JPS63224931A - 植毛製品 - Google Patents

植毛製品

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JPS63224931A
JPS63224931A JP62059014A JP5901487A JPS63224931A JP S63224931 A JPS63224931 A JP S63224931A JP 62059014 A JP62059014 A JP 62059014A JP 5901487 A JP5901487 A JP 5901487A JP S63224931 A JPS63224931 A JP S63224931A
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pile
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film
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池田 義博
東郷 優之
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規なスェード調植毛製品に関し、より詳しく
は、車両、建築物の内装、家具、家庭用品、寝具、事務
用品、包装材料、ケース、カバン、袋もの、玩具等多用
な用途に利用できるスェード調植毛製品に関する。
[従来の技術] 従来のスェード製品は、主としてベルベット、ベロア、
モケット、モッサ起毛、不織布の樹脂加工等、繊維から
なる編織物の布帛か不織布が主流であり、これらの繊維
布帛のスェード製品はポリ、ニウム感や、風合が柔らか
いなどの特徴を有し、主として衣料品として用いられて
いる。
また、薄地布帛や不織布の表面に接着バインダーをコー
ティングして植毛パイルを静電植毛した後、表面パイル
をモミ加工・ブラッシング加工等によってスェード化さ
れたものも知られている。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、前記した繊維布帛のスェード製品は、糸の紡績
、染色、ワインダー、糸整経、編織、起毛、バッキング
、シャーリング、仕上げ加工、張合わせ等複雑な加工工
程が著しく長いため、加工賃、加工期間、管理面での困
難があり、また糸の編織構造上から生地ボリュウムが大
となり、極薄地のスェード製品を得ることは不可能に等
しかった。
一方、植毛加工の方法も基材に対し垂直に植毛する際に
静電気を使用する必要があるため、接着コーティング層
に引火性の溶剤が使用できないこと、および垂直に植毛
するためコーティング層も厚くする必要があり、コーテ
ィング剤の塗布量が100〜300μ(湿潤時)、カッ
トパイルの植毛mが100〜300C]/尻と非常に多
いのでコストが高く、生地目付が重くなるという欠点を
有する。
また、植毛パイルが基布、およびコーティング層に垂直
に静電植毛されるため、基布を折曲げるとパイルが開き
、接着層や基布が露出しやすいこと、さらに垂直に立っ
たパイルは使用時に表面からの圧力によってパイルが横
に寝て毛ぐせがつき易いという欠点をも有する。
ざらにまた、接着剤の密着性能が布帛に対しては良いも
のの、プラスチック基材には密着力は極めて低く、また
硬化させる際、140〜170℃のベーキングを要する
ため、プラスチック基材が熱変化して変形してしまう等
の問題をも有していた。
そこで本発明の目的は前記した問題点を解決する新規な
スェード製品を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 前記した本発明の目的は、一端が基材上に合成樹脂によ
り接着され、他端が開放されたカットパイルが植設され
た植毛製品において、上記カットパイルは、均一に分散
された状態で開放端が基材に対しランダムな方向に配向
され、かつ5000本〜30000本/m2の密度に接
着されていることを特徴とする植毛製品によって達成さ
れる。
本発明において基材とは、ナイロン、ポリエステル、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカー
ボネート、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリフェニレ
ンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、ポリブチ
レンテレフタレート、ABS、アセタール、セルロース
、ビニロン等の合成樹脂からなるフィルム、シート、パ
ネル及びその発泡体からなるシート類及びその成型品、
または紙や木材、金属、陶器などの成型品等が挙げられ
る。
上記基材上に植設されるカットパイルとしては、綿、毛
、麻のような天然繊維、レーヨン、キュープラ、アセテ
ート等の再生繊維、及びナイロン、ポリエステル、アク
リル、モダアクリル、アラミド、ビニリデン、ビニロン
、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、炭
素繊維等の合成繊維からなるものなどが挙げられる。
カットパイルの太さは、0.1〜10dの範囲のものが
好ましく、長さは0.1〜5IllIIIにカットされ
たものが好ましいが、その他綿粉、パルプ繊維粉等でも
良い。これらのカットパイルは予めケイ酸ソーダ水溶液
で分散処理しておくことが好ましい。また繊維断面が異
型であると、透明感を有し、また、丸断面であると風合
がよくなる。
カットパイルの量は10〜50g/Tdで十分スェード
調の製品となる。
これらのカットパイルは、一端が基材上に合成樹脂によ
り接着され、他端が開放された状態において、上記カッ
トパイルの開放端は基材に対しランダムな方向に配向さ
れ、かつ5000本〜30000本/Tdの密度に接着
されているカットパイルを基材に接着させる合成樹脂と
しては、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リイミド、アクリル、酢酸ビニルアクリル、ナイロン、
エポキシ、メラミン、イソシアネート化合物などの樹脂
からなる溶剤希釈溶液、水溶液、エマルジョン等が挙げ
られ、これらの1種または2種以上を混合させることも
できる。これらの10〜60%溶液を基材に塗布し、パ
イルを接着・乾燥させるものである。
乾燥俊の合成樹脂層の厚さは、10〜50μあれば十分
であり、より好ましくは20〜30μである。
溶液の粘度としては、コーティング方法にもよるが、グ
ラビアコーターまたはリバースコーターの場合は100
〜3,0OOcps、ナイフコーターは5,000〜3
0,0OOcps、スプレーで塗布する場合は2.OO
O〜6,000cpSに調整されることが好ましい。
次に本発明の植毛製品を得るための好ましい製造方法の
一例を図面を参照しながら説明する。
第3図は本発明に係るパイルの植毛方法の−例を説明す
る工程図である。
第4図、および第5図はパイル植毛装置を例示した概略
図である。
第3図において、パッケージ1より引き出されたフィル
ム2はローラーコーター3により接着剤である合成樹脂
の溶液、水溶液、エマルジョンが塗布され、パイル植毛
装置4内に送られる。
パイル植毛装置4として具体的には第4図、第5図に示
したものが挙げられ、第4図は基材がフィルムの場合、
第5図は基材が成型品の例である。
第4図において、パイルホッパー9の1段目がブラシ5
及び歯車6からなり、2段目がブラシ7、網目状物8か
らからなるパイル供給装置24から供給されたパイルは
、圧空送入部10.11から送入された空気の流れによ
り装置内で空気中に分散・散乱させられ、ざらに搬送さ
れるフィルム2上にランダム方向に均一に散布され、フ
ィルム2にコーテングされた接着剤面上に接着される。
すなわち、パイルホッパー9が2段式であり、1段目で
ブラシ5および歯車6が接する所でカットパイルが一定
聞計り取られると共に、カットパイル同士のからみをほ
ぐし、2段目のブラシ7と網目状物8の接する所で更に
カットパイルがほぐされるため、カットパイルをバラバ
ラにして装置内に供給することができる。これらのパイ
ルを圧空により空気中に散乱させ、基材表面に対しラン
ダム方向に均一に散布・接着するものである。
圧空送入部10.11は装置内に均一にカットパイルを
散乱させることができないと、得られる植毛製品の表面
のパイルが不均一で、スェード調のものは得られない。
従って、圧空送入部10.11は装置内の空気中にパイ
ルを均一に散乱・分散させるものであれば、その位置、
数は特に限定されない。例えば片方の壁面に2個、もう
一方に1個圧空送入部を取付けても、装置の中心部で、
それぞれの圧空送入部から送られた圧空が衝突し、均一
に装置内のパイルを空気中に分散・散乱させればよい。
送入された圧空は圧空排出部13から排出されるととも
に、パイル循環機を有する循環系により余剰パイルが再
び装置内に供給される。
圧空排出部13にフィルター12などを取付けて余剰パ
イルが外部に出ない様にすることが、外部を汚さず、パ
イルも再利用できる点で好ましく、パイル循環機14と
しては例えばサイクロンパイル循環機が挙げられる。
すなわち、圧空の一部はフィルター12のついた圧空排
出部13から係外に排出されと共に、余剰パイルはサイ
クロンパイル循環機14を介してパイプライン15を通
り再度パイル植毛装置4内に供給される。この装置にお
いてはパイル循環機およびパイプラインを循環系と呼ぶ
。パイルホッパー9の一部とパイプライン15はパイプ
16で接続されているため、パイルホッパ−9内部の圧
力が装置内部の圧力と等しく保たれる。そのため、カッ
トパイルを一定割合で供給するために必要である。
パイル植毛装置4を通過したあと、第3図に示すごとく
、フィルム2は乾燥機17により乾燥させ、ブラッシン
グ機18により浮き毛が取り除かれ、しかるのち巻取機
(図示せず)によりパッケージ19に巻きとられる。
第5図において、回転ドア22は持具21により支えら
れた成型品20がパイル植毛装置4に出入りする際に装
置内での圧力変化を最少限にするために設けたものであ
る。
成形品20はパイル植毛装置4内を貫通して移動するエ
ンドレス架線23に取り付けられた持具21を介して支
持されている。
以下の構造は、第4図と同様である。
以上述べたように、本発明の植毛製品は、カットパイル
を自然落下させ、その途中から圧縮空気を吹付けてパイ
ルを激しく飛散させながら、余剰パイルをサイクロンで
送風循環させることのできるパイル植毛ボックス内に、
前記した合成樹脂からなる接着コーティング剤を10〜
200μ(湿潤時)塗布した基材を通過させつつ、上記
圧縮空気によって飛散させられたパイルを接着コーティ
ング剤の表面に接着させて得ることができるものである
。なお、このとき、接着コーティング剤の粘度及び添加
溶剤を調節してパイルとの親和性を調節し、パイルの一
端がコーティング剤表面から内層部に沈み易くすること
が大切である。親和性が悪いとパイルが点接着して接着
強力が弱くなる。
逆に親和性が良すぎるとパイルがコーティング剤中に吸
収埋没して繊維風合いを損じスェード化は達成されない
このようにしてパイルを散布しながら接着させた植毛製
品はカットパイルの一端が接着コーティング層に対して
ランダムな方向でしかも均一に付着しており、かつカッ
トパイルの開放端も基材表面にランダムな方向に配向し
ている。
このようにして得られた植毛品は、カットパイル散布後
70〜120℃で1〜10分乾燥される。
一般に基材がプラスチックの場合は乾燥処理だけで十分
であるが、耐熱性のある基材°にベーキングの必要なメ
ラミン硬化、メチロール系自己硬化型゛  等の樹脂を
使用した場合は140〜180℃で1〜5分焼成する場
合もおる。
前記乾燥が終わった後、ブラッシングまたは圧空噴射に
よって浮き毛の処理を行う。
仕上げ工程は特に必要としないが、必要によってはパイ
ルの散15面にシリコンまたはフッ素樹脂水溶液を散布
乾燥したりして、柔軟加工や戻水加工を付与したり、難
燃加工、エンボス加工や他素材との張合わせ加工を行な
うことができる。
本発明の植毛製品は、例えばフィルムの場合ポリエチレ
ンやポリウレタンの発泡体に熱融着してマット類、クッ
ション類など家庭用品、玩臭類に使用される。特に基材
が塩化ビニルフィルムの場合はテーブルクロスなどのv
庭用品やカバン、袋もの、履物の雑貨用品、車両の内装
材に利用できる。その他、壁装・椅子材等のインテリア
関連商品は難燃性を要求される場合、カットパイルにモ
ダアクリル繊維のカットパイルを用いたり、接着層を形
成する合成樹脂に3酸化アンチモン、含りロルポリフォ
スフォネート化合物、有機含リン含窒素含化合物を単独
もしくは混合して10〜20重量%程度添加することも
好ましい。
第1図は本発明の植毛製品の例を示す断面図であり、カ
ットパイル31は、一端が合成樹脂層32中に埋設され
、他端が合成樹脂層32上に開放されており、該カット
パイル1は基材33に対しランダムな方向に均一に、散
布されている。
第2図は従来の植毛製品の断面図であり、カットパイル
31が合成樹脂層32を介して基材33に対し垂直に植
毛されている。
次に本発明を実施例により更に詳しく説明する。
なお実施例中、部とは重量部を意味する。
実施例1 厚さ30μのポリプロピレンフィルムの裏面にプリント
加工し、表面にコロナ放電処理をして表面張力35〜4
0タインとした基材に水溶性アクリル樹脂゛コータック
スTO−601”  (東しく株)製、不揮発分40%
、粘度110C)CpS、DH5,8、ポリマーTC1
16℃)60部にアクリルエマルジョン樹脂“コータツ
クスTO−922″(東しく株)、不揮発分40%、粘
度150ocps、pト15.0、ポリマー転移点O℃
)20部、エポキシ硬化剤“ブナコールEX−614”
(長潮化成社製)1部、水19部を混合して樹脂固形分
33%、粘度250(d)Sとしたものを湿潤時80μ
の膜厚でコーティング塗布する。
この基材をパイル植毛ボックス中を通過させてベンベル
ブ0.66で0.4ml1lにカットし、ケイ酸ンーダ
の5%水溶液で処理したものを均一に散布接着させる。
この散布工程は第3図、第4図に示すように、密閉され
たボックス内へパイルを送入するパイルサイクロン設備
を用いると共にボックス内にパイルが均一に飛散するよ
う圧空を送入するものである。
パイル散布の終わったフィルムは80℃で3分送風乾燥
機を通過させ乾燥し、その後ブラッシングまたは圧空噴
射によって浮毛を除去し巻きとる。
得られたスェード調フィルムにおける合成樹脂層の厚さ
は26μであり、接着パイルの量は約20g/Trtで
あった。
得られたスェード調フィルムは製造が簡単でカットパイ
ルの量も少なく済むため、従来の植毛シ−トに比べ1/
3〜115程度安価で製造でき、またカットパイルの量
が少ないため水洗いが簡単で乾燥も極めて速く、軽かっ
た。またフィルムに印刷した繊細な柄までも見え、パス
テル調の美しいフィルムであった。また折曲げても基材
のフィルムが直接見えることはなかった。
実施例2 厚さ100μの軟質塩化ビニルフィルムに実施例1と同
様のコーティング剤を80μ(湿潤時)コーティング塗
布しパイル散布機中を通過させる。
使用するカットパイルはナイロン’1dXQ、5111
1にカットしたものをコロイダルシリカの10重量%水
溶液で処理した後、乾燥選別したものをパイル植毛ボッ
クス中で散布接着する。その後実施例1と同様に80℃
で3分間送風乾燥機を通過させ乾燥し除毛した後巻き取
る。
接着パイルの量は30Q/mであった。
カットパイルの量が少なくても美しいスェード調が得ら
れるため、基材のフィルムのプリント柄を透かして見る
ことができ、また軽く、厚みも薄いので扱い易い。また
摩擦堅牢度も従来の植毛製品において学振型摩擦堅牢度
測定機45R法で荷重500にlで1000回が最高で
あったが、本実施例によれば乾式、湿式、アルコール湿
潤時でも4000回で表面パイル及び接着層に殆ど変化
がなくガムテープを圧3km/cdで圧着、剥離しても
カットパイル・接着層の剥離はほとんど見られなかった
更に、耐水性を調べるために60℃の温水に一昼夜浸漬
後の外観及び摩擦堅牢度・剥離強力に変化はみられなか
った。
また、イソプロピルアルコールに1時間浸漬(耐溶剤性
)、0.1重量%苛性ソーダ水溶液または0.1重量%
塩酸水溶液に1時間浸漬(耐薬品性)しても外観及び摩
擦堅牢度・剥離強力に変化はみられなかった。
実施例3 ABS樹脂の車両内装部品用に成形されたP4脂に水溶
性アクリル樹脂“TO638G” (不揮発分40%、
粘度650cps、pH6,1、ポリマーTg36℃)
20部とアクリルエマルジョン“”TC−920” (
不揮発分40%、粘度800CpS、 pH5,0、ポ
リマーTg17℃)79部とエポキシ硬化剤“ブナコー
ルEX614””(長潮化成社製)1部を混合した、粘
度2,50QCpSの樹脂溶液を100μ(湿潤時)の
膜厚でスプレー塗布する。この成形基材をパイル植毛ボ
ックス中を通過させてナイロン1.5dX0゜6關のカ
ットパイルを均一に散布接着させる。パイルを散布した
基材は乾燥機に送られ75℃で25分間送風乾燥させ、
その後圧空噴射によって浮石を除毛する。
得られた内装材において合成樹脂層の厚みは40μで、
接着パイルの巳は30g/Trtであった。
合成樹脂、パイルの量が少ないため軽量化がはかれ、1
00℃で1000/cmの圧力をかけても毛ぐせは殆ど
つかなかった。
また実施例2と同様に耐水性、耐溶剤性、耐薬品性を調
べたところ、外観及び摩擦堅牢度・剥離強力に変化は見
られなかった。
[発明の効果] 本発明のスェード製品は次の利点を有する。
イ)プラスチック等の基材のもつ表面光沢、冷たさ、硬
さをなくし、繊維のもつ暖かさ、柔らかさ、ツヤ消しを
達成できる。
口)基材のプリント柄を損なうことなくスェード表面に
浮き上がらせることができ、パステル調ののスェード製
品である。
ハ)加工が簡単で合成樹脂や散布パイル量が少ないので
加工賃が安く、加工期間が短く、基材の重量や風合いを
変化させることが少ない。
二)カットパイルが基材表面に対してランダムな方向で
均一に接着しているため、表面に圧力がかかつても毛ぐ
せがつきにくく、基材が屈曲しても基材表面が露出する
ことなく欠陥になりにくい。
ホ)基材と合成樹脂及びカットパイルの接着強力が強い
ためlIJ擦堅牢度、剥離強りが強く、耐水性、耐溶剤
性、耐薬品性に優れている。
へ)後加工も容易で表面からの柔軟加工や捩水、難燃加
工やエンボス加工、熱成形加工などが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の植毛製品の断面図の例であり、第2図
は従来の植毛製品の断面図の例である。 第3図は本発明のパイル植毛製品を製造する方法を説明
工程図であり、第4図および第5図はパイルを植毛させ
る際に用いられるパイル植毛装置であり、第4図は基材
がフィルム、第5図は基材が成型品の例である。 1:パッケージ     2:フィルム、3:ローラー
コーター  4:パイル植毛装置5:ブラシ     
  6:歯車 7:ブラシ       8:網目状物9:パイルボッ
。バー 10:圧空送入口   11:圧空送入口B、12:フ
ィルター   13二圧空排出口14:サイクロンパイ
ル循環機 15:循環パイプライン 16:パイプ17:乾燥機 
     18ニブラッシング機19:巻きとり機  
  20:成型品21:持具 22:回転ドア     23:架線 ・24:パイル供給装置 31:カットパイル 32:合成樹脂層 33:基材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  一端が基材上に合成樹脂により接着され、他端が開放
    されたカットパイルが植設された植毛製品において、上
    記カットパイルは、均一に分散された状態で開放端が基
    材に対しランダムな方向に配向され、かつ5000本〜
    30000本/m^2の密度に接着されていることを特
    徴とする植毛製品。
JP62059014A 1987-03-16 1987-03-16 植毛製品 Granted JPS63224931A (ja)

Priority Applications (1)

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JP62059014A JPS63224931A (ja) 1987-03-16 1987-03-16 植毛製品

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63162228A (ja) * 1986-12-26 1988-07-05 東洋電植株式会社 スエ−ド調植毛加工品

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63162228A (ja) * 1986-12-26 1988-07-05 東洋電植株式会社 スエ−ド調植毛加工品

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