JPS63224135A - 電子ビ−ム径測定装置 - Google Patents

電子ビ−ム径測定装置

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Publication number
JPS63224135A
JPS63224135A JP5661587A JP5661587A JPS63224135A JP S63224135 A JPS63224135 A JP S63224135A JP 5661587 A JP5661587 A JP 5661587A JP 5661587 A JP5661587 A JP 5661587A JP S63224135 A JPS63224135 A JP S63224135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
diameter
measuring device
faraday cup
radiation detector
Prior art date
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Pending
Application number
JP5661587A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Kaga
広靖 加賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS63224135A publication Critical patent/JPS63224135A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子ビーム径測定装置に関するものである。
〔従来の技術〕
電子ビームは走査電子顕微鏡や電子ビーム描画装置など
に広く応用されているが、応用に際してはビーム径を正
しく求めておく必要がある。
電子ビーム径の測定に関しては幾つかの方式が示されて
いるが、そのうちの一つにシャープエツジを用いる方式
がある。
これはナイフェツジのように鋭利な断面を有する金属の
端部をビームの焦点付近に入れて電流変化を直接取出し
て測定し、その急変部分からスポット径を求めたり、あ
るいは上記の金属体によって電子ビームの進路を偏向さ
せ、金属体で遮断されないビームをファラーデー箱に照
射して電流分布を測定し、これからスポット径を測定し
ようとする方式のものである。
なお、この種技術は例えば日本学術振興会第132委員
会編、電子イオンビームハンドブック。
第199頁〜第200頁に示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述したようにナイフェツジを用いて電子ビーム径を測
定する場合は、ナイフェツジの移動距離あるいは電子ビ
ームの走査時間に対して検出電流が最出値の10%〜9
0%となる値を求め、これより電子ビーム径を求めてい
る。しかしこの方式では、ナイフェツジがビームを遮断
した場合にエツジの厚さによっても電子ビームに散乱を
生じ、また検出部の汚染などの影響が発生してビーム径
が微細化するにつれて測定が困難となり、特に0.1μ
m以下のビーム径を安定に測定することが非常に混難と
なった。
本発明の目的は、極めて細いビーム径を安定に測定する
ことのできる電子ビーム径測定装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、加速、集束された電子ビームの径を測定する
電子ビーム径測定装置において、前記電子ビームを偏向
させる偏向手段と、この電子ビームの進路に設けられた
金属線と、この金属線と前記電子ビームとの衝突により
生じた散乱、透過電子を測定するファラデーカップと、
このファラデーカップの出力信号を検出する放射線検出
器と。
この放射線検出器の出力を分析して電子ビームの照射エ
ネルギーを求め、前記電子ビームの径を測定する波高分
析器とが設けてあることを特徴とし。
0.1−以下の極細のビーム径が安定に測定できるよう
にして目的の達成を計ったものである。
〔作用〕
初期エネルギーEoの平行な電子ビームが固体の表面に
入射すると電子は固体の電子と衝突を繰返すことにより
方向が変化し、エネルギーが失われてゆく。
エネルギーEoの電子が単位長さの固体内を走行したと
き生ずるエネルギー損失はBetheによって次のよう
に与えられている(日本電子顕微鏡学会関東支部編:走
査電子顕微鏡の基礎と応用、第29頁、昭和58年)。
ここで、dEはエネルギー損失、dSは電子の走行距離
、N^はアボガドロ数、Jは平均イオン化エネルギーで
f=11.52 、Zは原子番号、Aは原子の原子量で
ある。
第3図は金属薄膜に照射した場合の透過電子のエネルギ
ー分布を示すものでE / E oに対して示しである
(例えば紀本訳:走査電子顕微鏡、コロナ社、第140
頁)。
同図(a)がアルミニウム薄膜の場合、同図(b)が金
の薄膜の場合である。各回においてパラメータは薄厚に
関する定数を示す。
本実施例ではこれらの曲線をもとにして電子ビームの照
射エネルギーを求めるようにしたもので。
電子ビームの照射進路に金線を挿入し金線により偏向さ
れた電子ビームをファラデーカップで検出し、この検出
信号を波高分析器に入力して電子ビーム照射エネルギー
の最大値を求め、これより電流密度分布、したがってビ
ーム径が求められるようにし、さらに第3図に示すよう
なエネルギー分布からこれを電子数の変化として検出す
ることにより、この計数値と電子ビームの走査時間との
関係から電子ビームの径が求められるようにしたもので
ある。
〔実施例〕
以下1本発明の一実施例を図により説明する。
第1図は本発明の電子ビーム径測定装置の一実施例のブ
ロック図である。
図において1は電子ビームで、電子銃より投射され各レ
ンズ系を経て整形集束されて試料に照射される。2は偏
向制御回路で偏向板3に加わる電位を制御し、電子ビー
ム1を制御する。偏向制御回路2.偏向板3の動作によ
り電子ビーム1は矢印Aの方向に走査されることになる
4は金線で、電子ビーム1の照射進路に取付られてその
進路を偏向させるものである。5はファラデーカップで
、電子ビーム1を調節する絞り6と電子ビームlの照射
により発光するシンチレータ7とが設けられている。8
はシンチレータ7の光を伝送するライトガイド、9はラ
イトガイド8を伝送する光信号を検出する放射線検出器
、10は放射線検出器9を動作させる高圧電源、11゜
12は放射線検出器9の出力を増幅する前置増幅器およ
び主増幅器である。13は波高分析器で、A/Dコンバ
ータ、入出力変換器、チャネル切換器、計数回路、メモ
リおよびディスプレイ回路などを内蔵しており、放射線
検出器9.増幅器11゜12による出力信号を分析して
電子ビームの照射エネルギーを求めるものである。
この実施例では、直径1■φの金線4の挿入によって電
子ビーム1は図示のように金線4の左方に進路が曲げら
れてファラデーカップ5のシンチレータフに到達する。
シンチレータ7に達した電子ビーム1は光に変換されラ
イトガイド8を経て放射線検出器9に入力され光電変換
される。
放射線検出器9の出力信号は増幅器11.12を経て波
高分析器13に入力されるが、波高分析器13はこの入
力信号を分析演算して第3図に示すようなエネルギーを
出力する。このとき波高分析器13の動作しきい値をエ
ネルギーを最大にするE / E oと同じ値になるよ
うに設定しておけば、波高分析器13は増幅器12から
の入力がこのE / E oの値と等しくなったとき動
作するので。
その出力には第3図に示すような各曲線に対して、例え
ばE ale Eatに示すような最大値が得られるこ
とになる。
エネルギーの最大値が求まればこれより電子ビームの電
流密度が求められ、したがってビーム径が求められるこ
とになる。
また、波高分析器13は計数回路を内蔵しているので、
放射線検出器9、増幅器11.12の出力を入力として
電子ビームを走査した場合のシンチレータフに照射され
る電子数を計数することができる。
第2図は横軸が走査時間tを表わし、縦軸が電子の計数
値Nを表わすものであるsToはNの値が最大値の90
%に相当するN、と10%に相当するN、における走査
時間を示すもので、このToの期間に発生する電子数N
を求めることにより電子ビーム径が測定できることにな
る。
以上、本実施例を用いることにより、照射される電子ビ
ームのエネルギ分布および照射電子数を電子ビームに擾
乱を与えずに求めることができ、これによって極めて細
いビーム径を安定に測定することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、極細のビームを安定に測定する電子ビ
ーム径測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電子ビーム径測定装置の一実施例のブ
ロック図、第2図は電子ビーム走査時の電子数の計数説
明図、第3図は照射エネルギー分布図である。 1・・・電子ビーム、4・・・金属線、5・・・ファラ
デーカップ・7゛°シンチレータ・8°°°ライトガイ
ド・  j′“9・・・放射線検出器、13・・・波高
分析器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、加速、集束された電子ビームの径を測定する電子ビ
    ーム径測定装置において、前記電子ビームを偏向させる
    偏向手段と、該電子ビームの進路に設けられた金属線と
    、該金属線と前記電子ビームとの衝突により生じた散乱
    、透過電子を測定するファラデーカップと、該ファラデ
    ーカップの出力信号を検出する放射線検出器と、該放射
    線検出器の出力を分析して電子ビームの照射エネルギー
    を求め、前記電子ビームの径を測定する波高分析器とが
    設けてあることを特徴とする電子ビーム径測定装置。 2、前記波高分析器は、設定されたしきい値に達する信
    号により前記照射エネルギの最大値を求めるものである
    特許請求の範囲第1項記載の電子ビーム径測定装置。
JP5661587A 1987-03-13 1987-03-13 電子ビ−ム径測定装置 Pending JPS63224135A (ja)

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JP5661587A JPS63224135A (ja) 1987-03-13 1987-03-13 電子ビ−ム径測定装置

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ID=13032167

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016134555A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 株式会社ニューフレアテクノロジー マルチビームの電流量測定方法及びマルチ荷電粒子ビーム描画装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016134555A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 株式会社ニューフレアテクノロジー マルチビームの電流量測定方法及びマルチ荷電粒子ビーム描画装置

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