JPS63222180A - カルボン酸の製造方法 - Google Patents

カルボン酸の製造方法

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JPS63222180A
JPS63222180A JP5311687A JP5311687A JPS63222180A JP S63222180 A JPS63222180 A JP S63222180A JP 5311687 A JP5311687 A JP 5311687A JP 5311687 A JP5311687 A JP 5311687A JP S63222180 A JPS63222180 A JP S63222180A
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JP
Japan
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organosiloxane
reaction solvent
parts
weight
formula
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Pending
Application number
JP5311687A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Furukawa
信之 古川
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はカルボン酸の製造方法に係り、詳しくはオルガ
ノシロキサン芳香族テトラカルボン酸の製造方法に関す
る。
(従来の技術) オルガノシラン芳香族テトラカルボン酸の製造方法とし
ては対応するテトラアルキル芳香族オルガノシランを過
マンガン酸カリウム、過マンガン酸ナトリウム等の過マ
ンガン酸塩を酸化剤として用いてピリジン溶媒中で液相
酸化し、析出した二酸化マンガンを濾過したのち、塩酸
を用いて反応溶液を酸性にしてオルガノシラン芳香族テ
トラカルボン酸を析出させる方法がジャーナル オブオ
ルガニック ケミストリー、38.25  (1973
)に記載されているが、テトラアルキル芳香族オルガノ
シロキサンを酸化してオルガノシロキサン芳香族テトラ
カルボン酸を製造する試みは成されていない。
(発明が解決しようとする問題点) 前記のジャーナル オブ オルガニック ケミストリー
に記載されている方法でテトラアルキル芳香族オルガノ
シロキサンを酸化してもオルガノシロキサン芳香族テト
ラカルボン酸の収率は低(、しかもこの方法には反応終
了後に二酸化マンガンの除去並びに未反応酸化剤の処理
を必要としたり、生成物を析出させるときに塩酸処理を
必要としたりするため操作が煩雑であるというような欠
点がある。
(問題を解決するための手段) 本発明者は上記のような問題点を解決するため研究を行
い、金属化合物及び臭化物を触媒として使用すれば過マ
ンガン酸塩のような酸化剤を用いずに高収率でテトラア
ルキル芳香族オルガノシロキサンよりオルガノシロキサ
ン芳香族テトラカルボン酸を得ることができることを見
出し本発明を完成した。本発明は−m式(1) (式中R”は炭素数1〜3のアルキル基を示し、Rは炭
素数1〜6のアルキル基を示し、nは1〜20の整数を
示す)で示されるオルガノシロキサンを金属化合物触媒
及び臭化物の存在下に於いて分子状酸素を用いて液相酸
化するオルガノシロキサンテトラカルボン酸の製造方法
である。
以下、本発明の詳細な説明する。R1で示される炭素数
1〜3のアルキル基としてはメチル基、エチル基、プロ
ピル基又はイソプロピル基等がある。R゛ で示される
アルキル基がメチル基又はエチル基であるオルガノシロ
キサンを使用するとオルガノシロキサンテトラカルボン
酸の収率が特に高い、また各R°で示されるアルキル基
は同一であってもよいし、異なっていてもよい、炭素数
が4を超えるアルキル基ではオルガノシロキサンテトラ
カルボン酸の収率が掻端に低い。
Rで示される炭素数1〜6のアルキル基としてはメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基
、イソブチル基、ターシャリ−ブチル基、ペンチル基、
ヘキシル基等のアルキル基の他ハロゲン等で置換された
炭素数1〜6のアルキル基がある。Rで示されるアルキ
ル基の炭素数が1〜3であるオルガノシロキサンを使用
したとき本発明のカルボン酸の製造方法は特に有効であ
る。また各Rは同一であってもよいし、異なっていても
よい。
nは1〜20の整数を示し、小さいほうが好ましい、n
が20を超えるオルガノシロキサンを使用するとオルガ
ノシロキサンテトラカルボン酸がほとんど生成しない。
オルガノシロキサンの合成方法としては例えば、ハロゲ
ノ−オルト−キシレン類をブチルリチウム等の有機金属
試薬やマグネシウム等と反応させ、さらにジハロゲノオ
ルガノシロキサンを反応させ。
る方法が知られている。
本発明でいう金属化合′¥!IJ触媒としては遷移金属
、特にコバルトやマンガンを含む化合物が好ましく、そ
れらのを機酸塩が取扱の点で優れる。臭化物としては、
アルカリ金属あるいはアルカリ土類金属の臭化物が好ま
しく、反応性の点でナトリウム、カリウム、マグネシウ
ム、カルシウムの臭化物が優れる。金属化合物触媒及び
臭化物の使用量は反応溶媒に対しその合計で0.01〜
1wt%とすることがよい、使用量が少ないと反応が十
分進行せず、また多すぎると効果にそれほどの変化はな
いし、副反応が起こることがある。
液相酸化する際の反応溶媒としては酸性溶媒が好ましく
、生成物を回収しやすい、特に好ましいのは酢酸等のを
機酸である。溶媒の使用量はオルガノシロキサン1モル
に対して1〜10(l好ましくは5〜l0Ilがよい。
酸素ガス又は空気等の酸素分子を含有するガスを反応液
に吹き込むこと等によって分子状酸素を酸化反応に寄与
させることができる0反応液に空気を吹き込むことによ
ってオルガノシロキサンを酸化する際には、空気の吹き
込み圧力は10〜15Qkg/cm”がよく、空気の吹
き込み速度は反応溶媒1eに対して1〜20ffi/m
inとするのがよい。
反応温度は120〜200℃、好ましくは120〜15
0℃とするのがよい0反応時には反応物を液相に保つに
十分な圧力を加えておく必要がある。
本発明でいうオルガノシロキサンテトラカルボン酸は一
般式(2) %式% (式中Rは炭素数1〜6のアルキル基を示し、nは1〜
20の整数を示す)で示される。
無水酢酸等の脱水剤を用いてこのオルガノジシロキサン
テトラカルボン酸を脱水すると対応するオルガノジシロ
キサンテトラカルボン酸無水物が生成する0例えば本発
明で製造したオルガノジシロキサンテトラカルボン酸を
無水酢酸中に投入し、該反応液を100℃で2時間保つ
と70%以上の収率で対応するオルガノジシロキサンテ
トラカルボン酸無水物を得ることができる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を示す。
オルガノジシロキサン合成例 4−ブロモ−オルト−キシレン100重量部とマグネシ
ウム13重量部をテトラヒドロフラン450重量部に投
入し、3.4−ジメチルフェニルマグネシウムプロミド
を調製した。この溶液に1゜3−ジクロロ−1,1,3
,3−テトラメチルジシロキサン55重量部を少量ずつ
滴下し、滴下終了後加熱還流して反応を完結させた。1
.3−ビス(3,4−ジメチルフェニル)1.1.3.
3−テトラメチルジシロキサン(MPMS)73重量部
を得た。
実施例1 上記合成例により合成したMPMS 10!!量部を酢
酸300重景部とともにチタン製オートクレーブに仕込
み、さらに触媒として酢酸コバルト2゜5重量部、酢酸
マンガン2.7重量部、臭化ナトリ6ム2.3重量部を
加えた。圧力を15kg/cm”に保つように空気を吹
き込みながら温度を150℃に維持した。1時間後に内
容物の分析を行ったところ3.1重量部の1.3−ビス
(3゜4−ジカルボキシフェニル)1,1.3.3−テ
トラメチルジシロキサン(CPMS)が生成しているこ
とが確認された。
実施例2 温度を130℃に維持した他は実施例1と同様にした。
5時間後に内容物の分析を行ったところ1.9重量部の
CPMSが生成していることが確認された。
続いて得られたCPMSを無水酢酸100重量部に投入
し、100℃で2時間反応せたら、1゜5重量部の1,
3−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)1,1.3
.3−テトラメチルジシロキサンの無水物が生成した。
実施例3 触媒として酢酸コバルト5.0重量部、酢酸マンガン5
.4重量部、臭化ナトリウム4.6重量部を使用した他
は実施例1と同様にした。1時間後に内容物の分析を行
ったところ2.9重量部のCPMSが生成していること
が確認された。
実施例4 触媒として酢酸コバルト1.25重量部、酢酸マンガン
1.35重量部、臭化ナトリウム1. 15重量部を使
用した他は実施例1と同様にした。
1時間後に内容物の分析を行ったところ1.6重量部の
CPMSが生成していることが確認された。
実施例5 温度を200℃に維持した他は実施例1と同様にした。
1時間後に内容物の分析を行ったところ0.7重量部の
CPMSが生成していることが確認された。
(発明の効果) 本発明によれば高価な酸化剤を使用することなくオルガ
ノシロキサン芳香族テトラカルボン酸を簡便に、しかも
高収率に製造することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中R′は炭素数1〜3のアルキル基を示し、Rは炭
    素数1〜6のアルキル基を示し、nは1〜20の整数を
    示す)で示されるオルガノシロキサンを金属化合物触媒
    及び臭化物の存在下に於いて分子状酸素を用いて液相酸
    化することを特徴とするオルガノシロキサンテトラカル
    ボン酸の製造方法。 2、金属化合物触媒がコバルト塩及びマンガン塩であり
    、酸化反応を反応溶媒中で行い、金属化合物触媒及び臭
    化物の使用量が反応溶媒に対して0.01〜1wt%で
    ある特許請求の範囲第1項記載のオルガノシロキサンテ
    トラカルボン酸の製造方法。
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