JPS63225031A

JPS63225031A - ホツパ装置および該ホツパ装置を備えた積換え船

Info

Publication number: JPS63225031A
Application number: JP5524687A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Nobunaga; 宏信永
Original assignee: Iseki Kaihatsu Koki KK
Current assignee: Iseki Kaihatsu Koki KK
Priority date: 1987-03-12
Filing date: 1987-03-12
Publication date: 1988-09-20
Also published as: JPH0419143B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）本発明は、すくい上げ手段によりすくい上げられた土砂
、鉄鉱石のような赤番李参ばら荷を受け、該被運搬物を
他の搬送手段に積み換えるホッパ装置および該ホッパ装
置を備える積換え船に関する。

（従来技術）土砂、鉄鉱石、石炭等のいわゆるばら荷をすくい上げる
バックホーから前記ばら荷を受け、該ばら荷をベルトコ
ンベアのような他の搬送装置に案内するホッパ装置は、
一般に、前記コンベアに対し固定的に配置される。この
ため、従来のホッパ装置では、バックホーをホッパに対
して移動させることにより、バックホーとホッパとの相
対的位置関係を変更せざるを得す、従ってバックホーが
前記ばら荷をすくい上げ、該ばら荷を前記ホッパに移す
べく所定の位置まで回転する角度すなわちバックホーの
旋回角が９０度以上と大きいため、−回のばら荷の放出
に要する時間すなわちバックホーのサイクルタイムが長
く、作業能率が低い。

特に、土運船のような運搬船により搬送されたばら荷を
運搬船から地上へ移すための積換え船の場合には、ホッ
パ装置が船体の舷から突出していると、積換え船の運行
の妨げになることから、ホッパ装置を船体の舷から突出
させることができず、バックホーのサイクルタイムが長
く、作業能率が低い。

（発明の目的）本発明は、ばら荷の移送作業を能率よく行なうことがで
きるホッパ装置および該ホッパ装置を備えた積換え船を
提供することにある。

（発明の構成）本発明は、すくい上げ手段によりすくい上げられた被運
搬物を受け、該被運搬物を他の搬送手段に積み換えるホ
ッパ装置であって、移動可能な台車と、該台車に変位可
能に支承された可動台と、該可動台に支承され、前記す
くい上げ手段から被搬送物を受けるホッパと、前記台車
に支承され、前記ホッパにより受けた被搬送物を前記搬
送手段に向けて搬送するコンベアとを含む。

本発明は、また、被運搬物を所定の場所からら他の場所
へ移すための積換え船であって、船体と、該船体の長平
方向へ伸びるように前記船体に設置された土砂搬送手段
と、該上°砂搬送手段に沿って伸びるように前記船体に
設置された一対の案内手段と、該案内手段に沿って移動
可能に配置され、前記被運搬物をすくい上げる手段と、
前記案内手段に沿って移動可能に配置され、前記すくい
上げ手段から被運搬物を受け、該被運搬物を前記搬送手
段に積み換える手段とを含み、前記積換え手段は、前記
案内手段に沿って移動可能に配置された台車と、該台車
に変位可能に支承された可動台と、該可動台に支承され
、前記すくい上げ手段から被運搬物を受けるホッパと、
前記台車に支承され、前記ホッパにより受けた被運搬物
を前記土砂搬送手段に向けて搬送するコンベアとを備え
、前記可動台は、少なくとも前記ホッパの一部が水平方
向における前記船体の舷の位置から外方へ突出する位置
と前記ホッパが前記前の外方へ突出しない位置との間を
変位可能である。

（発明の作用効果）ホッパは、バックホーのようなすくい上げ手段からばら
荷を受けるべく、ホッパが搬送手段から離れる方向へ変
位される。このため、本発明のホッパ装置および荷積換
え船によれば、すくい上げ手段の旋回角がホッパの変位
量に対応する値だけ減少し、それだけ作業能率が向上す
る。

すくい上げ手段からホッパに移されたばら荷は、台車に
支承されたコンベアによりホッパから搬送手段に向けて
搬送される。このため、本発明のホッパ装置および荷積
換え船によれば、ホッパと搬送手段とが離されていても
、ホッパで受けたばら荷を搬送手段に確実に移すことが
できる。

積換え船の移動時、ホッパは船体の幅方向における舷の
位置より内側の位置に後退される。このため、本発明の
積換え船によれば、ホッパが積換え船の航行の妨げにな
らない。

（実施例）以下、図面に示す本発明の一実施例について説明する。

第１図〜第３図に示す積換え船１０は、船体１２を含む
。船体１２の甲板１４には、一方の舷の側を船体１２の
前後方向へ伸びるレール、ガイドのような案内１６と、
該案内の位置よりも甲板１４の中央の側の部位を案内１
６と平行に伸びるベルトコンベア１８と、甲板１４の一
端部から上方へ伸びる支柱２０と、一端が支柱２０に支
承されたブームコンベア２２と、該ブームコンベアを一
部げ下げするように支柱２０の上部から伸びるワイヤ２
４と、ベルトコンベア１８の端部に搬送されたばら荷を
ブームコンベア２２に移し換えるベルトコンベアから成
る補助コンベア２６とが設けられている。ベルトコンベ
ア１８の積換え機２６の側の端部には、ばら荷を補助コ
ンベア２６に案内するシュート２８が配置されている。

ワイヤ２４はウィンチのような巻上げ機（図示せず）に
連結されている。

案内１６には、運搬船３０の土砂、鉄鉱石、石炭等のば
ら荷３２をすくい上げるすくい上げ機構３４が案内１６
上を移動可能に配置されている。

すくい上げ機構３４は、案内１６に沿って自走可能の台
車３６と、運搬船３０のばら荷３２をすくい上げるべく
台車３６に垂直方向へ伸びる軸線の周りに回転可能に支
承されたバックホー３８とを備える。台車３６は、図示
の例では案内１６上を移動する車輪を有するが、該車輪
の代りに無限軌道を備えかつ船体１２の幅方向への・移
動を案内１６により規制されるものであってもよい。

案内１６には、また、バックホー３８からばら荷を受け
、該ばら荷をベルトコンベア１８に積み換える積換え装
置すなわちホッパ装置４０が案内１６に沿って移動可能
に配置されている。ホッパ装置４０は、第４図〜第６図
に示すように、案内１６上に移動可能に配置された台車
４２と、該台車に角度的に回転可能に支承された可動台
４４と、該可動台に回転可能に支承され、バックホー３
８からばら荷を受けるホッパ４６と、台車４２に支承さ
れ、ホッパ４６に受けたばら荷をベルトコンベア１８に
向けて搬送するコンベア４８とを備える。

台車４２には該台車を支承する複数の車輪５０が設けら
れ、二つの車輪には台車４２を案内１６に沿って移動さ
せる複数の回転機構５２が連結されている。台車４２に
は、また、台車４２の案内１６からの浮き上がりを車輪
５０と共同して防止する補助輪５４と、ホッパ４６から
ばら荷を受ける開口５６とが設けられている。なお、台
車４２としては、車輪５０の代りに無限軌道を備えかつ
船体１２の幅方向への移動を案内１６により規制された
ものであってもよい。

可動台４４は、開口５６の中心軸線５８の周りに回転可
能に支承されており、また、開口５６と一致する箇所に
該開口５６と整合する開口６０を有する。可動台４４に
は、該可動台を支承する複数の車輪６２と、該車輪の一
つを回転させて可動台４４を台車４２に対して回転移動
させる回転機構６４と、コンベア４８によるばら荷の搬
送量を調節する調節機構６６とをか設けられている。

調節機構６６は、図示の例ではモータ６８と、該モータ
により回転されるスクリューコンベア７０とから成り、
モータ４８の回転速度を変更することによりばら荷の搬
送量を調節する。

ホッパ４６は、可動台４４が台車４２に対し回転された
ときに、ホッパ４６の一部が水平方向における船体１２
の舷の位置より外方へ突出する位置と、ホッパ４６全体
が舷の位置より突出しない位置とに変位するように、偏
心されている。コンベア４８は、ベルトコンベアであり
、また、搬送するばら荷の飛散を防止すべくコンベア４
８を包囲するシュート７２を備える。シュート７２は、
台車４２に支承されている。

すくい上げ機構３４の台車３６とホッパ装置４０の台車
４２とは、第１図に示すように、油圧ジヤツキのような
連結機構７４により両者の間隔を調整可能に相互に連結
されている。これにより、バックホー３８によるばら荷
のすくい上げ位置と、バックホー３８からホッパ４６へ
のばら荷の放出位置との間隔を最も作業性のよい距離に
調整することができる。

積換え船１０は、ブームコンベア２２が第１図に符号２
２ａの二点鎖線で示すように案内１６と平行となるよう
にブームコンベア２２を甲板１４に収容し、バックホー
３８およびホッパ４６が風の外へ突出しないようにバッ
クホー３８およびホッパ４６を後退させた状態で航行さ
れる。運搬船３０は、第１図に示すように、案内１６と
平行となるように、船体１２の横に停船される。

積換え時、ブームコンベア２２は、船体１２と陸７６と
の位置関係に応じて第１図に実線で示すように、または
第１図に符号２２ｂの二点２１線で示すように配置され
る。また、ホッパ装置４０の可動台４４は台車４２に対
し角度的に回転され、それによりホッパ４６の一部が船
体１２から運搬船の側へ突出される。

この後、ベルトコンベア１８、ブームコンベア２２、補
助コンベア２６およびホッパ装置４０のコンベア４８を
作動させた状態で、運搬船３０のばら荷３２をバックホ
ー３８によりすくい一部げ、該ばら荷をホッパ４６に移
す工程が繰り返される。バックホー３８がすくい上げる
位置から該ばら荷をホッパ４６に移すまでの旋回角は、
ホッパをベルトコンベア１８の上方に配置した従来の積
換え船およびホッパを案内１６の上に配置した従来の積
換え船に比べ、ホッパ４６が運搬船３０の側に突出して
いる分だけ小さくなり、それだけ作業能率が向上する。

すくい上げ機構３４は、バックホー３８によるばら荷の
すくい上げにともなって案内１６に沿って移動される。

このとき、すくい上げ機構３４とホッパ装置４０とが連
結機構７４により連結されているため、両者が同時に移
動される。

ホッパ４６に移されたばら荷は、調節機構６６により所
定の速度でコンベア４８へ送り出され、コンベア４８に
よりベルトコンベア１８に向けて搬送される。コンベア
４８によるばら荷の搬送時に、該ばら荷の飛散がシュー
トにより防止される。ベルトコンベア１８に搬送された
ばら荷は、ブームコンベア２２により陸７６に移される
。

なお、可動台４４を台車４２に対し角度的に回転させる
ことにより、ホッパ４６をその一部が水平方向における
船体１２の舷の位置より外方へ突出する位置と、ホッパ
４６全体が突出しない位置とに変位させる代りに、第７
図および第８図に示すホッパ装置８０のように、可動台
４４を台車８２に直線移動可能に配置し、可動台４４を
台車４２に対し直線的に移動させることにより、ホッパ
４６をその一部が水モ方向における舷の位置から外方へ
突出する位置と、ホッパ４６全体が突出しない位置とに
変位させるようにしてもよい。この実施例のホッパ装置
８０は、車輪６２が回転機構６４により回転されて、可
動台４４を台車４２に対し直線的に移動させることを除
いて第３図〜第４図の実施例のホッパ装置４０と同様に
構成されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の積換え船の一実施例を示す平面図、第
２図は第１図の２−２線に沿って得た断面図、第３図は
第１図の３−３線に沿って得た端面図、第４図は本発明
のホッパ装置の一実施例を示す平面図、第５図は第４図
の５−５線に沿って得た断面図、第６図は第４図の６−
６線に沿って得た断面図、第７図はホッパ装置の他の実
施例を示す平面図、第８図は第７図の８−８線に沿って
得た断面図である。１０：積換え船、　　１２：船体、１４：甲板、　　　　１６：案内、１８：ベルトコンベア、２２ニブ−ムコンベア、３０：運搬船、３２：ばら荷、
　　　３４：すくい上げ機構、４０．８０＋ホツパ装置
、４２：台車、４４：可動台、　　４６：ホッパ、４８：コンベア、　　６６：搬送量の調節機構、７４：
連結機構。代理人　弁理士　松　永　宣　行第６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）すくい上げ手段によりすくい上げられた被運搬物
を受け、該被運搬物を他の搬送手段に積み換えるホッパ
装置であって、移動可能な台車と、該台車に変位可能に
支承された可動台と、該可動台に支承され、前記すくい
上げ手段から被搬送物を受けるホッパと、前記台車に支
承され、前記ホッパにより受けた被搬送物を前記搬送手
段に向けて搬送するコンベアとを含む、ホッパ装置。
（２）前記ホッパと前記コンベアとの間に配置された、
前記コンベアにより搬送される土砂の量を調節する機構
をさらに含む、特許請求の範囲第（１）項に記載のホッ
パ装置。
（３）前記可動台は前記台車に対し垂直方向へ伸びる軸
線の周りに回転可能に支承されている、特許請求の範囲
第（１）項に記載のホッパ装置。
（４）前記可動台は、前記台車に対し水平方向へ直線移
動可能に支承されている、特許請求の範囲第（１）項に
記載のホッパ装置。
（５）前記コンベアは、前記台車に支承されたベルトコ
ンベアと、該ベルトコンベアを囲むように前記台車に支
承されたシュートとを含む、特許請求の範囲第（１）項
に記載のホッパ装置。
（６）被運搬物を所定の場所からら他の場所へ移すため
の積換え船であって、船体と、該船体の長手方向へ伸び
るように前記船体に設置された土砂搬送手段と、該土砂
搬送手段に沿って伸びるように前記船体に設置された一
対の案内手段と、該案内手段に沿って移動可能に配置さ
れ、前記被運搬物をすくい上げる手段と、前記案内手段
に沿って移動可能に配置され、前記すくい上げ手段から
被運搬物を受け、該被運搬物を前記搬送手段に積み換え
る手段とを含み、前記積換え手段は、前記案内手段に沿
って移動可能に配置された台車と、該台車に変位可能に
支承された可動台と、該可動台に支承され、前記すくい
上げ手段から被運搬物を受けるホッパと、前記台車に支
承され、前記ホッパにより受けた被運搬物を前記土砂搬
送手段に向けて搬送するコンベアとを備え、前記可動台
は、少なくとも前記ホッパの一部が水平方向における前
記船体の舷の位置から外方へ突出する位置と前記ホッパ
が前記舷の外方へ突出しない位置との間を変位可能であ
る、積換え船。
（７）前記すくい上げ手段と前記台車とは、両者の間隔
を調節可能の連結機構により相互に連結されている、特
許請求の範囲第（５）項に記載の積換え船。