JPS6323682B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6323682B2 JPS6323682B2 JP15636978A JP15636978A JPS6323682B2 JP S6323682 B2 JPS6323682 B2 JP S6323682B2 JP 15636978 A JP15636978 A JP 15636978A JP 15636978 A JP15636978 A JP 15636978A JP S6323682 B2 JPS6323682 B2 JP S6323682B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- acoustic wave
- surface acoustic
- width
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010897 surface acoustic wave method Methods 0.000 claims description 19
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 4
- 244000126211 Hericium coralloides Species 0.000 claims 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 238000000206 photolithography Methods 0.000 description 1
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 1
- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/02—Details
- H03H9/02535—Details of surface acoustic wave devices
- H03H9/02818—Means for compensation or elimination of undesirable effects
- H03H9/02842—Means for compensation or elimination of undesirable effects of reflections
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Description
本発明はUHF帯において使用する電極内反射
を阻止した弾性表面波装置に関するものである。 電極内反射を軽減する従来技術には、電極構成
として第1図に示すスプリツトタイプ電極指を利
用する技術や、電極幅と電極ピツチとの比を30%
ないし70%とするという技術があり、IFフイル
タ等に対してはそれなりに有効であつた。 他方、現在のホトマスクの製造技術、すなわち
ホトリゾクラフイの技術レベルは電極ピツチにし
て2.0μmが限界であり、この場合の電極幅は0.7
〜1.3μmとなる。 したがつて、UHF帯(500〜900MHz)で動作
する弾性表面波装置においては、弾性表面波の波
長は3ないし7μmであり、スプリツトタイプの
電極構成はほとんど採用できない。また、電極幅
と電極ピツチとの比を単純に変更を行なうと電極
内反射の周波数がずれるだけであり、特にこの比
を大きくすると電極形成時に、電極内でのシヨー
ト、オーブン等が生じやすくなる。 このため、従来技術においては、電極内反射を
少なくした、UHF帯で動作する重み付き電極を
構成することはできないという欠点を有してい
た。 本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、電極内反射を少なくした、UHF帯で動作
する重み付き電極を提供するにある。 本発明は周波数特性を実現する弾性表面波装置
においては、入、出力電極を構成する櫛歯状配列
をなす電極指の幅の変化の周波数特性に対する影
響が僅小であることに鑑みて、電極内反射を生起
する電極指幅を僅かに変更して周波数f1からf2ま
での通過帯域内での反射による影響を阻止しよう
とするものであり、弾性表面波速度vにより定ま
る電極指幅d1(=v/4f1)およびd2(=v/4f2)
の間にある1つの幅dを有する電極指の本数が20
%以下、かつ電極幅が上記電極幅d1およびd2の間
にある電極指の総本数が50%以下になるようにし
たことを特徴とするものである。 この技術的思想を簡単に述べるならば、圧電性
基板表面部を伝搬する弾性表面波(波長;λ、速
度;vとする)は、電極指幅dを有する電極指の
前縁および後縁においてその一部がそれぞれ反射
される。 この場合、反射波は電極指幅dに対してd=
λ/4の条件を満たすとき、前縁部および後縁部か らの反射波は同相となり、相互に強め合うように
作用する。 この時の周波数fはf=v/4dとなり、周波
数特性、特に通過帯域内にこの周波数fが存在す
るならば、この周波数fの特性値は減少すること
になる。 そこで、本発明は、通過帯域内にある周波数f
(=v/4d)に対応する電極指幅を個々に多少修
正するばかりでなく、電極指全体としても電極指
幅の分布を修正することによつて、反射波の影響
を阻止しようとするものである。 以下、本発明による弾性表面波装置の実施例に
ついて、図面を用いて説明する。 第2図は本発明による弾性表面波装置の上面構
造の概略図を示すもので、UHF帯域で使用して
も電極内反射の少ない重み付き電極を有するもの
である。同図で、2は入力電極、3は出力電極、
4は負荷、5は圧電性基板、6はシールド電極で
ある。 本発明の弾性表面波装置に係わる入、出力電極
2,3について、さらに詳細に述べるならば、入
力電極2は121本の電極指から構成される重み付
き電極であり、出力電極3は中心周波数602.5M
Hz、7対の正規型電極で、全体の通過周波数帯域
は530〜660MHzである。 上記重み付き入力電極2について本発明に係わ
る技術思想の適用を述べると、表に示したようで
ある。
を阻止した弾性表面波装置に関するものである。 電極内反射を軽減する従来技術には、電極構成
として第1図に示すスプリツトタイプ電極指を利
用する技術や、電極幅と電極ピツチとの比を30%
ないし70%とするという技術があり、IFフイル
タ等に対してはそれなりに有効であつた。 他方、現在のホトマスクの製造技術、すなわち
ホトリゾクラフイの技術レベルは電極ピツチにし
て2.0μmが限界であり、この場合の電極幅は0.7
〜1.3μmとなる。 したがつて、UHF帯(500〜900MHz)で動作
する弾性表面波装置においては、弾性表面波の波
長は3ないし7μmであり、スプリツトタイプの
電極構成はほとんど採用できない。また、電極幅
と電極ピツチとの比を単純に変更を行なうと電極
内反射の周波数がずれるだけであり、特にこの比
を大きくすると電極形成時に、電極内でのシヨー
ト、オーブン等が生じやすくなる。 このため、従来技術においては、電極内反射を
少なくした、UHF帯で動作する重み付き電極を
構成することはできないという欠点を有してい
た。 本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、電極内反射を少なくした、UHF帯で動作
する重み付き電極を提供するにある。 本発明は周波数特性を実現する弾性表面波装置
においては、入、出力電極を構成する櫛歯状配列
をなす電極指の幅の変化の周波数特性に対する影
響が僅小であることに鑑みて、電極内反射を生起
する電極指幅を僅かに変更して周波数f1からf2ま
での通過帯域内での反射による影響を阻止しよう
とするものであり、弾性表面波速度vにより定ま
る電極指幅d1(=v/4f1)およびd2(=v/4f2)
の間にある1つの幅dを有する電極指の本数が20
%以下、かつ電極幅が上記電極幅d1およびd2の間
にある電極指の総本数が50%以下になるようにし
たことを特徴とするものである。 この技術的思想を簡単に述べるならば、圧電性
基板表面部を伝搬する弾性表面波(波長;λ、速
度;vとする)は、電極指幅dを有する電極指の
前縁および後縁においてその一部がそれぞれ反射
される。 この場合、反射波は電極指幅dに対してd=
λ/4の条件を満たすとき、前縁部および後縁部か らの反射波は同相となり、相互に強め合うように
作用する。 この時の周波数fはf=v/4dとなり、周波
数特性、特に通過帯域内にこの周波数fが存在す
るならば、この周波数fの特性値は減少すること
になる。 そこで、本発明は、通過帯域内にある周波数f
(=v/4d)に対応する電極指幅を個々に多少修
正するばかりでなく、電極指全体としても電極指
幅の分布を修正することによつて、反射波の影響
を阻止しようとするものである。 以下、本発明による弾性表面波装置の実施例に
ついて、図面を用いて説明する。 第2図は本発明による弾性表面波装置の上面構
造の概略図を示すもので、UHF帯域で使用して
も電極内反射の少ない重み付き電極を有するもの
である。同図で、2は入力電極、3は出力電極、
4は負荷、5は圧電性基板、6はシールド電極で
ある。 本発明の弾性表面波装置に係わる入、出力電極
2,3について、さらに詳細に述べるならば、入
力電極2は121本の電極指から構成される重み付
き電極であり、出力電極3は中心周波数602.5M
Hz、7対の正規型電極で、全体の通過周波数帯域
は530〜660MHzである。 上記重み付き入力電極2について本発明に係わ
る技術思想の適用を述べると、表に示したようで
ある。
【表】
本表を説明するならば、第1カラムの電極指
幅、第2カラムの電極指幅分布は、弾性表面波装
置で実現すべき、周波数特性をフーリエ変換し、
インパルスレスポンス法によつてほゞ1:1に対
応ずけられて決定された電極の電極指幅分布を示
すものである。電極指幅分布の欄における括弧は
総本数121本に対する本数の百分率である。 第3カラムの本発明を適用した電極指幅分布、
第4カラムは対応する周波数(f=λ/4d)、第5 カラムは通過周波数帯域内、外の区別を、それぞ
れ整理したものである。 本実施例の場合、通過周波数帯域は前記したご
とく、530〜660MHzであるから、第1カラムにお
いて電極指幅として1.4μm〜1.6μmが対応するも
のである。これらの電極指幅に対応する電極指幅
の全体に対する割合は表示の如く、69.4%である
が、これに対して本発明の技術思想を適用し、
個々の度数20%を超えるものについて電極指幅
1.4μmの本数34本(28.1%)を17本(14.1%)に、
1.5μmの本数32本(26.5%)を16本(13.3%)に、
1.6μmの本数18本(14.9)は変更せずにおいて、
通過周波数帯域内の電極指幅1.4μm〜1.6μmの全
本数を51(42.2%)に補正した。すなわち、本発
明の他の要件である総本数に対する割合を50%以
下にした。 かかる本発明の技術を適用しない場合、すなわ
ち表示の第1カラム、第2カラムの場合、周波数
特性から得られる電極指幅分布、そのまゝの場合
には、1.4μm〜1.5μmの電極指幅のものが多く、
608MHz近傍の周波数に対して電極内反射波が発
生し、損失として約9dB程度の影響があつた。 これに対して本発明の技術を適用し、上記表で
述べた変更を行い、具体的に1.4μm、1.5μmの電
極指幅をそれぞれ2本:1本の割合で1.2μm、
1.3μmと修正し、通過周波数帯域外の電極指幅と
して寄与するものとした結果、電極内反射は逆に
3乃至4dB程度軽減された。この修正によつては
ほとんど通過周波数帯域における周波数特性は変
化しなかつた。 以上述べたごとく、本発明によれば、従来技術
によれば通過周波数帯域内において約9dB程度の
電極内反射を有していたものが、本発明を適用す
ることにより、3乃至4dBだけ軽減され、弾性表
面波装置のUHF帯への適用が可能となつた。
幅、第2カラムの電極指幅分布は、弾性表面波装
置で実現すべき、周波数特性をフーリエ変換し、
インパルスレスポンス法によつてほゞ1:1に対
応ずけられて決定された電極の電極指幅分布を示
すものである。電極指幅分布の欄における括弧は
総本数121本に対する本数の百分率である。 第3カラムの本発明を適用した電極指幅分布、
第4カラムは対応する周波数(f=λ/4d)、第5 カラムは通過周波数帯域内、外の区別を、それぞ
れ整理したものである。 本実施例の場合、通過周波数帯域は前記したご
とく、530〜660MHzであるから、第1カラムにお
いて電極指幅として1.4μm〜1.6μmが対応するも
のである。これらの電極指幅に対応する電極指幅
の全体に対する割合は表示の如く、69.4%である
が、これに対して本発明の技術思想を適用し、
個々の度数20%を超えるものについて電極指幅
1.4μmの本数34本(28.1%)を17本(14.1%)に、
1.5μmの本数32本(26.5%)を16本(13.3%)に、
1.6μmの本数18本(14.9)は変更せずにおいて、
通過周波数帯域内の電極指幅1.4μm〜1.6μmの全
本数を51(42.2%)に補正した。すなわち、本発
明の他の要件である総本数に対する割合を50%以
下にした。 かかる本発明の技術を適用しない場合、すなわ
ち表示の第1カラム、第2カラムの場合、周波数
特性から得られる電極指幅分布、そのまゝの場合
には、1.4μm〜1.5μmの電極指幅のものが多く、
608MHz近傍の周波数に対して電極内反射波が発
生し、損失として約9dB程度の影響があつた。 これに対して本発明の技術を適用し、上記表で
述べた変更を行い、具体的に1.4μm、1.5μmの電
極指幅をそれぞれ2本:1本の割合で1.2μm、
1.3μmと修正し、通過周波数帯域外の電極指幅と
して寄与するものとした結果、電極内反射は逆に
3乃至4dB程度軽減された。この修正によつては
ほとんど通過周波数帯域における周波数特性は変
化しなかつた。 以上述べたごとく、本発明によれば、従来技術
によれば通過周波数帯域内において約9dB程度の
電極内反射を有していたものが、本発明を適用す
ることにより、3乃至4dBだけ軽減され、弾性表
面波装置のUHF帯への適用が可能となつた。
第1図は従来の電極内反射を防止する電極指形
状であるスプリツトタイプ電極の上面形状説明
図、第2図は本発明の弾性表面波装置の実施例の
上面構成図である。 1……信号源、2……重み付き入力電極、3…
…正規型出力電極、4……負荷、5……圧電性基
板。
状であるスプリツトタイプ電極の上面形状説明
図、第2図は本発明の弾性表面波装置の実施例の
上面構成図である。 1……信号源、2……重み付き入力電極、3…
…正規型出力電極、4……負荷、5……圧電性基
板。
Claims (1)
- 1 圧電性基板上に電気信号を弾性表面波に変換
する第1の電極と、弾性表面波が一定の速度vを
もつて伝搬する弾性表面波の伝搬路と、上記弾性
表面波を電気信号に変換する第2の電極とが設け
られており、これらの電極は周波数f1から周波数
f2(f1<f2)を通過帯域とする周波数特性を有する
ごとく定められた電極指間隔を有して櫛歯形状を
なし、交互に交叉して組み合せ構成された弾性表
面波装置において、上記周波数f1およびf2に対応
する電極指幅d1(=v/4f1)およびd2(=v4f2)が
決まり、上記幅d1およびd2の間にある一つの幅d
を有する電極指幅dを有する電極指の本数が全体
の20%以下であり、かつ電極幅が上記幅d1および
d2の間にある電極指の総本数が全体の50%以下で
あることを特徴とする弾性表面波装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15636978A JPS5583317A (en) | 1978-12-20 | 1978-12-20 | Elastic surface wave device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15636978A JPS5583317A (en) | 1978-12-20 | 1978-12-20 | Elastic surface wave device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5583317A JPS5583317A (en) | 1980-06-23 |
JPS6323682B2 true JPS6323682B2 (ja) | 1988-05-17 |
Family
ID=15626237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15636978A Granted JPS5583317A (en) | 1978-12-20 | 1978-12-20 | Elastic surface wave device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5583317A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01171392U (ja) * | 1988-05-24 | 1989-12-05 |
-
1978
- 1978-12-20 JP JP15636978A patent/JPS5583317A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01171392U (ja) * | 1988-05-24 | 1989-12-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5583317A (en) | 1980-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7821179B2 (en) | Acoustic wave resonator | |
US7728699B2 (en) | Acoustic wave filter | |
US5485051A (en) | Surface acoustic wave device | |
US4223284A (en) | Acoustic surface wave device | |
US4342011A (en) | Surface acoustic wave device | |
JPH05347535A (ja) | 弾性表面波フィルタ装置 | |
CN116094487A (zh) | 声波表面波谐振器 | |
JPS6323682B2 (ja) | ||
JPH0356014B2 (ja) | ||
JPH03139008A (ja) | 弾性表面波フィルタ | |
JPS6221286B2 (ja) | ||
JPS61245613A (ja) | 電気的表面弾性波フイルタ | |
US4258342A (en) | Elastic surface wave device | |
JPH0245364B2 (ja) | ||
JPS60236313A (ja) | 弾性表面波素子 | |
JP2619364B2 (ja) | 弾性表面波フイルタ | |
JPS60241313A (ja) | 弾性表面波装置 | |
JPS6261412A (ja) | 弾性表面波装置 | |
JPS5834047B2 (ja) | 弾性表面波装置 | |
JP3456810B2 (ja) | 弾性表面波フィルタ | |
JP3688419B2 (ja) | 弾性表面波フィルタ | |
JPH01321714A (ja) | 表面弾性波共振器および多重モードフィルタ | |
JP2001285014A (ja) | 弾性表面波装置 | |
JPH02250415A (ja) | 弾性表面波装置 | |
JPH09148874A (ja) | 弾性表面波素子 |