JPS63234901A - 射出成形靴底の製造方法 - Google Patents

射出成形靴底の製造方法

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JPS63234901A
JPS63234901A JP62065778A JP6577887A JPS63234901A JP S63234901 A JPS63234901 A JP S63234901A JP 62065778 A JP62065778 A JP 62065778A JP 6577887 A JP6577887 A JP 6577887A JP S63234901 A JPS63234901 A JP S63234901A
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複層の部分靴底からなる射出成形靴底の製造
方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、複層の部分靴底からなる射出成形靴底の一般的な
製造方法は、まずボトムモールドに、下部側の部分靴底
である下部側靴底を成形する下部側靴底成形用ダミーラ
ストを嵌合させて、これらのボトムモールドと下部側靴
底成形用ダミーラストとの間に下部側靴底成形用空隙を
形成させ、そののちこの下部側靴底成形用空隙内に下部
側靴底成形材料を注入・充填して下部側靴底を射出成形
させ、次にまた射出成形された下部側靴底をボトムモー
ルド上に残して下部側靴底成形用ダミーラストをボトム
モールドから取り外し、次にまたこのボトムモールドに
上部側の部分靴底である上部側靴底を成形する上部側靴
底成形用ダミーラストを嵌合させて、これらの下部側靴
底と上部側靴底成形用ダミーラストとの間に上部側靴底
成形用空隙を形成させ、次にまたこの上部側靴底成形用
空隙内に上部側靴底成形材料を注入・充填して上部側靴
底を射出成形させる方法をとっていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、前述した従来の製造方法では、ボトムモール
ド上に射出成形された下部側靴底を残して下部側靴底成
形用ダミーラストを取り外す際に、取り外す下部側靴底
成形用ダミーラストに前記下部側靴底が付着して、いわ
ゆる靴底の泣き笑いと称される現象が発生していた。こ
のため、下部側靴底の成形後、下部側靴底成形用ダミー
ラストを上部側靴底成形用ダミーラストに取り替えて、
この下部側靴底の上に上部側靴底を射出成形させる際に
、離反されたこれらの下部側靴底とボトムモールドとの
隙間に上部側靴底の成形材料の上部側靴底靴底材料が流
入して靴底材料のはみ出しであるパリ、および靴底材料
の混合であるニジミが発生していた。
本発明は、このような従来技術の問題点を背景になされ
たもので、靴底材料のはみ出しであるパリ、および靴底
材料の混合であるニジミの発生を防止することができる
射出成形靴底の製造方法を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、複層の部分靴底からなる射出成形
靴底を製造させる射出成形靴底の製造方法において、ボ
トムモールドに、下部側の部分靴底である下部側靴底を
成形する下部側靴底成形用ダミーラストを嵌合させて、
前記ボトムモールドと下部側靴底成形用ダミーラストと
の間に下部側靴底成形用空隙を形成させ、そののち該下
部側靴底成形用空隙内に下部側靴底成形材料を注入・充
填して下部側靴底を射出成形させ、次にまた射出成形さ
れた前記下部側靴底を前記ボトムモールド上に残して前
記下部側靴底成形用ダミーラストを前記ボトムモールド
から取り外し、次にまた該ボトムモールドに上部側の部
分靴底である上部側靴底を成形する上部側靴底成形用ダ
ミーラストを嵌合させて、前記下部側靴底と上部側靴底
成形用ダミーラストとの間に上部側靴底成形用空隙を形
成させ、また前記上部側靴底成形用ダ、ミーラストには
、その底部に、前記ボトムモールド上に残った下部側靴
底の上面を直接押圧する押圧突起が形成されており、次
にまた該上部側靴底成形用空隙内に上部側靴底成形材料
を注入・充填して上、部側靴底を射出成形させて、前記
複層の部分靴底のうちの少なくとも1組の隣接する部分
靴底どうしを成形させたことを特徴とする射出成形靴底
の製造方法を提供するものである。
〔作用〕
本発明は、このような方法であるため、まずボトムモー
ルドに下部側靴底成形用ダミーラストを嵌合させて、ボ
トムモールドと下部側靴底成形用ダミーラストとの間に
下部側靴底成形用空隙を形成させる。
そののち、この下部側靴底成形用空隙内に下部側靴底成
形材料を注入・充填して下部側靴底を射出成形させる。
次にまた、射出成形された下部側靴底をボトムモールド
上に残して下部側靴底成形用ダミーラストをボトムモー
ルドから取り外す。
次にまた、この下部側靴底を載置させたボトムモールド
上に、上部側靴底成形用ダミーラストを嵌合させて、下
部側靴底と上部側靴底ダミーラストとの間に上部側靴底
成形用空隙を形成させる。
このとき、上部側靴底成形用ダミーラストの底部に形成
された押圧突起が、ボトムモールド上に残った下部側靴
底の上面を直接ボトムモールド側へ押圧させる。このよ
うに押圧突起で下部側靴底の上面を直接ボトムモールド
側へ押圧して嵌合させることにより、仮に下部側靴底が
ボトムモールドから一部剥離されていても、この剥離さ
れた下部側靴底の一部をボトムモールドの元の載置位置
に押し着けて嵌合させることができる。
次にまた、この上部側靴底成形用空隙内に上部側靴底層
成形材料を注入・充填して上部側靴底を射出成形させる
このようにすることにより、靴底材料のはみ出しである
パリ、および靴底材料の混合であるニジミの発生を防止
することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
るが、本発明は、この実施例に限定されるものではない
なお、この実施例を述べるにあたって、少なくとも靴底
の踏付部および踵部に、ミツドソールの一部を突出させ
たミツドソール突出部を配設させ、かつこのミツドソー
ル突出部の先端面をほぼ靴底の接地面上に面を揃えて露
出させ、またアウトソールを第1アウトソールと第2ア
ウトソールとで形成させ、さらに靴底の所定位置に、第
27ウトソールの一部を突出させた第27ウトソール突
出部を設置させ、かつこの第27ウトソール突出部の先
端面をほぼ靴底の接地面に面を揃えて露出させたスポー
ツ靴用の射出成形靴底の製造方法を例にとる。
本発明の射出成形靴底の製造方法を、下層から上層に向
けて順に説明する。まず、最下層の第17ウトソールA
1の製造方法は、第1図および第2図に示すように、ボ
トムモールド10上に、第3図および第4図に示すアウ
トソールAの下部側の部分靴底である第17ウトソール
(下部側靴底)A1を成形する第1ダミーラスト(下部
側靴底成形用ダミーラスト)20を嵌合させて、これら
のボトムモールド10と第1ダミーラスト20との間に
第17ウトソール成形用空隙(下部側靴底成形用空隙)
30を形成させる。
なお、この第1ダミーラスト20上には、サイドモール
ド40と胛皮Kが装着された本体ラスト50とが下から
順に積層配置されている。
また、ボトムモールド10の踏付部と踵部には、後述す
るミツドソールMの底部に形成されるミツドソール突出
部M1を成形させるためのミツドソール突出部成形用環
状突起11が形成されている。
なお、このミツドソール突出部成形用環状突起11の形
成部は、靴底成形後にボトムモールド10から取り外さ
れて、靴底の防滑性を向上させる目的でミツドソール突
出部Mlの遊動を促す突起遊動空隙Uとなる(第4図参
照)。
さらに、第1ダミーラスト20の踏付部から踵部までの
中央部全域には、後述する第2アウトソールA2の底部
に形成される第27ウトソール突出部A21を成形させ
るための第2突出部成形用環状突起21が形成されてい
る。
これらのミツドソール突出部成形用環状突起11および
第2突出部成形用環状突起21の突起長さは、射出成形
されたミツドソール突出部Mlの先端面と第27つ1ソ
一ル突出部A21の先端面とが、はぼ靴底の接地面上に
面を揃えて露出される長さである。
そののち、この第17ウトソール成形用空隙30内にボ
トムモールド10に形成された第1注入ゲート12から
第1アウトソール成形材料(下部側靴底成形材料)Al
lを注入・充填して第3図および第4図に示す第17ウ
トソールA1を射出成形させる。
なお、この第1アウトソール成形材料Allは、成形後
の硬度(ショアA)が60〜70度の硬質の靴底材料で
、素材としては、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、可塑剤
、安定剤、および赤色顔料からなる。この第1アウトソ
ール成形材料Allの混合比率は、通常、ポリ塩化ビニ
ル樹脂100重量部に対し、可塑剤(ジオクチルフタレ
ート、ジブチルフタレートなど)80〜100重量部、
安定剤(スズ系メルカプタン、バリウム亜鉛など)1〜
3重量部、および赤色顔料(キナクリドンなど)1〜3
重量部である。
そののち、射出成形されたこの第17ウトソールA1を
ボトムモールド10上に残して第1ダミーラスト20を
前記ボトムモールド10から取り外す、この取り外しに
よって第2突出部成形用環状突起21も取り除かれ、こ
の第2突出部成形用環状突起21が取り除かれた隙間に
、第2突出部成形用空隙60が形成される。
なお、この第1ダミーラスト20の取り外しは、横方向
に第1ダミーラスト20を回動させること゛ で行われ
る。
次に、第5図および第6図に示す中間層の第27ウトソ
ールA2の製造は、このボトムモールド10に第3図お
よび第4図に示す第17ウトソールA1の上部側の部分
靴底である第2アウトソール(上部側靴底)A2を成形
する第2ダミーラスト(上部側靴底成形用ダミーラス)
)’70を嵌合させて、これらのボトムモールド10と
第2ダミーラスト70との間に第2アウトソール成形用
空隙(上部側靴底成形用空隙)80を形成させる。
また、前記第2ダミーラスト70には、その底部70a
に、前記ボトムモールド10上に残った第17ウトソー
ルAlの上面Alaを直接押圧する押圧突起90が形成
されている。
この押圧突起90は、第1アウトソールAlの周縁部を
分割して押圧する多数の周縁分割押圧突起91,91、
・・・から構成されている。
この押圧突起90で、ボトムモールド10上に残った第
1アウトソールAlの上面Alaを直接ボトムモールド
側へ押圧してボトムモールドlOと第2ダミーラスト7
0とを嵌合させることにより、仮に第1ダミーラスト2
0の取り外し時に、第1アウトソールA1の一部がボト
ムモールド10から剥離していても、この剥離部を押圧
突起90でボトムモールド10へ押さえつけるので、後
述する第27ウトソール成形材料A22の注入時に靴底
材料のはみ出しで、あるパリ、および靴底材料の混合で
あるニジミの発生を防止することができる。
なお、この第2ダミーラスト70のボトムモールド10
との嵌合は、まず本体ラスト50が載置されたサイドモ
ールド40の下部にこの第2ダミーラスト70を嵌合さ
せ、そののちこの第2ダミーラスト70の下部にボトム
モールド10を嵌合させることにより行われる。
そののち、第27ウトソール成形用空隙80内にボトム
モールド10に形成された第2注入ゲート13から第2
アウトソール成形材料(上部側靴底成形材料)A22を
注入・充填して第3図、第4図、および第7図に示す第
2アウトソールA2を射出成形させる。
なお、この第2アウトソールA2の成形時に、第2アウ
トソール成形材料A22が前記第2突出部成形用空隙6
0内に注入されることにより、第2アウトソールA2の
底部に形成された射出成形靴の防滑性と、返り(歩行時
に押し曲げられた靴の伸び戻り)とのバランスを良好に
させる第27ウトソール突出部A21が同時成形される
また、この第2アウトソール成形材料A22は、第1ア
ウトソール成形材料Allより若干軟らかい、成形後の
硬度(ショアA)が60〜70度の硬質の靴底材料で、
素材としては、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、可塑剤、
安定剤、および黒色顔料からなる。これらの素材の混合
比率は、通常、ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対し
、可塑剤(ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート
など)80〜100重量部、安定剤(スズ系メルカプタ
ン、バリウム亜鉛など)1〜3重量部、および黒色顔料
(カポ−ボンブラックなど) 1〜2重量部である。
次に、第8図に示す靴底の最上層のミツドソールMの製
造に移行され、第2ダミーラスト70をボトムモールド
lOから取り外して横方向へ回動させ、この第2ダミー
ラスト70に代えて本体ラスト50を載置するサイドモ
ールド40を降下してボトムモールド10に嵌合させ、
第2ダミーラスト70、サイドモールド40、および本
体ラスト50の間でミツドソール成形用空隙100を形
成させる。
なお、ボトムモールド10からの第2ダミーラスト70
の取り外し時に、第2ダミーラスト70の底部70aに
形成された周縁1分割押圧突起91.91、・・・から
なる押圧突起90も取り除かれ、この押圧突起90が取
り除かれた隙間にミツドソール侵入部用空隙81が形成
され、このミツドソール侵入部用空隙81内に比較的軽
量な発泡体であるミツドソール成形材料M2が流入され
て図示しないミツドソール侵入部が同時成形されること
により、通常、このミツドソール侵入部が成形されたミ
ツドソール侵入部用空隙81は、比較的重い第2アウト
ソールA2の成形域であることから、射出成形靴底の軽
量化が図れる。
また、このボトムモールド10とサイドモールド40と
の嵌合時に、ボトムモールド10に形成された前記ミツ
ドソール突出部成形用環状突起11の突起内側に、靴底
に防滑性を付加するミツドソール突出部M1を成形する
ためのミツドソール突出部成形用空隙82も同時に形成
される。
そののち、ミツドソール成形用空隙100内にサイドモ
ールド40に形成されたミツドソール注入ゲート41か
らミツドソール成形材料M2を注入・充填して第3図お
よび第4図に示すミツドソールMを射出成形させる。
なお、前記ミツドソールMの底部に形成されたミツドソ
ール突出部M1は、このミツドソールMの成形時に、ミ
ツドソール成形材料M2が前記ミツドソール突出部成形
用空隙100内に注入されることによって同時成形され
る。
また、このミツドソール成形材料M2は、成形後の硬度
(ショアA)が50〜60度の軟質の靴底材料で、具体
的には、発泡ポリ塩化ビニル樹脂製の層であり、発泡ポ
リ塩化ビニル樹脂で成形させることにより、靴底のクッ
ション部となっている。その素材としては、例えば、ポ
リ塩化ビニル樹脂、発泡剤、可塑剤、安定剤、および白
色顔料からなり、この混合比率は、通常、ポリ塩化ビニ
ル樹脂100重量部に対し、発泡剤(アゾジカルボンア
ミド、ベンゼンスルフォニルヒドラジドなど)1〜3重
量部、可塑剤(ジオクチルフタレート、ジブチルフタレ
ートなど)90〜110重量部、安定剤(スズ系メルカ
プタン、バリウム亜鉛など)1.5〜3重量部、および
白色顔料(酸化チタンなど)2〜5重量部である。
そののち、成形されたものをこれらボトムモールド10
、サイドモールド40、および本体ラスト50から取り
外して、射出成形靴底を有する靴を製造するものである
なお、このボトムモールド10から取り外す際には、ア
ウトソールAがボトムモールド10に形成された前記ミ
ツドソール突出部成形用環状突起11から取り外されて
、靴底の防滑性を向上させるためにミツドソール突出部
Mlの遊動を促す前記突起遊動空隙Uが形成される(第
4図参照)。
以上説明してきたように、実施例の射出成形靴底の製造
方法にあっては、第2ダミーラスト70の底部70aに
形成された押圧突起90で、ボトムモールド10上に残
った第1アウトソールA1の上面Alaを直接ボトムモ
ールド側へ押圧してボトムモールド10と第2ダミーラ
スト70とを嵌合させることにより、仮に第1ダミーラ
スト20の取り外し時に、第17ウトソールA1の一部
がボトムモールド10から剥離していても、この剥離部
を押圧突起90でボトムモールド10へ押さえ着けるの
で、靴底材料のはみ出しであるパリ、および靴底材料の
混合であるニジミの発生を防止することができる。
また、実施例では、この押圧突起90は、第1アウトソ
ールA1の周縁部を分割して押圧する多数の周縁分割押
圧突起91.91、・・・から構成されているため、第
1アウトソールA1の上面Alaの全体を均一に押圧で
き、パリ、および靴底材料の混合であるニジミの発生を
より良好に防止することもできる。
さらに、実施例では、比較的重い第27ウトソールA2
の成形域に、比較的軽量な図示しないミツドソール侵入
部が成形されることによって、射出成形靴底の軽量化が
図れる。
さらにまた、実施例では、このような方法で、少なくと
も靴底の踏付部および踵部に、ミツドソールMの一部を
突出させたミツドソール突出部Mlを配設させ、かつこ
のミツドソール突出部Mlの先端面をほぼ靴底の接地面
上に面を揃えて露出させ、またアウトソールAを第17
ウトソールA1と第2アウトソールA2とで形成させ、
さらに靴底の所定位置に、第27ウトソールA2の一部
を突出させた第2アウトソール突出部A21を設置させ
、かつこの第2アウトソール突出部A21の先端面をほ
ぼ靴底の接地面に面を揃えて露出させた射出成形用靴底
を成形させることにより、防滑性や屈曲性や靴底面のデ
ザイン性などの向上を図った靴を製造するときに、部品
点数の削減、作業工程数の減少、および低コスト化の実
現ができ、しかもこれらの効果を有する靴のより高度な
機能的多様化が実現でき、また靴底の靴底面および/ま
たは側面にも、より高度なデザイン性を付加させること
ができる射出成形靴を製造することができる。
さらにまた、実施例では、第1アウトソールA1を第2
アウトソールA2より若干硬くしたため、成形された射
出成形靴の耐摩耗性をより向上させることができる。
さらにまた、実施例では、ミツドソールMと第1アウト
ソールA1との間に、これらのソールM、A1の中間の
硬度を有する第27ウトソールA2を介在させたことで
、第1アウトソールA1をミツドソールMに直接積層成
形させた場合に比べて、硬度の変化が少なく第17ウト
ソールA1の剥離がしに(い射出成形用靴底を製造する
ことができる。
さらにまた、実施例では、ミツドソール突出部M1の周
囲を被うようにこのミツドソール突出部Mlより若干硬
い第2アウトソール突出部A21が突設されているため
、射出成形靴の防滑性と、返り(歩行時に押し曲げられ
た靴の伸び戻り)とのバランスが良好な射出成形靴底を
製造することができる。
さらにまた、実施例では、ミツドソールM5第1アウト
ソールA1、および第2アウトソールA2をそれぞれ異
なる色相になしたことにより、成形きれた靴底の接地面
に効果的により高度なデザイン性を付加させることがで
きる。
さらにまた、実施例では、ミツドソール突出部Mlの周
囲に突起遊動空隙Uが形成されるため、歩行動作により
ミツドソール突出部M1が吸盤のように歩行方向へ押し
曲げられて、より有効な滑り止め効果を得ることが可能
となる。
以上、本発明の詳細な説明したが、具体的な構成および
作用は、この実施例に限られるものではなく、本発明の
要旨を変更しない範囲における設計変更などがあっても
本発明に含まれる。
例えば、実施例では、上部側靴底成形用ダミーラストに
は、下部側靴底の周縁部を分割して押圧する複数の周縁
分割押圧突起が周設されたダミーラストを使用している
が、地形状の押圧突起を他の位置に形成させたダミーラ
ストを使用してもよい。
また、実施例では、少なくとも靴底の踏付部および踵部
に、軟質靴底材料製のミツドソールの一部を突出させた
ミツドソール突出部を配設させ、かつこのミツドソール
突出部の先端面をほぼ靴底の接地面上に面を揃えて露出
させ、また軟質靴底材料製のアウトソールを第17ウト
ソールと第27ウトソールとで形成させ、かつこれらの
第1、第2アウトソールの各一部を突出させた第17ウ
トソール突出部と第2アウトソール突出部との先端面を
ほぼ靴底の接地面上に面を揃えて露出させたスポーツ靴
用の射出成形靴底の製造方法を示したが、複層の部分靴
底からなる靴底の製造方法のうち、少なくとも1mの隣
接する部分靴底どうしの製造方法が、本発明における下
部側靴底と上部側靴底との製造方法にあたるものであれ
ば、どのようなものでもよい。
なお、このときの複層の部分靴底を成形する成形順は、
下方側から、上方側から、もしくははじめに上方側の一
部を成形したのちに、下方側から成形させるなど、前述
したように少なくとも1組の隣接する部分靴底どうしの
製造方法が、本発明における下部側靴底と上部側靴底と
の製造方法にあたるものであれば、限定されるものでは
ない。
〔発明の効果〕
本発明は、このように、ボトムモールドに、下部側の部
分靴底である下部側靴底を成形する下部側靴底成形用ダ
ミーラストを嵌合させて、前記ボトムモールドと下部側
靴底成形用ダミーラストとの間に下部側靴底成形用空隙
を形成させ、そののち該下部側靴底成形用空隙内に下部
側靴底成形材料を注入・充填して下部側靴底を射出成形
させ、次にまた射出成形された前記下部側靴底を前記ボ
トムモールド上に残して前記下部側靴底成形用ダミーラ
ストを前記ボトムモールドから取り外し、次にまた該ボ
トムモールドに上部側の部分靴底である上部側靴底を成
形する上部側靴底成形用ダミーラストを嵌合させて、前
記下部側靴底と上部側靴底成形用ダミーラストとの間に
上部側靴底成形用空隙を形成させ、また前記上部側靴底
成形用ダミーラストには、その底部に、前記ボトムモー
ルド上に残った下部側靴底の上面を直接押圧する押圧突
起が形成されており、次にまた該上部側靴底成形用空隙
内に上部側靴底成形材料を注入・充填して上部側靴底を
射出成形させて、前記複層の部分靴底のうちの少なくと
も1組の隣接する部分靴底どうしを成形させたため、靴
底材料のはみ出しであるハリ、および靴底材料の混合で
あるニジミの発生を防止することができるという効果が
得られる。
また、上部側靴底成形用ダミーラストには、下部側靴底
の周縁部を分割して押圧する複数の周縁分割押圧突起が
周設されたものが使用されているため、下部側靴底の上
面の全体を均一に押圧でき、パリおよびニジミの発生を
より良好に防止させることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の射出成形靴の製造方法による
下部側靴底製造工程に使用される靴底成形用金型の中央
縦断面図、 第2図は第1図のn−n断面図、 第3図は発明基の実施例の射出成形靴の製造方法により
製造された射出成形靴の正面図、第4図は実施例の射出
成形靴の製造方法により製造された射出成形靴の底面図
、 第5図は本発明の実施例の射出成形靴の製造方法による
上部側靴底製造工程に使用される靴底成形用金型の中央
縦断面図、 第6図は第5図のVT−Vl断面図、 第7図はこの上部側靴底製造工程に使用される靴底成形
用金型で成形されたソールの平面図、第8図は本発明の
実施例の射出成形靴の製造方法による他の部分靴底の製
造工程に使用される靴底成形用金型の中央縦断面図であ
る。 A;アウトソール A1;第17ウトソール(下部側靴底)A2;第27ウ
トソール(上部側靴底)M;ミツドソール All;第1アウトソール成形材料(下部側靴底成形材
料) Ala;上面 A22:第27ウトソール成形材料(上部側靴底成形材
料) 10;ボトムモールド 20;第1ダミーラスト(下部側靴底成形用ダミーラス
ト) 30;第17ウトソール成形用空隙(下部側靴底成形用
空隙) 70i第2ダミーラスト(上部側靴底成形用ダミーラス
ト) 70a:底部 80;第2アウトソール成形用空隙(上部側靴底成形用
空隙) 90;押圧突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複層の部分靴底からなる射出成形靴底を製造させ
    る射出成形靴底の製造方法において、ボトムモールドに
    、下部側の部分靴底である下部側靴底を成形する下部側
    靴底成形用ダミーラストを嵌合させて、前記ボトムモー
    ルドと下部側靴底成形用ダミーラストとの間に下部側靴
    底成形用空隙を形成させ、そののち該下部側靴底成形用
    空隙内に下部側靴底成形材料を注入・充填して下部側靴
    底を射出成形させ、次にまた射出成形された前記下部側
    靴底を前記ボトムモールド上に残して前記下部側靴底成
    形用ダミーラストを前記ボトムモールドから取り外し、
    次にまた該ボトムモールドに上部側の部分靴底である上
    部側靴底を成形する上部側靴底成形用ダミーラストを嵌
    合させて、前記下部側靴底と上部側靴底成形用ダミーラ
    ストとの間に上部側靴底成形用空隙を形成させ、また前
    記上部側靴底成形用ダミーラストには、その底部に、前
    記ボトムモールド上に残った下部側靴底の上面を直接押
    圧する押圧突起が形成されており、次にまた該上部側靴
    底成形用空隙内に上部側靴底成形材料を注入・充填して
    上部側靴底を射出成形させて、前記複層の部分靴底のう
    ちの少なくとも1組の隣接する部分靴底どうしを成形さ
    せたことを特徴とする射出成形靴底の製造方法。
  2. (2)前記上部側靴底成形用ダミーラストには、前記下
    部側靴底の周縁部を分割して押圧する複数の周縁分割押
    圧突起が周設されたダミーラストが使用された特許請求
    の範囲第1項記載の射出成形靴底の製造方法。
JP62065778A 1987-03-23 1987-03-23 射出成形靴底の製造方法 Granted JPS63234901A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5359559A (en) * 1976-11-03 1978-05-29 Desma Werke Gmbh Method and device for casting or injection molding sole especially composed of two parts or several parts
JPS5697401A (en) * 1979-12-31 1981-08-06 Kohkoku Chem Ind Shoe making method
JPS6141401A (ja) * 1984-08-02 1986-02-27 アキレス株式会社 靴の製造方法

Patent Citations (3)

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