JPS63228183A - 定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野］ 本発明は、定着装置に関し、詳しくは電子複写機等に適
用され、加熱ローラに圧接する加圧ローラとして、複写
紙を加圧するその円周部に多数の繊維が突出したブラシ
を有するブラシロールを使用する定着装置に圓するもの
である。

［従来技術］ 従来、実開昭５１−４６３３５号公報に見られるように
、湿式現像剤を使用する定着装置における乾燥ローラの
記録面側にブラシロールを用いた定着装置及び実開昭５
．１−６３７３８号公報に見られるように加圧ローラと
して植毛ローラを用いた定着装置がそれぞれ本件出願人
により出願され分間されている。更に加熱定着ローラに
圧接する加圧ローラの複写紙を加圧する円周部に多数の
繊維を突出させたブラシを設けた構成の電子写真複写機
における熱定Ｗ装置が本件出願人によって出願されてい
る。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記し女従来技術のうち、本件出願人により出願され現
在未公開である電子写真複写機における熱定着装置にお
いては、加圧ローラとしてブラシローラを用いているこ
とが明白に記載されている。

これは、それより以前の加熱ローラと加圧ローラとの高
い圧力による圧着方法を改善し、両ロール間を低圧化し
て紙へのストレスを軽減することにより通紙性の向上を
図り、紙しわ等の防止を達成するために提案され出願さ
れたものである。

本発明の定着装置は、ブラシロールのもつ効果をより高
度に発揮させ、通紙性をより向上させると共に定着性の
安定を図ることを目的とする定着ｖ４ｅを提供するもの
である。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の定着装置は、トナー画像を形成した複写紙をそ
の両面側より挟持、搬送し、前記トナー画像を加熱及び
加圧して定着させる加熱ローラ及び複写紙を加圧する円
周部に多数の繊維が突出したブラシで構成された加圧ロ
ーラを備える定着装置において、 前記加圧ローラは、その両端部に、前記加熱ローラと当
接し、前記加圧ローラと前記加熱ローラの軸間距離を規
定し、前記加圧ローラのブラシの前記加熱ローラへの当
接量を規定するガイドリング部材を具備することを特徴
とするものである。

［作用］ 本発明の定着装置では、例えば電子複写機に適用された
場合、円周部表面にブラシを設けた加圧ローラの両端に
取付けられたガイドリング部材が、加圧ローラを駆動す
る加熱ローラと当接し、これにより加圧ローラと加熱ロ
ーラの軸間距離が規１１１ＩＪされ、加圧ローラのブラ
シの加熱ローラへの接触量、即ち穂高ｍを規定する。従
って前記ガイドリング部材と前記加熱ローラとの当接量
、即ちブラシの穂高量を調整することにより、加熱ロー
ラに圧接するブラシにかかるストレスを軽減し、圧接に
より倒れたブラシの起立状態への復帰率を＾め通紙性の
向上及び定Ｉｔ性の安定化を図ることができる。

［実施例］ 以下、本発明の定着装置を電子複写機に適用した場合に
ついての実施例を第１図、第２図に基づいて説明する。

本実施例の定着装置は加熱ロー５３０と、加圧ローラ４
０とを主な構成要素として含む。

構成要素のうち加熱ローラ３０は基本的には従来と同じ
構成のものを利用できる。

加熱ローラ３０はトナー画像１０を形成しガイド板２１
上を搬送される複写紙２０をその両面側より加圧ローラ
４０とともに挟持、搬送する。これによりトナー画像１
０を加熱、溶融して複写紙２０に固定するものである。

加熱ローラ３０は第１図に示すようにアルミニウム等の
金属製の芯金３０１とその外周部に被覆されたテフロン
層３０２と内部に配設されたヒータ３０３とからなり、
その両端３００ａ、３００ｂを第２図に示すように輪３
０４によって支持板５０ａ、５０ｂに回転自在に保持さ
れている。

加圧ローラ４０は複写紙２０を加圧する円周部に多数の
１ｉｌｌｉ４１１が突出したブラシ４１０で構成されて
いる。ブラシ４１０は例えばテフロン製の多数の繊１４
１１で構成されている。又、ブラシ４１０は多数の繊維
を植毛した柔軟性を備えた基部４２０を接着剤（図示せ
ず）を介して円筒状アルミニウム製の芯金４３０の外周
面に巻付け、かつ接着剤で固定されたものを用いる。こ
の加圧ローラ４０はブラシ４１手を加熱ローラ３０の外
周面３００に圧接し従動可能な状態で、回転軸３０５に
よって支持板５０ａ、５０ｂに保持されている。なおこ
の場合、加圧ローラ４０は回転軸３０５に作用させた押
バネ６０の付勢力によって、常時、加熱ローラ３０に圧
接されている。この加熱ローラ３０の右側には分離爪８
０が、その先端がローラ３０外局面と接した状態で配置
されている。

本実施例では、加圧ローラ４０のブラシ４１０の材料と
して、太さ６．２５デニールの繊維を１８０本束ね、密
度３００本／インチ２、穂高５ｍｍになるよう植毛した
フッ素樹脂を用いた。そして加圧ローラ４０の両端に幅
５ｍｍのガイドリング部材４００ａ、４００ｂを取付け
た。ちなみに、本実施例ではガイドリング部材４００ａ
、４００ｂの径は夫々φ２８ｍｍ、ブラシ４１０を構成
する加圧ローラ４０の径をφ３０１ＩＩＩ１１に夫々設
定し、実質上加熱ローラ３０に接触可能なブラシ４１０
部分の加熱ローラ３０への当接量（穂高）を１１ｇ１と
した。つまり前記ガイドリング部材４００ａ、４００ｂ
は加熱ローラ３０と加圧ローラ４０の軸間距離ｄ（第２
図参照）を規定し、加圧ローラ４０のブラシ４１０の加
熱ローラ３０への当接量を規定するｉ能を有する。

本実施例ではガイドリング部材４００ａ１４００ｂは専
ら、ブラシ４１０の加熱ローラ３０への当接量を規定す
る案内部材としての機能のみを有するよう構成したが、
この構成に限定されることはなく、例えばガイドリンク
部材４００ａ、４００ｂが加圧ローラ４０に回動自在に
保持されるよう構成することも出来る。

（通報性能及び定着性能°） 上記したように、ガイドリング部材４００ａ。

４００ｂの径をφ２８１１ブラシ４１０を構成する加圧
ローラ４ｏの径をφ３Ｃ１ｍに設定した。又、加熱ロー
ラ３０への接触量を穂高として１ｕ＋に設定し、更にガ
イドリング部材４００ａ、４００ｂの主体にかかる全圧
を１５ｋｇとして、紙の坪量が５２ｑ／ｍ”から２１０
ｇ／ｍ２の範囲の８種類の紙を用いて、定着速度をｆ３
ｃｒｓ／秒から１６ＣＩｌ／秒の範囲で変化させて通紙
及び定着テストを行った。

このテストにおいては通紙及び定着とも結果は良好で紙
しわは全く発生しなかった。これはガイドリング部材４
００ａ、４００ｂによって適正な軸間距ｌｉｄが維持さ
れ、ブラシ４１０の穂が起立状態に長く保たれ充分な定
着幅にツブ幅）が得られたためと考えられる。

（比較例） 上記ブラシ４１０付きの加圧ローラ４０に、ガイドリン
グ部材４００ａ、４００ｂを設けずに上記した条件と同
条件で通紙及び定着テストを行った。その結果、使用時
間が長くなるにつれて、ブラシ４１０付き加圧ローラ４
０の径が小さくなると同時に定着幅にツブ幅）も小さい
方向へ変化し上記実施例に比較して通紙性、定着性とも
に劣ることが確認された。

［効果］ 本発明の定着装置によれば、加圧ローラの両端に加熱ロ
ーラと加圧ローラあ軸間距離を規定し、ブラシが加熱ロ
ーラに当接する当接間を所定範囲内に制御するガイドリ
ング部材を設けたことにより、ブラシの穂の起立性が長
く保たれ、通紙性、定着性ともに大幅に向上させること
ができる。その他、本発明によれば、 １）低圧定着による加熱ローラの薄肉化が図れウオーミ
ングアツプ時間の短縮化、 ２）ニップ幅拡大により加熱定着ローラの熱間を複写紙
のトナー画像に効果的に熱伝導できるため加熱ローラの
設定温度を低くすることができ、複写紙のカール状態の
発生を少なくし、紙しわの発生がなくなる。

３）複写紙は低い圧力で加熱ローラに圧着されるので、
加熱ローラからの複写紙の分離性が向上する。

４）加熱定着ローラの限定温度が低いこと及び複写紙が
低い圧力で加熱ローラに圧着されることによりオフセッ
ト性能が向上する２等円周部をブラシで構成した加圧ロ
ーラの有する諸特性を併せ有するものである。

す、第２図は第１図における正面図である。

３０・・・加熱ローラ ４０・・・加圧ローラ ６０・・・押バネ ４００ａ、４００ｂ・・・ガイドリング部材４１０・・
・ブラシ ４１１・・・繊維 ３０４・・・加熱ローラの回転軸 ３０５・・・加圧ローラの回転軸 特許出願人　　　ミノルタカメラ株式会社代理人　　　
　弁理士　大川　宏 同　　　　　弁理士　丸山明夫

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）トナー画像を形成した複写紙をその両面側より挟
   持、搬送し、前記トナー画像を加熱及び加圧して定着さ
   せる加熱ローラ及び複写紙を加圧する円周部に多数の繊
   維が突出したブラシで構成された加圧ローラを備える定
   着装置において、前記加圧ローラは、その両端部に、前
   記加熱ローラと当接し、前記加圧ローラと前記加熱ロー
   ラの軸間距離を規定し、前記加圧ローラのブラシの前記
   加熱ローラへの当接量を規定するガイドリング部材を具
   備することを特徴とする定着装置。
2. （２）ガイドリング部材は加圧ローラに回動自在に保持
   されている特許請求の範囲第１項記載の定着装置。