JPS6361271A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPS6361271A
JPS6361271A JP20505086A JP20505086A JPS6361271A JP S6361271 A JPS6361271 A JP S6361271A JP 20505086 A JP20505086 A JP 20505086A JP 20505086 A JP20505086 A JP 20505086A JP S6361271 A JPS6361271 A JP S6361271A
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JP
Japan
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sleeve
developer
carrier
toner
container
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JP20505086A
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Atsushi Hosoi
細井 敦
Hatsuo Tajima
田嶋 初雄
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 失血上1 本発明は電子写真法あるいは静電記録法などによって形
成された潜像を現像する現像装置に関する。
毘JLflL濾 出願人は、先に、トナー粒子とキャリア粒子とを有する
現像剤の薄層を現像剤担持体上に形成し、該薄層の現像
剤を潜像に接近させ、この接近部分に交互電界を印加す
るとともに該現像剤担持部材に対して潜像と反対側に磁
界発生手段を配し、ホキリア粒子を現像部で潜像に接触
させつつ、現像を行なう現像装置を提案した(特願昭6
0−204605号明細書)。
この装置は画像濃度が確保され、いわゆる2成分磁気ブ
ラシ現像方法(例えば、特開昭53−93841号明細
書)などにおけるようなブラシによる摺擦の跡が掃目の
ように現像像に発生することがないので、有用であるこ
とが確認されているが、現像剤容器内でのキャリア粒子
などの循環に関して、改善が望まれる。
l五二且」 したがって、本発明は現像効率が高く、高画像濃度の現
像像を形成することができ、しかも現像剤容器内におい
てキャリア粒子が適切に循環することを確保することを
目的とする。
L乱立A」 本発明によれば、静電潜像担持体上の静電潜像を現像す
る現像装置であって、トナー粒子とキャリア粒子とを有
する現像剤を収容する現像剤容器と、前記静m1(ff
像担持体と対向して、トナー粒子を該静電潜像担持体に
供給する現像部を形成するとともに、前記容器から現像
剤を該現像部に担持搬送する現像剤担持部材と、前記現
像剤担持体の回転方向で現像部の上流に位置し該現像剤
担持部材表面から離間している規制部先端を有する現像
剤規制部材と、前記現像剤担持部材の前記規制部材と反
対側に設けられ、前記現像剤規制部材よりも前記現像剤
担持体の回転方向に関して上流に位置する第1磁界発生
手段と、前記現像剤担持体の前記規制部材と反対側に設
けられ、前記現像剤規制部材よりも前記現像剤担持体の
回転方向に関して上流に位置し、かつ前記現像剤容器内
部に磁界を及ぼすように位置する第2磁界発生手段と、
該現像部に搬送され前記現像剤担持部材表面に担持され
たトナー粒子を静電潜像担持体に転移させる交互電界を
前記現像部に形成する交互電界形成手段とを有し、前記
第2磁界発生手段による磁力を前記第1磁界発生手段に
よる磁力よりも強くしたことを特徴とする現像装置が提
供され、これによれば、高濃度の現像像を形成でき、し
かも現像剤容器内において、適切に循環するので、容器
外に搬送される現像剤のT/C比(トナー粒子とキャリ
ア粒子との割合)が安定する。
見上1 第2図は本発明の実施例による現像装置の断面図である
本図において、lは現像されるべき静電潜像を担持する
静電潜像担持体であり、具体的には無端移動可能な感光
ドラムあるいはベルトもしくは誘電体ドラムあるいはベ
ルトなどである。この上に静電潜像を形成する方法は本
発明の要旨ではなく、公知の方法でよい、本実施例では
静電潜像担持体は電子写真法によって静電潜像が形成さ
れる感光ドラムであり、矢印aの方向に回転可能である
本実施例の装置は現像剤容器21、現像剤保持部材であ
る現像スリーブ22(以下単にスリーブと呼ぶ)、磁界
発生手段である磁石23、スリーブ22上で現像部に搬
送される現像剤の量を制御する規制ブレード24(以下
単にブレードと呼ぶ)、交互電界形成手段である電源3
4などを有する。以下それぞれの構成を説明する。
容器21はキャリア粒子27とトナー粒子28とを混合
物として有する現像剤を収容する。トナー粒子は本実施
例では、例えばカーボン10部、ポリスチレン90部を
主体として形成された粒径7〜20ル層の非磁性トナー
粒子である。トナー粒子とキャリア粒子とは本実施例で
は、スリーブ22近傍でキャリア粒子の濃度が高く、ス
リーブ22から離れたところでは低いように収容されて
いるが、均等な混合物として容器21内に収容してもよ
い、容器21は第1図左下部に開口を有する。
スリーブ22は、例えばアルミニウムなどの非磁性材料
製であり、容器21の上記開口部に設けられ、その表面
の一部を露出させ、他の面を容器21内に突入させてい
る。スリーブ22は図面に直角な軸の回りに回転可能に
軸支され、矢印すで示す方向に回転駆動される0本実施
例ではスリーブ22は円筒状のスリーブであるが、これ
は無端ベルトでもよい。
スリーブ22は感光ドラム1に対して微小間隙をもって
対向して現像部を構成する。この現像部にはトナーおよ
びキャリア粒子がスリーブ22によって搬送され、ここ
には体積比率で(1,5〜30%)のキャリア粒子が存
在する。この点については後述する。
磁石23はスリーブ22内部に静止的に固定され、スリ
ーブ22の回転時も不動である。磁石23は後述のブレ
ード24と協働してスリーブ22上への現像剤塗布量を
規制するN磁極23a、現像磁極であるS磁極23b、
現像部通過後の現像剤を容器21内に搬送するNai極
23c、および現像部において現像に供されなかったト
ナーおよびキャリアを容器内に取込みさらに規制磁極2
3aとともにキャリア粒子およびトナーを容器内で搬送
するSai極23dを有する。S極とN極は逆でもよい
、この磁石は本実施例では永久磁石であるが、これに代
えて電磁石を使用してもよい。
本発明においては磁極23dによる磁力は磁極23aに
よる磁力よりも強い。
第1図は規制磁極23aおよび搬送磁極23dによる磁
力の分布を示す、搬送磁極による磁界の強さの最大値は
Xガウスで、規制磁極による磁界の強さの最大値はYガ
ウスである。搬送磁極23dによる最大磁界の半分の値
の2点A、B間の巾、すなわち半値巾ABはスリーブの
回転中心から見た角度がαである。同様に磁極23aに
よる磁界の半値巾はβで示されている0本実施例におい
ては、前述の磁力の大小関係は半値巾αを半値巾βより
大きくすることによって得られる。
また同様の効果は、磁極23dによる最大磁束密度を磁
極23aによる最大磁束密度よりも大さくすることによ
って得られる。最も好ましいのは、半値巾と最大磁束密
度の両方の前記大小関係を満たすことである。
ブレード24は本実施例では、少なくともその先端が例
えばアルミニウムなどの非磁性材料製であり、容器21
の開口の上部近傍でスリーブ22の長手方向に延在し、
その基部は容器21に固定され、先端側はスリーブ22
の表面に間隙をもって対向している。ブレード24の先
端とスリーブ22の表面との間隙は50〜500ルl、
好ましくは100〜350ル層であり、本実施例では、
250pmである。この間隙が50uLmより小さいと
、キャリア粒子がこの間隙部に詰まり易く、500 g
tsを越えると、キャリア粒子およびトナーが多量に間
隙を通過し、スリーブ22上に適当な厚さの現像剤層が
形成できない、現像剤層の厚さは後述の現像部における
感光ドラ1.1とスリーブ22との間隙よりも小さい(
ただしこのとき現像剤の厚さとは磁力が働いていない状
態でのスリーブ22上での厚さである)、このような厚
さの現像剤層を作るためには、ブレード先端とスリーブ
面との間隙は、スリーブ面と感光ドラム面の間隙と同等
または小さいことが好ましいが、それ以上にしても可能
である。
ブレード24の容器21内部側には、キャリア粒子循環
限定部材26が設けられ、これは後述のキャリア粒子の
容器21内での循環域を制限する。
電源34は感光ドラム1とスリーブ22との間に電圧を
印加して、それらの間の空隙に交互電界を形成させ、ス
リーブ22上の現像剤からトナーを感光ドラム1に転移
させる。TL源34による′電圧は正側と負側のピーク
電圧が同じである対称型交互電圧でも、このような交互
電圧に直流電圧を重畳した形の非対称交互電圧でもよい
、具体的な電圧値としては、例えば暗部電位−600V
、明部電位−200vの静電潜像に対して、−例として
、直流電圧−300vを重畳してピーク・ピーク電圧を
300〜200−OVpp 、周波数200〜3000
Hz交互電圧をスリーブ22側に印加し、感光ドラム1
を接地電位に保持する。
容器21の下部は感光ドラム1の方向に延びて延長部を
構成し、現像剤(特にトナー粒子)が外部に漏れること
を防止している。また、このような漏出の防止をさらに
確実ならしめるために、前記延長部の上面に、漏出現像
剤を受取ってこれを拘束する部材29を設けている。さ
らに、前記延長部の先端にはスリーブ22の長手方向に
沿って飛散防止部材30が図示のごとく固定されている
。この部材30にはトナー粒子と同極性の電圧を印加し
てもよい、これによって現像領域から飛散したトナーを
電界によって感光ドラム3の方向へ押しつけ、トナーの
飛散を防止することができる。
スリーブ22の長手方向両端部には、現像剤阻止部材2
5が設けられ、スリーブ22両端部での現像剤の塗布を
阻止している。
つぎに本実施例の現像装置の作動について説明する。ま
ず、容器21にキャリア粒子27を投入する。投入され
たキャリア粒子は磁極23aおよび23dによってスリ
ーブ22上に保持され、容器21内に面するスリーブ2
2の表面全体に渡って付着し、キャリア粒子層を構成す
る。このキャリア粒子層の磁極23aおよび磁極23d
に近い部分ではキャリア粒子27は磁気ブラシを構成す
る。その後、トナー28を容器21内に投入し、前記キ
ャリア粒子層の外側にトナー層を形成する。前記の最初
に投入するキャリア粒子27はキャリア粒子に対して、
もともと2〜70%(ffi量)トナーを含むことが好
ましいが、キャリア粒子のみとしてもよい、キャリア粒
子27は−Hスリーブ22表面上にキャリア粒子層とし
て吸着保持されれば、装置の振動やかなり大きな傾きに
よっても実質的な流動あるいは傾斜は発生せず、スリー
ブ22の表面を覆った状態が維持される。
つぎに、スリーブ22を矢印方向に回転すると、キャリ
ア粒子は容器21の下部からスリーブ22の表面に沿っ
た方向に上昇し、ブレード24の近傍に至る。そこで、
キャリア粒子の一部は容器下部から回収された磁性粒子
により押され、スリーブの回転に伴ってトナーとともに
ブレード24の先端とスリーブ22の表面との間隙を通
過するが、ごく一部は部材26に衝突した後1反転して
キャリア粒子の上昇経路の外側を重力によって下降して
容器21の下部に至り、再びスリーブ22の近傍を上昇
して上記動作を繰返すこともある。そして磁性粒子の多
くは、スリーブ表面域の磁性粒子に比較してほとんど静
止するか又はわずかな速度で移動するように実質的な不
動層を形成する。これは、部材26により移動方向を規
制されているために形成され、特にスリーブ22の表面
から遠いキャリア粒子に顕著に見られる。この不動層に
より、トナー粒子のとり込みは、容器下部の領域で回収
される磁性粒子によって大部分が規定される。
又、前述したようなプレー124の近傍あるいはその手
前で反転して落下するキャリア粒子はその外側のトナー
層からトナー粒子を取込んで行く。
スリーブ22の回転とともにこのように作用することに
よって、トナー28はキャリア粒子27およびスリーブ
22表面との摩擦によって帯電する。この磁性粒子の不
動層を磁性板に置き換えると、十分なトナー帯電が得ら
れず又、トナーの取り込み不良も生じたのでこの不動層
の効果は大きい、木質的にこの不動層は、トナー粒子を
も含んでおり、又わずかな移動を行うことにより、安定
したトリポ付与やトナー取込みを4成できるので好まし
いものである。
ブレード24の手前近傍では、スリーブ22の表面に近
いキャリア粒子27は磁極23aによってスリーブ22
表面に引付けられ、スリーブ22の回転とともにスリー
ブ24の下方を抜けて容器21外に出る。このさいキャ
リア粒子27はその表面に付着したトナーを一緒に運び
出す、また帯電したトナー粒子28の一部はスリーブ2
2表面に鏡映力によって付着したままスリーブ22上を
容器外に出る。ブレード24はスリーブ22上に塗布さ
れる現像剤量を規制する。
このようにしてスリーブ22の表面上に形成された現像
剤層(キャリア粒子27とトナー28との混合体)はス
リーブ22の回転とともに感光ドラム1と対面する現像
部に至る。ここでは、感光ドラム1とスリーブ22との
間に印加される交互電界によってトナーがスリーブ22
の表面およびキャリア粒子の表面から潜像上に転移し、
該潜像を現像する。現像部におけるキャリア粒子の体積
比率は本実施例では1.5〜30%である。この点につ
いては後に詳述する。
ひきつづくスリーブ22の回転によって、現像に消費さ
れなかったトナー粒子およびキャリア粒子は容器21内
に回収され、容器21内で前述の作用によって再びスリ
ーブ22上に塗布される工程を繰返す、この再度の回収
時にキャリア粒子は容器21下部のトナー層から矢印の
如くトナーを取込んで、現像に消費された分のトナーの
供給を受る。
本発明によれば、前述のごとく搬送磁極23dによる磁
力を規制磁極よりも強くしたので、容器24内の磁性粒
は搬送磁極の影響を強く受けるようになる。したがって
容器24内でのキャリア粒子の循環が安定し、容器内で
のT/C比が安定に保たれるので、現像像が安定する。
本発明による磁力の大小関係が満されないと。
キャリア粒子は規制磁極の影響を強く受け、その近傍に
拘束されるようになって1部材26近傍で停滞し、容器
内のキャリア粒子が全体として持上った形となり、第2
図に矢印Cで示した部分、すなわちキャリア粒子の循環
が起こる部分においてキャリア粒子の量が相対的に不足
する。これによってキャリア粒子の移動が活発になり、
トナーの取込みが過多となって、トナー粒子当りの帯電
績が少なくなるので現像像にかぶりが発生することにな
る。しかし、本発明によればこのような状7mは発生し
ない。
なお、上記実施例においては、搬送磁極23dによる磁
力を強くするために、磁界の半値巾を大きくしたが、こ
れに限られるものでなど、磁界の最大値磁束密度、半値
巾のいずれか1つ、81斂または全部を大としてもよい
、ただし、上記効果を最も有効に得るためには少くとも
半値巾を犬とすることが好ましい。
第3図は現像部における挙動を説明するための拡大断面
図である。感光ドラムlは潜像を構成する電荷を担持し
1本実施例においては静電潜像を構成する電荷は負極性
であり、トナーは正極性に帯電している。また、この実
施例においては感光ドラムlとスリーブ22とは同一周
方向移動となるように矢印のごとく回転する。これらの
間の空間には電源34によって前述の交互電圧が印加さ
れ、交互電界が形成される。一方、感光ドラム1とスリ
ーブ22との最近接部に対応してスリーブ22の内部に
は磁石23の磁極23bがある。
この空間には、前述のごとくスリーブ22の回転によっ
て搬送されてきたキャリア粒子27とトナー28との混
合物である現像剤がある。ここにキャリア粒子27が存
在する点において前記のいわゆる一成分非磁性現像剤薄
層による現像方法の場合(特開昭58−143360号
および同59−101680号明細書)とは木質的に異
なっている。また、この部分におけるキャリア粒子の体
積比率(後述)の関係から、存在するキャリア粒子の量
は通常のいわゆる磁気ブラシ現像方法に比較して、はる
か2に少なく、この点において磁気ブラシ現像方法とも
木質的に異なる。この少ないキャリア粒子27が磁極2
3aの作用で、鎖状に連なった穂51を粗の状態、すな
わち疎らな状態で形成する。
現像部におけるキャリア粒子27の挙動は自由度が増加
しているので、特殊なものとなっている。
つまり、このまばらなキャリア粒子の穂は均一な分布を
磁力線方向に形成すると共に、スリーブ表面とキャリア
粒子表面の両方に開放することができるため、キャリア
粒子表面の付着トナーを穂に阻害されることなく感光ド
ラムへ供給でき、スリーブ表面の均一な開放表面の形成
によって、スリーブ表面に付着したトナーが交番電界で
スリーブ表面から感光ドラム表面へ飛翔できる。
ここでキャリア粒子の挙動及びトナー粒子の飛翔につい
て説明する。
m3図に示されるように1本実施例においては^)電層
像は負電荷(画像暗部)によって構成されているので、
静電潜像による電界は矢印aで示す方向である。交互電
界による電界の方向は交互に変化するが、スリーブ22
側に正成分が印加されている位相では、これによる電界
の方向は潜像による電界の方向と一致している。この時
に電界によって穂5工に注入される電荷の量は最大とな
り、したがって、穂51は図示のごとく最大起立状態と
なって、長い穂は感光ドラム1表面に伸びる。
一方、スリーブ22およびキャリア粒子27の表面上の
トナー28は前述のごとく正極性に帯電しているので、
この空間に形成されている電界によって感光ドラム1に
転移する。このときに穂51は粗の状態で起立している
ので、スリーブ22表面は露出しており、トナー28は
スリーブ22表面および穂51の表面の両方から離脱す
る。加えて、穂51にはトナー28と同極性の電荷が存
在するため、#!51表面上のトナー28は電気的反発
力によってざらに移動し易い。
交互電圧成分の負の成分がスリーブ22に印加される位
相では、交互電圧による電界(矢印b)は静1を潜像に
よる電界(矢印a)と逆方向である。したがってこの空
間部での電界は逆方向に強くなり、電荷の注入量は相対
的に少なくなり、穂51は電荷注入量に応じて縮んだ接
触状態となる。
一方、感光ドラム1上のトナー28は前述のごとく正極
性に帯電しているので、この空間に形成されている電界
によってスリーブ22あるいはキャリア粒子27に逆転
移する。このようにしてトナー28は感光ドラムlとス
リーブ22表面あるいはトナー28表面との間を往復運
動し、感光ドラムlおよびスリーブ22の回転によって
、これらの間の空間が広がるにつれて、電界が弱くなる
とともに現像作用が完了する。
穂51にはトナー28との摩擦帯電電荷もしくは鏡映電
荷、感光ドラム1上の静電潜像電荷および感光ドラム1
とスリーブ22との間の交互電界によって注入される電
荷が存在するが、その状態はキャリア粒子27の材質そ
の他によって決定される電荷の充放電時定数によって変
化する。
以上のごとく、キャリア粒子27の穂51は上述の交互
電界によって微小なしかし激しい振動状態となる。
ここで、本発明が特に有効に効果を発揮できる現像部に
おけるキャリア粒子の体積比率について説明する。「現
像部」とはスリーブ22から感光ドラムlヘトチーが転
移あるいは供給される部分である。「体積比率」とはこ
の現像部の容積に対するその中に存在するキャリア粒子
の占める体積の百分率で、スリーブ上のトナーを有効に
利用して現像効率を向上するためには、これを1.5〜
30%特に2.6〜26f6とすることが好ましい。
t、5.g未満では、現像像濃度の低下が認められるこ
と、スリーブゴーストが発生すること、穂51が存在す
る部分としない部分との間で顕著な湿度差が発生するこ
と、スリーブ22表面上に形成される現像剤層の厚さが
全体的に不均一となること、などの傾向があり好ましく
ない。
30%を越えると、スリーブ面を閉鎖する度合が増大し
、かぶりが発生する傾向がある、などの点で好ましくな
い。
特に、1.5〜30%の範囲で十分な画像濃度が得られ
、しかもこの画質が十分な上記数値の範囲ではスリーブ
ゴーストもかぶりも発生しないという発明者が見出した
事実に基づくものである。
前者の画質低下は負性特性によるものと思われ、後者は
キャリア粒子の存在量が太きくなってスリーブ22表面
を開放できなくなりスリーブ22表面からトナー供給量
が大幅に減少することから生ずると考えられる。
又、1.5%未満では、線画像の再現性に劣り、画質濃
度の低下傾向が顕著である。
そして、キャリア粒子の存在が1.596に近く場合、
大面積の一様高濃度画像(ベタ黒)の再現時に、「あら
び」と称せられる部分的現像ムラが発生する場合(特別
環境下等)があるので、これらが発生しにくい体積比率
とすることが好ましい、この数値は現像部に対してキャ
リア粒子の体積比率が2.6%以上であることで、この
範囲はより好ましい範囲となる。又、キャリア粒子の存
在が30%に近い場合は、キャリア粒子の穂が接する部
分の周辺にスリーブ面からのトナー補給が遅れる場合(
現像速度大の時等)があり、ベタ黒再現時にうろこ状の
濃度ムラを生じる可能性がある。これを防止する確実な
範囲としては、キャリア粒子の上記体積比率が26%以
下がより好ましいものとなる。
体積比率が1.5〜30%の範囲であれば、スリーブ2
2表面上に穂51が好ましい程度に疎らな状態の形成さ
れ、スリーブ22および穂51上の両方のトナーが感光
ドラムlに対して十分に開放され、スリーブ上のトナー
も交互電界で飛翔転移するので、はとんどすべてのトナ
ーが現像に消費可能な状態となることから高い現像効率
(現像部に存在するトナーのうち現像に消費され得るト
ナーの割合〕および高画像濃度が確実に得られる。好ま
しくは、微小なしかし激しい穂の振動を生じさせ、これ
によってキャリア粒子およびスリーブ22に付着してい
るトナーがほぐされる。いずれにせよ磁気ブラシの場合
などのような掃目むらやゴースト像の発生を防止できる
。さらに、穂の振動によって、キャリア粒子27とトナ
ー28との原振接触が活発になるのでトナー28への摩
擦帯電を向上させ、かぶり発生を防止できる。なお、現
像効率が高いことは現像装置の小型化に適する。
上記現像部に存在するキャリア粒子27の体積比率は (M/h)X (1/ρ)X [(C/ (T十C)]
で求めることができる。ここで、Mはスリーブの単位面
積当りの現像剤(混合物・・・非穂立時)の塗布量(g
/cm’) 、hは現像部空間の高ざ(0層)、ρはキ
ャリア粒子の真密度g/cm’) 、 C/(T十C)
はスリーブ上の現像剤中のキャリア粒子の重量割合であ
る。
なお、上記定義の現像部においてキャリア粒子に対する
トナーの割合は4〜40重量%が好ましい。
上記実施例のように交番電界が強い(変化率が大きいま
たはVPPが大きい)場合、穂51がスリーブ22から
あるいはその基部から離脱し、#脱したキャリア粒子2
7はスリーブ22と感光ドラム1との間の空間で往復運
動する。この往復運動のエネルギーは大きいので、上述
の振動による効果がさらに促進される。
以上の挙動は高速度カメラ(日立製作剛製)で8000
コマ/秒の撮影を行なって確認された。
感光ドラム1表面とスリーブ22表面との間隙を小さく
して、感光ドラム1と穂51との接触圧力を高め、振動
を小さくした場合でも、現像部の入口側および出口側で
は空隙は大きいので、十分な振動が起り、上述の効果が
奏される。
逆に、感光ドラム1とスリーブ22との間隙紮大きくし
て、磁界を印加しない状態で穂51は感光ドラム1に接
触しないか、印加した場合は接触するような距離とする
ことが好ましい。
なお、前記の比較的低い抵抗値のキャリア粒子27を使
用する場合、感光ドラムlとスリーブ22との間に印加
する交互電圧は、そのピーク値の際に潜像の暗部、明部
のいずれにおいても間隙放電が発生しないように設定す
る必要がある。−方、比較的高い抵抗値の穂51を使用
する場合は、交互電圧の周波数と穂51の充放電時定数
を適νJに選択することによって、間隙電圧が放電開始
電圧に到達しないようにすることが好ましい。
これらを考慮した場合、穂51全体の抵抗としては、感
光ドラム1にキャリア粒子の穂が接触した状態で穂51
の高さ方向の抵抗がl Q Is〜10’Ωcoの程度
が好ましく、現像電極効果を期待する場合は1012〜
10’Ωcmの程度が好ましい。
キャリア粒子27は平均粒径が3O−1o。
用、好ましくは40〜80用である。
本現像装置においては従来用いられていた2成分系の5
0−100 g程度の比較的高抵抗の本ヤリアを用いる
ことができる。
各キャリア粒子は磁性材料のみから成るものでも、r磁
性材料と非磁性材料との結合体でも良いし、キャリア粒
子全体としては二種類以上のキャリア粒子の混合物でも
良い。
スリーブ22の材料としてはアルミニウムのほか真ちゅ
うやステンレス鋼などの導電体、紙筒や合成樹脂の円筒
を使用可能である、また、これら円t、*の表面を導電
処理するか、導電体で構成する現像電極として機能させ
ることもできる。さらに、芯ロールを用いてその周面に
導電性の弾性体、例えば導電性スポンジを巻装して構成
してもよい。
現像部の磁極23bについては、実施例では現像部の中
央に磁極を耐磁したが、中央からずらした位置としても
よく、また磁極間に現像部を配置するようにしてもよい
トナーには、流動性を高めるためにシリカ粒子や、例え
ば転写方式画像形成方法に於て潜像保持部材たる感光ド
ラム3の表面の研磨のために研府剤粒子等を外添しても
よい、トナー中に少量のキャリア粒子を加えたものを用
いてもよい、すなわち、キャリア粒子に比べ著しく弱い
磁性であり、トリポ帯電可能であれば磁性トナーも用い
ることができる。
ゴースト像現象を防止するために、容器21内へ戻り回
動したスリーブ22面から現像に供されずにスリーブ2
2上に残った現像剤層を、−旦スクレーバ手段(不図示
)でかき落し、そのかき落しされたスリーブ面をキャリ
ア粒子層に接触させて現像剤の再コーテイングを行なわ
せるようにしてもよい。
キャリア粒子とトナーとの濃度を検出して、この出力に
応じて自動的にトナーを補給する機構を設けてもよい。
本発明の現像装置は容器21.スリーブ22およびブレ
ード24などを一体化した使いすてタイプの現像器とし
ても画像形成装置に固定された通常現像器としても使用
可能である。
ヱ」LD」L釆 以上説明のごとく、本発明によれば、現像容器内でのキ
ャリア粒子の循環を安定させることができるので、現像
像の安定化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による現像装置の断面図である
。 第2図は規制磁極と搬送磁極によって形成される磁界の
分布を極座標で示したものである。 第3図は第1図の現像装置の現像部の拡大断面図である
。 符号の説明 1・・・潜像担持体(感光ドラム) 21・・・現像剤容器(容器) 22・・・現像剤保持部材(スリーブ)23b・・・第
1!1界発生手段 23a・・・第2磁界発生手段 23d・・・第3磁界発生手段 27・・・キャリア粒子 28・・・トナー粒子(トナー) 第1rI!J 第2区 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 静電潜像担持体上の静電潜像を現像する現像装置であつ
    て、 トナー粒子とキャリア粒子とを有する現像剤を収容する
    現像剤容器と、 前記静電潜像担持体と対向して、トナー粒子を該静電潜
    像担持体に供給する現像部を形成するとともに、前記容
    器から現像剤を該現像部に担持搬送する現像剤担持部材
    と、 前記現像剤担持体の回転方向で現像部の上流に位置し該
    現像剤担持部材表面から離間している規制部先端を有す
    る現像剤規制部材と、 前記現像剤担持部材の前記規制部材と反対側に設けられ
    、前記現像剤規制部材よりも前記現像剤担持体の回転方
    向に関して上流に位置する第1磁界発生手段と、 前記現像剤担持体の前記規制部材と反対側に設けられ、
    前記現像剤規制部材よりも前記現像剤担持体の回転方向
    に関して上流に位置し、かつ前記現像剤容器内部に磁界
    を及ぼすように位置する第2磁界発生手段と、 該現像部に搬送され前記現像剤担持部材表面に担持され
    たトナー粒子を静電潜像担持体に転移させる交互電界を
    前記現像部に形成する交互電界形成手段とを有し、 前記第2磁界発生手段による磁力を前記第1磁界発生手
    段による磁力よりも強くしたことを特徴とする現像装置
JP20505086A 1986-09-02 1986-09-02 現像装置 Pending JPS6361271A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072480A (ja) * 1993-01-13 1995-01-06 Fujitec Co Ltd エスカレータ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5033048B1 (ja) * 1970-12-17 1975-10-27

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5033048B1 (ja) * 1970-12-17 1975-10-27

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