JPS6322762Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6322762Y2 JPS6322762Y2 JP1981166540U JP16654081U JPS6322762Y2 JP S6322762 Y2 JPS6322762 Y2 JP S6322762Y2 JP 1981166540 U JP1981166540 U JP 1981166540U JP 16654081 U JP16654081 U JP 16654081U JP S6322762 Y2 JPS6322762 Y2 JP S6322762Y2
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
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- Image Input (AREA)
- Facsimile Heads (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Description
(1) 考案の技術分野
本考案はフアクシミリ、光学式読取装置、複写
器等に用いられる密着形原稿読取装置に関するも
のである。 (2) 技術の背景 近年フアクシミリ送信機の高速化、高信頼化を
目的としてMOS，CCD等のIC技術を用いたイメ
ージセンサが開発されている。しかしながらこの
IC技術を用いたイメージセンサはチツプ長が20
〜30mmと小さなため光電変換系を構成する際には
レンズ光学系を用いて縮小結像する必要があり、
従つて原稿からICセンサまでの光路長が大きく
装置の小型化が困難である。このため現在では
CdS等の光導電素子を直線状に配列して原稿幅と
同一寸法長さとし、これを原稿にほぼ密着して光
電変換を行なうことができる密着形原稿読取装置
が開発されている。 (3) 従来技術と問題点 第１図は従来の密着形原稿読取装置を説明する
ための図であり、同図において１，１′はLEDア
レイ等を用いた光源、２はセルフオツクレンズ等
を用いた導光系、３はCdS等を用いた受光素子ア
レイである。そして光源１，１′は導光系２を挾
んで配置され原稿４をななめから照明し、受光素
子アレイ３は原稿４から反射される垂直方向の散
乱光を導光系２を通して受光し、これを光電変換
するようになつている。 このような密着形原稿読取装置においては光源
１，１′が原稿４に対してななめから光を入射さ
せているため、原稿４に照射される光の照度が強
くとも受光素子アレイ３への光量伝送率が悪く、
その値が１〜２％程度と低いのが欠点である。 (4) 考案の目的 本考案は上記従来の欠点に鑑み、光源から受光
素子への光量伝送率の良い密着形原稿読取装置を
提供することを目的とするものである。 (5) 考案の構成 そしてこの目的は本考案によれば、原稿を照明
するための光源と、受光素子アレイと、原稿より
の反射光を受光素子アレイに導く導光系とを具備
して構成された密着形原稿読取装置において、導
光系と原稿との間に該導光系の幅と同等もしくは
それより大きい幅を有する略矩形断面の１個の導
光用ガラスブロツクを設け、導光系の上方側部か
ら該ガラスブロツクを通して光源の光を原稿面に
導くようにしたことを特徴とする密着形原稿読取
装置を提供することによつて達成される。 (6) 考案の実施例 以下、本考案実施例を図面によつて詳述する。 第２図は本考案による密着形原稿読取装置を示
す図である。同図において５は原稿、６，６′は
原稿を照明するための光源、７はCdS、CdSe等
を用いて構成された受光素子アレイ、８は原稿よ
りの反射光を受光素子アレイに導くセルホツクレ
ンズ等の導光系、は導光用ガラスブロツクをそれ
ぞれ示す。この導光用ガラスブロツク９は本考案
の要点であり、導光系８の幅Ｗとほぼ同じ幅を有
し、原稿５と導光系８との間に挿入され、その両
側面の上方に透明樹脂１０によつて埋込まれた光
源６，６′が接着されている。なおこの透明樹脂
１０の屈曲率はガラスブロツクのそれに近い程良
い。また光源６，６′にはLED又はEL，PDP等
が用いられる。 このように構成された本実施例の動作を次に説
明する。先ず光源６，６′よりの光は透明樹脂１
０を通りガラスブロツク９に入り原稿５を照明す
る。次いで原稿５によつて反射された光は再びガ
ラスブロツク９を通り導光系８により受光素子ア
レイ７に導かれ、その表面に原稿５の等倍率正立
実像を結像する。これにより受光素子アレイ７は
その光量の大小に応じて明電流の大小に変換する
のである。 ここで導光用ガラスブロツク９の屈折率をｎと
し、原稿５と導光系８との間が空気であるときの
距離をｌとすると、導光用ガラスブロツク９を用
いたときの原稿５と導光系との距離はnlとなる。
光学ガラスの屈折率は普通1.5〜1.7程度であるの
で光源６，６′が原稿を照射する角度θはガラス
ブロツクを使用しないときよりも小さくなりより
垂直入射に近い角度になるので原稿読取りに利用
する垂直方向の反射成分が多くなり光量伝送率は
向上する。 なお以上の構成では導光用ガラスブロツク９は
原稿５が接触するのでその接触面がくもる恐れが
ある。そのときはいく分導光用ガラスブロツク９
の厚さを短かくして原稿５との間にすきまを設け
ると良い。この場合ガラスブロツクの厚みをｔと
すれば原稿５と導光系８との距離l′は、l′＝ｌ＋
ｔ（１−１／ｎ）となる。 下表は実施例と、導光用ガラスブロツクを使用
しない従来例との特性を実験により求めた結果を
示したものである。
器等に用いられる密着形原稿読取装置に関するも
のである。 (2) 技術の背景 近年フアクシミリ送信機の高速化、高信頼化を
目的としてMOS，CCD等のIC技術を用いたイメ
ージセンサが開発されている。しかしながらこの
IC技術を用いたイメージセンサはチツプ長が20
〜30mmと小さなため光電変換系を構成する際には
レンズ光学系を用いて縮小結像する必要があり、
従つて原稿からICセンサまでの光路長が大きく
装置の小型化が困難である。このため現在では
CdS等の光導電素子を直線状に配列して原稿幅と
同一寸法長さとし、これを原稿にほぼ密着して光
電変換を行なうことができる密着形原稿読取装置
が開発されている。 (3) 従来技術と問題点 第１図は従来の密着形原稿読取装置を説明する
ための図であり、同図において１，１′はLEDア
レイ等を用いた光源、２はセルフオツクレンズ等
を用いた導光系、３はCdS等を用いた受光素子ア
レイである。そして光源１，１′は導光系２を挾
んで配置され原稿４をななめから照明し、受光素
子アレイ３は原稿４から反射される垂直方向の散
乱光を導光系２を通して受光し、これを光電変換
するようになつている。 このような密着形原稿読取装置においては光源
１，１′が原稿４に対してななめから光を入射さ
せているため、原稿４に照射される光の照度が強
くとも受光素子アレイ３への光量伝送率が悪く、
その値が１〜２％程度と低いのが欠点である。 (4) 考案の目的 本考案は上記従来の欠点に鑑み、光源から受光
素子への光量伝送率の良い密着形原稿読取装置を
提供することを目的とするものである。 (5) 考案の構成 そしてこの目的は本考案によれば、原稿を照明
するための光源と、受光素子アレイと、原稿より
の反射光を受光素子アレイに導く導光系とを具備
して構成された密着形原稿読取装置において、導
光系と原稿との間に該導光系の幅と同等もしくは
それより大きい幅を有する略矩形断面の１個の導
光用ガラスブロツクを設け、導光系の上方側部か
ら該ガラスブロツクを通して光源の光を原稿面に
導くようにしたことを特徴とする密着形原稿読取
装置を提供することによつて達成される。 (6) 考案の実施例 以下、本考案実施例を図面によつて詳述する。 第２図は本考案による密着形原稿読取装置を示
す図である。同図において５は原稿、６，６′は
原稿を照明するための光源、７はCdS、CdSe等
を用いて構成された受光素子アレイ、８は原稿よ
りの反射光を受光素子アレイに導くセルホツクレ
ンズ等の導光系、は導光用ガラスブロツクをそれ
ぞれ示す。この導光用ガラスブロツク９は本考案
の要点であり、導光系８の幅Ｗとほぼ同じ幅を有
し、原稿５と導光系８との間に挿入され、その両
側面の上方に透明樹脂１０によつて埋込まれた光
源６，６′が接着されている。なおこの透明樹脂
１０の屈曲率はガラスブロツクのそれに近い程良
い。また光源６，６′にはLED又はEL，PDP等
が用いられる。 このように構成された本実施例の動作を次に説
明する。先ず光源６，６′よりの光は透明樹脂１
０を通りガラスブロツク９に入り原稿５を照明す
る。次いで原稿５によつて反射された光は再びガ
ラスブロツク９を通り導光系８により受光素子ア
レイ７に導かれ、その表面に原稿５の等倍率正立
実像を結像する。これにより受光素子アレイ７は
その光量の大小に応じて明電流の大小に変換する
のである。 ここで導光用ガラスブロツク９の屈折率をｎと
し、原稿５と導光系８との間が空気であるときの
距離をｌとすると、導光用ガラスブロツク９を用
いたときの原稿５と導光系との距離はnlとなる。
光学ガラスの屈折率は普通1.5〜1.7程度であるの
で光源６，６′が原稿を照射する角度θはガラス
ブロツクを使用しないときよりも小さくなりより
垂直入射に近い角度になるので原稿読取りに利用
する垂直方向の反射成分が多くなり光量伝送率は
向上する。 なお以上の構成では導光用ガラスブロツク９は
原稿５が接触するのでその接触面がくもる恐れが
ある。そのときはいく分導光用ガラスブロツク９
の厚さを短かくして原稿５との間にすきまを設け
ると良い。この場合ガラスブロツクの厚みをｔと
すれば原稿５と導光系８との距離l′は、l′＝ｌ＋
ｔ（１−１／ｎ）となる。 下表は実施例と、導光用ガラスブロツクを使用
しない従来例との特性を実験により求めた結果を
示したものである。
【表】
上表の如く本実施例は従来例に比して平均光量
伝送率は約３倍に向上している。このように光量
が３倍になると受光素子の光電流は３倍以上とな
り、素子の電界に対する応答速度も速くなり、且
つ残像も速く消失され易くなるため原稿読取り速
度の向上が可能となる。 第３図は他の実施例を示す図であり、同図にお
いて、前実施例と同一部分は同一符号をもつて示
した。従つて５は原稿、６，６′は光源、７は受
光素子アレイ、８は導光系、９はガラスブロツク
をそれぞれ示す。そして本実施例が前実施例と異
なるところは、ガラスブロツク９を図に示す如く
導光系８の幅Ｗより大なる幅とし、その上面にそ
のまま、または両肩部をやや傾斜させて、該部に
透明樹脂１０に埋込んだ光源６，６′を接着した
ことである。 このように構成された実施例は光源６，６′と
原稿面との距離が前実施例より長くとれるため、
原稿５を照明する角度が小さくなり、且つ光源を
埋めた樹脂１０とガラスブロツク９との接着面を
光源の光軸とほぼ直角にすることができるので光
のロスが少なくなり平均光量伝送率は更に向上さ
れる。 (7) 考案の効果 以上詳細に説明したように、本考案の密着形原
稿読取装置は導光系と原稿との間にガラスブロツ
クを設けることにより、平均光量伝送率の向上を
可能としたものであり、原稿読取速度の向上にも
効果がある。
伝送率は約３倍に向上している。このように光量
が３倍になると受光素子の光電流は３倍以上とな
り、素子の電界に対する応答速度も速くなり、且
つ残像も速く消失され易くなるため原稿読取り速
度の向上が可能となる。 第３図は他の実施例を示す図であり、同図にお
いて、前実施例と同一部分は同一符号をもつて示
した。従つて５は原稿、６，６′は光源、７は受
光素子アレイ、８は導光系、９はガラスブロツク
をそれぞれ示す。そして本実施例が前実施例と異
なるところは、ガラスブロツク９を図に示す如く
導光系８の幅Ｗより大なる幅とし、その上面にそ
のまま、または両肩部をやや傾斜させて、該部に
透明樹脂１０に埋込んだ光源６，６′を接着した
ことである。 このように構成された実施例は光源６，６′と
原稿面との距離が前実施例より長くとれるため、
原稿５を照明する角度が小さくなり、且つ光源を
埋めた樹脂１０とガラスブロツク９との接着面を
光源の光軸とほぼ直角にすることができるので光
のロスが少なくなり平均光量伝送率は更に向上さ
れる。 (7) 考案の効果 以上詳細に説明したように、本考案の密着形原
稿読取装置は導光系と原稿との間にガラスブロツ
クを設けることにより、平均光量伝送率の向上を
可能としたものであり、原稿読取速度の向上にも
効果がある。
第１図は従来の密着形原稿読取装置を説明する
ための図、第２図は本考案による密着形原稿読取
装置を示す図、第３図は本考案による他の実施例
を示す図である。 図面において５は原稿、６，６′は光源、７は
受光素子アレイ、８は導光系、９は導光用ガラス
ブロツクをそれぞれ示す。
ための図、第２図は本考案による密着形原稿読取
装置を示す図、第３図は本考案による他の実施例
を示す図である。 図面において５は原稿、６，６′は光源、７は
受光素子アレイ、８は導光系、９は導光用ガラス
ブロツクをそれぞれ示す。
Claims (1)
- 原稿を照明するための光源と、受光素子アレイ
と、原稿よりの反射光を受光素子アレイに導く導
光系とを具備して構成された密着形原稿読取装置
において、導光系と原稿との間に該導光系の幅と
同等もしくはそれより大きい幅を有する略矩形断
面の１個の導光用ガラスブロツクを設け、導光系
の上方側部から該ガラスブロツクを通して光源の
光を原稿面に導くようにしたことを特徴とする密
着形原稿読取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16654081U JPS5871261U (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 密着形原稿読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16654081U JPS5871261U (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 密着形原稿読取装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5871261U JPS5871261U (ja) | 1983-05-14 |
| JPS6322762Y2 true JPS6322762Y2 (ja) | 1988-06-22 |
Family
ID=29958693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16654081U Granted JPS5871261U (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 密着形原稿読取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5871261U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4984667A (ja) * | 1972-12-20 | 1974-08-14 |
-
1981
- 1981-11-10 JP JP16654081U patent/JPS5871261U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4984667A (ja) * | 1972-12-20 | 1974-08-14 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5871261U (ja) | 1983-05-14 |
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