JPS63233696A - Ｙ／ｃ分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はＹ／Ｃ分離装置に関し、特に、デジタルテレビ
ジョン受像機に適用して好適なものである。

［従来の技術］ 近年、画質を向上させるべく、コンポジットビデオ信号
をアナログ／デジタル変換回路を介して、一旦、デジタ
ル信号に変換してＹ／Ｃ分離及び３原色信号Ｒ，Ｇ、Ｈ
の復調等の処理を実行し、その後、アナログ信号に戻し
て表示動作させるようにしたデジタルテレビジョン受像
機が実現されている。

このようなテレビジョン受像機において、アナログ／デ
ジタル変換におけるサンプリングクロック信号は、カラ
ーバースト信号に位相ロックし、カラーサブキャリア周
波数の４倍の周波数を有するように形成される（以下、
かかるクロック信号の形成方法をバーストロック方式と
呼ぶ）。

テレビジョン放送等の時間的なゆらぎ（ジッタ）がない
ビデオ信号に対して、このバーストロック方式によるサ
ンプリングクロック信号によってサンプリングして信号
処理を実現する場合には、良好な処理を実行できる。

ところで、近年、テレビジョン受像機をテレビジョン放
送の受信だけでなく、ビデオテープレコーダの表°示装
置やコンピュータゲーム機の表示装置として併用できる
ようにしたものが提案されてきている。ビデオテープレ
コーダによって再生されたビデオ信号はジッタを有する
ものである。また、コンピュータゲーム機から出力され
たビデオ信号は、ノンインターレース走査方式を採用し
ているため、輝度信号及び色信号のインターリーブがと
れていないものである。このようなジッタを有し、及び
又はインターリーブがとれていないビデオ信号（以下、
非標準ビデオ信号と呼ぶ）を、バーストロック方式によ
るサンプリングクロック信号によってサンプリングした
場合、いわゆる櫛形フィルタ方式に従うＹ／Ｃ分離につ
いて以下のような不都合が生じる 上下の水平走査ラインにおけるサンプリング点の位相が
ずれてしまいデータが対応しなくなるなめ、３！ｉ確な
演算を行うことができず、解像度が十分にとれず、二重
に写る等の不都合が発生する。

また、いわゆる倍速スキャンの場合に、１／２水平走査
期間の時点と、クロック信号が発生する時点とが無関係
になり、上下の水平走査ラインの位置を合わせられず、
解像度を低下させる。

そこで、カラーバースト信号に位相を合わせてクロック
信号を作成するのではなく、水平同期信号を分周してサ
ンプリングクロック信号を形成する方式（以下、Ｈロッ
ク方式と呼ぶ）が提案されている。

［発明が解決しようとする問題点］ この■（ロック方式によりタロツク信号を形成すると、
水平同期信号からクロック信号を形成しているので、輝
度信号については水平走査ラインの上下で演算を適切に
行うためのデータを得ることができる。

しかし、トＩロック方式を採用した場合、非標準ビデオ
信号におけるクロマ信号については、水平走査ラインの
上下で位相が規定されたものではなくなるので、櫛形フ
ィルタ分離方式に従い分離しても分離が不十分な場合が
発生する。また、クロマ信号を分離した後色信号に復調
する場合に、復調の基準となるカラーサブキャリア信号
をクロック信号とは別回路で形成しているので、ジッタ
等を有する非標準ビデオ信号に対して復調動作が良好に
行われないことも生じていた。

本発明は以上の点を考慮してなされたもので、サンプリ
ングクロック信号の発生方式としてＨロック方式を採用
した場合においても、各種のビデオ信号に対して良好な
りロマ信号を得ることができ、色信号を良好に復調し得
るＹ／Ｃ分離装置を提供しようとするものである。

［問題点を解決するための手段］ かかる問題点を解決するため、本発明においては、コン
ポジットビデオ信号をデジタルデータに変換した後、輝
度信号及びクロマ信号を分離するＹ／Ｃ分離装置におい
て、輝度信号及びクロマ信号を分離する分離方式が異な
る複数の分離手段と、当該選択制御手段によって分離さ
れたクロマ信号のカラーバースト化“号に基づいて、分
離されたクロマ信号のうち最適なものを決定し、または
、分離された各クロマ信号の合成割合を決定する選択制
御手段と、当該選択制御手段からの指令信号に応じてい
ずれかのクロマ信号を選択し、または、複数のクロマ信
号を指令割合で合成して出力クロマ信号を形成するクロ
マ信号出力手段とを備えた。

［作用］ クロマ信号の位相に無関係に決定されるクロック信号の
発生方式を採用されている場合、分離されたクロマ信号
のカラーバースト信号のレベル、位相はジッタ等に応じ
て変動する。しかも、その変動量は分離方式によって異
なる。そこで、選択制御手段が複数の分離手段からのク
ロマ信号のカラーバースト信号に基づいて最適なりロマ
信号を決定し、またはクロマ信号の合成割合を決定し、
この決定に基づいなりロマ信号をクロマ信号出力手段が
形成して出力するようにした。

その結果、クロック信号がクロマ信号の位相に無関係に
形成されるものであっても良好なりロマ信号を分離して
出力することができる。

［実施例］ 以下、本発明をビデオテープレコーダに適用しな一実施
例を図面を参照しながら詳述する。

第１図において、Ｈロック方式に従い形成されたタロツ
クｆ言号によってサンプリングされたコンポジットビデ
オ信号ＣＯＭＰが、当該Ｙ／Ｃ分離装置１に与えられる
。

この分離装置１は、櫛形フィルタ分離方式に従いクロマ
信号ＣＣを分離する櫛形フィルタ分離回路２と、周波数
分離方式に従いビデオ信号の周波数軸でクロマ信号ＣＩ
”を分離する周波数分離回路（バンドパスフィルタ〉３
とを備え、各分離回路２及び３で分離されたクロマ信号
ＣＣ及びＣＦは分離方式選択制御回路４に与えられる。

分離方式選択制御回路４は、到来するクロマ信号ＣＣ及
びＣＦに基づいて、いずれのクロマ信号ＣＣまたはＣＦ
を選択するかを指示し、または、クロマ信号ＣＣまたは
ＣＦの重畳割合を指示する係数信号Ｋ及び（１−Ｋ）を
形成してそれぞれ乗算回路５及び６に与える。

乗算回路５は、分離回路２からクロマ信号ＣＣが与えら
れており、このクロマ信号ＣＣを到来する係数信号Ｋが
指示する係数倍して加算回路７に与える。また、乗算回
路６は、分離回路３からクロマ信号ＣＦが与えられてお
り、このクロマ信号ＣＦを到来する係数信号（１−Ｋ）
が指示する係数倍して加算回路゛７に与える。加算回路
７はこれら係数倍されたクロマ信号を加算して出力クロ
マ信号Ｃを得て出力すると共に、減算回路８に与える。

また、減算回路８には、コンポジットビデオ信号ＣＯＭ
Ｐがクロマ信号Ｃとの位相同期用の遅延回路９を介して
与えられ、このコンポジットビデオ信号ＣＯＭＰからク
ロマ信号Ｃを減算することにより輝度信号Ｙを得て出力
するようになされている。

分離方式選択制御回路４は、詳細には、以下に述べるｔ
ａ成を有する。

各分離回路２及び３から出力されたクロマ信号ＣＣ及び
ＣＦは、減算回路１０に与えられ、減算回路１０におい
て相互の差分が得られた後、パーストゲート回路１１に
与えられる。このパーストゲート回路１１には、カラー
バースト信号の期間だけ論理１”ＨＪを取るバーストフ
ラグＢＦが与えられ、パーストゲート回路１１はバース
トフラグＢＦに基づいて到来する差分信号の内カラーバ
ースト期間だけを抜き出す。このようにして、抜き出さ
れた差分信号は絶対値回路１２を介して絶対値化され、
積分回路１３において積分されて係数発生回路１４に与
えられる。係数発生回路１４は第２図に示す変換曲線Ｃ
ＵＲに従い、積分信号の値に応じた係数Ｋ及び（１−Ｋ
　）を上述した乗算回路５及び６に出力する。

ここで、周波数分離回路３は上下の水平走査ラインの情
報に関係なく周波数軸でクロマ信号ＣＦを分離するので
、この分子ｌｉｔ回路３で分離されたクロマ信号ＣＦに
おけるカラーバースト信号は、コンポジットビデオ信号
ＣＯＭＰがジッタを有していて上下の水平走査ライン間
で位相が対応していなくとも所定レベルを有する。

これに対して、櫛形フィルタ分ｉ１１回路２は、上下の
水平走査ラインの相関を利用し、上下のラインのデータ
を減算して輝度信号成分を打ち消してクロマ信号ＣＣを
得ているので、コンポジットビデオ信号ＣＯＭＰがジッ
タを有して上下の水平走査ラインでデータの位相が対応
していない場合には、減算動作してもカラーバースト信
号が加算されて２倍にならず、所定レベルより小さいも
のになる。なお、カラーバースト信号は水平走査ライン
毎に反転されているものであるので、減算動作したとき
カラーバースト信号については加算動作となる。

従って、周波数分離回路３がジッタに関係なくカラーバ
ースト期間のレベルがほぼ一定レベルのクロマ信号ＣＦ
を出力するのに対して、櫛形フィルタ分離回路２は、ジ
ッタに応じてジッタが大きければ大きい程、平均的に低
いレベルをとるカラーバースト信号を含んだクロマ信号
ＣＣを出力する。

そこで、この分離方式選択制御回路４においては、カラ
ーバースト期間の両者ＣＣ及びＣＦの差を減算回路１０
及びパーストゲート回路１１を介して抜き取り、絶対値
回路１２及び積分回路１３を介して直流化して係数発生
回路１４に与え、両クロマ信号ＣＣ及びＣＦの良否に応
じて選択割合を決定するようにした。

櫛形フィルタ分離回路２からのクロマ信号ＣＣが良好で
ある場合には、差分直流信号ＤＣはほぼ０レベルになる
。このような場合、係数発生回路１４は第２図に示すよ
うに係数にとして「１」を出力し、クロマ信号ＣＣを出
力クロマ信号Ｃとして選択させるようにする。これは、
クロスカラー等の画質劣化を考慮すると、櫛形フィルタ
分離方式に従うクロマ信号ＣＣの方が、周波数分離方式
に従うクロマ信号ＣＩ”に比べて全体的に良好であるた
めである。同様に、櫛形フィルタ分離回路２からのクロ
マ信号ＣＣのカラーバースト信号のレベルが周波数分離
回路３からのクロマ信号ＣＦのカラーバースト信号のレ
ベルより多少低下する程度の範囲では、すなわち、直流
信号ＤＣが所定値ＤＣＩより小さい範囲では、総合的に
見て良好な櫛形フィルタ分離方式に従うクロマ信号ＣＣ
を出力クロマ信号Ｃとする。

ジッタ等によりクロマ信号ＣＣが悪化したものとなり、
直流信号ＤＣが所定値ＤＣＩより大きくなると、所定値
ＤＣＩより越えた程度に応じてクロマ信号ＣＣ及びＣＦ
を重み付けて重畳して出力クロマ信号Ｃを形成さぜるよ
うに係数発生回路１４は係数を発生する。

さらに、ジッタ等によりクロマ信号ＣＣが悪化し、直流
信号ＤＣが第１の所定値ＤＣＩより大きい第２の所定値
ＤＣ２をも越える程度になると、櫛形フィルタ分離方式
によるクロマ信号ＣＣは用いることができない程度に悪
化しているので、周波数分離回路３からのクロマ信号Ｃ
Ｆを出力クロマ信号Ｃとして出力させるように係数発生
回路１４は係数Ｋを「０」とする。

このように、上述の実施例によれば、クロマ信号ＣＣ及
びＣＦをジッタ成分等に応じて重み付けて選択するよう
にしたので、Ｈロック方式に従うタロツク信号によって
コンポジットビデオ信号Ｃ０Ｍ１〕をサンプリングした
場合において、ジッタ等を存するビデオ信号ＣＯＭＰが
到来しても良好な出力クロマ信号Ｃを得ることができる
。

第３図は、本発明の第２実施例を第１図との対応部分に
同一符号を付して示すものであり、この実施例において
は、分離回路として上述の実施例における櫛形フィルタ
分離回路２及び周波数分離回路３に加え、フレーム間の
相関性を利用してクロマ信号ＣＲを分離するフレーム間
Ｙ／Ｃ分離回路２０を備える。

各分離回路２．３．２０からのクロマ信号ＣＣ１ＣＦ、
ＣＲは、それぞれ対応する乗算回路５．６．２１に与え
られると共に、分離方式選択制御回路２２に与えられる
。分離方式選択制御回路２２は、第１１図に示す実施例
における差信号検出部と同様に減算回路、パーストゲー
ト回路、絶対値回路、積分回路を順次接続してなる２個
の差信号検出部２３及び２４を有する。第１の差信号検
出部２３はクロマ信号ＣＣ及びＣＦを入力し、クロマ信
号ＣＦに対するクロマ信号ＣＣのカラーバースト期間の
レベル差を示す直流信号ＤＣＩＩを係数発生回路２５に
与える。第２の差信号検出部２４はクロマ信号ＣＦ及び
ＣＲを入力し、クロマ信号ＣＦに対するクロマ信号ＣＲ
のカラーバースト期間のレベル差を示す直流信号ＤＣ１
２を係数発生回路２５に与える。

係数発生回路２５は、到来する検出直流信号ＤＣ１１及
びＤＣ１２に基づいてクロマ信号ＣＣ２ＣＦ、ＣＲに対
する重み付は係数ａ、　ｂ、　ｃ　（０≦ａ、ｂ、ｃ≦
１、ａ＋ｂ＋ｃ＝１）を発生して乗算回路５．６．２１
に与え、クロマ信号ＣＣ１ＣＦ、ＣＲを係数倍させる。

このように係数倍されたクロマ信号は、加算回路７にお
いて加算されて出力クロマ信号Ｃが得られ、これが減算
回路８においてコンポジットビデオ信号ＣＯＭＰから減
算されて輝度信号Ｙが得られる。

この実施例においても１、Ｈロック方式によってアナロ
グ／デジタル変換されたビデオ信号がジッタを有してい
ても良好なりロマ信号を出力することができる。

なお、上述の実施例においては、分離回路が２個及び３
個のものを示したが、本発明はこれに限へず複数の分離
回路を備えるものに適用することができ、また、分離回
路の分離方式も上述の実施例のものだけに限られること
はない。

また、上述の実施例においては、各分離回路からのクロ
マ信号を重み付は合成して出力クロマ信号を得るものを
示したが、常に、複数のクロマ信号から択一的に出力さ
せるようにしても良い。要は、分離されたり１コマ信号
のカラーバースト期間のレベルに基づいて出力クロマ信
号を決定するものであれば良い。

［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、Ｈロック方式によるク
ロック信号を用いてコンポジットビデオ信号をアナログ
／デジタル変換した場合において、当該ビデオ信号が非
標準ビデオ信号であっても良好にクロマ信号を分離する
ことのできるＹ／Ｃ分離装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるＹ／Ｃ分離装置の第１実施例を示
すブロック図、第２図はその係数発生回路の入出力を示
す路線図、第３図は本発明の第２実施例を示すブロック
図である。 ２・・・櫛形フィルタ分解回路、３・・・周波数分離回
路、４・・・分離方式選択制御回路、５．６・・・乗算
回路、７・・・加算回路、８・・・減算回路、１１・・
・−パーストゲート回路、１４・・・係数発生回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 コンポジットビデオ信号をデジタルデータに変換した後
   、輝度信号及びクロマ信号を分離するＹ／Ｃ分離装置に
   おいて、 輝度信号及びクロマ信号を分離する分離方式が異なる複
   数の分離手段と、 当該各分離手段によって分離されたクロマ信号のカラー
   バースト信号に基づいて、分離された上記クロマ信号の
   うち最適なものを決定し、または、分離された上記各ク
   ロマ信号の合成割合を決定する選択制御手段と、 当該選択制御手段からの指令信号に応じていずれかの上
   記クロマ信号を選択し、または、複数の上記クロマ信号
   を指令割合で合成して出力クロマ信号を形成するクロマ
   信号出力手段とを備えたことを特徴とするＹ／Ｃ分離装
   置。