JPS63228105A - 光フアイバ浸水検知センサ - Google Patents

光フアイバ浸水検知センサ

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JPS63228105A
JPS63228105A JP62062258A JP6225887A JPS63228105A JP S63228105 A JPS63228105 A JP S63228105A JP 62062258 A JP62062258 A JP 62062258A JP 6225887 A JP6225887 A JP 6225887A JP S63228105 A JPS63228105 A JP S63228105A
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JP
Japan
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water
container
optical fiber
sensor
swellable material
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Application number
JP62062258A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sawano
沢野 弘幸
Hideo Suzuki
秀雄 鈴木
Kazuo Yanase
和生 柳瀬
Yasuyuki Sugawara
菅原 康行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、例えば電気通信ケーブル等の内部に配設さ
れ、この種のケーブルの浸水事故を正確にかつ迅速に検
知できる光ファイバ浸水検知センサに関する。
「従来の技術とその問題点」 一般に、電カケープルや通信ケーブル等の電気通信ケー
ブルは、市内外の伝送線路内および海底などに敷設され
ている。
エンプ −小しらかに一ゴ旧由1.−1千 拳の巨王方
向に沿って裸線、紙絶縁線あるいはプラスチック絶縁線
などの警報線を配線して、この警報線の部分的短絡によ
り浸水を検知するものが用いられている。
ところがこの警報線を配線して構成された防水型ケーブ
ルにあっては、上記のような警報線を用いているため、
浸水箇所を正確にかつ迅速に検知することができず、ま
た警報線の浸水検知感度が低いことから、この感度を向
上させるためにケーブルの中継接続部分を多くする必要
があるなどの問題が生じていた。また金属導体を用いた
警報線は、電磁誘導のある区間では適用できないという
問題があった。
また、最近の光ファイバケーブルにおいては、中継間隔
が長いため、警報線そのものを使用できないという問題
もあった。さらに、従来の通信ケーブルや光ケーブルに
おいては、ケーブルの接続部において浸水するおそれが
大であるという問題もあった。
このような事情から、従来より、上記のような電気通信
ケーブルなどの内部に配設可能な浸水検知センサの開発
が望まれていた。
「問題点を解決するための手段」 この発明では、ケーブル浸水検知センサとして光ファイ
バを用い、透水性を有する容器内に光ファイバを挿通す
ると共に、この容器内に吸水時に体積膨張する水膨潤性
材料を収容して構成し、問題解決の手段とした。
「作用」 この発明の光ファイバ浸水検知センサにあっては、上記
のような構成としたことにより、次のような作用を奏す
る。
すなわち、浸水事故(こ際し、容器内に浸透した水分を
水膨潤性材料が吸収してその体積が膨張し、これによっ
て容器内に挿通された光ファイバが押し曲げられる。よ
って、この光ファイバの曲がりによる伝送光の損失増を
光ファイバの入力端から入射した光の後方散乱光等の反
射光を測定することによって検知し、浸水事故の発生お
よびその発生位置を正確かつ迅速に検知できる。
「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の詳細な説明する。
第1図ないし第3図は、この発明の第1実施例を示す図
であって、図中符号1は、光ファイバ浸水検知センサ(
以下、単にセンサと略称する)である。このセンサlは
、光ファイバ2に容器3を取り付け、この容器3内に水
膨潤性材料4を収容して構成されている。なお、図示し
ないがこのセンサlは、光ファイバ2に適宜な間隔をも
って多数の容器3・・・が取り付けられている。
この光ファイバ2には、石英系ガラスファイバ、多成分
系ガラスファイバあるいはプラスチックファイバが使用
され、この光ファイバ裸線に、熱硬化性シリコン、ウレ
タン、紫外線硬化型ポリマ、等を材料とする一層あるい
は二層以上の被覆を施した光ファイバ素線やこの素線を
ナイロン等で被覆した光ファイバ心線が好適に使用され
る。
上記容器3は中空角柱状をしており、その表面には多数
の透水孔5.5・・・が形成され、容器3外部の水分が
容器3内に浸透するようになっている。この容器3の内
部には、その下部側に水膨潤性材料4が収容されている
と共に、上部側からはくさび形の凸部6が先端部を下方
に向けた状態で固着されている。また、この容器3の左
右両側面には、光ファイバ2を挿通するための挿通孔7
.7が形成されており、光ファイバ2は、これら挿通孔
7.7から容器3内に挿通され、水膨潤性材料4の上端
と凸部6の先端部との間に配置されるようになっている
上記水膨潤性材料4は、吸水時に体積が5倍以上となる
ような材料が使用され、好適な材料を例示すれば、ポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、EVA樹脂、EEA樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン、スチレン系の熱可塑
性エラストマー(以下、TPEと略記する)、オレフィ
ン系TPE。
エステル系TPE、塩化ビニル系TPE、アミド系TP
E、ジエン系TPE、アイオノマ系TPE等の熱可塑性
樹脂または1,3ジエン系ゴム等のゴムにポリアクリル
酸塩−ポリアクリル酸共重合体、ポリビニールアルコー
ル−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリエチレン
オキサイド、澱粉グラフト共重合体、カルボキシメチル
セルロース(CMC)等の吸水性材料を混合したものな
どが好適に使用される。また、水膨潤性材料4の使用量
は、この水膨潤性材料4の吸水能力や体積膨張率などを
考慮して適宜に決められる。
このように構成されたセンサ!は、次のようにして浸水
事故の発生を検知する。まず、センサlの設置場所に浸
水事故が起こり、この水分が透水孔5.5・・・から容
器3内に浸透する。容器3内に浸透した水分は水膨潤性
材料4に吸着され、水膨潤性材料4は膨潤して体積膨張
を起こし、これにより光ファイバ2が凸部6側に押し上
げられる。
凸部6側に押し上げられた光ファイバ2は、凸部6の先
端部に当接し、更に第3図に示すように凸部6に沿って
折り曲げられる。このようにして光ファイバ2には曲が
りが発生し、この曲がり部分では光ファイバ2中を伝送
される伝送光の損失が大きくなるので、この損失増を感
知することにより浸水事故の発生を検知することができ
る。
次に、このセンサ1を用いた浸水検知システムの一例を
第4図を参照して説明する。この図に示すセンサ1は、
光ファイバ2に多数の容器lを取り付けて構成されたも
のである。このセンサlの端部には、センサ1内に入射
した光の反射光の時間的な遅れを測定すると共に、受光
レベルの変化を測定して光ファイバの曲がりの発生位置
を検知する浸水検知装置8が接続されている。この浸水
検知装置8は、光ファイバ2の入力端から光パルスを入
射するパルス発生器9とLD(レーザーダイオード)や
LED(発光ダイオード)等の発光素子7とからなる発
光部11と、光ファイバ2から後方散乱光などの反射光
パルスを受光するAPD(アバランシェフォトダイオー
ド)等の発光素子を有する光検出部12と、発光部11
からの光パルスと光ファイバ2からの反射光パルスとの
流れを制御する光方向性結合器[3と、上記の光検出部
12で受光された反射光パルスの時間的な遅れを演算処
理する演算部14と、この処理結果を表示する表示部1
5とからなるしのである。
次に、このような構成からなる浸水検知システムの稼動
方法を説明する。まず、浸水検知装置8にセンサlの一
端部を接続したのち、このセンサlの他端部側を通信機
器を収容したビル等の各フロアなどに、くまなく配設す
る。これにより浸水検知システムが完成する。
そして、例えばこの図中にしめされるX区域に浸水事故
が発生した場合、このX区域内に配設された容器3内に
水分が浸透し、この容器3内の水膨潤性材料4が吸水膨
潤して体積膨張を起こす。
これによって、容器3内の光ファイバ2が水膨潤性材料
4により押し上げられ、凸部6に当接して曲がりが発生
する。そして、この光ファイバ2の曲がりによる損失増
を浸水検知装置8により、光ファイバ2の入力端に戻る
後方散乱光などの反射光パルスの時間的な遅れや受光レ
ベルの変化に基づいて検知する。そして、浸水検知装置
8の演算部14で反射光パルスの測定データを解析して
光ファイバ2の入力端からの浸水発生位置までの距離を
割り出す。ついでこのデータを表示部15に表示するこ
とによってX区域の浸水事故を検知することができる。
次に、この浸水事故発生に伴い、直ちにX区域の浸水事
故に対する対応措置を施す。
このような浸水検知システムにあっては、浸水検知装置
8の表示部15の位置において、X区域などセンサlを
予め配設しておいた区域の浸水事故を正確にかつ迅速に
検知することが可能である。
また、この浸水検知システムは、上記の例に限らず、例
えば電気通信ケーブル内にセンサIを他の電気通信線や
光ファイバと共に配設した構成であってもよい。この場
合、センサlは、光ファイバ2に、吸水時に体積膨張す
る水膨潤性材料4を収容した容器3を取り付け、水分の
浸透により水膨潤性材料4が膨張して光ファイバ2に曲
がりを発生させ、光ファイバ2の伝送損失を増加させる
ことを浸水検知手段としたので、従来の金属導体を用い
た浸水検知器に比べ長距離の布設が可能となり、また電
磁誘導がある区域においても適応させることができる。
第5図および第6図はこの発明の第2実施例を示す図で
あって、符号16はセンサである。これらの図において
、第1図ないし第3図に示す構成要素と同一要素には同
一符号を付し、その説明を省略する。
この例のセンサI6が第1実施例のセンサlと異なる点
は、第1実施例のセンサ1において容器3内の上部側に
固着された凸部6を省いた構成になっている点である。
このセンサ16は、浸水事故の発生に際し、容器3内に
水分が浸透し、この水分を容器3内の下部側に収容され
た水膨潤性材料4が吸着して膨潤し、体積膨張を起こす
ことにより、第6図に示すように容器3内の光ファイバ
2を押し上げ、挿通孔7.7の近傍などに曲がりを発生
させるようになっている。
よって、このセンサ16では、光ファイバ2に発生した
曲がりによる伝送光の損失増を、萌述の浸水検知装置8
等で検知することによって、浸水の発生位置を正確にか
つ迅速に検知することができるなど、先の第1実施例と
ほぼ同様の効果を得ることができる。
第7図および第8図はこの発明の第3実施例を示す図で
あって、符号17はセンサである。これらの図において
、第1図ないし第3図に示す構成要素と同一要素には同
一符号を付し、その説明を省略する。
第1実施例のセンサIでは、光ファイバ2に取り付けら
れる容器3が中空角柱状であり、またこの容器3内にく
さび形の凸部6を固着した構成であったが、この例によ
るセンサ17では、容器18が中空円柱状をしており、
またこの容器18内に光ファイバ2を折曲させるための
ガラス、プラスチック、金属などからなる棒19.19
を配設して構成されている。
このセンサ17は、浸水事故の発生に際し、容器18内
に水分が浸透し、この水分を容器18内の下部側に収容
された水膨潤性材料4が吸着して膨潤し、体積膨張を起
こすことにより、水膨潤性材料4が光ファイバ2を押し
上げて棒19.19に当接させ、更に第7図の図中、点
線で示すように光ファイバ2に複数箇所の曲がり部分を
発生させるようになっている。
よって、このセンサ17では、光ファイバ2に発生した
曲がりによる伝送光の損失増を前述の浸水検知装置8等
で検知することによって、浸水の発生位置を正確にかつ
迅速に検知することができるなど、第1実施例とほぼ同
様の効果を得ることができる。
第9図はこの発明の第4実施例を示す図であって、符号
20はセンサである。この図において、第1図ないし第
3図に示す構成要素と同一要素には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
第1実施例のセンサlでは、容・器3内に挿通された光
ファイバ2が水膨潤性材料4の上端と凸部6の先端部と
の間を通るように構成されていたが、この実施例のセン
サ20では、容器3内の下部側に水膨潤性材料4を収容
すると共に、その上にくさび形の突出部21を有する可
動凸部22を載置し、かつ容器3内の上部側に突出部2
Iが嵌合される凹部23を設け、容器3内に挿通された
光ファイバ2が、可動凸部22と凹部23との間を通る
構成になっている。
このセンサ20は、浸水事故の発生に際し、容器3内に
水分が浸透し、この水分を容器3内の水膨潤性材料4が
吸着して膨潤し、体積膨張を起こすことにより、水膨潤
性材料4が可動凸部22を押し上げ、突出部21が光フ
ァイバ2に当接し、光ファイバ2は突出部21に押し上
げられ、凹部21側に折曲されるようになっている。
よって、このセンサ20では、光ファイバ2に発生した
曲がりによる伝送光の損失増を前述の浸水検知装置8等
で検知することによって、浸水の発生位置を正確にかつ
迅速に検知刷ることができるなど、第1実施例とほぼ同
様の効果を得ることができる。
第10図および第11図はこの発明の第5実施例を示す
図であって、符号24はセンサである。
これらの図において、第1図ないし第3図に示す構成要
素と同一要素には同一符号を付し、その説明を省略する
第1実施例のセンサ1では、中空角柱状の容器3内の下
部側に水膨潤性材料4を収容し、容器3内の上部側に凸
部6を固着し、水膨潤性材料4の上端と凸部6の先端部
との間に光ファイバ2を通す構成であったが、この実施
例のセンサ24では、中空円柱状の容器18内に、円筒
状の水膨潤性材料4と、板状に突出した押し板部25を
有する円筒状の可動ブロック26が配設され、光ファイ
バ2は、容器18の軸線中心に沿って挿通される構成に
なっている。水膨潤性材料4は、容器18の一方の側端
部(第10図において右側)に配設されており、こ−の
水膨潤性材料4と他方の側端部(第10図において左側
)との間には、押し板部25を他方の側端部に当接させ
た状態で可動ブロック26が配設されている。押し板部
25は、水膨潤性材料4の体積膨張により可動ブロック
26が移動する際に、その中央部が押し曲げられるよう
になっている。容器18の他方の側端部には、押し板部
25により押しまげられる光ファイバ2の曲がり方向を
安定させる傾斜部27が形成されている。
この実施例のセンサ24は、浸水事故の発生に際し、容
器18内に水分が浸透し、この水分を容器18内の水膨
潤性材料が吸着して膨潤し、体積膨張を起こすことによ
り、第11図の図中、点線で示すように、可動ブロック
26が矢印の方向に押し出され、可動ブロック26の押
し板部25の先端が容器18の他端部側に当接し、押し
板部25の中央部が下方に押し曲げられて光ファイバ2
に当接し、これを下方に向けて折り曲げるようになって
いる。
よって、このセンサ24では、光ファイバ2に発生した
曲がりによる伝送光の損失増を前述の浸水検知装置8等
で検知することによって、浸水の発生位置を正確にかつ
迅速に検知することができるなど、第1実施例とほぼ同
様の効果を得ることができる。
なお、上記の各実施例とも光ファイバ2として、石英系
ガラスファイバ等の通常の光ファイバ1本を用いた構成
としたが、これに限定されることなく、例えば2本以上
の光ファイバを束ねたものを使用しても良く、定偏波光
ファイバ等を用いて構成しても良い。
また、上記の各実施例とも光ファイバ2に取り付ける容
器3.18内に、水分を浸透させる手段として、容器3
、I8に多数の透水孔5.5・・・を形成して構成した
が、これに限定されることなく、他の透水手段が付与さ
れた容器を用いて構成しても良い。
以下、実験例を示してこの発明の作用効果を明確にする
(実験例 l) コア径50μm1 ファイバ径125μm1熱硬化性シ
リコン(−次被覆)径400μm、ナイロン(二次被覆
)径0.9mm、屈折率差1%の石英系マルチモードフ
ァイバ心線に、第1図ないし第3図に示す構成の容器を
1個取り付けて、第1実施例と同様のセンナを作成した
。なお、容器内に収容した水膨潤性材料としては、熱可
塑性エラストマとポリアクリル酸塩系吸水材料の混合物
を使用した。
この水膨潤性材料は、吸水後に約100倍の体積膨張を
示した。
容器の寸法は次の通りである(第1図参照)。
A=30mmSB=6mm、C・・10mm1D=mm このセンサの両端に20kmのダミーファイバを接続し
た後、容器を水中に24時間浸漬することによりセンサ
を作動させた。
この後、浸水検知装置により浸水箇所の検出を行なった
結果、20.OI2kmの位置に2,2dBの損失増加
が検出できた。
(実験例 2) 先の実験例1で用いたものと同様の光ファイバに、第5
図および第6図に示す構成の容器を1個取り付けて、第
2実施例と同様のセンサを作成した。なお、容器内に収
容した水膨潤性材料は先の実験例1で使用したものと同
一組成の混合物を使用した。容器の寸法は次の通りであ
る(第5図参照)。
A=3 0mm、  B=6mm% E・・1 0mm
このセンサを使用して、先の実験例1と同様に20km
のダミーファイバを接続した後、容器を水中に24時間
浸漬することによりセンサを作動さ仕た。
この後、浸水検知装置により浸水箇所の検出を行なった
結果、20.008kmの位置に3.5dBの損失増加
が検出できた。
(実験例 3) 光ファイバとして、モードフィールド径108m1ファ
イバ径125μm1熱硬化性シリコン(−次被覆)径4
00μm、ナイロン(二次被覆)径0゜9 mm、屈折
率差0.3%の石英系シングルモード光ファイバ心線を
用い、先の実験例1および実験例2と同様のセンサを作
成した。
これらのセンサを使用して、先の実験例1と同様の方法
で各センサを作動させ、浸水検知装置により浸水箇所の
検出を行なった結果、実験例1の型のセンサでは20.
020kmの位置に3.9dBの損失増加が検出でき、
実験例2の型のセンサでは20.012に+nの位置に
4.2dBの損失増加が検出できた。
(実験例 4) 実験例1で使用したマルチモード光ファイバと、実験例
3で使用したシングルモード光ファイバに、ウレタンア
クリレート系UV@!化樹脂で250μmの被覆をし、
これら各々の光ファイバを用いて実験例1の型のセンサ
を作成した。
これらのセンサを使用して、実験例1と同様な方法で各
センサを作動させ、浸水検知装置により浸水箇所の検出
を行なった結果、マルチモード光ファイバによるセンサ
では、20.004kmの位置に3.0dBの損失増加
が検出でき、シングルモード光ファイバによるセンサで
は20゜008kmの位置に4.8dBの損失増加が検
出できた。
(実験例 5) 実験例1で使用した光ファイバ心線に、第7図および第
8図に示す構成の容器を1個取り付けて、第3実施例と
同様のセンサを作成した。なお、容器内に収容した水膨
潤性材料は、実験例1で使用したものと同一組成の混合
物を使用した。容器の寸法は次の通りである(第7図参
照)。
A・・・30mm%B=4mm、 F”imm、 G=
10mm5H・・l Oma このセンサを使用して、実験例1と同様の方法でセンサ
を作動させ浸水検知装置により浸水箇所の検出を行なっ
た結果、19.992kmの位置に1.5dBの損失増
加が検出できた。
(実験例 6) 実験例1および実験例5で使用した各々のセンサを第1
2図に示すように接続し、各々のセンサを水中に24時
間浸漬し、実験例1と同様の方法で浸水箇所の検出を行
なった。接続に使用したファイバの長さは次の通り(第
12図参照)。
1 ・・・5 km、 J ・・・10 km、K”・
20 Kmなお、この図中、符号lは実験例1の型のセ
ンサ、8は浸水検知装置、17は実験例5の型のセンサ
である。
その結果、5.020kmの位置に2.1dBの損失増
加が検出でき、また15.024ka+の位置に1.4
dBの損失増加が検出できた。
(実験例 7) 実験例!で用いたものと同様の光ファイバに、第9図に
示す構成の容器を1個取り付けて、第4実施例と同様の
センサを作成した。なお、容器内に収容した水膨潤性材
料は実験例1で使用したものと同一組成の混合物を使用
した。容器の寸法は次の通り。
A ・・・30 mm、 B =6 am、L・・・5
III111M・・・10mn+、 N−−−7mm、
 O・・12a+m、P・・・12mm5Ql′191
11m このセンサを使用して実験例1と同様に°20ka+の
ダミーファイバを接続した後、容器を水中に24時間浸
漬することにより、センサを作動させた。
この後、浸水検知装置により浸水箇所の検出を行なった
結果、19.9891vの位置に、1.4dBの損失増
加が検出できた。
(実験例 8) 実験例1で使用したものと同様の光ファイバに第10図
および第11図に示す構成の容器を1個取り付けて、第
5実施例と同様のセンサを作成した。なお、容器内に収
容した水膨潤性材料は実験例1で使用したものと同一組
成の混合物を使用した。容器の寸法は次の通りである(
第11図参照)。
A・・・45mm1B・・・5mll5R・・・5ff
lff11S・・・15mm、 T・・・5mm、 U
・・・30mmこのセンサを使用して、実験例1と同様
に20Ivのダミーファイバを接続した後、容器を水中
に24時間浸漬することによりセンサを作動させた。
この後、浸水検知装置により浸水箇所の検出を行なった
結果、19.984kmの位置に1.OdBの損失増加
が検出できた。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明による光ファイバ浸水検
知センサは、透水性を有する容器内に光ファイバを挿通
すると共に、この容器内に吸水時に体積膨張する水膨潤
性材料を収容して構成し、浸水事故に際し、容器内に浸
透した水分を水膨潤性材料が吸収してその体積が膨張し
、これによって容器内に挿通された光ファイバが押し曲
げられるので、この光ファイバの曲がりによる伝送光の
損失増を光ファイバの入力端から入射した光の後方散乱
光等の反射光を測定することによって検知し、浸水事故
の発生およびその発生位置を正確かつ迅速に検知するこ
とができる。
また、水分の浸透により水膨潤性材料が膨張して光ファ
イバに曲がりを発生させ、光ファイバの伝送損失を増加
させることを浸水検知手段としたので、従来の金属導体
を用いた浸水検知器に比べ長距離の布設が可能となり、
また電磁誘導がある区間においても適応させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の第1実施例を示す図で
あって、第1図はセンサの側断面図、第2図は同斜視図
、第3図は吸水作動時の状態を示す側断面図、第4図は
第1図に示すセンサを用いた浸水検知システムの一例を
説明する概略構成図、第5図および第6図はこの発明の
第2実施例を示す図であって、第5図はセンサの側断面
図、第6図は吸水作動時の状態を示す側断面図、第7図
および第8図はこの発明の第3実施例を示す図であって
、第7図はセンサの側断面図、第8図は同斜視図、第9
図はこの発明の第4実施例を示す図であってセンサの一
部を断面視した斜視図、第1O図および第11図はこの
発明の第5実施例を示す図であって、第10図はセンサ
の一部を断面視した斜視図、第11図は同側断面図、第
12図は実験例6に使用したセンサの接続状態を説明す
る概略構成図である。 IS [6、I7.20,24・・・センサ2・・・光
ファイバ 3.18・・・容器 4・・・水膨潤性材料 5・・・透水孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 透水性を有する容器内に光ファイバが挿通されると共に
    、この容器内に吸水時に体積膨張する水膨潤性材料が収
    容されてなることを特徴とする光ファイバ浸水検知セン
    サ。
JP62062258A 1987-03-17 1987-03-17 光フアイバ浸水検知センサ Pending JPS63228105A (ja)

Priority Applications (1)

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JP62062258A JPS63228105A (ja) 1987-03-17 1987-03-17 光フアイバ浸水検知センサ

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JP62062258A JPS63228105A (ja) 1987-03-17 1987-03-17 光フアイバ浸水検知センサ

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