JPS63233812A - 合成樹脂成形品の製造方法 - Google Patents
合成樹脂成形品の製造方法Info
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- JPS63233812A JPS63233812A JP6981487A JP6981487A JPS63233812A JP S63233812 A JPS63233812 A JP S63233812A JP 6981487 A JP6981487 A JP 6981487A JP 6981487 A JP6981487 A JP 6981487A JP S63233812 A JPS63233812 A JP S63233812A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/1418—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the inserts being deformed or preformed, e.g. by the injection pressure
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
(産業上の利用分野)
本発明は合成樹脂成形品の製造方法に係り、詳しくは反
応射出成形(以下、RIM成形という。)による合成樹
脂成形品の製造方法に関するものである。
応射出成形(以下、RIM成形という。)による合成樹
脂成形品の製造方法に関するものである。
(従来の技術)
合成樹脂成形品の代表的な製造方法の一つに81M成形
法がある。
法がある。
・RIM成形は型締装置に支持された成形型のキャビテ
ィ内に、混合ヘッドから反応硬化性樹脂を3〜7ko/
crn″程度の低圧で緩かに射出する成形法であるから
、成形型や型締装置にそれほど高い強度は要求されない
。従って、比較的簡易かつ安価な成形型や型締装置を使
用することができ、ひいては成形品の製造コストを低減
することができる特徴がある。
ィ内に、混合ヘッドから反応硬化性樹脂を3〜7ko/
crn″程度の低圧で緩かに射出する成形法であるから
、成形型や型締装置にそれほど高い強度は要求されない
。従って、比較的簡易かつ安価な成形型や型締装置を使
用することができ、ひいては成形品の製造コストを低減
することができる特徴がある。
ところで、成形型のキャビティ内に反応硬化性樹脂を射
出するためには同キャビティ内の空気を外部に逃がす必
要がある。従来の成形型はそれ自体空気を通さないため
、成形型の要所に空気逃げ用のエアベントを設けている
。
出するためには同キャビティ内の空気を外部に逃がす必
要がある。従来の成形型はそれ自体空気を通さないため
、成形型の要所に空気逃げ用のエアベントを設けている
。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、前記81M成形法ではキャビティ内の空気を
反応硬化性樹脂で直接押し出すことによりエアベントか
ら逃がしていたため、同空気が反応硬化性樹脂の内部に
巻き込まれたり、成形型と反応硬化性樹脂との間に残留
したりして、成形品の欠陥の原因となるおそれがあった
。
反応硬化性樹脂で直接押し出すことによりエアベントか
ら逃がしていたため、同空気が反応硬化性樹脂の内部に
巻き込まれたり、成形型と反応硬化性樹脂との間に残留
したりして、成形品の欠陥の原因となるおそれがあった
。
また、反応硬化性樹脂がキャビティ内に噴出状に射出さ
れるため、良質な合成樹脂成形品が得られない場合もあ
った。
れるため、良質な合成樹脂成形品が得られない場合もあ
った。
さらに、反応硬化性樹脂と成形型との間の付着性が強い
ので、離型作業を円滑に行うために離型剤の塗布が必須
となっており、製造工数が増えていた。
ので、離型作業を円滑に行うために離型剤の塗布が必須
となっており、製造工数が増えていた。
発明の構成
(問題点を解決するための手段)
そこで、本第1発明の合成樹脂成形品の製造方法は、分
割タイプの成形型の少なくとも一方を通気性多孔質の成
形型とし、両成形型の間に合成樹脂フィルムを介装させ
る工程と、両成形型の型締めが終了する直前に通気性多
孔質の成形型からキャビティ内を圧空して他の成形型に
合成樹脂フィルムを密着させる工程と、両成形型の型締
めが終了した後に前記他の成形型と合成樹脂フィルムと
の間に反応硬化性樹脂を射出して反応射出成形を行う工
程と、両成形型を開いて合成樹脂成形品を離型させる工
程とから構成した。
割タイプの成形型の少なくとも一方を通気性多孔質の成
形型とし、両成形型の間に合成樹脂フィルムを介装させ
る工程と、両成形型の型締めが終了する直前に通気性多
孔質の成形型からキャビティ内を圧空して他の成形型に
合成樹脂フィルムを密着させる工程と、両成形型の型締
めが終了した後に前記他の成形型と合成樹脂フィルムと
の間に反応硬化性樹脂を射出して反応射出成形を行う工
程と、両成形型を開いて合成樹脂成形品を離型させる工
程とから構成した。
また、本第2発明の合成樹脂成形品の製造方法は、分割
タイプの成形型の少なくとも一方を通気性多孔質の成形
型とし、両成形型の間に合成樹脂フィルムを介装させる
工程と、両成形型の型締めが終了する直前に通気性多孔
質の成形型からキャビティ内を圧空して他の成形型に合
成樹脂フィルムを密着させる工程と、両成形型の型締め
が終了した後に、通気性多孔質の成形型からキャビティ
内を減圧しながら又は減圧してから、前記他の成形型と
合成樹脂フィルムとの間に反応硬化性樹脂を射出して反
応射出成形を行う工程と、両成形型を開いて合成樹脂成
形品を離型させる工程とから構成した。
タイプの成形型の少なくとも一方を通気性多孔質の成形
型とし、両成形型の間に合成樹脂フィルムを介装させる
工程と、両成形型の型締めが終了する直前に通気性多孔
質の成形型からキャビティ内を圧空して他の成形型に合
成樹脂フィルムを密着させる工程と、両成形型の型締め
が終了した後に、通気性多孔質の成形型からキャビティ
内を減圧しながら又は減圧してから、前記他の成形型と
合成樹脂フィルムとの間に反応硬化性樹脂を射出して反
応射出成形を行う工程と、両成形型を開いて合成樹脂成
形品を離型させる工程とから構成した。
(作用)
第1発明において、両成形型の型締めが終了する直前に
、通気性多孔質の成形型からキャビティ内を圧空すると
、合成樹脂フィルムは他の成形型に密着するため、他の
成形型と合成樹脂フィルムとの間に空気はほとんど存在
しなくなる。
、通気性多孔質の成形型からキャビティ内を圧空すると
、合成樹脂フィルムは他の成形型に密着するため、他の
成形型と合成樹脂フィルムとの間に空気はほとんど存在
しなくなる。
次いで、両成形型の型締めが終了した後に前記他の成形
型と合成樹脂フィルムとの間に反応硬化性樹脂を射出す
ると、その間に空気はほとんど存在しないため、空気が
反応硬化性樹脂の内部に巻き込まれたり、表面に残留し
たりすることはない。
型と合成樹脂フィルムとの間に反応硬化性樹脂を射出す
ると、その間に空気はほとんど存在しないため、空気が
反応硬化性樹脂の内部に巻き込まれたり、表面に残留し
たりすることはない。
また、通気性多孔質の成形型と合成樹脂フィルムとの間
の空気は、合成樹脂フィルムに押されて通気性多孔質の
成形型から逃げるため、空気が射出を妨げることもない
。
の空気は、合成樹脂フィルムに押されて通気性多孔質の
成形型から逃げるため、空気が射出を妨げることもない
。
また、合成樹脂フィルムが反応硬化性樹脂の射出時の噴
出を防止するため、静かな射出が行われる。さらに、合
成樹脂成形品の離型時に合成樹脂フィルムは離型剤の代
用として作用する。
出を防止するため、静かな射出が行われる。さらに、合
成樹脂成形品の離型時に合成樹脂フィルムは離型剤の代
用として作用する。
第2発明においては、前記第1発明の作用に加え、通気
性多孔質の成形型と合成樹脂フィルムとの間の空気が積
極的に除去される。
性多孔質の成形型と合成樹脂フィルムとの間の空気が積
極的に除去される。
(第1実施例)
以下、本発明を具体化した第1実施例を第1〜6図に従
って説明する。
って説明する。
本実施例により製造する合成樹脂成形品1は例えば自動
車用コンソールボックスの蓋であって、第5図に示すよ
うに、反応硬化性樹脂よりなる基材2と、同基材2の表
面に付着された合成樹脂フィルムよりなる表面加飾層3
とから構成されるものである。
車用コンソールボックスの蓋であって、第5図に示すよ
うに、反応硬化性樹脂よりなる基材2と、同基材2の表
面に付着された合成樹脂フィルムよりなる表面加飾層3
とから構成されるものである。
前記反応硬化性樹脂としてはポリウレタン、ナイロン、
ウレア、ジシクロペンタジェン等を例示することができ
るが、これらに限定されるものではないし、その性質は
高接着性であっても高剥離性であってもよい。本実施例
では高接着性のポリウレタンを使用している。
ウレア、ジシクロペンタジェン等を例示することができ
るが、これらに限定されるものではないし、その性質は
高接着性であっても高剥離性であってもよい。本実施例
では高接着性のポリウレタンを使用している。
また、前記合成樹脂フィルムの素材としてはポリプロピ
レン、ポリエチレン等のオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、飽和ポリエステル等を例示することができるが、
上記と同様これらに限定されるものではないし、その性
質も限定されない。
レン、ポリエチレン等のオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、飽和ポリエステル等を例示することができるが、
上記と同様これらに限定されるものではないし、その性
質も限定されない。
本実価例では高剥離性のポリプロピレンを使用している
が、合成樹脂フィルムの表面にプライマ処理、フレーム
処理等の接着性向上処理が施されているため、基材2と
の接着性は確保されている。
が、合成樹脂フィルムの表面にプライマ処理、フレーム
処理等の接着性向上処理が施されているため、基材2と
の接着性は確保されている。
本実施例の製造方法に使用するRIM成形機は、開閉可
能な上下二分割タイプの成形型5と、同成形型5を支持
して開閉及び締付けを行うための型締装置6と、同成形
型5のキャビティ内に反応硬化性樹脂を射出するための
混合ヘッド7と、その他の図示しない付属装置とから構
成されている。
能な上下二分割タイプの成形型5と、同成形型5を支持
して開閉及び締付けを行うための型締装置6と、同成形
型5のキャビティ内に反応硬化性樹脂を射出するための
混合ヘッド7と、その他の図示しない付属装置とから構
成されている。
前記成形型5の上部成形型8はその中央部に断面略矩形
の凸部9を有するオス型であって、鋼材により形成され
、通気性は有していない。また、成形型5の下部成形型
10はその中央部に前記凸部9より大きい断面略矩形の
凹部11を有するメス型であって、同凹部11とパーテ
ィング面10aとを構成するよう多孔質電鋳により形成
された通気性多孔質の電鋳金型12と、同電鋳金型12
の背面四隅を密閉状に支持する支持箱体13と、同N鋳
金型12の背面中央部を支持する支持部材14とから構
成されている。前記凸部9と凹部11との間に合成樹脂
成形品1と同形のキャビティ15が形成される。
の凸部9を有するオス型であって、鋼材により形成され
、通気性は有していない。また、成形型5の下部成形型
10はその中央部に前記凸部9より大きい断面略矩形の
凹部11を有するメス型であって、同凹部11とパーテ
ィング面10aとを構成するよう多孔質電鋳により形成
された通気性多孔質の電鋳金型12と、同電鋳金型12
の背面四隅を密閉状に支持する支持箱体13と、同N鋳
金型12の背面中央部を支持する支持部材14とから構
成されている。前記凸部9と凹部11との間に合成樹脂
成形品1と同形のキャビティ15が形成される。
前記多孔質電鋳とは、if電着金属多孔質となるように
調整して行う電鋳をいう。従って、電着金属には多数の
穴が発生し、これらの穴は電着金属とともに拡径しなが
ら成長して電鋳金型12の通気孔16となっている。
調整して行う電鋳をいう。従って、電着金属には多数の
穴が発生し、これらの穴は電着金属とともに拡径しなが
ら成長して電鋳金型12の通気孔16となっている。
また、下部成形型10にはその内部を圧空及び減圧する
ためのポンプ装置17が接続されている。
ためのポンプ装置17が接続されている。
さて、上記成形機を使用して合成樹脂成形品を製°造す
る方法は次の通りである。
る方法は次の通りである。
■ まず、第1図に示すように上部成形型8と下部成形
型10とを開いた状態で、上部成形型8の成形面にのみ
離型剤を塗布する。そして、同成形型8.10の間に表
面加飾層3を形成するための合成樹脂フィルム18(ポ
リプロピレン)を介装させる。
型10とを開いた状態で、上部成形型8の成形面にのみ
離型剤を塗布する。そして、同成形型8.10の間に表
面加飾層3を形成するための合成樹脂フィルム18(ポ
リプロピレン)を介装させる。
■ 次いで、同成形型8.10を閉じてゆき、第2図に
示すようにそれらの型締めが終了する直前に、ポンプ装
置17を圧空側に作動させて、通気性多孔質の下部成形
型10からキャビティ15内を圧空する。こうすると、
合成樹脂フィルム18は上部成形型8に密着するため、
上部成形型8と合成樹脂フィルム18との間に空気はほ
とんど存在しなくなる。
示すようにそれらの型締めが終了する直前に、ポンプ装
置17を圧空側に作動させて、通気性多孔質の下部成形
型10からキャビティ15内を圧空する。こうすると、
合成樹脂フィルム18は上部成形型8に密着するため、
上部成形型8と合成樹脂フィルム18との間に空気はほ
とんど存在しなくなる。
■ 次いで、第3図に示すように、同成形型8゜10の
型締めが終了した後、ポンプ装置17を吸引側に作動さ
せて、通気性多孔質の下部成形型10からキャビティ1
5内を減圧する。従って、下部成形型10と合成樹脂フ
ィルム18との間の空問にも空気がほとんど存在しなく
なる。このとき、上部成形型8と合成樹脂フィルム18
との間の気圧より、下部成形型10と合成樹脂フィルム
18との間の気圧の方が低くなると、合成樹脂フィルム
18は下部成形型10に密着する。
型締めが終了した後、ポンプ装置17を吸引側に作動さ
せて、通気性多孔質の下部成形型10からキャビティ1
5内を減圧する。従って、下部成形型10と合成樹脂フ
ィルム18との間の空問にも空気がほとんど存在しなく
なる。このとき、上部成形型8と合成樹脂フィルム18
との間の気圧より、下部成形型10と合成樹脂フィルム
18との間の気圧の方が低くなると、合成樹脂フィルム
18は下部成形型10に密着する。
なお、上記減圧工程は次の射出工程と同時に行ってもよ
い。すなわち、キャビティ15内を減圧しながら射出す
ることも可能である。
い。すなわち、キャビティ15内を減圧しながら射出す
ることも可能である。
■ 次いで、第4図に示すように、混合ヘッド7から前
記上部成形型8と合成樹脂フィルム18との間に反応硬
化性樹脂19(ポリウレタン)を射出してキャビティ1
5内に充満させ、反応射出酸゛形を行う。このとき、上
部成形型8と合成樹脂フィルム18との間に空気はほと
んど存在しないため、空気が反応硬化性樹脂19の内部
に巻き込まれたり、表面に残留したりすることはない。
記上部成形型8と合成樹脂フィルム18との間に反応硬
化性樹脂19(ポリウレタン)を射出してキャビティ1
5内に充満させ、反応射出酸゛形を行う。このとき、上
部成形型8と合成樹脂フィルム18との間に空気はほと
んど存在しないため、空気が反応硬化性樹脂19の内部
に巻き込まれたり、表面に残留したりすることはない。
また、下部成形型10と合成樹脂フィルム18との間に
も空気がほとんど存在しないため、空気が射出を妨げる
こともない。
も空気がほとんど存在しないため、空気が射出を妨げる
こともない。
■ 反応硬化性樹脂が硬化した後に、画成形型8゜10
を開いて合成樹脂成形品1を離型させ、その周囲のパリ
等を除去すれば、合成樹脂成形品1が完成する。この離
型時において、本実施例では合成樹脂フィルム18に高
剥離性のポリプロピレンを使用しているため、合成樹脂
フィルム18と下部成形型10との間を離型剤を使用し
なくても容易に離型させることができる。なお、合成樹
脂フィルム18と反応硬化性樹脂19との間の接着性は
前記接着性向上処理によって確保され、合成樹脂フィル
ム18は基材2と一体化して表面加飾層3となる。
を開いて合成樹脂成形品1を離型させ、その周囲のパリ
等を除去すれば、合成樹脂成形品1が完成する。この離
型時において、本実施例では合成樹脂フィルム18に高
剥離性のポリプロピレンを使用しているため、合成樹脂
フィルム18と下部成形型10との間を離型剤を使用し
なくても容易に離型させることができる。なお、合成樹
脂フィルム18と反応硬化性樹脂19との間の接着性は
前記接着性向上処理によって確保され、合成樹脂フィル
ム18は基材2と一体化して表面加飾層3となる。
上記の通り、本実施例の合成樹脂フィルム18は空気除
去と離型性向上と表面加飾層という三つの機能を兼ねて
いる。
去と離型性向上と表面加飾層という三つの機能を兼ねて
いる。
従って、本製造方法によれば欠陥のない良質な合成樹脂
成形品1を得ることができるばかりでなく、成形型5か
らの合成樹脂成形品1の離型が容易になるため、離型剤
塗布の作業が軽減され、31M成形と同時に合成樹脂成
形品の表面加飾層を形成することができるため、製造工
数を減少させることもできるという効果がある。
成形品1を得ることができるばかりでなく、成形型5か
らの合成樹脂成形品1の離型が容易になるため、離型剤
塗布の作業が軽減され、31M成形と同時に合成樹脂成
形品の表面加飾層を形成することができるため、製造工
数を減少させることもできるという効果がある。
(第2実施例)
続いて、本発明の第2実施例を第7〜9図に従って説明
すると、本実施例は合成樹脂フィルム18を合成樹脂成
形品の表面加fs層3として設けるのではなく、合成樹
脂成形品1の裏面にその離型性を高めるために一時的に
設ける点、これに伴い上部成形型8を通気性多孔質のオ
ス型とし、下部成形型10を通気性のないメス型とした
点、キャビティ15内の減圧を省略した点等においての
み、第1実施例と相違している。
すると、本実施例は合成樹脂フィルム18を合成樹脂成
形品の表面加fs層3として設けるのではなく、合成樹
脂成形品1の裏面にその離型性を高めるために一時的に
設ける点、これに伴い上部成形型8を通気性多孔質のオ
ス型とし、下部成形型10を通気性のないメス型とした
点、キャビティ15内の減圧を省略した点等においての
み、第1実施例と相違している。
すなわち、本実施例の製造方法は次の通りである。
■ まず、第7図に示すように上部成形型8と°下部成
形型10とを開いた状態で、下部成形型10の成形面に
のみ離型剤を塗布する。そして、画成形型8、10の間
に合成樹脂フィルム18を介装させる。本実施例の合成
樹脂フィルム18はポリプロピレン製であり、接着性向
上処理が施されていないため高剥離性のものである。
形型10とを開いた状態で、下部成形型10の成形面に
のみ離型剤を塗布する。そして、画成形型8、10の間
に合成樹脂フィルム18を介装させる。本実施例の合成
樹脂フィルム18はポリプロピレン製であり、接着性向
上処理が施されていないため高剥離性のものである。
■ 次いで、画成形型8.10を閉じてゆき、第8図に
示す通りそれらの型締めが終了する直前に、ポンプ装r
1117を圧空側に作動させて、通気性多孔質の上部成
形型8からキャビティ15内を圧空する。こうすると、
合成樹脂フィルム18は下部成形型10に密着するため
、下部成形型10と合成樹脂フィルム18との間に空気
はほとんど存在しなくなる。
示す通りそれらの型締めが終了する直前に、ポンプ装r
1117を圧空側に作動させて、通気性多孔質の上部成
形型8からキャビティ15内を圧空する。こうすると、
合成樹脂フィルム18は下部成形型10に密着するため
、下部成形型10と合成樹脂フィルム18との間に空気
はほとんど存在しなくなる。
■ 次いで、第9図に示すように、画成形型8゜10の
型締めが終了した後、下部成形型側に設けた図示しない
混合ヘッドから前記下部成形型10と合成樹脂フィルム
18との間に反応硬化性樹脂19(ポリウレタン)を射
出してキャビティ15内に充満させ、反応射出成形を行
う。このとき、下部成形型10と合成樹脂フィルム18
との間に空気はほとんど存在しないため、空気が反応硬
化性樹脂19の内部に巻き込まれたり、表面に残留した
りすることはない。また、上部成形型8と合成樹脂フィ
ルム18との間の空気は、合成樹脂フィルム18に押さ
れて1部成形型8の通気孔1θから逃げるため、空気が
射出を妨げることもないさらに、合成樹脂フィルム18
が反応硬化性樹脂19の射出時の噴出を防止するため、
静かな射出が行われ、良質な合成樹脂成形品1を形成す
ることができる。
型締めが終了した後、下部成形型側に設けた図示しない
混合ヘッドから前記下部成形型10と合成樹脂フィルム
18との間に反応硬化性樹脂19(ポリウレタン)を射
出してキャビティ15内に充満させ、反応射出成形を行
う。このとき、下部成形型10と合成樹脂フィルム18
との間に空気はほとんど存在しないため、空気が反応硬
化性樹脂19の内部に巻き込まれたり、表面に残留した
りすることはない。また、上部成形型8と合成樹脂フィ
ルム18との間の空気は、合成樹脂フィルム18に押さ
れて1部成形型8の通気孔1θから逃げるため、空気が
射出を妨げることもないさらに、合成樹脂フィルム18
が反応硬化性樹脂19の射出時の噴出を防止するため、
静かな射出が行われ、良質な合成樹脂成形品1を形成す
ることができる。
■ 反応硬化性樹脂が硬化した後に、筒成形型810を
開いて合成樹脂成形品1を離型させ、合成樹脂成形品1
の裏面に付着した合成樹脂フィルム18をはがし、周囲
のパリ等を除去すれば、反応硬化性樹脂のみよりなる合
成樹脂成形品1が完成離型剤を使用しなくても容易に離
型させることができる。
開いて合成樹脂成形品1を離型させ、合成樹脂成形品1
の裏面に付着した合成樹脂フィルム18をはがし、周囲
のパリ等を除去すれば、反応硬化性樹脂のみよりなる合
成樹脂成形品1が完成離型剤を使用しなくても容易に離
型させることができる。
上記の通り、本実施例の合成樹脂フィルム18は空気除
去と離型性向上の二つの機能を兼ねている。
去と離型性向上の二つの機能を兼ねている。
従って、本製造方法によれば合成樹脂フィルム18によ
って表面加飾層が形成されないことを除き、前記第1実
施例と同様の作用効果を奏する。
って表面加飾層が形成されないことを除き、前記第1実
施例と同様の作用効果を奏する。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるものでは
なく、例えば以下のように発明の趣旨から通説しない範
囲で任意に変更して具体化することもできる。
なく、例えば以下のように発明の趣旨から通説しない範
囲で任意に変更して具体化することもできる。
(1) 通気性多孔質の成形型は前記多孔質電鋳、 に
よる電鋳金型に限定されず、通気性のない電鋳金型・精
密鋳造による金型・型彫りによる金型等に、レーザー加
工、キリ加工等によって通気孔を穿孔したものでもよい
。
よる電鋳金型に限定されず、通気性のない電鋳金型・精
密鋳造による金型・型彫りによる金型等に、レーザー加
工、キリ加工等によって通気孔を穿孔したものでもよい
。
(2) 合成樹脂フィルム及び反応硬化性樹脂の種類を
変更しうろことは前述した通りである。反応硬化性樹脂
から合成樹脂フィルムをはがす態様においては両者間の
接着性の低い組み合わせが好ましく、はがさない態様に
おいては両者間の接着性の高い組み合わせが好ましい。
変更しうろことは前述した通りである。反応硬化性樹脂
から合成樹脂フィルムをはがす態様においては両者間の
接着性の低い組み合わせが好ましく、はがさない態様に
おいては両者間の接着性の高い組み合わせが好ましい。
(3) 筒成形型を通気性多孔質の成形型としてもよい
。
。
(4) 本発明は自動車用部品のみならず、家具、日用
品、その他のあらゆる用途に供される合成樹脂成形品の
!!1造方法として具体化することができる。
品、その他のあらゆる用途に供される合成樹脂成形品の
!!1造方法として具体化することができる。
発明の効果
以上詳述したように、本発明は欠陥のない良質な合成樹
脂成形品を得ることができるばかりでなく、成形型から
の合成樹脂成形品の離型が容易になり、離型剤塗布の作
業が軽減されるという優れた効果を奏する。
脂成形品を得ることができるばかりでなく、成形型から
の合成樹脂成形品の離型が容易になり、離型剤塗布の作
業が軽減されるという優れた効果を奏する。
第1〜6図は本発明を具体化した第1実施例を示し、第
1図は成形型を開いた状態の断面図、第2図は成形型の
型締め直前の状態の断面図、第3゜図は成形型の型締め
後の状態の断面図、第4図は成形型の樹脂射出後の状態
の断面図、第5図は合成樹脂成形品の断面図、第6図は
成形機全体の正面図である。また、第7〜9図は第2実
施例を示し、第7図は成形型を開いた状態の断面図、第
8図は成形型の型締め直前の状態の断面図、第9図は成
形型の樹脂射出後の状態の断面図である。 1・・・合成樹脂成形品、8・・・上部成形型、1o・
・・下部成形型、15・・・キャビティ、18・・・合
成樹脂フィルム。 特許出願人 江南特殊産業株式会社代 理 人
弁理士 恩1)博宣II 8−[”ソ”1 第4im 図面そ′ N5図 C
1図は成形型を開いた状態の断面図、第2図は成形型の
型締め直前の状態の断面図、第3゜図は成形型の型締め
後の状態の断面図、第4図は成形型の樹脂射出後の状態
の断面図、第5図は合成樹脂成形品の断面図、第6図は
成形機全体の正面図である。また、第7〜9図は第2実
施例を示し、第7図は成形型を開いた状態の断面図、第
8図は成形型の型締め直前の状態の断面図、第9図は成
形型の樹脂射出後の状態の断面図である。 1・・・合成樹脂成形品、8・・・上部成形型、1o・
・・下部成形型、15・・・キャビティ、18・・・合
成樹脂フィルム。 特許出願人 江南特殊産業株式会社代 理 人
弁理士 恩1)博宣II 8−[”ソ”1 第4im 図面そ′ N5図 C
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、分割タイプの成形型(8、10)の少なくとも一方
を通気性多孔質の成形型(8、10)とし、両成形型(
8、10)の間に合成樹脂フィルム(18)を介装させ
る工程と、 両成形型(8、10)の型締めが終了する直前に通気性
多孔質の成形型(8、10)からキャビティ(15)内
を圧空して他の成形型(8、10)に合成樹脂フィルム
(18)を密着させる工程と、両成形型(8、10)の
型締めが終了した後に前記他の成形型(8、10)と合
成樹脂フィルム(18)との間に反応硬化性樹脂(19
)を射出して反応射出成形を行う工程と、 両成形型(8、10)を開いて合成樹脂成形品(1)を
離型させる工程とからなる合成樹脂成形品の製造方法。 2、前記合成樹脂フィルム(18)はプライマ処理、フ
レーム処理等の接着性向上処理を施したものである特許
請求の範囲第1項に記載の合成樹脂成形品の製造方法。 3、前記合成樹脂フィルム(18)はポリオレフィン系
等の高剥離性の合成樹脂よりなるものである特許請求の
範囲第1項に記載の合成樹脂成形品の製造方法。 4、分割タイプの成形型(8、10)の少なくとも一方
を通気性多孔質の成形型(8、10)とし、両成形型(
8、10)の間に合成樹脂フィルム(18)を介装させ
る工程と、 両成形型(8、10)の型締めが終了する直前に通気性
多孔質の成形型(8、10)からキャビティ(15)内
を圧空して他の成形型(8、10)に合成樹脂フィルム
(18)を密着させる工程と、両成形型(8、10)の
型締めが終了した後に、通気性多孔質の成形型(8、1
0)からキャビティ(15)内を減圧しながら又は減圧
してから、前記他の成形型(8、10)と合成樹脂フィ
ルム(18)との間に反応硬化性樹脂(19)を射出し
て反応射出成形を行う工程と、 両成形型(8、10)を開いて合成樹脂成形品(1)を
離型させる工程とからなる合成樹脂成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6981487A JPS63233812A (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | 合成樹脂成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6981487A JPS63233812A (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | 合成樹脂成形品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63233812A true JPS63233812A (ja) | 1988-09-29 |
Family
ID=13413605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6981487A Pending JPS63233812A (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | 合成樹脂成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63233812A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0434814A1 (en) * | 1989-07-17 | 1991-07-03 | Libbey-Owens-Ford Co. | Molded composites |
JP2007130936A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Nippon Plast Co Ltd | 自動車用内装部品の製造方法及び自動車用内装材 |
-
1987
- 1987-03-24 JP JP6981487A patent/JPS63233812A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0434814A1 (en) * | 1989-07-17 | 1991-07-03 | Libbey-Owens-Ford Co. | Molded composites |
JP2007130936A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Nippon Plast Co Ltd | 自動車用内装部品の製造方法及び自動車用内装材 |
JP4698391B2 (ja) * | 2005-11-11 | 2011-06-08 | 日本プラスト株式会社 | 自動車用内装部品の製造方法及び自動車用内装材 |
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