JPS63224274A - 超電導装置 - Google Patents

超電導装置

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JPS63224274A
JPS63224274A JP62055408A JP5540887A JPS63224274A JP S63224274 A JPS63224274 A JP S63224274A JP 62055408 A JP62055408 A JP 62055408A JP 5540887 A JP5540887 A JP 5540887A JP S63224274 A JPS63224274 A JP S63224274A
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superconducting
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superconduction
films
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JP62055408A
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Yoshinobu Taruya
良信 樽谷
Koji Yamada
宏治 山田
Hiroyuki Mori
博之 森
Mikio Hirano
幹夫 平野
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Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は超電導装置に係り、特に液体ヘリウム温度近傍
で動作し、高速で低消費電力性能を有する信頼性の高い
超電導装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、超電導装置(以下、文中では、超電導スイッチン
グ装置と称する場合もある)において。
磁気遮蔽膜、トンネル接合素子の電極膜、および配線膜
等の超電導膜にはN b膜が用いられて来た。
Nbgを超電導膜に用いた超電導スイッチング装置の作
製方法および構造に関しては、アイ・イー・イー・イー
、トランザクション オン マグネティクス、エム ニ
ー ジー 19.(1983年)第1170頁から11
73頁(I E E E  Trans。
Magnetics、  MAG  1 9  、  
 (1983)pP、1170−1173)において詳
細に述べられている。Nb1gは室温と液体ヘリウム温
度間の熱サイクルに対して充分な機械的強度を有し、熱
的応力によるトンネル接合素子の劣化をもたらさない、
したがってNbは耐久性のある超電導スイッチング装置
を得るために必須の超電導材料である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記従来の技術の項で述べたごとく、Nbを用いた超電
導スイッチング装置は高い機械的な耐久性能を有する。
しかるにNbは酸素に対する反応性が強い、Nbの酸素
に対する反応性は結晶粒径の粗大なバルクNbにおける
よりも、超電導スイッチング装置に用いるNb薄膜にお
いてむしろ著しい。酸素雰囲気中でNb薄膜を加熱した
場合、300℃程度以上の加熱温度に対してNb膜の超
電導特性が劣化する。
このようなNb膜の酸素に対する反応性は超電導スイッ
チング装はに用いるトンネル接合素子において著しい。
Nb膜で構成されるトンネル接合の場合、200’Cま
での加熱によって、ジョセフソン臨界電流の変化、リー
ク電流の増大、トンネル抵抗の変化等を生じる。これら
の接合特性の変化は、Nb膜中への酸素の拡散によって
引き起されるものである。一方、実用的な耐久性を考慮
した場合、さらにジョセフソン接合形成後の作製工程に
おいて200℃以上の処理が必要な場合もあり得る。
そこで本発明の目的は、超電導スイッチング装置の磁気
遮蔽膜、′W1極膜あるいは配線膜等の超電導膜にNb
あるいはNb系材料を用いるに際して、NbあるいはN
b系材料の耐熱性能を向上せしめるための超電導装置を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は超電導装置において、Nb磁気遮蔽膜、Nb
電極膜あるいはNb配線膜等の表面層をNbN、MoN
、ZrN、TaN等の窒化物あるいはN b C、T 
a C、M o C等の炭化物で覆った構造とすること
により達成される。これら窒化物あるいは炭化物の膜厚
として、Nb膜を完全し二覆いつくし、かつ後処理にお
ける膜厚減少後においても被覆性を有するために10n
m以上の膜厚が必要である。
〔作用〕
NbN、MoN、ZrN、TaN等の窒化物あるいは、
N b C、T a C、M o C等の炭化物はいず
れもIOK以上の超電導臨界温度を有し、Nb膜の臨界
温度9.2により充分高い。さらに、これら窒化物、あ
るいは炭化物において1まNb。
Mo、Zr、Ta等の金属元素に対して、窒素あるいは
炭素原子が置換型で存在しているのではなく、侵入型で
存在している。したがって、酸素に対する反応性はNb
膜より、これら窒化物あるいは炭化物の方が充分に低い
。たとえば約1ケ月間の空気中放置に対して、Nb膜は
表面に厚さ約10nmの酸化層が形成されるが、たとえ
ばNbN膜の表面に形成される酸化層の厚さは2nmで
ある。
Nb膜は大気中300°Cにおける加熱によって臨界温
度の低下を来たすが、たとえばNbN膜は全く変化を示
さない。このような酸素に対する反応度の低さはNbN
だけでなく、MoN、ZrN。
TaNおよびN b C、T a C、M o C等に
共通の性質である。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を以下に述べる。
(100)面が表面と平行なSiウェハ1上に熱酸化を
施し、厚さ500nmの表面酸化層を形成した。つぎに
、Arガス雰囲気中での直流スパッタ法し;より、厚さ
200 nmのNb膜を形成した。
つぎに同一装置中で、Arと窒素の混合ガス雰囲気中で
の直流スパッタ法により、厚さ30nmのTaN膜を形
成した。所定のバタン形状を有するレジスト層形成後、
CF4と酸素の混合ガスを用いた反応性イオンエツチン
グ法により、前記のT a N膜とNb膜の2層膜の加
工を行い、レジストを除去することによりNb磁気遮蔽
膜2およびTaN磁気遮蔽膜保護層3とした。つぎに抵
抗加熱法により、St○膜を200nmの厚さでウェハ
全面に形成した。所定のコンタクト穴を持ったバタン形
状を有するレジスト層形成後、CHF3ガスを用いた反
応性イオンエツチング法により。
SiO膜の加工を行い、レジストを除去してSiO層間
絶縁膜4とした。
つぎにスイッチングを行うトンネル接合素子としての超
電導トンネル接合の作製を行った。すなわち、Nb下部
電極膜5の直流スパッタ法による形成、トンネル障壁層
となるAQ膜の直流スパッタによる形成と酸化によるA
Q酸化物障壁層6の形成、Nb上部電極膜7の直流スパ
ッタによる形成、さらにはNb上部電極膜7の保護層と
なる膜厚30nmのTaN上部電極保護膜8の直流スパ
ッタによる形成を連続的に行った。つぎにCF4と酸素
の混合ガスを用いた反応性イオンエツチングにより上部
電極と下部電極のNb膜およびT a N膜を、A、 
rガスを用いたイオンビームエツチングにより1〜ンネ
ル障壁層の加工を行い、接合部を含む配線膜パタンを得
た。つぎに接合部を規定するためのレジストパタンを形
成した。このレジストパタンに従ってCF4ガスを用い
た反応性イオンエツチングにより、上部電極となるNb
113およびその保護膜となるTaN膜の加工を行った
つぎにエツチングを行った部分のSiO層間絶縁膜9に
よる埋戻しを行い、Arの高周波プラズマ雰囲気におけ
るクリーニング処理を経て、上部電極につながるNb配
線膜10およびその保護層となる膜厚200nmのTa
N配線保護膜11を直流スパッタ法によりウェハ全面に
形成した。再びCF4と酸素の混合ガスを用いた反応性
イオンエツチング法により、配線用パタンの加工形成を
行った。
つぎに、トンネル接合上に層間絶縁膜の形成を行った。
すなわち、リフトオフ用レジストパタンを形成後、Si
O膜を蒸着してSiO層間絶縁膜12とした。さらに制
御線用のNb膜とT a N層状膜を直流スパッタ法に
よりウェハ全面に形成した。制御線用レジストパタン形
成後、CF、と酸素の混合ガスを用いた反応性イオンエ
ツチング法により、Nb制御線膜13とT a N制御
線保護膜14の加工を行った。制御線全体の厚さは80
0nmとし、TaN膜厚400nm、およびNb膜厚4
00nmとした。
これらの作製経過により、すべての超電導Nb膜の表面
層はT a N超電導膜によって覆われていることにな
る。
以上のごとく形成された超電導スイッチング装置に対し
て加熱処理に対する耐久性能を調べた。
超電導スイッチング装置を大気中で1時間の加熱処理を
行った。この結果によれば、超電導膜部位の特性に関し
ては、300℃までの加熱に対して臨界温度あるいは臨
界電流の低下を来たさなかった。超電導トンネル接合の
特性に関しては、250℃までの加熱に対してトンネル
抵抗、リーク電流等の値に変化を来たさなかった。超電
導配線膜間の接続に関して、T a N層を付加するこ
とによる超電導電流の減少は検出されなかった。
T a N膜以外の超電導性を示す窒化物あるいは炭化
物、すなわちN b N 、 M o N 、 Z r
 N 。
NbC,TaCあるいはMOC等をNb膜の保護層とし
た場合にも同様の超電導スイッチング装置の耐久性能を
向上させる効果があった。
〔発明の効果〕
以上の実施例において述べたごとく、超電導スイッチン
グ装置において本発明における超電導保護膜材料を用い
た場合、以下の効果を有した。
(1)Nb系超電導膜の加熱に対する超電導特性の安定
性が高められ、300℃近傍における加熱が可能になっ
た。
(2)Nb系超電導トンネル接合のトンネル抵抗。
臨界電流等トンネル特性の安定性が高められ、250℃
近傍における加熱が可能になった。
(3)超電導保護膜材料の存在が超電導スイッチング装
置作製時におけるNb系超電導膜表面の変質を防止する
ので、超電導配線層接続時におけるクリーニング処理が
容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の超電導スイッチング装置の
断面図である。 l・・・Stウェハ、2・・・Nb磁気遮蔽囚、3・・
・TaN磁気遮蔽保護膜層、4・・・SiO層間絶縁膜
、5・・・Nb下部電極膜、6・・・AQ酸化物障壁層
、7・・・Nb上部電極膜、8・・・TaN上部電極保
護膜、9・・・SiO層間絶縁膜、lO・・・Nb配線
膜、11・・・TaN配線保護膜、12・・・Sto層
間絶縁膜、13・・・Nb制御線膜、14・・・T a
 N制御線保護膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、NbあるいはNbを構成元素とする合金あるいは化
    合物超電導材料によって構成される磁気遮蔽膜、電極膜
    、および配線膜の表面が超電導性を示す窒化物、および
    超電導性を示す炭化物からなる群から選ばれた少なくと
    も1種によって覆われていることを特徴とする超電導装
    置。
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