JPH01137269A - 現像方法及び現像装置 - Google Patents

現像方法及び現像装置

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JPH01137269A
JPH01137269A JP29680787A JP29680787A JPH01137269A JP H01137269 A JPH01137269 A JP H01137269A JP 29680787 A JP29680787 A JP 29680787A JP 29680787 A JP29680787 A JP 29680787A JP H01137269 A JPH01137269 A JP H01137269A
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JP
Japan
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developer
toner
layer
particles
carrier
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JP29680787A
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English (en)
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Hatsuo Tajima
田嶋 初雄
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G13/00Electrographic processes using a charge pattern
    • G03G13/06Developing
    • G03G13/08Developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G13/09Developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ1発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁性キャリア粒子とトナー粒子とを用いて現像
を行う2成分現像方式の現像方法及び現像装置、特に、
電子写真、静電気記録に基づいた複写機、プリンタ、表
示器のような画像形成機器に適用できる現像方法及び現
像装置に関する。
〔従来の技術〕
2成分系現像剤を用いる電子写真法においては、顕画材
としてのトナー粒子と磁性キャリア粒子とを混合し、こ
の2成分系組成物を内部に磁石を配置した現像スリーブ
上に供給して、この組成物から成る磁気ブラシを形成さ
せ、静電潜像を有する電子写真感光板にこの磁気ブラシ
を摺擦ないしは近接させて、トナー像を感光板上に形成
させる。
トナー粒子は磁性粒子との摩擦により、感光板上の静電
WI像の電荷極性とは逆に帯電され、磁気ブラシ上のト
ナー粒子が電界により静電潜像上に付着して、静電潜像
の現像が行われる。磁性粒子はスリーブ内の磁石に吸引
されて現像容器内に回収される。
ところで、トナー粒子と磁性粒子との混合比はトナー粒
子への帯電賦与に関係し、結果的にはコピー画質に大き
な影響を与える。このため2成分系の現像装置において
は、現像剤中のトナー濃度を所定の範囲に保つように自
動的にトナー濃度を検出し、トナー濃度を維持する制御
装置(以下ATRと称す)を設けである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上記A丁R1It置ではトナー濃度検出装置
からのトナー補給信号を得て、補給トナーを供給して容
器中の現像剤のトナー濃度をたかめる場合、この現像剤
が現像領域に達するまでには時間的な遅れが生じる。こ
のため補給信号が発生してからち、しばらくはコピー濃
度の淡い画像が続くことになる。逆にトナーの補給が行
われてトナー濃度が十分にだかくなり、トナー補給信号
の停とが発生したときも、しばらくはトナー濃度がたか
い状態がつづく。
上記問題点を軽減させるためには、精度のたかい検出、
又、トナー濃度設定幅を狭く制御する装置を必要とする
が゛、 ATR11t置では現像装置として複雑で大型
化し、コストかたかくなる。しかし完全には上記問題点
を解決するには至っていない。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたもので
、画像劣化の無い、即ち、感光体へのキャリア付着、ト
ナーへの過剰帯電電荷賦与による濃度淡及び自抜け、磁
気ブラシ跡、地力ブリ及び反転カブリなどの欠点が無<
 、 Dmaxの十分なしかも階調性γの良好な画像を
与えることを目的とする。
又、精度のたがいATR?t1を持たず現像することが
可能な、しかもトナー濃度の検出に応じて即座に補給ト
ナーの供給もしくは停止を行うことができる現像方法及
び現像装置を提供することを目的とする。
さらには、小型でしかも長期使用下において現像特性の
安定した現像装置を提供することを目的とする。
口、発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本発明現像方法は、高抵抗磁性キャリア粒子とトナー粒
子とを混合して有する現像剤を、回転する現像剤担持体
表面に磁気的に担持させ、現像容器内から潜像保持体と
現像剤担持体とが形成する現像部へ供給して、上記潜像
保持体の潜像を現像剤で現像する現像方法において、上
記高抵抗磁性キャリア粒子を主として含んだ実質的な不
動層を1−記現像容器内の上記現像剤担持体表面に対向
して■つ該現像剤担持体表面に担持される現像剤層を規
制する部材から現像剤担持体の回転方向に関して上流側
にわたって形成し、上記不動層のさらに上流側に、現像
剤担持体の担持する現像剤へのトナー粒子取込み領域を
形成し、上記トナー粒子取込み領域の大きさは、上記高
抵抗磁性キャリア粒子が上記不動層へ付加又は該不動層
から離脱することで自動的に増減し、上記増減作用と一
ヒ記現像剤中のトナー濃度の検出を行うことにより、上
記現像剤層中のキャリア粒子とトナー粒子の混合比率を
制御することを特徴とする現像方法である。
本発明現像装置は、高抵抗磁性キャリア粒子とトナー粒
子とを混合して有する現像剤を1回転する現像剤担持体
表面に磁気的に担持させ、現像容器内から潜像保持体と
現像剤担持体とが形成する現像部へ供給して潜像保持体
の潜像を現像剤で現像する現像装置において、上記高抵
抗磁性キャリア粒子の実質的な不動層を上記現像容器内
の上記現像剤担持体表面に対向して且つ該現像剤担持体
表面に担持される現像剤層を規制する部材から現像剤担
持体の回転方向に関して上流側にわたって形成する手段
を有し、上記形成手段は、上記現像剤担持体の移動に伴
って搬送される現像剤に対して対向する面を形成する限
定部材と、該限定部材の面と上記現像剤担持体の表面と
の間の領域に水平固定磁界を形成する磁界発生部と、ト
ナー検出手段の検出結果に応じて上記現像剤にトナーを
補給する補給手段とを備え、上記不動層のさらに上流側
に、現像剤担持体の担持する現像剤へのトナー粒子取込
み領域を形成したことを特徴とする現像装置である。
〔作 用〕
本発明における現像方法は、現像容器内の現像剤担持体
表面に対向して該現像剤担持体表面に担持される現像剤
層を規制する部材から現像剤担持体の回転方向上流側に
高抵抗磁性キャリア粒子の実質的な不動層を形成し、こ
の不動層の上流側に形成したトナー粒子取込み領域を上
記高抵抗磁性キャリア粒子の上記不動層への付加又は離
脱によって増減し、この増減作用とトナー濃度の検出に
よって、磁性キャリア粒子とトナー粒子の混合比率を制
御するようにしたことにより、トナー濃度検出から所定
のトナー濃度にするまでの処理時間が短く、応答性のよ
いトナー濃度維持が可能となる。
また、本発明における現像装置は、現像剤担持体の移動
に伴って搬送される現像剤に対して対向する面を形成す
る限定部材と該限定部材の面と該現像剤担持体の表面と
の間の望誠に水平固定磁界を形成する磁界発生手段およ
びトナー補給手段を有する不動層形成手段によって、現
像容器内の現像剤担持体表面に対向して該現像剤担持体
表面に担持される現像剤層を規制する部材から現像剤担
持体の回転方向上流側に高抵抗磁性キャリア粒子の実質
的な不動層を安定に形成することにより、トナー粒子へ
の帯電賦与使方が安定するとともにトナー粒子の供給や
回収の安定化によって現像性が向上する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面いついて説明する。第1図
は本発明の磁性粒子分布によって好ましい現像装置の実
施例断面図を示すものである。
図において、lは現像されるべき静電潜像を担持する静
電潜像担持体であり、具体的には無端移動可能な感光ド
ラムあるいはベルトもしくは誘電体ドラムあるいはベル
トなどである。この周面上に静電潜像を形成する方法は
本発明の要旨ではなく、公知の方法でよい0本実施例で
は静電潜像担持体は電子写真法によって静電潜像が形成
される感光ドラムであり、矢印a方向に回転可能である
本実施例の装置は現像部rA21、現像剤保持部材であ
る現像スリーブ22(以下単にスリーブと呼ぶ)、磁界
発生手段である磁石23.スリーブ22上で現像部に搬
送される現像剤の量を制御する規制ブレード24(以下
単にブレードと呼ぶ)、交互電界形成手段である電源3
4などを有する。以下それぞれの構成を説明する。
容器21は後述する粒度分布の平均粒径55μmの高抵
抗磁性キャリア粒子(以下、磁性粒子と称す)27とト
ナー粒子28とを混合物として有する現像剤を収容する
。トナー粒子は本実施例では、例えばカーボッ1O部、
ポリスチレン80部を主体として形成された粒径 4〜
20g、mの非磁性トナー粒子である。容器21は第1
図左下部に開口を有する。
スリーブ22は、例えばアルミニウムなどの非磁性材料
製であり、容器21の上記開口部に設けられ、その表面
の一部を露出させ、他の面を容器21内に突入させてい
る。スリーブ22は図面に直角な軸(図示せず)の回り
に回転可能に軸支され、感光ドラムlの周速とほぼ等速
で矢印すで示す方向に回転駆動される9本実施例ではス
リーブ22は円筒状のスリーブであるが、これは無端ベ
ルトでもよい、このスリーブ22の表面には、現像剤の
搬送性を向上させるために1〜20#Lm程度の凹凸を
設けである。
スリーブ22は感光ドラム1に対して微小間隙をもって
対向して現像部を構成する。この現像部にはトナーおよ
び磁性粒子がスリーブ22によって搬送され、ここには
体積比率で(1,5%〜30%)の磁性粒子が存在する
。この点については後述する。
磁石23はスリーブ22内部に静止的に固定され、スリ
ーブ22の回転時も不動である。磁石23は後述のブレ
ード24と協働してスリーブ22上への現像剤塗布量を
制御するN磁極23a、現像磁極であるS磁極23b、
現像部通過後の現像剤を容器21内に搬送するN磁極2
3cおよびS磁極23dを有する。S極とN極は逆でも
よい。
この磁石は本実施例では永久磁石であるが、これに代え
て電磁石を使用してもよい。
ブレード24は本実施例では、少なくともその先端が例
えばアルミニウムなどの非磁性材料製であり、容器21
の開口の上部近傍でスリーブ22の長手方向に延在し、
その基部は容器21に固定され、先端側はスリーブ22
の表面に間隙をもって対向している。ブレード24の先
端とスリーブ22の表面との間隙は50〜900μm、
好ましくは 100〜800μmであり、本実施例では
250pmである。
現像剤層の厚さは後述の現像部における感光ドラム1と
スリーブ22との間隙よりも小さい(ただしこのとき現
像剤の厚さとは磁力が働いていない状態でのスリーブ2
2上での厚さであり、磁極部上では穂立ちして厚くなる
)、このような厚さの現像剤層を作るためには、ブレー
ド先端とスリーブ面との間隙は、スリーブ面と感光ドラ
ム面の間隙と同等またはより小さいことが好ましいが、
それ以上にしても可能である。
ブレード24の容器21内部側には、磁性粒子移動限定
部材26が設けられ、これは後述の磁性粒子の容器zl
内での移動を制限する。
電源34は感光ドラムlとスリーブ22との間に電圧を
印加して、それらの間の空隙に交互電界を形成させ、ス
リーブ22上の現像剤からトナーを感光ドラム1に転移
させる。電源34による電圧は正側と負側のピーク電圧
が同じである対称型交互電圧でも、このような交互電圧
に直流電圧を重畳した形の非対称交互電圧でもよい。
具体的な電圧値としては、例えば暗部電位−600V、
明部電位−200vの静電潜像に対して、−例として、
直流電圧−300Vを重畳してピーク・ピーク電圧を 
300〜2000V pp、周波数200〜3000H
z交互電圧をスリーブ22偏に印加し、感光ドラム1を
接地電位に保持する。
容器21の下部は感光ドラムlの方向に延びて延長部を
構成し、現像剤(特にトナー粒子)が外部に漏れること
を防止している。
また、このような漏出の防止をさらに確実ならしめるた
めに、前記延長部の上面に装置への衝撃によって漏出す
る現像剤を受取ってこれを拘束する部材39を設けてい
る。
さらに、前記延長部の先端にはスリーブ22の長手方向
に沿って飛散防止部材30が図示のごとく固定されてい
る。この飛散防止部材30にはトナー粒子と同極性の電
圧を印加してもよい、これによって現像領域から飛散し
たトナーを電界によって感光ドラム3の方向へ押しつけ
、トナーの飛散を防止することができる。
トナー濃度検知センサ45は交番電圧を利用したアンテ
ナ方式を用いたものである。現像スリーブ22及びブレ
ード24に電源34から電圧を印加すると、その電磁界
によってトナー濃度検知センサ45に誘導起電力が発生
する。磁性粒子の増減(後述する第1図の30−a・3
0−b領域の現像剤の増減)による透磁率の変化により
、誘導起電力は変化する。その結果、出力電圧(誘起電
圧)Vsも変化することになる。この出力電圧Vsを検
出し、制御回路(図示せず)にて補給ローラ46を作動
及び停止させる。
第2図は容器21内のスリーブ近傍の拡大図を示すもの
で、トナー粒子28と磁性キャリア粒子27とを有する
現像剤は、本実施例では、スリーブ22近傍で移動層3
5を形成し、スリーブ22から離れたところでは不動層
30を形成している。
スリーブ22の上層にスリーブの移動に伴って移動する
移動層35を形成し、移動層35の上層に不動層30を
有し、この不動層30は、実質的に不動であれば良く、
この範囲としては、全体の移動が全くないか又は、あっ
ても極めて微速(好ましくは毎秒数lθミリ以上の移動
層35に対して毎秒1ミリ以下、さらに好ましくは毎秒
0.1ミリ以下が良い)なものを含む。
ブレード24の容器21内部側には、装置発明の現像剤
阻止部材としての磁性粒子移動限定部材26が設けられ
、これは後述の磁性粒子の容器21内での移動領域を制
限する。方法発明としては、メツシュ状の袋で、実質的
な阻止部材として作用させ、不動層を形成しても良い。
つぎに本実施例の現像装置の作動について説明する。ま
ず、容器21に磁性粒子27を投入する。投入された磁
性粒子は磁極23aおよび23dによってスリーブ22
上に保持され、容器21内に面するスリーブ22の表面
全体に亘って付着し、磁性粒子層を構成する。その後、
トナー28を容器21内に投入し、前記磁性粒子層の外
側にトナー層を形成する6本例における限定部材26(
キャリア粒子が接触する面を備えている)は、スリーブ
の回転によって磁性キャリア粒子を移動させる力と磁極
23a−23dによる磁界拘束力と磁界拘束された磁性
キャリア自体の自重との合力をほとんど無にするような
力を上層の現像剤層に与える。これによって、バランス
のとれた拘束下の磁性キャリア粒子が不動層30を形成
する。
前記の最初に投入する磁性粒子27はもともと 2〜7
0%(重量)のトナーを含むことが好ましいが、磁性粒
子のみとしてもよい、?a性顆粒子27−Hスリーブ2
2表面上に磁性粒子層として吸着保持されれば、装置の
振動やかなり大きな傾きによっても実質的に流動あるい
は傾斜は発生せず、スリーブ22の表面を覆った状態が
維持される。
つぎに、スリーブ22を矢印方向に回転すると、磁性粒
子27は容器21の下部からスリーブ22の表面に沿っ
た方向に上昇し、ブレード24の近傍に至る。
このとき、磁性粒子27の働きは2層に分かれ、スリー
ブ22表面近傍では、スリーブ22の回転と同一方向に
スリーブ22の回転速度に対して約0.5〜20.0%
の下限から最大100%の速度で移動する移動層35と
その外側に位置し実質的に移動しない不動層30(この
内、実質な不動層は、30−aまでで、30−aより先
の部分は増大して不動層となったり減少したりする。)
とを形成する。
前もって移動層35中の磁性粒子の一部は容器21の下
部の磁性体31と不動層30の下端との間のトナー粒子
取込み領域Aでトナーを取込み、移動層35を通ってブ
レード24の先端とスリーブ22の表面との間隙を通過
し現像部へ至る。
この実質的な不動層30t−磁性現像剤で形成すること
は、不動層自体がトナー粒子28と磁性キャリア粒子2
7を有しているため、移動層の表面に対する帯電賦与効
果やトナー粒子の供給や回収によるバランスの安定化効
果が期待でき、現像性が向上されるものと考えられる。
同時に不動層30の存在によって不十分な帯電のトナー
粒子が移動層に直接とり込まれた時に即時容器外に搬出
される不都合が解決され、安定した現像剤層が形成され
る。
スリーブ22の回転とともにこのように移動することに
よって、移動層35中でトナー28は磁性粒子27およ
びスリーブ22表面との摩擦によって帯電する。
ブレード24の手前近傍では、スリーブ22の表面に近
い磁性粒子27は磁極23aによってスリーブ22表面
に引付けられ、スリーブ22の回転とともにブレード2
4の下方を抜けて容器21外に出る。このさい磁性粒子
27はその表面に付着したトナーを一緒に運び出す、ま
た帯電したトナー粒子28の一部はスリーブ22表面に
鏡映力によって付着したまま容器外に出る。ブレード2
4はスリーブ22上に塗布される現像剤量を規制する。
このようにしてスリーブ22の表面上に形成された現像
剤層(磁性粒子27とトナー28との混合体)はスリー
ブ22の回転とともに感光ドラムlと対面する現像部に
至る。
ここでは、感光ドラムlとスリーブ22との間に印加さ
れる交互電界によってトナーがスリーブ22の表面およ
び磁性粒子の表面から潜像りに転移し、該潜像を現像す
る0本実施例では、交互電界を印加したが、他の知られ
た方法でもよい。
ひきつづくスリーブ22の回転によって、現像に消費さ
れなかったトナー粒子および磁性粒子は容器21内に回
収され、容”器21内で前述の取込み作用によって再び
スリーブ22上に塗布される1程を繰返す。
このスリーブ22の回転に伴う循環時に、磁性粒子27
は容器21の下部のトナー層からトナーを取込んで、現
像に消費された分のトナーの供給をすばやく得る。容器
21の下部へのトナーの供給は、トナー濃度検知センサ
45によって補給ローラを作動させることで行われる。
なお、前記磁性粒子としては、フェライト等の磁性材料
単位からなるもの、それらに被覆を施したもの、あるい
は、いわゆるバインダ型磁性キャリア等を使ってもよい
、また、絶縁性トナーとしても非磁性トナー、磁性トナ
ー(m性キャリア粒子よりも磁性の弱いものが良い)の
どちらを使ってもよい。
現像部でトナーが消費されると、現像剤中のトナー濃度
〔(トナー量(g)/磁性粒子+トナー着(g))X 
100(U)  (以下T/C比ト呼)) カlJt少
+ にとによって現像剤の見かけの体積Vが減少する。
このとき移動層35の体積が減少するのを防ぐために不
動層30が変形するものの実質的な不動層30−aまで
はほとんど変化しない。
この下変部分の形が固定磁界より発生する磁力&1a3
2に沿って、現像剤担持体回転方向に関して上流側から
下流側へ移動するようにすばやく減少変形し、第2図の
点線30−aのようになる。この点線30−aは実質的
な不動層である。つまり、移動層35とトナー層との接
触面積、実質的なトナー粒子取込み領域Aが増え、トナ
ー補給のための開口部が開き、トナー取込みを容易にし
、 TlC比を増加させる。
また逆にTlC比が増加すると現像剤の体積が増加し、
移動層35の体積が増加するのを防ぐために不動層30
の形が磁力線32に沿って不動層の先端が現像剤の上流
側へ移動するようにすばやく変形し、第1図の点破線3
0−bのようになる。
つまり移動層35とトナー層との接触面積が減り、トナ
ー補給のための開口部が閉じて、トナー取込みを押える
ことによって、  TlC比を下げる方向に働く。
このように見かけ上の不動層(30−a〜3O−b)が
磁力線32に沿って変形移動することによって、不動層
30が自動シャッタの役目をし、トナーの取込みを制御
できる。この時、固定磁界による磁性粒子の磁気拘束力
が弱かったり、現像剤移動限定部材26の形状が適当で
なかったり、現像剤量が適正でないなど、不動層が磁力
線に沿って動かない場合は、他の実施例として示す第3
図のように、 TlC比の増減による現像剤の体積増減
は、見かけ上の全体不動層の形を実質的な不動層に厚み
方向に加わる可変部分によりCTlC比が下った場合は
30−Cのように、また、  TlC比が上がった場合
は30−dのように)変形する。
従って、不動層30がシャッタの役目を十分に果せず、
上記の意味でのトナーの取込みを制御することができな
いが、移動層側の実質的な不動層との摩擦、新規トナー
の進入防止効果は得られる。不動層を安定させ、移動層
を制御することが、TlC比の安定化及びトナー粒子の
比電荷の安定化に継かったものと考えられる。第3図の
トナー濃度検知センサ47としては圧電素子を用いてお
り、  TlC比の増減による現像剤の不動層体積の増
減を検出して、補給用トナーの供給を制御している。
このように不動層が安定に存在し、且つ、不動層が磁力
線に沿って移動する場合は、TlC比が安定しているこ
とがわかった。このTlC比の安定化がトナー粒子の比
電荷の安定性と強く結びついていることもわかった。ち
なみに、未実施例におけるトナー粒子の比電荷は、吸引
法によると約14ILc/gであった。この新たなる好
ましい構成は、第4図に示すように、N極−8極の最大
磁束密度を与える中心が、スリーブに作る中心角0が図
中の容器内部材が作る中心角θ1の外に位置し、中心角
Qが中心角OIより大きいことである。これによって上
記磁力線を形成し、上記効果を得ることができる。
又、容器21の下部に形成されるトナー層が、トナー濃
度検出センサ45とトナー補給ローラ46とによって適
用供給されて形成されることで、上記不動層30のシャ
ッタ効果はさらに安定化する。これは取込み部に近接し
て存在する補給トナー量が一定となっているためであり
、この補給トナー量が大きく増減する場合、これに応じ
てトナーの取込みも若干変動を受けるためである。
つぎに、第2図中の移動層35の挙動について説明する
。トナー補給の開口部(磁性体31と不動層30との間
の空間より取込まれたトナーは最初電荷を持たないもの
が多いが、移動層において磁性粒子27とトナー粒子2
8との混合過程で現像に最適な電荷を徐々に与えられ、
現像剤規制ブレード24の手前までにほぼ全てのトナー
粒子に均等に電荷が与えられる。このように移動層35
はトナーの電荷賦与過程に強く関係している。
また、この移動層35はその外側に存在する不動W!!
30から常時圧力を受けることによって、移動層中での
電荷賦与の制御を行っているものと考えられる。
このように、移動層・不動層の相互の役割を考えると、
移動層を制御する意味から不動層の存在が重要となって
くる。このため、不動層が磁力線に沿って安定に移動す
るためには、以下に示すように不動層安定化のための補
助手段が設けられることが望ましい。
第5図は不動層安定化のために現像剤移動限定部材26
を変形した断面図を示す。
これによると、磁力線にほぼ沿うような形で現像剤移動
限定部材26からひさし状のもの26aを出して、不動
層を囲む(不動層の上面部と移動方向先端部を規制して
いる)ことによって、より一層の安定化をもたらすこと
がわかった。また、磁性体等を設けることによって、磁
気拘束力で不動層を安定化してもよい。
このように不動層を安定化し、トナー取込みを制御する
ためには、トナー補給開口部において。
不動層が磁力線32に沿って移動することが玉要である
、このためには、磁力線がトナー補給開口部を開閉する
方向に存在することが好ましい。
本実施例では第4図に示すように、トナー補給開口部(
広義の意味で角度θ1に対応)から磁極を外すことによ
って、磁力線32をスリーブ22の外周にほぼ沿うよう
に配することが可能となり、不動層30をより安定にし
T/C比をさらに安定化するとともに、磁力線がトナー
取込み開口部(角度θ2に対応)において、不動層30
がシャッタの役割をする方向に配することができた。こ
のため、現像剤中のトナー濃度検出及びその濃度維持に
対してさらに応答性が優れ、カブリ・ムラ等のない現像
装置を作ることができた。上記トナー補給開口部に対し
て、積極的にトナー粒子を供給する矢印方向に回転する
回転手段40を設けることはより好ましい。
この不動層による自動的な機能も、キャリア粒子の損失
によってその効能を減少してしまうばかりか、キャリア
粒子の粒度分布がトナー粒子に与える帯電量に多大な影
響を与えることを本発明者達は解明した。
即ち、上記不動層を安定化し、全体のキャリア粒子変化
を最小にできる磁性キャリア粒子27は、第1に平均粒
径が451Lm以上75μm以下のもので、第2に45
1Lm以下の粒子が20%以下、75ルm以上の粒子が
35%以下の分布である。
一般的に平均粒径の小さいもの程、スリーブ22上での
トナーの摩擦帯電特性が優れ、スリーブゴースト(ベタ
黒原稿を現像した直後のスリーブ回転による現像で濃度
が低くなる現象、あるいはスリーブの回転ごとに現像濃
度が低下する現象として現われる)が発生しなくなる。
しかし粒径が小さい場合は、静電潜像保持体1への磁性
粒子の付着を発生する傾向がある。
この付着位置は磁性粒子の抵抗値によって異なり、例え
ば比較的低抵抗なものでは画像部に付着し、高抵抗なも
のでは非画像部に付着する。これは一般的傾向で、実際
には磁性粒子の磁気的特性、表面形状1表面処理材(樹
脂コートを含む)も多少影響する。
現像部のスリーブ上の磁界は磁束密度600〜1000
ガウス程度の場合であれば、磁性粒子の平均粒径が45
1Lmより小では磁性粒子の静電潜像保持体1への付着
が増大する。又、平均75μmより大ではスリーブゴー
ストが顕著となる。
したがって、スリーブゴーストがなく均一なベタ黒画像
を得るには、磁性粒子の平均粒径は75μm以下である
ことが必要であり、また平均粒径が45μmより小であ
ると静電像保持体上への付着が増加し、現像容器内に残
っている磁性粒子が非常に少なくなってしまい1画像に
カブリ増加が見られる等の弊害が生じる。
磁性粒子の消費率Zとは、次式で定義されるものである
A:初期現像容器投入磁性粒子重量(g)B:耐久後現
像容器残磁性粒子重量(g)適宜現像バイアス条件や現
像部での磁力等を選んでやれば、50JLぐらいの平均
粒径の磁性粒子でも消費率を10%程度におさえること
は充分可能である。しかしながら45μmより小の粒径
の磁性粒子は、適当な現像バイアス条件や現像部の磁力
を大きくすることによっても消費を防ぐことは非常に難
しい。
長期にわって安定な画像を得るには、?ai性粒子粒子
費量を少なくすることが必要であり、その為には磁性粒
子の平均粒径は45μm以上にする必要がある。加えて
磁性粒子の平均粒径が451Lより小になると、現像ス
リーブ上の磁性粒子が凝集気味になり、ベタ環をとった
際にウロコ状の濃度差を生じる弊害も生じてくる。よっ
て画像性の面からも45μm以上の平均粒径の磁性粒子
を使用することが望ましい。
以上の事より平均粒径は45〜75μmが望ましいが、
その粒度分布についても望ましい分布がある。それを表
に示す、下表は6種類の平均粒径50〜80μmの磁性
粒子(フェライト表面にジルコン樹脂コートしたもの)
の試料に対して、第2図の如く上記不動層30を形成し
つつ現像を行い、画像性を示したものである。7種類の
磁性粒子は、それぞれの粒度分布(特に75μm以上の
ものと45給m以下のものの重量パーセントに注目)を
変えである。
表 表中記号 良い←0>0>0Δ〉Δ〉Δx>x→悪い表より明らか
なように、良好な画像性を示すものは試料B−C−D@
E−Fの5種である。試料Aは正カブリ、反転カブリが
有り、またベタ黒時のスリーブゴーストが若干生じてい
る。これは粒径75μm以上のもが40%含まれており
、磁性粒子の表面積が他の試料に比べ小さく、トナー粒
子へのトリポ付与が充分に行われておらず、カプリが生
じ易いと考えられる。また平均粒径を大きくした際と同
様にスリーブゴーストがわずかに発生している0以上刃
ブリとスリーブゴーストの点から考えて、粒径75μm
以上のものは35%以下にすることが望ましい。
また試料Gはドラム上のベタ白部への磁性粒子の付着が
大きい0通常、ベタ白部に付着する磁性粒子は、磁性が
転写コロナと同極性(逆にトナー粒子とは逆極性)であ
るので、転写紙へは転写されずクリーナへ回収されるこ
とがほとんどである。
ある種の現像方式のように積極的にベタ白部へ磁性キャ
リア粒子を付着させている場合を除いて、トナー粒子以
外に磁性粒子をクリーナへ混入させることは望ましくな
い、また耐久後に多量の磁性粒子が消費されると磁性粒
子の絶対量が減るので、トナー粒子へのトリポ付与が減
少し、画像にカブリを生じてしまう、特に磁性粒子の粒
径の小さなもの程、消費され易いので余計にトリポ付与
が減少する0以上の車より粒径45μm以下のもは20
%以下にすることが望ましい。
又、各磁性粒子は磁性材料のみから成るものでも磁性材
料と非磁性材料との結合体でも良いし。
磁性粒子全体としては二種類以上の磁性粒子の混合物で
も良い。
上記不動層30を形成しつつ、上記磁性キャリア粒子の
分布条件を満たした場合、  TiC比を長期にわたっ
て安定できるものとなった。この本発明例のようにキャ
リア損失が少なく不動層30を安定にできれば、トナー
残量が一定値に達°したら現像容器内へトナーのみを補
給するだけで一定の安定した現像ができる。
この実施例に対して、不動層30のみを形成し、磁性キ
ャリア粒子の平均を557zmとし、粒度分布が上記範
囲からはずれた表の例をとったところ、不動yfj30
の効果は1500枚コピーまで得られ・ ただけであっ
た、その後は第6図中に破線で示すような濃度のり一2
プルを生じた。又、不動層30を形成せずに磁性粒子の
分布を変えても、同様のリップルを生じ画像濃度は一定
しなかった。
つぎに第1図の現像装置を用いた具体例について述べる
。第1図において、スリーブ22として直径20mmの
アルミスリーブの表面を、アランダム砥粒により 40
0メツシユの粒度を使用して不定型サンドブラスト処理
したものを用い、磁石23として4種着磁でN極・S極
が交互に第1図で示されるようなものを用いた。磁石2
3による表面磁束密度の最大値は約950ガウスであっ
た。
ブレード24としては1.2mm厚の非磁性ステンレス
を用い、上記角度0は15°とした。
磁性粒子としては、表面にシリコン樹脂コートした粒径
70〜50ル(75μm以上が20重量パーセン)、4
5u、m以下が15重量パーセント含む:この比率以下
はさらに好ましい条件である)のフェライト (最大磁
化8oes+u/g)を用いた。現像に投入する磁性粒
子量は50gであり、下記の非磁性トナーを6g混合・
撹拌した現像剤を用いた。
非磁性トナーとしては、スチレン/ブタジェン共重合体
系樹脂100部に同フタロシアニン系顔料5部から成る
平均粒径tigのトナー粉体に、コロイダルシリカ0.
5%を外添したブルートナーを用いたところ、スリーブ
22表面上にコーティング厚約15〜20IL、mのト
ナー塗布層を得、さらにその上層として200〜300
終の磁性粒子層を得た。各磁性粒子の表面上には上記ト
ナーが付着している。
このときのスリーブ22上の磁性粒子と全トナーとの合
計重量は約3.OX 10−2g / c腸2であった
。補給トナー量としては100 g投入した。
磁性粒子は現像部およびその近傍でスリーブ22内の磁
極23bにより磁界によって穂立ちして、最大要約 1
.2■■程の穂立ちブラシを形成していた。
帯電量をブローオフ法で測定したところ、スリーブ上及
び磁性粒子上のトナーのトリポ電荷量は+14#LC/
gであった。
この現像装置をキャノン(株)製pc−to型複写機に
組込み、感光ドラム1(有機感光材料製)とスリーブ2
2の表面との間隔を400μmとした。
この条件で体積比率を求めると、約12.75%であっ
た( h =400g、 m 、 M −3,OX 1
0−2g / cm2、ρ=5.Of/cm’ 、 T
/ (T+C) =15.0%)、バイアス電源34と
して周波数1800Hz、ピーク対ピーク値1300V
の交流電圧に一300vの直流電圧を重畳させたものを
用いて現像を行ったところ、良好なブルー色の画像を得
た。
第6図は第1図に示した現像装置を用いた場合の実施例
(実線部)と従来の比較例(破線部)とのコピー濃度曲
線である。矢印ON・OFFは現像剤中のトナー濃度検
知センサによるトナーの補給信号である0図に示すよう
に破線矢印で示す補給トナーの供給(ON)と停止(O
FF)のみの制御よりも、この制御に本発明に係る不動
層増減によるトナーの取込み制御を加えた場合の方がコ
ピー濃度の変動が少ないことがわかる。
また、ベタ黒画像について現像し、現像後のスリーブ面
を観察したところ、磁性粒子に付着したトナー及びスリ
ーブ上のトナーはほとんど消費され、 100%近い現
像効率で現像が行われていた。
以上に説明のごとく1本実施例によれば、高画像濃度、
高現像効率で、カブリ、ゴースト像、掃目ムラ、負性特
性のない現像を行うことができる。
スリーブ22の材料としては、アルミニウムのほか真ち
ゅうやステンレス鋼などの導電体、紙筒や合成樹脂の円
筒を使用可能である。また、これら円筒の表面を導電処
理するか導電体で構成すると、現像電極として機能させ
ることもできる。さらに芯ロールを用いてその周辺に導
電性の弾性体、例えば導電性スポンジを巻装して構成し
てもよい。
現像部の磁極23bについては、実施例では現像部の中
央に磁極を配置したが、中央からずらした位置としても
よく、また磁極間に現像部を配置するようにしてもよい
トナーには、流動性を高めるためにシリカ粒子や、例え
ば転写方式画像形成方法に於て潜像保持体たる感光ドラ
ムlの表面の研磨のために研磨剤粒子等を外添してもよ
い、トナー中に少量の磁性粒子を加えたものを用いても
よい、すなわち磁性粒子に比べ著しく弱い磁性であり、
トリボ帯電可能であれば磁性ドナーも用いることができ
る。
ゴースト像現像を防止するために、容器21内へ戻り回
動じたスリーブ22面から現像に供されずにスリーブ2
2上に残った現像剤層を、−旦スクレーパ手段(不図示
)でかき落し、そのかき落しされたスリーブ面を磁性粒
子層に接触させて現像剤の再コーテイングを行わせるよ
うにしてもよい。
本発明の現像方法は容器21、スリーブ22およびブレ
ード24などの一体化した使いすてタイプの現像器とし
ても、画像形成装置に固定された通常現像器としても使
用可能である。
第7図は、前述構成による現像部における挙動を説明す
るための好ましい場合の拡大断面図である。感光ドラム
1は潜像を構成する電荷を担持し5本実施例においては
静電潜像を構成する電荷は負極性であり、トナーは正極
性に帯電している、また、この実施例においては、感光
ドラム1とスリーブ22とは同一周方向移動となるよう
に矢印のごとく回転する。これらの間の空間には電源3
4によって前述の交互電圧が印加され、交互電界が形成
される。一方、感光ドラムlとスリーブ22との最接近
部に対応してスリーブ22の内部には磁石23の磁極2
3bがある。
この空間には、前述のごとくスリーブ22の回転によっ
て搬送されてきた磁性粒子27とトナー28との混合物
である現像剤がある。
この部分における磁性粒子の体積比率(後述)の関係か
ら、存在する磁性粒子の量は通常のいわゆる磁気ブラシ
現像方法に比較してはるかに少なく、この点において磁
気ブラシ現像方法とも本質的に異なる。この少ない磁性
粒子27が磁極23bの作用で、鎖状に連なった穂51
を粗の状態すなわち疎らな状態で形成する。
現像部における磁性粒子27の挙動は、自由度が増加し
ているので特殊なものとなっている。
つまり、このまばらな磁性粒子の穂は均一な分布を磁力
線方向に形成すると共に、スリーブ表面と磁性粒子表面
の両方を開放することができるため、磁性粒子表面の付
着トナーを穂に阻害されることなく感光ドラムへ供給で
き、スリーブ表面の均一な開放表面の形成によって、ス
リーブ表面に付着したトナーが交番電界でスリーブ表面
から感光ドラム表面へ飛翔できる。
ここで現像部における磁性粒子の体積比率について説明
する。「現像部」とはスリーブ22から感光ドラム1ヘ
トナーが転移あるいは供給される部分である。「体積比
率」とは、この現像部の容積に対するその中に存在する
磁性粒子の占める体積の百分率である。1.5〜30%
特に2.6〜28%とすることが極めて好ましい。
体積比率が1.5〜30%の範囲であれば、スリーブ2
2表面上に穂51が好ましい程度に疎らな状態で形成さ
れ、スリーブ22および穂51上の両方のトナーが感光
ドラム1に対して十分に開放され、スリーブ上のトナー
も交互電界で飛翔転移するので、はとんどすべてのトナ
ーが現像に消費可能な状態となることから、高い現像効
率(現像部に存在するトナーのうち現像に消費され得る
トナーの割合)および高画像濃度が得られる。好ましく
は微小なしかし激しい穂の振動を生じさせ、これによっ
て磁性粒子およびスリーブ22に付着しているトナーが
ほぐされる。いずれにせよ磁気ブラシの場合などのよう
な掃目ムラやゴースト像の発生を防止できる。さらに穂
の振動によって磁性粒子27とトナー28との摩擦接触
が活発になるので、トナー28への摩擦帯電を向上させ
、カブリ発生を防止できる。なお現像効率が高いことは
現像装置の小型化に適する。
上記現像部に存在する磁性粒子27の体積比率は (M/H)x  (1/ρ)x  (C/  (T+C
))で求めることができる。ここでMはスリーブの単位
面積当りの現像剤(混合物・・・弊穂立時)の塗布tj
 (b/cm2) 、  hは現像部空間の高さ(ca
b) 。
ρは磁性粒子の真密度g/c+s3.CI (T+C)
はスリーブ上の現像剤中の磁性粒子の重量割合である。
なお上記定義の現像部において、磁性粒子に対するトナ
ーの割合は4〜40重量%が好ましい。
第8図は第5図に示した限定部材26を用いると共に、
現像剤層規制手段として非磁性ブレード24、磁性部材
24a、限定部材26がこの順にスリーブ22の回転方
向に関して上流域に向って接続配置され、この順にスリ
ーブ22表面からの距離が大となっている0本例では、
磁性部材24aを磁極23aの磁束密度最大部よりスリ
ーブ22の回転方向下流側に位置させた非磁性ブレード
24の補助用磁性ブレードとしている。この補助用磁性
ブレードは、非磁性ブレード24の製造上の設置誤差に
よる層厚のバラツキを安定できる効果がある。又上記限
定部材26は、カット磁極23aの概略対向位置で磁界
の及ぶ位置に設置されている。
第8図例は第1図実施例の作用をさらに安定したもので
ある。限定部材26のひ、さし状部分26aの先端と容
器の磁性体31とで区切られたトナー供給開口36は、
磁性キャリア粒子にトナー粒子を実質的に供給可能であ
る。好ましくは、この開口36内に不動層が形成されて
いて、実際のトナー粒子取込みは開口36内の上流側で
行われることが良い。
すなわちスリーブ22の表面近くに形成された磁性粒子
層は、ごくスリーブの近傍でのスリーブ22の回動に伴
った磁性粒子移動層と、遮蔽部材である限定部材26で
塞き止められた不動層から形成される。
トナー供給開口36では、少なくともその下部部分では
移動層が露出し、磁性粒子の動きによりトナーを磁性粒
子層に補給していくものであり、磁性粒子層のTIC(
)ナーコンテンツ)の変化により不動層の体積が増減し
、すなわちTICが上昇すると不動層の体積が増し、ト
ナー供給口の実質的開口幅(移動層の露出幅)が減少し
、トナーの取込み量が減少し、逆にTICが下降すると
不動層の体積が減少し、実質的トナー供給開口が増加し
て磁性粒子層へのトナー取込み量が増加するものであり
、概ね磁性粒子層のT/C安定化が達成される。
本実施例の現像装置においては、容器21内側にはカッ
ト磁極23aしかなく、トナー供給開口部には磁極は存
在しない、さらにカット磁極23aの上方でその磁界の
及ぶ範囲内に限定部材26が設けられている。限定部材
26により磁性粒子不動層が形成され、前述の様なメカ
ニズムでTICの安定がなされると共に、カット磁極位
置での穂立ちが防止され、さらにトナー供給開口36に
磁極が存在しないことにより磁性粒子の密度の低い穂立
ち部からのトナーの過剰供給が防止され、さらにTIC
が安定すると共にさらに閉塞空間の磁性粒子層の圧力が
上昇し、トナーへの帯電付与能力が高まり、極めて安定
した現像剤層が得られる。
その結果、カブリ・ムラのない良質な画像を得ることが
できる。
第8図の構成の現像装置において 現像スリーブ径   φ20.0曽■ 感光ドラム径    φElO,Os■カット磁極23
 a    9QOG 現像磁極23 b     950G (スリーブ表面で) 搬送磁極23c、d   800G 遮蔽部材をカット磁極位置でスリーブ表面より4層al
l離して設置 磁性粒子としては、前述分布の平均粒径55pmのフェ
ライト粒子にアクリル・フッ素系の樹脂コートしたもの
を用い、トナーとしては平均粒径12μmの絶縁性非磁
性トナーを用いた現像剤を使用した。
最初に投入してスリーブとに磁性粒子層を形成するため
のスタート現像剤は、上記磁性粒子50gとトナー6g
とを混合して作成して用いた。この現像装置をキャノン
(株)製PC−20複写機に組込み、感光体電位V o
 = −800,V L −−220V、プロセス速度
eB1層/sec設定し、現像バイアスとしてPeak
 vs Peak電圧1.3 KVpp、周波数IJK
Hzの矩形波交番電界に一300vの直流電圧を重畳し
たものを用い1画像出しを行ったところ、カブリ−ムラ
のない良好な画像を得ることが可能であった。さらに2
.5千枚の耐久に亙っても良質な画像が得られた。
本実施例では不動層30に近接ないしは接触して、トナ
ー濃度検知センサを設けた例を示したが、第9図に示す
ように検知構成は任意に選択できる。
第9図はスリーブ22上に塗布された現像剤の光学的反
射濃度を測定するセンサ48を用いた場合を示す、他に
感光ドラム上の現像像の反射濃度を測定することによっ
て、トナー補給の制御を行ってもよい。
又、MS9図では、現像領域を磁極23bと23Cとの
間に設定しており、このような構成でもよい。
前記実施例においては、現像バイアスとして交番電界に
直流電界を重畳したものを用いたが、もちろん直流バイ
アスのみでも良い。
本実施例の現像装置においては、磁性粒子層は現像スリ
ーブ内の磁石により不動層も含めて完全に拘束されてい
るため、現像装置の傾き、振動等により磁性粒子層の片
寄り等は起こりにくく、ムラの生じにくい安定した画像
が得られる。
前記実施例においては限定部材26が完全な閉塞空間を
形成し、不動層を造り、現像剤層に強い圧力を加えて充
分な帯電を行っているが1例えば線圧力数Kgで定着す
るような軽圧力定着トナーを使用する場合には、圧力が
高すぎると現像剤の劣化を引き起こす可能性があり、限
定部材26による圧力を弱め軽負荷とすることが好まし
い。
ハ、発明の効果 上記のように、本発明は不動層を形成し、その状態を安
定化するための絶縁性磁性キャリア粒子のモ均粒径とそ
の分布を満足することによって、磁性キャリア粒子の劣
化、損失を防止し、不動層によるトナー取込み制御作用
を利用して現像剤中のトナー濃度維持が可能となった。
従って、トナー濃度が検出値から所定値までに達するま
での時間的遅れを短縮することができ。
応答性の良いトナー濃度維持が可能となった。
又不動層の増減部にトナー濃度検知センサを配設するこ
とで、現像剤中のトナー濃度を精度よく検出できるよう
にもなった。
さらに、不動層形成のために用いる磁性粒子量は従来の
2成分現像装置に比べて極端に少なくてよく、外径寸法
5〜25m層の小径スリーブの使用も可能となり、現像
装置の小型化が可能となった。
また、10終以下の小粒径トナーでは一般に凝集性がた
かいためキャリアとの十分な撹拌が必要であり、トナー
粒子の帯電状態を安定化させる必要があるが、本発明に
よれば該トナーに対しても特に有効的に作用する。
依って、本発明による現像方法及び現像装置では、より
一層安定した、従来よりも優れた現像効果を示し、現像
剤のトナー粒子帯電状態に左右されやすい交互電界印加
現像に対して特に有効な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の現像方法を適用した現像装置の概略図
、第2図は本発明現像方法の説明図、第3図は本発明現
像方法の他の実施例説明図、第4図は第1図実施例にお
ける磁極配置を示す説明図、第5図は第1図実施例に適
用できる現像剤限定部材の断面図、第6図は第1図実施
例におけるコピー枚数に対するトナー濃度変化を示す説
明図、第7図は本発明が適用された現像部での好ましい
場合の説明図、第8図φ第9図は本発明を適用した他の
実施例の説明図である。 l・・・潜像保持体(感光ドラム)、21・・・現像容
器、22・・・現像剤担持体(スリーブ)、23・・・
磁界発生手段、26・・・現像剤層を規制する部材(ブ
レード)、27・・・磁性キャリア粒子、28・・・ト
ナー粒子、30・・・不動層。 第4図 第5図 第9図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高抵抗磁性キャリア粒子とトナー粒子とを混合して
    有する現像剤を、回転する現像剤担持体表面に磁気的に
    担持させ、現像容器内から潜像保持体と現像剤担持体と
    が形成する現像部へ供給して、上記潜像保持体の潜像を
    現像剤で現像する現像方法において、 上記高抵抗磁性キャリア粒子を主として含んだ実質的な
    不動層を上記現像容器内の上記現像剤担持体表面に対向
    して且つ該現像剤担持体表面に担持される現像剤層を規
    制する部材から現像剤担持体の回転方向に関して上流側
    にわたって形成し、上記不動層のさらに上流側に、現像
    剤担持体の担持する現像剤へのトナー粒子取込み領域を
    形成し、 上記トナー粒子取込み領域の大きさは、上記高抵抗磁性
    キャリア粒子が上記不動層へ付加又は該不動層から離脱
    することで自動的に増減し、上記増減作用と上記現像剤
    中のトナー濃度の検出を行うことにより、上記現像剤層
    中のキャリア粒子とトナー粒子の混合比率を制御するこ
    とを特徴とする現像方法。 2、上記トナー濃度検出は、上記不動層の体積変化を検
    出することによって行われることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の現像方法。 3、上記高抵抗磁性キャリア粒子は、絶縁性樹脂が被覆
    された磁性粒子であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の現像方法。 4、上記高抵抗磁性キャリア粒子が平均粒径45μm以
    上75μm以下で、45μm以下が20重量%以下、7
    5μm以上が35重量%以下の粒度分布を有することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載の現像方法。 5、高抵抗磁性キャリア粒子とトナー粒子とを混合して
    有する現像剤を、回転する現像剤担持体表面に磁気的に
    担持させ、現像容器内から潜像保持体と現像剤担持体と
    が形成する現像部へ供給して潜像保持体の潜像を現像剤
    で現像する現像装置において、 上記高抵抗磁性キャリア粒子の実質的な不動層を上記現
    像容器内の上記現像剤担持体表面に対向して且つ該現像
    剤担持体表面に担持される現像剤層を規制する部材から
    現像剤担持体の回転方向に関して上流側にわたって形成
    する手段を有し、上記形成手段は、上記現像剤担持体の
    移動に伴って搬送される現像剤に対して対向する面を形
    成する限定部材と、該限定部材の面と上記現像剤担持体
    の表面との間の領域に水平固定磁界を形成する磁界発生
    部と、トナー検出手段の検出結果に応じて上記現像剤に
    トナーを補給する補給手段とを備え、上記不動層のさら
    に上流側に、現像剤担持体の担持する現像剤へのトナー
    粒子取込み領域を形成したことを特徴とする現像装置。 6、上記高抵抗磁性キャリア粒子が平均粒径45μm以
    上75μm以下で、45μm以下が20重量%以下、7
    5μm以上が35重量%以下の粒度分布を有することを
    特徴とする特許請求の範囲第5項記載の現像装置。
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JP (1) JPH01137269A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006293316A (ja) * 2005-03-17 2006-10-26 Oki Data Corp 現像装置及び画像形成装置

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