JPS6323214B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6323214B2
JPS6323214B2 JP26057484A JP26057484A JPS6323214B2 JP S6323214 B2 JPS6323214 B2 JP S6323214B2 JP 26057484 A JP26057484 A JP 26057484A JP 26057484 A JP26057484 A JP 26057484A JP S6323214 B2 JPS6323214 B2 JP S6323214B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
weight
parts
specific gravity
foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP26057484A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61138644A (ja
Inventor
Sadayoshi Nakamu
Keiji Fukushima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayakawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Hayakawa Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hayakawa Rubber Co Ltd filed Critical Hayakawa Rubber Co Ltd
Priority to JP26057484A priority Critical patent/JPS61138644A/ja
Publication of JPS61138644A publication Critical patent/JPS61138644A/ja
Publication of JPS6323214B2 publication Critical patent/JPS6323214B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は高比重ゴム発泡体に関するもので、更
に詳しくは低硬度および高比重のために防振、制
振効果に優れた柔軟性高比重ゴム発泡体に関する
ものである。 (従来の技術) 従来、防振若しくは制振材として、天然ゴム、
クロロプレンゴム、ウレタンゴム、エチレンプロ
ピレンゴム等またはこれらのブレンド物より作ら
れた発泡体が使用されていた。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、従来タイプの発泡体では低硬度と高比
重の両立が困難であつたために十分な防振、制振
効果が得られなかつた。高比重の発泡を得ようと
して高比重の充填剤を多量に用いるとゴム弾性が
失われて低硬度が得られず、逆に低硬度を得よう
とするには充填剤の使用量をできるだけ低くおさ
えなければならなかつたからである。 本発明は、かかる点に着目してなされたもの
で、高比重でしかも低硬度のゴム発泡体を提供す
ることを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は、高分子量のポリノルボーネンゴ
ムをベース基材として使用することにより、硬度
の低下を伴うことなく軟化剤および充填剤を多量
配合できることを見出し、本発明に到達したもの
である。 すなわち、本発明は、ポリノルボーネンゴム
100重量部に対してエチレンプロピレンゴム15〜
65重量部と、ゴム用軟化剤70〜700重量部と、充
填剤として硫酸バリウムまたはフエライト50〜
2000重量部とより成るゴム組成物を加硫発泡させ
ることにより製造されたことを特徴とする柔軟性
高比重ゴム発泡体に関するものである。 本発明においては、ゴム発泡体の見掛け比重が
0.25〜0.9であり、硬度が3〜30である。 ポリノルボーネンは、エチレンとシクロペンタ
ジエンのデイールス・アルダー反応により得られ
るノルボーネンモノマーを開環重合したポリマー
で、通常200万以上の分子量を有し、また二重結
合と五員環が交互に結合しているためにこの二重
結合を利用して硫黄により架橋を行うことができ
る。また、ポリノルボーネンの分子量が巨大であ
るために多量の伸展油が添加でき、充填剤の多量
添加が可能となる。本発明においてはポリノルボ
ーネンゴムの好適な平均分子量範囲は90万〜800
万である。 エチレンプロピレンゴムは、本発明の発泡体に
耐候性を付与するために使用する。耐候性付与と
いう観点からはEPM(EPR)が好ましいが、これ
を用いた場合には過酸化物を使用しないと架橋で
きず、硫黄系では共加硫できないので十分な物性
が得られない。従つて、第3成分としてEPMに
ジシクロペンダジエン、エチリデンノルボーネン
若しくは1,4−ヘキサジエンを導入したタイプ
のものが良好と考えられ、架橋速度等まで考慮す
るとエチリデンノルボーネンタイプのものが好ま
しい。かかるエチレンプロピレンゴムの配合割合
が15重量部未満では目的とする耐候性を付与でき
ず、また65重量部を越えるとポリノルボーネンゴ
ムが低分子量となり充填剤および軟化剤の高充填
が不可能となつて高比重の発泡体が得られない。
更に、ポリノルボーネンゴムは著しく高分子量の
ため、使用するエチレンプロピレンゴムは高分子
量タイプのものが相容性において好ましい。 ゴム用軟化剤としては、油、可塑剤、その他軟
化作用を持つものが挙げられる。油としては、ナ
フテン系油、パラフイン系油、アロマテイツク系
油、植物油、動物油等のゴム類の添加油として通
常使用されているものが用いられる。かかる軟化
剤において、相容性、ゴム製品の低硬度化等を考
えるとアロマテイツク系のものが最も好ましい
が、パラフイン系、ナフテン系のものも使用可能
である。また、少量であればジ−(2−エチルヘ
キシル)フタレート、リン酸トリクレジル等の可
塑剤も使用可能である。軟化剤の配合割合が70重
量部未満では所望の柔軟性が得られず、また700
重量部を越えると柔らかくなり過ぎ好ましくな
い。 充填剤としては、一般のゴム用充填剤である炭
酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸アルミニウ
ム、フエライト等があるが、本発明においては高
比重を得るために真比重の高い硫酸バリウムまた
はフエライトを使用する。硫酸バリウムは、一般
的には耐候性付与、X線射析、ゴム組成物の高い
組成物の高比重比のために用いられる。フエライ
トは一般式MO・Fe2O3(ただしMは2価の金属を
示す)で表され、比重が約5.0で、硫酸バリウム
同様にゴム組成物の高い比重比の目的で用いられ
る。かかる充填剤の配合割合が50重量部未満では
所望の高い比重が得られず、また2000重量部を越
えると低硬度を損なうため好ましくない。 本発明に係る前記ゴム組成物の架橋および発泡
には通常の架橋剤および発泡剤が用いられる。好
ましくは、発泡剤としてN,N′−ジニトロソペ
ンタメチレンテトラミン等の凡用発泡剤を使用す
る。 本発明に係るゴム組成物の代表的組成割合は、
硫黄架橋を例にとれば次のようになる。 成 分 重量部 ポリノルボーネンゴム 100 エチレンプロピレンゴム 15〜65 ゴム用軟化剤 70〜700 充填剤 50〜2000 架橋剤 2〜5 発泡剤 20〜40 架橋促進剤 2〜10 架橋促進助剤 5〜10 分散助剤 1〜5 (実施例) 次に本発明を実施例に基づき説明する。 実施例 1 本発明の高比重ゴム発泡体を、以下に示す組成
を有するゴム組成物をプレス成形機において150
℃で20分間加流発泡させることにより製造した。 成 分 重量部 1 ノ−ソレツクス150NA* 250 2 エチレンプロピレンゴム (エスプレン505) 50 3 軟化剤(アロマツクス#1) 80 4 沈降性硫酸バリウム 1200 5 リトポン 200 6 架橋剤(バルノツクR) 3.5 7 架橋促進剤(ノクセラーTT) 1.5 8 架橋促進剤(ノクセラーDT) 1.5 9 架橋促進剤(ノクセラーTBT) 1.5 10 架橋促進剤(ノクセラーEUR) 1.5 11 ステアリン酸 2 12 酸化亜鉛 10 13 発泡剤(セルラーD) 20 14 発泡剤(セルペーストM4) 20 総 計 1841.5 *ポリノネルボーネン(登録商標ノーソレツク
ス)100重量部をナフテン系油150重量部で油展
したもの 上記1〜14の各成分の製造若しくは販売元は次
の通りである。 1 日本ゼオン(株)社販売 2 住友化学工業(株)社製 3 富士興産(株)社製 4 日本化学(株)社製 5 堺化学(株)社製 6〜10 大内新興化学工業(株)社製 11 旭電化(株)社製 12 堺化学工業(株)社製 13〜14 永和化成(株)社製 得られたゴム発泡体について測定した物性結果
を以下の第1表に示す。 実施例 2 本発明の高比重ゴム発泡体を、以下に示す組成
を有するゴム組成物を実施例1と同じ条件下で加
硫発泡させることにより製造した。 成 分 重量部 15 ノ−ソレツクス150AB* 250 2 エチレンプロピレンゴム (エスプレン505) 25 3 軟化剤(アロマツクス#1) 50 16 可塑剤 (ジ−(2−エチルヘキシル)−フタレート)
20 17 カーボンブラツク(旭#35) 50 18 白艶華 O 150 4 沈降性硫酸バリウム 800 11 ステアリン酸 10 12 酸化亜鉛#3 5 19 発泡剤(重 ソウ) 10 20 発泡剤(セルマイクCAP) 1021 架橋剤(DCP) 12 総 計 1392 *ポリノルボーネン(登録商標ノーソレツクス)
100重量部をアロマテツク系油150重量部で油展
したもの 上記15〜21の各成分の製造元は次の通りであ
る。但し、2〜4,11および12は実施例1と同じ
ものである。 15 日本ゼオン(株)社販売 16 大八化学(株)社製 17 旭カーボン(株)社製 18 白石カルシウム(株)社製 19 富士化学(株)社製 20 三協化成(株)社製 21 日本油脂(株)社製 得られたゴム発泡体について測定した物性結果
を以下の第1表に併記する。
【表】 (発明の効果) 本発明におけるゴム発泡体はその比重が0.25〜
0.9と発泡体としては高く、なおかつその表面硬
度が3〜30と低硬度であるために、従来のものに
比し一層優れた防振、制振効果を発揮し得るもの
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリノルボーネンゴム100重量部に対してエ
    チレンプロピレンゴム15〜65重量部と、ゴム用軟
    化剤70〜700重量部と、充填剤として硫酸バリウ
    ムまたはフエライト50〜2000重量部とより成るゴ
    ム組成物を加硫発泡させることにより製造された
    ことを特徴とする柔軟性高比重ゴム発泡体。 2 ポリノルボーネンゴムの平均分子量が90万〜
    800万であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の柔軟性高比重ゴム発泡体。 3 ゴム発泡体の表面高度がJIS−Cタイプ硬度
    計で3〜30であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の柔軟性高比重ゴム発泡体。 4 ゴム発泡体の見掛け比重が0.25〜0.90である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の柔
    軟性高比重ゴム発泡体。
JP26057484A 1984-12-10 1984-12-10 柔軟性高比重ゴム発泡体 Granted JPS61138644A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26057484A JPS61138644A (ja) 1984-12-10 1984-12-10 柔軟性高比重ゴム発泡体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26057484A JPS61138644A (ja) 1984-12-10 1984-12-10 柔軟性高比重ゴム発泡体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61138644A JPS61138644A (ja) 1986-06-26
JPS6323214B2 true JPS6323214B2 (ja) 1988-05-16

Family

ID=17349836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26057484A Granted JPS61138644A (ja) 1984-12-10 1984-12-10 柔軟性高比重ゴム発泡体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61138644A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0813907B2 (ja) * 1987-11-27 1996-02-14 日本合成ゴム株式会社 防振・防音・遮音材用ゴム組成物
CA2010319C (en) * 1989-02-20 2001-03-13 Yohzoh Yamamoto Foamable polymer composition and foamed article
JP2658433B2 (ja) * 1989-10-06 1997-09-30 日本合成ゴム株式会社 架橋発泡用成形物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61138644A (ja) 1986-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63275356A (ja) ソリツドゴルフボ−ル
EP0248271A1 (en) Cured rubber compositions of high modulus
TWI689545B (zh) 交聯體及制震材
US5053450A (en) Elastomer compositions
JP5871299B2 (ja) アクリルゴム組成物及びその成形品
EP0151212A1 (en) Improved rubber compounds containing zinc dimethacrylate
JP5625227B2 (ja) 液封入防振ゴム用ゴム組成物
JPS6323214B2 (ja)
KR820002271B1 (ko) 테니스 공에 사용되는 심재
JP2002187987A (ja) ゴム組成物
JP3351872B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
KR20170141419A (ko) 충격 흡수용 골프 매트
EP0044683B1 (en) Blends of oil-resistant elastomers and grafted epdm-terpolymers
JP2004269839A (ja) 支承用高減衰性ゴム組成物
JP2000239441A (ja) 高減衰ゴム組成物
KR20010017709A (ko) 활성아연화를 적용한 타이어용 고무조성물
US11806583B2 (en) Rubber composition for golf ball core, and golf ball
US11801424B2 (en) Rubber composition for golf ball core, and golf ball
JP2694532B2 (ja) 自動車ギヤーブーツ用ゴム組成物
JPS5825338A (ja) ゴム組成物
JPS5925832A (ja) 自動車用テンシヨナ−・ダンパ−
JPH10324777A (ja) 高減衰免震ゴム組成物
JP2891036B2 (ja) 加硫性ゴム組成物
KR20240057898A (ko) 열변형률이 개선된 고무계 작업화용 조성물
JPH05295175A (ja) ポリクロロプレンゴム組成物