射構造６ａを形成すると共に、その裏面
側に導光板８を配置したものである。この導光板８は、
その側方に受光部８ａを具備し、またその裏面側にヘア
ーライン又は点刻、その他の散光構造８ｂを施して成り
、上記受光部８ａには光源となる小型バルブ７を対向配
置したものであり、該小型バルブ７の点灯により導光板
８内に照射された光束が上記散光構造８ｂ部分で表面側
、即ちインナーレンズ６側へ屈折反射し、更に、インナ
ーレンズ６の表面側に形成した反射構造６ａ部分で上記
所定方向へ屈折反射するようになる。

第５図（イ）は、更に照明装置に関する第三の実施例を
示すものであり、上記第二の実施例と異なる部分につい
てのみ説明すると、第二の実施例においてインナーレン
ズ６の表面側に形成した反射構造６ａ部の反射面側外表
面に金属蒸着層９を形成したものである。したがって、
該インナーレンズ６内に入射した光束は、蒸着反射面で
全反射することになり、反射効率を高めると共に、蒸着
層９側（矢印Ｂ）から見た装飾レンズの見栄を向上させ
ることができる。

また第５図（０）に示すような非平行光線は、この蒸着
層９により矢印Ｃ方向へ反射することになり、従って、
同図（ハ）に示すように、車体カバー２の下降位置にお
ける自動車の正面側への照明も可能となり、その装飾向
上に役立つ。

更にまた第６図は、上記第三の実施例として説明した照
明装置の改良に係り、インナーレンズの放射光をカラー
化する手段を示すものである。

即ち、インナ−レンズ６自体を乳白色又は薄スモーク色
材で形成すると共に、反射構造６ａ部の外側にアンバー
等の着色トップコート層１０を形成し、且つ小型バルブ
７に赤色等のカラーフィルター１１を施したものである
。このような構成によれば、小型バルブ７の非点灯時に
はアンバー色で視認されたものとなるが、点灯時には赤
色照射光が得られ、装飾レンズの装飾性及びファツジジ
ン性を高めることができる。

上記インナーレンズ６の着色素材及びトップコート層１
０の着色種類、更に小型バルブ７のフィルター色等は、
装飾レンズ自体の着色との兼ね合いでこれ等を自由に選
択し、且つ組み合わせることができるものであることは
勿論である。

〔発明の効果〕

本発明に係る自動車用灯具は、以上のように構成したか
ら、リトラクタブルヘッドランプの車体カバーに構成し
た装飾用レンズを照明してその装飾性やファツション性
を向上させ得るのみならず、該車体カバーを車体の上方
へ回動係止した状態において運転席側の放射指向性によ
りフェンダ−マーカーとしても有効に使用することがで
きる等、本発明実施後の効果に優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動車用灯具の第一の実施例を示
す要部縦断面図、第２図は同じく要部拡大縦断面図、第
３図は同じく第二の実施例を示す要部拡大縦断面図、第
４図は照明装置の拡大横断面図、第５図（イ）乃至（ハ
）はインナーレンズ部分に関し第三の実施例を示す要部
機能説明図、第６図は同じく照射光を着色するためのイ
ンナーレンズの構造に関し第四の実施例を示す要部概略
構成説明図である。 ｌ・・・リトラクタブルヘッドランプ ２・・・車体カバー　　　３・・・装飾用レンズ４・・
・照明装置　　　　６・・・インナーレンズ６ａ・・・
反射構造 １・・・リトラクタブルヘッドランプ ２・・・車体カバー ３・・・装飾用レンズ ４・・・照明装置 ６・・・インナーレンズ ６ａ・・・反射構造 第１図 １・・・リトラクタブルヘッドランプ ２・・・車体カバー ３・・・装飾用レンズ ４・・・照明装置 ６・・・インナーレンズ ６ａ・・・反射構造 第６図 −９り〇−

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）リトラクタブルヘッドランプの車体カバーに構成
   した装飾用レンズの裏面側に該車体カバーが車体上方へ
   回動起立した高さ位置で運転席側へ光を放射することが
   できる反射構造を有する照明装置を配置しことを特徴と
   する自動車用灯具。
2. （２）反射構造が表面側に光の拡散性又は指向性を有す
   るインナーレンズであることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の自動車用灯具。
3. （３）照明装置の光源が裏面にヘアーライン又は点刻を
   施して設定方向側への反射機能を有する導光板と、該導
   光板の所定部位に構成した受光部に収容して成る小型バ
   ルブであることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の自動車用灯具。