JPH0328436Y2 - - Google Patents

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JPH0328436Y2
JPH0328436Y2 JP1982160130U JP16013082U JPH0328436Y2 JP H0328436 Y2 JPH0328436 Y2 JP H0328436Y2 JP 1982160130 U JP1982160130 U JP 1982160130U JP 16013082 U JP16013082 U JP 16013082U JP H0328436 Y2 JPH0328436 Y2 JP H0328436Y2
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copy paper
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fixing
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、湿式電子写真製版機の熱定着装置に
関する。
従来から複写機等に最も広く採用されている熱
ローラ方式による定着装置を第1図に示す。コピ
ー紙1は表面が樹脂コーテイングされかつ内部に
熱源2を有した金属ローラ3とゴムローラ4から
成る一対の定着ローラの間を通る、金属ローラ3
とゴムローラ4とはニツプ幅Wを形成するように
押圧して配設され、一般にゴムローラ4が駆動系
に連結され、金属ローラ3はゴムローラ4の回転
に従動するようになつている。そして、コピー紙
1のトナー画像の形成されている側が金属ローラ
3に接し、熱源2による熱によつてトナー画像が
定着される。この熱ローラ方式は熱効率が60〜80
%と高いため定着速度を上げられ、また、定着ロ
ーラ3,4がコピー紙1の搬送を兼ねるため、装
置が小型化できる利点がある。一方、欠点として
は、トナーのオフセツト,コピー紙1の金属ロー
ラ3への巻きつき、さらに、定着ローラ3,4間
に強圧をかけているため皺が発生しやすいことで
ある。複写機等においては、トナーのオフセツ
ト,コピー紙の巻きつきを防止するために第1図
に示すようにシリコンオイル等の離型剤5を金属
ローラ3に接して設けられたフエルトパツト6で
金属ローラ3に供給して解決している。
しかしながら、水と油(インク)の親水性,親
油性を利用してコピーをとる印刷においては、印
刷機にかける原版の全面にシリコンオイルが付着
すると、シリコンオイル付着部全面にインクを引
いてしまうことになる。そのため印刷用原版をつ
くる製版機の定着部にはシリコンオイル等の離型
剤は使えない。
本考案は、シリコンオイル等の離型剤を使用せ
ずにオフセツト及びコピー紙の巻きつきを防ぐも
のであり、コピー紙裏面に接し内部に熱源を有す
る回転する加熱金属ローラと、該金属ローラの上
部にあつて吸湿性・耐熱性の繊維部材が被覆され
かつ前記金属ローラに自重で接する少なくとも2
個の押えローラを具備して成る湿式電子写真製版
機の熱定着装置を提供するものである。
以下、本考案を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図は本考案の一実施例の湿式電子写真製版
機の熱定着装置で、第3図は本考案の他の実施例
の湿式電子写真製版機の熱定着装置である。
第2図において、液体現像されたコピー紙1は
現像絞りローラ7,8により送り出された予熱パ
ネルヒータ9上を通過する。この時、コピー紙1
の裏面は予熱パネルヒータ9によつて本定着前の
予備加熱を受ける。これは本定着における定着効
率を高める効果を持つと共にコピー紙の搬送速度
を高める上で有効である。一方、コピー紙1のト
ナー画像面は乾燥フアン10によつてコピー紙1
に付着している溶剤を蒸発させる。さらに、コピ
ー紙1は熱源11によつて加熱された金属ローラ
でなる定着ローラ12とその上部に自重で接触し
ている押えローラ13,14の間を通り熱定着を
受ける。この押えローラ13,14は、例えば
27.2mmφの中空パイプの外周に吸湿性・耐熱性を
有する繊維(例えば、テイジン(株)製のコーネツク
ス)でなる厚さ2mmの繊維部材を被覆して構成さ
れる。従つて、熱源11を有する定着ローラ11
と押えローラ13,14でなる熱定着装置をコピ
ー紙1が通過する際、押えローラ13,14に付
着するトナーは繊維部材に吸収され表面に残るこ
とはない。そのため押えローラ13,14にトナ
ーが付着することによつて生ずるトナーのオフセ
ツトやコピー紙1が押えローラ13,14に巻き
つくことはない。また、定着ローラ12に対して
押えローラ13及び押えローラ14がそれぞれ接
する区間Wにおいてコピー紙1が定着ローラ12
に接触することになり、第1図のような一対の定
着ローラを強圧接触させてニツプ幅を得ているの
とは異なり、十分な接触幅Wが得られかつ押えロ
ーラ13,14は定着ローラ12に自重で接触し
ていることと合わせて、コピー紙1に皺を生じさ
せることはない。また、このように十分な接触幅
Wが得られることからそこを通過するコピー紙1
には定着ローラ12の熱が効率良く伝導され定着
効率も向上する。なお、押えローラはこの実施例
のように2つに限定されるものでなくそれ以上で
あつてもよい。
第3図は本考案の他の実施例で同一番号は同一
機能を有する。ここでは、押えローラ13,14
の上方に熱源15と反射体16を設けることによ
り押えローラ13,14に付着するトナーの吸収
乾燥が早められる。そのためトナーのオフセツト
やコピー紙1の押えローラ13,14への巻きつ
きを防止する上でさらに効果的な熱定着装置を提
供できる。
以上説明したように、本考案は吸湿性・耐熱性
の繊維部材を被覆した押えローラを複数個、定着
ローラに自重で配置した構造の熱定着装置である
ためシリコンオイルのような離型剤を使用するこ
となくトナーのオフセツトが防止できまたコピー
紙の巻きつきを防止できかつコピー紙の定着ロー
ラへの接触幅を十分にとることができるため定着
効率も向上できるという利点を有し、特に湿式電
子写真製版機の熱定着装置に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の熱ローラ方式による定着装置、
第2図は本考案の一実施例の湿式電子写真製版機
の熱定着装置、第3図は本考案の他の実施例の湿
式電子写真製版機の熱定着装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コピー紙裏面に接し内部に熱源を有する回転す
    る加熱金属ローラと、該金属ローラの上部にあつ
    て前記コピー紙の画像面に接する吸湿性・耐熱性
    の繊維部材が被覆されかつ前記金属ローラに自重
    で接し前記金属ローラに従動回転する少なくとも
    2個の押えローラを具備してなる湿式電子写真製
    版機の熱定着装置。
JP16013082U 1982-10-22 1982-10-22 湿式電子写真製版機の熱定着装置 Granted JPS5966256U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5966256U JPS5966256U (ja) 1984-05-02
JPH0328436Y2 true JPH0328436Y2 (ja) 1991-06-19

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JPS4997627A (ja) * 1973-01-19 1974-09-14
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JPS5760158B2 (ja) * 1973-07-06 1982-12-17 Toppan Printing Co Ltd

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JPS5966256U (ja) 1984-05-02

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