JPS63239624A - 光学系駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えばディスク状の情報記録媒体に光スポッ
トを照射して情報の記録再生を行なう情報記録再生装置
に係シ、特に対物レンズ等の光学系を板ばねにより支持
して該レンズの光軸方向及びこれに直交する方向に移動
する光学系駆動装置の改良に関する。

（従来の技術） この種の装置の従来例を第２図を用いて説明する。第２
図は、該装置の概略断面図である。　３１は光源として
用いられる半導体レーデである。この半導体レーデ３１
がら射出された光束はハーフミラ−プレート３２の表面
で反射されコリメータレン）Ｉ″３４を通過して平行光
束となる。次いで、この平行光束は対物レンズ３５を通
過して収束され、記録媒体３６の記録面に微少スポット
として照射される。該記録面には所定の記録情報が凹凸
状のピット列として記録されトラックを形成している。

該記録面のピット列に照射された光束は、反射光量の変
化によシ情報を含んだ光束として再び対物レンズ３５を
通過し、八−フミラーｆＶ−）３２を透過した後、セン
サレンズ３７を通過して光センサ３８に入射する。該光
センサ３８では前記情報を含む光信号が電気信号に変換
され情報の再生が行なわれる。

又、同図に示す従来装置では、対物レンズ３５は可動部
材３９に取付けられておシ、可動部材３９は基台４５に
対して板ばね４０　ｈ　ｐ　４０　ｂ　ｅ４３ｍ、４３
ｂよシ支持されると共に、対物レンズ３５をフォーカス
方向（第２図中矢印２方向）及びトランク方向（第２図
中矢印Ｘ方向）に移動可能とされている。即ち、板ばね
４３ｍ、４３ｂは成板ばね４３ｍ、４３ｂの平面が対物
レンズ３５の光軸に対して略平行となるように取付けら
れておシ、トラック方向に弾性的に変形するととができ
る。又、板ばね４０ｍ、４０ｂは成板ばね４０ａ。

４０ｂの平面が対物レンズ３５の光軸に対して略直交す
るように取付けられており、フォーカス方向に弾性的に
変形する−ことができる。これら４０ａと４０ｂ或いは
４３ｍと４３ｂは夫々互いに対向する２枚の板ばねによ
シ構成されたものである。

対物レンズ３５が取付けられた可動部材３９をフォーカ
ス方向或いはトラック方向に駆動するには可動部材３９
に設けられた７オーカシング用コイ／Ｌ／４６、トラッ
キング用コイ＃４７及び永久磁石４８の相互作用によシ
生じる電磁力を用いて行なう。可動部材３９を駆動する
際、板はね４０゜４３の弾性力が共同して働き、対物レ
ンズ３５はフォーカス方向或いはトラック方向に駆動せ
しめられる。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、上述した記録再生装置の対物レンズ駆動系に
おいては、対物レンズ３５を駆動した際。

板ばね４０ａ＊４０ｂ、４３ａ、４３ｂが共振してフォ
ーカス方向が特性或いはトラック方向が特性が低下する
という問題点がある。このため、従来から前記各板ばね
４０ｍ、４０ｂ、４３ａ。

４３ｂの両側にリプ４１ａｔ４１ｂ、４４ａ＊４４ｂを
取付けることＫよシ各板ばねのばね定数を上げて、これ
らの板はねに生じる２次以上の共振周波数を高周波側へ
移動せしめ、前記サーが特性の低下を抑える方法が採ら
れてい慝。しかしながら、このように各板ばねにリプを
取付けて板ばねの共振を防止する方法にお仏ては、リプ
の曲げ角度、及び曲げ位置等が各板ばねの両側リプ間で
異なるため、上述したフォーカス方向が及びトラックサ
ーーの際に板ばねにねじれが生じてこれらのサーが特性
が低下するという欠点がある。

本発明は上述のような欠点を解消するために成された本
ので、上述した板ばねのねじれを防止すると共に、板ば
ねのばね定数を上げて対物レンズを駆動する際に生じる
板ばねの共振を抑えることができる光学系駆動装置を提
供するととを目的とするＯ （問題点を解決するための手段） 上述した本発明の目的は、光学系を基台に対して板ばね
によシ支持し、この光学系を少なくともフォーカス方向
及びトラック方向のいずれかに移動可能とした光学系駆
動装置において、前記板ばねの平面の中央付近に成板ば
ねの長手方向の長さよシ短い長さを有する弾性補強部材
を成板ばねと略平行になるように固着したことを特徴と
する光学系駆動装置によシ達成される。

（作用） 前述した本発明の光学系駆動装置において、対物レンズ
が取付けられた保持体を基台に対して支持する板ばねＫ
は弾性補強部材が固着されている。

この補強部材は例えば前記板ばねと同様の弾性力を有す
る板状の部材によシ実現される。このような補強部材を
板ばねに固着した場合、成板ばねのばね定数が上がシ、
２次以上の共振周波数が高周波側へ移動する。又、板ば
ねと補強部材間の互いに隣接する部分においてはこれら
部材の長手方向に対して、一方では圧縮力、他方では引
張力が生じ、これに抗して生じる応力により全体として
板ばねの変形を減衰するととができる。

又、上述した補強部材は、板ばねの中央付近に固着され
るため板ばねの中央部を補強して成板ばねに生じるねじ
れを防止することができる。

（実施例） 以下１本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。

第１図は本実施例装置の概略断面図であル、第３囚は第
１図に示す可動部材３９を基台４５に支持する支持手段
の概略斜視図である。これらの図において、第２図と同
様の部分には同一の番号が付してあり、説明は省略しで
ある。

第１図に示すように、本実施例装置は、対物レンズ３５
を取付けた可動部材の基台に対する支持手段以外におい
て、第２図に示す従来装置と同様である。

第１図及び第３図において、各板ばね４０ａ。

４０ｂ、４３ａ、４３ｂの夫々の中央面付近には成板ば
ねと略同様の＠を有し、成板ばねの長手方向の長さよシ
も短い第１の弾性補強板４ａが固着されている。この第
１の弾性補強板４ａの中央面付近にはさらに＃補強板４
ａの長手方向の長さよシも短い第２の弾性補強板４ｂが
固着されている。

これらの板ばね、第１及び第２の補強板としては。

弾性力を有する金属板、プラスチック板、ゴム板等を適
宜用いることができる。又、上述の固着方法としては、
硬化後において本なお粘性を有する接着剤を用い、補強
板及び板ばねの材質にょシ適宜最適な接着力を有する接
着剤を用いれば良い。

又、これら板ばね、第１及び第２の補強板が金属の場合
、スポット溶接によシ固着することができる。

次に、上述のように構成された本実施例装置の作用につ
いて説明する。

上述したように、板ばねには補強板が固着されているた
め、板ばねのばね定数が上がシ２次以上の共振周波数が
高周波側へ移動する。これにょシフォーカスサーが及び
トラックサーブ時の板ばねに生じる共振を抑えることが
可能となる。

又、板ばねの面上に複数の補強板を重ね合わせてこれら
を接着した場合の板ばねと補強板との変形は、第４図（
ｂ）Ｋ、示すようになる。なお、第４図（＆）はこれら
の部材に変形が生じなｈ状態を示している。第４図（ｂ
）に示すような変形が板ばね及び補強板に生じた場合、
第５図に示すように、接着層２０を介して隣接する部材
間において、一方では引張力、他方では圧縮力が生じ、
これらの外力に抗する力として各部材には図中Ａ、Ｂで
示す互いに逆向きの応力が生じ、ダン／４として作用す
るので振動に対して減衰力を持つことができる。これに
よシ、共振の際の振幅は小さく抑えられる。なお板ばね
の面上に１枚の補強板を固着した場合でも、上述のよう
な振動に対する減衰力を持つことができるが、この効果
を高めるためには複数の補強板を重ねて固着するのが良
い。

さらに、本実施例においては、板ばねの中央付近に補強
板が重ねて固着されているため、板ばねのねじれを抑制
するよう作用し、これによシ板ばねのねじれに伴なうフ
ォーカスサーボ特性及びトラックサー？特性の低下を防
止することが可能となる。

なお、上述した実施例中、補強部材として２枚の補強板
が用いであるがこれに限定されず本発明においては適宜
数とすることができる。

又、このような補強板は、実施例で示したように板はね
の片側面にのみ固着するのではなく両側に固着しても良
い。

又、グンノ４材として粘弾性体のフィルム等を板ばねと
補強板の上から付着させることにょシダンピング効果は
さらに向上する。

（発明の効果） 以上説明したように１本発明の光学系駆動装置によれば
、対物レンズの保持部材を基台に対して支持するのに従
来から用いられている板ばねをそのまま利用して、この
板ばねに弾性補強部材を固着することによシ、７オーカ
スサーボ及びトラックサーが時に生じる板ばねのねじれ
を防止することができ、２次以上の共振周波数を高周波
側へ移動することができ、又板ばねと補強部材或いは補
強部材に重ねて固着した他の補強部材との相互作用によ
るダンピング効果にょシ共振の際の振幅を小さく抑える
ことができるため、フォーカスサーボ特性及びトラッキ
ングサーボ特性の向上を実現することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による光学系駆動装置の概略断面図であ
シ、第２図は従来の光学系駆動装置の概略断面図であシ
、第３図は本発明による可動部材を基台に対して支持す
るための支持部材の斜視図であシ、第４図は第３囚に示
す支持部材の側面図であシ、第４図（ａ）は変形のない
状態を示し、第４図６）は変形状態を示し、第５図は第
４図（ｂ）に示す部材の変形を説明するための■である
。 ４ａ、４ｂ・・・弾性補強板、３５・・・対物レンズ。 ３９・・・可動部材、４０ｍ、４０ｂ・・・フォーカシ
ング用板ばね、４３ｍ、４３ｂ・・・トラッキング用板
ばね、４５・・・基台。 代理人　弁理士　山　下　穣　平 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）光学系を基台に対して板ばねにより支持し、この
   光学系を少なくともフォーカス方向及びトラック方向の
   いずれかに移動可能とした光学系駆動装置において、前
   記板ばねの平面の中央付近に該板ばねの長手方向の長さ
   より短い長さを有する弾性補強部材を該板ばねと略平行
   になるように固着したことを特徴とする光学系駆動装置
   。