JPS63233912A - 紫外線吸収性化合物および遮光剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ｆｉ業上の利用分野） この発明は紫外線吸収性化合物および遮光剤に関するも
のであり、さらに詳しくは日焼は防止用紫外線吸収性化
合物および遮光剤の持続性の改良に関するものである。

（従来技術） 遮光剤は日焼は防止に非常に効果のあるものであるが、
このような遮光剤は種々の波長の紫外線を吸収する吸収
剤を含んでいる。例えば地表に達する紫外線は２通りの
周波数帯に大別される。Ａ帯は波長３２０〜４００ｎｍ
であり、Ｂｆは波長２９０〜３２０ｎｍである。種々の
Ａ型およびＢ型吸収剤が知られている。

皮膚はこのように波長の異る紫外線照射に露らされて種
々のエネルギーを吸収するのであるから、遮光剤はそれ
に含まれるＡおよびＢ型吸収剤の量を変えて日焼けを起
す太陽を取る期間を延長するようにしている。

しかし現在市販の遮光剤は入浴中や水泳中に洗い落され
てしまうという欠点がある。このため皮膚の一部が予想
外に多い紫外線照射に露らされることになる。

（発明の要旨） この発明の目的は洗い落し抵抗性に冨んだ紫外線吸収性
化合物をの開発することにある。

すなわちこの発明の紫外線吸収性化合物は酸類と脂肪ア
ミンとを含んだ紫外線吸収剤を含んだことを特徴とする
ものである。

また前記紫外線吸収剤は酸類、脂肪アミンおよび水と、
さらに必要あれば、乳化剤、防腐剤、抗酸化剤、芳香剤
、着色剤またはチレート剤を含んだｔｆｆｆｉ以上の紫
外線吸収剤からなるものである。

（実施態様） 酸類および１種以上の脂肪アミンを含むことにより遮光
剤の持続性が向上することが知られている。事実含酸類
紫外線吸収剤と脂肪アミンとの反応生成物の持続性は高
い、したがってこれらの反応生成物から秀れた紫外線吸
収性化合物が得られる筈であり、この着眼もこの発明の
一部をなすものである。

この発明の遮光剤は水中油タイプの懸濁液にすると製品
に与える化粧性がよくなる。しかし油中水タイプの懸濁
液、クリームベースまたはオイルベースであってもよい
０組成の選択如何により、プラスチックの絞り出しチェ
ーンに収容で診るような半固体状またはクリーム状であ
ってもよく、プラスチックの絞り出し容器に収容できる
ローシーン状であってもよい。

含まれるべき脂肪アミンとしては、獣脂、ココナツ油、
大豆油、マリン油およびナタネ油などから得られる第１
、第２または第３アミンが挙げられる。また脂肪酸の代
りにアルコールから得られる脂肪アミン、すなわち第１
エーテルアミンであってもよい、脂肪　アミドプロピル
　ジメチルアミンベースのリポフィリック誘導体でもよ
い。

適切な脂肪アミンとしては、ラウルアミドプロピル　ジ
メチルアミン（Ｌｅｘａｍｉｎｅ　Ｌ−１３；Ｉｎｏｌ
ｅｘＣｈｅａ＋ｉ−ｃａｌｇ　）　、オレアミドプロピ
ル　ジメチルアミン（Ｌａｘａｓｉｎａ　０−１３；Ｉ
ｎｏｌｅｘ　Ｃｈｅｍｉｃａｌｓ）、リシルアミドプロ
ピル　ジメチルアミ　ン（Ｌｅｘａｍｉｎｅ　Ｒ−１３
；Ｉｎｏｌｅｘ　Ｃｈａ＋ａ！ｃａｌｓ　）　、ステア
ルアミドエチル　エサノルアミン（Ｃｈｅｍｉｃａｌｂ
ａｓｅ　３９；５ａｎｄｏｘ）　、ステアルアミドエチ
ル　ジエチルアミン（Ｃｈｅｍｉｃａｌ　ｂａｓａ　６
５３２；５ａｎｄｏｘ　）　、ココイル　イミダシリン
（Ｍｉｒａｔｉｉｎｅ　ＣＣＨＭｉｒａｎｏｌＣＯｌ）
およびアルキルジメチルアミン（＾ＤＭＡ　２゜Ｅｔｈ
ｙｌ　Ｃｏｒｐ、　）などが、挙げられる。

また溶解性を上げるために、この発明の紫外線吸収剤に
は脂肪アミンに限らず他のアミンや塩基を用いてもよい
１例えば水溶性アミン（トリエタノールアミン）、アン
モニアまたは水酸化アルカリなどである。

このような脂肪アミンは酸類を有したＡまたはＢ型吸収
赳と結合される。また他の紫外線吸収剤を結合してもよ
い、紫外線吸収剤に対する脂肪アミンの比率はモル比に
して０．２５：　　１〜２　：１、さらに好ましくは０
．５：１〜１．２：ｌである。

遮光剤中の脂肪アミンの含有率は０．５〜２０！を量％
、さらに好ましくは１〜８重量％である。

酸類を含んだＡ型吸収剤としてはスリソベンゼン（２−
ハイドロキシ−４メチロキシベンゾフェノン−５−スル
フォニック酸：　Ｕｖｉｎｕｌ　ＭＳ−４０）、チオチ
ック酸（リポチッく酸）などが適切である。スリソベン
ゼンは特に好ましい、その含有量は最終製品中で０２５
〜２０重量％、さらに好ましくは１〜８重量％である。

この量は用いる吸収剤の種類および要求される日焼は防
止の程度により変ってくる。

酸類を含んだＢ型吸収剤としては２−フェニルベンジミ
ダゾール−５−スルフォニック酸（Ｅｕｓｏｌｅｘ　２
３２　）、ｐ−アミノベンゾイック酸、サリシリック酸
、メタオキシナミック酸、シナミック酸、フェルリック
酸などが適切である。なかでもＥｘｕｓｏｌａｘ　２３
２は特に好適である。その含有量は０６２５〜２０重量
％、さらに好ましくは１〜８重量重量あるが、これは吸
収剤の種類や望まれる日焼は防止の程度などにより変フ
てくる。

遮光剤中における紫外線吸収剤の全含有量は０．５〜２
０重量％に範囲にあり、これにより遮光の程度が左右さ
れる。

このような脂肪アミンに加えて遮光剤は６０〜９５重量
％の溶剤、例えばエタノール、イソプロパツールなどを
含んでもよい。

また脂肪アミンに加えて５０〜９０重量％より好ましく
は８０〜８０重量％の水、１〜２０重量％より好ましく
は１〜５重量％の柔軟剤、１〜１０重量％より好ましく
は１〜５重量％の乳化剤、０，０５〜２重量％より好ま
しくは０．１〜１！重量％の防腐剤および抗酸化剤、お
よび１重量％未満の芳香剤、着色剤およびチレート剤（
例えばＲＤＴ＾）を含んでもよい。

柔軟剤としては鉱物油、アボガド油、スクワレン、オク
チルパルミテート、ココアバター、ゴマ油、ペトロラタ
ム、プロピレン　グリコールデカブリレート／デカプレ
ート、イソプロピルミリステート、ジメチコーン（Ｓｆ
ｆｆｃｏｎ　２２５　）などがある、これらを数種を適
宜化粧目的に合うように混合する。

乳化剤としてはポリエチレン　グリコール２０ソルビタ
ン　モノラウレート　（Ｐｏ１ｙｓｏｒｂａｔｅ２０）
、グリセリル　ステアレート、ポリエチレングリコール
　１００　ステアレート、ポリエチレン　グリコール　
２０　ステアリル　エーテル（ＢｒｉＪｌ　７８．５ｔ
ｅａｒｅｔｈ　２０）　、ポリソルベート８０　（Ｔｗ
ｅｅｎ　８０）などが好適である。これら数種を適宜化
粧目的に合うように混合する。

防腐剤としてはイミダゾルジニル尿素 （Ｇｅｒｍａｌｌ　１１５　）　、メルバラベン（Ｔａ
ｇｏｓａｐｔ　Ｍ）、クアテルニウム−１５（Ｎ　−３
−ｃｈｌｏｒｏａｌｌｙｌ）ｈｅｘａｍｌｎｉｕｍ　ｃ
ｈｌｏｒｉｄｅ　％Ｄｏｗｉｃｉｌ　２００　）　、プ
ロピルパラベン（Ｔｅｇｏｓｅｐｔ　Ｐ）　、ジメチル
ジメトーイル　ヒダントイ′７（Ｇｌｙｄａｎｔ　）　
、ベンジル　アルコール　および／またはフェノキシタ
ノールなどが好適である。

抗酸化剤としてはブチル化ヒドロキアニソール、プロピ
レン　グリコール、プロピル　ガレートおよびクエン酸
（Ｔａｎｏｘ　２）の混合物がよい、いずれにしてもこ
れら防腐剤と抗酸化剤とを適宜混合して化粧目的に合う
ようにする。

以上述べたように組成を変えることにより遮光剤はロー
ション状にもなるし半固体状にもなる。

例えばローション状にするには水の含有量を最終製品の
６０〜６５．ｌｉ量％とし、最高２０重量％までのポリ
ピレン　グリコール、グリセリン、１．３−ブチレン　
グリコール、ソルビトール、鉗すエチレン　グリコール
（例えばＣａｒｂｏｗａｘ　４００）などを含ませると
よい。

ざらに増厚剤を０．０５〜ｌｔＬ量％、より好ましくは
０．０５〜０．３重量％含ませてもよい。

増厚剤としてはステアリン酸、マグネシウム　アルミニ
ウム　シリケート、ステアオキシタメチコーン、ハイド
ロエチル　セルロース、ハイドロキシプロピル　セルロ
ーズ　またはキサンタンゴムなどが好適である。

含有し得る皮膚剤としてはアラトインｄまたはｄｌ−パ
ンテノール、ヒドロライズド動物蛋白買などがある。使
用目的に応じてその含有量は０．０１〜ＳＩｉ量％、よ
り好ましくは０．０５〜２重量％の範囲である。

遮光剤の調整順序は組成により異なるが例を挙げると、
まず紫外線吸収剤にトリエタノールアミンなどの水溶性
育機塩基、ＥＤＴＡなどのチレート剤その他の水溶性成
分を混合する。必要あれば非イオン化水を用いる。混合
は例えば７０゜０位で行う０次いで脂肪アミンを単独ま
たはアルコールと共に加えて液状混合物を生成する。

第２の混合物はジメチコーン懸濁液などの柔軟剤を少量
の非イオン化水と混合しざらに／または乳化剤を加える
。かくして得られた第Ｉと第２の混合物をさらに室温で
攪拌混合し懸濁液を得る。

さらに防腐剤に少量の非イオン化水加えて得た第３の混
合物を室温でこの懸濁液加えて所望の遮光剤とする。

この発明の遮光剤の組成の一例を挙げると、７０Ｉ重量
％の水、４重量％のＥｕ５ｏｌｅｘ　２３２．４．５重
量％のトリエタンノルアミン、５重量％のメソキシナミ
ック酸、　２．５　＠量％のサリシリック酸、１重量％
のスリソベンゼン、４重量％のココイル　イミダシリン
、３重量％の柔軟剤、５重量％乳化剤、０．３５皿量％
の増厚剤および１重量％の防腐剤、抗酸化剤、芳香剤お
よびチレート剤を含んだものである さらに若干の日焼けがあってもよいならば、例えば、８
０重量％の水、４Ｉｉ量％のＥｕ５ｏｌｅｘ　２３２．
１重量％のスリソベンゼン、６重量％のココイルイミダ
ゾリン、３重量％の柔軟剤、５重量％乳化剤、０．３５
重量％の増厚剤および１重量％の防腐剤、抗酸化剤、芳
香剤およびチレート剤を含んだような組成でもよい。

（実施例） 実施例１ 下記の組成の遮光剤を下記の方法で製造した。

組成　　　　　　　　　　　重量％ 且念蚤↓ 非イオン化水　　　　　　　　　　７０．フＥｕ５ｏｌ
ｅｘ　　（Ｂ型吸収剤）４．０メトキシチナミツク酸 （Ｂ型吸収剤）５．０ サリシリック酸 （Ｂ型吸収剤）２．５ シリンベンゼン （Ｕｖｉｎｕｌ　ＭＳ−４０ＨＡ型吸収剤）１．０トリ
エタノールアミン （紫外線吸収剤溶解用）４．５ ココイルイミダゾリン （Ｍｌｒａｍｉｎｅ　ＣＣ；脂肪アミン）４．０ＥＤＴ
Ａ　（チレート剤）　　　　　　　　０．１０！念＆旦 ジメチコーン懸濁液 （Ｓｌｌｉｃｏｎ　２２５；　　柔軟剤）５．０非イオ
ン化水　　　　　　　　　　　５．０且含＆旦Ｌ Ｇｅｔｍａｌｌ　ＩＩ　（防腐剤）０．２Ｇｌｙｄａｎ
ｔ　　（防腐剤）０．３ 非イオン化水　　　　　　　　　　　１．０調合品Ｉの
調製には紫外線吸収剤、トリエタノールアミン、ＥＤＴ
Ａおよび脂肪アミンを木に混合し、清浄になるまで７０
”Ｃに保った。

次いでこれに調合品ＩＩのジメチコーン懸濁液と水とを
室温で加え、完全に攪拌した。最後に調合品ＩＩＩを室
温で加えて所望の遮光剤を得た。

実施例２ 下記の組成の遮光剤を実施例１と同様の方法で調製した
。

組成　　　　　　　　　　　重量％ 調合品■ 非イオン化水　　　　　　　　　　ａＯ，０Ｅｕｓｏｌ
ｅｘ　２３２　　（Ｂ型吸収剤）４．０スリソベンゼン （ｕｖｉｎｕｌ　ＭＳ−４０；　Ａ型吸収剤）１．０コ
コイル　イミダシリン （Ｍｉｒａｍｉｎ　ＣＣ；脂肪アミン）６．０ＥＤＴＡ
（チレート剤）０．１ ！魚＆Ｕ ジメチコーン懸濁液 （Ｓｉｌｉｃｏｎ　２２５；　　柔軟剤）５．０非イオ
ン化水　　　　　　　　　　　５．０！倉直ＩＩＩ Ｇａｒ＋ａａｌｌ　　（防腐剤）０，２Ｇｌｙｄａｎｔ
　　（防腐剤）０．３ 非イオン化水　　　　　　　　　　　１．０実施例３ 下記の組成の遮光剤を下記の方法で調製した。

組成　　　　　　　　　　　重量％ ！皇晶ユ Ｅｕｇａｌｅｘ　２３２ （Ｂ型吸収剤）　　　　　　　　　　　４．０スリソベ
ンゼン （Ｕｖｌｎｕｌ　ＭＳ−４０：　Ａ型吸収剤）２．０ス
テアラミドエチル ジエチルアミン（Ｃｈｅａ＋１ｃａｌ ｂａｓｅ６５３２．５ａｎｄｏｚ；脂肪アミン）８．０
エタノール　　　　　　　　　　　　８８．０この調合
品を７０°Ｃで完全に攪拌して、その後室温まで冷却し
てローション状の遮光剤を得た。アルコール蒸発後活性
のある黄色のペーストが得られ、水によく拡散すること
が確認された。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］酸類と脂肪アミンとを含んだ紫外線吸収剤を１種
   以上含んでなる ことを特徴とする紫外線吸収性化合物。 ［２］前記の紫外線吸収剤がスルイソベンゼンおよびシ
   オクチク酸などのＡ型吸収剤および２−フェニルベンジ
   ミドアゾル−５−スルフォニック酸、サルシリック酸、
   メソキシナミック酸、シナミックおよびフェルリック酸
   等のＢ吸収剤から選ばれる ことを特徴とする特許請求の範囲第［１］項記載の紫外
   線吸収性化合物。 ［３］前記の脂肪アミンがラウルアミドプロピルジメチ
   ルアミン、オレアミドプロピル　ジメチルアミン、リシ
   ノレアミドプロピル　ジメチルアミン、スレアルアミド
   エチイル　エサノルアミン、ステアルアミドエチル　ジ
   エチルアミン、ココイル　イミダゾリンおよびアルキル
   ジメチルアミンから選ばれる ことを特徴とする特許請求の範囲第［１］または［２］
   項記載の紫外線吸収性化合物。 ［４］酸類を含む吸収剤に対する脂肪アミンのモル比が
   ０．２５：１〜２：１である ことを特徴とする特許請求の範囲第［１］〜［３］のい
   ずれかの項記載の紫外線吸収性化合物。 ［５］前記のモル比が０．５：１〜１．２：１であるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第［４］項記載の紫外線
   吸収性化合物。 ［６］特許請求の範囲第［１］項記載の紫外線吸収性化
   合物を溶剤と共に有してなる 遮光剤。 ［７］前記溶剤がアルコールである ことを特徴とする特許請求の範囲第［６］項記載の遮光
   剤。 ［８］酸類、脂肪アミンおよび水と、さらに必要あれば
   、乳化剤、防腐剤、抗酸化剤、芳香剤、着色剤またはチ
   レート剤を含んだ１種以上の紫外線吸収剤からなる ことを特徴とする遮光剤。 ［９］前記の紫外線吸収剤がスルイソベンゼンおよびシ
   オクチク酸などのＵＶＡ型吸収剤および２−フェニルベ
   ンジミドアゾル−５−スルフォニック酸、サルシリック
   酸、メソキシナミック酸、シナミックおよびフェルリッ
   ク酸等のＢ型吸収剤から選ばれる ことを特徴とする特許請求の範囲第［８］項記載の遮光
   剤。 ［１０］前記の脂肪アミンがラウルアミドプロピルジメ
   チルアミン、オレアミドプロピル　ジメチルアミン、リ
   シノレアミドプロピル　ジメチルアミン、スレアルアミ
   ドエチイル　エサノルアミン、ステアルアミドエチル　
   ジエチルアミン、ココイル　イミダゾリンおよびアルキ
   ルジメチルアミンから選ばれる ことを特徴とする特許請求の範囲第［８］または［９］
   項記載の遮光剤。 ［１１］酸類を含んだ０．２５〜２０重量％のＡ型吸収
   剤、酸類を含んだ０．２５〜２０重量％のＢ型吸収剤、
   ０．５〜２０重量％の脂肪アミン、５０〜９０重量％の
   水、１〜２０重量％の柔軟剤、１〜１０重量％の乳化剤
   、０．０５〜２重量％の防腐剤および抗酸化剤、および
   １重量％未満の芳香剤、着色剤およびチレート剤を含ん
   でなる ことを特徴とする特許請求の範囲第［８］〜［１０］の
   いずれかの項記載の遮光剤。 ［１２］酸類を含んだ１〜８重量％のＡ型吸収剤、酸類
   を含んだ１〜８重量％のＢ型吸収剤、１〜８重量％の脂
   肪アミン、６０〜８０重量％の水、１〜５重量％の柔軟
   剤、１〜５重量％の乳化剤、０．１〜１重量％の防腐剤
   および抗酸化剤、および１重量％未満の芳香剤、着色剤
   およびチレート剤を含んでなる ことを特徴とする特許請求の範囲第［８］〜［１０］の
   いずれかの項記載の遮光剤。 ［１３］７０重量％の水、４重量％のスロレックス２３
   ２、４．５重量％のトリエタンノルアミン、５重量％の
   メソキシナミック酸、２．５重量％のサリシリック酸、
   １重量％のスリソベンゼン、４重量％のココイル　イミ
   ダゾリン、３重量％の柔軟剤、５重量％乳化剤、０．３
   ５重量％の増厚剤および１重量％の防腐剤、抗酸化剤、
   芳香剤およびチレート剤を含んでなる ことを特徴とする特許請求の範囲第［８］項記載の遮光
   剤。 ［１４］８０重量％の水、４重量％のスロレックス２３
   ２、１重量％のスリソベンゼン、６重量％のココイル　
   イミダゾリン、３重量％の柔軟剤、５重量％乳化剤、０
   ．３５重量％の増厚剤および１重量％の防腐剤、抗酸化
   剤、芳香剤およびチレート剤を含んでなる ことを特徴とする特許請求の範囲第［８］項記載の遮光
   剤。 ［１５］２重量％のスリソベンンゼン、４重量％２−フ
   ェニルベンジミダゾル−５−スルフォニック酸、８重量
   ％のステアラミドエチル　ヂエチルアミノおよび８８重
   量％のエタノールを含んでなることを特徴とする特許請
   求の範囲第［７］項記載の遮光剤。