JPS5834047B2 - 弾性表面波装置 - Google Patents

弾性表面波装置

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JPS5834047B2
JPS5834047B2 JP53026208A JP2620878A JPS5834047B2 JP S5834047 B2 JPS5834047 B2 JP S5834047B2 JP 53026208 A JP53026208 A JP 53026208A JP 2620878 A JP2620878 A JP 2620878A JP S5834047 B2 JPS5834047 B2 JP S5834047B2
Authority
JP
Japan
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electrode
surface acoustic
acoustic wave
electrodes
thinned
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Expired
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JP53026208A
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JPS54118151A (en
Inventor
晴市 荒井
弘通 山田
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPS54118151A publication Critical patent/JPS54118151A/ja
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、交叉くし歯状電極を用いた弾性表面波装置に
関し、特に、接続する外部回路とのマツチングを容易に
するため電極間のインピーダンスを高くした弾性表面波
装置に関する。
一般に、弾性表面波装置は、例えば、フィルタ装置では
、第1図aに示すように、LiNbQ2のような単結晶
もしくはPZTのような圧電磁器の圧電基板1の表面上
に交叉くし歯状電極2.3を設けて入出カドランスジュ
ーサーを構成したもの、同図すに示すように、絶縁基板
4上に形成されたZnOのような圧電薄膜50表面上に
交叉くし歯状電極2.3を設けて入出カドランスジュー
サーを構成したもの、また、図示はしていないが同図す
における基板4と圧電薄膜5との間に同様な電極を設け
て入出カドランスジューサーを構成したものがある。
各図において、入力側電極2に加えた電気的信号は入カ
ドランスジューサーによって弾性表面波に変換され、こ
の表面波は圧電体1゜5に沿って伝播され、出力側電極
3に到達した表面波が出カドランスジューサーによって
電気的信号に変換されるものである。
そして、各トランスジューサーのインピーダンスは、使
用周波数と、各電極2,3を構成している一組のくし歯
電極2aと2b、3aと3b間の容量とでほぼ決定され
るものであり、その容量を決定する要因である圧電体の
誘電率、電極フィンガー間の距離および交叉幅等の実際
的な値から、そのインピーダンスは前後段に接続する外
部回路のインピーダンスに比べて小さな値となることが
非常に多い。
したがって、外部回路とマツチングをとることが困難と
なる。
このため、トランスジューサーのインピーダンスを高く
するための改良案が次に述べるように種々提案されてい
る。
すなわち、トランスジューサーのインピーダンスを高く
するために、第2図a、b、cに示すような形状の交叉
くし歯状電極が提案されている。
同図aは交叉幅を通常のもの(点線で図示)よりも狭く
したもの、同図すは交叉幅方向に2分割して直列接続し
たもの、同図Cは表面波進行方向、すなわち交叉幅方向
と直角の方向に対数を等分割して直列接続したものであ
る。
しかしながら、同図a、bの電極構造を用いた装置は、
いずれも電極の交叉幅が狭くなるため弾性表面波のビー
ム族がりが大きくなり、この結果減衰域の周波数−振幅
特性が、第5図の点線で示すように、所期の特性(実線
で図示)からはずれてくるという欠点を有している。
同図Cの電極構造を用いた装置は、上記したような欠点
はなく、所期の特性が得られる。
ところが、このように表面波進行方向に等対数分割する
手法を、第3図に示すような、所望の周波数特性に合わ
せて電極フィンガーを除去するいわゆる間引き電極に適
用した場合(等対数分割した間引き電極は図示せず)に
は大きな問題点が生ずる。
すなわち、等対数分割した間引き電極を用いた装置の振
幅−周波数特性は、本来の分割していない間引き電極(
第3図)を用いた装置の特性に比較して、第6図に示す
ように著しく異なる。
第6図において、点線は等対数分割した間引き電極を用
いたもの、実線は第3図示の間引き電極を用いたものの
特性をそれぞれ示す。
このように両者の特性が大幅に異なるのは、電極を分割
するにあたって、多数の電極フィンガーを間引いている
にもかかわらず、対数を単に等分割しただけであるから
、各分割された部分電極の静電容量すなわちインピーダ
ンスが不均一となり、周波数特性が容量の小さい部分電
極の特性にほとんど支配されるためである。
不発明は、上述した従来欠点を除去したもので、所望の
複雑な周波数特性を得るため所定の多数の電極フィンガ
ーを間引いた複雑な形状の電極であっても、所期の周波
数特性を変化させることなくインピーダンスを高めるこ
とができる弾性表面波装置を提供することを目的とする
次に、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳述する。
第4図は本発明による交叉くし歯状電極10を示し、こ
の電極10は第1図で示した装置の一方もしくは両方の
トランスジューサーとして圧電体上に設けられる。
この交叉くし歯状電極10は、得ようとする振幅−周波
数特性をフーリエ逆変換したインパルス応答に対応させ
て選定された電極フィンガー(破線で示す)を間引いた
(除去した)いわゆる間引きifに構成されている。
図示した間引き電極は、電極フィンガーを間引く前の最
初の電極パターンが一様な交叉幅及び一様な電極ピッチ
をもつように構成された、代表的な例を示している。
さらに交叉くし歯状電極10は、弾性表面波進行方向に
複数個の部分電極11.12.13に分割されている。
これらの部分電極11,12゜13は順次電気的に直列
に接続され、その両端が入力端(もしくは出力端)14
.15に電気的に接続されている。
各部分電極11.12.13の弾性表面波進行方向の長
さについては、間引きを施した両側の部分電極11.1
3の長さが、間弓きを施していない中央の部分電極12
の長さよりも長くなるように構成されている。
実際に各長さを決定するには、各部分電極11,12.
13のインピーダンスすなわち隣接電極フィンガー間の
インピーダンスの総和がそれぞれほぼ等しくなるように
、各部分電極11.12.13の対数を設定すればよい
本実施例においては、各部分電極11.12.13のイ
ンピーダンスが互いに等しくなるので、これらのインピ
ーダンスにより入力端14.15間の電圧が3等分され
、各部分t%11.12.13の両端に加わる電圧が互
いに等しくなり、各隣接する電極フィンガー間に加わる
電圧も互いに等しくなる。
したがって、不くし歯状電極10を用いたフィルタ装置
の振幅−周波数特性は、分割していない単なる間引き電
極を用いた装置の特性と同様の結果が得られる。
すなわち、第6図の実線で示す特性とほぼ同一の特性と
なる。
上記実施例において、破線で示した間引くべき電極フィ
ンガーの位置に、他の電極フィンガーとは電気的に隔絶
されたダミーの電極フィンガーを1設けてもよく、また
、隣接する電極フィンガーと同電位にした同じくダミー
の電極フィンガーを設けてもよい。
このようにダミー電極を設ける目的は、伝播速度のずれ
に起因して起こる位相特性の悪化を防ぐことにある。
すなわち、圧電体上を伝−播する弾性表面波は、メタラ
イズされた電極フィンガー上を通過するときと電極フィ
ンガーのない圧電体上を通過するときとを比較すると、
後者の場合が前者の場合よりも速くなり、間引き電極の
ように電極フィンガーのある部分とない部分が存デ在す
ると伝播速度のずれにより位相特性が悪化するけれども
、上述したようにダミー電極を設けることにより位相特
性のずれをなくすることができる。
特に、圧電体としてPZTのような高誘電率基フ板を用
いた場合、電極間インピーダンスが非常に低くなるけれ
ども、本発明によれば電極間インピーダンスを所望値に
まで十分高めることができる。
本発明は、以上説明したように、間引き電極を複数個に
分割しかつ電気的に直列接続した部分電極の表面波進行
方向の長さを、各部分電極内で間引いた電極フィンガー
の数に比例して長くなるように設定しているので、間引
き電極のように複雑な電極であっても、所期の振幅−周
波数特性を変化させることなく、インピーダンスを十分
高めることができるという実用上大きな効果を有し、特
に、PZTのような高誘電率圧電体を用いた場合に本発
明は非常に有効となる。
【図面の簡単な説明】
第1図a、bはそれぞれ一般的な弾性表面波装置を示す
図、第2図a、b、cはそれぞれ従来の正規形交叉くし
歯状電極を示す図、第3図は一般的な間引き電極を示す
図、第4図は本発明による間引き電極を示す図、第5図
および第6図は振幅周波数特性図である。 10・・・・・・交叉くし歯状電極、11,12.13
・・・・・・部分電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 圧電体上に交叉くし歯状電極のトランスジューサー
    を設け、このトランスジューサーによって電気的信号を
    弾性表面波へ、もしくは弾性表面波を電気的信号へ変換
    するようにした弾性表面波装置において、前記トランス
    ジューサーの交叉くし歯状電極を弾性表面波進行方向に
    複数個に分割し、かつ電気的に直列接続し、前記分割さ
    れた部分電極の弾性表面波進行方向の長さを、各部分電
    極内で間引く電極フィンガーの数に比例して長くなるよ
    うに設定したことを特徴とする弾性表面波装置。
JP53026208A 1978-03-07 1978-03-07 弾性表面波装置 Expired JPS5834047B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53026208A JPS5834047B2 (ja) 1978-03-07 1978-03-07 弾性表面波装置

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JP53026208A JPS5834047B2 (ja) 1978-03-07 1978-03-07 弾性表面波装置

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Publication Number Publication Date
JPS54118151A JPS54118151A (en) 1979-09-13
JPS5834047B2 true JPS5834047B2 (ja) 1983-07-23

Family

ID=12187026

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JP53026208A Expired JPS5834047B2 (ja) 1978-03-07 1978-03-07 弾性表面波装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5734624U (ja) * 1980-07-29 1982-02-23
JPS5836012A (ja) * 1981-08-27 1983-03-02 Seiko Epson Corp 弾性表面波装置
JP5776243B2 (ja) * 2011-03-18 2015-09-09 日本電波工業株式会社 弾性波フィルタ

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JPS54118151A (en) 1979-09-13

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