JPS63231828A - 電気機器の製造方法 - Google Patents

電気機器の製造方法

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JPS63231828A
JPS63231828A JP6679887A JP6679887A JPS63231828A JP S63231828 A JPS63231828 A JP S63231828A JP 6679887 A JP6679887 A JP 6679887A JP 6679887 A JP6679887 A JP 6679887A JP S63231828 A JPS63231828 A JP S63231828A
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JP
Japan
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base
terminal
armature
contact
permanent magnet
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Application number
JP6679887A
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English (en)
Inventor
佐野 武蔵
孝司 田中
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電磁継電器、スイッチ等のように、合成樹脂
のベースに端子が一体的に成形されている電気機器の製
造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、前記電気機器は、合成樹脂からなるベースを、導
電性板材を打ち抜いてリードフレームに形成されている
複数の端子と一体的に成形した後、前記端子をリードフ
レームから分離して下方に折り曲げ、この状態で前記ベ
ースをプラテン等に載せて組立工程に搬送し、ベースに
種々の構成部品をビルドアップするようにしている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記電気機器の製造方法では、次のよう
な問題点がある。
即ち、電気機器そのものと直接関係無いプラテンを必要
とする。また、プラテンに載せて搬送する場合、通常、
搬送過程でストッパに衝突させてベースを位置決めし、
そのうえで組立作業を行うため、ストッパと衝突する際
のバックラッシュによりベースの位置が狂い組立精度に
劣るとともに、これを防止して位置精度を向上しようと
すれば、そのために余分な時間を要して組立のサイクル
タイムが長くなり、生産効率が低下する。さらに、組立
中に特性チェックを行うべくベースの下方から特性チェ
ック用の接触子を端子に導通させる場合、隣接する端子
が邪魔になって所定の端子に接触子を導通させるのが難
しい。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明は前記問題点を解決するためになされたもので、
電気機器を、導電性板材を打ち抜いてリードフレームに
一体的に形成された端子を、合成樹脂からなるベースに
一体的に埋め込み、前記ベースを前記リードフレームを
キャリアとして搬送しつつ、前記ベースに構成部品を組
み込んで製造するようにしたものである。
(実施例) 以下、本発明を一実施例である添付図面を参照して説明
する。
第1図、第2図は電磁継電器を示し、この電磁継電器は
、概略、ベース1.電磁石ブロック2.接極子ブロック
3.及びケース4で構成されている。
■、概略構成 以下、各部の構成について説明する。
(1)ベース! ベースlは絶縁性の合成樹脂からなり、ベース本体IO
には上方に開放された収容部11が形成され、長辺方向
の両性側部には上下方向に溝部IOa、 l Ob、 
I Ob、 10c、 10cがそれぞれ形成されてい
る。
溝部10b、IOcは、溝部10aを中心に左右に対称
に振り分けられており、溝部10a、 I Ob、10
cには夫々共通端子!2.固定接点端子13.コイル端
子14のリード部が夫々位置させである。
各端子+2.13.14の上部はベース本体10の中に
埋め込まれて一体化されており、共通端子12の先端接
点部12a、12aは、本体IOの長辺方向略中央部に
形成されている凹118の上面に露出し、固定接点端子
13の固定接点13aは収容部11の四隅に形成された
台部15の上面に夫々露出し、コイル端子14の接点部
14aは前記台部15の短辺方向内側に形成され、台部
15よりも一段と低くなった凹所16の底面に夫々露出
させてあり、コイル端子接点部14aの裏面には、ベー
ス本体IOの外部に通じる溶接電極挿入用の案内部17
が形成されている。
なお、ベース1の成形方法については後に詳述する。
(ii)電磁石ブロック2 電磁石ブロック2は、概略、鉄心20.スプール23.
コイル27.永久磁石28で構成されている。
鉄心20は、第3図に示すように、磁性材からなる長方
形板材の両端部を上方に屈曲して鉄心本体22の両側に
対向する磁極片21a、21bを夫々形成し、一方の磁
極片21aの上端部をさらに外方に屈曲して前記鉄心本
体22にほぼ平行な水平部21cが形成されている。
永久磁石28は上下に夫々磁極が形成された長方形状の
もので、鉄心本体22の略中央部に配置されている。
スプール23は鉄心本体22を被覆するように鉄心20
に一体的に形成されており、両端部には鍔部24.24
が形成されていると共に、これらの間には鍔部を兼用し
た保持部29が形成され、該保持部29は、永久磁石2
8をその上部が露出した状態で一体的に保持するととも
に、上面であって鉄心20の両端側には、鉄心28の長
手方向に断面半円形状の凹溝29a、29aが形成され
てぃる。
コイル27は鍔部24,24と保持部29の間に夫々巻
回されており、端部は鍔部21.21に一体成形されて
いる中継端子25のコイル巻回部26にそれぞれ電気的
に接続されている。
ところで、前記スプール23は、上下2分割された金型
内に、永久磁石28を載置した鉄心20と中継端子25
とを所定の位置に収容し、樹脂を注入して一体的に形成
される。なお、このとき、樹脂を下方から注入するよう
にすれば、その注入圧によって永久磁石28は上部金型
に押し付けられ、永久磁石28の上面と保持部29の凹
溝29aとのギャップを正確に規定することができる。
なお、これにより、永久磁石28の下面と鉄心22の上
面との間には隙間が生じることになるが、その隙間はほ
んの僅かであるため問題ない。
また、磁極片21a、21bの上面を、上部金型と微小
ギャップをもって保持し、鍔部24,24の上面を磁極
片21a、21bの上面よりも僅かに高くして、接極子
30を前記磁極片21a、21bの上面の回りで受ける
ようにすれば、接極子30と前記磁極片21a、21b
との吸着時のギャップは、前記微小ギャップに保たれる
。このため、遮磁板は不要になる。
(山)接極子ブロック3 接極子ブロック3は、接極子30.可動接触片31.3
1.支持部36で構成されている。
接極子30は磁性材からなる長方形板材で、可動接触片
31は両端側にいわゆるツイン構造の接点機構を設けて
夫々に可動接点32を有し、中央部を側方に延設して導
出部34を形成するとともに、その先端を接極子30に
沿って両側に延設して翼部35.35を形成したT字状
の接点接続部33を有するもので、可動接触片31は接
極子30の長辺方向両側部にこれと平行に配置され、合
成樹脂からなる絶縁性の支持部36により、接極子30
に一体化されている。ただし、一体化された状態で、前
記T字状の接続部33は、支持部36の側部に突出させ
である。
前記支持部36の下面両側には、前記電磁石ブロック2
の凹溝29a、29aに対応して、先端部を凹溝29a
よりも小径の半円形断面に形成した凸条37,37(第
3図参照)が形成してあり、その高さは、凸条37,3
7を凹溝29a、29aに位置させた状態で、接極子中
央部30aの下面と永久磁石28の上面との間にほんの
僅かなギャップが生じるようにしである。
(1v)ケース4 ケース4は合成樹脂からなりベース1に外装しうる箱形
状としである。
■9組立 以上の構成からなる電磁継電器の組立について説明する
まず、第2図において、後に詳述する方法により形成さ
れたベースlの収容部11に電磁石ブロック2を装着す
る。この状態で、電磁石ブロック2の中継端子25は、
第3図に示すように、ベースlの凹所16の底面に露出
したコイル端子接続部14a上に位置する。ただし、本
実施例において、第3図に示すように、スプール鍔部2
4の底面から中継端子25の下面までの高さくhυは、
収容部11の底面からコイル端子接点部14aの上面ま
での高さくり、)よりも若干高く設定されているため、
中継端子25と接点部14aとは離間している。
したがって、溶接機(図示せず)の一方の電極を案内部
I7から上方に向かって差し込んでコイル端子接点部1
4aの下面に当接し、他方の電極を中継端子25の上面
に押しあて、中継端子25を弾性変形してコイル端子接
点部14aに押圧した状態で両者を溶接して一体化する
したがって、中継端子25自身の復元力により、電磁石
ブロック2はベースlに押し付けられた状態で強固に固
定される。
なお、レーザ等で中継端子25と接点部14aとを溶接
する場合は、ベース1に電磁石ブロック2を装着した状
態で、端子25と接点部14aとを重ね合わせる。また
、案内部17は不要である。
次に、第3図に示すように、接極子ブロック3の凸条3
7を電磁石ブロック2の凹溝29aに位置させ、接極子
ブロック3を凹溝29と凸条37との接点を支点として
矢印a、a’方向に揺動可能に支持させる。
ここで、前述したように、電磁石ブロック2のスプール
23を成形する際に、永久磁石28の上面と凹溝29a
との間隔は正確に規定されているため、前記凹溝29a
に支持される接極子30の下面と永久磁石28の上面と
の間には微小ギャップが正確に形成される。
接極子30の両端部は、電磁石ブロック2の磁極片21
a、21bの、上面に対向し、これらの間には作用空間
S、Sが形成されるとともに、永久磁石28の磁力に基
づき、永久磁石28.鉄心20゜接極子31を結ぶ磁気
回路が形成される。
可動接触片31のT字状接続部33は、その翼部35.
35が夫々共通端子接点部12a、12aの上に位置す
ると共に、可動接点32は固定接点13aに対向し、第
3図に示すように、接極子ブロック2が矢印a(a’ 
)方向に動作した状態で図中右側(左側)の可動接点3
2と固定接点13aとが接触する一方、左側(右側)の
接点32と13aとが離間して作用空間Sが形成される
ようになっている。
次に、T字状接続部33における翼部35.35の先端
側を、接続部12a、12aにそれぞれ溶接して両者を
電気的に接続する。
なお、T字状接続部33において、導出部34は細く、
かつ、翼部35の付は根の部分には半円形の切欠部36
(第1図参照)が形成しであるため、導出部34の捩り
抵抗及び翼部35の根元の曲げ剛性は小さく、接極子ブ
ロック3の揺動動作を円滑に行うことができる。
最後に、以上のごとく内部構成部品を装着したベースl
にケース4を外装し、ベースlとケース4との間に樹脂
5を充填して封止する。
■、動作 以上のようにして形成された電磁継電器の動作について
説明する。
コイル端子I4に電流が印加されていない無励磁状態に
あっては、鉄心20の磁極片21aと21bとでは、磁
極片21aの方が接極子31との対向面積が大きく左右
の磁気バランスが崩れているため、接極子31は矢印a
方向に動作して第3図に示す状態を保持する。
コイル端子14を介して左右のコイル27.27に電流
を印加し、また、その方向を切り替えて鉄心20を励磁
することにより、第3図に示すように、接極子ブロック
3は凹溝29aと凸条37との接点を支点として、矢印
a又はa′力方向揺動動作し、可動接点32を固定接点
13aに接離する。
なお、接極子ブロック3の揺動動作に従って凹溝29a
と凸条37とが摩擦接触しても、これらは共に合成樹脂
で形成されているため摩耗粉等の発生は少ない。
また、接極子中央部30aの下面と永久磁石28の上面
との間には所定のギャップが保持されているため、両者
が接触して揺動動作の妨げになることもない。しかも、
前記ギャップは微小に規定されているため、永久磁石2
8の磁気効率はさほど低下せず、安定した動作を維持で
きる。
■、ベース及び端子の成型方法 次に、ベース1及びこれに一体的に成形される端子+2
.13.14の成形方法について、第5図から第10図
を参照して説明する。
まず、端子12,13.14は、これらを構成する導電
性板材を打ち抜いて、第5図に示す枠状のり−トフレー
ム50と一体的に形成される。
ここで、端子12,13.14は、左右の基部51.5
1の内側にそれぞれ対称に設けてあり、固定接点端子I
3とコイル端子14は、共通端子12を中心に図中上下
方向に対称に振り分けられている。
また、上下に位置する固定接点端子13.13の先端部
は、コイル端子14.14との間にブランクを設けるこ
となく一体的に導設されており、上下に位置するコイル
端子接点部14a、14a間で、上下固定接点13a、
13a間の距離が可能な限り大きくできるようにしであ
る。
したがって、可動接触片31の可動接点間距離を大きく
とることができ、換言すれば、可動接触片3Iの長さを
大きくすることができ、電磁継電器はバラツキの小さい
安定した動作特性を得ることができる。また、スプール
鍔部24.24の間隔を大きくすることも可能になり、
電磁石ブロック2に巻回されるコイル27.27の巻数
を大きくしてより大きな起磁力を得ることも可能になる
次に、リードフレーム50はプレス工程に移され、ここ
で接点端子13とコイル端子I4とをカット線53に沿
って切断して両者を分離するとともに、第6図に示すよ
うに、コイル端子14については、点線部X1でいった
ん紙面の下方に折り曲げるとともに、さらに、実線部Y
1でそれより先をリードフレーム50と平行な状態に折
り曲げ、共通端子12については、実線部X、で上方に
折り曲げ、さらに点線部Y、でリードフレーム50と平
行状態に折り曲げて接点部12a、12aを形成し、第
7.8図に示す形状に加工する。これにより、コイル端
子14は固定接点端子13よりも一段と低い位置に設定
され、両者が交錯するようなことはない。
続いて、以上のごとく加工されたり−ドフレーム50は
、次のベース成形工程に移され、上下に2分割された金
型に固定され、この金型内に樹脂を注入してベースIを
成形する。これにより、端子12.13.14の先端部
は、第9図に示すように、ベースlの中に一体的に埋め
込まれ、前述したように、各端子12,13.14の先
端接点又は接点部12a、13a、14aはそれぞれ、
凹部18゜台部15の上面、凹所16の底面に露出され
る。
このように端子12,13.14の先端部はベースlの
表面から大きく突出することなく、単に接点又は接点部
12a、13a、14aを露出するだけであるため、上
下の金型を組み合わせる際に、端子12,13.14の
先端が金型に接触して折れ曲がるという危険性がない。
したがって、金型を簡単な構造として加工コストの低減
を図ることができるとともに、金型の組み合わせ速度を
速くして生産効率を上げることも可能になる。
次に、共通端子+2.接点端子14は、リードフレーム
50との接続部分で第10図に示すように切断された後
、ベースlから突出した根元のところで下方に折り曲げ
られ、夫々溝部10a、IOCに収容される。ただし、
まだ固定接点端子13はリードフレーム50に接続され
ており、このままの状態で次の組立工程に移され、前述
のごとくベースlの電磁石ブロック2、接極子ブロック
3を装着した後、ケース4を装着する前の段階でリード
フレーム50から切り離され、ベースlから突出する根
元部分で下方に折り曲げて第1図に示す状態に加工され
る。
つまり、ベース1はリードフレーム50をキャリアとし
て、これに保持された状態で各組立工程を搬送される。
したがって、端子12,13.14を総てリードフレー
ム50から切り離し、第1図に示す状態で各組立工程を
搬送する方法に比べ、次のような利点がある。
即ち、ベースlをプラテンに乗せて搬送する必要がなく
、プラテンが不要になる。
また、プラテンに載せた状態で搬送する場合、搬送過程
でこれをストッパに衝突させてベース1を位置決めし、
そのうえで組立作業を行なうわけであるが、ストッパに
衝突する際に生じるバックラッシュによりベース1の位
置が狂うため組立精度が低下することがある。これに対
し、前記方法ではリードフレーム50をキャリアとして
いるため、該リードフレーム50はもちろん、ベース1
を正確に位置決めすることができ、組立精度が著しく向
上して品質が良くなる。
さらに、組立中に特性チェックを行なうとき、ベースl
の下面には共通端子12とコイル端子14だけが突出し
、これら端子12.14の間には固定接点端子13が並
んで突出していないため、特性チェック用の接触子等を
端子12.14に容易に導通させることができ、調整の
インライン化が可能になる。なお、各固定接点端子13
はリードフレーム50を介して導通状態にあるが、この
ままの状態でもリレーの調整に必要な特性は測定できる
たぬ問題ない。
■、鉄心等の形状 次に、鉄心20、永久磁石28、及び接極子30の形状
について第11図を参照して説明する。
鉄心20の本体22はその略中央部両側を一部側方に拡
幅して拡幅部22a、22aが形成され、同様に、接極
子30はその略中央部30aの両側を一部側方に拡幅さ
れ、拡幅部22a、22aの端面間距離e1は、鉄心本
体22の幅ρ、のほぼ2倍弱で、永久磁石28の長手方
向幅Q3と同一で、さらに、接極子中央部30aの幅Q
4と同一に設定されるとともに、拡幅部22aの幅b1
は永久磁石28の幅b2と同一としである。
以上の形状にすることにより、永久磁石28は、これと
ほぼ同一幅の鉄心拡幅部22a、22aと接極子30と
で端面を揃えた状態に配置されるため、鉄心20.永久
磁石28.及び接極子30で形成される磁気回路の磁気
効率を向」二することができる。
また、永久磁石28の本体幅す、を小さくし、その分水
体22に巻回されるコイル27の巻数、及び電磁石ブロ
ック2の起磁力を大きくすることができるとともに、永
久磁石28の厚さを小さくして、電磁石ブロック2の嵩
を低くし、電磁#電器をより小型化することができる。
また、前記実施例のように、スプール23の保持部29
に永久磁石28を一体的に成型する際、永久磁石28は
拡幅部22a、22aに端面を揃えて設置すればよく、
鉄心20に対して永久磁石28を精度良く位置決めした
状態で成型加工することができる。
■、樹脂流入対策 ベースlにケース4を装着して、ベースlの外周に樹脂
5を充填する際、充填された樹脂5はケースlの外側部
の溝部10a、 l Ob、 I Ocに伝って流れ、
特に本実施例のように、ケース外壁上面に形成した凹部
18上に接極子ブロック3のT字状接続部33を位置さ
せた場合、樹脂5が毛管現象により導出部34とベース
1との間に侵入して両者の間で固化すると、接極子ブロ
ック3の揺動が阻害されて所期の特性が得られないこと
になる。
それ故、本実施例では、第13.14.15図に示すよ
うに、共通端子12の先端部をT字状態に成形するとと
もに、これを一旦上方に屈曲した後、さらに水平に折り
曲げて接点部+2a、12aを形成し、該接点部+2a
、+2a間の基部+2bをケースlに埋め込むことによ
りその上に隔壁+8aを形成し、その内側に、導出部3
4とケース1との間に位置する空隙S。が形成されてい
る。
したがって、溝部10aを伝って流れ込む樹脂5は、ま
ず前記隔壁+8aに遮ぎられてその内側に流れ込む樹脂
5の量は極めて微量になる。また、隔壁18aを越えて
流れ込もうとする樹脂5は空隙S。により毛管現象が損
なわれて隔壁18a部で止まり、ケース1と導出部34
との間で両者を一体化した状態で固化することはない。
このため、可動接触片31のT字状接続部33゜33の
先端間隔をベースlの幅相当まで大きくとり、接極子3
0及びこれに対向する永久磁石28、鉄心磁極片21a
、21bの短辺方向幅を大きくして電磁石ブロック2の
吸引力を大きくすることができる。
■ 磁極片の形状 次に、第12図に示すように、水平部2+cを有する磁
極片21aは、単に折り曲げただけでは点線状態にあり
、上面の平坦部面積は非常に小さく、接極子30との間
の磁気効率が悪い。
したがって、本実施例では、磁極片21aに矢印β方向
から力を加えてR部21dの曲率を小さくした後、水平
部21cの上部をα方向から叩いて上面の平坦部面積を
広げである。
このため、磁極片21aの端面をより内側(矢印す方向
)にもっていくことができ、鉄心2oの長辺方向の長さ
を小さくして電磁継電器をコンパクトにすることができ
るとともに、接極子3oとの対向面積を大きくして磁束
の漏れを防止し、磁気効率を向上することができる。な
お、磁極片21aの上面は、シェービングカットして平
坦化するようにしてもよい。
■、他の実施例 前記実施例では、電気機器として電磁継続電器について
示したが、これに限らず、その他の機器、例えばタイマ
等の場合でも、ベース2に一体的に成形された端子+ 
2.13.14のリードフレーム50をキャリアとして
組立工程を搬送する場合について示したが、これに限ら
ず、その他の電気機器、例えば、タイマ等の場合でも、
前記方法により製造することができる。
また、前記実施例では、磁極片21aだけに水平部21
cを形成するものとしたが、ラッチングタイプとする場
合には、左右の磁極片21a、21bを同一形状にすれ
ばよい。
さらに、前記実施例では、接極子ブロック3は保持部2
9て支持するものとしたが、永久磁石28で支持するよ
うにしてもよい。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明では、電気機器を
、導電性板材を打ち抜いてリードフレームに一体的に形
成された端子を合成樹脂のベースに埋め込み、前記ベー
スを前記リードフレームをキャリアとして搬送しつつ、
前記ベースに構成部品を組み込みながら製造するように
している。
したがって、電気機器そのものと直接関係無いプラテン
は不必要になり、その分製造コストが低く経済的になる
。また、リードフレームをキャリアとしているため、該
リードフレームはもちろん、ベースを正確に位置決めす
ることができ、組立精度が著しく向上して品質が良くな
るとともに、生産効率が向上する。さらに、組立中に特
性ヂエックを行なうとき、ベースの下面に総ての端子を
突出させず、必要な端子だけベース下面に突出させるよ
うにすれば、特性ヂエック用の接触子等を下方に突出し
た端子に容易に導通させることができ、調整のインライ
ン化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本発明にかかる電磁継電器を示し、
第1図は平面図、第2図は分解斜視図、第3図は第1図
の■−■線断面図、第4図は第1図のIV−IV線断面
図、第5図、第6図はリードフレームの平面図、第7図
は第6図の■−■線断面図、第8図は第6図の■−■線
断面図、第9図。 第10図はベースの成型工程を示す斜視図、第11図は
第1図の要部斜視図、第12図は磁極片の側面図、第1
3図は電磁継電器の一部拡大平面図、第14.15図は
電磁継電器の一部拡大断面図である。 1・・・ベース、10・・・ベース本体、11・・・収
容部、12・・・共通端子、12a・・・接点部、13
・・・固定接点端子、13a・・・固定接点、14・・
・コイル端子、14a・・・接点部、15・・・台部、
16・・・凹所、17・・・案内溝、18・・・凹部、
2・・・電磁石ブロック、20・・鉄心、21a、21
b・・・磁極片、22・・・鉄心本体、23・・・スプ
ール、24・・・鍔部、25・・・中継端子、26・・
コイル巻回部、27・コイル、28・・・永久磁石、2
9・・・保持部、29a・・・凹溝、3・・・接極子ブ
ロック、30・・・接極子、31・・・可動接触片、3
2・・・固定接点、33・・・接続部、34・・・導出
部、35 ・翼部、36・・支持部、37・・凸条、4
・・ケース、5・・・樹脂、50・・・リードフレーム
、51・・・基部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性板材を打ち抜いてリードフレームに一体的
    に形成された端子を、合成樹脂からなるベースに一体的
    に埋め込み、前記ベースを前記リードフレームをキャリ
    アとして搬送しつつ、前記ベースに構成部品を組み込む
    ことを特徴とする電気機器の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0750125A (ja) * 1994-06-17 1995-02-21 Matsushita Electric Works Ltd 有極リレー

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