JPS63239180A - 半導体単結晶の製造方法及びその装置 - Google Patents

半導体単結晶の製造方法及びその装置

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JPS63239180A
JPS63239180A JP7133587A JP7133587A JPS63239180A JP S63239180 A JPS63239180 A JP S63239180A JP 7133587 A JP7133587 A JP 7133587A JP 7133587 A JP7133587 A JP 7133587A JP S63239180 A JPS63239180 A JP S63239180A
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JP
Japan
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temperature
heater
heating
single crystal
inert gas
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JP7133587A
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Sadao Yasuda
安田 貞夫
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は半導体単結晶の製造方法及びその装置に係り、
特に高純度の単結晶を製造する方法及び装置にIIIす
る。
[従来の技術] 従来、引上法によるIV族元素や■−v族化合物半導体
単結晶の製造には第3図に示されるような高圧引上炉が
用いられていた。この炉には直接通電式のヒータ31及
び熱シールド治具32等によりホットゾーンと呼ばれる
加熱部が形成されており、このホットゾーン内にるつぼ
33を位置させるように構成されている。そして、るつ
ぼ33内に原料34を収容し、これをホットゾーンに装
入して炉内を圧力0.01Torr程度に真空排気しl
ζ後、不活性ガスを炉内に導入する(第4図における時
刻to)。
その後、ヒータ31に通電して加熱を行ない、第4図の
如く炉内温度を上昇させて原料34を溶解し、これに種
結晶35を浸して単結晶を引上げる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、炉内を真空排気して不活性ガスに置換し
ても、原料に付着している+120や酸化物がるつぼ3
3内に残留することがある。また、るつぼ33の支持具
36やヒータ31及び熱シールド治具32等は通常カー
ボン材から構成されているので吸着性が強く、空気に接
した際に1120を吸蔵する。このため、この1120
が加熱に伴って第4図の如く脱着し、さらに高温になる
とこの1120がカーボン材と反応してCO2やCOが
生ずる。
すなわら、加熱時には不活性ガス雰囲気中にCO2やC
Oが混入することになり、これらの不純物が原料に接触
し混入するという問題があった。
そこで、このホラ]・ゾーンへの吸蔵ガスの問題の対策
として、ホットゾーンをカーボン以外の材料から構成し
たりあるいはカーボン材に他の耐熱性材料をコーティン
グして用いる方法が試みられているが、経済性や構造的
な面の制約が多く実用化が困難である。
か(して本発明の目的は上記従来技術の問題点を解消し
、炭素混入が少ない高純度の半導体単結晶を得ることが
できる製造方法及びその装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明の半導体単結晶の製造方法は上記目的を達成する
ために、装置缶体内のカーボン材からなる加熱部に原料
を配置し、装置缶体内を真空排気してからここに不活性
ガスを導入した後、原料を加熱して結晶成長させる半導
体単結晶の製造方法において、上記装置缶体内の真空排
気時あるいは真空排気前に上記加熱部を上記原料が蒸発
あるいは反応する温度より低く且つカーボン材の吸蔵ガ
スが脱着する温度にまで昇温させる方法である。
このような方法は、カーボン材からなる加熱部により原
料を加熱して結晶成長させる半導体単結晶の製造装置に
おいて、装置缶体内の真空排気時あるいは真空排気前に
上記加熱部全体を昇温させるだめの補助加熱手段を設け
たことによって実施することができる。
[作 用] 寸なわら、本発明の方法は装置缶体内の真空排気時に通
称ホットゾーンと呼ばれるカーボン製の加熱部を昇温さ
せて、そのカーボン材に吸蔵されている1120その他
のガスを脱着排除しようとするものである。これにより
、直接的な炭素の汚染源となるCOやCO2の発生が抑
制され、成長結晶中への炭素混入が大幅に低減される。
一般に、カーボン材への吸蔵ガスはカーボン材を約10
0℃に昇温して真空排気すればほとんど排除されるが、
上述した第3図の装置においてヒータ31を100℃に
加熱すると、ヒータ31から脱着したガスはヒータ31
の外側部に位置する熱シールド治具32Wのより低温の
カーボン材に順次吸着されてしまう。そこで、カーボン
材への吸蔵ガスを装置から完全に排出しようとしてヒー
タ31の外側部に位置するカーボン材を100℃程度に
まで昇温させるためには、ヒータ31を数100℃に加
熱する必要がある。これは、原料がこの温度域でも蒸発
及び反応を起こさない安定な物質である場合以外は実/
11!することができない。
これに対して本発明の装置では加熱部を昇温させるため
の補助加熱手段が設けられているので、ヒータだりでな
くカーボン材からなる加熱部全体を昇温させることがで
きる。この場合、原料が蒸発あるいは反応する温度より
低く且つ吸蔵ガスが脱着するような温度まで昇温させる
ことが必要である。
例えば、GaAsQi結晶製造の場合、100〜250
℃に加熱することが望ましい。温度250℃近傍ではA
sの蒸気圧が約3x 10” Torrであるのに対し
てAsの酸化物As2O3の蒸気圧は5〜10TOrr
にも達するので、圧力0.01Torr程度で温度25
0℃近くまで加熱すれば、1120を排除させるだけで
なり、八sをほとんど揮散させずにAS203を揮散・
除去させることもできる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る半導体単結晶の製′i
li装置の構成図である。装置缶体1は水冷ジャケット
付のステンレス鋼からなり、その内部にヒータ2を備え
ると共にこのヒータ2内にるつぼ支持具3が設けられて
いる。また、ヒータ2の外周部には熱シールド治具4が
設けられており、これらヒータ2.るつぼ支持具3及び
熱シールド治具4から加熱部5が構成されている。なお
、この加熱部5を構成する各部材はぞれぞれカーボン材
から形成されている。
さらに、加熱部5の外周部にこれを囲繞1′るように円
筒形のカーボン製直接通電式ヒータからなる補助加熱器
6が設けられている。
次に、本発明によりLEC(LiquidEncaps
ulated  Chochralski)法を用いて
GaAs単結晶を製造する方法を第2図に示す装置内の
温度変化及びガス濃度変化を参照して述べる。
まず、るつぼ7内に原料となるGa、 八s及びカプセ
ル剤B2O3を収容し、このるつぼ7をるつぼ支持具3
上にセットする。そして、装置缶体1内を圧力0.01
 rorrの真空に排気し、この真空排気を続(プなが
ら補助加熱器6に通電して加熱部5を温度T+ =  
100〜250℃に昇温させる。
この加熱部5の昇温に伴って加熱部5を構成するカーボ
ン材から吸蔵ガスが脱着し、これにより装置内圧力が一
旦上昇するが再度圧力0,01Torrになるまで排気
する。その後、排気を止めて不活性ガスとして高純度A
rを装置缶体1内に導入する。
このようにして時刻t1に装置缶体1内の不活性ガス置
換が完了した後は通常のLEC法と同様にヒータ2によ
り装置内を昇温し、カプセル剤B2O3を溶解してGa
及び^Sを封止させ、さらに昇温してGaAsを合成・
溶解させた後、この原料溶液に種結晶8を浸して成長結
晶を引上げる。
ここで、カーボン材への吸蔵ガスはほとんど時刻t1以
前に既に脱着除去されているので、時刻t1以降の加熱
昇温時に装置内に発生する+120゜CO2及びCOは
第2図に示す如く微量なものとなる。
以上の方法により得られたGaAs単結晶の頭部と尾部
の炭素濃度を赤外吸収法及びS IMS(3econd
ary  f on  M ass  S pectr
oscopy )によって測定したところ、赤外吸収法
の検出限界2XiOCa+−3及びSIMSの検出限界
3X1015t1R−3を共に下まわり、検出できない
程に低濃度であることがわかった。
比較のために、室温で圧力0.01Torrまで真空排
気して不活性ガス買換を行なう従来法により製造された
GaAs単結晶の炭素濃度を測定した。その結果、3×
10  から8X 10  α−3程度の濃度を示し、
本発明による成長結晶への炭素混入の低減化が優れてい
ることが確認された。
なお、補助加熱器6としては加熱部をそれほど高い温度
にまで加熱させる必要がないためカーボンヒータで十分
であるが、タンクルリボンヒータ等の他のヒータを用い
ても構わない。
また、上記実施例では加熱部5を昇温さける手段として
円筒形の直接通電式ヒータを用いたがこれに限るもので
はない。例えば、高温熱水供給装置を設けてこの供給装
置から装置缶体1の水冷ジャケットに高温熱水を供給し
、これにより加熱部5の昇温を行なってもよい。また、
装置缶休1内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給装
置と装置缶体1との間に加熱器を設けて、高温に加熱さ
れた不活性ガスを装置缶体1内に導き、これにより加熱
部5を昇温させることもできる。この場合、加熱部5を
昇温させた後に真空排気し、再び装置缶体1内に不活性
ガス供給装置から不活性ガスを導入することとなる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、次の如き優れた効
果が発揮される。
(1)  真空排気時に加熱部全体を昇温させてこの加
熱部を構成するカーボン材への吸蔵ガスをll12着排
除するので、炭素混入の少ない高純度の中結晶を安定し
て得ることができる。
(2)  従来非常に手数を要した装置の空焼き、真空
排気、不活性ガス置換等の作業が簡略化され作業能率が
向上する。
(3)  加熱部をカーボン材以外の材料から構成した
り、カーボン材に他の耐熱性材料をコーティングしたも
のから構成する必要がなくなり、構造上の自由度が増り
゛と共に安価に装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る半導体単結晶の製造装
置を示寸構成図、第2図は実施例における装置内の温度
変化及びガス濃度変化を示す説明図、第3図は従来の装
置を示す構成図、第4図は従来の装置内の温度変化及び
ガス濃度変化を示ず説明図である。 図中、1は装置缶体、2はヒータ、3はるつぼ支持具、
4は熱シールド治具、5は加熱部、6は補助加熱器、7
【ユるつぼ、8は種結晶である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)装置缶体内のカーボン材からなる加熱部に原料を
    配置し、装置缶体内を真空排気してからここに不活性ガ
    スを導入した後、原料を加熱して結晶成長させる半導体
    単結晶の製造方法において、上記装置缶体内の真空排気
    時あるいは真空排気前に上記加熱部を上記原料が蒸発あ
    るいは反応する温度より低く且つカーボン材の吸蔵ガス
    が脱着する温度にまで昇温させることを特徴とする半導
    体単結晶の製造方法。
  2. (2)上記原料がGa及びAsからなると共に上記装置
    缶体内の真空排気時における上記加熱部の温度が100
    〜250℃であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の製造方法。
  3. (3)カーボン材からなる加熱部により原料を加熱して
    結晶成長させる半導体単結晶の製造装置において、装置
    缶体内の真空排気時あるいは真空排気前に上記加熱部全
    体を昇温させるための補助加熱手段を設けたことを特徴
    とする半導体単結晶の製造装置。
  4. (4)上記補助加熱手段が上記加熱部の外周部にこれを
    囲繞するように設けられた円筒形の直接通電式ヒータか
    らなることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の製
    造装置。
  5. (5)上記装置缶体が水冷ジャケットを備えると共に上
    記補助加熱手段が上記水冷ジャケットと上記水冷ジャケ
    ットに高温熱水を供給する高温熱水供給装置とからなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の製造装置
  6. (6)上記補助加熱手段が上記装置缶体内の真空排気前
    にここに不活性ガスを供給する不活性ガス供給装置と該
    不活性ガス供給装置から上記装置缶体内に供給される不
    活性ガスを加熱する加熱器とからなることを特徴とする
    特許請求の範囲第3項記載の製造装置。
JP7133587A 1987-03-27 1987-03-27 半導体単結晶の製造方法及びその装置 Pending JPS63239180A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03131590A (ja) * 1989-10-18 1991-06-05 Komatsu Denshi Kinzoku Kk 単結晶シリコン引上げ用チヤンバー
US8850715B2 (en) * 2006-09-07 2014-10-07 Eisenmann Ag Process and installation for drying articles

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JPH03131590A (ja) * 1989-10-18 1991-06-05 Komatsu Denshi Kinzoku Kk 単結晶シリコン引上げ用チヤンバー
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