JPS63230599A - ZnSe単結晶作製法 - Google Patents

ZnSe単結晶作製法

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JPS63230599A
JPS63230599A JP62065389A JP6538987A JPS63230599A JP S63230599 A JPS63230599 A JP S63230599A JP 62065389 A JP62065389 A JP 62065389A JP 6538987 A JP6538987 A JP 6538987A JP S63230599 A JPS63230599 A JP S63230599A
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勲 木戸口
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    • C30B1/02Single-crystal growth directly from the solid state by thermal treatment, e.g. strain annealing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/10Inorganic compounds or compositions
    • C30B29/46Sulfur-, selenium- or tellurium-containing compounds
    • C30B29/48AIIBVI compounds wherein A is Zn, Cd or Hg, and B is S, Se or Te
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S117/906Special atmosphere other than vacuum or inert

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (7)技術分野 この発明は、ZnSeのバルク単結晶の成長方法に関す
る。
ZnSeは、II−VI族化合物半導体のひとつである
。1−Vl族化合物半導体のバンドギャップは、ZnS
 (IF) 8,66VからCdHgTe ノ0.16
Vまで広く分布しており、光学素子材料として用途が広
い。
ZnSeは特に、青色LEDの材料として強く期待され
ている。
赤外LED、赤、橙、黄、緑LEDは、既に実績があり
、使用量も多い。
ところが青色LEDは未だに実用的な段階に至っていな
い。これは、主に材料上の制約による。
LEDの材料として求められる一般的な条件は、(1)
直接遷移型が望ましい。
(II)  Pn接合が容易にできること。
(110大型の基板結晶が得やすいこと。
(V)  デバイスプロカスが簡単な事などである。
さらに青色のLEDの材料という事になると、バンドギ
ャップが2,5ev以上なければならない、という条件
が加わる。
このような条件を満足するものとしては、GaN1Si
C、ZnSe 、 ZnS 、 GaAtN 、 Zn
SSe iどが知られている。
しかし、いずれも研究段階にとどまっており、実用的な
ものが得られていない。
GaN L E Dの場合には、良い(、aN基板が得
られないので、サファイアを基板とし、n−GaN、1
−GaN ヲヘテロエビタキシャル成長させたものが提
案されている。しかし、これは、ヘテロエピタキシーで
′あるので、熱膨張率の差によって、結晶層にクラック
が発生しやすく、劣化が速いという欠点がある。また、
i層の制御が難しく、動作電圧がバラつくという欠点も
ある。
5iCLEDは間接遷移型であり、発光効率が良くない
が、この場合にはSiCのバルク結晶ができるので、こ
れを基板とすることができる。ホモエピタキシーである
から、格子定数のちがいによる問題がない。しかし、S
iC基板の良質のものを作るのが困難であり、実用化に
は程遠い状況である。
ZnSeは、ハンドギー?’/プEgが2.76V テ
、直接遷移型の半導体であるが、n型のものしかできな
いという欠点があった。長い間p型のZnSeは作れな
かったが、最近Liをドープして、p−ZnSeを成長
させる事ができたという報告があり、希望が持てる状況
になりつつある。
J、 NiN15hiza、 et al、 @% B
lue light emissionfrom Zn
Se p−n junctions“、 J Appl
、 Phys、、 576、 pp、2210−221
6(1985)ZnSeによってLEDを作るとする場
合、通常は、GaAsを基板として、この上にヘテロエ
ピタキシーを行なう。これは、ZnSe基板の良性なも
のが得にくい一方、GaAs基板は良質のものが得られ
るので、分子線エピタキシー、有機金属熱分解法などに
よって、ZnSe工ビクキシヤル成長層を形成すること
ができるからである。
しかし、格子整合の点が難であるから、ホモエピタキシ
ーが良いのはもちろんである。
良質のエピタキシャル成長層を得るには、基板ZnSe
が良質のものでなければならない。
シカモ、ウェハプロ七スを効率的に行なうため、大型の
単結晶ZnSeウエハが得られる、という事が強く望ま
れている。
しかし、良質のZnSe単結晶を作るのは難しいのが現
状である。
今までに多くの結晶成長法が試みられているが、大型で
欠陥の少い単結晶を歩留りよく製造する事には成功して
いない。
1−Vl族化合物単結晶を作るのが難しいのは、高い圧
力を加えなければ、これらの材料が融けないという事に
ひとつの原因がある。゛ Znノ化合物にライティえば、ZnTe 、 ZnSe
 1ZnSの順に融点が高く、融かすために加えるべき
圧力も大きくなる。
ZnSeの場合、昇華を防ぐためには、数十atm〜5
Qatmの不活性気体の圧力を加えなければならないし
、まfc、1520℃の高温が必要である。
■−v族化合物半導体のバルク単結晶を成長させる際に
有力な方法として、L E C(LiquidEnca
psulated Czochralski )法があ
る。これはV族元素の昇華を抑えるため、融液の上をB
、03で覆い不活性気体で高圧を加えたものである。
しかし、I−VI族化合物半導体の場合、LEC法を利
用する事ができない。なぜならばB2O3が原料と反応
するからである。
LEC法を用いる事ができないこともあって、1−Vl
族化合物半導体バルク単結晶を大きく成長させる事は極
めて難しくなっている。
このため、これまでに高圧ブリッジマン法、昇華法、ヨ
ウ素輸送法、溶液成長法などによって、ZnSe単結晶
を成長させる試みが行なわれている。
しかし、いずれの方法も、電気的特性、結晶性、純度、
結晶形状、寸法、成長速度などに於て、満足できるもの
ではない。
従来技術について概観する。II−VI族化合物半導体
の成長法については、以下の文献に概説されている。
「結晶光学ハンドブック(共立出版株式会社)」P、6
99.  (1971年) 「単結晶作成法(朝倉書店)日本物理学会編」p、12
1.  (1966年) 赤崎ほか、−青色LEDの将来展望“、電子通信学会誌
vo1.69.No、5 p、487(1986)ピ)
高圧ブリッジマン法 第4図に概略図を示す。
融液からの成長方法であり大型の単結晶を成長させ易い
メリットがある。
しかし、I−Vl族半導体の場合、高温かつ高圧を加え
る必要があるので技術的にも難しい点が多〜)。
縦長で下部に細径部を形成したるつぼにZnSe原料を
入れ、これをアルゴンガスで50atm程度に加圧する
。ヒータで加熱して、原料を融かす。温度分布が平坦な
領域で原料融液とするが、この下方に温度が下降する部
分を作ってフ・<。そして、るつぼの全体を回転させな
がら下降してゆくと、細径部から原料融液が固化してゆ
くことになる。
この時さまざまな結晶方位のものが成長するが、この内
のひとつの方位のものが優越して成長するので、細径部
から拡径部、胴部に至る間に単結晶化してゆく。
高圧ブリッジマン法で作られたものは、大径であるが、
欠陥が多いという欠点がある。また、必ずしも単結晶に
ならない事もある。
高圧溶融を行なうのであるが、るつぼを下降するのでは
なく、ヒータ電力を調節し、温度勾配を保ちながら、温
度を下げてゆくタンマン法と呼ばれる方法もある タンマン法によってもブリッジマン法と同様ZnSe単
結晶を引上げる事ができるが、欠陥が多いし、単結晶に
ならないことも多い。
ブリッジマン法、クンマン法の場合、高温にするので、
Si、C72どの不純物が入りやすく、高純度のものが
得られない、という共通の難点がある。
り)溶液成長法 ZnSeを、Bi 、 Sn 、  In 、 5s−
As 、 5e−As−3bなどの溶液に溶解し、飽和
溶液を作る。これを冷却するか、或は温度差をつけて、
低温側に結晶を析出させる方法である。
西沢等は、Zn又はSeを溶媒として、多結晶ZnSe
を溶解し、 Zn又はSe蒸気圧を制御しながら105
0℃で結晶を析出させる方法を研究した。そして、スト
イキオメトリツク7! ZnSe結晶を成長させる事が
できる事を見出した。
また、この方法によると、p型のZnSe単結晶を作る
事ができる事を示した。
NiN15hiza et al。J、 Appl、 
Phys、 vol、57 P2210(1985)し
かし、溶液から析出させるのであるから、単結晶のサイ
ズが小さく、形状も多様であって、形状制御ができない
欠点がある。
に)昇華法 fi−M族化合物は昇華圧が極めて高い。この事実を利
用して、原料を昇華させ、拡散によって、低温部に結晶
を析出させるようにした方法が昇華法である。
第5図に昇華法の構成図を示す。閉管石英アンプルを用
いる。これをヒータで加熱する。a部にはZnSeの原
料が入っており、この温度を1015℃とする。b部に
はSs又はZnの固体を置き、500℃程度に保つ。こ
れは、Se又はZnの蒸気圧を平衡させるためである。
0部の温度は1000℃とする。a部でZnSeが昇華
するが、これは、ZnSe −h Zn −1−HSe
2  という反応で表わされる。この気体が、0部で冷
却されて、ZnSeになり結晶化する。0部には種結晶
を付けておくか、コニカル形状にしておき、ランダムな
結晶核の発生を抑え、ひとつの単結晶になるように工夫
される。
この方法では、成長条件により多結晶になり易く高品位
な単結晶を得にくいという欠点がある。
(4)パイパー法 昇華法のカテゴリーに属するが、Arガス雰囲気で昇華
を行なう方法がPiperによって創案された。
発明者の名前をとってパイパー法と呼ばれている。
第6図に概略構成図を示す。
横長の容器の中に焼結したZnSeの固体を入れる。そ
して、Arガスをl atm程度充填する。これを三角
形状の温度分布をもつヒータの中へ入れる。この容器を
右方へ移動させると、 ZnSeが加熱されて昇華する
原料である焼結ZnSeが温度勾配xYに於て加熱され
て昇華する。これが容器の前方へ移動して結晶化する。
結晶と焼結体の間には空間が生ずる。
これは、結晶の方が密度が太きいがらである。容器が右
方へ移行しきった時、容器の中にはZnSeの単結晶が
残っている。Y点の温度は1860tである。YZの温
度勾配は20 ′Vt7!1以下である。
W、W、 Piper et al、%Vapor −
Phase Growth of’Single Cr
ystal of’ I−VI Compounds、
 ”J、 Appl、 Phys、 821278(1
961)ここでは、原料が粉末をかためて焼結したZn
Seである、という点に注意すべきである。
この方法では成長条件により多結晶になり易く高品質の
結晶を得にくいという欠点がある。
(至)ハロゲン輸送法 I2、Cl3などのハロゲンを輸送剤として用いて、単
結晶を成長させるものである。I2を用いる時はヨウ素
輸送法という。
第7図にヨウ素輸送法の装置を示す。縦型の成長容器に
ZnSeの粉末を入れる。粉末といっても市販の高純度
粉末を900℃でベーキングし、石英アンプルに真空封
入し、1000℃48時間以上で焼結したものである。
このような処理は、不純物を除き粉末の粒径を大きくす
る作用がある。
ZnSeの粉末とヨウ素とを容器に入れる。容器の上方
は、石英棒により封じられる。石英棒の下端にZnSe
の種結晶を付けである。
容器の下方を高温(850℃)にし、種結晶の側を低温
(840℃)にする。
憾 という反応が起こる。高温側(底部)でZnI2  と
52が生じる。これが上方へ移動し、上方の低温部で、
ZnSeとI2になる。I2は循環使用される。
850℃程度では、昇華が激しく起らないので、I2の
助けによって、ZnSeを輸送するわけである。
アルゴンガスは使わないで真空封入するので、容器内は
ヨウ素雰囲気となっている。
最高温度は850℃であって、温度勾配は20℃轡程度
である。この時自由運動が介在し、運動するものはZn
I、とSe2である。
この方法は成長条件に上り多結晶化する事が多い。必ず
しも単結晶になるとは限らない。また、成長速度が極め
て遅いという難点がある。
(1)cvn法 CVD法は、Zn蒸気と、H2Seガスとを反応させ、
以下の様な反応により HzS”g) +”(v) 4− ”5e(S) +H
2(!!0ZnSeを得て、これを基板の上へ堆積させ
るものである。CVD法には、いくつかの方法がある。
第8図にCVD法の一例を示す。これは亜鉛蒸発炉と反
応炉とをひとつの容器の中へ収めたものである。
亜鉛蒸発炉11に於ては、ヒータ12があって、亜鉛容
器13の中の亜鉛を溶融亜鉛14としている。
ここへArガスを導入する。これはキャリヤガスとして
機能し、−Zn蒸気を反応炉15の方へ輸送する。さら
に、H2Seガスが反応炉15へ向けて導入される。
反応炉15には、ヒータ16があって、基板17を適当
な結晶化温度に加熱している。結晶化温度にある領域で
、 H,SeとZnガスとが反応し、ZnSeとなって
基板17の上に堆積する。
未反応のガスは排出される。こうして基板17の上tζ
、ZnSe結晶が合成される。
しかし、これは多結晶ZnSeである。単結晶とするこ
とは極めて困難である。
溶融亜鉛のかわりに、ZnCl2を、Arガスをキャリ
ヤガスとして、或はH2ガスをキャリヤガスとして運ぶ
ようにしたCVD法も可能である。
基板1Tの長さは約1m程度で、例えば四角筒状で数十
α角のものである。このように広い基板の上に堆積する
のであるから、薄いが寸法の大きい多結晶ZnSeが得
られる。
CVD法は、前節までに述べた諸方法と異なり、単結晶
成長を行なう事ができない。
CVD法で作られたZnSe多結晶は、CO□レーザの
窓材、レンズ材と、しての用途がある。赤外光をよく通
すからである。
(2)  目      的 広〈従来技術を概観した。
ZnSe単結晶を作るため、多(の努力がなされている
。さまざまな結晶成長技術が試みられてきた。
しかし、このような方法によっても、欠陥が少なく、寸
法の大きい、高純度のZnSe単結晶を効率よ(成長さ
せる事ができない。
ブリッジマン法、タンマン法、パイパー法などいずれの
成長方法によっても、Si、At、Cなどの不純物の混
入が多く、高純度のものが得られない。高温にする必要
のあるものは、純度の他に、欠陥が多いという共通の難
点がある。
低温で成長できる方法のものは、純度の問題と、結晶サ
イズが小さすぎるという欠点がある。これが現状である
高純度であって、欠陥が少すく、寸法の大きいZnSe
単結晶を再現性よく効率的に製造することが、本発明の
目的である (7)本発明の方法 本発明のZnSe単結晶成長法は、従来試みられた単結
晶製造方法のいずれとも異なる。
本発明のZnSe単結晶成長法は、(、/D法で合成さ
れた多結晶又は焼結に上って作った多結晶を出発原料と
する。これを反応管、例えば石英アンプルに0.1〜1
00Torrのアルゴンなど不活性気体とともに封入し
、これを最高温度が86Q℃程度で100″VCW1程
度の急勾配の三角形温度分布の中でゾーンアニーリング
することによってZnSe単結晶を製造する。アニーリ
ング速度は211II/day程度である。
以下図面によって説明する。
第1図はCVD法で合成したZnSe多結晶を切り出し
て、角柱形(5wX 5 m×50 am ) 、又は
円柱形(8−φX 50 m )に切り出したものを例
示している。
形状、寸法は任意であるが、細長い棒状であって、石英
アンプルなどに封入できるものである事が必要である。
この後、棒状のZnSe多結晶を、反応管、例えば石英
カプセルに、不活性ガス、例えばArガスとともに封入
する。Arガスの圧力は0.1〜100Torrとする
。この時、 ZnSe多結晶が、石英カプセルの内部に
充満するわけではない。石英カプセルの容積の方が、多
結晶よりも大きくて、空間が石英カプセルの中に残る。
この石英カプセルをZone annealingする
第2図はこの状態を略示している。
ZnSe多結晶1が石英カプセル2の内部に収容されて
おり、カプセル2の内部は、0゜1〜100 Torr
のAr雰囲気4になっている。懸架装置3によって石英
カプセル2が上方から懸架されている。
ヒータ5によって、ZnSe多結晶1が下端から加熱さ
れてゆく。ヒータ5は局所的に発熱し、多結晶1を局所
加熱する。第2図(b)のような温度分布をヒータ5が
形成できるものとする。
(b)に於て横軸が温度で、縦軸が縦方向の位置を示し
ている。上方から、ABに於て室温T1で、BCでは急
激に温度上昇するようになっている。
BCの温度勾配は、50′cA〜200 tl:/3程
度の急勾配である。
50b/mより温度勾配が低いと単結晶化が起こらない
。200′cA7II以上の温度勾配を作ることは難し
い。これはBCの長さにもよる。抵抗加熱ヒータであっ
て、BCが短い時には、特に急激な温度勾配を作るのは
難しい。誘導加熱の場合温度勾配を作り易い。それで5
0′VR〜200 ’C:、/cmに制限される。
100 ′Va11程度が最も良い。
CDでは高温T1を維持する。T1は700℃〜900
℃程度である。特シて860℃程度がよい。
平坦温度領域CDの長さは短い方が良い。しかし、あま
りに短いと、BC,DEに於て、急峻な温度勾配を保つ
ことができなI/)。このため、5鵬〜20Mとなる。
例えば1〇−程度が最適である。
本発明に於てはCD間で多結晶を局所加熱し、下方の単
結晶化した部分に整合するよう、局所加熱部の結晶粒を
運動させる。このためCD間しよ狭い方が工いわけであ
る。CD間が20m以上あると、必ずしも、単結晶化し
た部分に近い方から、粒界の成長運動が起るのではない
ようになる。このため単結晶化が妨げられる事になる。
本発明に於ては、CD領域でZnSeを昇華させない。
昇華させず固相を保ったまま多結晶から単結晶へ遷移さ
せるのである。バイア(−法の場合、ここで昇華させる
ため1360℃にする。昇華させるのでここに空間がで
きる。
本発明では昇華が起らないという事ではない。
しかし、昇華を積極的に利用し原料を移動させるパイパ
ー法とちがって、本発明では昇華がなるべく起らないよ
うにしている。
石英カプセルは封じられてはいるが空隙があるので、昇
華が起こればこれは損失になり、望ましいことではない
T2を900℃以上にすれば、局所的に昇華が起り、材
料損失となる。また、石英カプセルなどに含まれる不純
物、石英などによる汚染が問題になる。
それで900℃以下とするのである。
T2を700℃ 以下にすると、再結晶化が起こらない
ため、多結晶が単結晶になるという事もない。
もちろん、700℃〜900℃でも昇華が起っているの
であるが、僅かであるし、Arの圧力があるので、昇華
損失を十分に抑制することができる。
DEでは、逆に温度が急激に下降する。BCの部分と同
じく温度勾配は一50℃声〜−200′cA程度である
。−100″cA程度が最も良い。
EFは室温T1に保たれる。
結局、温度Tについて、各領域について、次の条件が課
されている。hを下向きの位置座標とする。
AB間  T=室温T l  dT/dh = OR3
間  50 ′c/alt≦(dT/dh )≦200
℃々CD間  T = 700℃〜900℃DE間  
−200′cA≦(dT/dh )≦−50―EF間 
 T=室温T l  dT/dh = 0試料が上から
下へ、つまりAからFへと移動する場合、ABを低温部
、BCを昇温部、CDを高温部、DEを降温部、EF′
を低温部と呼ぶことができる。
AB、IFは室温T1というものの、積極的に加熱しな
いという事であって、試料が存在すれば熱伝導によって
、室温〜100℃程度になる。
CDは平坦であるように図示されているが、実際には平
坦であるようにはできないので、上向きに彎曲した温度
分布となる。
このような温度分布の中を、石英カプセル2が上から下
へ、又は下から上へ移動する。いずれの方向であっても
よい。
移動速度Vは0.05 am/day 〜5ww’ムy
 程度である。
特に2■/day程度が良い。50舗長さの試料であれ
ば、 2m/da7 として、試料がCD部分を通るだ
けで25dayかかることになる。実際にはさらに長い
日数を要する。
この手法は、CDに対応する部分だけを高温T2(70
0〜900℃)にするのであるから、zone ann
ealingと呼ぶことができる。
(コ)作 用 また、この方法は試料に対して、ヒータを相対的に上昇
又は下降運動させるのであるから、THM(trave
lling heater method )のカテゴ
リーに属する。
T)IM法は古くから知られた結晶成長技術のひとつで
ある。
しかし、ZnSe多結晶を、0.1〜100Torr 
cy)不活性ガスとともにカプセルに封入し、上記の温
度勾配の中を通過させる、というのは新規である。
このような急峻な温度勾配をもつ領域を通過させた後、
石英カプセル2を割って、ZnSeをとり出す。そうす
ると、最初に加熱された端部を除いて、全体が単結晶化
している。
最初に加熱された端部というのは、・石英カプセルを下
降する場合は下端Kを意味し、石英カプセルを上昇させ
る場合は上端りを意味する。
このような端部数−の間は多結晶であり、粒成長が起っ
ているのが観察される。このような端部以外では単結晶
シζなっている。この単結晶の色調は、原料多結晶より
も、やや黄色味を帯びたものとなっている。
多結晶ZnSeの大部分が単結晶化したのであるから、
大型の単結晶が得られる事になる。
最初に加熱された部分で多結晶であるのは、次の理由に
よるものと考えられる。この部分の多結晶が加熱される
と結晶粒が成長してゆくが、多様な方位のものがあって
、それぞれ成長し太き(なってゆく。その内(テ、最も
速く大きくなった方位のものが優勢となる。以後この方
位の結晶が成長してゆくという事になるのである。
本方法の場合種結晶を使うのではないから、どの方位の
単結晶)C7!るのか?という事は予め指定する事がで
きない。
多結晶から単結晶へ変ったといっても、形状が変わらな
いし、寸法も変わらない。この点パイパ−法とは違う。
単結晶になった事は襞開面((110)面)がきれいに
現われる、という事、及びX線回折により確かめる事が
できる。
以上に於て、本発明の詳細な説明した。
多結晶を原料とするが、この多結晶はCVD法によって
作った多結晶であってもよいし、焼結によって作った多
結晶でもよい。
焼結によってZnSe多結晶を作るには、例えば、ホッ
トプレスで、粉末原料を600℃〜900℃に加熱し、
200〜300 抵圧に加圧する。
多結晶を入れる反応管としては、石英カプセルを使って
いるが、石英の他に、グラファイト、アルミナ、BN7
iどの材料の管を用いる事ができる。
前述の例では、反応管を密封しているが、密封せず開管
としてもよい。この場合はガス入口、ガス出口などを一
部に有する開管とする。不活性ガスなどの圧力は開管で
あっても0.1〜100Torrに保つ必要がある。
さらに、上述の例は、上下方向に温度分布を形成してお
き、多結晶試料を上下方向に移動させている。
これに限らず、水平方向に温度分布を形成してもよい。
そして多結晶試料を水平の反応管の中に置く。反応管を
動かすか、ヒータを動かすかして、試料をヒータに対し
て水平方向に相対移動させる。
雰囲気ガスはArと説明したが、これに限らない。Ar
、Me、Ha7Jどの不活性ガス、窒素ガスN2及びH
2Seガスであってもよいし、これらの混合ガスであっ
てもよい。
さらに、ゾーンアニーリングを一回行なうだけでなく、
2回以上繰返し行なうようにしてもよい。
2回以上ゾーンアニーリングを行なうと、2倍以上の時
間がかかるが、より良質の単結晶を得る事ができる。
複数回のゾーンアニーリングを行なう場合、複数′のヒ
ータを順に並べて設けておき、これらのヒータを通すよ
うにしてもよい。
また、ひとつのヒータだけを用い、このヒータを順方向
、逆方向に通すようにして−もよい。
本発明の方法は、CVD法又は焼結で作られたZnSe
多結晶を反応管に入れ、0.1τorr〜100TOr
rの不活性ガス、窒素又はH2Seガス雰囲気とし、局
所的な、高温部T 2 (700℃〜900℃)に通し
たものである。高温部の前後の温度勾配は極めて急であ
る。
この処理の間、試料は形状、寸法を変えず固相を保って
いる。
パイパー法は、アルゴン圧が1 atm (760To
rr )で、高圧である。密閉空間に焼結体をキラチリ
と詰めて1360℃に加熱し昇華させている。温度勾配
は’l Q ’C/cys以下であった。
本発明はパイパー法と、アルゴンガス圧力、高温部の温
度、温度勾配に於て異なる。また単結晶化するための作
用自体も異なっている。
本発明と高圧ブリッジマン法とは、アルゴン圧(ブリッ
ジマンでは50〜1100at ) 、温度(ブリッジ
マンでは1520℃以上)、温度分布、温度勾配が異な
っている。ブリッジマン法では、原料融液を結晶化させ
る。本発明では、多結晶固体を融液単結晶にする。
(2)実施例 CVD法によって作った板状の多結晶を切り出して、7
 w+m X 7N+霞X50’wの試料とした。この
多結晶ZnSeを、 Arガスとともに石英カプセルに
入れ密封した。寥温でのArガス圧がI TorrQも
のと、5 Torrのものとを作った。
これを第2図に示すようなzone annealin
g 装置にセットした。温度条件はT1=室温、T2=
860℃、BC,DEの温度勾配ハ+100℃声、−1
00″’C/cm  とした。石英カプセルの下降速度
は2m/dayであった。
コラしてアニールした試料を、石英カプセルを割って取
り出した。この試料は上半分が単結晶化していた。単結
晶である事は、襞間及びX線回折によって確かめた。
多結晶である部分を切りとり、7amX7mX20鵬の
単結晶を得た。
この単結晶について、フォトルミネッセンス測ツセンス
測定の結果を示している。横軸は光の波長(nm)であ
る。縦軸はルミネッセンス強度である(任意目盛)。光
源はHe−Cdレーザである。
Ar圧がI Torrのものも5 Torrのものも同
様の結果が得られたので、5Torrのものについて示
す。
試料は襞間後、25%−NaOH液でエツチングした。
He−CdL/−ザは825nm、 2mW 、 44
1.6nm、 60mWのものである。試料からの発光
は、光電子増倍管(浜松ホトニクスR948−02)で
検出し六〇分光器ハJobin−Yvon 1mシング
ルグレーティングモノクロメータ(回折格子1200本
、逆分散0.8 nm/mm )である。ロックインア
ンプはPARMODEL 124A テある。
446nmにXl  の強いピークがある。これは、深
い中性アクセプタに束縛されに励起子による発光である
。■、線の半値幅がQ 、4 meVである。極めてシ
ャープなピークとなっており、左右に拡がっていない。
これは束縛励起子のエネルギーがゆらいでいないという
事であるから、ZnSe単結晶の結晶構造に於て、格子
歪みが少ないという事を意味“する。
■、のピークの左に、5個のLOフォノン(Longi
tudinal optical phonon ) 
+7) L/ブリカが生じている。
? 11 のピークの右方は平坦に見えるが、そうでは
ない。この部分(441〜445nm)  を拡大して
示す。ここには、フリーエキシトン(f’ree ex
citon )のピークE!が442.8nmに大きく
現われている。
この右、つまり高エネルギー側(442,lnm ) 
 ニボラリトンの上分岐E、が現われている。 これは
結晶が高純度である事を示している。
!2は中性ドナ不純物によって束縛された励起子による
発光である。!2が極めて低くなっている。ドナ不純物
の混入が少ないという事を意味している。これは石英カ
プセルを移動させ局所加熱する際、揮発性のドナ不純物
が除去されたためである。
11は浅い中性アクセプタに束縛された励起子をてよる
発光である。これが殆ど存在しないので、浅い準位のア
クセプタが殆どないという事である。
(財)効 果 (1)大型のZnSe単結晶を製造する事ができる。
(2)rA留不純物を殆ど含まない高純度の単結晶を得
ることができる。これは溶液法やヨウ素輸送法のように
溶媒、輸送剤を用いないからである。
高純度のArガスを用いる事により不純物の混入を抑え
られるし、昇華性のドナ不純物はゾーンアニーリング)
ζ於て除去され精製されるからである。
(3)高圧ブリッジマン法のように高温高圧にしないの
で、結晶欠陥が少ない単結晶が得られる。
(4)再現性の高い、安定した方法である。
(5)青色LEDの基板として用いる事ができる。これ
を基板とすると、品質のよいエピタキシャル成長層が得
られる。またホモエピタキシーであルカラ、GaASの
上へZnSeをへテロエピタキシーする場合のような格
子不整合がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のZnSe単結晶の製造方法に於て用い
られる多結晶試料を例示する斜視図。 第2図は本発明のzone annealing  を
示す構成図。 第8図は本発明の方法で作成したZnSe単結晶の4.
2にでのフォトルミネッセンス測定結果を示すグラフ。 第4図は高圧ブリッジマン法の概略構成図。 第5図は昇華法の概略断面図。 第6図はパイパー法の概略断面図。 第7図はヨウ素輸送法の概略断面図。 第8図はCVD法による多結晶製造装置の断面図。 1 ・・・・・・ZnSe多結晶 。 2・・・・・・石英カプセル 3・・・・・・懸架装置 4・・・・・・Ar雰囲気 5  ・・・・・・  ヒ   −   タ第3図 4.2にでのフォトルミネッセンス 7オトン エネルギー(e’V) 光  の  波  長 (nm  ) 第   2   図

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ZnSe多結晶を棒状に加工し、反応管に入れ、
    0.1Torr〜100Torrの不活性ガス、窒素又
    はH_2Seガス或はこれらの混合ガス雰囲気とし、室
    温〜100℃の低温部ABと温度勾配が50℃/cm〜
    200℃/cmである昇温部BCと、温度T_2が70
    0℃〜900℃である高温部CDと、温度勾配が−20
    0℃/cm〜−50℃/cmである降温部DEと、室温
    〜100℃の低温部EFとよりなる温度分布の中を、0
    .05mm/day〜5mm/dayの速度で移動させ
    る事により、固相を保ちながらZnSe多結晶をZnS
    e単結晶に変化させる事を特徴とするZnSe単結晶作
    製法。
  2. (2)ZnSe多結晶がCVD法によつて作られたもの
    である事を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の
    ZnSe単結晶作製法。
  3. (3)ZnSe多結晶が焼結によつて作られたものであ
    る事を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のZn
    Se単結晶作製法。
  4. (4)雰囲気ガスがArである事を特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項又は第(2)項記載のZnSe単結晶
    作製法。
  5. (5)雰囲気、ガスがHe又はHeとArの混合ガスで
    ある事を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のZ
    nSe単結晶作製法。
  6. (6)雰囲気ガスがNe又はNeとArの混合ガスであ
    る事を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載のZn
    Se単結晶作製法。
  7. (7)雰囲気ガスがArとH_2Seガスの混合ガスで
    ある事を特徴とする特許請求の範囲第(1)項又は第(
    2)項記載のZnSe単結晶作製法。
  8. (8)雰囲気ガスがN_2とH_2Seガスの混合ガス
    である事を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の
    ZnSe単結晶作製法。
  9. (9)温度分布が縦方向に形成されており、ZnSe多
    結晶を上下方向に移動させるようにした事を特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項記載のZnS
    e単結晶作製法。
  10. (10)温度分布が水平方向に形成されており、ZnS
    e多結晶を水平方向に移動させるようにした事を特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項記載のZ
    nSe単結晶作製法。
  11. (11)反応管が石英管である事を特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項記載のZnSe単結晶作製法。
  12. (12)反応管がグラファイトである事を特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項記載のZnSe単結晶作製法。
  13. (13)反応管がアルミナである事を特徴とする特許請
    求の範囲第(1)項記載のZnSe単結晶作製法。
  14. (14)反応管がBNである事を特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のZnSe単結晶作製法。
  15. (15)反応管が密封されて閉管になつている事を特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項〜第(14)項のいず
    れかに記載のZnSe単結晶作製法。
  16. (16)反応管が密封されておらず反応管はガス入口、
    ガス出口を有している事を特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項〜第(14)項のいずれかに記載のZnSe単
    結晶作製法。
  17. (17)雰囲気ガスの圧力が1Torr〜10Torr
    である事を特徴とする特許請求の範囲第(4)項〜第(
    6)項のいずれかに記載のZnSe単結晶作製法。
  18. (18)ZnSe多結晶を棒状に加工し、反応管に入れ
    、0.1Torr〜100Torrの不活性ガス、窒素
    又はH_2Seガス或はこれらの混合ガス雰囲気とし、
    室温〜100℃の低温部ABと温度勾配が50℃/cm
    〜200℃/cmである昇温部BCと、温度T_2が7
    00℃〜900℃である高温部CDと、温度勾配が−2
    00℃/cm〜−50℃/cmである降温部DEと、室
    温〜100℃の低温部EFとよりなる温度分布の中を、
    0.05mm/day〜5mm/dayの速度で移動す
    る操作を2回以上繰返すことにより、固相を保ちながら
    ZnSe多結晶をZnSe単結晶に変化させる事を特徴
    とするZnSe単結晶作製法。
  19. (19)雰囲気ガスがArガスである事を特徴とする特
    許請求の範囲第(18)項記載のZnSe単結晶作製法
  20. (20)雰囲気ガスがHe、又はHeとArの混合ガス
    である事を特徴とする特許請求の範囲第(18)項記載
    のZnSe単結晶作製法。
  21. (21)雰囲気ガスの圧力が1Torr〜10Torr
    である事を特徴とする特許請求の範囲第(19)項記載
    のZnSe単結晶作製法。
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