JPS6347433Y2 - - Google Patents

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JPS6347433Y2
JPS6347433Y2 JP1984036782U JP3678284U JPS6347433Y2 JP S6347433 Y2 JPS6347433 Y2 JP S6347433Y2 JP 1984036782 U JP1984036782 U JP 1984036782U JP 3678284 U JP3678284 U JP 3678284U JP S6347433 Y2 JPS6347433 Y2 JP S6347433Y2
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JP
Japan
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tile
flux
backing material
inorganic fiber
welding
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JP1984036782U
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JPS60151691U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は立向大入熱片面溶接における裏当材に
関するものである。
(従来技術と問題点) 従来の片面溶接用裏当材(以下裏当材という)
には、フラツクスを固化成形したもの、無機繊維
をテープ状にしたもの、固化成形フラツクスに無
機繊維を配したものと、3種に大別できる。
ルート間隔の大きい立向大入熱溶接には無機繊
維のみでは適用は不可能であり、固形フラツクス
または固形フラツクスに無機繊維を配したものが
適用可能である。
固形フラツクスには、所望の形に固化成形した
もの(特公昭49〜677号公報)、開先裏面に接する
面を開放した金属ケースで囲まれたもの(特公昭
43〜16211号公報)、タイル状のものを連続に並べ
たもの(実公昭44〜5958号公報)がある。
また固形フラツクスに無機繊維を配したものに
は、熱収縮フイルムで包装したもの(実公昭50〜
11768号公報)、熱収縮フイルムと両面接着テープ
を併用したもの(実公昭50〜42841号公報)があ
る。
これらの裏当材を用いて立向大入熱溶接を行な
うとそれぞれ次の欠点を有していた。
まずフラツクスを固化成形した裏当材および金
属ケースに充填し固化成形した裏当材は、柔軟性
が乏しいため母材裏面への密接性が悪く、特に目
違いのある開先、あるいは曲面部への適用は難し
い。またこのタイプの裏当材は、融点を高くして
耐火度を上げ、見掛気孔率を低くして熱伝導性を
良くしてあるため裏当材は溶融せず、裏波ビード
の形状が裏当材の母材裏面への密接に大きく左右
される欠点があつた。
またタイル状の固形フラツクスを並べたもの
は、母材裏面への密接性は比較的良好であるが、
タイルとタイルとの継ぎ目の跡が裏波ビードに出
て、余盛形状の不均一なビードを形成する欠点が
あつた。
一方、固形フラツクスに無機繊維を配したもの
は、熱収縮フイルム、両面接着テープが開先付近
部で溶融し、溶接金属に流入し欠陥を生じ、また
開先から離れた部分でも熱せられた母材へ付着
し、除去するのに苦労するという欠点があつた。
(考案の目的) 本考案は、従来の裏当材が立向大入熱でもつ母
材裏面への密接性の不良、裏波ビードの不均一、
溶接内部欠陥、付着物の除去等の欠点を解消する
ことを目的としてなされたものである。
(考案の構成) 即ち、本考案は、 ア 開先裏面に接する面にスラグポケツトを有す
るタイル状固形フラツクスが2個以上連結され
ていること。
イ スラグポケツトを有する面に無機繊維層を有
すること。
ウ 連結されたタイル状固形フラツクス及び無機
繊維層は、アルミ箔の接着剤塗布面に貼付され
一体化されていること。
エ タイル状固形フラツクスと無機繊維をアルミ
箔のみで一体化する構造になつており、被溶接
材に接する面に貼着剤が露出しないこと。
以上のア)、イ)、ウ)、エ)、からなることを特
徴とする片面溶接用裏当材である。
以下、図面により本考案を詳細に説明する。
本考案裏当材を第1図、第2図、第3図、第4
図、第5図、第6図および第7図に示す。
第1図および第2図は連結したタイル状固形フ
ラツクス1にスラグポケツト4を有する面上を1
枚の無機繊維2で覆い、無機繊維両端部とタイル
状固形フラツクスをアルミ箔3の接着剤を塗布し
た面に貼付して一体化したものである。第3図、
第4図、第5図および第6図は無機繊維を第7図
に示す如く長さ方向の両端部をタイル状固形フラ
ツクス1のスラグポケツト4を有する面の裏側に
折り込み、アルミ箔3の接着剤を塗布した面に貼
付して一体化したものである。
このような裏当材を用いると第8図に示す如
く、まず無機繊維は柔軟性に富んでいるため母材
裏面によく密着し、溶接によつて裏面にまわる溶
融スラグまたは溶接アークにより溶融して前記溶
融スラグとゝもにスラグ層6を生成し、このスラ
グ層6がスラグポケツト4に接し、スラグポケツ
ト4は裏ビードの余盛とその均一化に有効な役目
をするものである。
無機繊維の厚さ、固形フラツクス1コの大き
さ、スラグポケツトの形状は溶接施工条件により
任意に決定できるが、通常の立向大入熱溶接にお
いては無機繊維の厚さは0.5〜2.0mmで、固形フラ
ツクスは幅40mm以上、厚さ5mm以上で、スラグポ
ケツトは幅10〜20mm、深さ1.0〜3.0mmの円形状が
望ましい。
また、本考案の裏当材において固形フラツクス
をタイル形状にしてテープ状アルミ箔に連続して
貼付して一体構造としたのは、こうすることによ
つて裏当材が長手方向およびねじれ方向に変形す
ることが可能になり、開先目違いの大きい部材、
曲り部材に対して十分適用できるようにするため
である。またアルミ箔を使用したのは、耐熱性に
極めて優れているばかりでなく柔軟性に富んでお
り、包囲材として十分大入熱溶接に適応できるた
めである。
また、本構造の裏当材は使用時に必要長さに応
じて自在に切断できる利点がある。
以下に本考案の効果を実施例により具体的に示
す。
実施例 1 厚さ25mmの軟鋼材5に開先角度60゜、ルート間
隔5mmのV開先を取り、第1図に示す裏面に1.0
mmのガラス繊維と幅10mm、深さ1.0mmの円形状の
スラグポケツトを有するタイル状固形フラツクス
からなる裏当材を用い、 溶接ワイヤ:外径1.2mmのソリツドワイヤ シールドガス:CO2 20l/分 電流:200A 電圧:22V 上進速度:2.5cm/分 入熱:106KJ/cm 以上の条件によるガスシールド立向1パス溶接
を行なつた結果、良好な余盛形状の裏波ビード
(溶接金属7)が得られた。
実施例 2 厚さ25mmの軟鋼材5に開先角度40゜、ルート間
隔7mmのV開先を取り、第3図に示す裏面に0.5
mmのガラス繊維と幅20mm、深さ3mmの円形状のス
ラグポケツトを有するタイル状固形フラツクスか
らなる裏当材を用い、 溶接ワイヤ:外径1.6mmのフラツクス入りワイ
ヤ シールドガス:CO2 25l/分 電流:400A 電圧:40V 上進速度:8cm/分 入熱:120KJ/cm 以上の条件によるエレクトロガスアーク溶接を
行なつた結果、作業性良好にして、余盛形状の良
好な裏波ビード(溶接金属7)が得られた。
以上述べたように、本考案の裏当材は立向大入
熱溶接を可能にしたもので、工業的価値は大きい
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図および第5図は本考案裏当材の
構成を示す断面図、第2図、第4図および第6図
はそれぞれの斜視図、第7図は側面図、第8図は
本考案裏当材を用いた溶接後の状態を示す説明図
である。 1は固形フラツクス、2は無機繊維、3はアル
ミ箔、4はスラグポケツト、5は母材(軟鋼材)、
6はスラグ層、7は溶接金属。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ア 開先裏面に接する面にスラグポケツトを有す
    るタイル状固形フラツクスが2個以上連結され
    ていること。 イ スラグポケツトを有する面に無機繊維層を有
    すること。 ウ 連結されたタイル状固形フラツクス及び無機
    繊維層は、アルミ箔の接着剤塗布面に貼付され
    一体化されていること。 エ タイル状固形フラツクスと無機繊維をアルミ
    箔のみで一体化する構造になつており、被溶接
    材に接する面に粘着剤が露出しないこと。 以上のア)、イ)、ウ)、エ)、からなることを特
    徴とする片面溶接用裏当材。
JP3678284U 1984-03-16 1984-03-16 片面溶接用裏当材 Granted JPS60151691U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3678284U JPS60151691U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 片面溶接用裏当材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3678284U JPS60151691U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 片面溶接用裏当材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60151691U JPS60151691U (ja) 1985-10-08
JPS6347433Y2 true JPS6347433Y2 (ja) 1988-12-07

Family

ID=30542285

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3678284U Granted JPS60151691U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 片面溶接用裏当材

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JP (1) JPS60151691U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57154399A (en) * 1981-03-20 1982-09-24 Kobe Steel Ltd Backing strip for one-side welding

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57154399A (en) * 1981-03-20 1982-09-24 Kobe Steel Ltd Backing strip for one-side welding

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60151691U (ja) 1985-10-08

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