JPS63225266A - 現像方法及び現像装置 - Google Patents

現像方法及び現像装置

Info

Publication number
JPS63225266A
JPS63225266A JP62060462A JP6046287A JPS63225266A JP S63225266 A JPS63225266 A JP S63225266A JP 62060462 A JP62060462 A JP 62060462A JP 6046287 A JP6046287 A JP 6046287A JP S63225266 A JPS63225266 A JP S63225266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
particles
magnetic
layer
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62060462A
Other languages
English (en)
Inventor
Hatsuo Tajima
田嶋 初雄
Norihisa Hoshika
令久 星加
Masaaki Yamaji
山路 雅章
Atsushi Hosoi
細井 敦
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP62060462A priority Critical patent/JPS63225266A/ja
Publication of JPS63225266A publication Critical patent/JPS63225266A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真、静電気記録に基づいた複写機、プ
リンター、表示器のような画像形成機器に適用できる現
像方法及び装置に関する。
(背景技術〕 いわゆる2成分現像剤を現像部にもたらす現像方式は従
来から知られている。これは、特開昭53−93841
号公報に知られるもの等数多くの出願があるが、磁性粒
子の作る磁気ブラシが大量に現像部に供給されるために
、現像部に供給されたトナー粒子で実際の現像を行うも
のは磁気ブラシの先端域のみである。従って、磁気ブラ
シ(5mm以上)がドラムに多量に衝突し、画像濃度を
向上するためにスリーブの回転速度をドラムの回転速度
の3倍以上に回転させるという不都合があった。又、特
に現像部における磁気ブラシ中の消費可能なトナーの割
合が少ないので現像効率が低い、ブラシによる摺擦の跡
が掃目のように現像像に発生するなどの欠点がある。
この多量の磁気ブラシを現像剤担持部材のスリーブが搬
送することは、搬送のための駆動力を大きくしなければ
ならず、スリーブの回転不良を招くこともある他、無駄
な部分が多い。
これらの従来2成分現像の磁気ブラシ現像の現像効率を
向上するものとして、本件出願人は、特開昭55−32
060号公報に優れた現像方式を提案した。これは、磁
気ブラシを現像部で交互電界中に保ち、磁気ブラシの先
端域だけでなく、磁気ブラシのもつ非磁性トナーを現像
に利用せしめ現像効率を向上するものである。これによ
って、優れた高画質を形成できた。
しかし、特開昭55−32060号公報のように、従来
の多量の磁気ブラシを形成して現像を行う場合、現像容
器内で調整されたトナー濃度に変化があると直接画質に
影響が出てしまうことがあった。従って、現像容器内の
トナー濃度調整を確実に行うことが必須で、トナー濃度
調整手段を除去することはできない。又、現像効率は従
来よりはるかに優れているものの無駄に搬送しなけらば
ならない磁性キャリア粒子やトナー粒子が多量にあった
これに対して本願出願人は、特願昭60−217556
〜217562号に代表される現像方法、装置を提案し
た。これらは、2成分現像方式における現像を根本的に
修正するもので、2成分現像剤層の層厚を薄くすること
に共通の内容をもつものである。
ところで、2成分現像方式において、現像剤層を薄く規
制した場合、磁性キャリア粒子が占める重要度は、従来
とは異なる意味も含めて極めて高くなってくる。つまり
、磁性キャリア粒子が現像容器内に回収されずに現像時
に消費されてしまうと、トナー粒子との比率に変化をも
たらし、トナー粒子の帯電不良が顕著になるばかりか、
トナー粒子の現像部への供給量も大きく変化し、現像濃
度やかぶり発生率が大きく悪化してしまう。特に、本願
出願人が先に提案した特願昭61−147425号及び
特願昭61−207013号にように、磁性キャリア粒
子の不動層を形成した現像方法及び装置においては、キ
ャリア粒子の損失を制限する程その機能を長期化でき、
自動濃度検知に基づくトナー補給ではなく、トナー粒子
の残量に基づいて、車に多量のトナー粒子を補給するだ
けでより一層安定した現像を可能にできるという利点を
生み出す。
〔発明の目的] 本発明は、上述した不動層形成を達成する現像方法及び
装置の耐久性を一層改善できる発明であり、自動濃度検
知に基づくトナー補給構成を不要にでき、小型でしかも
現像特性の安定した現像装置を供給できるものである。
本発明現像方法は、従来とは異なる自動濃度調整機能を
備え、トナー粒子の帯電量を安定化し、現像部へ供給さ
れる現像剤層の特性を安定化するものである。尚、本発
明は現像剤層の安定化が現像性を高めることになる交互
電界印加の現像方法に通した現像システムを提供するこ
ともさらなる最適の目的である。
本発明現像装置は、上記現像方法を達成する構成を提供
する。
〔発明の概要〕
本発明現像方法は、絶縁性磁性キャリア粒子とトナー粒
子を有する現像剤を用いた方法で、上記絶縁性磁性キャ
リア粒子が平均粒径45重量%以下、75μm以上が3
0重量%以上の粒度分布であり、この絶縁性磁性キャリ
ア粒子を主として含んだ実質的な不動層を上記現像容器
内の上記現像剤担持体表面に対向して且つ現像剤担持体
表面に担持される現像剤層を規制する部材から現像剤担
持体の回転方向に関して上流側にわたって形成し、 該不動層のさらに上流側に、現像剤担持体の担持する現
像剤へのトナー粒子取込み領域を形成し、該トナー粒子
取込み領域の大きさは、上記絶縁性磁性キャリア粒子が
上記不動層へ付加又は上記不動層から離脱することで自
動的に増減することで上記現像剤層中のキャリア粒子と
トナー粒子の混合比率を制御することを特徴とする現像
方法である。
本発明装置は装置形成として、平均粒径45μm以上7
5μm以下で、45μm以下が2゜重量%以下、75μ
m以上が30重量%以上の粒度分布の絶縁性磁性キャリ
ア粒子の実質的な不動層を上記現像容器内の上記現像剤
担持体表面に対向して且つ現像剤担持体表面に担持され
る現像剤層を規制する部材から現像剤担持体の回転方向
に関して上流側にわたって形成する手段を有し、上記形
成手段は、上記現像剤担持体の移動に伴って搬送される
現像剤に対して対向する面を形成する限定部材と、該限
定部材の面と上記現像剤担持体の表面との間の領域に水
平固定磁界を形成する磁界発生部とを備え、該不動層の
さらに上流側に、現像剤担持体の担持する現像剤へのト
ナー粒子取込み領域を形成したことを特徴とする現像装
置である。
本発明によれば、磁性粒子の損失が防止され、トナー粒
子への帯電付与能力が安定した、自動濃度検知に基づく
トナー補給をすることなく良質の現像像を形成できる。
(実施例) 篤2図は、本発明の磁性粒子分布にとって好ましい現像
装置の実施例断面図を示すものである。
本図において、1は像されるべき静電潜像を担持する静
電潜像担持体であり、具体的には無端移動可能な感光ド
ラムあるいはベルトもしくは誘電体ドラムあるいはベル
トなどである。この上に静電潜像を形成する方法は本発
明の要旨ではなく、公知の方法でよい。本実施例では静
電潜像担持体は電子写真法によって静電潜像が形成され
る感光ドラムであり、矢印a方向に回転可能である。
本実施例の装置は現像容器21.現像剤保持部材である
現像スリーブ22(以下車にスリーブと呼ぶ)、磁界発
生手段である磁石23.スリーブ22上で現像部に搬送
される現像剤の量を制御する規制ブレード24(以下車
にブレードと呼ぶ)、交互電界形成手段である電源34
などを有する。以下それぞれの構成を説明する。
容器21は後述する粒度分布の平均粒径5゜μmの絶縁
性磁性キャリア粒子27とトナー粒子28とを混合物と
して有する現像剤を収容する。
トナー粒子は本実施例では、例えばカーボン10部、ポ
リスチレン90部を主体として形成された粒径7〜20
μmの非磁性トナー粒子である。トナー粒子と磁性粒子
とは本実施例では、スリーブ22近傍で磁性粒子の濃度
が高く、スリーブ22から離れたところでは低いように
収容されているが、均等な混合物として容器21内に収
容してもよい。容器21は第1図左下部に開口を有する
スリーブ22は、例えばアルミニウムなどの非磁性材料
製であり、容器21の上記開口部に設けられ、その表面
の一部を露出させ、他の面を容器21内に突入させてい
る。スリーブ22は図面に直角な軸の回りに回転可能に
軸支され、矢印すで示す方向に回転駆動される。本実施
例ではスリーブ22は円筒状のスリーブであるが、これ
は無端ベルトでもよい。
スリーブ22は感光ドラム1に対して微小間隙をもって
対向して現像部を構成する。この現像部にはトナーおよ
び磁性粒子がスリーブ22によって搬送され、ここには
体積比率で(1,5〜30%)の磁性粒子が存在する。
この点については後述する。
磁石23はスリーブ22内部に静止的に固定され、スリ
ーブ220回転時も不動である。
磁石23は後述のブレード24と協働してスリーブ22
上への現像剤塗布量を制御するNtifi極23a、現
像磁極であるS磁極23b、現像部通過後の現像剤を容
器21内に搬送するN磁極23cおよびS磁極23dを
有する。S極とN極は逆でもよい、この磁石は本実施例
では永久磁石であるが、これに代えて電磁石を使用して
もよい。
ブレード24は本実施例では、少なくともその先端が例
えばアルミニウムなどの非磁性材料製であり、容器21
の開口の上部近傍でスリーブ22の長手方向に延在し、
その基部は容器21に固定され、先端側はスリーブ22
0表面に間隙をもって対向している。ブレード24の先
端とスリーブ22の表面との間隙は50〜500μm、
好ましくは100〜350μmであり、本実施例では2
50μmである。現像剤層の厚さは後述の現像部におけ
る感光ドラム1とスリーブ22との間隙よりも小さい(
ただしこのとき現像剤の厚さとは磁力が働いていない状
態でのスリーブ22上での厚さである)。このような厚
さの現像剤層を作るためには、ブレード先端とスリーブ
面との間隙は、スリーブ面と感光ドラム面の間隙と同等
またはより小さいことが好ましいが、それ以上にしても
可能である。
ブレード24の容器21内部側には、磁性粒子移動限定
部材2iが設けられ、これは後述の磁性粒子の容器21
内での移動を制限する。
電源34は感光ドラム1とスリーブ22との間に電圧を
印加して、それらの間の空隙に交互電界を形成させ、ス
リーブ22上の現像剤からトナーを感光ドラム1に転穆
させる。電源34による電圧は正側と負側のピーク電圧
が同じである対称型交互電圧でも、このような交互電圧
に直流電圧を重畳した形の非対称交互電圧でもよい。具
体的な電圧値としては、例えば暗部電位゛−600V、
明部電位−200Vの静電潜像に対して、−例として、
直流電圧−300vを重畳してピーク・ピーク電圧を3
00〜2.000VPP、周波数200〜3,0OOH
z交互電圧をスリーブ22側に印加し、感光ドラム1を
接地電位に保持する。
容器21の下部は感光ドラム1の方向に延びて延長部を
構成し、現像剤(特にトナー粒子)が外部に漏れること
を防止している。また、このような漏出の防止をさらに
確実ならしめるために、前記延長部の上面に装置への衝
撃によって漏出する現像剤を受取ってこれを拘束する部
材39を設けている。さらに、前記延長部の先端にはス
リーブ22の長手方向に沿って飛散防止部材30が図示
のごとく固定されている。この部材30にはトナー粒子
と同極性の電圧を印加してもよい。これによって現像領
域から飛散したトナーを電界によって感光ドラム3の方
向へ押しつけ、トナーの飛散を防止することができる。
さて、第1図に示したように容器21は磁性キャリア粒
子27と非磁性トナー粒子28とを混合物として有する
現像剤を収容する。トナー粒子と磁性キャリア粒子とを
有する現像剤は本実施例では、スリーブ22近傍で移動
層35を形成し、スリーブ22から離れたところでは不
動層30を形成している。スリーブ22の上層にスリー
ブの移動に伴って移動する移動層を形成し、移動層の上
層に不動層30を有し、さらに不動層の上層には、トナ
ー粒子のみの上層が形成されている。この不動層30は
、実質的に不動であれば良く、この範囲としては、全体
の移動が全くないか又は、あっても極めて微速(好まし
くは毎秒数10ミリ以上の移動層35に対して毎秒1ミ
リ以下、さらに好ましくは毎秒0.1ミリ以下が良い)
なものを含む。
スリーブ22は、例えばアルミニウムなどの非磁性材料
製であり、容器21の上記開口部に設けられ、その表面
の一部を露出させ、他の面を容器21内に突入させてい
る。スリーブ22は図面に直角な軸の回りに回転可能に
軸支され、感光ドラムの周速とほぼ等速で矢印すで示す
方向に回転駆動される。
前述した磁極23aおよび磁極23dとからなる磁界と
本例の現像剤移動限定部材26とによって、不動層30
を形成する。
ブレード24の容器21内部側には、装置発明の阻止部
材としての磁性粒子移動限定部材26が設けられ、これ
は後述の磁性粒子の容器21内での移動領域制限する。
方法発明としては、メツシュ状の袋で、実質的な阻止部
材として作用させ、不動層を形成しても良い。
つぎに本実施例の現像装置の作動について説明する。ま
ず、容器21に磁性粒子27を没入する。投入された磁
性粒子は磁極23aおよび23dによってスリーブ22
上に保持され、容器21内に面するスリーブ22の表面
全体に亘って付着し、磁性粒子層を構成する。その後、
トナー28を容器21内に投入し、前記磁性粒子層の外
側にトナ一層を形成する。本例における限定部材26(
キャリア粒子が接触する面を僅えている)は、スリーブ
の回転によって磁性キャリア粒子を移動させる力と磁極
23a。
23dによる磁界拘束力と磁界拘束された磁性キャリア
自体の自重との合力をほとんど無にするような力を上層
の現像剤層に与える。これによって、バランスのとれた
拘束下の磁性キャリア粒子が不動層を形成する。
前記の最初に投入する磁性粒子27は磁性粒子に対して
、もともと2〜70%(重量)トナーを含むことが好ま
しいが、磁性粒子のみとしてもよい。磁性粒子27は−
Hスリーブ22表面上に磁性粒子層として吸着保持され
れば、装置の撮動やかなり大きな傾きによっても実質的
に流動あるいは傾斜は発生せず、スリーブ22の表面を
覆った状態が維持される。
つぎに、スリーブ22を矢印方向に回転すると、磁性粒
子は容器21の下部からスリーブ22の表面に沿った方
向に上昇し、ブレード24の近傍に至る。
このとき、磁性粒子の働きは2層に分かれスリーブ22
表面近傍では、スリーブ22の回転と同一方向にスリー
ブ22の回転速度に対して約0.5〜20.0%の下限
から最大100%の速度で移動する移動層35とその外
側に位置し実質的に移動しない不動層30(この内、実
質な不動層は、30−aまでで、30−aより先の部分
は増大して不動層となったり減少したりする。)とを形
成する。前もって移動層35中の磁性粒子の一部は容器
21の下部の磁性体31と不動層30下端との間のトナ
ー粒子取り込み領域Aでトナーを取り込み移動層を通フ
てブレード24の矢端とスリーブ22の表面との間隙を
通過し現像部へ至る。
この実質・的な不動層を磁性現像剤で形成することは、
不動層自体がトナー粒子と磁性キャリア粒子を有してい
るため移動層の表面に対する帯電付与効果や、トナー粒
子の供給や回収によるバランスの安定化効果が期待でき
るために、現像性が向上されるものと考えられる。同時
に不動層の存在によって不十分な帯電のトナー粒子が移
動層に直接とり込まれた時に即時容器外に搬出される不
都合が解決され、安定した現像剤層が形成される。
スリーブ22の回転とともにこのように移動することに
よって、移動層35中でトナー28は磁性粒子27およ
びスリーブ22表面との摩擦によって帯電する。
ブレード24の手前近傍では、スリーブ22の表面に近
い磁性粒子27は磁極23aによってスリーブ22表面
に引付けられ、スリーブ22の回転とともにブレード2
4の下方を抜けて容器21外に出る。このさい磁性粒子
27はその表面に付着したトナーを一緒に運び出す。ま
た帯電したトナー粒子28の一部はスリーブ22表面に
鏡映力によって付着したままスリーブ22上を容器外に
出る。ブレード24はスリーブ22上に塗布される現像
剤量を規制する。
このようにしてスリーブ22の表面上に形成された現像
剤層(磁性粒子27とトナー28との混合体)はスリー
ブ22の回転とともに感光ドラム1と対面する現像部に
至る。ここでは、感光ドラム1とスリーブ22との間に
印加される交互電界によってトナーがスリーブ22の表
面および磁性粒子の表面から潜像上に転移し、該潜像を
現像する。本実施例では、交互電界を印加したが、他の
知られた方法でもよい。
ひきつづくスリーブ22の回転によって、現像に消費さ
れなかったトナー粒子および磁性粒子は容器21内に回
収され、容器21内で前述の取込み作用によって再びス
リーブ22上に塗布される工程を繰返す。このスリーブ
に伴う循環時に磁性粒子は容器21下部のトナ一層から
トナーを取込んで、現像に消費された分のトナーの供給
をすばやく受る。
なお、前記磁性粒子としては、フェライト等の磁性材料
単位からなるもの、それらに被覆を施したもの、あるい
は、いわゆるバインダ型磁性キャリア等を使ってもよい
。また、絶縁性トナーとしても、非磁性トナー、磁性ト
ナー(磁性キャリア粒子よりも磁性の弱いものが良い)
のどちらを使ってもよい。
第1図はトナー補給口にける挙動を説明するための拡大
断面図である。以下は、実質的な不動層(30−a)ま
での効果の最も好ましいものである。現像部でトナーが
消費されると、現像剤中のトナー濃度〔(トナー量(g
)/磁性粒子+トナー量(g))xtoO(%)〕が減
少することによって現像剤の見かけの体積Vが減少する
。このとき移動層35の体積が減少するのを防ぐために
不動層30が変形するものの実質的な不動層30−aま
ではほとんど変化しない。この不変部分の形が固定磁界
より発生する磁力線32に沿って、現像剤担持体回転方
向に関して上流側から下流側へ移動するようにすばやく
減少変形し、第1図の点線30−aのようになる。この
点線30−aは実質的な不動層である。つまり、移動層
35とトナ一層との接触面積、実質的なトナー粒子取込
み領域Aが増え、トナー補給のための開口部が開き、ト
ナー取込みを容易にし、T/C比を増加させる。また逆
にT/C比が増加すると現像剤の体積が増加し、移動層
35の体積が増加するのを防ぐために不動層30の形が
磁力線32に沿って不動層の矢端が現像剤の上流側へ移
動するようにすばやく変形し、第1図の一点破線30−
bのようになる。つまり移動層35とトナ一層との接触
面積が減りトナー補給のための開口部が閉じて、トナー
取込みを抑えることによって、T/C比を下げる方向に
働く。このように見かけ上の不動層(30−a〜3O−
b)が磁力線32に沿って変形移動することによって不
動層30が自動シャッターの役目をし、トナーの取込み
を制御できる。この時、固定磁界による磁性粒子の磁気
拘束力が弱かったり、現像剤8動限定部材26の形状が
適当でなかったり、現像剤量が適正でないなど、不動層
が磁力線に沿って動かない場合は第8図のように、T/
C比の増減による現像剤の体積増減は見かけ上の全体不
動層の形を実質的な不動層に厚み方向に加わる可変部分
により(T/C比が下がった場合は30−cにように、
また、T/C比が上がった場合は30−dにように)変
形する。従って不動層30がシャッターの役目をせず上
記の意味でのトナーの取込みを制御することができない
が、移動層側の実質的な不動層との摩擦、新規トナーの
進入防止効果は得られるのである。不動層を安定させ移
動層を制御することが、T/C比の安定化及びトナー粒
子の比電荷の安定化に継がっなものと考えられる。
このように不動層が安定に存在し、且つ、不動層が磁力
線に沿って移動する場合は、T/C比が安定しているこ
とがわかった。このT/C比の安定化がトナー粒子の比
電荷の安定性と強く結びついていることもわかった。、
ちなみに、本実施例におけるトナー粒子の比電荷は、吸
引法によると約14μc/gであフた。この新たなる好
ましい構成は、第5図に示すように、N極。
S極の最大磁束密度を与える中心が、スリーブに作る中
心角θが図中の容器内部材が作る中心角θ、の外に位置
し、中心角θが中心角θ、より大きいことである。これ
によって上記磁力線を形成し、上記効果を得ることがで
きる。
つぎに、第1図中の移動層35の挙動について説明する
。トナー補給の開口部(磁性体31と不動層30との間
の空間より取込まれたトナーは最初電荷を持たないもの
が多いか、移動層において磁性粒子27とトナー粒子2
8との混合過程で現像に最適な電荷を徐々に与えられ現
像剤規制ブレード24手前までにほぼ全てのトナー粒子
に均等に電荷が与えられる。このように移動層35はト
ナーの電荷付与過程に強く関係している。
また、この移動層35はその外側に存在する不動層30
から常時圧力を受けることによ)て移動層中での電荷付
与の制御を行っているものと考えられる。このように、
移動層、不動層の相互の役割を考えると、移動層を制御
する意味から不動層の存在が重要となってくる。このた
め、不動層が磁力線に沿って安定に移動するためには、
以下に示すように不動層安定化のための補助手段が設け
られることが望ましい。第4図に不動層安定化のために
現像剤移動限定部材26を変形した断面図を示す。
これによると、磁力線にほぼ沿うような形で現像剤移動
限定部材からひさし状のものを出して、不動層を囲む(
不動層の上面部と移動方向先端部を規制している)こと
によって、より一層の安定化をもたらすことがわかった
。また、磁性体等を設けることによって、磁気拘束力で
不動層を安定化してもよい。
このように不動層を安定化し、トナー取り込みを制御す
るためにはトナー補給開口部において不動層が磁゛力線
32に沿って移動することが重要である。このためには
、磁力線がトナー補給開口部を開閉する方向に存在する
必要がある。
本実施例では第5図に示すように、トナー補給開口部(
広義の意味で角度θ1に対応)から磁極を外すことによ
りて磁力線32をスリーブ22の外周にほぼ沿うように
配することが可能となり、不1hl130をより安定に
しT/C比をさらに安定化するとともに、磁力線がトナ
ー取り込み開口部(角度θ3に対応)において、不動層
30がシャッターの役割をする方向に配することができ
た。このため、さらに応答性の優れたカブリ。
ムラ等のない現像装置を作ることができた。
上記トナー補給関口部に対して、積極的にトナー粒子を
供給する手段(矢印方向回転)40を設けることはより
好ましい。
この不動層による自動的な機能も、キャリア粒子の損失
によってその効能を減少してしまうばかりか、キャリア
粒子の粒度分布がトナー粒子に与える帯電量に多大な影
響を与えることを本発明者達は解明した。
即ち、上記不動層を安定化し、全体のキャリア粒子変化
を最小にできる磁性キャリア粒子27は、第1に平均粒
径が45μm以上75μm以下のもので、第2に45μ
m以下の粒子が20%以下、75μm以上の粒子が30
%以下の分布である。一般的に平均粒径の小さいもの程
、スリーブ22上でのトナーの摩擦帯電特性が優れ、ス
リーブゴースト(ベタ黒原稿を現像した直後のスリーブ
回転による現像で濃度が低くなる現象、あるいはスリー
ブの回転ごとに現像濃度が低下する現象として現れる)
が発生しなくなる。
しかし粒径が小さい場合は、静電保持体への磁性粒子の
付着を発生する傾向がある。この付着位置は磁性粒子の
抵抗値によって異なり、例えば比較的低抵抗なものでは
画像部に付着し、高抵抗なものでは非画像部に付着する
。これは一般的傾向で、実際には磁性粒子の磁気的特性
2表面形状。
表面処理材(樹脂コートを含む)も多少影響する。
現像部のスリーブ上の磁界は磁束密度600〜1000
ガウス程度の場合であれば、磁性粒子の平均粒径が45
μmより小では磁性粒子の付着が増大する。又、平均7
5μmより大ではスリーブゴーストが顕著となる。した
がって、スリーブゴーストがなく均一なベタ黒画像を得
るには磁性粒子の平均粒径は75μm以下であることが
必要であり、また平均粒径が45μmより小であると静
電保持体上への付着が増加し、耐久後に現像容器内に残
っている磁性粒子が非常に少なくなってしまい、画像に
カブリ増加が見られる等の弊害が生じる。
磁性粒子の消費率Zとは、次式で定義されるものである
Z、(Aニュムムロユ(%) A:初期現像容器投入磁性粒子重量(g)B:耐久後現
像容器残磁性粒子重量(g)適宜現像バイアス条件や現
像部での磁力等を選んでやれば、50μぐらいの平均粒
径の磁性粒子でも消費率を10%程度におさえることは
充分可能である。しかしながら45μmより小の粒径の
磁性粒子は、適当な現像バイアス条件や現像部の磁力を
大きくすることによフても消費を防ぐことは非常に難し
い。
長期にわたって安定な画像を得るには、磁性粒子の消費
量を少なくすることが必要であり、その為には磁性粒子
の平均粒径は45μm以上にする必要がある。加えて磁
性粒子の平均粒径が45μより小になると現像スリーブ
上の磁性粒子が凝集気味になり、ベタ黒をとった際にウ
ロコ状の濃度差を生じる弊害も生じてくる。よって画像
性の面からも45μm以上の平均粒径の磁性粒子を使用
することが望ましい。
以上の事より平均粒径は45〜75μmが望ましいが、
その粒度分布についても望ましい分布がある。それを表
に示す0表は6種類の平均粒径50〜60μmの磁性粒
子(フェライト表面にジルコン樹脂コートしたもの)の
試料に対して、第1図の如く上記不動層を形成しつつ現
像を行い、画像性を示したものである。6種類の磁性粒
子は、それぞれの粒度分布(特に75μm以上のものと
45μm以下のものの重量パーセントに表より明らかな
ように、良好な画像性を示すものは試料B、C,D、E
の4種である。試料Aはカブリ(正・反転)とも有り、
またベタ黒時のスリーブゴーストが若干生じている。こ
れは粒径75μm以上のものが35%含まれており、磁
性粒子の表面積が他の試料に比べ小さく、トナー粒子へ
のトリボ付与が充分に行われておらず、カブリが生じ易
いと考えられる。また平均粒径を大きくした際と同様に
スリーブゴーストがわずかに発生している。以上カブリ
とスリーブゴーストの点から考えて、粒径75μm以上
のものは30%以下にすることが望ましい。
また試料Fはドラム上のベタ白部への磁性粒子の付着が
大きい。通常、ベタ白部に付着する磁性粒子は、磁性が
転写コロナと同極性(逆にトナー粒子とは逆極性)であ
るので、転写紙へは転写されずクリーナーへ回収される
ことがほとんどである。ある種の現像方式のように積極
的にベタ白部へ磁性キャリア粒子を付着させている場合
を詮しゾ、トナー粒子トIぼl1fS+!−粒子をクリ
ーナーへ混入させることは望ましくない。また耐久後に
多量の磁性粒子が消費されると磁性粒子の絶対量が減る
ので、トナー粒子へのトリボ付与が減少し、画像にカブ
リを生じてしまう。特に磁性粒子の粒径の小さなもの程
、消費され易いので余計にトリボ付与が減少する。以上
の事より粒径45μm以下のものは20%以下にするこ
とが望ましい。
又、各磁性粒子は磁性材料のみから成るものでも磁性材
料と非磁性材料との結合体でも良いし、磁性粒子全体と
しては二種類以上の磁性粒子の混合物でも良い。
上記不動層30を形成しつつ、上記磁性キャリ。
ア粒子の分布条件を溝たした場合、第3図の実線(白丸
)CのようにT/C比を長期にわたって安定できるもの
となった。この本発明例のようにキャリア損失が少なく
不動層を安定できれば、トナー残量が一定値に達したら
現像容器内へトナーのみを補給するだけで一定の安定し
た現像ができる。この実施例に対して、不動層のみを形
成し、磁性キャリア粒子の平均を50μmとし、粒度分
布が上記範囲からはずれた表の例をとったところ、不動
層の効果は1500枚コピーまで得られただけであった
。これを実線(黒丸)Bに示す。又、不動層を形成せず
に磁性粒子の分布を変えても、T/C比は曲線Aの示す
ようなものになって画像濃度は一定しなかった。
つぎに第2図の現像装置を用いた具体例について述べる
。第2図において、スリーブ22として直径20mmの
アルミスリーブの表面を、アランダム砥粒により不定型
サンドブラスト処理したものを用い、磁石23として4
極着磁でN極、S極が交互に第2図で示されるようなも
のを用いた。磁石23による表面磁束密度の最大値は約
900ガウスであった。
ブレード24としては1.2mm厚の非磁性ステンレス
を用い、上記角度θは15°とした。
磁性粒子としては、表面にシリコン樹脂コートした粒径
70〜50μ(75μm以上が20重量パーセント、4
5μm以下が15重量六−セント含む:この比率以下は
さらに好ましい条件である)のフェライト(最大磁化e
 Oe m u / g )を用いた。
非磁性トナーとしては、スチレン/ブタジェン共重合体
系樹脂100部に銅フタロシアニン系顔料5部から成る
平均粒径10μのトナー粉体に、コロイダルシリカ0.
6%を外添したブルートナーを用いたところ、スリーブ
22表面上にコーティング厚約20〜30μmのトナー
塗布層を得、さらにその上層として100〜200μの
磁性粒子層を得た。各磁性粒子の表面上には上記トナー
が付着している。
このときのスリーブ22上の磁性粒子と全トナーとの合
計重量は約2.43xlO−’g/ c m ’であっ
た。
磁性粒子は現像部およびその近傍でスリーブ22内の磁
極23bにより磁界によって穂立ちして、最大要約0.
9mm程の穂立ちブラシを形成していた。
帯電量をブローオフ法で測定したところ、スリーブ上及
び磁性粒子上のトナーのトリボ電荷量が+10μC/g
であった。
この現像装置をキャノン■製pc−to型複写機に組み
込み、感光ドラム3(有機感光材料製)とスリーブ22
の表面との間隔を350μmとした。この条件で体積比
率を求めると、約10%であった。(h=350μm、
M=2.43x 10−2g/cm’ 、pm5.5g
/cm3゜T/ (T+C)=20.4%)、バイアス
電線34として周波数1800Hz、ピーク対ピーク値
1300Vの交流電圧に一300vの直流電圧を重畳さ
せたものを用いて現像を行ったところ、良好なブルー色
の画像を得た。
また、ベタ黒画像について現像し、現像後のスリーブ面
を観察したところ、磁性粒子に付着したトナー及びスリ
ーブ上のトナーはほとんど消費され、100%近い現像
効率で現像が行われていた。
ト1トL−鱒囮のごとく、太零施例によれば、高画像濃
度、高現像効率で、かぶり、ゴースト像、掃目むら、負
性特性のない現像を行うことができる。
スリーブ22の材料としては、アルミニウムのほか真ち
ゅうやステンレス鋼などの導電体2紙筒や合成樹脂の円
筒を使用可能である。また、これら円筒の表面を導電処
理するか導電体で構成すると、現像電極として機能させ
ることもできる。
さらに芯ロールを用いてその周辺に導電性の弾性体、例
えば導電性スポンジを巻装して構成してもよい。
現像部の磁極23bについては、実施例では現像部の中
央に磁極を配置したが、中央からずらした位置としても
よく、また磁極間に現像部を配置するようにしてもよい
トナーには、流動性を高めるためにシリカ粒子や、例え
ば転写方式画像形成方法に於て潜像保持部材たる感光ド
ラム3の表面の研磨のために研磨剤粒子等を外添しても
よい。トナー中に少量の磁性粒子を加えたものを用いて
もよい、すなわち磁性粒子に比べ著しく弱い磁性であり
、トリボ帯電可能であれば磁性トナーも用いることがで
きる。
ゴースト像現像を防止するために、容器21内へ戻り回
動じたスリーブ22面から現像に供されずにスリーブ2
2上に残った現像剤層を、一旦スクレーバ手段(不図示
)でかき落し、そのかき落しされたスリーブ面を磁性粒
子層に接触させて現像剤の再コーテイングを行わせるよ
うにしてもよい。
本発明の現像方法は容器21.スリーブ22およびブレ
ード24などの一体化した使いすてタイプの現像器とし
ても、画像形成装置に固定された通常現像器としても使
用可能である。
第7図は、前述構成による現像部における挙動を説明す
るための拡大断面図である。感光ドラム1は潜像を構成
する電荷を担持し、本実施例においては静電潜像を構成
する電荷は負極性であり、トナーは正極性に帯電してい
る。また、この実施例においては、感光ドラム1とスリ
ーブ22とは同一周方向移動となるように矢印のごとく
回転する。これらの間の空間には電源34によって前述
の交互電圧が印加され、交互電界が形成される。一方、
感光ドラム1とスリーブ22との最近接部に対応してス
リーブ22の内部には磁石23の磁極23bがある。
この空間には、前述のごとくスリーブ22の回転によっ
て搬送されてぎた磁性粒子27とトナー28との混合物
である現像剤がある。
この部分における磁性粒子の体積比率(後述)の関係か
ら、存在する磁性粒子の量は通常のいわゆる磁気ブラシ
現像方法に比較してはるかに少なく、この点において磁
気ブラシ現像方法とも本質的に異なる。この少ない磁性
粒子27が磁極23aの作用で、鎮状に連なった穂51
を粗の状態すなわち疎らな状態で形成する。
現像部における磁性粒子27の挙動は、自由度が増加し
ているので特殊なものとなっている。
つまり、このまばらな磁性粒子の穂は均一な分布を磁力
線方向に形成すると共に、スリーブ表面と磁性粒子表面
の両方の開放することができるため、磁性粒子表面の付
着トナーを穂に阻害されることなく感光ドラムへ供給で
き、スリーブ表面の均一な開放表面の形成によって、ス
リーブ表面に付着したトナーが交番電界でスリーブ表面
から感光ドラム表面へ飛翔できる。
ここで磁性粒子の挙動及びトナー粒子の飛翔について説
明する。
第7図に示されるように、本実施例においては静電潜像
は負電荷(画像暗部)によって構成されているので、静
電潜像による電界は矢印aで示す方向である。交互電界
による電界の方向は交互に変化するが、スリーブ22側
に正成分が印加されている位相では、これによる電界の
方向は潜像による電界の方向と一致している。この時に
電界によって穂51に注入される電荷の量は最大となり
、したがって穂51は最大起立状態となって、長い穂は
感光ドラム1表面に伸びる。
一方、スリーブ22および磁性粒子27の表面上のトナ
ー28は前述のごとく正極性に帯電しているので、この
空間に形成されている電界によって感光ドラム1に転移
する。このときに穂51は粗の状態で起立しているので
スリーブ22表面は露出しており、トナー28はスリー
ブ22表面および穂51の表面の両方から離脱する。加
えて穂51にはトナー28と同極性の電荷が存在するた
め、穂51表面上のトナー28は電気的反発力によって
さらに移動し易い。
交互電圧成分の負の成分がスリーブ22に印加される位
相では、交互電圧による電界(矢印b)は静電潜像によ
る電界(矢印a)と逆方向である。したがって、この空
間部での電界は逆方向に強くなり、電荷の注入量は相対
的に少なくなり、穂51は電荷注入量に応じて縮んだ接
触状態となる。
一方、感光ドラム1上のトナー28は前述のごとく正極
性に帯電しているので、この空間に形成されている電界
によってスリーブ22あるいは磁性粒子27に逆転穆す
る。このようにしてトナー28は感光ドラム1とスリー
ブ22表面あるいはトナー28表面との間を往復運動し
、感光ドラム1およびスリーブ22の回転によフて、こ
れらの間の空間が広がるにつれて電界が弱くなるととも
に現像作用が完了する。
穂51にはトナー28との摩擦帯電電荷もしくは鏡映電
荷、感光ドラムi上の静電潜像電荷および感光ドラム1
とスリーブ22との間の交互電界によって注入される電
荷が存在するが、その状態は磁性粒子27の材質その他
によって決定される電荷の充放電時定数によって変化す
る。
以上のごとく、磁性粒子27の穂51は、上述の交互電
界によって微小なしかし激しい振動状態となる。
ここで現像部における磁性粒子の体積比率について説明
する。「現像部」とはスリーブ22から感光ドラム1ヘ
トナーが転移あるいは供給される部分である。「体積比
率」とは、この現像部の容積に対するその中に存在する
磁性粒子の占める体積の百分率である。1.5〜30%
特に2.6〜26%とすることが極めて好ましい。
体積比率が1:5〜30%の範囲であれば、スリーブ2
2表面上に穂51が好ましい程度に疎らな状態で形成さ
れ、スリーブ22および穂51上の両方のトナーが感光
ドラム1に対して十分に開放され、スリーブ上のトナー
も交互電界で飛翔転移するので、はとんどすべてのトナ
ーが現像に消費可能な状態となることか、ら、高い現像
効率(現像部に存在するトナーのうち現像に消費され得
るトナーの割合)および高画像濃度が得られる。好まし
くは微小なしかし激しい穂の振動を生じさせ、これによ
って磁性粒子およびスリーブ22に付着しているトナー
がほぐされる。いずれにせよ磁気ブラシの場合などのよ
うな掃目むらやゴースト像の発生を防止できる。さらに
穂の振動によって磁気粒子27とトナー28との摩擦接
触が活発になるので、トナー28への摩擦帯電を向上さ
せ、かぶり発生を防止できる。なお現像効率が高いこと
は現像装置の小型化に適する。
上記現像部に存在する磁性粒子27の体積比率は (M/h)x (1/ρ)X [(C/(T+C)]で
求めることができる。ここでMはスリーブの単位面積当
りの現像剤(混合物・・・非穂立時)の塗布量(b/c
m2)、hは現像部空間の高さくcm)、ρは磁性粒子
の真密度g / c m ’、C/(T+C)はスリー
ブ上の現像剤中の磁性粒子の重量割合である。
なお上記定義の現像部において、磁性粒子に対するトナ
ーの割合は4〜40重量%が好ましい。
第6図は第4図に示した部材26を用いると共に、現像
剤層規制手段として非磁性ブレード24、磁性部材24
a、限定部材26がこの順に一スリーブ22の回転方向
に関して上流域に向って接続配置され、こめ順にスリー
ブ22表面からの距離が大となっている。本例では、磁
性部材24aを磁性23aの磁束密度最大部よりスリー
ブ22の回転方向下流側に位置させた非磁性ブレード2
4の補助用磁性ブレードとしている。
この補助用磁性ブレードは、非磁性ブレード24の製造
上の設置誤差による層厚のバラツキを安定できる効果が
ある。
磁性粒子循環限定部材26は、カット磁極23aの概略
対向位置で磁界の及ぶ位置に設置されている。
第6図例は第1図実施例の作用をさらに安定したもので
ある。限定部材26のひさし状部分の先端と容器の磁性
体31とで区切られたトナー供給開口36は、磁性キャ
リア粒子にトナー粒子を実買的に供給可能である。好ま
しくは、この間口36内に不動層が形成されていて、実
際のトナー粒子取り込みは開口36内の上流側で行われ
ることが良い。
すなわちスリーブ22の表面近くに形成された磁性粒子
層は、ごくスリーブの近傍でのスリーブ22の回動に伴
なった磁性粒子穆動層と、遮蔽部材である限定部材26
で塞き止められた不動層から形成される。
トナー供給開口36では、少なくともその下部部分では
移動層が露出し、磁性粒子の動きによりトナーを磁性粒
子層に補給していくものであり、磁性粒子層のT/C(
トナーコンテンツ)の変化により不動層の体積が増減し
、すなわちT/Cが上昇すると不動層の体積が増し、ト
ナー供給口の実質的開口幅(移動層の露出幅)が減少し
、トナーの取り込み量が減少し、逆にT/Cが下降する
と不動層の体積が減少し、実質的トナー供給開口が増加
して磁性粒子層へのトナー取り込み量が増加するもので
あり、概ね磁性粒子層のT/C安定化が達成される。
本実施例の現像装置においては、容器21内側にはカッ
ト磁極23aしがなく、トナー供給開口部には磁極は存
在しない。さらにカット磁極23aの上方でその磁界の
及ぶ範囲内に遮蔽部材26が設けられている。遮蔽部材
26により磁性粒子不動層が形成され、前述の様なメカ
ニズムでT/Cの安定がなされると共に、カット磁極位
置での穂立ちが防止され、さらにトナー供給開口36に
磁極が存在しないことにより磁性粒子の密度の低い穂立
ち部からのトナーの過剰供給が防止され、さらにT/C
が安定すると共にさらに閉塞空間の磁性粒子層の圧力が
上昇し、トナーへの帯電付与能力が高まり、極めて安定
した現像剤層が得られる。
その結果、カブリ、ムラのない良質な画像を得ることが
できる。
第6図の構成の現像装置において 現像スリーブ径   φ20.  Omrn感光ドラム
径    φ60.Omm カット磁極23a   900     G現像磁極2
3b    950     G(スリーブ表面で) 搬送磁極23c、d  800     G遮蔽部材を
カット磁極位置でスリーブ表面より4mm離して設置 磁性粒子としては、前述分布の平均粒径50μmのフェ
ライト粒子に樹脂コートしたものを用い、トナーとして
は平均粒径12μmの絶縁性非磁性トナーを用いた現像
剤を使用してキャノン■製PC−20複写機に組み込み
、感光体電位VD= 600 、 V L = 220
 V 、プロセス速度66m m / s c cに設
定し、現像バイアスとしてPeak  vs  Pea
k電圧1.3KVpp。
周波数1.6KHzの交番電界に一300Vの直流電圧
を重畳したものを用い、画出しを行ったところ、カブリ
、ムラのない良好な画像を得ることが可能であった。さ
らに2.5千枚の耐久に亙っても良質な画像が得られた
前記実施例においては、現像バイアスとして交番電界に
直流電界を重畳したものを用いたが、もちろん直流バイ
アスのみでも良い。
本実施例の現像装置においては、磁性粒子層は現像スリ
ーブ内の磁石により不動層も含めて完全に拘束されてい
るため、現像装置の傾き、振動等により磁性粒子層の片
寄り等は起こりにくく、ムラの生じにくい安定した画像
が得られる。
前記実施例においては遮蔽部材26が完全な閉塞空間を
形成し、不動層を造り、現像剤層に強い圧力を加えて充
分な帯電を行っているが、例えば線圧力数Kgで定着す
るような軽圧力定着トナーを使用する場合には、圧力が
高すぎると現像剤の劣化を引き起こす可能性があり、遮
蔽部材26による圧力を弱め軽負荷とすることが好まし
い。
(効 果) 上記のように、本発明は不動層を形成し、その状態を安
定するための絶縁性磁性キャリア粒子の平均粒径とその
分布を溝足することによって、磁性キャリア粒子の劣化
、損失を防止し、不動層による自動濃度制御を長期化で
きる。
依って本発明による現像方法及び装置では、より一層安
定した、従来よりも優れた現像効果を示し、現像剤のト
ナー粒子帯電状態に左右されやすい交互電界印加現像に
対して特に有効な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明現像方法の説明図、342図は本発明の
磁性粒子分布条件に適する現像装置の概略図、第3図は
第1図装置による現像濃度変化説明用のグラフ、第4図
は第2図実施例に適用できる現像剤限定部材の断面図、
第5図は第2図実施例における磁極配置を示す説明図、
第6図は本発明のトナー粒子取り込みに関する実施例の
説明図、第7図は本発明が適用された現像部での現像説
明図、第8図は不動層の状態説明用の比較例説明図であ
る。 27は磁性キャリア粒子、30は不動層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁性磁性キャリア粒子とトナー粒子とを混合し
    て有する現像剤を、回転する現像剤担持体と該現像剤担
    持体表面に現像剤を磁気的に担持させる磁界発生手段と
    で現像容器内から潜像保持体と現像剤担持体とが形成す
    る現像部へ供給して潜像保持体の潜像を現像剤で現像す
    る現像方法において、 上記絶縁性磁性キャリア粒子が平均粒径45μm以上7
    5μm以下で、45μm以下が20重量%以下、75μ
    m以上が30重量%粒度分布であり、 この絶縁性磁性キャリア粒子を主として含んだ実質的な
    不動層を上記現像容器内の上記現像剤担持体表面に対向
    して且つ現像剤担持体表面に担持される現像剤層を規制
    する部材から現像剤担持体の回転方向に関して上流側に
    わたって形成し、 該不動層のさらに上流側に、現像剤担持体の担持する現
    像剤へのトナー粒子取込み領域を形成し、 該トナー粒子取込み領域の大きさは、上記 絶縁性磁性キャリア粒子が上記不動層へ付加又は上記不
    動層から離脱することで自動的に増減することで上記現
    像剤層中のキャリア粒子とトナー粒子の混合比率を制御
    することを特徴とする現像方法。
  2. (2)上記絶縁性磁性キャリア粒子は、絶縁性樹脂が被
    覆された磁性粒子である特許請求の範囲第1項記載の現
    像方法。
  3. (3)絶縁性磁性キャリア粒子とトナー粒子とを混合し
    て有する現像剤を、回転する現像剤担持体と該現像剤担
    持体表面に現像剤を磁気的に担持させる磁界発生手段と
    で現像容器内から潜像保持体と現像剤担持体とが形成す
    る現像部へ供給して潜像保持体の潜像を現像剤で現像す
    る現像装置において、 平均粒径45μm以上75μm以下で、45μm以下が
    20重量%以下、75μm以上が30重量%以下の粒度
    分布の絶縁性磁性キャリア粒子の実質的な不動層を上記
    現像容器内の上記現像剤担持体表面に対向して且つ現像
    剤担持体表面に担持される現像剤層を規制する部材から
    現像剤担持体の回転方向に関して上流側にわたって形成
    する手段を有し、 上記形成手段は、上記現像剤担持体の移動に伴って搬送
    される現像剤に対して対向する面を形成する限定部材と
    、該限定部材の面と上記現像剤担持体の表面との間の領
    域に水平固定磁界を形成する磁界発生部とを備え、該不
    動層のさらに上流側に、現像剤担持体の担持する現像剤
    へのトナー粒子取込み領域を形成したことを特徴とする
    現像装置。
JP62060462A 1987-03-16 1987-03-16 現像方法及び現像装置 Pending JPS63225266A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62060462A JPS63225266A (ja) 1987-03-16 1987-03-16 現像方法及び現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62060462A JPS63225266A (ja) 1987-03-16 1987-03-16 現像方法及び現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63225266A true JPS63225266A (ja) 1988-09-20

Family

ID=13142957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62060462A Pending JPS63225266A (ja) 1987-03-16 1987-03-16 現像方法及び現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63225266A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02196258A (ja) * 1989-01-26 1990-08-02 Canon Inc 現像装置
EP0774700A1 (en) 1995-11-14 1997-05-21 Ricoh Company, Ltd Developing device for an image forming apparatus
US5771429A (en) * 1995-10-31 1998-06-23 Ricoh Company, Ltd. Developing device capable of automatic toner content control

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59121347A (ja) * 1982-12-28 1984-07-13 Toshiba Corp 現像装置
JPS6042776A (ja) * 1983-08-18 1985-03-07 Canon Inc 現像装置
JPS6186770A (ja) * 1984-10-04 1986-05-02 Canon Inc 現像剤薄層形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59121347A (ja) * 1982-12-28 1984-07-13 Toshiba Corp 現像装置
JPS6042776A (ja) * 1983-08-18 1985-03-07 Canon Inc 現像装置
JPS6186770A (ja) * 1984-10-04 1986-05-02 Canon Inc 現像剤薄層形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02196258A (ja) * 1989-01-26 1990-08-02 Canon Inc 現像装置
US5771429A (en) * 1995-10-31 1998-06-23 Ricoh Company, Ltd. Developing device capable of automatic toner content control
EP0774700A1 (en) 1995-11-14 1997-05-21 Ricoh Company, Ltd Developing device for an image forming apparatus
EP1221636A3 (en) * 1995-11-14 2002-07-17 Ricoh Company, Ltd. Developing device for an image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2554249B2 (ja) 現像装置
JP2668781B2 (ja) 現像方法
JPH0193759A (ja) カラー画像形成方法及びその装置
JPS63225266A (ja) 現像方法及び現像装置
JP2517579B2 (ja) 現像装置
JPS62192757A (ja) 現像方法
JP2505800B2 (ja) 現像装置
JPS634281A (ja) 現像装置
JP2644489B2 (ja) 現像装置
JPH081534B2 (ja) 現像装置
JPS62192756A (ja) 現像方法
JP2528650B2 (ja) 現像装置
JPH0511617A (ja) 現像装置
JPS63225269A (ja) 現像装置
JPS6361276A (ja) 現像装置
JPH0279878A (ja) 現像装置
JPH0584903B2 (ja)
JPH03138674A (ja) 現像装置
JPH01137269A (ja) 現像方法及び現像装置
JPS62112171A (ja) 現像方法
JPH0664396B2 (ja) 現像装置
JPS6275685A (ja) 現像装置
JPS6361271A (ja) 現像装置
JPS63225274A (ja) 現像装置
JPS6361272A (ja) 現像装置