JPS63224532A

JPS63224532A - Ｆｍ干渉波抑圧方式

Info

Publication number: JPS63224532A
Application number: JP5861787A
Authority: JP
Inventors: Katsuya Urata; 浦田　克也
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1987-03-13
Filing date: 1987-03-13
Publication date: 1988-09-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概　要〕スペースダイバーシティ　（以下、ＳＤと略称する。）
受信方式における２つのアンテナからの受信信号からＦ
Ｍ波成分を含む主信号を出力しつつ、２つの受信信号の
位相差を利用して主信号中のＦＭ波成分を直接抽出する
。そのＦＭ波成分を前記主信号中に含まれるＦＭ波成分
の抑圧に用いる。

〔産業上の利用分野〕

本発明はＦＭ干滲波抑圧方式に関し、更に詳しく言えば
、ＦＭ波成分の抑圧に受信信号の位相差を利用したＦＭ
干渉波抑圧方式に関する。

近年、マイクロ波伝送システム網は在来のマイクロ波Ｆ
Ｍ伝送システムの中にマイクロ波ディジタル伝送システ
ムが混在されて構築されるに至りつつある。このような
状況の下では、それらシステム間の相互干渉（例えば、
ディジタル伝送システムが他のルートのＦＭ伝送システ
ムから１つ乃至複数のＦＭ干渉を受ける問題）が生ずる
ので、その干渉を除去することが必要になる。

〔従来の技術〕

そのための従来の受信システム構成例は第４図に示すも
のがある。この受信システム構成例におけるＦＭＭ渉波
抑圧態様は次のようになっている。

分岐器１２で分岐された受信盤１０からの受信信号（第
４図及び第５図の■）を受けるＦＭＭ渉波抽出回路１４
からＦＭ干渉波信号（第４図及び第５図の■）が抽出さ
れる。ＦＭＭ渉波抽出回路１４には通常、ＦＭＭ渉波の
周波数変動をカバーする狭帯域フィルタが用いられる。

その抽出されたＦＭ干渉波信号を受ける位相固定回路（
Ｐ　Ｌ　Ｌ）１６からそのＦＭのキャリア信号（ＣＷ）
（第４図及び第５図の■）が再生される。そのキャリア
信号は可変移相器１８及び可変減衰器２０によりその位
相及び振幅共に調整され、合成器２２において分岐器１
２で分岐された受信信号（第４図及び第５図の■）と合
成される。その合成信号は分岐器２４で分岐されて（第
４図及び第５図の■）復１１ｉｌ盤２６に送り込まれて
送信信号の再生に用いられる。

その際に、分岐器２４で分岐されたもう一方の合成信号
（第４図及び第５図の■）はＦＭＭ渉波残留分抽出兼検
出回路２８へ与えられ、そこから出力される残留ＦＭ干
渉波信号は位相振幅調整回路３０で用いられて位相調整
信号及び撮幅凋整信号が発生される。これら両信号は復
調盤２６へ与えられる合成信号中の残留ＦＭＭ信号が実
質的に抑圧されてしまっているレベルへ至らしめるに十
分な値とされる。

このような制御が生ぜしめられるから、受信信号にＦＭ
干渉が生じていたとしても、そのＦＭ干渉波信号は復調
に支障を来さないように抑圧され得ることになる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この従来技法は、上述のように、ＦＭ干渉波信号の抑圧
のためにＦＭ干渉波信号の抽出を狭帯域フィルタ１４で
行ない、その抽出されたＦＭ干渉波信号にＰＬＬ回路１
６を応答させてキャリア信号の再生を行なうようにして
いる。そのために、ＰＬＬ回路１６のキャプチュア及び
ホールドレンジは狭帯域フィルタ１４によって影響を受
けることになる。つまり、干渉度が低い通常の場合には
、そのＦＭ干渉波信号はディジタル信号中にほぼ埋もれ
ているため、ＰＬＬ回路１６はそのＦＭ干渉波信号に同
期させられない÷とになるから、１４゜１６．１８．２
０から成るＦＭ干干渉相殺全発生系主信号ライン系から
動作上切り離すようにする必要が生ずる。又、ＰＬＬ回
路１６はＦＭＭ渉波に同期した信号をＶＣＯ＜電圧制御
発振器）で発生するものであるから、上述のようにＦＭ
干渉波信号を抑圧し得るとは言っても、ＦＭ波の搬送波
成分しか抑圧することができない。

本発明は、斯かる問題点に鑑みて創作されたもので、Ｆ
Ｍ干渉の抑圧度合を向上させ得るＦＭＭ渉波抑圧方式を
提供することをその目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理構成図を示す。この図において、
１００，１０２はスペースダイバーシティ受信方式で用
いられるアンテナであり、１０８゜１１０は分岐器であ
る。１１２は分岐器１０８゜１１０の第１の出力からの
受信信号に応答してＦＭ干渉波信号を含む主信号を出力
する主信号出力部である。１２０は分岐器１０８，１１
０の第２の出力からの受信信号から他方の受信信号中の
ＦＭ干渉波信号の相殺分を生成させるＦＭＭ渉波信号抽
出部である。そして、主信号出力部１１２からの主信号
中のＦＭ干渉波信号を打ち消すようにＦＭ干渉波信号抽
出部１２０からの相殺分を抑圧部１３０で主信号出力部
１１２からの主信号に作用させてＦＭ干渉波信号の抑圧
を行なうようにして本発明は成る。

そのＦＭ干渉波信号抽出部１２０は分岐器１０８の第２
の出力を第１の入力に受ける合成器１２２と、合成器１
２２の出力に接続された主信号残留分検出部１２４と、
検出された主信号残留分に応答して主信号残留分を所望
値にするよう分岐器１１０からの信号の位相及び振幅を
調整して前記合成器１２１の第２の入力へ与える調整部
１２６とから成る。又、抑圧部１３０はＦＭＭ渉波信号
残留分に応答して前記合成器１２２の出力信号の位相及
び振幅を調整する調整部１３２と、調整部１３２の出力
信号と前記主信号出力部１１２の出力信号とを合成する
合成器１３４と、合成器１３４の出力信号からＦＭＭ渉
波信号残留分を検出して調整部１３２に与えるＦＭＭ渉
波残留分検出部１３６とから成る。

〔作　用〕

アンテナ１００，１０２からの受信信号に応答する主信
号出力部１１２からＦＭＭ渉波信号を含む主信号が出力
される。

一方、一方のアンテナからの受信信号がＦＭ干渉波信号
抽出部１２０で用いられて前記主信号中のＦＭＭ渉波信
号のための相殺分が抽出される。

例えば、一方のアンテナからの受信信号中の主信号の、
他方のアンテナからの受信信号中の主信号に対する関係
が、振幅が同じで位相が逆となる関係に、一方のアンテ
ナからの受信信号中の主信号の位相及び振幅を制御して
上述相殺骨が抽出される。

この相殺分及び主信号が抑圧調整を上述ＦＭ干干渉波信
号相殺油抽出態様同様にして、抑圧部１３０で用いられ
ると、抑圧部１３０からＦＭＭ渉波信号のほぼ抑圧され
た主信号が出力される。

〔実施例〕

第２図は本発明の一実施例を示す。この図において、１
（ｔｏは主アンテナ、１０２は副アンテナである。１０
４は主受信盤、１０６は副受信盤である。１０８．１１
０は分岐器である。これら分岐器１０８．１１０の各出
力は従来公知のＳＤ合成器（主信号出力部）　１１２及
びＦＭ干渉波信号抽出部１２０に接続され、それらの出
力１１６゜１１８は抑圧部１３０に接続されている。

ＦＭ干渉波信号抽出部１２０は分岐器１０８の第２の出
力を第１の入力に受ける合成器１２２と、分岐器１１０
の第２の出力と合成器１２２の第２の入力との間に接続
された可変移相器１２６１及び可変減衰器１２６２並び
に可変移相器１２６゜及び可変減衰器１２６２のための
調整信号を発生する信号発生部１２６３より成る調整部
１２６と、合成器１２２の出力を受ける分岐器１２４１
並びに分岐器１２４１の第１の出力と制御部１２６３と
の間に接続されて残留分検出部１２４２を構成する帯域
フィルタ１２４２１及び整流器１２４２２から成り、整
流器１２　ｊ２２の出力を信号発生部１２６３に接続し
た主信号残留分検出部１２４とから構成される。

抑圧部１３０は、分岐器１２４．の第２の出力に接続さ
れた可変移相器１３２１及び可変減衰器１３２２並びに
可変移相器１３２１及び可変減衰器１３２２のための調
整信号を発生する信号発生部１３２３から成る調整部１
３２と、可変減衰器１３２２の出力を第１の入力に受け
、第２の出力にＳＤ合成器１１２の出力を受ける合成器
１３４と、合成器１３４の出力に接続された分岐器１３
６１並びに分岐器１３６１の第１の出力に接続されて残
留分検出部１３６２を構成する帯域フィルタ１３６２１
及び整流器１３６２２より成り、整流器１３６□２の出
力を信号発生部１３２３に接続したＦＭＭ渉波信号残留
分検出部１３６とから成る。

分岐器１３６１の第２の出力は従来と同様、図示しない
復調盤に接続されている。

上述の構成の下でのＦＭＭ渉波信号の抑圧過程を以下に
説明する。

主アンテナ１００で受信したマイクロ波の電気信号（受
信信号）（第３図の■参照。図中りは主信号（ディジタ
ル信号）、ＵはＦＭＭ渉波信号である。以下同じ。）は
主受信盤１０４で周波数変換され、分岐器１０８を経て
ＳＤ合成器１１２へ送り込まれると同時に、副アンテナ
１０２で受信したマイクロ波の電気信号（受信信号）（
第３図の■）は副受信盤１０６で周波数変換され分岐器
１１０を経てＳＤ合成器１１２へ送り込まれると、その
ＳＤ合成器１１２から、ＦＭ干渉波信号を含む主信号が
出力される。

一方、分岐器１０８からの受信信号は調整部１２６で位
相及び振幅を調整された分岐器１１０からの受信信号と
合成部１２２で合成され、第３図の■に図解するような
ＦＭ干渉波信号が合成部１２２から出力され、分岐器１
２４１で分岐されて抑圧部１３０へ供給される。このＦ
Ｍ干渉波信号の供給のために、分岐器１２４！で分岐さ
れた信号から主信号残留分が残留分検出部１２４２で検
出される。該検出信号が信号発生部１２６３で用いられ
、ＦＭ干渉波信号を抑圧部１３０へ供給し得る如き位相
調整信号及び振幅調整信号がそれぞれ、信号発生部１２
６３から可変移相器１２６１及び可変減衰器１２６２へ
供給される。それらの信号で示す調整が可変移相器１２
６１及び可変減衰器１２６□に生ぜしめられることによ
って、上述のＦＭ干渉波信号が抽出される。

こうして各別に得られた主信号及びＦＭ干渉波信号が抑
圧部１３０へ供給されると、その主信号からＦＭ干渉波
信号が除かれた主信号がその分岐器１３６１から出力さ
れる。その除去態様を説明すると次のようになる。即ち
、その残留分検出部１３６２の検出信号に応答した信号
発生部１３２３は、残留分検出部１３６２で検出される
残留ＦＭ干渉波信号が所望の値になるような位相調整信
号及び振幅調整信号が発生される。これら調整信号だけ
可変移相器１３２１及び可変減衰器１３２２が調整され
ることによって主信号からＦＭ干渉波信号が除去される
。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明によれば、ＦＭ干渉波成分が主
信号中から抽出されて主信号中に含まれるＦＭ干渉波成
分の抑圧に用いられるので、その抑圧レベルをパワー比
で２０ｄＢにすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理構成図、第２図は本発明の一実施例を示す図、第３図は第２図番部の信号を示す図、第４図は従来の受信システム構成例を示す図、第５図は
第４図番部の信号を示す図である。第１図及び第２図において、１００．１０２はアンテナ、１０８．１１０は分岐器、１１２は主信号出力部、１２２．１３０は合成器、１２４は主信号残留分検出部、１２６．１３２は調整部、１３６はＦＭ干渉波残留分検出部である。

Claims

【特許請求の範囲】スペースダイバーシティ受信方式において、その一方の
アンテナ（１００）の出力を第１の入力に受ける合成器
１２２と、合成器１２２の出力に接続された主信号残留分検出部１
２４と、検出された主信号残留分に応答して主信号残留分を所望
値にするよう他方のアンテナ（１０２）からの信号の位
相及び振幅を調整して前記合成器１２２の第２の入力へ
与える調整部１２６と、２つのアンテナ（１００、１０
２）からの出力に応答してＦＭ干渉波信号を含む主信号
を出力する主信号出力部（１１２）と、ＦＭ干渉波信号残留分に応答して前記合成器（１２２）
の出力信号の位相及び振幅を調整する調整部（１３２）
と、調整部（１３２）の出力信号と前記主信号出力部（１１
２）の出力信号とを合成する合成器（１３４）と、合成器（１３４）の出力信号からＦＭ干渉波信号残留分
を検出して前記調整部（１３２）へ与えるＦＭ干渉波残
留分検出部（１３６）とを設けたことを特徴とするＦＭ
干渉波抑圧方式。