JPS63227649A - 熱可塑性成形材料 - Google Patents

熱可塑性成形材料

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JPS63227649A
JPS63227649A JP63047664A JP4766488A JPS63227649A JP S63227649 A JPS63227649 A JP S63227649A JP 63047664 A JP63047664 A JP 63047664A JP 4766488 A JP4766488 A JP 4766488A JP S63227649 A JPS63227649 A JP S63227649A
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weight
monomer
molding material
elastic body
resin
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JP63047664A
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クリストフ・タウビツツ
エルハルト・ザイラー
ワルター・ヘツクマン
ライナー・テイゾーン
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F279/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00
    • C08F279/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of monomers having two or more carbon-to-carbon double bonds as defined in group C08F36/00 on to polymers of conjugated dienes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L51/00Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L51/04Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to rubbers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、(A)少なくとも1種の8〜12個の炭素原
子を有するビニル芳香族単量体(a1)、α、β−不飽
和ジカルボニル化合物である少なくとも1種の単量体(
a2)及び少なくとも1種の弾性体(a3)から構成さ
れる樹脂5〜95重量%、及び(B)ポリアミド95〜
5重量%(いずれもAとBの合計量に対する割合)を含
有する熱可塑性成形材料に関する。
技術水準としてあげられる西独特許出願公開60375
20号明細書によれば、ポリスチロールとポリアミドは
融和しない。ポリスチロールはもろい合成樹脂である。
スチロールをゴムの存在下に重合させると、耐衝撃性に
変性されたポリスチロールが得られる。、これらの欠点
は熱安定性及び溶剤安定性が劣ることである。同明細書
ではこの欠点を補足するため、スチロール−無水マレイ
ン酸共重合体をポリアミドと混合している。その欠点は
加工性の悪いことと、混合物の耐衝撃性がなお不満足な
ことである。
本発明はこの欠点を解決するもので、(A)少なくとも
1種の8〜12個の炭素原子を有するビニル芳香族単量
体(a1)、α、β−不飽和ジカルボニル化合物である
少なくとも1種の単量体(a2)及び少なくとも1種の
弾性体(a3)から構成される樹脂5〜95重量%、及
び(B)ポリアミド95〜5重量%(いずれもAとBの
合計量に対する割合)を含有し、樹脂(A)が、弾性体
(a3)の存在下に単量体(a1)を重合させて得られ
た未変性樹脂を、溶融状で単量体(a2)の存在下に1
20〜280°Cの温度で反応させて得られた変性樹脂
であり、その際各単量体と弾性体は、変性樹脂が(A)
に対し97〜50重量%の(a1)、0.05〜10重
量%の(a2)及び6〜50重量%の(a3)から構成
される量で使用されることを特徴とする、熱可塑性成形
材料である。
以下にこの成形材料の構成成分、成分の製造及び成形材
料の製造について説明する。
この成形材料は成分AとBをA十Bに対し下記の量で含
有する。
A:5〜95重量%好ましくは10〜60重量%特に1
5〜50重量% B:95〜5重量%好ましくは90〜40重量%特に8
5〜50重量% この成形材料はこれら成分のほか、A−1−Bを100
重量部として、成分C,D及びEを下記の量で含有しう
る。
C:1〜100重量部好ましくは5〜40重量部特に5
〜20重量部 D=1〜40重量部好ましくは5〜25重量部E前部〜
100重量部好ましくは5〜40重量部成前部: 本発明の成形材料の成分Aは次のものから構成される装 (a1)少なくとも1種の8〜12個の炭素原子を有す
るビニル芳香族単量体、 (a2)少なくとも1種のα、β−不飽和ジカルボニル
化合物に属する単量体及び (a3)少なくとも1種の弾性体(ゴム)。
成分Aは変性樹脂で、それ自体は既知である(西独特許
出願公開3615853号参照)。
これは単量体(a1)及び弾性体(a3)から得られる
未変性樹脂を、単量体(a2)と反応させるこル、α−
メチルスチロール及び/又はp−メチルスチロールであ
る。第二義的量で他のコモノマー、例えば(メト)アク
リレート又は(メト)アクリル酸を併用することもでき
るが、普通はコモノマーは使用しない。スチロールだけ
を使用することが特に好ましい。
単量体(a2)は、置換されていてもよいα、β−不飽
和ジカルボニル化合物、例えばα、β−不飽和のジカル
ボン酸、ジカルボン酸無水物、ジカルボン酸イミド(こ
れらはN−置換されていてもよい)、ジカルボン酸モノ
エステル、ジカルボン酸モノアミド、ジカルボン酸ジエ
ステル又はジカルボン酸ジアミドである。
好ましいものはマレイン酸、無水マレイン酸、メチルマ
レイン酸無水物、クロルマレイン酸無水物、その半エス
テル及び半アミド例えば無水マレイン酸と2−エチルヘ
キシルアルコールからの半エステル、そのほかN−フェ
ニルマレインイミド、フマル酸、フマル酸半エステル、
フマル酸ジエステル特に好ましくはフマル酸及びフマル
酸ジメチルエステルである。
弾性体(a3) (ゴム様重合体)としては、ポリブタ
ジェン、スチロール−ブタジェン共重合体又はスチロー
ル−ブタジェン−ブロックゴムが用いられ、このブロッ
クゴムは専門家に既知の形、例えばブロック間の移行が
鮮明な又は不鮮明なブロック共重合体、A、B 、 A
BA 、 ABAB 。
ABC1星状のもの等として存在しうる(ライナラケル
−キュヒラ−著ヘーミツシエ、テヒノロギー6巻376
貞参照)。ブロックゴムのうち、特に15〜75重量%
のブロックスチロール含量及び85重量%以下のブタジ
ェン含量を有する線状2ブロック共重合体が好ましい。
その平均分子量(重量平均)は10000ないし2百万
好ましくは50000〜20.0000である。
前記の2ブロック共重合体のほかに好ましいものは、中
等度又は高度のシス型の50000〜450000の分
子量(重量平均)を有するホモポリブタジェンである。
ポリスチロールをフマル酸を用いて耐衝撃性に変性する
ことが特に好ましい。
未変性の耐衝撃性樹脂Aは、常法によりビニル芳香族単
量体(a1)を弾性体(a3)の存在下に重合させるこ
とにより製造できる。好ましい操作法においては、一般
に弾性体(a3) (ゴム)をビニル芳香族単量体(例
えばスチロール)に溶解し、この溶液を無溶媒で、溶液
中で又は組合わせた塊状−懸濁法により、連続的又は非
連続的に重合させる。連続的な塊状又は溶液重合法は、
例えば米国特許2694692号及び6245481号
又は西独特許出願公開1770592号各明細書に記載
されている。組合わせ塊状−懸濁重合の非連続的操作法
は、例えば西独特許出願公開1595230号明細書に
より知られている。
変性樹脂Aを製造するためには、好ましくは開始剤の不
在で、未変性樹脂Aを溶融状で単量体(a2)と反応さ
せることが必要である。温度は一般に120〜280℃
特に140〜240°Cである。反応のためには既知の
混合装置、例えばブラーベンダー混合機、1軸又は2軸
押用機が適する。このためには同じ方向に回転するスク
リュー軸を有する2軸押用機を、押出機内の反応中の粘
度が約0.01〜300 Pasにおいて使用すること
が好ましく、その場合スクリュー帯域中の溶融物(反応
混合物)は、強力な混合用混練要素により15ヘルツま
での混練周期において、歯と筒壁との間の放射線状遊隙
における2000秒−1以上の速度勾配で加工される。
こうして未変性樹脂Aは単量体(a2)と放射状に混合
され、反応は均一に進行して、スクリュー軸及び筒壁へ
の物質の付着が防止される。
反応をスクリュー大きさが0.1〜0.6mmにおける
普通の放射状遊隙な有するスクリュー押出機中で、15
0 rll11以上のスクリュー回転数において行うこ
とが好ましい。例えばスクリューの外径53mで0.2
閣の遊隙を有する2軸スクリユ一押出機において、20
0 rpmの回転数を使用する。適当な混線要素は、例
えば西独特許816154号及び940109号各明細
書記載載され、第2〜6図に横断面図として示される種
々の幾何学的形態の柱状円板は、機械技術上必要な小さ
い遊隙までそれぞれの位置で混合される物質をかき取り
、そして筒の角と共同作用して混合される物質に高い剪
断力及び摩擦力を与える。軸がその上に円周方向に配置
される多数のこの混練円板は、混線帯域を与える。混線
及び反応帯域中の平均滞留時間は、一般に0.5〜20
分好ましくは1〜7分である。
未変性樹脂A及び単量体(a2) (場合により例えば
滑剤と共に)を、好ましくは一緒に供給し、溶融部中で
溶融する。溶融部中の押出しスクリューは混線要素を備
えていることが好ましい。
溶融帯域に続いて反応帯域が接続しており、これは好ま
しくは混練要素及び逆方向に推進するねじれを備えた追
加の混線要素を備えている。
生成物排出口の前に好ましくは揮発性成分を除去するた
めの脱ガス帯域が存在する。排出された溶融物は普通は
粒状化される。
未変性樹脂及び単量体(a2)から変性樹脂を製造する
ためには、単量体及び弾性体がAに対し変性樹脂が次の
ものから構成される量で用いられる。
(a1) 97〜50重量%好ましくは97〜70重量
%特に95〜80重量% (a2) 0.05〜10重量%好ましくは0.5〜4
重量% (a3) 3〜50重量%好ましくは6〜30重量%特
に5〜20重量% 成分B: 本発明の成形材料を形成する成分Bであるポリアミドは
、その構造及び分子量について特に制限はないが、80
00〜60000の分子量を有するポリアミドが一般に
優れている。
好ましいポリアミドの例は、7〜13個の環員子を有す
るラクタムから誘導されるポリアミド、例えばポリカプ
ロラクタム、ポリカプリルラクタム又はポリラウリルラ
クタム、ならびにジカルボン酸とジアミンの反応により
得られるポリアミドである。好ましいジカルボン酸は、
6〜12個特に6〜10個の炭素原子を有するアルカン
ジカルボン酸、テレフタル酸及びインフタル酸であり、
好ましいジアミンは、6〜12個特に6〜8個の炭素原
子を有するアルカンジアミン、p−キシリレンジアミン
、ビス−(4−アミノシクロヘキシル)−メタン又はビ
ス−(4−アミノフェニル)−プロパン−2,2テある
。ジカルボン酸もジアミンも、単独で又は任意に組合わ
せて使用することができる。前記ポリアミドの数種の混
合物を熱可塑性成形材料のため使用することは、可能で
あるばかりでなく、しばしば有利である。
特に工業上重要なものはポリカプロラクタム、ポリへキ
サメチレンアジピン酸アミド、ならびにヘキサメチレン
ジアミン及びイソ−及び/又はテレフタル酸から構成さ
れるポリアミドである。
本発明に用いられるポリアミドは、自体既知のもので市
販品として入手でき、あるいは既知の方法により単量体
から製造できる。
本発明においてポリアミドとしては、特に好ましくは西
独特許出願公開3604348号明細書に記載の変性ポ
リアミドが用いられる。したがって成分Bは次のものか
ら製造されるポリアミドであってもよい。
B1)少なくとも50重量%のポリアミド及びB2)少
なくとも0.1重量%の本質的にエチレン及び重合可能
なカルボン酸及び/又はその機能的誘導体からの重合体 ポリアミドB1の量は好ましくは55〜98重量%特に
75〜95重量%であり、共重合体B2の量は好ましく
は2〜45重量%特に5〜25重量%である。
成分B1としては、5000〜60ooo特に1000
0〜40000の分子量を有するポリアミドが優れてい
る。その例としては、7〜16個の環員子を有するラク
タムから誘導されるポリアミド、例えばポリカプロラク
タム、ポリカプリルラクタム又はポリラウリンラクタム
、ならびにジカルボン酸とジアミンの反応により得られ
るポリアミドがあげられる。任意の組合わせで使用でき
乞適当なジカルボン酸は、例えば6〜12個特に6〜1
0個の炭素原子を有するアルカンジカルボン酸、テレフ
タル酸及びイソフタル酸である。任意の組合わせで使用
できる適当なジアミンは、例えば6〜12個特に6〜8
個の炭素原子を有するアルカンジアミン、さら芦ヤシリ
レンジアミン、ビス−(4−アミ/フェニル)−メタン
、ビス−(4−アミノシクロヘキシル)−メタン及び2
,2−ビス−(4−アミノフェニルプロパン)である。
ポリアミドの混合物を使用することも可能であり、そし
て多くの場合に有利である。特に工業上重要なものはポ
リカプロラクタム、ポリへキサメチレンアジピン酸アミ
ド、ならびにヘキサメチレンジアミンとイソ−又はテレ
フタル酸から構成されるポリアミドである。
成分B2として用いられる変性ポリアミドは、本質的に
エチレンから成る重合体で、少なくとも1個のカルボン
酸基又は重合可能なカルボン酸の機能的誘導体の基を有
する重合体である。
機能的誘導体とは、例えばカルボン酸の無水物、イミド
、アミド、エステル、アルカリ金属基又b1)エチレン
50〜99重量%、 b2)重合可能なカルボン酸及び/又はその機能的誘導
体1〜50重量%及び b3)他の単量体0〜40重量%  ゛重合体B2を製
造するためには、エチレンを他の単量体と共重合させる
。しかしカルボン酸基及びカルボン酸誘導体基は、例え
ばグラフト重合によってもエチレン重合体中に導入され
る。
単量体(b2)としては、例えばα、β−不飽和のカル
ボン酸及びジカルボン酸、特に3〜8個の炭素原子を有
するもの、又はその機能的誘導体、特に無水物、イミド
、アミド、エステル及び塩が用いられる。個々の例は次
のものである。
アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、イタコン酸、マ
レイン酸無水物、メチルマレイン酸無水物、クロルマレ
イン酸無水物、シトラコン酸無水物、ブテニルこはく酸
無水物、テトラヒドロフタル酸無水物、その塩、N−フ
ェニルイミド及び1〜29個の炭素原子を有するアルコ
ールとの半エステルもしくはエステル、又は前記酸のア
ミド。
そのうちアクリル酸、メタクリル酸、その6〜29個の
炭素原子を有するエステル、例えばn−プロピルアクリ
レート、インブチルアクリレート、n−ブチルアクリレ
ート、インブチルアクリレート、2−エチルへキシルア
クリレート及び無水マレイン酸が特に好ましい。これら
の単量体は混合物としても使用でき、その場合は例えば
エチレン/n−ブチルアクリレート/メタクリレート、
エチレン/n−ブチルアクリレート/無水マレイン酸、
エチレン/2−エチルへキシルアクリレート/(メト)
アクリル酸又はエチレン/2−エチルへキシルアクリレ
ート/無水マレイン酸の各共重合体が得られる。
(メト)アクリル酸含有重合体は好ましくはbi)エチ
レン50〜98重量% b2)(メト)アクリル酸2〜7重量%及びn−ブチル
−又は2−エチルへキシルアクリレート0〜42重量% から得られ、無水マレイン酸含有重合体は好ましくは b1)エチレン50〜999重量% b2)無水マレイン酸0.1〜10重量%及びn−ブチ
ル−又は2−エチルへキシルアクリレート0〜49重量
% から得られる。
単量体(b3)としては、3個又はそれ以上の炭素原子
を有するα−オレフィン、例えばプロペン、フテンー1
、ペンテン−1、ヘキセン−1、デセン−1又はビニル
アセテートが用いられる。
その量は成分(b1)、(b2)及び(b3)の合計に
対し40重量%以下である。
前記共重合体を製造するための共重合法は既知であるが
、普通は重合は加熱下に高いエチレン圧力において行わ
れる。
成分B2を製造する別法においては、カルボキシル基不
含のエチレン重合体(場合により40重量%までの3個
以上の炭素原子を有する前記のα−オレフィンを含有す
る)に、常法によりカルボキシル基又はカルボキシル誘
導体基ヲ有する単量体を好ましくは過酸化物を使用して
グラフト重合させる。グラフト単量体としては、例えば
アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸又は対応す
るエステルが適する。エチレン/(メト)アクリレート
共重合体に前記単量体をグラフト重合させること、すな
わち共重合と接ぎ核形成を組合わせることも可能である
。好ましい例は、エチレン重合体例えばEPDM−ゴム
に、0.1〜1.5重量%の無水マレイン酸又は0゜5
〜8重量%の(メト)アクリル酸をグラフト重合させる
こと、あるいはエチレン60〜80重量%及びブチルア
クリレート20〜40重量%からのエチレン/ブチルア
クリレート共重合体に、0.1〜1.5重量%の無水マ
レイン酸をグラフト重合させることである。
このようなグラフト重合体を製造する方法は既知である
。例えば成分を好ましくは過酸化物例えばジイソプロピ
ルパーオキシド又はジクミルパーオキシドを添加して、
押出機中で150〜300℃で混合する。
重合体B2としては、D℃以下好ましくは一20℃以下
のガラス転移温度を有するものが優れている。これは一
般に高分子で、1〜80g/10分の溶融指数(DIN
 56735により1900G及び荷重2.16 ky
で測定)を有する。
−19= 変性ポリアミドを製造するためには、成分B1及びB2
を普通は混合機又は押出機の中で、180〜610℃好
ましくは220〜280℃の温度及び0.5〜15分好
ましくは1〜10分の滞留時間において混合する。その
際普通は少なくとも一部は成分B1とB2の相互反応が
起こる。
成分C: 成分Cとしては、8〜12個の炭素原子を有するビニル
芳香族単量体を含有する樹脂が用いられ、これは好まし
くは弾性体を組込むことにより耐衝撃性にされる(本発
明における未変性樹脂A参照)。
本発明の成形材料の成分Cとしては、好ましくはスチロ
ールの単独重合体又はスチロールと近縁の特にメチル置
換されたスチロール類との共重合体が用いられ、メチル
基は芳香族環に又は側鎖に存在する。特にp−メチルス
チロールが好ましい。共重合体はスチロール及び置換ス
チロールから常法により製造できる。スチロール重合体
としては、さらにグラフト共重合体も用いられ、これは
スチロール又は置換スチロールを、ゴム例えばブタジェ
ン重合体又はゴム様スチロール−ブタジェン共重合体の
存在下に重合させることによって製造される。ポリブタ
ジェン含量は3〜50重量%好ましくは5〜60重量%
である。この場合ゴムは、硬質母体と呼ばれるポリスチ
ロール相中に微細分散している。
この耐衝撃性ポリスチロールの製造は専門家に公知であ
る。ポリスチロール及び置換スチロールの重合体も、耐
衝撃性ポリスチロールも、市販品として入手できる。成
分Cの粘度は60〜120m1/jjの範囲にある。
そのほかスチロールとアクリルニトリルを含有する共重
合体例えば粘度数が70〜116のSAN、ならびにス
チロール及びアクリルニトリルのポリブタジェンへのグ
ラフト共重合体(ABS)もあげられる。これらの生成
物はいずれも市販品として入手できる。
成分D= 成分りとしては、耐衝撃性に変性されたゴムが用いられ
る。好ましくはポリスチロールを耐衝撃性に変性したも
の及び/又はポリアミドをそのように変性したものが用
いられる。これらも専門家に公知であって、その例は次
のものである。ポリブタジェンゴム、アクリレートゴム
、スチロール−ブタジェンゴム、ポリブテンゴム、水素
化スチロール−ブタジェンゴム、アクリルニトリル−ブ
タジェンゴム、エチレン−プロピレンゴム、ポリイソプ
レンゴム。この目的に適するゴムはさらに次のものであ
る。スチロールグラフト化エチレン−プロピレンゴム、
熱可塑性エチレン−プロピレンゴム、熱可塑性ポリエス
テル弾性体、エチレンゴム及びイオノマー、スチロール
−ブタジェン・ブロック共重合体、AB−1ABA−1
ABAA−先細の星状及びブロック共重合体、対応する
イソプレン−ブロック共重合体及び一部又は全部水素化
されたブロック共重合体。
成分E: 必ず存在する成分AとBのほかに、本発明の成形材料は
さらに普通の添加物及び加工助剤を含有しうる。普通の
添加物の例は、熱安定剤、光安定剤、滑剤、離型剤、色
料例えば染料及び顔料である。そのほか強化剤、例えば
ガラス繊維、アスベスト繊維、炭素繊維、芳香族ポリア
ミド繊維及び/又は充填剤、ギプス繊維、合成珪酸カル
シウム、カオリン、焼成カオリン、燐又は燐含有化合物
も用いられる。そのほか低分子又は高分子の重合体、例
えばポリエステル、ポリカーボネート、ニトリルゴム、
ジエン油又はワックスも添加物として使用可能である。
本発明の成形材料の製造: 熱可塑性成形材料の製造法自体は公知である。
好ましくは個々の成分A(又はAの前段物質と単量体a
2)、B及び場合によりC,D及びEを、Aについて示
したような混合装置、例えば混線器、バンバリー混合器
又は1軸スクリュー押出機又は特に好ましくは2軸スク
リユ一押出機の中で、140〜320℃特に250〜6
20°Cの温度で混合する。なるべく均一な成形材料を
得るため、強力な混合が必要である。特定の状況におい
て成形材料を形成する成分は相互に反応する。成分の混
合順序は変更できる。すなわち全成分を一緒に混合して
もよく、あるいは2種又は3種の成分を予備混合したの
ち、他の成分を添加してもよい。
成形材料の成分の融和性が改善されることは、成分Aと
成分Bの機能性基の相互作用に帰因すると考えられる。
その場合物理的に作用するか又は共有結合が形成される
のかは明らかでない。
本発明の成形材料は、著しく高い衝撃強度によって優れ
ている。これはポリアミドと比較して著しく成形収縮が
小さく、水分吸収も著しく少ないので、高い寸法安定性
を有する成形体の製造に好適である。加工は吹込法、押
出法(管、板、瓶の製造)又は積層法により行われる。
下記の実施例、比較例及び前生成物についての物性値は
次のようにして測定された。
1、粘度数:ポリアミドについてはジメチルホルムアミ
ド中の0.5%溶液、耐衝撃性ポリスチロールについて
はドルオール中の0.5%溶液で260℃において、D
IN 56726/8によりウベローデ粘度計を用いて
測定した。
2、溶融指数:ASTMD1238により230℃及び
荷重3.80 kgで測定した。
6、数平均分子量:グルンドリス・デル・マクロモレク
ラーレン・ヘミー■巻122頁以下(1979年)によ
り測定した。
4、切欠き衝撃強度: DIN5345+により測定し
た(kJ/m2)。
本発明の成形材料及び比較試料を製造するため、下記の
製品を使用した。
成分A: ■、耐衝撃性ポリスチロールAI(未変性)の製造:か
い型攪拌器を備えた51の攪拌式反応器中で、スチロー
ル1600g、ブロック間の移行の不鮮明なブタジェン
/スチロール・ブロック共重合体(ドルオール中25℃
でのη= 1.58dll/g、ブロック−PS=39
.4重量%、η=0.470 dl/iで、全スチロー
ル含量−40,5重量%、Mv=98000、Mn =
 53000 )150g、鉱油45g、三級ドデシル
メルカプタン1.8g、オクタデシル−2−(3’、5
’−ジ三級フチルー4′−ヒドロキシフェニル)−プロ
ピオネート2.29及びジクミルパーオキシドからの溶
液を、内部温度115℃及び攪拌器回転数20 Orp
mで、固形物含量が46.5%になるまで予備重合させ
た。次いでに値90のポリビニルピロリドン9.09及
びNa4P2O71,8gを含有する水1800mlを
添加し、攪拌器回転数を30Orpmに高めた。120
℃で5時間重合を行い、次いで140°Cで5時間仕上
げ重合を行い、生成重合体を分離して乾燥した。
■、耐衝撃性ポリスチロールA2(未変性)の製造:、
  3000の平均分子量(重量平均)を有する中間シ
ス型(ジエンHX529)のポリブタジェン6部を、エ
チルペンゾール6部及びスチロール88部の混合物に溶
解した。これに三級ドデシルメルカプタン0.1部及び
三級ブチルベンゾエート0.18部を添加し、118℃
で2時間、続いて140℃で終了まで重合させた。得ら
れた重合体を押出機により加工した。
■、変性ポリスチロール樹脂A11の製造:ポリスチロ
ール(At) 98.2重量%及びフマル酸1.8重量
%を、ウニルナ−・アンド・プフライデラー社製の2軸
スクリユ一押出機(ZSK53)に供給し、第1部で混
練要素を使用して180°Cで溶融し、第2部で逆推進
混練要素を使用しながら200℃で混練して反応させ、
次いで脱ガス帯域で真空を利用して脱ガスした。
押出機内の平均滞留時間は4分、回転数は150ヘルツ
であった。排出された溶融物を水浴に導通して顆粒にし
た。組込まれたフマル酸の量は0.95重量%であった
■、変性ポリスチロール樹脂A21の製造:ポリスチロ
ール樹脂(A2)97.5重量%及びフマル酸2.5重
量%を、■と同様にして190℃で反応させた。組込ま
れたフマル酸の量は1゜2重量%であった。
成分B1: 相対粘度3,2のポリカプロラクタム、分子量は400
00゜ 成分C: 耐衝撃性ポリスチロールA2゜ 成分B2: 190/2.16の溶融指数(DIN 53755.1
1 g/l 0分)を有するエチレン−n−ブチルアク
リレート−無水マレイン酸共重合体(70/29.51
0.5重量%)を使用した。
生成物Z: 比較のためDEO36067520の実施例5に記載の
90000の分子量(重量平均)を有するスチロール−
無水マレイン酸共重合体(91S/9M5A )を使用
した。
本発明の成形材料(実施例)を比較例と比較した結果を
下記表に示す。部は重量部を意味する。
実施例1〜7及び比較例I〜■ 各原料を表中に示す量で2軸スクリユ一押出機により2
80°Cで混合し、B1とB2は押出機で予備混合した
。この成形材料を粒状化し、射出成形して成形体に加工
した。試料について溶融指数及び切欠き衝撃強度を測定
した結果をまとめて下記表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)少なくとも1種の8〜12個の炭素原子を有
    するビニル芳香族単量体(a1)、α,β−不飽和ジカ
    ルボニル化合物である少なくとも1種の単量体(a2)
    及び少なくとも1種の弾性体(a3)から構成される樹
    脂5〜95重量%、及び(B)ポリアミド95〜5重量
    %(いずれもAとBの合計量に対する割合)を含有し、
    樹脂(A)が、弾性体(a3)の存在下に単量体(a1
    )を重合させて得られた未変性樹脂を、溶融状で単量体
    (a2)の存在下に120〜280℃の温度で反応させ
    て得られた変性樹脂であり、その際各単量体と弾性体は
    、変性樹脂が(A)に対し97〜50重量%の(a1)
    、0.05〜10重量%の(a2)及び3〜50重量%
    の(a3)から構成される量で使用されることを特徴と
    する、熱可塑性成形材料。 2、成分(A)と(B)だけから成る第1請求項に記載
    の成形材料。 3、(A)+(B)のほか、その100重量部に対し5
    0重量部以下のポリスチロール特に耐衝撃性ポリスチロ
    ールを成分(C)として含有する第1請求項に記載の成
    形材料。 4、(A)+(B)の100重量部に対し、40重量部
    以下の(C)と異なるグラフト又は非グラフトゴムを成
    分(D)として含有する第3請求項に記載の成形材料。 5、(A)少なくとも1種の8〜12個の炭素原子を有
    するビニル芳香族単量体(a1)、α,β−不飽和ジカ
    ルボニル化合物である少なくとも1種の単量体(a2)
    及び少なくとも1種の弾性体(a3)から構成される樹
    脂10〜60重量%、及び(B)ポリアミド90〜40
    重量%(いずれもAとBの合計量に対する割合)を含有
    し、樹脂(A)が、弾性体(a3)の存在下に単量体(
    a1)を重合させて得られた未変性樹脂を、溶融状で単
    量体(a2)の存在下に120〜280℃の温度で反応
    させて得られた変性樹脂であり、その際各単量体と弾性
    体の使用割合が、変性樹脂(A)に対し(a1)97〜
    70重量%、(a2)0.5〜4重量%及び(a3)3
    〜30重量%であることを特徴とする、熱可塑性成形材
    料。 6、(A)スチロール(a1)、フマル酸(a2)及び
    ポリブタジエン又はブタジエンとスチロールのブロック
    共重合体から選ばれる弾性体(a3)から構成される樹
    脂15〜50重量%、及び(B)ポリアミド50〜85
    重量%(いずれもAとBの合計量に対する割合)を含有
    し、未変性樹脂の反応温度が140〜240℃であり、
    そして変性樹脂(A)を構成する各単量体と弾性体の使
    用割合が、(A)に対し(a1)95〜80重量%、(
    a2)0.5〜4重量%、(a3)5〜20重量%であ
    ることを特徴とする、第5請求項に記載の成形材料。 7、ポリアミド相を耐衝撃性に変性するためのエチレン
    −及び/又はブタジエンゴムの形で、成分B2を5〜2
    0重量部含有する第6請求項に記載の成形材料。 8、成分A及びB又はその前段物質を、普通の混合装置
    により140−320℃の温度で混合することを特徴と
    する、第1請求項に記載の熱可塑性成形材料の製法。 9、第1請求項に記載の成形材料から成る成形物。
JP63047664A 1987-03-04 1988-03-02 熱可塑性成形材料 Pending JPS63227649A (ja)

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EP0281005A3 (en) 1989-09-27
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