JPS63233963A - フエニルアラニン誘導体および蛋白分解酵素阻害剤 - Google Patents

フエニルアラニン誘導体および蛋白分解酵素阻害剤

Info

Publication number
JPS63233963A
JPS63233963A JP6801587A JP6801587A JPS63233963A JP S63233963 A JPS63233963 A JP S63233963A JP 6801587 A JP6801587 A JP 6801587A JP 6801587 A JP6801587 A JP 6801587A JP S63233963 A JPS63233963 A JP S63233963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituted
added
phenylalanine
lower alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6801587A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyoshi Okamoto
岡本 彰祐
Yoshio Okada
岡田 芳男
Akiko Okumiya
奥宮 明子
Taketoshi Naito
威敏 内藤
Yoshio Kimura
木村 義生
Morihiko Yamada
守彦 山田
Yasuhiro Katsuura
勝浦 保宏
Hiroshi Nojima
野島 浩史
Takashi Shishikura
孝 宍倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP6801587A priority Critical patent/JPS63233963A/ja
Publication of JPS63233963A publication Critical patent/JPS63233963A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規なフェニルアラニン誘導体に関し、更に詳
しくは蛋白分解酵素阻害活性を有するフェニルアラニン
誘導体又はその薬学的に許容し得る塩及びそれらを有効
成分とする蛋白分解酵素阻害剤に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする問題点]生体
内には種々の蛋白分解酵素が存在していることは周知の
通りであり、例えばプラスミン、トリプシン、カリクレ
イン、ウロキナーゼなどが知られている。これらの蛋白
分解酵素は、何らかの理由により異常に活性化されると
種々の疾患をひきおこす事が知られている。例えば異常
に活性化されて生じた多量のプラスミンが血液中に存在
すると、出血性疾患を生ずる。またプラスミンは炎症に
も関与し、炎症性疾患を引き起すと考えられる。よって
これらの蛋白分解酵素に阻害活性を示す物質は何らかの
臨床治療薬として有用であり、従来からその開発が種々
検討されて来た。例えば抗プラスミン剤は止血剤、抗炎
症剤、抗アレルギー剤として有用であり、抗トリプシン
剤は膵炎の治療に有用であり、抗カリクレイン剤は炎症
治療剤等として有用であり、抗ウロキナーゼ剤はウロキ
ナーゼによる血栓溶解療法の際の出血症状を抑制するの
に有用である。従来からかかる作用を有する蛋白分解酵
素阻害剤の開発が進められており、その中で、フェニル
アラニンの誘導体としては、例えば表−3、陽3に示す
化合物が知られているが[Pharmazie 391
11.68 (1984) ) 、その蛋白分解酵素阻
害活性は低く、医薬品として実用に供するには十分でな
い。また、医薬品として知られている蛋白分解酵素阻害
剤であるアプロチニンは、生柿からの抽出物であり、高
分子全蛋白のため、安定性、副作用などの点で問題があ
る。本発明はかかる従来技術の問題点を解決して実用上
十分な阻害活性を有し、しかもいくつかの蛋白分解酵素
に対しても十分な阻害活性を有する合成低分子量化合物
及びそれを有効成分とする蛋白分解酵素阻害剤の開発を
目的とする。
[前記問題点を解決するための手段] 本発明に従えば一般式(I) (式中、Xは−coy c但し、Yは低級アルキル基(
アミノ基、カルボキシル基又は低級アルコキシカルボニ
ル基で置換されていても良い。);低級アルケニル基(
フェニル基で置換されていても良い。);低級アルコキ
シ基;アミノ基(低級アルキル基又はハロゲン原子で置
換されても良いフェニル基で置換されていても良い。)
;フェニル基(低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハ
ロゲン原子、トリフルオロメチル基、ニトロ基、又は低
級アルコキシカルボニル基で置換されていても良い。)
又はピリジル基を示す。〕又は−5O2Z〔但し、Zは
低級アルキル基又はフェニル基(低級アルキル基で置換
されていても良い。)を示す。〕を表わし、RおよびR
2はそれぞれ水素原子(但し、RおよびR2が同時に水
素原子となることはない。);アルキル基(低級アルコ
キシ基、低級アルコキシカルボニル基又はピリジル基で
置換されていても良い。);シクロアルキル基:フェニ
ル基(低級アルキルカルボニル基、フェニルカルボニル
基、カルボキシル基もしくは低級アルコキシカルボニル
基で置換された低級アルキル基、カルボキシル基又は低
級アルコキシカルボニル基で置換されていても良い。)
;ピリジル基(低級アルコキシ基で置換されていても良
い。);又はR1とR2がそれらが結合する窒素原子と
共に環状となったピペリジル基(フェニルカルボニル基
、カルボキシル基又は低級アルコキシカルボニル基で置
換されていても良い。)を示す。また、nは4又は10
を示す。)にて表わされるフェニルアラニン誘導体又は
その薬学的に 、許容し得る塩が提供される。
上記塩として例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水
素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、燐酸塩等の無機酸塩、蓚酸塩
、コハク酸塩、グリコール酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸
塩、マレイン酸塩、乳酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、ト
ルエンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩等の有機酸塩
等をあげることができる。
本発明に従えば、更に前記一般式(I)のフェニルアラ
ニン誘導体又はその薬学的に許容しうる塩を有効成分と
する蛋白分解酵素阻害剤が提供される。
[発明の詳細な説明] 本発明の前記一般式(I)にて表わされる化合物につい
て代表的なものを具体的に例示すれば表中の化合物には
番号が付しであるが以下の説明に於ては便宜上当該化合
物番号にて個々の化合物の表示に代える。
物性欄に於けるNMRは核磁気共鳴スペクトルを意味し
、数字は通常、化学シフトを表示するのに用いられるδ
(デルタ)値であり、単位はppmである。媒体CDC
j23 (重クロロホルム)、CD30D(重メタノー
ル)、を単独あるいは組み合せて用いた。内部標準とし
てはT’MS(テトラメチルシラン)を用いた。なお、
δ値の次に表示したカッコ内の数字は水素原子の数であ
りそれに続く表示はSが単一線、dが二重線、tは三重
線、qが四重線、mが多重線、broadが巾広い吸収
ピークを意味する。なお溶媒に由来する吸収ピークは省
略した。
IRは赤外吸収スペクトルを意味し、特にことわらない
限り臭化カリウム錠剤として測定した。
なお数字は波数を示し、単位はcm’である。又、吸収
ピークは主なもののみを示した。
MSは質量スペクトルを意味し数字は陽イオンフラグメ
ントの質量を電荷で除したM/eを示す。
なおピークは主なもののみを示した。
本発明の化合物はいわゆるペプチド合成と呼ばれる種々
の方法の組合せによって合成され得る。
L)混合酸無水物法1”Ann、 Chew、、 57
2.190(1951)] 2)酸塩化物法(Biochemistry、 4.2
2193)ホスファゾ法 (CheIll、 Ber、
、 93.23874)””      :  カルボ
ジイミド法[J、 Am、 Chew、 Soc、、 
 77、1087 (1955) )5)活性化エステ
ル法〔例えばN−ヒドロキシコハク酸イミドを用いる方
法〕 (J、 And、 Chew、 Soc、、  85.
3039 (1963) )但し本発明の化合物のすべ
てをここに記述した方法のいずれでも合成できるわけで
はない。各化合物に適した合成法の組み合わせが必要で
ある。
これらの方法のうち、代表的な例について一般的な反応
ルートを以下に示す。
(以下余白) ル  −   ト   A 3oc : t−フ゛+tcオ杓7J/It=ILY′
: −CH,9、hJ : Al]t−’zl、)m ■から■の合成は■を適当な溶媒、例えばTHF、ジエ
チルエーテル、ジオキサンなどに溶解させ、適当な塩基
例えばトリエチルアミン、ピリジンなどを■に対して1
当量がら5当量、好ま用した溶媒に溶かし一度にあるい
は数回に分けて添加する。この時反応液の温度は一10
℃〜30℃、好ましくは5〜10℃に保つ。反応時間は
、1時間から50時間、好ましくは5時間〜20時間で
ある。
−10°C〜30℃、好ましくは5〜20℃で1時間〜
50時間、好ましくは5時間〜20時間反応させる。通
常の後処理後■が得られる。
■から■の反応は、4N−HCΩ/ジオキサン溶液を■
に対して1〜10当量、好ましくは3〜7当量加え室温
下反応させる。通常の後処理後■が得られる。■から■
の反応は■から■と同様に行なうことにより■が得られ
る。
■から■の反応は、■を適当な溶媒例えば、アルコール
、酢酸、ジオキサンなどに溶解させ、適当な触媒Pd−
C,ラネーニッケルなどを■に対させる。通常の後処理
後■が得られる。
■から■の合成は、適当な溶媒、例えばTHF、DMF
、ジオキサン、などに溶解させ、適当な塩基例えばトリ
エチルアミン、ピリジンなどを■に溶媒に使用した溶媒
に溶かして添加する。室温下2〜50時間、好ましくは
4〜6時間反応させる。
通常の後処理後■が得られる。■から■の合成は、■か
ら■の方法を用いればよい。
ル  −   ト  B ■   R2 ■         R2又はN2H4−PdDCC:
 N、N”;’/フUヘヘ”、4fJ#f、’ジイミド
■      R2 ■から■と■から■の合成は例えばJ、 All。
Chew、 Soc、、 771087 (1955)
に記載されている方法を用いればよい。■から■と■か
ら■はルートAで述べた方法を用いればよい。
(以下余白) ル  −   ト   C ■     R2又はN2H4−Pd ■   R2 [相]   R2 ■から[相]の反応はルートAの■から■の方法を用い
ればよい。■から■の反応は、ルートAの■から■及び
■から■の方法を用いればよい。
[合 成 例] 以下、本発明に係る代表的な化合物の製法について具体
的に例を示して説明する。
実施例 1 4−二トローL−フェニルアラニン(8,65g)、ト
リエチルアミン(13,5g)を水−ジオキサン混合溶
液(200ml)に溶かしたのちt−ブチルオキシカル
ボニルオキシイミノ−2−フェニルアセトニトリル(9
,49g)のジオキサン溶液(50cal)を加えて室
温で12時間撹拌した。減圧濃縮したのち、水(loO
ml)を加え酢酸エチルで洗浄した。水層を10%クエ
ン酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出し、これを水洗した
のち硫酸ナトリウムで乾燥した。
消液を減圧濃縮し、クロロホルム−ヘキサンで再結晶し
て、淡黄色固体のN−(t−ブチルオキシカルボニル)
−4−ニトロ−L−フェニルアラニン(I )  (9
,05g )を得た。
前記化合物(I )  (1,50g )及びトリエチ
ルアミン(2Jml)を乾燥テトラヒドロフラン(30
ml)に溶かし、水冷下にクロル炭酸エチル(0,60
g)を加え20分間撹拌し、4−エトキシカルボニルメ
チルアニリン塩酸塩(0,95g)を加え室温で10時
間撹拌した。溶媒留去したのち、酢酸エチルで抽出し、
水洗し硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮し、N−(
t−ブチルオキシカルボニル)−4−ニトロ−L−フェ
ニルアラニン 4−エトキシカルボニルメチルアニリド
(n)の白色粉末(1,60g)を得た。NMRで確認
した後、前記化合物(II)  (1,50g)に4N
−塩化水素/ジオキサン溶液(2ml)を加えて室温で
30分間撹拌した。
この溶液にn−ヘキサン(30ml)を加えて析出した
結晶性物質を消散し、エチルエーテルで洗浄したのち、
乾燥し、4−ニトロ−し−フェニルアラニン 4−エト
キシカルボニルメチルアニリド塩酸塩Cm)を白色粉末
として、1.20g得た。
一方、トランス−4−アミノメチルシクロへキシルカル
ボン酸(16,0g)とt−ブチルオキシカルボニルイ
ミノ−2・フェニルアセトニトリル(27,5g)を水
−ジオキサン混合溶液(650ml)に溶かしたのち、
トリエチルアミン(28,8g)を加えて室温で12時
間撹拌した。反応後、減圧濃縮したのち、水(200m
l)を加え酢酸エチルで洗浄した。
水層を10%クエン酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出し
、水洗したのち、硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ液を減
圧濃縮し、クロロホルム−ヘキサンで再結晶して、白色
固体のトランス−4−(t−ブチルオキシカルボニル)
アミノメチルシクロへキシルカルボン酸(IV)  (
24,0g)を得た。化合物(IV)  (0,85g
)を乾燥テトラヒドロフラン(30ml)に溶解し、ト
リエチルアミン(4ml )を加え、水冷下にクロル炭
酸エチル(0,40g)を加え′20分間撹拌した。こ
の溶液に先の化合物(m)(1,20g)を加え室温下
4時間撹拌した。溶媒留去後、酢酸エチルで抽出し、水
洗し、硫酸ナトリウムで乾燥し、ン戸液を減圧濃縮し、
NMRによって確認し、N−〔トランス−4−(t−ブ
チルオキシカルボニル)アミノメチルシクロヘキシルカ
ルボニル〕 −4−ニトロ−し−フェニルアラニン4−
エトキシカルボニルメチルアニリド(V)(1,60g
)を褐色粉末として得た。
前記化合物(V)(0,80g)をエチルアルコールに
溶解し、10%パラジウム炭素(30mg)を加える。
反応液を40〜b 水和物(2,0m1)を15分間かけて滴下させた後、
加熱還流を1時間行なった。放冷したのち、パラジウム
炭素を炉別しン戸液を減圧濃縮してN−〔トランス−4
−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノメチルシクロ
へキシルカルボニル〕 −4−アミノ−L−フェニルア
ラニン 4−エトキシカルボニルメチルアニリド(Vl
)  (0,60g)を褐色粉末として得た。
前記化合物(VI)  (0,30g)を乾燥ピリジン
(10ml)に溶解し、水冷下塩化アセチル(0,50
g)を加え、室温下、3時間撹拌した。反応液を減圧濃
縮し、水を加え、クロロホルムで抽出したのち硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒留去後、エチルアルコール−エ
チルエーテルで再結晶し、N−〔トランス−4−(t−
ブチルオキシカルボニル)アミノメチルシクロへキシル
カルボニル〕 −4−アセチルアミノ−し−フェニルア
ラニン 4−エトキシカルボニルメチルアニリド(■)
(0,12g)を褐色粉末として得た。
前記化合物(■)  (0,12g)氷冷下4N−塩化
水素/ジオキサン溶液(1,5m1)を加え、室温下3
0分間撹拌した。この溶液にn−へキサン(10ml)
を加え、析出した結晶性物質をン戸取しエチルエーテル
で洗浄後、乾燥し、NMRで確認しN−(トランス−4
−アミノメチルシクロへキシルカルボニル)−4−アセ
チルアミノ−し−フェニルアラニン 4−エトキシカル
ボニルメチルアニリド塩酸塩(■)の淡褐色粉末(0,
1Of)を得た。
実施例 2 実施例1の化合物(■)  (0,08g)をテトラヒ
ドロフラン−メチルアルコール混合溶液(7cal)に
溶解し、0.IN水酸化ナトリウム水溶液(1ml)を
加えて40℃で1時間撹拌した。溶媒留去後、10%ク
エン酸で中性にし、析出した結晶を消散し、エチルエー
テルで洗浄し、乾燥しN−(トランス−4−アミノメチ
ルシクロへキシルカルボニル)−4−アセチルアミノ−
L−フェニルアラニン 4−ヒドロキシカルボニルメチ
ルアニリド(I )  (0,07g )を淡褐色粉末
として得た。
実施例 3 N−(t−ブチルオキシカルボニル)−4−ニトロ−し
−フェニルアラニン(2,Og)及びトリエチルアミン
(1,1m1)を乾燥テトラヒドロフラン(30ml)
に溶かし、水冷下にクロル炭酸エチル(0,70g)を
加え20分間撹拌し、4−アセチルアニリン(0,87
g)を加え室温で10時間撹拌した。
通常の後処理によりN−(t−ブチルオキシカルボニル
)−4−ニトロ−し−フェニルアラニン4−アセチルア
ニリド(I )  (2,30g )を淡黄色粉末とし
て得た。
前記化合物(I)(2JOg)E4N−塩化水素/ジオ
キサン溶液(8,1m1)を加えて室温で30分間撹拌
した。この溶液エチルエーテル(20ml)を加えて析
出した結晶性物質をン戸取し、乾燥し、4−二トローL
−フェニルアラニン 4−アセチルアニリド塩酸塩(n
)を白色粉末として1.90g得た。トランス−4−(
t−ブチルオキシカルボニル)アミノメチルシクロへキ
シルカルボン酸(1,34g)及びトリエチルアミン(
1,70m1)を乾燥テトラヒドロフラン(30ml)
に溶かし、水冷下クロル炭酸エチル(0,56g)を加
え20分間撹拌した。この溶液に前記化合物(II )
  (1,90g )を加え室温下10時間撹拌した。
通常の後処理によりN−〔トランス−4−(t−ブチル
オキシカルボニル)アミノメチルシクロへキシルカルボ
ニル〕 −4−ニトロ−し−フェニルアラニン 4−ア
セチルアニリド(III)  ’(2,40g)を淡黄
色粉末として得た。
を加え、水素ガスを吹き込みながら撹拌し、70℃で2
時間反応した。パラジウム炭素を炉別し、炉液を減圧濃
縮してN−〔トランス−4−(t−ブチルオキシカルボ
ニル)アミノメチルシクロへキシルカルボニル〕 −4
−アミノ−L−フェニルアラニン 4−アセチルアニリ
ド(IV)  (0,48g)を淡黄色粉末として得た
。N−(t−ブチルオキシカルボニル)グリシン(0,
09g)及びトリエチルアミン(0,2m1)を乾燥テ
トラヒドロフラン(10ml)に溶かし水冷下クロル炭
酸エチル(0,06g)を加え20分間撹拌し、前記化
合物(IV)  (0,30g)を加え室温で10時間
撹拌した。通常の後処理をし、クロロホルム−エチルエ
ーテルで再結晶し、N−〔トランス−4−(t−ブチル
オキシカルボニル)アミノメチルシクロへキシルカルボ
ニル〕 −4−4−アセチルアニリド(V)(0,11
g)を淡黄色粉末として得た。NMRで確認したのち化
合物(V)(0,10g)を4N−塩化水素/ジオキサ
ン溶液(0,25m1)に溶かし、室温下30分間撹拌
しエチルエーテル(10ml)を加え、析出した結晶性
物質を手取して、乾燥し、N−(トランス−4−アミノ
メチルシクロへキシルカルボニル)−4−アミノメチル
カルボニルアミノ−し−フェニルアラニン 4−アセチ
ルアニリド塩酸塩(0,08g)を黄色粉末として得た
実施例 4 の合成 実施例3の化合物(IV)  (0,18g)を乾燥テ
トラヒドロフラン(15ml)に溶解し、3−フルオロ
フェニルイソシアナート(0,05g)を加え、室温下
に20時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、通常の後処
理をし、クロロホルムーエチルエ(チルで再結晶し、N
−[トランス−4−(t−ブチルオキシカルボニル)ア
ミノメチルシクロへキシルカルボニル]−4−(3−フ
ルオロフェニルカルバモイルアミノ)−L−フェニルア
ラニン 4−アセチルアニリド(I)(0,18g)を
黄色粉末として得た。NMRで確認したのち、前記化合
物(I)(0,18g)を4N−塩化水素/ジオキサン
溶液(0,40m1)に溶かし、室温下30分間撹拌し
、エチルエーテル(15ml)を加え、析出した結晶性
物質をン戸取して、乾燥し、N−(トランス−4−アミ
ノメチルシクロへキシルカルボニル)  −4−(3−
フルオロフェニルカルバモイルアミノ)−L−フェニル
アラニン 4−アセチルアニリド塩酸塩(0,11g)
を黄色粉末として得た。
実施例 5 合成 イソニベコチン酸(20g)を無水酢酸(70ml)に
加え80℃〜100℃で6時間加熱した。反応後溶媒を
留去したのち残渣を塩化メチレンで再結晶し白色固体の
N−アセチルイソニペコチンM (I)(21,2g)
を得た。水冷下塩化チオニル(17g)に前記化合物(
1)  (11,9g)加えて30分撹拌したのち50
°C〜70℃で4時間反応した。反応後溶媒を留去した
のち乾燥ベンゼン(100ml)と塩化アルミ(18,
2g)を加えて12時間加熱還流した。
反応液を氷水中に入れ、塩化メチレンで抽出したのち硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去したのち残渣を2
0%塩酸水に加えて8時間加熱還流した。
溶媒を留去したのち残渣をエチルアルコールで再結晶し
白色結晶の4−ベンゾイルピペリジン塩酸塩(II) 
 (LL、5g)を得た。
IR及びNMRで確認したのち化合物(II)(0,5
g) 、N −(t−ブチルオキシカルボニル)−4−
ニトロ−し−フェニルアラニン(0,65g)およびト
リエチルアミン(1ml)を乾燥塩化メチレン(20m
l)に溶かし縮合剤1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0,62g)を
加えて室温で8時間反応した。
反応後通常の後処理をして淡黄色固体のN−(t−ブチ
ルオキシカルボニル)−4−ニトロ−し−フェニルアラ
ニン 4−ベンゾイルピペリジノアミド(III) (
0,5g)得た。
前記化合物(m)(0,5g)を4N−塩化水素/ジオ
キサン溶液(5ml)に加えて、室温で30分撹拌した
。反応後エチルエーテルを加えて析出させエチルエーテ
ルで数回洗浄して白色固体の4−ニトロ−し−フェニル
アラニン 4−ベンゾイルピペリジノアミド塩酸塩(I
V)  (0,41g)を得た。
前記化合物(IV)  (0,16g) 、対−一トラ
ンス−4−(t−ブチルオキシカルボニルアミノメチル
)シクロヘキサンカルボン酸(0,1g)およびトリエ
チルアミン(1ml)を乾燥塩化メチレン(20ml)
に溶かし縮合剤1−エチル−3−(3−ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミド塩酸塩(0,2g)を加えて
室温で8時間反応した。反応後反応液を水、アルカリ水
および酸性の水で洗浄したのち硫酸ナトリウムで乾燥し
た。溶媒留去後塩化メチレンーエチルエーテルの混合溶
媒で再結晶して淡黄色固体のN−(トランス−4−(t
−プチルオキシ力ルポニルアミノメチノQシクロへキシ
ル力ルポニノb)−4−ニトロ−し−フェニルアラニン
4−ベンゾイルピペリジノアミド(V)(0,21g)
を得た。IRおよびNMRで確認したのち前記化合物(
V)(0,1g)をアルコール(25ml)に溶かし1
0%パラジウム炭素を加え水素ガスを吹き込みながら7
0℃で5時間反応した。反応液を?濾過し、溶媒を留去
した。残渣を乾燥塩化メチレンに溶かし、2−クロロベ
ンゾイルクロリド(0,04g)とトリエチルアミン(
0,5m1)を加えて室温で5時間撹拌した。
反応液を水、アルカリ水および酸性の水で洗浄したのち
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去したのち残渣を
塩化メチレン−エチルエーテルで再結晶して白色固体の
N−(トランス−4−t−ブチルオキシカルボニルアミ
ノメチルシクロへキシルカルボニル)−4−(2−クロ
ロベンゾイルアミノ)−L−フェニルアラニン 4−ベ
ンゾイルピペリジノアミド(VI)  (0,08g)
を得た。
前記化合物(VI)  (0,08g)を、4N−塩化
水素/ジオキサン溶液(5ml)に加え室温で30分撹
拌した。反応後エチルエーテルを加えて析出させエチル
エーテルで数回洗浄して白色固体のN−(トランス−4
−アミノメチルシクロへキシルカルボニル)−4−(2
−クロロベンゾイルアミノ)−L−フェニルアラニン 
4−ベンゾイルピペリジノアミド塩酸塩(■)  (0
,05g)を得た。
実施例 6 4−アミノメチル安息香酸(10g)とt−ブチルオキ
シカルボニルオキシイミノ−2−フェニルアセトニトリ
ル(19g)を水−ジオキサン混合溶液(200ml)
に溶かしたのちトリエチルアミン(14g)を加えて室
温で12時間撹拌した。反応後、溶出し、硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。溶媒を留去したのち残渣をクロロホルム
で再結晶して白色固体のN−(t−ブチルオキシカルボ
ニル)アミノメチル安息香酸(I)(14g)を得た。
実施例5の化合物(IV)  (0,25g) 、前記
化合物(1)  (0,15g )及び、トリエチルア
ミン(1ml)を乾燥塩化メチレン(20ml)に溶か
し縮合剤1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)f−一一一一一一) カルボジイミド(0,21g)塩酸塩を加えて室温で8
時間反応した。反応後反応液を水、アルカリ水混合溶媒
で再結晶して淡黄色固体のN−(4−t−ブチルオキシ
カルボニルアミノメチルベンゾイル)−4−ニトロ−し
−フェニルアラニン4−ベンゾイルピペリジノアミド(
II) (0,3g)を得た。IRおよびNMRで確認
したのち化合物(II )  (0,15g )をアル
コール(25ml)に溶かし10%パラジウム炭素を加
え水素ガスを吹き込みながら70℃で5時間反応した。
反応液をン濾過し、溶媒を留去した。残渣を乾燥塩化メ
チレンに溶かし4−メトキシカルボニルベンゾイルクロ
リド(0,07g)とトリエチルアミン(0,5m1)
を加えて室温で5時間撹拌した。
反応液を水、アルカリ水および酸性の水で洗浄したのち
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去したのち残渣を
塩化メチレン4埜とチルで再結晶して白色固体のN−(
4−t−ブチルオキシカルボニルアミノメチルベンゾイ
ル)−4−(4−メトキシカルボニルベンゾイルアミノ
)−L−フェニルアラニン 4−ベンゾイルピペリジノ
アミド(III) (0,1g)を得た。
前記化合物(III) (0,1g)を4N−塩化水素
ジオキサン溶液(5ml)に加え室温で30分撹拌した
反応後エーテルを加えて析出させエーテルで数回洗浄し
て白色固体のN−(4−アミノメチルベンゾイル)−4
−(4−メトキシカルボニルベンゾイルアミノ)−L−
フェニルアラニン 4−ベンゾイルピペリジノアミド塩
酸塩(IV)  (0,06g)を得た。
(以下余白) 実施例 7 18)の合成 N−(t−ブチルオキシカルボニル)−4−ニトロ−し
−フェニルアラニン(1,5g)を乾燥テトラヒドロフ
ラン(30ml)に溶解し、トリエチルアミン(2,3
m1)を加え、水冷下にクロロ炭酸エチル(0,6g)
を加え、30分撹拌した。この溶液に2−メトキシエチ
ルアミン塩酸塩(0,30g)を加え、室温下10時間
撹拌した。溶媒留去後、酢酸エチルで抽出し、水洗し、
乾燥し、N−(t−ブチルオキシカルボニル)−4−ニ
トロ−し−フェニルアラニン 2−メトキシエチルアミ
ド(I)の白色粉末(1,80g)を得た。NMRで確
認した。
前記化合物(I )  (1,80g )に水冷下4N
−塩化水索/ジオキサン溶液(18ml)を加え、室温
下30分撹拌した。この溶液にヘキサン(30ml)を
加え析出した結晶性物質を消散し、エーテルで洗浄後g
)を得た。一方、トランス4− (t−ブチルオキシカ
ルボニル)アミノメチルシクロへキシルカルボ、ン酸(
0,97g)を乾燥テトラヒドロフラン(30ml)に
溶解しトリエチルアミン(5ml )を加え、水冷下に
クロル炭酸エチル(0,45g)を加え30分撹拌した
6、この溶液に前記化合物(n) (1,0g)を加え
、室温下3時間撹拌した。溶媒留去後酢酸エチルで抽出
し、水洗し、乾燥してN−〔トランス−4−’Gt−ブ
チルオキシカルボニル本アミノメチルシクロへキシルカ
ルボニル〕 −4−ニトロ−し−フェニルアラニン 2
−メトキシエチルアミド(III)の淡褐色粉末(1,
30g)を得た。
NMRで確認した。
前記化合物(II[)  (1,30g)をエチルアル
コールに溶解し、10%パラジウム炭素(50mOを加
える。反応液を40〜50℃に加熱し、ヒドラジン−水
和物(2,5m1)を20分間かけて滴下させた後、1
時間加熱還流をした。放冷したのち、パラジウム炭素を
?戸別し、ン戸液を減圧濃縮して、N−〔トランス−4
−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノメチルシクロ
へキシルカルボニル〕 −4−アミノ−し−フェニルア
ラニン 2−メトキシエチルアミド(IV)の淡褐色粉
末(0,60g)を得た。前記化合物(IV)  (0
,60g)を乾燥ピリジン(J、5m1)に溶解し、水
冷下2−トリフルオロメチルベンゾイルクロライド(0
,30g)を加え、室温下3時間撹拌した。pifを中
性にし、クロロホルムで抽出し、乾燥・減圧留去してN
−〔トランス−4−(t−ブチルオキシカルボニル)ア
ミノメチルシクロへキシルカルボニル]−4−(2−ト
リフルオロメチルベンゾイルアミノ)−L〜フェニルア
ラニン2−メトキシエチルアミド(V)の淡褐色粉末(
0,50g)を得た。
前記化合物(V)  (0,50g) i:氷冷下4N
塩化水素/ジオキサン溶液(1,5m1)を加え、室温
下30分撹拌した。この溶液にヘキサン(10ml)を
加え、析出した結晶性物質を?戸数し、エーテルで洗浄
後減圧留去し、N−(トランス−4−アミノメチルシク
ロへキシルカルボニル)−4−(2−トリフルオロメチ
ルベンゾイルアミノ)−L−フェニルアラニン 2−メ
トキシエチルアミド塩酸塩(Vl)の淡褐色粉末(0,
50g)を得た。
実施例 8 の合成 N−(t−ブチルオキシカルボニル)−4−ニトロ−L
−フェニルアラニン(0,49g)とエキソ−2−アミ
ノノルボルナン(0,18g)を乾燥塩化メチレン(2
0ml)に溶かし縮合剤N、N’  −ジシクロへキシ
ルカルボジイミド(0,42g)を加えて室温で8時間
反応した。反応後通常の後処理後、淡黄色のN−(t−
ブチルオキシカルボニル)−4−ニトロ−し−フェニル
アラニン エキソ−2−ノルボルニルアミド(I)(0
,51g)を得た。
前記化合物(I)(0,5g)を4N−塩化木犀ジオキ
サン溶液(5ml)に加えて室温で30分撹拌した。
反応後エーテルを加えて析出させエーテルで数回洗浄し
て白色固体の4−ニトロ−し−フェニルアラニン エキ
ソ−2−ノルボルニルアミド塩酸塩(II)  (0,
39g)を得た。
前記化合物(II)  (0,21g) 、 N〜 (
4−t −ブチルオキシカルボニルアミノメチル)安息
香酸(0,18g)及び、トリエチルアミン(ltol
)を乾燥塩化メチレン(20ml)に溶かし縮合剤1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド塩酸塩(0,17g)を加えて室温で8時間反応
した。反応後反応液を水、アルカリ水および酸性の水で
洗浄したのち硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後塩
化メチレンーエチルエーテルの混合溶媒で再結晶して淡
黄色固体のN−(4−t−ブチルオキシカルボニル ア
ミノメチルベンゾイル)−4−二トローL−フェニルア
ラニンエキソ−2−ノルボルニルアミド(m)(0,2
g)を得た。IRおよびNMRで確認したのち前記化合
物(III)  (0,16g )をアルコール(25
ml)に溶かし10%パラジウム炭素を加え水素ガスを
吹き込みながら70℃で5時間反応した。反応液を?濾
過し、溶媒を留去した。残渣を乾燥塩化メチレンに溶か
し、アクリル酸クロリド(0,04g)とトリエチルア
ミン(0,5m1)を加えて室温で5時間撹拌した。
反応液を水、アルカリ水および酸性の水で洗浄したのち
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去したのち残渣を
塩化メチレン−エチルエーテルで再結晶して白色固体の
N−(4−t−ブチルオキシカルボニルアミノメチルベ
ンゾイル)−4−アクリルアミノ−し−フェニルアラニ
ン エキソ−2−ノルボルニルアミド(IV)  (0
,14g)を得た。
前記化合物(IV)  (0,14g)を、4N−塩化
水素ジオキサン溶液(5ml)に加え室温で30分撹拌
した。反応後、エチルエーテルを加えて析出させエチル
エーテルで数回洗浄して白色固体のN−(4−アミノメ
チルベンゾイル)−4−アクリルアミノ−し−フェニル
アラニン エキソ−2−ノルボルニルアミド塩酸塩(0
,09g)(V)を得た。
実施例 9 の合成 N−(t−ブチルオキシカルボニル)−4−ニトロ−し
−フェニルアラニン(1,30g)及びトリエチルアミ
ン(3,0m1)を乾燥テトラヒドロフラン(30ml
)に溶かし、水冷下にクロル炭酸エチル(0,60g)
を加え20分間撹拌し、4−ベンゾイルアニリン(0,
80g)を加え室温で10時間撹拌した。
溶媒留去したのち、酢酸エチルで抽出し水洗し硫酸ナト
リウムで乾燥した。減圧濃縮し、N−(t−ブチルオキ
シカルボニル)−4−ニトロ−し−フェニルアラニン 
4−ベンゾイルアニリド(II)の白色粉末(1,00
r)を得た。NMRで確認した後、前記化合物(II)
  (1,00g)に4N−塩化水素/ジオキサン溶液
(4ml)を加えて室温で30分間撹拌した。この溶液
にn−ヘキサン(30ml)を加えて析出した結晶性物
質を消散し、エチルエーテルで洗浄したのち、乾燥し、
4−ニトロ−L−フェニルアラニン 4−ベンゾイルア
ニリド塩酸塩(m)を白色粉末として0.80g得た。
N−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノメチル安息
香酸(0,48g)及びトリエチルアミン(5ml)を
乾燥テトラヒドロフラン(30tol)に溶かし、水冷
下クロル炭酸エチル(0,20g)を加え20分間撹拌
した。この溶液に前記化合物(IV)(0,80g>を
加え室温下10時間撹拌した。
通常の後処理により、N−(4−t−ブチルオキシカル
ボニル アミノメチルベンゾイル)−4−ニトロ−し−
フェニルアラニン 4−ベンゾイルアニリド(m)(0
,95g)を黄色粉末として得た。
前記化合物(III)  (0,50g)をエチルアル
コール(30ml)に溶かし、10%パラジウム炭素(
35mg)を加え、水素ガスを吹き込みながら撹拌し6
0℃で1時間反応した。パラジウム炭素をン戸別し、ン
戸液を減圧濃縮して、N−(4−t−ブチルオキシカル
ボニル アミノメチルベンゾイル)−4−アミノ−L−
フェニルアラニン 4−ベンゾイルアニリド(IV) 
 (0,40g:)を淡黄色粉末として得た。
前記化合物(IV)  (0,15g )にエチルエー
テル(10ml)と水(10ml)を入れ寒剤で5℃以
下に冷却する。溶液を撹拌しながら、クロロギ酸エチル
(0,04g)を加え、ついで水酸化ナトリウム(0,
01g)水溶液2mlを加える。2時間撹拌した後、エ
チルエーテル層を分離、水層をエチルエーテル10m1
で抽出し、合わせたエーテル溶液を無水炭酸カリウムで
すみやかに乾燥する。減圧濃縮し、N−(4−t−ブチ
ルオキシカルボニル アミノメチルベンゾイル)−4−
エトキシカルボニルアミノ−L−フェニルアラニン 4
−ベンゾイルアニリド(V)(0,LOg)を得た。N
MRで確認シタノチ、前記化合物(V)  (0,lO
g)を4N−塩化水素/ジオキチン溶液(0,20m1
)に溶かし、室温下20分間撹拌し、エチルエーテル(
15ml)を加え、析出した結晶性物質を炉底して、乾
燥し、N−(4−アミノメチルベンゾイル)−4−エト
キシカルボニルアミノ−し−フェニルアラニン4−ベン
ゾイルアニリド塩酸塩(0,07g)を淡黄色粉末とし
て得た。
実施例 1O N−(t−ブチルオキシカルボニル)−4−ニトロ−し
−フェニルアラニン(2,Og)及びトリエチルアミン
(2,0m1)を乾燥テトラヒドロフラン(30ml)
に溶かし、水冷下にクロル炭酸エチル(0,70g)を
加え20分間攪拌し、2−ピコリルアミン(0,69g
)を加え、室温で10時間攪拌した。
通常の後処理によりN−(t−ブチルオキシカルボニル
)−4−ニトロ−し−フェニルアラニン2−ピコリルア
ミド(I) (2,10g)を得た。前記化合物(I 
) (2,00g)をエチルアルコール(40ml)に
溶かし10%パラジウム炭素(50mg)を加え、水素
ガスを吹き込みながら攪拌し、70℃で3時間反応した
。触媒を炉別し、2戸液を減圧濃縮してN−(t−ブチ
ルオキシカルボニル)−4−アミノ−し−フェニルアラ
ニン 2−ピコリルアミド(II) (1,72g>を
白色粉末として得た。前記化合物(II) (1,50
g>及びトリエチルアミン(1,30ml)を乾燥テト
ラヒドロフラン−ジメチルホルムアミド混合溶媒に溶か
し、水冷下にメタンスルホニルクロリド(0,51g)
を加え10分間攪拌し、さらに室温下で2時間攪拌した
。通常の後処理により、N−(t−ブチルオキシカルボ
ニル)−4−メタンスルホニルアミノ−し−フェニルア
ラニン2−ピコリルアミド(III) (1,10g>
を淡黄色粉末として得た。前記化合物(III) (1
,10g)に4N−塩化水素/ジオキサン溶液(3,7
0ml)を加えて室温で1時間攪拌した。この反応液に
エチルエーテル(30ml)を加えて不溶物を枦取し、
十分にエチルエーテルで洗浄し、乾燥し、4−メタンス
ルホニルアミノ−し−フェニルアラニン 2−ピコリル
アミド ニ塩酸塩(IV) (0,90r)を黄色粉末
として得た。トランス−4−(t−ブチルオキシカルボ
ニル)アミノメチルシクロヘキシルカルボン酸(0,4
9g>及びトリエチルアミン(2,0m1)を乾燥テト
ラヒドロフラン(20ml)に溶かし水冷下クロル炭酸
エチル(0,21g>を加え20分間攪拌した。この溶
液に前記化合物(IV)(0,80g)を加え室温下1
0時間攪拌した。通常の後処理により、N−〔トランス
−4−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノメチルシ
クロへキシルカルボニル〕 −4−メタンスルホニルア
ミノ−し−フェニルアラニン 2−ピコリルアミド(V
)(0,51g>を淡黄色粉末として得た。NMRで確
認したのち、化合物(V) (0,30g) ニ4N 
−塩化水素/ジオキサン溶液(0,80ml)を加え、
室温下1時間攪拌し、エチルエーテル(25ml)を加
え、不溶物を枦取して、乾燥し、N−(トランス−4−
アミノメチルシクロへキシルカルボニル)=4−メタン
スルホニルアミノ−L−フェニルアラニン 2−ピコリ
ルアミドニ塩酸塩(0,21g)を黄色粉末として得た
(以下余白) 実施例 11 物21)の合成 3−ニトロ−D、L−フェニルアラニンCJ、 Am 
Chem 、 Soc 、、 81.3103(195
9)により合成〕(2,88g) 、  トリエチルア
ミン(4,50ml)を水−ジオキサン混合溶液(20
0ml)に溶かしたのちt−ブチルオキシカルボニルオ
キシイミノ−2−フェニルアセトニトリル(3,16g
)のジオキサン溶液(50ml)を加えて室温で12時
間攪拌した。
減圧濃縮したのち、水(100ml)を加え酢酸エチル
で洗浄した。水層を、10%クエン酸で酸性化し、酢酸
エチルで抽出し、これを水洗したのち硫酸ナトリウムで
乾燥した。ン戸液を減圧濃縮し、クロロホルム−ヘキサ
ンで再結晶して、淡黄色固体のN−(1−ブチルオキシ
カルボニル)−3−ニトロ−D、L−フェニルアラニン
(I)(3,OLiを得た。
前記化合物(I) (1,24g)及びトリエチルアミ
ン(1,5m1)を乾燥テトラヒドロフラン(30ml
)に溶かし、水冷下にクロル炭酸エチル(0,44g)
を加え20分間攪拌し、4−ベンゾイルアニリン(0,
79g)を加え室温で10時間攪拌した。溶媒留去した
のち、酢酸エチルで抽出し、水洗し硫酸ナトリウムで乾
燥した。減圧濃縮し、N−(t−ブチルオキシカルボニ
ル)−3−二トロー肌し−フェニルアラニン 4−ベン
ゾイルアニリド(U)の白色粉末(t、oo g>を得
た。NMRで確認した後、前記化合物(If) (10
0g)に4N−塩化水素/ジオキサン溶液(3ml)を
加えて室温で30分間攪拌した。この溶液にn−へキサ
ン(30ml)を加えて析出した結晶性物質を?戸数し
、エチルエーテルで洗浄したのち、乾燥し、3−ニトロ
−LL−フェニルアラニン 4−ベンゾイルアニリド塩
酸塩(III)を白色粉末として、0.97g得た。ト
ランス−4−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノメ
チルシクロへキシルカルボン酸(0,59g)を乾燥テ
トラヒドロフラン(30ml)に溶解し、トリエチルア
ミン(4ml )を加え、水冷下にクロル炭酸エチル(
0,25g>を加え20分間攪拌した。この溶液に先の
化合物(III) (0,97g)を加え室温下4時間
攪拌した。溶媒留去後、酢酸エチルで抽出し、水洗し、
硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ液を減圧濃縮し、NMRに
よって確認し、N−〔トランス−4−(t−ブチルオキ
シカルボニル)アミノメチルシクロへキシルカルボニル
〕 −3−二トロ=D、L −フェニルアラニン 4−
ベンゾイルアニリド(IV) (1,30g>を淡黄色
粉末として得た。
前記化合物(IV) (0,60g>をエチルアルコー
ルに溶解し、10%パラジウム炭素(30a+g)を加
える。
反応液を40〜50℃に加熱し、ヒドラジン−水和物(
1,4m1)を15分間かけて滴下させた後、加熱還流
を1時間行なった。放冷したのち、パラジウム炭素をン
戸別しン戸液を、減圧濃縮してN−()ランス−4−(
t−ブチルオキシカルボニル)アミノメチルシクロへキ
シルカルボニル〕−3→弗−ア゛九ニルアラニン 4−
ベンゾイルアニリド(V) (0,56g)を淡黄色粉
末として得た。前記化合物(V) (0,20f)を乾
燥ピリジン(LOml)に溶解し、水冷下エチルスクシ
ニルクロリド(0,07g)を加え、室温下、3時間攪
拌した。反応液を減圧濃縮し、水を加え、クロロホルム
で抽出したのち硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後
、クロロホルム−エチルエーテルで再結晶し、N−〔ト
ランス−4−(t〜ブチルオキシカルボニル)アミノメ
チルシクロへキシルカルボニル〕−3−(2−エトキシ
カルボニル)プロパノイルアミ/)−D、L −フェニ
ルアラニン 4−ベンゾイルアニリド(Vl) (0,
10g)を淡黄色粉末として得た。前記化合物(Vl)
 (0,10g)水冷下4N−塩化水素/ジオキサン溶
液(0,50ml)を加え、室温下30分間攪拌した。
この溶液にn−ヘキサン(10!!11)を加え、析出
した結晶性物質を消取しエチルエーテルで洗浄後乾燥し
、N−(トランス−4−アミノメチルシクロへキシルカ
ルボニル)−3−(2−エトキシカルボニル象プロパノ
イルアミノ)−D、L −フェニルアラニン 4−ベン
ゾイルアニリド塩酸塩(■)の黄色粉末(0,08g>
を得た。
[発明の効果] 本発明の蛋白分解酵素阻害剤の有効成分である前記一般
式(I)のフェニルアラニン誘導体又はその塩は以下の
実験結果から明らかなようにプラスミン、カリクレイン
、トリプシン及びウロキナーゼに対し、非常に強い阻害
活性を有する。本発明化合物の作用は従来公知の薬剤、
例えばトラネキサム酸やε−アミノカプロン酸のような
蛋白分解酵素のうちプラスミンのみを選択的に阻害する
ものとは異なる。例えば本発明に係る蛋白分解酵素阻害
剤の有効成分のあるものはウロキナーゼに対する阻害活
性を示すが、ウロキナーゼは周知の如くプラスミノーゲ
ン活性化酵素であるから、これを阻害することは止血剤
として好ましい薬剤となる。また本発明に係る蛋白分解
酵素阻害剤のあるものは、抗カリクレイン作用及び抗ト
リプシン作用を示すが、これらの作用を呈することは前
記抗プラスミン作用と併せてより強力な抗炎症剤として
有効であることを意味するものである。ま、た、抗トリ
プシン作用は、膵炎の治療に有効である。また、本発明
の化合物は、医薬品として知られている蛋白分解酵素阻
害剤であるアプロチニンに比べ、低分子量で供給しやす
い。さらに、本発明の化合物と構造上比較的類似した既
知のフェニルアラニン誘導体と比べても、本発明化合物
は著しく高い活性を示す。
以下に本発明化合物の抗プラスミン活性、抗カリクレイ
ン活性、抗トリプシン活性、抗ウロキナーゼ活性及び抗
トロンビン活性について代表的な試験例を示し、具体的
に説明する。
なお、以下の試験例に於いて使用した測定法は次のとお
りである。また試験結果は、本発明の化合物については
前記表−1の化合物番号にて表−2に示し、比較例とし
て市販の抗プラスミン剤及び構造上類似の既知化合物に
ついては表−3に化合物の構造を示し、試験結果を表−
4に示した。
1) 抗プラスミン活性の測定 阻害剤を0.18 Mホウ酸生理食塩緩衝液(pH7,
4)に溶かし、全体をeooμgとし、37°C恒温槽
中、これに同緩衝液に溶解した牛のフィブリノーゲンの
0.2%溶液を200μg、人のプラスミン0.3カゼ
インユニツト10111溶液を100μg1牛のトロン
ビン50ユニツト/ml溶液を100μg加えた後生成
したフィブリン塊の溶解時間を測定し、阻害剤を入れな
い場合の溶解時間(本実験条件では約5分)を2倍に延
長する阻害剤の濃度I5゜(50%阻害剤濃度、単位μ
rsol )を求める。
(ii)  S−2251分解抑制の測定法阻害剤を0
.05 M トリス塩酸緩衝液(pt(7,4)に溶か
し、全体を400μgとし、ここへS−2251の3m
M溶液を50μgを加え37℃の恒温槽中で5分間イン
キュベーションし、人のプラスミン0.2力ゼインユニ
ツト/mlを50μg添加、37℃で4分間インキュベ
ーションした後50%酢酸50μgを加え反応を止める
系内で生成したパラニトロアニリンの吸光度を405 
nmで測定し、阻害剤なしの場合の1/2の吸光度を示
す阻害剤濃度(μmoΩ)を■50として求めた。
(以下余白) 阻害剤を0.18 Mホウ酸生理食塩緩衝液(pH7,
4)に溶かし、全体を500μgとし、37℃恒温槽中
、これに同緩衝液に溶解した牛のフィブリノーゲン0.
2%溶液を400μg1牛のトロンビン4ユニツト/ 
ml溶液を100μg加え凝固時間を測定し、阻害剤を
入れない場合の凝固時間を2倍に延長する阻害剤の濃度
(μmoΩ)を■50として求めた。
(H)  S −2238 分解抑制の測定法 阻害剤を0.05 M トリス塩酸緩衝液(pH8りに
溶かし、全体を400μgとし、ここへS−2238の
0.2 mM温溶液50μg加え37℃恒温槽中で5分
間インキュベーションし、牛のトロンビン0.2ユニツ
ト/ ml溶液を50μg添加、37℃で初速度法によ
り1分間あたりに生成したパラニトロアニリンの吸光度
を405 nmで測定し、阻害剤を入れない場合の1/
2の吸光度を示す阻害剤濃度(μmo(1)を■50と
して求めた。
阻害剤を0.05 M )リスイミダゾール緩衝液(p
H8,1)に溶かし、S−2238の1mM溶液を12
5 μN加え、全体を1.20 mlとし、37℃恒温
槽中で5分間インキュベーションする。ここへウシのト
リプシン0.05 mlを添加、37℃で初速度法によ
り1分間あたりに生成したパラニトロアニリンの吸光度
を405 nmで測定し、阻害剤を入れない場合の1/
2の吸光度を示す阻害剤濃度(μmol )を’50と
して求めた。
阻害剤を0.05 M トリス塩酸緩衝液(pH7,8
)に溶かし、全体を400μgとし、ここへS −23
02の2mM溶液を50μg加え37℃恒温槽中で5分
間インキュベーションし、人の血漿カリクレイン0.1
2ユニット/ml溶液を50μg添加、37℃で5分間
インキュベーションした後50%酢酸50μgを加え反
応を止める。
系内で生成したパラニトロアニリンの吸光度を405 
nmで測定し、阻害剤を入れない場合の1/2の吸光度
を示す阻害剤濃度(μff1oΩ)を150として求め
た。
阻害剤を0.05 M トリス塩酸緩衝液(pli 8
.8)に溶かし、全体を400μgとし、ここへS −
2444の1mM溶液を50μg加え37℃恒温槽中で
5分間インキュベーションし、人のウロキナーゼ500
ユニツト/ml溶液を50μg添加、37℃で5分間イ
ンキュベーションした後50%酢酸50μgを加え反応
を止める。
系内で生成したバラニトロアニリンの吸光度を405正
で測定し、阻害剤を入れない場合の1/2の吸光度を示
す阻害剤濃度(μ[llOg)をI50として求めた。
尚、本発明化合物を医薬として用いる場合、投与方法に
ついては必ずしも制限はなく、薬学上慣される。又、そ
の用量は1日、1人当りII〜1000mgが適当であ
る。但し、必要に応じて適宜増減し得ることは言うまで
もない。
(以下余白) 手 続 補 正 書(方式) 昭和62年6月す日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ {式中、Xは−COY〔但し、Yは低級アルキル基(ア
    ミノ基、カルボキシル基又は低級アルコキシカルボニル
    基で置換されていても良い。)低級アルケニル基(フェ
    ニル基で置換されていても良い。);低級アルコキシ基
    ;アミノ基(低級アルキル基又はハロゲン原子で置換さ
    れても良いフェニル基で置換されていても良い。);フ
    ェニル基(低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲ
    ン原子、トリフルオロメチル基、ニトロ基、又は低級ア
    ルコキシカルボニル基で置換されていても良い。)又は
    ピリジル基を示す。〕又は−SO_2Z〔但し、Zは低
    級アルキル基又はフェニル基(低級アルキル基で置換さ
    れていても良い。)を示す。〕を表わし、R_1および
    R_2はそれぞれ水素原子(但し、R_1およびR_2
    が同時に水素原子となることはない。);アルキル基(
    低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基又はピ
    リジル基で置換されていても良い。);シクロアルキル
    基;フェニル基(低級アルキルカルボニル基、フェニル
    カルボニル基、カルボキシル基もしくは低級アルコキシ
    カルボニル基で置換された低級アルキル基、カルボキシ
    ル基又は低級アルコキシカルボニル基で置換されていて
    も良い。);ピリジル基(低級アルコキシ基で置換され
    ていても良い。);又はR_1とR_2がそれらが結合
    する窒素原子と共に環状となったピペリジル基(フェニ
    ルカルボニル基、カルボキシル基又は低級アルコキシカ
    ルボニル基で置換されていても良い。)を示す。また、
    nは4又は10を示す。}にて表わされるフェニルアラ
    ニン誘導体又はその薬学的に許容し得る塩。 2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ {式中、Xは−COY〔但し、Yは低級アルキル基(ア
    ミノ基、カルボキシル基又は低級アルコキシカルボニル
    基で置換されていても良い。)。 低級アルケニル基(フェニル基で置換されていても良い
    。);低級アルコキシ基;アミノ基(低級アルキル基又
    はハロゲン原子で置換されても良いフェニル基で置換さ
    れていても良い。);フェニル基(低級アルキル基、低
    級アルコキシ基、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基
    、ニトロ基、又は低級アルコキシカルボニル基で置換さ
    れていても良い。)又はピリジル基を示す。〕又は−S
    O_2Z〔但し、Zは低級アルキル基又はフェニル基(
    低級アルキル基で置換されていても良い。)を示す。〕
    を表わし、R_1およびR_2はそれぞれ水素原子(但
    し、R_1およびR_2が同時に水素原子となることは
    ない。);アルキル基(低級アルコキシ基、低級アルコ
    キシカルボニル基又はピリジル基で置換されていても良
    い。);シクロアルキル基;フェニル基(低級アルキル
    カルボニル基、フェニルカルボニル基、カルボキシル基
    もしくは低級アルコキシカルボニル基で置換された低級
    アルキル基、カルボキシル基又は低級アルコキシカルボ
    ニル基で置換されていても良い。);ピリジル基(低級
    アルコキシ基で置換されていても良い。);又はR_1
    とR_2がそれらが結合する窒素原子と共に環状となっ
    たピペリジル基(フェニルカルボニル基、カルボキシル
    基又は低級アルコキシカルボニル基で置換されていても
    良い。)を示す。また、nは4又は10を示す。)にて
    表わされるフェニルアラニン誘導体又はその薬学的に許
    容し得る塩を有効成分として含有する蛋白分解酵素阻害
    剤。
JP6801587A 1987-03-24 1987-03-24 フエニルアラニン誘導体および蛋白分解酵素阻害剤 Pending JPS63233963A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6801587A JPS63233963A (ja) 1987-03-24 1987-03-24 フエニルアラニン誘導体および蛋白分解酵素阻害剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6801587A JPS63233963A (ja) 1987-03-24 1987-03-24 フエニルアラニン誘導体および蛋白分解酵素阻害剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63233963A true JPS63233963A (ja) 1988-09-29

Family

ID=13361580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6801587A Pending JPS63233963A (ja) 1987-03-24 1987-03-24 フエニルアラニン誘導体および蛋白分解酵素阻害剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63233963A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06505751A (ja) * 1991-03-14 1994-06-30 ザ・ソーク・インスティチュート・フォー・バイオロジカル・スタディーズ GnRH類似体
WO1999010313A1 (en) * 1997-08-22 1999-03-04 F.Hoffmann-La Roche Ag N-aroylphenylalanine derivatives
US6911451B1 (en) * 1998-06-05 2005-06-28 Celltech R&D Limited Phenylalanine derivatives
WO2014014050A1 (ja) 2012-07-19 2014-01-23 大日本住友製薬株式会社 1-(シクロアルキルカルボニル)プロリン誘導体
ITMI20130085A1 (it) * 2013-01-22 2014-07-23 Gabriele Cruciani Nuove molecole per uso come agenti antitumorali

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06505751A (ja) * 1991-03-14 1994-06-30 ザ・ソーク・インスティチュート・フォー・バイオロジカル・スタディーズ GnRH類似体
WO1999010313A1 (en) * 1997-08-22 1999-03-04 F.Hoffmann-La Roche Ag N-aroylphenylalanine derivatives
US6911451B1 (en) * 1998-06-05 2005-06-28 Celltech R&D Limited Phenylalanine derivatives
WO2014014050A1 (ja) 2012-07-19 2014-01-23 大日本住友製薬株式会社 1-(シクロアルキルカルボニル)プロリン誘導体
US9758480B2 (en) 2012-07-19 2017-09-12 Sumitomo Dainippon Pharma Co., Ltd. 1-(cycloalkyl-carbonyl)proline derivative
ITMI20130085A1 (it) * 2013-01-22 2014-07-23 Gabriele Cruciani Nuove molecole per uso come agenti antitumorali

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0217286B1 (en) Phenylalanine derivative and proteinase inhibitor
EP0183271B1 (en) Lysin derivative and proteinase inhibitor
EP1009758B1 (en) Meta-benzamidine derivatives as serine protease inhibitors
JP3277170B2 (ja) メタロプロテアーゼ阻害剤
US5294616A (en) Fibrinogen receptor antagonists
US7928137B2 (en) Meta-benzamidine derivatives as serine protease inhibitors
RU2268257C2 (ru) Производные фенилглицина, способ их получения, промежуточные продукты, фармацевтическая композиция и способ лечения
US4873253A (en) Phenylalanine derivative and proteinase inhibitor
US5668159A (en) 1,3,4-thiadiazoles and 1,3,4-oxadiazoles as IIb/IIIa antagonists
AU755805B2 (en) Benzamide and sulfonamide substituted aminoguanidines and alkoxyguanidines as protease inhibitors
JP2003500385A (ja) Xa因子阻害剤
ES2202385T3 (es) Inhibidores selectivos de trombina.
JP2003506389A (ja) カスパーゼ阻害剤およびその使用
US6255091B1 (en) Potentiating metal mediated serine protease inhibitors with cobalt or zinc ions
JPH06509076A (ja) 2−[3−(4−アミジノ−フェニル)]−プロピオン酸誘導体、その製造および使用
US5602161A (en) Tetrazolylphenyl pivalate derivatives and medicinal composition containing the same as effective component
JPS63233963A (ja) フエニルアラニン誘導体および蛋白分解酵素阻害剤
DE10008329A1 (de) Aminosulfonylbiphenylderivate
EP0298135A1 (en) Phenylalanine derivative and proteinase inhibitor
JPS63239256A (ja) フエニルアラニン誘導体および蛋白分解酵素阻害剤
JPS63238051A (ja) フエニルアラニン誘導体および蛋白分解酵素阻害剤
JPS6322061A (ja) フエニルアラニン誘導体および蛋白分解酵素阻害剤
JPS63243095A (ja) フエニルアラニン誘導体および蛋白分解酵素阻害剤
JPH01139561A (ja) グアニジン誘導体および酵素阻害剤
JPS6272656A (ja) リジン誘導体及び蛋白分解酵素阻害剤