JPS63224274A - 超電導装置 - Google Patents
超電導装置Info
- Publication number
- JPS63224274A JPS63224274A JP62055408A JP5540887A JPS63224274A JP S63224274 A JPS63224274 A JP S63224274A JP 62055408 A JP62055408 A JP 62055408A JP 5540887 A JP5540887 A JP 5540887A JP S63224274 A JPS63224274 A JP S63224274A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- superconducting
- tan
- superconduction
- films
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 claims abstract description 12
- 150000004767 nitrides Chemical class 0.000 claims abstract description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 7
- 150000001247 metal acetylides Chemical class 0.000 claims abstract description 7
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 claims abstract description 4
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 claims 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 12
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 abstract description 12
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 abstract description 12
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract description 9
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 6
- 230000009257 reactivity Effects 0.000 abstract description 6
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 abstract description 3
- 125000004432 carbon atom Chemical group C* 0.000 abstract description 2
- 239000010408 film Substances 0.000 description 83
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 13
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 10
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 9
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 8
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 6
- 238000001020 plasma etching Methods 0.000 description 6
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- -1 N b C Chemical class 0.000 description 2
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 239000001307 helium Substances 0.000 description 2
- 229910052734 helium Inorganic materials 0.000 description 2
- SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N helium atom Chemical compound [He] SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 229910052758 niobium Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 2
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 2
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 2
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 2
- 101100457021 Caenorhabditis elegans mag-1 gene Proteins 0.000 description 1
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XPDWGBQVDMORPB-UHFFFAOYSA-N Fluoroform Chemical compound FC(F)F XPDWGBQVDMORPB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 101100067996 Mus musculus Gbp1 gene Proteins 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 238000010884 ion-beam technique Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010301 surface-oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 229910052715 tantalum Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005382 thermal cycling Methods 0.000 description 1
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 1
- 230000005641 tunneling Effects 0.000 description 1
- 229910052726 zirconium Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は超電導装置に係り、特に液体ヘリウム温度近傍
で動作し、高速で低消費電力性能を有する信頼性の高い
超電導装置に関する。
で動作し、高速で低消費電力性能を有する信頼性の高い
超電導装置に関する。
従来、超電導装置(以下、文中では、超電導スイッチン
グ装置と称する場合もある)において。
グ装置と称する場合もある)において。
磁気遮蔽膜、トンネル接合素子の電極膜、および配線膜
等の超電導膜にはN b膜が用いられて来た。
等の超電導膜にはN b膜が用いられて来た。
Nbgを超電導膜に用いた超電導スイッチング装置の作
製方法および構造に関しては、アイ・イー・イー・イー
、トランザクション オン マグネティクス、エム ニ
ー ジー 19.(1983年)第1170頁から11
73頁(I E E E Trans。
製方法および構造に関しては、アイ・イー・イー・イー
、トランザクション オン マグネティクス、エム ニ
ー ジー 19.(1983年)第1170頁から11
73頁(I E E E Trans。
Magnetics、 MAG 1 9 、
(1983)pP、1170−1173)において詳
細に述べられている。Nb1gは室温と液体ヘリウム温
度間の熱サイクルに対して充分な機械的強度を有し、熱
的応力によるトンネル接合素子の劣化をもたらさない、
したがってNbは耐久性のある超電導スイッチング装置
を得るために必須の超電導材料である。
(1983)pP、1170−1173)において詳
細に述べられている。Nb1gは室温と液体ヘリウム温
度間の熱サイクルに対して充分な機械的強度を有し、熱
的応力によるトンネル接合素子の劣化をもたらさない、
したがってNbは耐久性のある超電導スイッチング装置
を得るために必須の超電導材料である。
前記従来の技術の項で述べたごとく、Nbを用いた超電
導スイッチング装置は高い機械的な耐久性能を有する。
導スイッチング装置は高い機械的な耐久性能を有する。
しかるにNbは酸素に対する反応性が強い、Nbの酸素
に対する反応性は結晶粒径の粗大なバルクNbにおける
よりも、超電導スイッチング装置に用いるNb薄膜にお
いてむしろ著しい。酸素雰囲気中でNb薄膜を加熱した
場合、300℃程度以上の加熱温度に対してNb膜の超
電導特性が劣化する。
に対する反応性は結晶粒径の粗大なバルクNbにおける
よりも、超電導スイッチング装置に用いるNb薄膜にお
いてむしろ著しい。酸素雰囲気中でNb薄膜を加熱した
場合、300℃程度以上の加熱温度に対してNb膜の超
電導特性が劣化する。
このようなNb膜の酸素に対する反応性は超電導スイッ
チング装はに用いるトンネル接合素子において著しい。
チング装はに用いるトンネル接合素子において著しい。
Nb膜で構成されるトンネル接合の場合、200’Cま
での加熱によって、ジョセフソン臨界電流の変化、リー
ク電流の増大、トンネル抵抗の変化等を生じる。これら
の接合特性の変化は、Nb膜中への酸素の拡散によって
引き起されるものである。一方、実用的な耐久性を考慮
した場合、さらにジョセフソン接合形成後の作製工程に
おいて200℃以上の処理が必要な場合もあり得る。
での加熱によって、ジョセフソン臨界電流の変化、リー
ク電流の増大、トンネル抵抗の変化等を生じる。これら
の接合特性の変化は、Nb膜中への酸素の拡散によって
引き起されるものである。一方、実用的な耐久性を考慮
した場合、さらにジョセフソン接合形成後の作製工程に
おいて200℃以上の処理が必要な場合もあり得る。
そこで本発明の目的は、超電導スイッチング装置の磁気
遮蔽膜、′W1極膜あるいは配線膜等の超電導膜にNb
あるいはNb系材料を用いるに際して、NbあるいはN
b系材料の耐熱性能を向上せしめるための超電導装置を
提供することにある。
遮蔽膜、′W1極膜あるいは配線膜等の超電導膜にNb
あるいはNb系材料を用いるに際して、NbあるいはN
b系材料の耐熱性能を向上せしめるための超電導装置を
提供することにある。
上記目的は超電導装置において、Nb磁気遮蔽膜、Nb
電極膜あるいはNb配線膜等の表面層をNbN、MoN
、ZrN、TaN等の窒化物あるいはN b C、T
a C、M o C等の炭化物で覆った構造とすること
により達成される。これら窒化物あるいは炭化物の膜厚
として、Nb膜を完全し二覆いつくし、かつ後処理にお
ける膜厚減少後においても被覆性を有するために10n
m以上の膜厚が必要である。
電極膜あるいはNb配線膜等の表面層をNbN、MoN
、ZrN、TaN等の窒化物あるいはN b C、T
a C、M o C等の炭化物で覆った構造とすること
により達成される。これら窒化物あるいは炭化物の膜厚
として、Nb膜を完全し二覆いつくし、かつ後処理にお
ける膜厚減少後においても被覆性を有するために10n
m以上の膜厚が必要である。
NbN、MoN、ZrN、TaN等の窒化物あるいは、
N b C、T a C、M o C等の炭化物はいず
れもIOK以上の超電導臨界温度を有し、Nb膜の臨界
温度9.2により充分高い。さらに、これら窒化物、あ
るいは炭化物において1まNb。
N b C、T a C、M o C等の炭化物はいず
れもIOK以上の超電導臨界温度を有し、Nb膜の臨界
温度9.2により充分高い。さらに、これら窒化物、あ
るいは炭化物において1まNb。
Mo、Zr、Ta等の金属元素に対して、窒素あるいは
炭素原子が置換型で存在しているのではなく、侵入型で
存在している。したがって、酸素に対する反応性はNb
膜より、これら窒化物あるいは炭化物の方が充分に低い
。たとえば約1ケ月間の空気中放置に対して、Nb膜は
表面に厚さ約10nmの酸化層が形成されるが、たとえ
ばNbN膜の表面に形成される酸化層の厚さは2nmで
ある。
炭素原子が置換型で存在しているのではなく、侵入型で
存在している。したがって、酸素に対する反応性はNb
膜より、これら窒化物あるいは炭化物の方が充分に低い
。たとえば約1ケ月間の空気中放置に対して、Nb膜は
表面に厚さ約10nmの酸化層が形成されるが、たとえ
ばNbN膜の表面に形成される酸化層の厚さは2nmで
ある。
Nb膜は大気中300°Cにおける加熱によって臨界温
度の低下を来たすが、たとえばNbN膜は全く変化を示
さない。このような酸素に対する反応度の低さはNbN
だけでなく、MoN、ZrN。
度の低下を来たすが、たとえばNbN膜は全く変化を示
さない。このような酸素に対する反応度の低さはNbN
だけでなく、MoN、ZrN。
TaNおよびN b C、T a C、M o C等に
共通の性質である。
共通の性質である。
以下、本発明の一実施例を以下に述べる。
(100)面が表面と平行なSiウェハ1上に熱酸化を
施し、厚さ500nmの表面酸化層を形成した。つぎに
、Arガス雰囲気中での直流スパッタ法し;より、厚さ
200 nmのNb膜を形成した。
施し、厚さ500nmの表面酸化層を形成した。つぎに
、Arガス雰囲気中での直流スパッタ法し;より、厚さ
200 nmのNb膜を形成した。
つぎに同一装置中で、Arと窒素の混合ガス雰囲気中で
の直流スパッタ法により、厚さ30nmのTaN膜を形
成した。所定のバタン形状を有するレジスト層形成後、
CF4と酸素の混合ガスを用いた反応性イオンエツチン
グ法により、前記のT a N膜とNb膜の2層膜の加
工を行い、レジストを除去することによりNb磁気遮蔽
膜2およびTaN磁気遮蔽膜保護層3とした。つぎに抵
抗加熱法により、St○膜を200nmの厚さでウェハ
全面に形成した。所定のコンタクト穴を持ったバタン形
状を有するレジスト層形成後、CHF3ガスを用いた反
応性イオンエツチング法により。
の直流スパッタ法により、厚さ30nmのTaN膜を形
成した。所定のバタン形状を有するレジスト層形成後、
CF4と酸素の混合ガスを用いた反応性イオンエツチン
グ法により、前記のT a N膜とNb膜の2層膜の加
工を行い、レジストを除去することによりNb磁気遮蔽
膜2およびTaN磁気遮蔽膜保護層3とした。つぎに抵
抗加熱法により、St○膜を200nmの厚さでウェハ
全面に形成した。所定のコンタクト穴を持ったバタン形
状を有するレジスト層形成後、CHF3ガスを用いた反
応性イオンエツチング法により。
SiO膜の加工を行い、レジストを除去してSiO層間
絶縁膜4とした。
絶縁膜4とした。
つぎにスイッチングを行うトンネル接合素子としての超
電導トンネル接合の作製を行った。すなわち、Nb下部
電極膜5の直流スパッタ法による形成、トンネル障壁層
となるAQ膜の直流スパッタによる形成と酸化によるA
Q酸化物障壁層6の形成、Nb上部電極膜7の直流スパ
ッタによる形成、さらにはNb上部電極膜7の保護層と
なる膜厚30nmのTaN上部電極保護膜8の直流スパ
ッタによる形成を連続的に行った。つぎにCF4と酸素
の混合ガスを用いた反応性イオンエツチングにより上部
電極と下部電極のNb膜およびT a N膜を、A、
rガスを用いたイオンビームエツチングにより1〜ンネ
ル障壁層の加工を行い、接合部を含む配線膜パタンを得
た。つぎに接合部を規定するためのレジストパタンを形
成した。このレジストパタンに従ってCF4ガスを用い
た反応性イオンエツチングにより、上部電極となるNb
113およびその保護膜となるTaN膜の加工を行った
。
電導トンネル接合の作製を行った。すなわち、Nb下部
電極膜5の直流スパッタ法による形成、トンネル障壁層
となるAQ膜の直流スパッタによる形成と酸化によるA
Q酸化物障壁層6の形成、Nb上部電極膜7の直流スパ
ッタによる形成、さらにはNb上部電極膜7の保護層と
なる膜厚30nmのTaN上部電極保護膜8の直流スパ
ッタによる形成を連続的に行った。つぎにCF4と酸素
の混合ガスを用いた反応性イオンエツチングにより上部
電極と下部電極のNb膜およびT a N膜を、A、
rガスを用いたイオンビームエツチングにより1〜ンネ
ル障壁層の加工を行い、接合部を含む配線膜パタンを得
た。つぎに接合部を規定するためのレジストパタンを形
成した。このレジストパタンに従ってCF4ガスを用い
た反応性イオンエツチングにより、上部電極となるNb
113およびその保護膜となるTaN膜の加工を行った
。
つぎにエツチングを行った部分のSiO層間絶縁膜9に
よる埋戻しを行い、Arの高周波プラズマ雰囲気におけ
るクリーニング処理を経て、上部電極につながるNb配
線膜10およびその保護層となる膜厚200nmのTa
N配線保護膜11を直流スパッタ法によりウェハ全面に
形成した。再びCF4と酸素の混合ガスを用いた反応性
イオンエツチング法により、配線用パタンの加工形成を
行った。
よる埋戻しを行い、Arの高周波プラズマ雰囲気におけ
るクリーニング処理を経て、上部電極につながるNb配
線膜10およびその保護層となる膜厚200nmのTa
N配線保護膜11を直流スパッタ法によりウェハ全面に
形成した。再びCF4と酸素の混合ガスを用いた反応性
イオンエツチング法により、配線用パタンの加工形成を
行った。
つぎに、トンネル接合上に層間絶縁膜の形成を行った。
すなわち、リフトオフ用レジストパタンを形成後、Si
O膜を蒸着してSiO層間絶縁膜12とした。さらに制
御線用のNb膜とT a N層状膜を直流スパッタ法に
よりウェハ全面に形成した。制御線用レジストパタン形
成後、CF、と酸素の混合ガスを用いた反応性イオンエ
ツチング法により、Nb制御線膜13とT a N制御
線保護膜14の加工を行った。制御線全体の厚さは80
0nmとし、TaN膜厚400nm、およびNb膜厚4
00nmとした。
O膜を蒸着してSiO層間絶縁膜12とした。さらに制
御線用のNb膜とT a N層状膜を直流スパッタ法に
よりウェハ全面に形成した。制御線用レジストパタン形
成後、CF、と酸素の混合ガスを用いた反応性イオンエ
ツチング法により、Nb制御線膜13とT a N制御
線保護膜14の加工を行った。制御線全体の厚さは80
0nmとし、TaN膜厚400nm、およびNb膜厚4
00nmとした。
これらの作製経過により、すべての超電導Nb膜の表面
層はT a N超電導膜によって覆われていることにな
る。
層はT a N超電導膜によって覆われていることにな
る。
以上のごとく形成された超電導スイッチング装置に対し
て加熱処理に対する耐久性能を調べた。
て加熱処理に対する耐久性能を調べた。
超電導スイッチング装置を大気中で1時間の加熱処理を
行った。この結果によれば、超電導膜部位の特性に関し
ては、300℃までの加熱に対して臨界温度あるいは臨
界電流の低下を来たさなかった。超電導トンネル接合の
特性に関しては、250℃までの加熱に対してトンネル
抵抗、リーク電流等の値に変化を来たさなかった。超電
導配線膜間の接続に関して、T a N層を付加するこ
とによる超電導電流の減少は検出されなかった。
行った。この結果によれば、超電導膜部位の特性に関し
ては、300℃までの加熱に対して臨界温度あるいは臨
界電流の低下を来たさなかった。超電導トンネル接合の
特性に関しては、250℃までの加熱に対してトンネル
抵抗、リーク電流等の値に変化を来たさなかった。超電
導配線膜間の接続に関して、T a N層を付加するこ
とによる超電導電流の減少は検出されなかった。
T a N膜以外の超電導性を示す窒化物あるいは炭化
物、すなわちN b N 、 M o N 、 Z r
N 。
物、すなわちN b N 、 M o N 、 Z r
N 。
NbC,TaCあるいはMOC等をNb膜の保護層とし
た場合にも同様の超電導スイッチング装置の耐久性能を
向上させる効果があった。
た場合にも同様の超電導スイッチング装置の耐久性能を
向上させる効果があった。
以上の実施例において述べたごとく、超電導スイッチン
グ装置において本発明における超電導保護膜材料を用い
た場合、以下の効果を有した。
グ装置において本発明における超電導保護膜材料を用い
た場合、以下の効果を有した。
(1)Nb系超電導膜の加熱に対する超電導特性の安定
性が高められ、300℃近傍における加熱が可能になっ
た。
性が高められ、300℃近傍における加熱が可能になっ
た。
(2)Nb系超電導トンネル接合のトンネル抵抗。
臨界電流等トンネル特性の安定性が高められ、250℃
近傍における加熱が可能になった。
近傍における加熱が可能になった。
(3)超電導保護膜材料の存在が超電導スイッチング装
置作製時におけるNb系超電導膜表面の変質を防止する
ので、超電導配線層接続時におけるクリーニング処理が
容易となる。
置作製時におけるNb系超電導膜表面の変質を防止する
ので、超電導配線層接続時におけるクリーニング処理が
容易となる。
第1図は本発明の一実施例の超電導スイッチング装置の
断面図である。 l・・・Stウェハ、2・・・Nb磁気遮蔽囚、3・・
・TaN磁気遮蔽保護膜層、4・・・SiO層間絶縁膜
、5・・・Nb下部電極膜、6・・・AQ酸化物障壁層
、7・・・Nb上部電極膜、8・・・TaN上部電極保
護膜、9・・・SiO層間絶縁膜、lO・・・Nb配線
膜、11・・・TaN配線保護膜、12・・・Sto層
間絶縁膜、13・・・Nb制御線膜、14・・・T a
N制御線保護膜。
断面図である。 l・・・Stウェハ、2・・・Nb磁気遮蔽囚、3・・
・TaN磁気遮蔽保護膜層、4・・・SiO層間絶縁膜
、5・・・Nb下部電極膜、6・・・AQ酸化物障壁層
、7・・・Nb上部電極膜、8・・・TaN上部電極保
護膜、9・・・SiO層間絶縁膜、lO・・・Nb配線
膜、11・・・TaN配線保護膜、12・・・Sto層
間絶縁膜、13・・・Nb制御線膜、14・・・T a
N制御線保護膜。
Claims (1)
- 1、NbあるいはNbを構成元素とする合金あるいは化
合物超電導材料によって構成される磁気遮蔽膜、電極膜
、および配線膜の表面が超電導性を示す窒化物、および
超電導性を示す炭化物からなる群から選ばれた少なくと
も1種によって覆われていることを特徴とする超電導装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62055408A JPH0634411B2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 | 超電導装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62055408A JPH0634411B2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 | 超電導装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63224274A true JPS63224274A (ja) | 1988-09-19 |
JPH0634411B2 JPH0634411B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=12997723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62055408A Expired - Lifetime JPH0634411B2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 | 超電導装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634411B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6453433A (en) * | 1987-03-27 | 1989-03-01 | Hitachi Ltd | Semiconductor integrated circuit |
JPH0271702A (ja) * | 1988-09-07 | 1990-03-12 | Yamaha Corp | スキー靴用フィッティング材 |
EP0476651A2 (en) * | 1990-09-20 | 1992-03-25 | Fujitsu Limited | Josephson device having an overlayer structure with improved thermal stability |
CN109075247A (zh) * | 2016-03-22 | 2018-12-21 | 东加有限责任公司 | 用于高温超导体的方法和系统 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5978585A (ja) * | 1982-10-27 | 1984-05-07 | Hitachi Ltd | ジヨセフソン集積回路 |
-
1987
- 1987-03-12 JP JP62055408A patent/JPH0634411B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5978585A (ja) * | 1982-10-27 | 1984-05-07 | Hitachi Ltd | ジヨセフソン集積回路 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6453433A (en) * | 1987-03-27 | 1989-03-01 | Hitachi Ltd | Semiconductor integrated circuit |
JPH0271702A (ja) * | 1988-09-07 | 1990-03-12 | Yamaha Corp | スキー靴用フィッティング材 |
EP0476651A2 (en) * | 1990-09-20 | 1992-03-25 | Fujitsu Limited | Josephson device having an overlayer structure with improved thermal stability |
US5477061A (en) * | 1990-09-20 | 1995-12-19 | Fujitsu Limited | Josephson device having an overlayer structure with improved thermal stability |
CN109075247A (zh) * | 2016-03-22 | 2018-12-21 | 东加有限责任公司 | 用于高温超导体的方法和系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0634411B2 (ja) | 1994-05-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0673073B1 (en) | Method of manufacturing a superconducting device | |
EP0115428B1 (en) | Superconducting switching device | |
JPS63224274A (ja) | 超電導装置 | |
JPS63226981A (ja) | 超伝導集積回路装置およびその製造方法 | |
EP0419361B1 (en) | Electrode for electrical connection to oxide superconductor and method for forming the same | |
JPS60140885A (ja) | 超電導素子集積回路 | |
JPS63283085A (ja) | 超電導デバイス | |
JPS6167282A (ja) | 超伝導集積回路用抵抗素子及びその製法 | |
JPS58108739A (ja) | ジヨセフソン接合装置 | |
JPH02186682A (ja) | ジョセフソン接合装置 | |
JPS5979585A (ja) | ジヨセフソン接合素子とその製造方法 | |
JP2966378B2 (ja) | Ba−K−Bi−O系超電導薄膜の製造方法 | |
JPH054828B2 (ja) | ||
JP3028793B2 (ja) | 超電導薄膜およびその作製方法 | |
JPS61271877A (ja) | ジヨゼフソン素子の作成方法 | |
JPS63224272A (ja) | 超電導スイツチング装置 | |
JP2698364B2 (ja) | 超伝導コンタクトおよびその製造方法 | |
JP3267352B2 (ja) | 超伝導量子干渉型デバイス及びその製造方法 | |
JPS63194376A (ja) | ジヨセフソン接合素子 | |
JPH05243628A (ja) | ジョセフソン接合素子及びその製造方法 | |
JPS60182783A (ja) | ジヨセフソン接合素子 | |
JPS58147085A (ja) | ジヨセフソン集積装置 | |
JPH0437072A (ja) | 超電導を用いる素子 | |
KR20030082289A (ko) | 초전도 조셉슨 접합 소자 및 그의 제조 방법 | |
JPS61102788A (ja) | サンドイツチ型ジヨセフソン接合装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |