JPS63239581A - 携帯可能電子装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、例えばメモリや制御回路等からなる集積回
路を内蔵した所謂ＩＣカードと称する携帯可能電子装置
に関する。

（従来の技術） 周知のように、この種のＩＣカードにおいては、各種の
データを記憶するためのデータメモリが設けられている
。このデータメモリには使用者エリアと、この使用者エ
リアを管理する管理エリアとしてのディレクトリエリア
が設けられている。

ところで、従来、これら使用者エリアと、ディレクトリ
エリアに対する書込みは、別々の命令によって行われる
ようになっており、与えられた命令によって、使用者エ
リアへの書込みか、ディレクトリエリアへの書込みかが
判別されるようになりていた。このため、例えば使用す
る命令を誤った場合、使用者エリアに書込むべきデータ
がディレクトリエリアへに書込まれたり、また、逆に使
用者エリアに書込むべきデータがディレクトリエリアに
書込まれたりする可能性があり、データを破壊する危険
性を有していた。

また、使用者エリアとディレクトリエリアとで自込み命
令が異なっているため、ＩＣカード内部の制御プログラ
ムや、カード取扱装置の制御プログラムの作成が煩雑な
ものであった。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は、使用者エリアと管理エリアとで書込み命令
が異なっていることに起因する記憶データの破壊や、プ
ログラム作成の煩雑さに関する問題を解決するものであ
り、その目的とするところは、記憶データの不用意な破
壊を防止することが可能であるとともに、プログラムの
作成を容易化することが可能な携帯可能電子装置を提供
しようとするものである。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） この発明は、任意の情報が記憶される第１の記憶領域と
、この第１の記憶領域を管理する情報が記憶される第２
の記憶領域と、この第２の記憶領域の状態を示す使用判
別領域とを有する記憶手段と、書込み情報が供給された
場合、前記使用判別領域が使用可能状態を示しているか
使用不可能状態を示しているかにより、入力情報の書込
み対象領域が前記第１の記憶領域であるか、第２の記憶
領域であるか切換え制御する制御手段とから構成されて
いる。

（作用） この発明は、記憶手段に第２の記憶領域の状態を示す使
用判別領域を設け、書込み情報が供給された場合、制御
手段が使用判別領域の状態に応じて入力情報を第１の記
憶領域に書込むものか、第２の記憶領域に書込むものか
を判別することにより、書込み領域を誤ることがないた
め記憶情報の破壊を防止することが可能であり、しかも
、書込み情報を第１の記憶領域と、第２の記憶領域とで
共通とすることができるため、プログラムの作成が容易
となるものである。

（実施例） 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。

第４図は、携帯可能電子装置としてのＩＣカードが適用
されるカード取扱装置を示すものであり、このカード取
扱装置は、例えば金融システム、あるいはショッピング
システムなどの端末装置として使用される。この装置は
ＩＣカード１が装着されるカードリーダ・ライタ２、こ
のカードリーダ・ライタ２を介してＩＣカード１と情報
の授受を行う制御部３、この制御部３に接続されたキー
ボード４、ＣＲＴディスプレイ装＠５、プリンタ６およ
びフロッピーディスク装置７から構成されている。

第３図は上記ＩＣカード１の構成を示すものである。こ
のＩＣカード１は、制御部（ＣＰＵ）としての制御素子
１１、必要なデータが記憶され、記憶内容が消去可能な
不揮発性のデータメモリ１２、プログラムが記憶される
プログラムメモリ１３、および前記カードリーダ・ライ
タ２との電気的接触を図るためのコンタクト部１４によ
って構成されている。これらのうち、破線内の制御素子
１１、データメモリ１２、プログラムメモリ１３は１つ
のＩＣチップによって構成されており、ＩＣカード１内
に埋設されている。

第１図は、データメモリ１２を示すものである。

データメモリ１２は、使用者エリアＥＵと、この使用者
エリアＥｕを管理する管理エリアとしてのディレクトリ
エリアＥｄ、および使用者エリアＥＵが使用可能状態で
あるか否かを示すフラグが設定されるフラグ設定エリア
Ｅｆが設けられている。このフラグ設定エリアＥｆは、
使用者エリアＥＵが使用可能なようにディレクトリエリ
アＥｄが書込まれている場合、使用可能を示す表示が設
定され、ディレクトリエリアＥｄが完成されていない場
合、使用不可能を示す表示が設定されている。

また、この装置では、書込み命令が使用者エリアＥｕと
、ディレクトリエリアＥｄの両方に共通とされている。

前記制御素子１１では、例えばカード取扱装置の制御部
３から霞込み命令が供給されると、第２図に示すような
動作が行われる。

即ち、先ず、ステップＳＴＩにおいて、フラグ設定エリ
アＥｆの状態が判別される。この結果、フラグ設定エリ
アＥｆに使用不可能状態を示す表示が設定されている場
合は、ステップＳＴ２において、入力された情報がディ
レクトリエリアＥｄに書込まれ、ディレクトリエリアＥ
ｄが完成された状態において、フラグ設定エリアＥｆに
使用可能状態を示す表示が設定される。

一方、前記ステップＳＴ１において、フラグ設定エリア
Ｅｆに使用可能状態を示す表示が設定されているものと
判別された場合は、ステップＳＴ３において、入力され
た情報が使用者エリアＥｕに書込まれる。

上記実施例によれば、データメモリ１２に使用者エリア
Ｅｕの状態を示すフラグ設定エリアＥｆを設け、書込み
命令が供給された場合、制御素子１１により前記フラグ
設定エリアＥｆの状態に応じて書込みエリアを切換える
ようにしている。したがって、従来のように使用者エリ
アＥｕと、ディレクトリエリアＥｄとで別々の書込み命
令を使用する必要がないため、誤った書込み命令を使用
して必要なデータを破壊してしまうことがないものであ
る。

また、書込み命令を使用者エリアＥｕと、ディレクトリ
エリアＥｄとで共通としているため、プログラムの作成
が容易となるものである。

尚、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、
発明の要旨を変えない範囲においで、種々変形実施可能
なことは勿論である。

［発明の効果］ 以上、詳述したようにこの発明によれば、記憶手段に第
２の記憶領域の使用状態を示す使用判別領域を設け、自
込み情報が供給された場合、副部手段が使用判別領域の
状態に応じて入力情報を第１の記憶領域に書込むものか
、第２の記憶領域に書込むものかを判別することにより
、書込み領域を誤ることがないため記憶情報の破壊を防
止することが可能であり、しかも、書込み情報を第１の
記憶領域と、第２の記憶領域とで共通とすることができ
るため、プログラムの作成が容易となる携帯可能電子装
置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すものであり、データ
メモリの構成を説明するために示す図、第２図はデータ
メモリの書込み動作を説明するために示す図、第３図は
ＩＣカードの一例を示す構成図、第４図はカード取扱装
置の一例を示す構成図である。 １・・・ＩＣカード、１１・・・制御素子、１２・・・
データメモリ。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）任意の情報が記憶される第１の記憶領域と、この第
   １の記憶領域を管理する情報が記憶される第２の記憶領
   域と、この第２の記憶領域の状態を示す使用判別領域と
   を有する記憶手段と、書込み情報が供給された場合、前
   記使用判別領域が使用可能状態を示しているか使用不可
   能状態を示しているかにより、入力情報の書込み対象領
   域が前記第１の記憶領域であるか、第２の記憶領域であ
   るか切換え制御する制御手段とを具備したことを特徴と
   する携帯可能電子装置。 ２）制御手段は、使用判別領域が使用不可能状態を示し
   ている場合、入力情報を第２の記憶領域に書込み、使用
   判別領域が使用可能状態を示している場合は、入力情報
   を第１の記憶領域に書込むことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の携帯可能電子装置。 ３）書込み情報は、第１の記憶領域、第２の記憶領域で
   共通とされていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の携帯可能電子装置。