JPS6321992Y2 - - Google Patents

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JPS6321992Y2
JPS6321992Y2 JP996483U JP996483U JPS6321992Y2 JP S6321992 Y2 JPS6321992 Y2 JP S6321992Y2 JP 996483 U JP996483 U JP 996483U JP 996483 U JP996483 U JP 996483U JP S6321992 Y2 JPS6321992 Y2 JP S6321992Y2
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JP
Japan
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tile
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sided welding
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JP996483U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は各種構造物の片面溶接に用いる裏当
材、特に曲がりを有する開先に適した裏当材に関
する。
造船、建築、橋梁等に於て、溶接によつて構造
物を造る際に、両面溶接が不可能な場合が多い。
このために又は溶接工程の手間を省く目的で片面
溶接が広く実施されている。この片面溶接には裏
波ビードを形成させるために裏当材が使用される
が、簡易片面溶接裏当材として軽量短尺状の固形
裏当材、ガラス繊維状のテープ裏当材が多用され
ている。
従来、この種の裏当材としては第1図に示す如
く、矩形のセラミツク製耐熱タイル等から成る固
形裏当材タイル1を、広幅の可撓性耐熱材(例え
ばAl箔)から成る裏当材取付用テープ2上に、
複数個連続して貼付して構成される。上記固形裏
当材タイル1はその表面(開先に接する面)の中
央部には凹部が設けられ、また該裏当材タイル1
の裏面を貼付する前記取付用テープ2には一面に
接着剤が塗布されていると共に、該テープ2の両
端長手方向には裏当材使用時に剥離する剥離テー
プ3を貼付している。
通常、上記各固形裏当材タイル1は平面的にみ
て長手形又は正方形に形成されており、このため
直線状の開先の場合には第1図に示す如く問題は
ないが、第2図のように曲がり(同一平面内で
の)を有する開先に適用する際には問題がある。
すなわち、第2図に示す如く、曲がりを有する開
先に合わせて裏当材タイル1を並設すると、タイ
ル相互間に三角形状の隙間4が生じ、その幅広部
分では溶融スラグ等が流出する事態が発生し、溶
接作業に支障を与えかつ良好な裏波ビードが生成
されない。
本考案はこのような曲がりを有する開先に適用
しても溶融スラグ等が全く流出せず、円滑な片面
溶接を遂行し得る裏当材を提供することを目的と
し、この目的を達成するため本考案に係る裏当材
は、固形裏当材タイルの接続側の両側面が平行に
ならないように、即ち各裏当材タイルを平面的に
台形状に形成したことを構成上の特徴とし、この
台形状の裏当材タイル相互に連続させることによ
り開先の曲がりに対応させ、タイル間に過度な隙
間が生じないようにする。
以下本考案の具体例を図面にしたがつて説明す
る。
第3図は本考案に係る片面溶接用裏当材の一例
を示し、aは正面図、bはそのA−A線断面図で
あり、その構成部材は第1図のものと特に異なる
ところはなく、固形裏当材タイル11、裏当材取
付用テープ12及び剥離テープ13とからなる。
本考案においては、上記固形裏当材タイル11
は、第5図に示すように平面的に見て台形状に、
即ちタイル相互を隣接させる側の向い合う辺を平
行とせずかつ他の向い合う辺を平行になる如く形
成するとともに、接続側の側面をタイル11の表
面に垂直な下部面11と傾斜した上部面18とか
ら形成し、本具体例では上部面18の先端の欠け
防止のため該先端部を切り欠いている。又、当然
裏当材取付用テープ12及び剥離テープ13につ
いても所定の曲率をもつて形成される。
前記固形裏当材タイル11の非平行側における
辺の角度については特に規定しないが、ある一定
角度のタイルを準備しておけば、開先の曲がりと
正確に一致しなくとも溶融スラグが漏出する程の
隙間は生じないことが多く、又多少の隙間が生じ
ても傾斜した上部面18により溶融スラグが流れ
落ちることはなく、に差し支えない。実際には複
数の角度の異なるタイルを用意しておくと便利で
ある。
第4図a,bは本考案の使用状態を示すもの
で、被溶接材15の曲がりを有する開先16に対
して、台形状の固形裏当材タイル11は隙間なく
(あるいは小さい隙間で)連続して配列し得るこ
ととなり、溶融スラグの流出のない良好な片面溶
接が行える。
タイルの他の例を示すもので、この台形状のタ
イル11′はその接続側の端面が、ほぼ垂直な下
部面17と傾斜した上部面18とからなることを
特徴とする。このようなタイルを用いて裏当材を
構成した場合、第6図a,bに示す如く、凹凸の
曲面を有する開先であつても、タイル間の隙間が
開き過ぎることはなく、傾斜した上部面18によ
り溶融物の漏出がない。したがつて、第5図の如
きタイルにて構成された裏当材は、同一平面内で
曲がりを有する開先のみならず、この曲がり方向
と直交する方向の曲がりをも併せて有する開先に
対して有効なものである。
以上説明した本考案の裏当材は、従来苦労して
いた曲がりを有する開先の裏当材として満足のい
くものであり、溶融スラグの保持機能のすぐれた
きわめて実用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の片面溶接用裏当材の斜視図、第
2図は従来の裏当材の問題点を説明するための平
面図、第3図は本考案裏当材の平面図とA−A断
面図、第4図は第3図の裏当材の使用状態を示す
平面図とB−B断面図、第5図は本考案の固形裏
当材タイルの具体例を示す斜視図、第6図a,b
は凹凸の曲面を有する開先に対する本考案裏当材
の使用状態を示す正面図である。 11……固形裏当材タイル、12……取付用テ
ープ、13……剥離テープ、15……被溶接材、
16……開先、17……タイル端部下部面、18
……タイル端部上部面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 広幅の可撓性耐熱材製の裏当材取付用テープの
    中央長手方向に連続して複数個の耐熱固形裏当材
    タイルを貼付してなる片面溶接用裏当材におい
    て、前記固形裏当材タイルの連続側の両側面が平
    行とならないように各裏当材タイルを平面的に台
    形状に形成するとともに、該接続側の側面を固形
    裏当材タイルの表面に垂直な下部面と傾斜した上
    部面とから形成したことを特徴とする片面溶接用
    裏当材。
JP996483U 1983-01-28 1983-01-28 片面溶接用裏当材 Granted JPS59120091U (ja)

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JP996483U JPS59120091U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 片面溶接用裏当材

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JP996483U JPS59120091U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 片面溶接用裏当材

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Publication Number Publication Date
JPS59120091U JPS59120091U (ja) 1984-08-13
JPS6321992Y2 true JPS6321992Y2 (ja) 1988-06-16

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ID=30141411

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JP996483U Granted JPS59120091U (ja) 1983-01-28 1983-01-28 片面溶接用裏当材

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WO2015025671A1 (ja) * 2013-08-20 2015-02-26 株式会社スノウチ 溶接用裏当て材

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Publication number Publication date
JPS59120091U (ja) 1984-08-13

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