JPS632316Y2 - - Google Patents

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JPS632316Y2
JPS632316Y2 JP1983060202U JP6020283U JPS632316Y2 JP S632316 Y2 JPS632316 Y2 JP S632316Y2 JP 1983060202 U JP1983060202 U JP 1983060202U JP 6020283 U JP6020283 U JP 6020283U JP S632316 Y2 JPS632316 Y2 JP S632316Y2
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JP
Japan
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wrist
side member
slide shaft
slide
roller
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JP1983060202U
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JPS59167690U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、産業用ロボツトの手首の先端など動
作部分が他の固定部などに接触した場合の損傷を
防ぐための安全装置からなる外部接触検知装置
に、前記手首の先端の加工具の角度を検出できる
ようにした産業用ロボツトの手首機構に関する。 産業用ロボツトに溶接等の作業を行なわせる場
合、ワーク精度、ワーク位置決め精度あるいはオ
ペレートミス等により、ロボツトの手首部先端に
とりつけた溶接トーチ等がワークあるいは治具等
と接触を起すことがあり、この接触の度合によつ
ては溶接トーチに変形や破損を生じたり、ひどい
場合はロボツトの手首機構にまで損傷を及ぼすこ
とがある。 従来、このような接触事故の場合に、ロボツト
や作動部を有する装置に支持されたワーク側部材
が、ワークなどの他の固定部に接触したときの、
接触検知機能を与えるものがある。 この従来装置を、第1図について触れておく
(実開昭57−78412号)。 4は支持部材2の先端に固着した検知装置の枠
体で、外枠5と側板6とからなつている。7は溶
接トーチ1をとりつけたワーク側部材3の取付片
で前記側板6に対向している。8は前記枠体7に
支持された球面軸受、9は一端を取付片7に固着
し、他端を球状面にしたスライドシヤフトで、前
記球面軸受8に軸方向に摺動できるよう支承され
ている。10はスライドシヤフト9の先端部に螺
合固着したナツト11と前記球面軸受8との間に
介挿した弾性体(図では皿バネを互いに反対向き
に並べている)で、ワーク側部材3の取付片7を
枠体4の側板6に向かつて押圧させている。12
は前記外枠5内にとりつけたリミツトスイツチ、
13は外枠5に回動自在にとりつけられ前記リミ
ツトスイツチ12を開閉するドグで、スライドシ
ヤフト9の球状面端が接触している。14a,1
4b,14c(この14cは14bに対向した位
置に配設され14a〜14cは三角形状をなす)
は取付片7に設け側板6の面に接触するローラ
ー、15は側板6に設けた係合片で、ローラー1
4aと接触する傾斜面をそなえている。 このような構成において、通常はワーク側部材
3が弾性体10のばね力で、14a,14b,1
4cが側板6に押しつけられ、ローラー14aと
前記係合片15との係合によつて定常位置に保持
されているが、支持部材2の移動によりワーク側
部材3の先端たとえば溶接トーチ1の先端が外部
の固定部に接触し、ワーク側部材3に矢印M1
向の外力が加わると、ワーク部材3は下側の2個
のローラー14b,14cと側板6との接触部
A1を支点として傾く。このためスライドシヤフ
ト9は球面軸受8を介して傾斜するとともに弾性
体10に抗して矢印B方向に後退し、ドグ13が
回動してリミツトスイツチ12を開放(もしくは
閉成)し、ロボツトはただちに停止し、または逆
方向にもどつて固定部との接触をなくす。 つぎに、ワーク側部材3に矢印M2方向の外力
が加わつた場合は、ワーク側部材3が上側のロー
ラー14aと枠体4との接触部A2を支点として
傾き、さきの場合と逆方向にスライドシヤフト9
が傾き弾性体10に抗して矢印B方向に摺動し、
リミツトスイツチ12を動作させる。 また、ワーク側部材3に外力M1,M2および第
1図の平面に垂直の方向(後述のM3)に、ある
いはスライドシヤフト軸に対し回転方向の、外力
が加わつた場合は、取付片7とともにローラー1
4aがスライドシヤフト9を中心にして回動し、
係合片15の傾斜面に乗り上げ、ワーク側部材3
が外力M1が加わつたときと同様に傾き、外力M1
の場合と同様にスライドシヤフト9を後退させリ
ミツトスイツチ12を動作させる。さらに、トー
チ1の接触端16に垂直方向の力M4が加わつた
ときも、トーチ端がスライドシヤフト9に対して
垂直でかつ球面軸受8の回転中心を通る面17か
らはずれるようにしておけば、分力によつて前述
したいずれかの場合と等しくなる。 しかるに、このような従来装置においては、加
工具の位置決めが行なわれたかどうか確実に検出
できないため、万一、加工具が所定の位置に固定
されなかつた場合、動作の制御が不安定になるば
かりでなく、事故を起こす恐れがある。 ここにおいて本考案は、従来装置の難点を克服
し、加工具が所定の位置に固定されたかどうか確
実に検出できる産業用ロボツトの手首機構を提供
することを、その目的とする。 第2図は本考案の一実施例の要部の側断面図、
第3図はそのAA断面図である。 すべての図面において同一符号は、同一もしく
は相当部分を示す。 18は取付片7とローラー支持板70との連結
部材、19はカバー、20はスリツト板、21,
22はスリツト板20の近接により応動する近接
スイツチ、また14a,14b,14c,14d
は正方形状のローラー支持板70の頂角の位置に
配設されたローラーである。 本考案は、外枠5に近接スイツチ21と22を
相互に機械角でたとえば90゜の位置に取付け、ス
ライドシヤフト9にスリツト板20を弾性体10
の左に挿入してナツト11で締め込んでいる。な
おスリツト板20は磁性体で近接スイツチ21,
22に対向する部分を切欠いでいる。 このような構成において、スライドシヤフト9
に支持板70を介して配したローラー14a,1
4b,14c,14dと、外枠5の側板6のロー
ラー摺動面に1個所設けた係合片15が係合する
ことで溶接トーチ1の位置が設定され、さらにス
ライドシヤフト9に挿入されたスリツト板20に
溶接トーチ位置に対応したスリツトがあり、この
スリツト位置によつて、外枠5に取付けた近接ス
イツチ21,22を動作させ、その信号を制御部
(図示せず)へ送り、溶接トーチ1の位置の検出
ができる。 この実施例の場合、4個所の位置決めをするた
め、近接スイツチ21,22を2個取付けて、ス
リツト位置との組合せにより、4種類の位置信号
を制御部へ送ることができる。 その検出位置信号を表にして表せば次のとお
り。
【表】 従つて、この検出機構を付加したことで、制御
部で位置情報が入力でき、また、リミツトスイツ
チ12の外部接触信号と近接スイツチ21,22
の位置信号が選択可能となり、ロボツト運転中に
A方向またはB方向へ溶接トーチ1の位置を変更
したい場合に、テイーチングによつてワーク(も
しくは固定物)とワーク部材3を接触させて、外
力M3を加え、所定の位置に変更するステツプを
設ける。このときは位置信号を選択している。そ
して、次にプレイバツクで動作させると、ロボツ
トはテイーチング通りに連続して動く。このとき
は、外部接触信号を選択する。 かくして本考案によれば、ロボツトの手首機構
が簡単な構造で小形軽量に3自由度と同等の機能
を持つことができ、また現在のロボツトにも取付
け可能であり、テイーチング・プレイバツクロボ
ツトの利点を充分に生かした産業用ロボツトの手
首機構が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の要部を示す側断面図、第2
図は本考案の一実施例の要部を表わす側断面図、
第3図はそのAA断面図である。 1……溶接トーチ、2……手首側部材、3……
ワーク側部材、4……枠体、5……外枠、6……
側板、7……取付片、8……球面軸受、9……ス
ライドシヤフト、10……弾性体、11……ナツ
ト、12……リミツトスイツチ、13……ドグ、
14a,14b,14c,14d……ローラー、
15……係合片、16……接触端、17……球面
軸受8の回転中心を通る面、18……連結部材、
19……カバー、20……スリツト板、21,2
2……近接スイツチ、70……ローラー支持板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 手首側部材とワーク側部材の一方の部材に球面
    軸受と、 他方の部材に前記球面軸受に軸方向に摺動しう
    るように支承されたスライドシヤフトと、 前記スライドシヤフトに嵌挿しワーク側部材と
    手首側部材とを圧接させる弾性体と、 一方の部材にとりつけ他方の部材の対向面に接
    触しそれぞれの回転軸が手首の回転方向に対し半
    径方向に等間隔に設けられている4個のローラー
    と、 これらローラーに対向する他方の部材における
    ローラーの摺動面に手首の回転により逐次ローラ
    ーが乗り上げ手首の位置を設定できる長さに1個
    そなえる係合片と、 スライドシヤフトの偏位によつて動作するリミ
    ツトスイツチと、 スライドシヤフトの手首側部材に軸方向直角に
    装着されたスリツト板に対向する同一平面上に相
    互に機械角90゜の間隔で手首側部材の外枠の内周
    面に配備した2個の近接スイツチと、 前記スライドシヤフトに加工具位置検出用の近
    接スイツチに空〓を介して対向し、かつ、適宜間
    隔の複数個のスリツトを有する磁性体のスリツト
    板 を設けたことを特徴とする産業用ロボツトの手首
    機構。
JP6020283U 1983-04-21 1983-04-21 産業用ロボツトの手首機構 Granted JPS59167690U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6020283U JPS59167690U (ja) 1983-04-21 1983-04-21 産業用ロボツトの手首機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6020283U JPS59167690U (ja) 1983-04-21 1983-04-21 産業用ロボツトの手首機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59167690U JPS59167690U (ja) 1984-11-09
JPS632316Y2 true JPS632316Y2 (ja) 1988-01-20

Family

ID=30190445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6020283U Granted JPS59167690U (ja) 1983-04-21 1983-04-21 産業用ロボツトの手首機構

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JP (1) JPS59167690U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5723992A (en) * 1980-07-18 1982-02-08 Hitachi Electronics Video generator

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5723992A (en) * 1980-07-18 1982-02-08 Hitachi Electronics Video generator

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JPS59167690U (ja) 1984-11-09

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