JPH05325219A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH05325219A
JPH05325219A JP14854792A JP14854792A JPH05325219A JP H05325219 A JPH05325219 A JP H05325219A JP 14854792 A JP14854792 A JP 14854792A JP 14854792 A JP14854792 A JP 14854792A JP H05325219 A JPH05325219 A JP H05325219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
driving device
lens driving
suspensions
suspension
Prior art date
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Pending
Application number
JP14854792A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Mimori
幸治 三森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP14854792A priority Critical patent/JPH05325219A/ja
Publication of JPH05325219A publication Critical patent/JPH05325219A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対物レンズ駆動装置のサスペンションに発生
する振動の減衰特性の劣化を除去し、対物レンズ駆動装
置の組立コストを低減する。 【構成】 サスペンション4a,4bの中間であって両
者に隣接し、支持体3に固定した固定部材7を設け、サ
スペンション4a,4bと固定部材7を粘性体8a,8
bで接合する。対物レンズ1がフォーカス方向及びトラ
ッキング方向に移動したときに、サスペンション4a,
4bに発生する振動を、粘性体8a,8bで減衰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば音声信号や映像
信号等の情報信号を記録する光ディスクに光ビームを照
射して、情報信号を読み取りまたは書き込む光ディスク
装置における光学ヘッドの対物レンズを駆動する場合に
用いて好適な対物レンズ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の対物レンズ駆動装置の一
例の構成を示した側面図である。レーザ発振器(図示せ
ず)から出射された光ビームを集光する対物レンズ1
は、ホルダ2に保持されている。前記ホルダ2は、光学
ヘッドの筐体に固定された支持体3に上下に並設された
一対の板状のサスペンション4a,4bに支持されてい
る。前記サスペンション4a,4bは、板バネ等の弾性
変形が可能な金属部材、または弾性変形が可能な樹脂成
形部材より成る。サスペンション4a及びサスペンショ
ン4bの表面の一部には、振動を減衰させるのに有効な
弾性材から成る振動減衰材6a,6bが貼着されてい
る。
【0003】上述した構成の対物レンズ駆動装置におい
ては、フォーカス駆動部(図示せず)により、ホルダ2
にフォーカス方向(光軸方向)の駆動力が作用すると、
サスペンション4a,4bが弾性変形して、ホルダ2が
対物レンズ1と共にフォーカス方向に移動する。同様
に、トラッキング駆動部(図示せず)により、ホルダ2
にトラッキング方向(光軸方向と垂直方向)の駆動力が
作用すると、サスペンション4a,4bが弾性変形し
て、ホルダ2が対物レンズ1と共にトラッキング方向に
移動する。
【0004】ここで、サスペンション4a,4bが弾性
変形することにより、サスペンション4a,4bには振
動が発生する。サスペンション4aに発生した振動は、
振動減衰材6aに伝達されると、前記振動減衰材6aに
吸収される。同様に、サスペンション4bに発生した振
動は、振動減衰材6bに伝達されると、前記振動減衰材
6bに吸収される。従って、上記作用により、サスペン
ション4a,4bに発生した振動は、減衰させることが
できる。
【0005】また、図7は、従来の対物レンズ駆動装置
の他例の構成を示したものであり、図8は、図7の対物
レンズ駆動装置の金属棒5a,5bと、支持体3との結
合部の詳細を示したものである。図6で示した例と同一
部分には、同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0006】ホルダ2は、支持体3に上下に並設された
一対の金属棒5a,5bに支持されている。前記金属棒
5a,5bは、弾性変形が可能な金属部材より成る。支
持体3の表面には、円筒形状に削られた一対の孔3a,
3bが設けられており、前記金属棒5a,5bは、前記
孔3a,3bに各々挿入されて支持体3に固定されてい
る。前記孔3a,3bの内周は、前記金属棒5a,5b
の外周と比較して十分に大きく、金属棒5a,5bが挿
入された孔3a,3bの内部には、粘着性を有し、振動
を減衰させるのに有効な粘性体8c,8dが、それぞれ
充填されている。
【0007】上述した構成の対物レンズ駆動装置は、図
6で示した対物レンズ駆動装置と同様の動作を行うこと
ができる。
【0008】すなわち、金属棒5a,5bが弾性変形す
ることにより、金属棒5a,5bには振動が発生する。
金属棒5aに発生した振動は、粘性体8cに伝達される
と、前記粘性体8cに吸収される。同様に、金属棒5b
に発生した振動は、粘性体8dに伝達されると、前記粘
性体8dに吸収される。従って、上記作用により、金属
棒5a,5bに発生した振動は、減衰させることができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成の従来の対物レンズ駆動装置においては、サスペ
ンションに振動減衰材を貼着した場合は、貼着工数が多
くなり、組立コストが高くなるという課題があった。さ
らに、温度の変化により、貼着材の貼着力が変化して、
振動の減衰が十分に行われなくなるという課題があっ
た。
【0010】また、金属棒と支持体の結合部に粘性体を
充填した場合では、金属棒と粘性体の結合面積が小さい
ので、金属棒の弾性変形により粘性体に高い圧力が作用
し、その結果、粘性体が塑性変形し、金属棒と粘性体と
の間に空隙が発生して、振動の減衰が十分に行われなく
なるという課題があった。
【0011】本発明は、上述のような課題を解消するた
めになされたものであって、対物レンズ駆動装置の環境
条件が変化した場合等においても、振動の減衰特性が変
化し難い対物レンズ駆動装置を提供することを目的とす
る。また、サスペンションと振動減衰物の結合を容易に
し、組立コストの低減を図ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による対物レンズ駆動装置は、サスペンショ
ン4aとサスペンション4bの中間であって両者に隣接
し、支持体3に固定された固定部材7と、サスペンショ
ン4a,4bと固定部材7を接合する粘性体8a,8b
とを備えることを特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成の対物レンズ駆動装置においては、サ
スペンション4a,4bが弾性変形することにより、サ
スペンション4a,4bに発生する振動は、サスペンシ
ョン4a,4bと固定部材7を接合する粘性体8a,8
bに吸収されることにより、減衰させることができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の対物レンズ駆動装置の一実
施例の構成を示す斜視図であり、図2は、その側面図で
ある。ここで、従来例と同一部分には同一符号を付し
て、重複する説明は省略する。また、フォーカス駆動部
及びトラッキング駆動部は図示を省略する。
【0015】図1及び図2において、サスペンション4
aとサスペンション4bの中間であって両者に隣接して
配設した固定部材7は、支持体3に固定されている。サ
スペンション4aの支持体3との結合部の近傍と、固定
部材7のサスペンション4aと対向する面は、粘性体8
aで接合されている。同様に、サスペンション4bの支
持体3との結合部の近傍と、固定部材7のサスペンショ
ン4bと対向する面は、粘性体8bで接合されている。
前記接合においては、粘性体8a,8bは、サスペンシ
ョン4a,4bの両面を覆うように接合している。粘性
体8a,8bは、例えば温度変化に対する粘性変化の少
ない、シリコン系の物質から成り、振動を減衰させるの
に有効な弾性体である。
【0016】図3は、図1の対物レンズ駆動装置の対物
レンズ1が、フォーカス方向に移動したときの様子を示
したものである(図3は、上下方向のフォーカス方向の
移動のうち、上方向のフォーカス方向の移動を示してい
る)。フォーカス駆動部により、ホルダ2にフォーカス
方向(光軸方向)の駆動力が作用すると、サスペンショ
ン4a,4bが弾性変形して、ホルダ2が対物レンズ1
と共にフォーカス方向に移動する。ここで、粘性体8
a,8bは弾性力を有するので、ホルダ2が、フォーカ
ス方向に移動した場合においても、サスペンション4
a,4bと固定部材7は、粘性体8a,8bにより接合
されている。
【0017】図4は、図1の対物レンズ駆動装置の対物
レンズ1が、トラッキング方向に移動したときの様子を
示したものである(図4は、左右方向(図中、上下方
向)のトラッキング方向の移動のうち、右方向(図中、
下方向)のトラッキング方向の移動を示している)。ト
ラッキング駆動部により、ホルダ2にトラッキング方向
(光軸方向と垂直方向)の駆動力が作用すると、サスペ
ンション4a,4bが弾性変形して、ホルダ2が対物レ
ンズ1と共にトラッキング方向に移動する。ここで、粘
性体8a,8bは弾性力を有するので、ホルダ2が、ト
ラッキング方向に移動した場合においても、サスペンシ
ョン4a,4bと固定部材7は、粘性体8a,8bによ
り接合されている。
【0018】ホルダ2がフォーカス方向またはトラッキ
ング方向に移動することにより、サスペンション4a,
4bが弾性変形すると、サスペンション4a,4bには
振動が発生する。サスペンション4aに発生した振動
は、粘性体8aに伝達されると、前記振動は、粘性体8
aに吸収される。同様に、サスペンション4bに発生し
た振動は、粘性体8bに伝達されると、前記振動は、粘
性体8bに吸収される。従って、上記作用により、サス
ペンション4a,4bに発生した振動は、減衰させるこ
とができる。
【0019】図5は、本発明の対物レンズ駆動装置の他
の実施例の構成を示したものである。図5の対物レンズ
駆動装置は、図1の対物レンズ駆動装置と比較して、サ
スペンション4bと固定部材7が、粘性体8bにより接
合されていない場合を示したものである。すなわち、粘
性体8aのみで十分な振動の減衰の効果を有する場合を
示したものである。また、2点鎖線は、固定部材7の支
持体3からの突出長を変化させることにより、粘性体8
aによるサスペンション4aと固定部材7の接合の位置
を変化させた場合を示したものである。
【0020】図5の対物レンズ駆動装置は、上述した図
1の対物レンズ駆動装置の動作と同様の動作を行うこと
ができる。
【0021】なお、振動の減衰の特性によっては、粘性
体8bのみによる接合も可能である。この場合もまた、
上述した場合と同様に、サスペンション4bと、固定部
材7の接合の位置を変化させることも可能である。
【0022】このようにして、粘性体8a,8bの数、
及び粘性体8a,8bによるサスペンション4a,4b
と固定部材7の接合位置等を容易に変化させることがで
き、本発明において、上述した粘性体8a,8bの数、
及び接合位置を限定するものではない。また、粘性体8
a,8bの材質は、上述した材質に限定するものではな
く、サスペンション4a,4bに発生する振動の特性、
または、対物レンズ駆動装置の組立上の都合に応じて、
紫外線硬化型や、2液性硬化型の粘性体を使用すること
も可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の対物レン
ズ駆動装置によれば、サスペンションと粘性体は、粘着
工数を必要としないで容易に結合できるので、対物レン
ズ駆動装置の組立コストを低減することができる。ま
た、粘着材を使用しないので、温度の変化の影響を受け
難くなる。さらに、粘性体とサスペンションの結合部の
面積を大きくすることができるので、サスペンションの
弾性変形時に粘性体に作用する圧力を小さくすることが
でき、粘性体の塑性変形を防止することができる。
【0024】さらにまた、粘性体とサスペンションの結
合位置、及び粘性体の数を容易に変化させることができ
るので、種々の設計条件の中で、最適な振動の減衰特性
を容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対物レンズ駆動装置の一実施例の構成
を示す斜視図である。
【図2】図1の一実施例の構成を示す側面図である。
【図3】図1の対物レンズが、フォーカス方向へ移動し
たときの様子を示す側面図である。
【図4】図1の対物レンズが、トラッキング方向へ移動
したときの様子を示す平面図である。
【図5】本発明の対物レンズ駆動装置の他の実施例の構
成を示す側面図である。
【図6】従来の対物レンズ駆動装置の一例の構成を示す
側面図である。
【図7】従来の対物レンズ駆動装置の他例の構成を示す
斜視図である。
【図8】図7の対物レンズ駆動装置の要部を拡大して示
す図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 ホルダ 3 支持体 3a,3b 孔 4a,4b サスペンション 5a,5b 金属棒 6a,6b 振動減衰材 7 固定部材 8a,8b,・・ 粘性体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを集光する対物レンズと、 前記対物レンズを保持するホルダと、 前記ホルダをフォーカス方向及びトラッキング方向に移
    動自在に弾性支持するサスペンションと、 前記サスペンションを固定する支持体と、 前記サスペンションに隣接して、前記支持体に固定され
    る固定部材と、 前記サスペンションと前記固定部材を接合する粘性体と
    を具備したことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
JP14854792A 1992-05-15 1992-05-15 対物レンズ駆動装置 Pending JPH05325219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14854792A JPH05325219A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 対物レンズ駆動装置

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JP14854792A JPH05325219A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 対物レンズ駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPH05325219A true JPH05325219A (ja) 1993-12-10

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ID=15455206

Family Applications (1)

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JP14854792A Pending JPH05325219A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 対物レンズ駆動装置

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JP (1) JPH05325219A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6069867A (en) * 1994-06-09 2000-05-30 Olympus Optical Company, Ltd. Apparatus for supporting optical system of optical information recording/reproducing apparatus and method of manufacturing the same
US6603727B1 (en) 1999-03-30 2003-08-05 Fujitsu Limited Optical system driving device having improved vibrational characteristics and optical recording apparatus incorporating the same

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001024